JPH06344726A - 空気入りタイヤ - Google Patents

空気入りタイヤ

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JPH06344726A
JPH06344726A JP5134653A JP13465393A JPH06344726A JP H06344726 A JPH06344726 A JP H06344726A JP 5134653 A JP5134653 A JP 5134653A JP 13465393 A JP13465393 A JP 13465393A JP H06344726 A JPH06344726 A JP H06344726A
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tread
tire
groove
grooves
noise
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JP5134653A
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Hiroshi Sato
浩 佐藤
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Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウエット路面上の排水性、グリップ性を維持
しながら、低騒音化を図ることができるトレッドパター
ンを提供する。 【構成】 トレッドTに実質的方向に延びる複数の主溝
1 ,12 と、この主溝11 ,12 に交差する副溝2を
有する空気入りタイヤにおいて、タイヤ赤道面Cに対し
てトレッドTの少なくとも片面における上記副溝2のタ
イヤ軸方向外端がトレッド内3に留まっており、このト
レッドTの片面のネガティブ率Nb よりも、タイヤ赤道
面Cを挟んで逆側のトレッドT片面のネガティブ率Na
が大きく構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タイヤのウエット路面
上における排水性を確保しながら、パターンノイズの低
減化を図る空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から存在するタイヤトレッドに施さ
れるパターンの主要機能としては、ウエット路面上の排
水性の確保、グリップ性の向上等があり、これらの機能
を有するものとして種々のトレッドパターンが開発され
ているが、最近開発されている典型的なものとして周方
向主溝を有するトレッドパターン、ブロック系のトレッ
ドパターン等が存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記に
おける種々のトレッドパターンの中で、周方向主溝は大
きな排水効果をもたらすが、それと同時に気柱管共鳴音
が必ず発生することになり、タイヤの騒音性の悪化をも
たらすことになる。またブロッパターンは制動・駆動力
を得ると同時に、トレッド振動の加振力、エアーポンピ
ングの発生源となり、やはりタイヤの騒音性の悪化を招
くことになる。このように、タイヤの騒音性と排水性、
グリップ性は背反の関係にあり、両立は困難とされてい
る。特にラグ溝はタイヤの加振源となり、騒音の発生源
になる厄介なものであり、ラグ溝を改良することによる
騒音の大幅な低減は可能性は高いものの十分な検討がな
されていないというのが一般的見解である。本発明は、
上記の問題点を解消するために創案されたものであり、
ウエット路上における排水性、グリップ性を維持しなが
ら、低騒音化を図ることができるトレッドパターンを提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の空気入りタイヤにおいては、トレッドに実
質周方向に延びる複数の主溝と、この主溝に交差する副
溝とを有し、しかもタイヤ赤道面に対してトレッドの少
なくとも片面における上記副溝のタイヤ軸方向外端がト
レッド内に留まることを特徴とするもの、及びその構成
を備えたものにおいて上記副溝のタイヤ軸方向外端がト
レッド片面においてトレッド内に留まっており、このト
レッド片面のネガティブ率よりも、タイヤ赤道面を挟ん
で逆側のトレッド片面のネガティブ率が大きいことを特
徴とするものが提供される。
【0005】
【作用】従来の空気入りタイヤにあっては、ラグ溝の外
側端が接地面外縁の最大幅位置よりも外側にあることに
より、エアーポンピングが発生し、さらに気柱管共鳴音
の音源となる。一方、周方向主溝だけだと完全な管にな
り、管内の空気が共鳴を起こし易くなり、気柱管共鳴音
が出易くなるが、ラグ溝が横切ることにより管内の空気
の共鳴の度合いが下がり、気柱管共鳴音が出難い。しか
るに、上記のように構成された空気入りタイヤにおいて
は、トレッドパターンがラグ溝を周方向主溝とは横切る
が、接地外縁の最大幅位置よりも内側で止めるように構
成することにより、気柱管共鳴音を出にくくし、エアポ
ンピング音を発生させないようにすることが可能とな
り、タイヤのパターンノイズの低減が可能になる。な
お、ラグ溝を内側で止めているトレッド片面を車両装着
時にて外側とする。またラグ溝の外側端が接地面外縁の
最大幅位置より外側に抜けていない分だけ排水性の低下
が心配されるが、タイヤ片側だけで上記の構成が採られ
た場合はその他方のネガティブ率、即ち接地時のトレッ
ドに対する溝の占める割合を大きくすることによって補
うことができ、両側においてその構成が採られた場合
は、周方向主溝で排水性を補うことができる。さらにラ
グ溝の外側端が接地面外縁の最大幅位置より外側に抜け
ていないことにより、ショルダー部の接地面積が大きく
なり、グリップ性も確保される。
【0006】
【実施例】以下、実施例について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の実施例1のトレッドパターンを示し
た図である。図2(a)、(b)、(c)及び図3、図
4はタイヤをJATMAで定める適用リムに装着し、測
定空気圧230KPaでこれに対応した負荷能力に相当
する負荷をかけた際の本発明の実施例1、実施例2、実
施例3及び従来例、比較例のフットプリント状態を示し
た図である。図1において、タイヤのトレッドTには周
方向に延びる複数の主溝11 ,12 が穿設されており、
その主溝11 ,12 に対して複数個のラグ溝2が主溝1
1 から主溝12 へ赤道面C側から外方に向かって上方に
傾斜してほぼ平行或いは矢筈状に設けられている。即ち
赤道面Cに対して右側では複数個のラグ溝2はほぼ平行
になっており、その先端はトレッド端3、即ち厳密には
接地面の外縁の最大幅位置よりも内側に留まっており、
左側では矢筈状になっていて、その先端はトレッド端3
を越えて延びている。この実施例のフットプリントは図
2(a)に示されており、このような構成によって排水
性を維持しながら、気柱管共鳴音を出にくくし、エアポ
ンピング音を発生させないようにでき、タイヤのパター
ンノイズの低減を図ることができる。この場合にはラグ
溝2がトレッド3の内側に留まっているトレッドTの片
面を車両装着時に外側にすることが必須である。
【0007】さらに、ラグ溝2は、概ね矢筈状に延びた
方向性パターンであることが好ましい。図2(b)は排
水性を上げるために赤道面Cの左側の主溝12 の溝幅を
主溝11 の溝幅より広げてネガティブ比を上げたもので
あり、図2(c)は赤道面Cの両側のラグ溝2の先端を
トレッド端3の内側に留める一方、主溝11 ,12 の溝
幅を広げてネガティブ比を上げたものである。この二つ
の実施例はいずれも排水性をよくし、かつタイヤの騒音
の低減を図ったものである。図3は主溝11 ,12 の溝
幅は赤道面Cの左右とも同じで、両者対称に穿設されて
いて、ラグ溝2が接地面外縁の最大幅位置(明示しな
い)を越えて延びている従来例であり、図4の比較例は
赤道面Cの右側で、主溝11 ,12 は溝幅が狭く、複数
個の矢筈状のラグ溝2の先端は接地面外縁の最大幅位置
(明示しない)よりも内側に留まっており、左側で、主
溝11 ,12 は溝幅は広く複数本のラグ溝2は直線状に
外方に向かうに従い上昇するように傾斜している。しか
し、右側のネガティブ率に比べて左側のそれが極度に大
きい場合には排水性はいうまでもなく、騒音性も悪化す
る例である。これらの各例のネガティブ率(%),トレ
ッドTの赤道面Cの左側部分のネガティブ率Na,左側
部分のネガティブ率をNb としたときのネガティブ比
Na/Nb は以下のとおりである。
【0008】 上記各例のトレッドパターンをタイヤサイズ 225/
50R16の空気入りタイヤに適用してそのタイヤを実
車に装着して騒音については走行中における通過騒音を
測定し、従来例を100として評価指数で表した。また
排水性については実車走行による水深10mmの水溜まり
上を直進走行させてハイドロプレーニングが生ずる最低
速度を測定し、従来例を100として同じく評価指数で
表わした。
【0009】
【0010】この表に示されているように、ネガティブ
比Na /Nb は0.40を越えているることが必要とな
る。全体のネガティブ比は、試験例すべてが含まれる、
0.25〜0.45が好適である。
【0011】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は構成されて
いるので、トレッドに実質的方向に延びる複数の主溝
と、この主溝に交差する副溝を有する空気入りタイヤに
おいて、タイヤ赤道面に対してトレッドの少なくとも片
面における上記副溝のタイヤ軸方向外端がトレッド内に
留まるようにし、しかもこの構成に副溝のタイヤ軸方向
外端がトレッド片面においてトレッド内に留まってお
り、このトレッド片面のネガティブ率よりも、タイヤ赤
道面を挟んで逆側のトレッド片面のネガティブ率を大き
くしたことによって、走行中におけるタイヤトレッドの
排水性を良好に保持しながら、騒音レベルを低減できる
等の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のトレッドパターンを示した
図である。
【図2】(a)はタイヤをJATMAで定める適用リム
に装着し、測定空気圧230KPaでこれに対応した負
荷能力に相当する負荷をかけた際の本発明の実施例1の
フットプリント状態を示した図である。(b)はタイヤ
をJATMAで定める適用リムに装着し、測定空気圧2
30KPaでこれに対応した負荷能力に相当する負荷を
かけた際の本発明の実施例2のフットプリント状態を示
した図である。(c)はタイヤをJATMAで定める適
用リムに装着し、測定空気圧230KPaでこれに対応
した負荷能力に相当する負荷をかけた際の本発明の実施
例3のフットプリント状態を示した図である。
【図3】従来例タイヤをJATMAで定める適用リムに
装着し、測定空気圧230KPaでこれに対応した負荷
能力に相当する負荷をかけた際の従来例のフットプリン
ト状態を示した図である。
【図4】比較例タイヤをJATMAで定める適用リムに
装着し、測定空気圧230KPaでこれに対応した負荷
能力に相当する負荷をかけた際の比較例のフットプリン
ト状態を示した図である。
【符号の説明】
1 主溝 12 主溝 2 ラグ溝 3 トレッド端 T トレッド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレッドに実質周方向に延びる複数の主
    溝と、この主溝に交差する副溝とを有し、しかもタイヤ
    赤道面に対してトレッドの少なくとも片面における上記
    副溝のタイヤ軸方向外端がトレッド内に留まることを特
    徴とする空気入りタイヤ。
  2. 【請求項2】 上記副溝のタイヤ軸方向外端がトレッド
    片面においてトレッド内に留まっており、このトレッド
    片面のネガティブ率よりも、タイヤ赤道面を挟んで逆側
    のトレッド片面のネガティブ率が大きいことを特徴とす
    る請求項1記載の空気入りタイヤ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2735424A1 (fr) * 1995-06-16 1996-12-20 Yokohama Rubber Co Ltd Bandage pneumatique reducteur de bruit pour roue de vehicule terrestre
US20100096054A1 (en) * 2007-03-14 2010-04-22 Bridgestone Corporation Pneumatic tire

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FR2735424A1 (fr) * 1995-06-16 1996-12-20 Yokohama Rubber Co Ltd Bandage pneumatique reducteur de bruit pour roue de vehicule terrestre
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