JPH0634624Y2 - 内燃機関のクランク角センサ - Google Patents
内燃機関のクランク角センサInfo
- Publication number
- JPH0634624Y2 JPH0634624Y2 JP1988020436U JP2043688U JPH0634624Y2 JP H0634624 Y2 JPH0634624 Y2 JP H0634624Y2 JP 1988020436 U JP1988020436 U JP 1988020436U JP 2043688 U JP2043688 U JP 2043688U JP H0634624 Y2 JPH0634624 Y2 JP H0634624Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crank angle
- angle sensor
- internal combustion
- combustion engine
- shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は内燃機関の回転角を検出するクランク角センサ
に関する。
に関する。
（従来の技術） 従来、回転側検出体（ピックアップロータ）と固定側検
出体（ピックアップコイル）とにより内燃機関の回転角
を検出するクランク角センサは公知であり、その回転側
検出体はカムやカムプーリに取り付けていた（実開昭61
-198540号公報参照）。
出体（ピックアップコイル）とにより内燃機関の回転角
を検出するクランク角センサは公知であり、その回転側
検出体はカムやカムプーリに取り付けていた（実開昭61
-198540号公報参照）。
（考案が解決しようとする課題） 従来のクランク角センサの取付位置は、Ｖ型、直列型等
のエンジン形式及びエンジンのストローク、バルブの挟
み角等の仕様により略決まってしまい、選択の余地が少
ない。また、カム軸にセンサを取り付けた場合、バルブ
リフト等によるカム軸への負荷により、カム軸にねじれ
や振れ等が発生し、正確なクランク角の検出が困難であ
る為、検出信号及び制御因子（Oig.FI）にバラツキが発
生するという不具合がある。
のエンジン形式及びエンジンのストローク、バルブの挟
み角等の仕様により略決まってしまい、選択の余地が少
ない。また、カム軸にセンサを取り付けた場合、バルブ
リフト等によるカム軸への負荷により、カム軸にねじれ
や振れ等が発生し、正確なクランク角の検出が困難であ
る為、検出信号及び制御因子（Oig.FI）にバラツキが発
生するという不具合がある。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、回転側検出
体の取付位置の自由度が広いと共に、クランク角を正確
に検出できるようにしたクランク角センサを提供するこ
とを目的とする。
体の取付位置の自由度が広いと共に、クランク角を正確
に検出できるようにしたクランク角センサを提供するこ
とを目的とする。
（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するため本考案の内燃機関のクランク角
センサは、回転側検出体を第１の伝動部材によりクラン
ク軸と連動回転するカム軸とは別体の第２の伝動部材に
より前記クランク軸と連動回転するバランサ軸に取り付
けたものである。
センサは、回転側検出体を第１の伝動部材によりクラン
ク軸と連動回転するカム軸とは別体の第２の伝動部材に
より前記クランク軸と連動回転するバランサ軸に取り付
けたものである。
（作用） バランサ軸は基本的にエンジンの仕様による制約が少な
く、取付位置の自由度が広い為、クランク角センサの取
付位置を考慮したバランサ軸レイアウトが可能になり、
クランク角センサの取付位置の自由度が広がる。
く、取付位置の自由度が広い為、クランク角センサの取
付位置を考慮したバランサ軸レイアウトが可能になり、
クランク角センサの取付位置の自由度が広がる。
また、カム軸で発生したねじれ等は第１の伝動部材によ
り吸収されるため、第２の伝動部材により駆動されるバ
ランサ軸はカム軸で発生するようなバルブリフト等によ
るねじれや振れ等がなく、正確なクランク角の検出が可
能である。
り吸収されるため、第２の伝動部材により駆動されるバ
ランサ軸はカム軸で発生するようなバルブリフト等によ
るねじれや振れ等がなく、正確なクランク角の検出が可
能である。
（実施例） 以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明する。第１
図は本考案のクランク角センサを備えた内燃機関の一部
を切欠した側面図であり、同図中１は内燃機関で、その
クランク軸２の端部には第１及び第２クランク軸プーリ
３及び４が固定されている。第１クランク軸プーリ３の
回転は無端状の第１ベルト５を介して、一対のカム軸プ
ーリ6a,6b、ウォータポンプ駆動軸プーリ７に伝達され
るようになっている。第１クランク軸プーリ３とウォー
タポンプ駆動軸プーリ７との間には、第１ベルト５にテ
ンションを与える第１テンションプーリ８が配設されて
いる。
図は本考案のクランク角センサを備えた内燃機関の一部
を切欠した側面図であり、同図中１は内燃機関で、その
クランク軸２の端部には第１及び第２クランク軸プーリ
３及び４が固定されている。第１クランク軸プーリ３の
回転は無端状の第１ベルト５を介して、一対のカム軸プ
ーリ6a,6b、ウォータポンプ駆動軸プーリ７に伝達され
るようになっている。第１クランク軸プーリ３とウォー
タポンプ駆動軸プーリ７との間には、第１ベルト５にテ
ンションを与える第１テンションプーリ８が配設されて
いる。
また、第２クランク軸プーリ４の回転は無端状の第２ベ
ルト９を介して、バランサ（一次バランサ）軸10の端部
に固定したバランサ軸プーリ11及びオイルポンプ駆動軸
プーリ12に伝達されるようになっている。第２クランク
軸プーリ４とオイルポンプ駆動軸プーリ12との間には、
第２ベルト９にテンションを与える第２テンションプー
リ13が配設されている。
ルト９を介して、バランサ（一次バランサ）軸10の端部
に固定したバランサ軸プーリ11及びオイルポンプ駆動軸
プーリ12に伝達されるようになっている。第２クランク
軸プーリ４とオイルポンプ駆動軸プーリ12との間には、
第２ベルト９にテンションを与える第２テンションプー
リ13が配設されている。
バランサ軸10は、第２図に示すように軸方向所定位置に
被支持部10a,10bと、バランサウエイト10cとを有する公
知の構成で、その被支持部10a,10bが、シリンダブッロ
ク14内の支持壁14a,14bに、メタル軸受14cを介して回転
可能に支持されている。また、バランサ軸10のバランサ
軸プーリ11側の端部は、シリンダブロック14の外側に設
けたカバー壁15の嵌合孔16を回転可能に貫通してその外
方に延出しており、該延出端部には、第３図に示すよう
に公知の構造のクランク角センサ17の回転側検出体（ピ
ックアップロータ）18がボルト19により固定されてい
る。該回転側検出体18の周縁部近傍に位置してカバー壁
15の外側面には、クランク角センサ17の固定側検出体
（ピックアップコイル）20が固定されている。なお、第
２図中21は、カバー壁15の嵌合孔16に設けたオイルシー
ルである。
被支持部10a,10bと、バランサウエイト10cとを有する公
知の構成で、その被支持部10a,10bが、シリンダブッロ
ク14内の支持壁14a,14bに、メタル軸受14cを介して回転
可能に支持されている。また、バランサ軸10のバランサ
軸プーリ11側の端部は、シリンダブロック14の外側に設
けたカバー壁15の嵌合孔16を回転可能に貫通してその外
方に延出しており、該延出端部には、第３図に示すよう
に公知の構造のクランク角センサ17の回転側検出体（ピ
ックアップロータ）18がボルト19により固定されてい
る。該回転側検出体18の周縁部近傍に位置してカバー壁
15の外側面には、クランク角センサ17の固定側検出体
（ピックアップコイル）20が固定されている。なお、第
２図中21は、カバー壁15の嵌合孔16に設けたオイルシー
ルである。
しかして、内燃機関の運転によりクランク軸２が回転
し、これと一体に第１及び第２クランク軸プーリ３及び
４が回転する。第１クランク軸プーリ３の回転は第１ベ
ルト５を介して、カム軸プーリ6a,6b及ウォータポンプ
駆動軸プーリ７に伝達されて、カム軸及びウォータポン
プがそれぞれ回転駆動される。また、第２クランク軸プ
ーリ４の回転は第２ベルト９を介して、バランサ軸プー
リ11及びオイルポンプ駆動軸プーリ12に伝達され、バラ
ンサ軸10及びオイルポンプがそれぞれ回転駆動される。
該バランサ軸10とクランク軸２との回転比は１対１であ
り、バランサ軸10と一体にクランク角センサ17の回転側
検出体18が回転することにより、これと固定側検出体20
とによる、公知の作用にて内燃機関の回転角が電気的に
検出される。
し、これと一体に第１及び第２クランク軸プーリ３及び
４が回転する。第１クランク軸プーリ３の回転は第１ベ
ルト５を介して、カム軸プーリ6a,6b及ウォータポンプ
駆動軸プーリ７に伝達されて、カム軸及びウォータポン
プがそれぞれ回転駆動される。また、第２クランク軸プ
ーリ４の回転は第２ベルト９を介して、バランサ軸プー
リ11及びオイルポンプ駆動軸プーリ12に伝達され、バラ
ンサ軸10及びオイルポンプがそれぞれ回転駆動される。
該バランサ軸10とクランク軸２との回転比は１対１であ
り、バランサ軸10と一体にクランク角センサ17の回転側
検出体18が回転することにより、これと固定側検出体20
とによる、公知の作用にて内燃機関の回転角が電気的に
検出される。
なお、上記実施例において、クランク角センサ17は、ク
ランク角を電気的に検出する方式にしたものについて述
べたが、これに限られることなく、クランク角を光学的
に検出する方式のクランク角センサに対しても本考案は
適用し得るものである。
ランク角を電気的に検出する方式にしたものについて述
べたが、これに限られることなく、クランク角を光学的
に検出する方式のクランク角センサに対しても本考案は
適用し得るものである。
（考案の効果） 以上の如く本考案の内燃機関のクランク角センサによれ
ば、回転側検出体をカム軸とは別体に駆動されるバラン
サ軸に取り付けたから、クランク角センサの取付位置の
自由度が広くなると共に、カム軸のねじれ等によるクラ
ンク角の検出精度が損なわれず、クランク角を正確に検
出できる等の効果を奏する。
ば、回転側検出体をカム軸とは別体に駆動されるバラン
サ軸に取り付けたから、クランク角センサの取付位置の
自由度が広くなると共に、カム軸のねじれ等によるクラ
ンク角の検出精度が損なわれず、クランク角を正確に検
出できる等の効果を奏する。
図面は本考案の一実施例を示し、第１図は本考案のクラ
ンク角センサを備えた内燃機関の一部を切欠した側面
図、第２図は第１図のII−II線に沿う断面図、第３図は
第２図の一部を切欠したIII−III線矢視図である。 １……内燃機関、２……クランク軸、10……バランサ
軸、17……クランク角センサ、18……回転側検出体、20
……固定側検出体。
ンク角センサを備えた内燃機関の一部を切欠した側面
図、第２図は第１図のII−II線に沿う断面図、第３図は
第２図の一部を切欠したIII−III線矢視図である。 １……内燃機関、２……クランク軸、10……バランサ
軸、17……クランク角センサ、18……回転側検出体、20
……固定側検出体。
Claims (1)
- 【請求項１】回転側検出体と固定側検出体とにより内燃
機関の回転角を検出する内燃機関のクランク角センサに
おいて、前記回転側検出体を、第１の伝動部材によりク
ランク軸と連動回転するカム軸とは別体の第２の伝動部
材により前記クランク軸と連動回転するバランサ軸に取
り付けたことを特徴とする内燃機関のクランク角セン
サ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988020436U JPH0634624Y2 (ja) | 1988-02-17 | 1988-02-17 | 内燃機関のクランク角センサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988020436U JPH0634624Y2 (ja) | 1988-02-17 | 1988-02-17 | 内燃機関のクランク角センサ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01124375U JPH01124375U (ja) | 1989-08-24 |
| JPH0634624Y2 true JPH0634624Y2 (ja) | 1994-09-07 |
Family
ID=31236801
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988020436U Expired - Lifetime JPH0634624Y2 (ja) | 1988-02-17 | 1988-02-17 | 内燃機関のクランク角センサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0634624Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5159129A (en) * | 1974-11-18 | 1976-05-24 | Mitsubishi Motors Corp | Jidoshaenjinno deisutoribyuutakudokiko |
| JPS60116077U (ja) * | 1984-01-13 | 1985-08-06 | スズキ株式会社 | 点火装置 |
-
1988
- 1988-02-17 JP JP1988020436U patent/JPH0634624Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01124375U (ja) | 1989-08-24 |
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