JPH06346232A - スパッタリング用ターゲットおよびその製造方法 - Google Patents

スパッタリング用ターゲットおよびその製造方法

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JPH06346232A
JPH06346232A JP16651393A JP16651393A JPH06346232A JP H06346232 A JPH06346232 A JP H06346232A JP 16651393 A JP16651393 A JP 16651393A JP 16651393 A JP16651393 A JP 16651393A JP H06346232 A JPH06346232 A JP H06346232A
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powder
thermal expansion
target
undercoat
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JP16651393A
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Otojiro Kida
音次郎 木田
Akira Mitsui
彰 光井
Yoko Suzuki
陽子 鈴木
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Asahi Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】金属基体上に、高融点物質と低融点金属との混
合造粒粉末を、プラズマ溶射することにより形成するこ
とを特徴とするスパッタリング用ターゲット。 【効果】均質で高密度で熱ショックにも強い複合系ター
ゲットであり、従来のような成形、加工、接合工程なし
に容易に短時間にスパッタリング用ターゲットの任意の
形状、構造に対応できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スパッタリング用ター
ゲットおよびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、スパッタリング法を用いた薄膜の
作製が盛んになっている。その薄膜の高性能化や高付加
価値化のため、ターゲットに対して2つ以上の成分から
なる複合系ターゲットが求められている。従来、ターゲ
ットを作製する方法として、溶融法、ホットプレス法、
常圧焼結法などが用いられている。しかしながら、高融
点金属やセラミックスのような融点の高い物質と、低融
点金属との複合系ターゲットを作製しようとすると、上
記従来の方法では、密度差による分離、融点の違いによ
る組成変化、低融点金属の融解による低融点金属物質の
流出などの問題のため、均一で高密度のターゲットが作
製できなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、これら
の要求に対して特願平3−115463にて、新しい加
圧成形による方法を提案した。しかしながら、最近で
は、要求されるターゲットも円筒形状のものや、ターゲ
ットの厚みを部分的に変化させたような高効率のターゲ
ットが必要とされている。前記の特願平3−11546
3の方法では、高融点物質と低融点金属との混合粉末を
加圧成形してターゲットを得る方法であるため、種々の
形状、複雑な構造のターゲットの製作は困難であり、ま
た、原料混合、加圧成形、加工、ボンディングと長い工
程を通って製作されるので、大がかりな装置治具が必要
である。このため、任意の形状・構造に対応できるター
ゲットの製法が強く求められている。
【0004】本発明は、従来技術が有していた種々の問
題点を解決しようとするものであり、製作面や使用面か
らも自由度の高い高密度で有用なスパッタリング用ター
ゲットおよびその製造方法を提供することを目的するも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、金属基体上
に、高融点物質と低融点金属との混合造粒粉末を、プラ
ズマ溶射することにより形成することを特徴とするスパ
ッタリング用ターゲットを提供するものである。
【0006】また本発明は、金属基体上にアンダコート
を形成し、次いで、高融点物質と低融点金属との混合造
粒粉末を非酸化雰囲気下の高温ガス中で半溶融状態にし
つつ、このガスにより該アンダコート上に輸送して被膜
を形成して製造することを特徴とするスパッタリング用
ターゲットの製造方法を提供するものである。
【0007】本発明は、基本的に高融点物質と低融点金
属の混合造粒粉末を、プラズマ溶射装置を用いて、半溶
融状態にし、金属基体上に付着せしめ、直接スパッタリ
ング用ターゲットとなるターゲット層を形成するもので
ある。これによって成形する工程、種々の形状や複雑な
構造に加工する工程、ボンディング工程を必要としな
い。
【0008】溶射粉末としては、一般に入手できるもの
を用いることができ、また、特に容易に入手できない複
雑な化合物の場合には、化学的合成あるいは固相反応を
利用して作製する。この粉末を粉砕または造粒して、さ
らに分級して溶射に適当な流動しやすい粒径に揃えるこ
とで利用できる。
【0009】本発明における高融点物質としては、融点
が900℃以上の物質が挙げられ、具体的には、Zr、
Ti、Ta、Hf、Mo、W、Nb、La、Si、N
i、およびCrからなる群から選ばれる少なくとも1種
の高融点金属や、あるいはその酸化物、炭化物、窒化
物、硼化物、珪化物などのうち融点が900℃以上のも
のが挙げられる。また、本発明における低融点金属とし
ては、融点が700℃以下の金属が挙げられ、代表的な
ものとして、In、Sn、Zn、およびAl(順に、融
点156℃、232℃、420℃、660℃)からなる
群から選ばれる少なくとも1種などが挙げられる。
【0010】本発明で用いる高融点物質と低融点金属の
混合造粒粉末は、次の方法で作製することができる。例
えば、高融点物質として、Zr、Ti、Ta、Hf、M
o、W、Nb、La、Si、Ni、Cr等の炭化物、窒
化物、硼化物、珪化物などの非酸化物を得る場合には、
必要に応じて、酸化物を還元するためのカーボン粉末や
23 、SiO2 等の粉末を混合したものを化学的合
成、あるいは固相反応を利用した高温雰囲気炉中で熱処
理することにより、塊状の単一系あるいは複合系の粉末
が得られる。
【0011】この粉末を粉砕して、10μm以下の粒度
とする。この粉末に10μm以下の粒度の低融点金属粉
末を均一に混合する。その後、エタノール等の有機溶媒
を用いて、スプレイドライヤーにて20〜100μm程
度の粒径に揃えることにより溶射に適した粉末を得る。
100μmより大きいと高温プラズマガス中で半溶融状
態にしにくく、また、20μmより小さいと、溶射時
に、高温プラズマガス中に分散してしまい、金属基体上
に付着しにくくなる。
【0012】金属基体としては、ステンレスや銅など種
々の金属の平板あるいは、円筒状の形状のものが使用で
きる。ターゲット材料となる高融点物質と低融点金属と
の混合造粒粉末のプラズマ溶射に先だって、密着性向上
のため、その金属基体の表面をAl23 やSiCの砥
粒を用いてサンドブラストするなどして、基体表面を荒
しておくことが好ましい。あるいはまた、これらの金属
基体の表面をV溝状やネジ状に加工した後、Al23
やSiC砥粒を用いて、サンドブラストにより定着性を
向上させることも好ましい。
【0013】また、本発明においては、前記金属基体
と、高融点物質と低融点金属との混合造粒粉末をプラズ
マ溶射することにより金属基体上に形成される被膜との
間にアンダコートを有することができる。
【0014】金属基体表面を荒した後に、アンダコート
層を形成することにより、溶射するターゲット材料と金
属基体との熱膨脹差を緩和し、また機械的、熱的な衝撃
による剥離にも耐えるよう密着力を高めるためことがで
きる。
【0015】かかるアンドコートとしては、金属基体と
ターゲットとなる材料との中間の熱膨脹係数を有する金
属または合金からなる層(以下A層という)およびター
ゲットとなる材料に近い熱膨張係数を有する金属または
合金からなる層(以下B層という)からなる群から選ば
れる少なくとも1層を形成するのが好ましい。特に両方
の層を形成し、金属基体/A層/B層/ターゲット材料
被膜層という構成とするのが最適である。
【0016】アンダコート層がA層あるいはB層だけで
あっても、金属や合金は弾性が高く脆さが小さいので、
ターゲットとなる被膜層の金属基体への密着力を高める
ことができる。B層の熱膨脹係数は、ターゲットとなる
被膜層の熱膨脹係数±2×10-6/℃の範囲内であるこ
とが最適である。
【0017】アンダコートの材料としては、Mo、T
i、Ni、Nb、Ta、W、Ni−Al、Ni−Cr、
Ni−Cr−Al、Ni−Cr−Al−Y、Ni−Co
−Cr−Al−Yなどの導電性粉末を用いることができ
る。アンダコートの膜厚は、それぞれ30〜100μm
程度が好ましい。
【0018】前述の高融点物質と低融点金属との混合造
粒粉末を、高温プラズマガス中、好ましくはAr、Ar
+H2 、N2 などの非酸化雰囲気下での高温プラズマガ
ス中で、半溶融状態にしつつこのガスにより上記アンダ
コート上に輸送して付着させ、スパッタすべきターゲッ
トとなる被膜層を形成する。特にこれは、高温プラズマ
ガス中、好ましくは非酸化雰囲気下での高温プラズマ中
で行うプラズマ溶射法により形成するのが好ましい。上
記アンダコートを挿入することにより、膜厚が2〜5m
m以上の安定なターゲット被膜層を形成することができ
る。
【0019】また前述のアンダコートを形成する際も、
高温プラズマガス中、好ましくは非酸化雰囲気下での高
温プラズマ中においてプラズマ溶射法により形成するの
が好ましい。ターゲットとなる被膜層を非酸化雰囲気下
での高温ガス中で、半溶融状態にしつつアンダコート上
に付着させて、ターゲット被膜層を形成する場合には、
ターゲット被膜層形成中のターゲット粉末の酸化が少な
く、化学組成、鉱物組成の変動も少なく均質で高密度
な、ターゲット被膜層を形成することができる。
【0020】
【作用】このようにして作製したスパッタリング用ター
ゲットは、ターゲット物質からターゲット金属基体、さ
らにはカソード電極への熱伝導もよく、また強固にター
ゲット金属基体上に密着しているので、成膜速度を上げ
るための高いスパッタパワーをかけた場合でも、冷却が
十分に行われ、急激な熱ショックによるターゲット層の
剥離、割れもなく、単位面積当りに大きな電力を投入す
ることが可能である。
【0021】またターゲット被膜層の侵食ゾーンが薄く
なっても、これらの薄くなった部分に、同じ物質のター
ゲット被膜層を溶射することにより、元の状態に容易に
再生することもできる。さらにターゲット層の厚みに場
所による分布をもたせることも容易に可能であり、それ
によってターゲット表面での磁界の強さや温度分布をも
たせて生成する薄膜の厚み分布をコントロールすること
もできる。さらに、本発明のスパッタリング用ターゲッ
トは、マグネトロンスパッタにてDC、RFの両者のス
パッタリング装置を用いることが可能であり、高速成
膜、ターゲット使用効率も大であり、安定して成膜でき
る。
【0022】
【実施例】
実施例1 高融点物質として、Si粉末(平均粒径2μm、平均粒
径とは累積頻度分布が50%となる粒径のことをいう。
以下同じ)と、低融点金属としてSn粉末(平均粒径2
μm)を、50vol%(全量5kg)となるように、
エタノールを媒体にしてポットミルで湿式混合し、これ
を防曝式スプレイドライヤーを用いて造粒し、20〜1
00μmの粒径のSi−Sn粉末を得た。
【0023】内径50.5mmφ×外径67.5mmφ
×長さ406mmの銅製円筒状ターゲットホルダーを旋
盤に取付け、その外表面をAl23 砥粒を用いてサン
ドブラストにより表面を荒し粗面の状態にした。次にア
ンダコートとして、Ni−Al(8:2)の合金粉末
を、非酸化雰囲気下でプラズマ溶射(メコト溶射機を使
用)し、膜厚50μmの被膜を施した。この非酸化雰囲
気下のプラズマ溶射は、溶射ガンと円筒状ターゲットホ
ルダーを金属製のシールドボックスにより囲い、その中
にArガスをスパイラル状にフローさせた雰囲気下で行
った。プラズマガスにはAr−H2 ガスを用い、毎分4
2.5リットルの流量とし、また、700A、35kV
のパワーで印加を行い、10000〜20000℃のA
r−H2 ガスプラズマにより、Ni−Al(8:2、重
量比)の合金粉末を瞬時的に加熱し、ガスと共にターゲ
ットホルダーに輸送し、そこで凝集させて行った。ター
ゲットホルダーを旋盤にて回転させながらプラズマ溶射
ガンを左右に動かす操作を何度も繰返してアンダコート
を形成した。
【0024】次に、上述のSi−Sn粉末を用いて、同
様のプラズマ溶射法によって最終厚み3mmのSi−S
nで被覆した回転カソードターゲットを得た。このター
ゲット層の相対密度は93%となっていた。また、ター
ゲット層中のO2 含有量は0.8wt%であった。
【0025】このようにして得られたSi−Sn系の回
転カソードターゲットをマグネトロンスパッタ装置に装
填し、ガラス基板上にSi−Sn複合酸化物薄膜を作成
した。形成条件は、Ar+O2 の混合雰囲気中で1×1
-3〜1×10-2Torr程度の真空中でスパッタし、
1000Åの透明な非晶質酸化物膜を得た。この非晶質
膜の化学組成Si/Sn比は、ターゲット層の化学組成
Si/Sn比と同一であった。スパッター中は異常放電
もなく、ターゲットの破損も認められなかった。
【0026】実施例2 高融点物質としてCr粉末(平均粒径2μm)と低融点
金属としてAl粉末(平均粒径2μm)を70vol%
となるようにエタノールを媒体として、ポットミルで湿
式混合し、これを防曝式スプレイドライヤーを用いて造
粒し、20〜100μmの粒径のCr−Al粉末を得
た。
【0027】以下実施例1と同様にして、プラズマ溶射
し、回転カソードターゲットを得た。このCr−Al系
のターゲット層の相対密度は91.5%で、O2 含有量
は1.0wt%であった。そしてこの回転ターゲットを
用い、スパッタ装置で成膜した。その結果、1000Å
の厚さのCr−Al複合酸化物薄膜を得た。この薄膜の
化学組成Cr/Al比は、ターゲット層の化学組成Cr
/Al比と同一組成であり、異常放電もなく、安定して
成膜でき、パワーアップしても何ら破損は認められなか
った。
【0028】実施例3 高融点物質としてSi粉末(平均粒径2μm)と低融点
金属としてZn粉末(平均粒径2μm)を5vol%と
なるようにエタノールを媒体としポットミルで湿式混合
し、これを防曝式スプレイドライヤーを用いて造粒し2
0〜100μmの粒径のSi−Zn粉末を得た。
【0029】ターゲットホルダーとして直径6インチの
プレーナーターゲットホルダーを用い実施例1と同様に
してプラズマ溶射して5mm厚みのSi−Zn系被膜を
得た。ただし、アンダコートとして第1層には、Ni−
Al(8:2)の合金粉末と第2層のアンダコートとし
てMo金属粉末をそれぞれ50μm厚みの被膜を施し
た。このターゲット層の相対密度は90%でO2 含有量
は0.9wt%であった。
【0030】そして実施例1と同様にして、マグネトロ
ンスパッタ装置で成膜し、1000ÅのSi−Znの複
合酸化物薄膜を得た。この薄膜の化学組成はターゲット
層の化学組成と同一であった。スパッタ中はアーキング
も発生せず安定して成膜でき、パワーアップしても何ら
破損や剥離は認められなかった。
【0031】
【発明の効果】本発明による高融点物質と低融点金属と
からなるスパッタリング用ターゲットは、均質で高密度
で熱ショックにも強い複合系ターゲットであり、従来の
ような成形加工、接合などの製造設備を必要とせず成
形、加工、接合工程なしに容易に短時間にスパッタリン
グ用ターゲットの任意の形状、構造に対応できる。本発
明のスパッタリング用ターゲットを用いることにより、
非反応性、または反応性スパッタリングにより合金薄
膜、複合酸化物、複合窒化物や複合炭化物などの複合系
薄膜を容易に成膜できる。
【0032】また、本発明のスパッタリングターゲット
は、使用後、消費した部分に、同組成の新しいターゲッ
ト物質の溶射粉末を溶射することによりターゲットを再
生することができ、経済的にも有用である。本発明のス
パッタリングターゲットを用いれば、スパッタ時の冷却
効率も高く、スパッタパワーを高くしてもターゲットの
亀裂や破損がないため、低温で安定して高速成膜が可能
となり、建築用や自動車用の大面積ガラス等の生産性が
著しく向上し、ターゲット使用効率も高くなるなど工業
的価値は多大である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属基体上に、高融点物質と低融点金属と
    の混合造粒粉末を、プラズマ溶射することにより形成す
    ることを特徴とするスパッタリング用ターゲット。
  2. 【請求項2】前記高融点物質が、Zr、Ti、Ta、H
    f、Mo、W、Nb、La、Si、Ni、およびCrか
    らなる群から選ばれる少なくとも1種、あるいはその酸
    化物、炭化物、窒化物、硼化物、珪化物であり、かつ、
    前記低融点金属が、In、Sn、Zn、およびAlから
    なる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴と
    する請求項1記載のスパッタリング用ターゲット。
  3. 【請求項3】前記金属基体と、高融点物質と低融点金属
    との混合造粒粉末をプラズマ溶射することにより金属基
    体上に形成される被膜との間にアンダコートを有するこ
    とを特徴とする請求項1または2記載のスパッタリング
    用ターゲット。
  4. 【請求項4】前記アンダコートが、前記金属基体の熱膨
    張係数と、前記高融点物質と低融点金属との混合物の熱
    膨張係数との中間の熱膨張係数を有する層、および該混
    合物に近似した熱膨張係数を有する層からなる群から選
    ばれる少なくとも1層であることを特徴とする請求項1
    〜3いずれか1項記載のスパッタリング用ターゲット。
  5. 【請求項5】金属基体上にアンダコートを形成し、次い
    で、高融点物質と低融点金属との混合造粒粉末を非酸化
    雰囲気下の高温ガス中で半溶融状態にしつつ、このガス
    により該アンダコート上に輸送して被膜を形成して製造
    することを特徴とするスパッタリング用ターゲットの製
    造方法。
  6. 【請求項6】前記高融点物質が、Zr、Ti、Ta、H
    f、Mo、W、NP、La、Si、Ni、およびCrか
    らなる群から選ばれる少なくとも1種、あるいはその酸
    化物、炭化物、窒化物、硼化物、珪化物であり、かつ、
    前記低融点金属が、In、Sn、Zn、およびAlから
    なる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴と
    する請求項5記載のスパッタリング用ターゲットの製造
    方法。
  7. 【請求項7】前記アンダコートが、前記金属基体の熱膨
    張係数と、前記高融点物質と低融点金属との混合物の熱
    膨張係数との中間の熱膨張係数を有する層、および該混
    合物に近似した熱膨張係数を有する層からなる群から選
    ばれる少なくとも1層であることを特徴とする請求項5
    または6記載のスパッタリング用ターゲットの製造方
    法。
  8. 【請求項8】前記アンダコートが、プラズマ溶射法によ
    り形成されることを特徴とする請求項5〜7いずれか1
    項記載のスパッタリング用ターゲットの製造方法。
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