JPH06344389A - モールド金型 - Google Patents

モールド金型

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JPH06344389A
JPH06344389A JP13348793A JP13348793A JPH06344389A JP H06344389 A JPH06344389 A JP H06344389A JP 13348793 A JP13348793 A JP 13348793A JP 13348793 A JP13348793 A JP 13348793A JP H06344389 A JPH06344389 A JP H06344389A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air vent
mold
air
resin
die
Prior art date
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Pending
Application number
JP13348793A
Other languages
English (en)
Inventor
Masamichi Fujimoto
雅通 藤本
Toshimichi Sato
利道 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Miyagi Electronics Ltd
Original Assignee
Fujitsu Miyagi Electronics Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Miyagi Electronics Ltd filed Critical Fujitsu Miyagi Electronics Ltd
Priority to JP13348793A priority Critical patent/JPH06344389A/ja
Publication of JPH06344389A publication Critical patent/JPH06344389A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はモールド金型に関し、エアベントか
らの空気の抜け出しを容易にして未充填、ボイド、ピン
ホール等の不良を防止可能としたモールド金型を実現す
ることを目的とする。 【構成】 トランスファ・モールド成形装置のモールド
成形金型において、金型およびタブレットに存在する残
留空気を逃がすための道であるエアベント部17に付着
した樹脂バリを取り除くことができるように、該エアベ
ント部17にエジェクトピン19を設けるように構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はモールド金型に関する。
詳しくは、樹脂封止半導体装置の製造装置として用いら
れるトランスファ・モールド成形装置のモールド金型に
関する。
【0002】
【従来の技術】図5乃至図7は従来のトランスファ・モ
ールド成形装置を示す図であり、図5は全体図、図6は
金型の斜視図、図7は金型の部分拡大図である。図5に
示す装置において、1はモールドプレス、2はプレス制
御部、3はモールド金型の上型、4はモールド金型の下
型、5はトランスファシリンダ、6はトランスファ部、
7はプランジャーである。そしてモールド時は下型4が
上昇して上型3に密着した状態となり、その状態でプラ
ンジャー7が図示なきタブレットを押圧してキャビティ
ー内に注入するようになっている。
【0003】モールド金型3,4は図6(a),(b)
の斜視図に示すように、上型3にはプランジャー7で押
圧されるタブレット(円柱形の樹脂)8を収容するポッ
ト9が設けられ、下型4と対向する面には図示なき複数
のモールドチェイスと、4本のガイドポスト10が設け
られている。また下型4には上型3と対向する面にモー
ルドチェイス11とカル12とランナー13と4本のガ
イドポスト14が設けられており、該ガイドポスト14
と上型のガイドポスト11とによって上下の型が位置合
わせされるようになっている。
【0004】図7は下型のモールドチェイスを示す図
(上型もほぼ同様)であり、該チェイス11には、ラン
ナー13にゲート15を介して接続した多数のキャビテ
ィー16が設けられ、各キャビティー16にはそれぞれ
エアベント17が設けられている。
【0005】このようなトランスファ・モールド成形装
置で樹脂封止半導体装置の樹脂封止を行うには、予め半
導体素子を搭載したリードフレームを金型にセットし、
上下の金型3,4を締めた後、加熱したタブレット8を
ポット9の中に入れ、プランジャー7にて圧力を加える
ことにより、タブレット8はポット9からランナー1
3、ゲート15を通ってキャビティー16内に注入さ
れ、半導体素子を樹脂封止するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のトランスフ
ァ・モールド成形装置で半導体装置を樹脂封止する場
合、従来の金型では、図8に示すように(a)図の如く
ポット9にタブレット8を入れた状態からプランジャー
7を下降させると、ポット9内の大半の空気はランナー
13、ゲート15、キャビティー16を通ってエアベン
ト17から抜け出てゆくが、(b)図の如くタブレット
8に巻き込まれる空気18もある。またエアベント部1
7に付着した樹脂バリにより空気が抜けきらずキャビテ
ィー内に残る場合もある。このような残留空気により未
充填、ボイド、ピンホール等のモールド・パッケージ不
良が発生し、製品歩留りの低下や外観検査工数の増加な
どの問題が生ずる。
【0007】本発明は、エアベントからの空気の抜け出
しを容易にして未充填、ボイド、ピンホール等の不良を
防止可能としたモールド金型を実現しようとする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のモールド金型に
於いては、トランスファ・モールド成形装置のモールド
成形金型において、金型およびタブレットに存在する残
留空気を逃がすための道であるエアベント部17に付着
した樹脂バリを取り除くことができるように、該エアベ
ント部17にエジェクトピン19を設けたことを特徴と
する。あるいは、エアベント部17を規格の異なるエア
ベントに交換可能なように、該エアベント部17にエア
ベント入れ子20を挿脱可能に設け、エアベント入れ子
方式としたことを特徴とする。
【0009】また、それに加えて、前記エアベント入れ
子20を多孔質金属で形成したことを特徴とする。また
前記エアベント入れ子20に配管チューブ24を介して
切換弁25を接続し、該切換弁25に真空ポンプ26及
びエアコンプレッサー27を接続したことを特徴とす
る。この構成を採ることにより、エアベントからの空気
の抜け出しを容易にして未充填、ボイド、ピンホール等
の不良を防止可能としたモールド金型が得られる。
【0010】
【作用】図1の如く、エアベント部17に突き上げピン
(エジェクトピン)19を設けることにより、エアベン
ト部17に付着したバリを突き上げピン19で突き上げ
て取り除くことができ、エア抜け不良を防止することが
できる。また図2の如く、エアベント部17を交換可能
な入れ子式にすることによりエアベントの寸法を変え
て、樹脂の種類や成形条件等の変更に対応することがで
きる。さらに該入れ子20を図4の如く多孔質金属と
し、圧縮空気を送入して樹脂バリを除去したり、真空吸
引によりエア抜きを行うことができる。
【0011】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例を示す図で、
(a)は上型及び下型の斜視図、(b)は(a)図のB
部拡大図である。同図(a)において3は上型、4は下
型であり、上型にはタブレット8を挿入するポット9、
タブレットを押圧するプランジャー7を有し、下面に図
示なきキャビティーが形成されている。また下型4に
は、カル12、ランナー13、ゲート15、エアベント
17を有するキャビティー16等が形成されている。こ
れらは図7で説明した従来例と同様であり、本実施例の
要点は(b)図の如くエアベント部17にエジェクトピ
ン19を設けたことである。
【0012】このように構成された本実施例は、リード
フレームを金型にセットした後、上型3と下型4を締
め、タブレット8をポット9の中に投入しプランジャー
7で加圧することにより、タブレット8はポット9から
カル12、ランナー13、ゲート15を通ってキャビテ
ィー16内に注入され、半導体を封止することができ
る。このとき、エアベント部17の溝に付着した樹脂バ
リはエジェクトピン19を突き上げることにより除去す
ることができ、次回の樹脂注入時のエア抜きを容易にす
ることができる。
【0013】図2は本発明の第2の実施例の要部を示す
図である。本実施例はエアベント部17にエジェクトピ
ン19を設けたことは前実施例と同様であり、異なると
ころは、エジェクトピン19をガイドする円筒部を交換
可能なように入れ子式20にしたことである。
【0014】このように構成された本実施例は、図3に
示すようにエアベントの入れ子20はキャビティーイン
サート21を抜き取ることにより交換することができ
る。そして樹脂の種類、成形条件に応じて適寸のものに
交換することによりエア抜きを容易にすることができ
る。また同図(a)のようにエアベント部17に残留し
た樹脂バリ22は同図(b)のようにエジェクトピン1
9を突き上げることにより除去することができる。
【0015】図4は本発明の第3の実施例を示す図で、
(a)は構成図、(b)はエアベント入れ子を示す図で
ある。本実施例は、エアベント部17を入れ子式にし、
且つエジェクトピン19を用いることは前実施例と同様
であり、異なるところはエアベント入れ子20を(b)
図の如く多孔質金属でエジェクトピン孔20aを有する
円筒形に形成し、これに(a)図の如く配管チューブ2
4及び切換弁25を介して真空ポンプ26及びエアコン
プレッサー27を接続したことである。
【0016】このように構成された本実施例は、キャビ
ティーへの樹脂注入時に金型内のエアを真空ポンプ26
を用いてエアベント入れ子20の表面及び内部の微細な
通気孔を通して強制的に除去することができる。
【0017】また、樹脂注入後は、切換弁25の切替え
によりコンプレッサー27から圧縮エアを供給すること
でエアベント部17の樹脂バリ22を瞬間冷却し、剥が
れやすくなったところをエジェクトピン19にて突き上
げて除去することができる。これによりエアベント部1
7の溝の樹脂による目詰りを防止することが出来る。
【0018】
【発明の効果】本発明に依れば、エジェクトピンを設け
たことによりエアベント部に付着した樹脂バリを取り除
くことができる。また、エアベント部を入れ子方式にす
ることにより樹脂切替え等の条件設定時にエアベントの
寸法(幅・深さ)を容易に変更することができるため、
品種や金型バランス等に適した成形条件の設定を容易に
行うことができる。さらに入れ子方式のエアベントを多
孔質金属で形成したことにより、切換弁を介してエアコ
ンプレッサー及び真空ポンプに接続して金型内のエアを
強制的に排除でき、またエアベント部に付着する樹脂バ
リを効率良く除去することができる。
【0019】これらにより、半導体装置の樹脂モールド
製造工程において発生する樹脂未充填等のパッケージ不
良障害や、外観検査、金型掃除工数の削減、製造条件の
設定の容易化等が可能となり、製品品質の向上、量産性
の能率向上が図られ、コスト低減等に寄与するところが
大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す図で、(a)は上
型及び下型の斜視図、(b)は(a)図のB部拡大図で
ある。
【図2】本発明の第2の実施例を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施例の作用を説明するための
図である。
【図4】本発明の第3の実施例を示す図で、(a)は構
成図、(b)はエアベント入れ子の断面図である。
【図5】従来のトランスファ・モールド成形装置を示す
図である。
【図6】従来のトランスファ・モールド成形装置の金型
を示す図で、(a)は上型、(b)は下型を示す斜視図
である。
【図7】従来のトランスファ・モールド成形装置の金型
におけるモールドチェイスを示す斜視図である。
【図8】発明が解決しようとする課題を説明するための
図である。
【符号の説明】
3…上型 4…下型 7…プランジャー 8…タブレット 9…ポット 10,14…ガイドポスト 11…モールドチェイス 12…カル 13…ランナー 15…ゲート 16…キャビティー 17…エアベント部 19…エジェクトピン 20…エアベント入れ子 24…配管チューブ 25…切換弁 26…真空ポンプ 27…エアコンプレッサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29C 45/50 9156−4F // H01L 21/56 T 8617−4M B29L 31:34 4F

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスファ・モールド成形装置のモー
    ルド成形金型において、 金型およびタブレットに存在する残留空気を逃がすため
    の道であるエアベント部(17)に付着した樹脂バリを
    取り除くことができるように、該エアベント部(17)
    にエジェクトピン(19)を設けたことを特徴とするモ
    ールド金型。
  2. 【請求項2】 トランスファ・モールド成形装置のモー
    ルド成形金型において、 エアベント部(17)を規格の異なるエアベントに変換
    可能なように、該エアベント部(17)にエアベント入
    れ子(20)を挿脱可能に設け、エアベント入れ子方式
    としたことを特徴としたモールド金型。
  3. 【請求項3】 請求項1のエジェクトピン(19)と、
    請求項2のエアベント入れ子方式を用いたことを特徴と
    するモールド金型。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3のモールド金型におい
    て、 エアベント入れ子(20)を多孔質金属で形成したこと
    を特徴とするモールド金型。
  5. 【請求項5】 請求項4のモールド金型において、エア
    ベント入れ子(20)に配管チューブ(24)を介して
    切換弁(25)を接続し、該切換弁(25)に真空ポン
    プ(26)及びエアコンプレッサー(27)を接続した
    ことを特徴とするモールド金型。
JP13348793A 1993-06-03 1993-06-03 モールド金型 Pending JPH06344389A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0713248A2 (en) * 1994-11-17 1996-05-22 Hitachi, Ltd. Molding method and apparatus
NL1005773C2 (nl) * 1997-04-09 1998-10-12 Meho Eco Mach Machinebouw Nede Inrichting en werkwijze voor het onder toevoer van warmte uit een min of meer vloeibaar uitgangsmateriaal vormen van vaste produkten in een matrijs.
KR100886479B1 (ko) * 2007-09-17 2009-03-05 미크론정공 주식회사 반도체 패키지 몰딩 장치
CN106827421A (zh) * 2017-03-20 2017-06-13 温州市文泰笔业有限公司 注塑装置外加除废机构
CN110900907A (zh) * 2019-11-29 2020-03-24 南京金三力高分子科技有限公司 一种线束橡胶保护套的成型模具及加工方法

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KR100886479B1 (ko) * 2007-09-17 2009-03-05 미크론정공 주식회사 반도체 패키지 몰딩 장치
CN106827421A (zh) * 2017-03-20 2017-06-13 温州市文泰笔业有限公司 注塑装置外加除废机构
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