JPH0634555B2 - ハウリング抑圧装置 - Google Patents

ハウリング抑圧装置

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JPH0634555B2
JPH0634555B2 JP14292486A JP14292486A JPH0634555B2 JP H0634555 B2 JPH0634555 B2 JP H0634555B2 JP 14292486 A JP14292486 A JP 14292486A JP 14292486 A JP14292486 A JP 14292486A JP H0634555 B2 JPH0634555 B2 JP H0634555B2
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JP
Japan
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gain
howling
amplifier
band
signal
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JP14292486A
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茂 細井
文彦 松村
理恵子 小林
忠由 牧野
好男 佐藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、マイクロホン,増幅器,スピーカで構成され
た拡声システム、あるいは遠隔地間会議システムにおけ
る拡声系内のハウリングを抑圧することができるハウリ
ング抑圧装置に関する。
(従来の技術) 第2図は従来のハウリング抑圧装置の構成を示してい
る。第2図において、8はマイクロホン、9は増幅器、
10はバンドパスフイルタであり、マイクロホン8から入
力された信号は、増幅器9により増幅された後、バンド
パスフイルタ10により帯域分割され、それぞれの帯域に
おいて、可変利得増幅器11により利得が調整できる。ま
た、スピーカ12の入力側にはホワイトノイズ発生器13が
スイッチ14を介して接続されている。
次に上記従来例の動作について説明する。拡声系に音声
信号を入力する以前に、スイッチ14を閉じることによ
り、あらかじめ拡声系内ホワイトノイズ発生器15からホ
ワイトノイズを入力する。ハウリングを生じさせずに増
幅器9の利得を上げるために、拡声系の同周波数特性が
平坦になるように、各帯域において可変利得増幅器11の
利得を調整する。この調整の後では、増幅器9において
最大の利得を得ることができる。その後スイッチ14を開
き、マイクロホン8から音声を入力し、スピーカ12から
出力する拡声系として用いる。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来のハウリング抑制装置では、あ
らかじめホワイトノイズ発生器を用いて、各信号帯域の
利得の設定を行わなければならないために、マイクロホ
ン8、スピーカ12の設定装置により、その都度その状態
における利得を設定しなおさなければならない、という
問題点があった。
また、上記従来のハウリング抑制装置では、拡声動作中
に何等かの原因で反響路の伝達特性が変化した場合、実
際の反響信号と動作前に設定した凝似反響信号の誤差が
大きくなり、ハウリング抑圧効果が小さくなるという問
題があった。
更に、上記従来のハウリング抑圧装置では、拡声動作中
に、利得調整を行うことは、拡声系の周波数特性が変わ
るので困難であるという問題があった。
本発明は、このような従来の問題を解決するものであ
り、マイクロホンとスピーカとの配置の変更の有無にか
かわらず、あらかじめホワイトノイズ発生器を用いて、
各信号帯域の利得設定を行うことなしに、逐次利得を調
整できる優れたハウリング抑圧装置を提供することを目
的とするものである。
また、本発明は、拡声動作中に拡声系の伝達特性が変化
しても、自動的に利得を調整できる優れたハウリング抑
圧装置を提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上記目的を達成するために、バンドパスフイ
ルタにより帯域分割された拡声系内に、自己相関の値を
計算するハウリング検出機能を設け、この検出信号によ
って各帯域の利得を逐次調整できるようにしたものであ
る。
そのために、本発明のハウリング抑圧装置は、マイクロ
ホンからの音声信号を増幅する増幅器と、この増幅器の
出力を帯域分割す複数個のバンドパスフイルタと、これ
らの各バンドパスフイルタに接続された可変利得増幅器
と、これらの各出力を加算する手段と、加算された信号
で動作するスピーカとから構成される拡声系において、
上記各バンドパスフイルタによって帯域制限された入力
信号の自己相関の値を求める機能を有する計算手段と、
この自己相関の値により可変利得増幅器の利得を逐次制
御する機能を有する利得調整手段とを有している。
(作用) したがって、本発明によれば、狭い帯域内でハウリング
を起こすだけのエネルギーレベルを持続するかどうかを
自己相関計算器の演算によって判断しているので、マイ
クロホンとスピーカとの配置の変更の有無にかかわら
ず、あらかじめホワイトノイズ発生器を用いて、各信号
帯域の利得設定を行うことなしに、逐次利得を調整する
ことができるため、ハウリングを簡単に抑圧することが
できるという効果を有する。
また、本発明は、上記自己相関計算器の演算結果によっ
て利得調整器を働かして可変利得増幅器の利得を自動的
に調整しているので、拡声動作中に拡声系の伝達特性が
変化しても、ハウリングを抑圧することができるとう効
果を有する。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例を示している。第1図におい
て、1はマイクロホンであり、音声信号は、増幅器2に
入力された後、バンドパスフイルタ3により帯域分割さ
れる。帯域分割された信号は、可変利得増幅器4に入力
されるとともに、自己相関の値を計算するため、自己相
関計算器6に入力される。7は利得調整器であり、可変
利得増幅器4の利得を自己相関計算器6の結果に従って
自動的に調整する。各帯域からの可変利得増幅器4の出
力は、合成され、スピーカ5に入力される。
次に上記実施例の動作について説明する。マイクロホン
1に入力された音声信号は、バンドパスフイルタ3の特
性によって決定される帯域に制限される。一般に音声信
号は過渡的であり、定常性を示さないが、ハウリングが
生じる周波数帯域においては、その比較的狭い周波数帯
域において周期性を持った一様なエネルギーの高い出力
信号が持続し、定常性を示す。この定常性を検知する手
段として自己相関計算器6において自己相関の値を計算
する。中心周波数がであるバンドパスフイルタによ
って帯域制限された信号において、 時間t0〜t1における信号s0 と 時間t0+nτ〜t1+nτにおける信号s 但し n=1,2…… なる信号s0,sの相関値Rnτを求める。ここで、ハウリ
ングを起こすだけのエネルギーがあるかどうかを判断す
るしき値ρを設け、 Rnτ>ρ (3.2) なる条件が、nを順次増加した時に、連続して成立する
場合に周期性を持った定常性があると判断でき、この状
態においてハウリングが生じていることが検出できるの
で、この検出信号で利得調整器7により、可変利得増幅
器4の利得を減少させる。一般(3.2)式が成立しな
い場合には、ハウリングを生じる状態まで利得の余裕が
あると判断され、 Rnτ=ρ (3.3) なる状態まで利得を増加させる。
このように、上記実施例によれば、利得調整器7の出力
により、可変利得増幅器4の利得を逐次制御できる。ま
た、この実施例においてバンドパスフイルタ3の数を多
くすることにより、拡声系およびマイクロホンスピーカ
の位置等から定まるハウリングを生ずる周波数帯域の特
性を平坦にすることができ、ハウリングを抑圧するとい
う利点を有する。
(発明の効果) 本発明は、上記実施例より明らかなように、あらかじめ
ホワイトノイズ発生器を使用して、各信号帯域の利得設
定を行うことなしに、ハウリングが生じない範囲で逐次
利得を調整できるので、簡単にハウリングを抑圧するこ
とができる。
また、本発明は、反影響の伝達特性が何等かの原因で変
化した場合にも、拡声動作中に特別の操作を行うことな
しにハウリングを抑圧することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例におけるハウリング抑圧装
置のブロック図、第2図は、従来のハウリング抑圧装置
のブロック図である。 1…マイクロホン、2…増幅器、3…バンドパスフイル
タ、4…可変利得増幅器、5…スピーカ、6…自己相関
計算器、7…利得調整器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧野 忠由 神奈川県横浜市港北区綱島東4丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (72)発明者 佐藤 好男 神奈川県横浜市港北区綱島東4丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−126998(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マイクロホンからの音声信号を増幅する増
    幅器と、この増幅器の出力を帯域分割する複数個のバン
    ドパスフィルタと、これらの各バンドパスフィルタに接
    続された可変利得増幅器と、これらの各出力信号を加算
    する手段と、加算された信号で動作するスピーカとから
    構成される拡声系において、上記各バンドパスフィルタ
    によって帯域制限された入力信号の自己相関の値を求め
    る機能を有する計算手段と、この自己相関の値により可
    変利得増幅器の利得を逐次制御する機能とを有する利得
    調整手段とを有することを特徴とするハウリング抑圧装
    置。
JP14292486A 1986-06-20 1986-06-20 ハウリング抑圧装置 Expired - Lifetime JPH0634555B2 (ja)

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JPS631296A JPS631296A (ja) 1988-01-06
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