JPH063442B2 - 液体中の化合物を分光測光法により測定するためのキユベツト - Google Patents

液体中の化合物を分光測光法により測定するためのキユベツト

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JPH063442B2
JPH063442B2 JP58163428A JP16342883A JPH063442B2 JP H063442 B2 JPH063442 B2 JP H063442B2 JP 58163428 A JP58163428 A JP 58163428A JP 16342883 A JP16342883 A JP 16342883A JP H063442 B2 JPH063442 B2 JP H063442B2
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/52Use of compounds or compositions for colorimetric, spectrophotometric or fluorometric investigation, e.g. use of reagent paper and including single- and multilayer analytical elements
    • G01N33/525Multi-layer analytical elements
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    • G01MEASURING; TESTING
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    • G01N21/01Arrangements or apparatus for facilitating the optical investigation
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N31/00Investigating or analysing non-biological materials by the use of the chemical methods specified in the subgroup; Apparatus specially adapted for such methods
    • G01N31/22Investigating or analysing non-biological materials by the use of the chemical methods specified in the subgroup; Apparatus specially adapted for such methods using chemical indicators

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、液体中の化合物を、分光測光法により評価す
ることにより定量分析するためのキュベットに関する。
分光測光による分析法は、工業的に最もしばしば使用さ
れる液体試験法の1つである。純度検査、品質検査、反
応制御および監視、定性および定量分析が一般的用途で
ある。臨床化学において、人件の疾患を検知するため、
血液、血漿および尿中の特定化合物の濃度を定量するの
が普通である。
このため久しく公知なのが、種々の試薬の使用下および
大ていはサンプル物質の希釈後に、測定すべきサンプル
物質を透過形光度計中で測定する方法である。一般に、
大てい定常的に使用可能にすぎないこの方法には、標準
層厚1cmのガラス−またはプラスチックキュベットが使
用される。また特別の場合、他の層厚を有するキュベッ
トが使用される。
透過測光法に適用すべきラムバート−ベールの法則(La
mbert-Beerschen Gesetz): E=ε・c・d から、吸光度範囲E=0.1〜1および常用の物質濃度
c=10-5〜10-4モル/とともにモル吸光係数ε=
104モル-1・・cm-1で測定する場合、標準キュベッ
ト厚さに相応して層厚約1cmが必要であることが容易に
導かれる。難点は、測定すべき物質が高濃度である場合
に生じる。この場合、一般にサンプルが希釈される。
すでに久しく分析化学において、ピペット注入−および
希釈誤差を回避するため、未希釈のサンプル物質を分析
目的に使用する傾向がある。さらに、所要サンプル容積
をできるだけ小さく維持することが試みられた、それと
いうのもしばしばわずかな量が使用されるにすぎず、あ
るいはまた費用上の理由から試薬量を制限するためであ
る。この難点の解決法の1つが多年にわたり公知の試験
用ストリップであり、このものは反応に所要の薬品を含
有しかつ、わずかなサンプル容積の被検液で浸漬ないし
は点滴することにより分析に使用され、その場合測定す
べき物質の濃度が、反応呈色を色票と比較するかまたは
拡散反射光測光により測定することにより定量される。
しかししばしば試験用ストリップは、不均質なキャリヤ
物質(紙)により所要の精度が得られないか、または例
えば耐水性の透明フィルム(例えば西ドイツ国特許明細
書第1598153号)を使用した場合のように、所要
の色濃度がいずれにせよ得られることができない。吸収
性のキャリヤまたはフィルムをベースとするこの迅速試
験の付加的な難点は、ベース物質の配量が極めて正確に
行なわれる必要があるか、あるいはまた、不正確に配置
された際に過剰分が除去される必要のあることである。
わずかな容積で考慮可能なもう1つの解決が、キュベッ
ト層厚の縮小に向けられ、このことが例えばガラスまた
は熱硬化性プラスチック(例えば西ドイツ国特許明細書
第2729294号に記載)のような硬質材料を使用し
技術的に可能ではあるが、但し費用がかかりかつ高コス
トで実現可能であるにすぎない。これに対し、安価に製
造可能な使い捨て製品は、キュベット厚さの所要許容差
5%で製造することが困難である。
米国特許再発行明細書第29725号からは、試薬およ
びサンプルを、周縁が相互に結合された2枚の可撓性シ
ートより成る分析容器中で混合しかつ反応させ、かつと
りわけこの反応生成物を分光測光法により測定すること
が公知である。このため、相互に所定の距離をおいて分
光計の光路中に配置された2つの平行平面の“楔”(Ba
cken)間に分析容器を配置し、かつ分析容器の外側部を
圧迫することにより、透明壁が平滑に“楔”に接触する
まで内圧が高められる。この場合、これら“楔”の距離
マイナスシート厚さの2倍を“キュベット”の層厚さと
定義する。再び困難であるのが、厚さの許容差が5%を
下廻るシートを製造することである。この誤差の2倍が
キュベットの層厚さに入るので、1mmを下廻る層厚は全
く不正確にしか実現されえない。
本発明の根底をなす課題は、液体中の化合物の定量が行
なわれ、かつ、試験用ストリップによる試薬存在の長所
と所定キュベットを同時に小さいサンプル容積で使用す
る際の分析精度とを合した装置が使用される方法を開発
することである。
ところで、この課題は、物質を分光測光法により測定す
るに当り、そのキュベット室が透明フィラメントより成
る網状物(クロスまたはメリヤス)(以下にスペーサと
呼称する)により形成され、その場合キュベット壁が2
つの透明な成形部材より成るかまたは1つの透明な成形
部材および1つの光反射性の部材より成るキュベットを
使用することにより解決されることができると判明し
た。キュベット室の厚さは、スペーサの厚さにより備え
られる。サンプルは、側面の開口部を経てスペーサの毛
管作用によりキュベット室中へ搬入される。さらに、化
学反応に所要の試薬は、キュベットを制限する1方また
は両方のシートの面もしくはスペーサに施こされること
ができるか、あるいはまたキュベット開口部に前置され
たサンプル収容−および反応部中に固定されることがで
き、その場合サンプル物質がキュベットへ入る前に反応
部を経て導かれると判明した。
ところで意外にも、例えば濾材として使用するため大量
に製造されているようなモノフィラメントクロスをスペ
ーサに使用した場合、クロス1cm当りのフィラメント数
が不変に維持される限り、それぞれのフィラメントの太
さが約5%異なるとしても、数μのサンプル容積で反
覆測定せる際に1%の変動係数が得られることができる
と判明した。成形部材の間のスペーサとして存在するフ
ィラメント網状物は毛管作用を呈する。つまりスペーサ
に接触される液は、フィラメントによって形成される毛
管室に吸引される。測定のためにはキュベットは、特定
の広さの範囲で一定の層厚を有する必要がある。この一
定の層厚は、成形部材が前記のようなスペーサの毛管作
用によりスペーサに密着することによって得られる。し
かしこのような成形部材の密着は、好ましくはなお、測
定中に軽度の外的圧力を成形部材に加えることによって
保証される。この圧力は例えば測定装置における圧着面
によって生じうる。有利にこれら成形部材は、同じくプ
ラスチックシートから製造される。
本発明のキュベットによる測定の安定性の根拠は次のよ
うに説明することもできる:該キュベットにとっては、
成形部材間の間隔ではなく、スペーサのフィラメントの
間に残る空間(所謂“見掛けの層厚”と定義する)のみ
が決定的であると思われる。キュベットでの測定の場
合、多数のフィラメントを包含する範囲が測定に使用さ
れる。この場合この範囲でのフィラメントの太さの変動
はあるが、このような変動は統計的に除去され、結局見
掛けの層厚は不変である。
これらプラスチックキュベットは、ウェブ状の材料の片
側または両側の長手縁を相互に接着しかつ引続き適当な
巾でこのストリップに対し横方向に切断することにより
極めて簡単に量産されることができる。
スペーサを形成する網状物は、検査すべきサンプルに不
溶である不吸収性の材料より成り、この材料は透明であ
りかつわずかな吸着性を有するにすぎない。この網状物
は、独立のフィラメント(モノフィラメント)、または
多数の細い独立のフィラメントより成る捻糸フィラメン
ト(マルチフィラメント)から織成または編成されてい
ることができる。有利に、この網状物はモノフィラメン
トクロスの形に形成されている。マルチフィラメント網
状物は、フィラメント形状が圧力下に著るしく変動する
ことがあるので余り適当でない。
この場合、網状物の材料は、例えばポリエステル、ポリ
アミド、ポリカーボネート、ポリスチロール、ポリウレ
タン等のような不水溶性の重合体または重縮合体より成
ることができる。ガラス繊維は、自体その不活性の故に
殊に適当であるが、但し適当な厚さおよび許容差を有す
るクロスが市販されていない。クロスを形成するフィラ
メントは、約10μ〜200μの太さであればよい。モ
ノフィラメントクロスが挙げられる場合、有利な太さが
20μ〜100μである。この場合、フィラメント密度
はクロス1cm当り500〜20本である。
網状物の厚さは、フィラメント太さおよびクロスの種類
と関連しかつ30μ〜500μ、しかし有利に40μ〜
200μであればよい。標準的クロスの場合、これは交
点の厚さ、すなわち2つのフィラメントの太さに相応す
る。
これら透明な成形部材は、不吸収性でサンプルに不溶性
の平面状材料である。このものは、ガラスより成るか、
あるいはまた例えば網状物の材料に相応するプラスチッ
クシートより成ることができる。この使用される材料の
厚さは制限されない、それというのもこれは、米国特許
再発行明細書第29725号による装置と反対に、キュ
ベットの層厚に入らないからである。この厚さは、実施
上の理由から0.05〜約1mmである。
キュベットの光反射性の部分は、金属、ガラス、セラミ
ック、プラスチックおよび他の反射性材料より成ること
ができ、その場合光反射が材料の金属被覆、光沢面また
は顔料着色により得られることができる。キュベットに
対向する面は、平面状で、不透過性かつ不吸収性であ
る。キュベット室の厚さは、網状物の厚さにより得られ
る。このことが、前記せるように、有利に成形部材が分
光光度計の光学系により圧力0.1〜10バールで圧迫
されることにより達成され、従って測定工程中にキュベ
ット厚さが網状物の材料構造により惹起される不変の再
現可能な価となる。これら成形部材が相互に固定結合さ
れる場合、これら境界材料の少くとも1方が可撓性材料
より成るか、あるいはまたこれら材料の結合位置が弾性
に形成される必要がある。有利に、キュベットは少くと
も1方の側面が開口し、その結果圧迫に際し存在する過
剰サンプルを逃出させることができる。キュベットは、
3つの全キュベット部材を、但し少なくともキュベット
を制限する成形部材を接着、溶着またはクランプ圧着す
ることによりその形に維持されることができる。このこ
とは、1つの側面、対向する側面または全ての側面で行
なわれることができる。この場合、測定すべきサンプル
物質の装項が、1つまたはそれ以上の側面、あるいはま
た背面または前面から相応する開口部を経て行なわれる
ことができる。
スペーサおよび成形部材の面は、サンプル物質の流入を
容易にするため親水性またはそれに相応に形成される。
さらに、これら表面は1種またはそれ以上の試薬で被覆
されていてもよく、このことが湿潤剤ないしは試薬溶液
を使用する浸漬、噴霧またはコーチングのような前処理
により行なわれることができる。
大ていの場合、測定前ないしはキュベット中での反応進
行前に、サンプルから特定の成分を分離するかまたは他
の条件下に前反応を進行させることが推奨される。この
ため、測定のために備えられた実際のキュベット室の外
部に、サンプル収容部が別個の分離−および/または反
応部として備えられることができ、この部分へサンプル
が装入されかつこの部分からサンプルが分離−ないしは
前反応工程の経過後にキュベット中へ移動せしめられ
る。最も簡単に、この移動はスペーサとの毛管作用的接
触により惹起されることができる。特殊な場合、例えば
時間的に制限された前反応が進行した場合、移動がまた
能動的に、例えば反応部を圧迫することにより行なわれ
ることができる。
サンプル収容部を固定するため、少くとも1方の成形部
材を、スペーサにより制限されたキュベット部の長さを
越えて相応する範囲だけ延長される。有利に、付加的な
延長部が取手として使用されかつマーカーまたは標識の
位置を提供することができる。
分離−または反応部は、例えば、紙、プラスチックまた
はプラスチック−セルロースコンパウンドより成るフリ
ースもしくは他の類似の材料のような吸収性材料より成
り、これらは所要の試薬とともに噴霧または含浸するこ
とにより備えられる。これら試薬が後続の測定に有害で
ある場合、これら試薬はキャリヤに固定されることがで
きる。
イオン交換紙が有害なイオンの分離に使用されてもよ
く、適当なフィルタ材料が微粒子状物質の分離に使用さ
れることができる。キュベットにより収容されなかった
過剰量のサンプルは、同じくこの部分により収容されか
つサンプルの計量されざる装填を許容する。
それぞれの場合、本発明による装置は、全材料が透明で
あるキュベットより成るように変更されてよく、従って
測定が透過光で行なわれることができ、その場合光源が
キュベットの1方の側面に、かつ感光性の検知装置が他
方の側面に配置される。しかしまた測定は、反射光測光
により行なわれることができ、その場合光源および光検
知装置がキュベットの同じ側面に配置される。また本発
明による方法は、分析すべきサンプルが例えば染色浴ま
たはインキのような着色溶液より成る場合、または例え
ば血液の赤血球濃度または血漿のビリルビン含分を測定
すべき場合、全く化学的試薬なしに実施されることがで
きる。
光路外に配置された装置によりその層厚が測定される公
知のキュベット(標準キュベットの側壁、米国特許再発
行明細書第29725号による“楔”)と対照的にスペ
ーサが光路中に配置されるので、フィラメントおよびサ
ンプルが同じ屈折率を有する特定の場合を除き、フィラ
メント表面の付加的屈折を配慮すべきである。従って散
乱損失を回避するため、分光光度計の受光面が、散乱光
をも捕集されるように形成される必要がある。そのた
め、キュベットの直後に集光レンズまたはウルプリヒト
球が備えられる必要がある。他の場合には、常用の分光
装置が使用されてよい。
以下に、本発明による装置の他の特徴および利点を図面
実施例につき詳述する。
第1図において、顔料着色されたシート1にモノフィラ
メントクロス2が重ねられている。接着剤3を使用し、
クロス2の上側で透明シート4およびサンプル収容部5
(例えばガラス繊維フリース)が顔料着色シート1に固
定されている。このクロス2は、同じくこれら接着位置
の少くとも1つにより固定されるかまたはシート1,4
および5の圧迫作用により支持される。サンプル収容部
5が、その下側に配置されたクロス2と毛管接触する。
過剰量のサンプル液は、シート1および4を圧迫せる際
に開口面を経て流出することができる。
第2図において、顔料着色されたシート1にモノフィラ
メントクロス2が重ねられている。接着剤3を使用し、
クロス2の上側に透明シート4が固定されている。装置
の下縁6が、液状サンプルの吸収に使用される。
以下に、本発明による装置の用法、製造および取扱い法
を実施例につき詳述する。
例1 血液中ヘモグロビンの定量法 ジオクチル−Na−スルホサクシネート 0.3g ジアミル−Na−スルホサクシネート 0.3g サポニン 2.5g 赤血アルカリ塩 2.0g シアン化水銀(II) 9.0g をクエン酸塩0.1モル緩衝剤100m中に溶解す
る。この溶液を、500μ厚のポリアミドフリース(カ
ルフ社(Fa.Kalff)のSL4207KA)に含浸しかつ引続
き60゜Cで乾燥する。この含浸フリースを6mm巾のスト
リップに切断する。
―TiO2で着色せるポリスチロールシート、500μ厚、
77mm巾、 ―透明なポリカーボネートシート(ロンザ社(Fa.Lonz
a)のポカロンN(PokalonN)、透明)、15
0μ厚、15mm巾、 ―0.05%ジオクチル−Na−スルホサクシネート水溶
液中で洗浄したモノフィラメントポリアミドクロス(チ
ューリッヒャー・ボイテルトゥーフファブリーク社(F
a.Zricher Beuteltuchfabrik)のNY15HC)15
mm巾、および ―含浸されたフリース のこれらストリップから、加熱ノズルから施こされる溶
融接着剤を使用し、第1図による装置を接着形成する。
引続き、このウェブ状の装置を6mm巾のストリップに切
断する。このようなキュベットの寸法6×6mmのサンプ
ル収容部(フリース)に血液約25μを滴加する。
次いで、この血液を反応フリースを経、その中で赤血球
を溶血させかつこれにより遊離されたヘモグロビンをヘ
モグロビンシアニドに反応させてキュベットのスリット
中へ流入させる。ヘモグロビンシアニドの反応呈色を、
ツアイス社の球状付属レンズ付の拡散反射光度計PMQ
111(RemissionsphotometerP
MQ111mit Kugelansatz von
Zeiss)で540nmで測定する、その場合試験用ス
トリップの透明シートの面を測定孔の前に載置しかつ平
面研磨せるマグネットで圧迫(0.5バール)する。そ
の前にヘモグロビン溶液で得られた標準曲線により、拡
散反射率をヘモグロビン濃度に換算する。この装置を使
用し、濃度範囲25〜200gHB/で、血液からの
ヘモグロビン定量を1日当り2%(変動係数)の精度で
実施することができる。
例2 血漿中ビリルビンの定量法 ―顔料着色せるポリスチロールシート、500μ厚、7
7mm巾、 ―透明ポリアセテートシート(ロンザ社のウルトラファ
ン(Ultraphan)200μ厚、15mm巾、 ―モノフィラメントポリエステルクロス(チューリッヒ
ャー・ボイテルトゥーフファブリーク社のPE73H
C、フィラメント太さ38μ、フィラメント数89.
5)15mm巾、および ―赤血アルカリ塩5%水溶液で含浸したガラス繊維フリ
ース、60g/m2、(シュライヒャー・ウント・シュル
社(Fa.Schleicher & Schll)のNr.9)、6
mm巾、 のこれらストリップから、例1(第1図)による装置を
接着形成しかつ6mm巾のストリップに加工する。ビリル
ビンを含有する純血液20μをサンプル収容フリース
に滴加する。このガラス繊維フリースが血球を維持す
る。ビリベルジンに酸化されたビリルビンを有する血漿
をキュベットのスリット中へ流入させ、かつ例1におけ
るように拡散反射光度計PMQ3で630nmで測定す
る。これにより、血漿中のビリルビン濃度を標準曲線に
より定量することができる。
例3 水溶液中のエバンス青濃度の定量法 ―顔料着色せるポリスチロールシート、500μ厚、7
7mm巾、 ―透明ポリスチロールシート、100μ、15mm巾、お
よび ―モノフィラメントポリアミドクロス(チューリッヒャ
ー・ボイテルトゥーフファブリーク社のNY64H
C)、15mm巾 のこれらストリップから、第2図による装置を接着形成
しかつ10mm巾のストリップに加工した。これらストリ
ップの下縁を、エバンス青の水溶液の表面に慎重に接触
させ、その場合直ちにキュベット室に溶液が充填され
る。充填されたこれらストリップを、ツアイス社製の球
状付属レンズKAを有する拡散反射光度計PMQ3で6
40nmで測定し、その後に拡散反射率を標準曲線により
濃度に換算することができる。反覆測定(n=10)の
場合、濃度範囲0.01〜1.0mモル/で、変動係
数が偏差2%で約1%と測定される。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本発明による装置のそれぞれ1
実施例を略示する縦断面図である。 1…着色シート、2…モノフィラメントクロス、3…接
着剤、4…透明シート、5…サンプル収容部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キュベットが2つの相互に平行な平面成形
    部材より成り、その場合これら2つの部材の測定に使用
    される範囲が透明であるかまたは1方の部材が透明であ
    りかつ1方の部材が反射性であるキュベットにおいて、
    これら成形部材間に透明フィラメントより成る網状物よ
    り形成された平面スペーサが配置され、光路の長さがこ
    のスペーサの厚さにより得られ、かつこれら成形部材お
    よびスペーサが最低1つの縁で相互に結合されているこ
    とを特徴とする液体中の化合物を分光測光法により測定
    するためのキュベット。
  2. 【請求項2】スペーサが、プラスチック繊維より成るモ
    ノフィラメントクロスまたはマルチフィラメントクロス
    であることを特徴とする、特許請求の範囲第1項記載の
    液体中の化合物を分光測光法により測定するためのキュ
    ベット。
  3. 【請求項3】スペーサとともに、吸収性材料がサンプル
    収容部として配置されていることを特徴とする、特許請
    求の範囲第1項または第2項記載の液体中の化合物を分
    光測光法により測定するためのキュベット。
  4. 【請求項4】吸収性材料が反応層および/または分離層
    として形成されていることを特徴とする、特許請求の範
    囲第3項記載の液体中の化合物を分光測光法により測定
    するためのキュベット。
  5. 【請求項5】吸収性材料が、1方の成形部材により被覆
    されていないかまたは部分的に被覆されているにすぎな
    いことを特徴とする、特許請求の範囲第3項または第4
    項記載の液体中の化合物を分光測光法により測定するた
    めのキュベット。
  6. 【請求項6】1方の成形部材が、キュベット範囲を越え
    て延びかつ取手として形成されていることを特徴とす
    る、特許請求の範囲第1項から第5項までのいずれか1
    項記載の液体中の化合物を分光測光法により測定するた
    めのキュベット。
  7. 【請求項7】サンプル収容部の吸収性材料が付加的な試
    薬を含有することを特徴とする、特許請求の範囲第3項
    から第6項までのいずれか1項記載の液体中の化合物を
    分光測光法により測定するためのキュベット。
  8. 【請求項8】化合物が、尿、血漿および血液のような体
    液中の生物学的物質であることを特徴とする、特許請求
    の範囲第1項から第3項までのいずれか1項記載の液体
    中の化合物を分光測光法により測定するためのキュベッ
    ト。
  9. 【請求項9】化合物が水性液体中の化合物であることを
    特徴とする、特許請求の範囲第1項から第3項までのい
    ずれか1項記載の液体中の化合物を分光測光法により測
    定するためのキュベット。
  10. 【請求項10】化合物が、血液中のヘモグロビンまたは
    血漿中のビリルビンであることを特徴とする、特許請求
    の範囲第1項から第3項までのいずれか1項記載の液体
    中の化合物を分光測光法により測定するためのキュベッ
    ト。
  11. 【請求項11】キュベットが2つの相互に平行な平面成
    形部材より成り、その場合これら2つの部材の測定に使
    用される範囲が透明であるかまたは1方の部材が透明で
    ありかつ1方の部材が反射性であるキュベットにおい
    て、これら成形部材間に透明フィラメントより成る網状
    物より形成された平面スペーサが配置され、光路の長さ
    がこのスペーサの厚さにより得られ、これら成形部材お
    よびスペーサが最低1つの縁で相互に結合されており、
    かつ検出反応に所要の試薬が固体の形で成形部材のスペ
    ーサに対向する面および/またはスペーサに配置されて
    いることを特徴とする、液体中の化合物を分光測光法に
    より測定するためのキュベット。
JP58163428A 1982-09-11 1983-09-07 液体中の化合物を分光測光法により測定するためのキユベツト Expired - Lifetime JPH063442B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE3233809.0 1982-09-11
DE19823233809 DE3233809A1 (de) 1982-09-11 1982-09-11 Kuevette zur bestimmung chemischer verbindungen in fluessigkeiten

Publications (2)

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JPS5968650A JPS5968650A (ja) 1984-04-18
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