JPH06345558A - Ａｌｃパネル及びその製造方法 - Google Patents
Ａｌｃパネル及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH06345558A JPH06345558A JP15810293A JP15810293A JPH06345558A JP H06345558 A JPH06345558 A JP H06345558A JP 15810293 A JP15810293 A JP 15810293A JP 15810293 A JP15810293 A JP 15810293A JP H06345558 A JPH06345558 A JP H06345558A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slurry
- raw material
- autoclave
- semi
- alc panel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B41/00—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
- C04B41/009—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone characterised by the material treated
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B41/00—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
- C04B41/45—Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements
- C04B41/50—Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements with inorganic materials
- C04B41/5076—Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements with inorganic materials with masses bonded by inorganic cements
- C04B41/5088—Cementitious compositions of the silica-lime type
Abstract
(57)【要約】
【目的】 表面粗さが小さく塗装やタイル貼着等の表面
仕上げ加工が容易なＡＬＣパネルとその製造方法を提供
すること。 【構成】 ＡＬＣパネルの少なくとも一面の表面粗さの
Ｒｍａｘが３００μｍ以下としたものであり、その製造
方法は珪石や珪砂等の珪酸質原料と生石灰やセメント等
の石灰質原料の微粉末を主原料とし、水を加えて混練し
たスラリーにアルミニウム微粉末等の発泡剤を添加して
型枠に注入し、所定時間軽過後に半可塑性状態に固化し
たら型枠を外して所定寸法に切削したり切断した半可塑
性体の表面に、粒子径が１５０μｍ以下でオートクレー
ブ養生により珪酸カルシウム化合物を生成するスラリー
を塗布してからオートクレーブで水蒸気養生する。
仕上げ加工が容易なＡＬＣパネルとその製造方法を提供
すること。 【構成】 ＡＬＣパネルの少なくとも一面の表面粗さの
Ｒｍａｘが３００μｍ以下としたものであり、その製造
方法は珪石や珪砂等の珪酸質原料と生石灰やセメント等
の石灰質原料の微粉末を主原料とし、水を加えて混練し
たスラリーにアルミニウム微粉末等の発泡剤を添加して
型枠に注入し、所定時間軽過後に半可塑性状態に固化し
たら型枠を外して所定寸法に切削したり切断した半可塑
性体の表面に、粒子径が１５０μｍ以下でオートクレー
ブ養生により珪酸カルシウム化合物を生成するスラリー
を塗布してからオートクレーブで水蒸気養生する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は表面粗さが小さく塗装
等の表面仕上げ加工が容易なＡＬＣパネル及びその製造
方法に関するものである。
等の表面仕上げ加工が容易なＡＬＣパネル及びその製造
方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ＡＬＣパネルを製造する場合には一般に
珪石や珪砂等の珪酸質原料と生石灰やセメント等の石灰
質原料の微粉末を主原料とし、水を加えて混練したスラ
リーにアルミニウム微粉末等の発泡剤を添加して、鉄筋
をセットした型枠に注入する。そして所定時間軽過後に
半可塑性状態に固化したら型枠を外して外面を所定寸法
に切削し、鋼線等で所望厚さに切断する。それからこの
半可塑性体をオートクレーブに装入して、高温高圧で水
蒸気養生したものを、必要に応じて表面や小口面を切削
加工して製品としている。
珪石や珪砂等の珪酸質原料と生石灰やセメント等の石灰
質原料の微粉末を主原料とし、水を加えて混練したスラ
リーにアルミニウム微粉末等の発泡剤を添加して、鉄筋
をセットした型枠に注入する。そして所定時間軽過後に
半可塑性状態に固化したら型枠を外して外面を所定寸法
に切削し、鋼線等で所望厚さに切断する。それからこの
半可塑性体をオートクレーブに装入して、高温高圧で水
蒸気養生したものを、必要に応じて表面や小口面を切削
加工して製品としている。
【０００３】前記のようにして製造されたＡＬＣパネル
は、表面に気泡の切断面が露出していたり、ピアノ線の
切断跡のため例えば表面粗さ測定器（小坂研究所製ＳＥ
−４０Ｃ）で測定した表面粗さの最大高さ（基準長さに
対応する抜き取り部分の最大高さ）Ｒｍａｘは４５０〜
５５０μｍと粗くなる。そのためパネル面に塗装する場
合には通常ポリマーセメント系フィラーを塗布してから
研磨し、更にアクリルシリカ系フィラーを塗布してから
研磨し、その上にエポキシ系サーフェイサーを塗布して
仕上げ研磨する工程を経てから塗料を塗装する必要があ
り手数がかかるばかりでなく工期が長くなる問題があっ
た。また、前記のＡＬＣパネルにタイルを貼る場合にも
一旦表面にポリマーセメント系フィラーを塗布してから
接着剤を塗布し、タイルを貼る必要があるので手数と工
期がかかる問題があった。
は、表面に気泡の切断面が露出していたり、ピアノ線の
切断跡のため例えば表面粗さ測定器（小坂研究所製ＳＥ
−４０Ｃ）で測定した表面粗さの最大高さ（基準長さに
対応する抜き取り部分の最大高さ）Ｒｍａｘは４５０〜
５５０μｍと粗くなる。そのためパネル面に塗装する場
合には通常ポリマーセメント系フィラーを塗布してから
研磨し、更にアクリルシリカ系フィラーを塗布してから
研磨し、その上にエポキシ系サーフェイサーを塗布して
仕上げ研磨する工程を経てから塗料を塗装する必要があ
り手数がかかるばかりでなく工期が長くなる問題があっ
た。また、前記のＡＬＣパネルにタイルを貼る場合にも
一旦表面にポリマーセメント系フィラーを塗布してから
接着剤を塗布し、タイルを貼る必要があるので手数と工
期がかかる問題があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この発明は表面粗さが
小さく塗装やタイル貼着等の表面仕上げ加工が容易なＡ
ＬＣパネルとその製造方法を提供するものである。
小さく塗装やタイル貼着等の表面仕上げ加工が容易なＡ
ＬＣパネルとその製造方法を提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明のＡＬＣパネルは
少なくとも一面の表面粗さのＲｍａｘが３００μｍ以下
としたものであり、その製造方法は珪石や珪砂等の珪酸
質原料と生石灰やセメント等の石灰質原料の微粉末を主
原料とし、水を加えて混練したスラリーにアルミニウム
微粉末等の発泡剤を添加して型枠に注入し、所定時間軽
過後に半可塑性状態に固化したら型枠を外して所定寸法
に切削したり切断した半可塑性体の表面に、粒子径が１
５０μｍ以下でオートクレーブ養生により珪酸カルシウ
ム化合物を生成するスラリーを塗布してからオートクレ
ーブで水蒸気養生するようにしたものである。
少なくとも一面の表面粗さのＲｍａｘが３００μｍ以下
としたものであり、その製造方法は珪石や珪砂等の珪酸
質原料と生石灰やセメント等の石灰質原料の微粉末を主
原料とし、水を加えて混練したスラリーにアルミニウム
微粉末等の発泡剤を添加して型枠に注入し、所定時間軽
過後に半可塑性状態に固化したら型枠を外して所定寸法
に切削したり切断した半可塑性体の表面に、粒子径が１
５０μｍ以下でオートクレーブ養生により珪酸カルシウ
ム化合物を生成するスラリーを塗布してからオートクレ
ーブで水蒸気養生するようにしたものである。
【０００６】
【作用】半可塑性体の表面に、粒子径が１５０μｍ以下
望ましくは７５μｍ以下でオートクレーブ養生により珪
酸カルシウム化合物を生成するスラリーを塗布してから
水蒸気養生することにより、塗布面はＡＬＣパネルと一
体に形成され且つ、表面粗さＲｍａｘを３００μｍ以下
とすることができる。粒子径が１５０μｍ以上ではＲｍ
ａｘを３００μｍ以下とすることが困難であり、また組
成は半可塑性体と反応してトバモライトを生成すること
が望ましい。その結果製品のＡＬＣパネルの表面は平滑
となり、塗装やタイル貼着等表面仕上げ加工の際に下地
処理が簡略化され、手数と工期を少なくすることができ
る。また水蒸気養生後の前記塗布面を研磨することによ
り表面粗さはＲｍａｘが５０μｍ以下とすることができ
る。尚オートクレーブ養生により珪酸カルシウム化合物
を生成するスラリーとしては、前述した半可塑性体を切
削した際に発生する切削屑に水を加えて混練し篩別した
工程繰り返しスラリーを使用すれば、原料を有効に利用
することができ、費用も節減できる。
望ましくは７５μｍ以下でオートクレーブ養生により珪
酸カルシウム化合物を生成するスラリーを塗布してから
水蒸気養生することにより、塗布面はＡＬＣパネルと一
体に形成され且つ、表面粗さＲｍａｘを３００μｍ以下
とすることができる。粒子径が１５０μｍ以上ではＲｍ
ａｘを３００μｍ以下とすることが困難であり、また組
成は半可塑性体と反応してトバモライトを生成すること
が望ましい。その結果製品のＡＬＣパネルの表面は平滑
となり、塗装やタイル貼着等表面仕上げ加工の際に下地
処理が簡略化され、手数と工期を少なくすることができ
る。また水蒸気養生後の前記塗布面を研磨することによ
り表面粗さはＲｍａｘが５０μｍ以下とすることができ
る。尚オートクレーブ養生により珪酸カルシウム化合物
を生成するスラリーとしては、前述した半可塑性体を切
削した際に発生する切削屑に水を加えて混練し篩別した
工程繰り返しスラリーを使用すれば、原料を有効に利用
することができ、費用も節減できる。
【０００７】
【実施例】以下本発明の一実施例について説明する。珪
石粉末１００重量部と生石灰１０重量部及びポルトラン
ドセメント５０重量部に５０重量部の水を加えて混練し
たスラリーにアルミニウム粉末０．１重量部を添加して
型枠に注入した。所定時間軽過後に半可塑性状態に固化
してから型枠を外して所定寸法に切削した半可塑性体の
表面に、７４μｍで篩別した工程繰り返しスラリーを約
２ｍｍ吹き付け塗布してからオートクレーブに装入し、
１０気圧１８０℃で１０時間水蒸気養生した。このＡＬ
Ｃパネルの表面粗さはＲｍａｘ（以下同じ）が２００μ
ｍであった。
石粉末１００重量部と生石灰１０重量部及びポルトラン
ドセメント５０重量部に５０重量部の水を加えて混練し
たスラリーにアルミニウム粉末０．１重量部を添加して
型枠に注入した。所定時間軽過後に半可塑性状態に固化
してから型枠を外して所定寸法に切削した半可塑性体の
表面に、７４μｍで篩別した工程繰り返しスラリーを約
２ｍｍ吹き付け塗布してからオートクレーブに装入し、
１０気圧１８０℃で１０時間水蒸気養生した。このＡＬ
Ｃパネルの表面粗さはＲｍａｘ（以下同じ）が２００μ
ｍであった。
【０００８】前記のＡＬＣパネルを＃２４０のサンドペ
ーパーで研磨したところ表面粗さは５０μｍとなった。
この表面にエポキシ系サーフェイサーを塗布して仕上げ
研磨してからペンキを吹き付け塗装しこところ粗さ２μ
ｍの極めて平滑な塗装面が得られた。尚スラリーを塗布
する方法としては、前記の吹き付けの他、治具を使用し
て塗布し所望厚さにスクレープしてもよい。また、スラ
リーは粒子径が１５０μｍ以下望ましくは７５μｍ以下
の珪石粉末と生石灰及びポルトランドセメントを使用し
ＣａＯ／ＳｉＯ2 が０．４〜０．８になるように配合
し、水を加えて混練したスラリーを使用してもよい。
ーパーで研磨したところ表面粗さは５０μｍとなった。
この表面にエポキシ系サーフェイサーを塗布して仕上げ
研磨してからペンキを吹き付け塗装しこところ粗さ２μ
ｍの極めて平滑な塗装面が得られた。尚スラリーを塗布
する方法としては、前記の吹き付けの他、治具を使用し
て塗布し所望厚さにスクレープしてもよい。また、スラ
リーは粒子径が１５０μｍ以下望ましくは７５μｍ以下
の珪石粉末と生石灰及びポルトランドセメントを使用し
ＣａＯ／ＳｉＯ2 が０．４〜０．８になるように配合
し、水を加えて混練したスラリーを使用してもよい。
【０００９】
【発明の効果】半可塑性体の表面に、粒子径が１５０μ
ｍ以下望ましくは７５μｍ以下でオートクレーブ養生に
より珪酸カルシウム化合物を生成するスラリーを塗布し
てから水蒸気養生することにより、塗布面はＡＬＣパネ
ルと一体に形成され且つ、表面粗さは３００μｍ以下と
することができる。その結果製品のＡＬＣパネルは塗装
やタイル貼着等表面仕上げ加工の際に下地処理が簡略化
され、手数と工期を少なくすることができる。また水蒸
気養生後の前記塗布面を研磨することにより表面粗さは
５０μｍ以下とすることができ、この上に仕上げ処理を
してから塗装すると更に外観の勝れたパネルが得られ
る。また、工程繰り返しスラリーを使用すれば、原料を
有効に利用することができ、費用も節減できる。
ｍ以下望ましくは７５μｍ以下でオートクレーブ養生に
より珪酸カルシウム化合物を生成するスラリーを塗布し
てから水蒸気養生することにより、塗布面はＡＬＣパネ
ルと一体に形成され且つ、表面粗さは３００μｍ以下と
することができる。その結果製品のＡＬＣパネルは塗装
やタイル貼着等表面仕上げ加工の際に下地処理が簡略化
され、手数と工期を少なくすることができる。また水蒸
気養生後の前記塗布面を研磨することにより表面粗さは
５０μｍ以下とすることができ、この上に仕上げ処理を
してから塗装すると更に外観の勝れたパネルが得られ
る。また、工程繰り返しスラリーを使用すれば、原料を
有効に利用することができ、費用も節減できる。
Claims (3)
- 【請求項１】 珪酸質原料と石灰質原料を主要原料と
し、オートクレーブで高温高圧で水蒸気養生して製造さ
れたＡＬＣパネルにおいて、少なくとも一面粗さのＲｍ
ａｘが３００μｍ以下であることを特徴とするＡＬＣパ
ネル。 - 【請求項２】 珪石や珪砂等の珪酸質原料と生石灰やセ
メント等の石灰質原料の微粉末を主原料とし、水を加え
て混練したスラリーにアルミニウム微粉末等の発泡剤を
添加して型枠に注入し、所定時間軽過後に半可塑性状態
に固化したら型枠を外して所定寸法に切削又は切断した
半可塑性体の表面に、粒子径が１５０μｍ以下でオート
クレーブ養生により珪酸カルシウム化合物を生成するス
ラリーを塗布してからオートクレーブ養生することを特
徴とするＡＬＣパネルの製造方法。 - 【請求項３】 オートクレーブ養生により珪酸カルシウ
ム化合物を生成するスラリーとして、工程繰り返しスラ
リーを使用することを特徴とする請求項２記載のＡＬＣ
パネルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15810293A JPH06345558A (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | Ａｌｃパネル及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15810293A JPH06345558A (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | Ａｌｃパネル及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06345558A true JPH06345558A (ja) | 1994-12-20 |
Family
ID=15664352
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15810293A Pending JPH06345558A (ja) | 1993-06-04 | 1993-06-04 | Ａｌｃパネル及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06345558A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08326262A (ja) * | 1995-06-02 | 1996-12-10 | Onoda Autoclaved Light Weight Concrete Co Ltd | Ａｌｃパネルの内装仕上げの下地処理方法 |
| KR100913788B1 (ko) * | 2007-11-12 | 2009-08-26 | 한국세라믹기술원 | 백시멘트와 난석을 이용한 경량패널의 제조방법 |
-
1993
- 1993-06-04 JP JP15810293A patent/JPH06345558A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08326262A (ja) * | 1995-06-02 | 1996-12-10 | Onoda Autoclaved Light Weight Concrete Co Ltd | Ａｌｃパネルの内装仕上げの下地処理方法 |
| KR100913788B1 (ko) * | 2007-11-12 | 2009-08-26 | 한국세라믹기술원 | 백시멘트와 난석을 이용한 경량패널의 제조방법 |
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