JP2002022742A - 免疫クロマト試験用具及び免疫クロマト試験片の測定装置 - Google Patents

免疫クロマト試験用具及び免疫クロマト試験片の測定装置

Info

Publication number
JP2002022742A
JP2002022742A JP2000207219A JP2000207219A JP2002022742A JP 2002022742 A JP2002022742 A JP 2002022742A JP 2000207219 A JP2000207219 A JP 2000207219A JP 2000207219 A JP2000207219 A JP 2000207219A JP 2002022742 A JP2002022742 A JP 2002022742A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
immunochromatographic test
test strip
immunochromatographic
test piece
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000207219A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4128730B2 (ja
Inventor
Kazunori Yamauchi
一徳 山内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hamamatsu Photonics KK
Original Assignee
Hamamatsu Photonics KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hamamatsu Photonics KK filed Critical Hamamatsu Photonics KK
Priority to JP2000207219A priority Critical patent/JP4128730B2/ja
Publication of JP2002022742A publication Critical patent/JP2002022742A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4128730B2 publication Critical patent/JP4128730B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 免疫クロマト試験片の呈色の度合いを精度よ
く測定することが可能な免疫クロマト試験用具を提供す
ること。 【解決手段】 免疫クロマト試験用具1は、免疫クロマ
ト試験片10と、ケーシング20(上部ケーシング21
と下部ケーシング22)とを有する。免疫クロマト試験
片10は、上部ケーシング21と下部ケーシング22と
の間に保持されている。上部ケーシング21には、免疫
クロマト試験片10に当接して、下部ケーシング22の
免疫クロマト試験片10を挟んで観測用ウィンドウ25
とは反対側に位置する部分に免疫クロマト試験片10を
密接させるための免疫クロマト試験片当接部31を有す
る。免疫クロマト試験片当接部31は、観測用ウィンド
ウ25を形成する縁部のうちの免疫クロマト試験片10
における抗原又は抗体の移動方向に対して平行となる2
つの縁部25aから免疫クロマト試験片10に略直交す
るように延設される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は免疫クロマト(イム
ノクロマト)試験片を備える免疫クロマト試験用具と、
免疫クロマト試験片を測定するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】免疫クロマト式分析について説明する
と、免疫クロマト試験片では、検体(試料)中の抗原
(又は抗体)と抗原抗体反応を起こす抗体(又は抗原)
が免疫クロマト試験片の特定の位置にあらかじめ帯状に
塗布されている。その免疫クロマト試験片に検体を適用
した後、展開液により検体中の抗原(又は抗体)を溶出
させて試験片に浸透させていくと、免疫クロマト試験片
に塗布されている抗体(又は抗原)のところで抗原抗体
反応により検体中の抗原(又は抗体)がトラップされ
る。このトラップされた量が検体中のその抗原(又は抗
体)の総量であるので、検体中の抗原(又は抗体)を色
素で標識しておけば吸光度等の光学的測定により抗原
(又は抗体)の総量が測定できる。免疫クロマト分析法
は、通常の呈色試験法に比べて極微量まで定量が可能な
方法である。
【0003】通常、免疫クロマト分析法に用いられる免
疫クロマト試験用具101は、図15〜図17に示され
るように、免疫クロマト試験片110と、免疫クロマト
試験片110を保持するケーシング120とを有してい
る。ケーシング120は、上部ケーシング121と下部
ケーシング122とからなり、免疫クロマト試験片11
0は、上部ケーシング121と下部ケーシング122と
の間に保持されている。また、上部ケーシング121に
は、免疫クロマト試験片110の呈色部分を露出させる
観測用ウィンドウ125が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、免疫クロマ
ト試験片の呈色の度合いを精度よく測定することが可能
な免疫クロマト試験用具及び免疫クロマト試験片の測定
装置を提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、調査研究
の結果、検体が展開し呈色した後の免疫クロマト試験片
から検体中の特定物質の濃度を測定する手法として、免
疫クロマト試験片に照射された測定光の透過光を検出
し、検出した透過光に基づいて呈色パターンの吸光度を
測定する場合に、以下のような事実が存在していること
を新たに見出した。
【0006】図18に示されるように免疫クロマト試験
片110の底面と下部ケーシング122との間に間隙G
が形成されると、免疫クロマト試験片110の透過光の
吸光プロファイルにむら(図19において、A部)が生
じてしまう。免疫クロマト試験片110の透過光の吸光
プロファイルにむらが生じるのは、間隙Gが形成された
部分と形成されない部分とでは光のカップリング性(光
の伝達性)が異なり、間隙Gが形成された部分は光が伝
達する際に光の損失が生じて減光してしまうからであ
る。このように、光(測定光)が減光して免疫クロマト
試験片の透過光の吸光プロファイルにむらが生じてしま
うと、吸光度のばらつきを表すCV値(標準偏差/平均
×100[%])が大きくなり呈色の度合いを精度よく
測定することが困難になってしまう。
【0007】かかる調査研究結果を踏まえ、本発明に係
る免疫クロマト試験用具は、免疫クロマト試験片と、免
疫クロマト試験片を保持するケーシングと、を備えた免
疫クロマト試験用具であって、ケーシングは、免疫クロ
マト試験片の呈色部分を露出させる観測用ウィンドウ
と、免疫クロマト試験片に当接して、ケーシングの免疫
クロマト試験片を挟んで観測用ウィンドウとは反対側に
位置する部分に免疫クロマト試験片を密接させるための
免疫クロマト試験片当接部と、を有していることを特徴
としている。
【0008】本発明に係る免疫クロマト試験用具では、
ケーシングが免疫クロマト試験片当接部を有しているの
で、免疫クロマト試験片の底面とケーシングの免疫クロ
マト試験片を挟んで観測用ウィンドウとは反対側に位置
する部分との間に間隙が形成されるのが抑制される。こ
れにより、免疫クロマト試験片に照射された測定光の透
過光を検出し、検出した透過光に基づいて呈色パターン
の吸光度を測定する場合に、測定光が減光して免疫クロ
マト試験片の透過光の吸光プロファイルにむらが生じる
のを抑制することができ、吸光度のCV値を低く抑えて
呈色の度合いを精度よく測定することができる。
【0009】また、免疫クロマト試験片当接部は、観測
用ウィンドウを形成する縁部から免疫クロマト試験片に
向って延設されていることが好ましい。このように、免
疫クロマト試験片当接部が観測用ウィンドウの縁部から
免疫クロマト試験片に向って延設されることにより、免
疫クロマト試験片をケーシングの免疫クロマト試験片を
挟んで観測用ウィンドウとは反対側に位置する部分に密
接させ得る構成を簡易且つ低コストに実現することがで
きる。
【0010】また、免疫クロマト試験片当接部は、観測
用ウィンドウを形成する縁部のうちの免疫クロマト試験
片における抗原又は抗体の移動方向に対して平行となる
縁部から免疫クロマト試験片に略直交するように延設さ
れていることが好ましい。免疫クロマト試験片当接部が
観測用ウィンドウを形成する縁部のうちの免疫クロマト
試験片における抗原又は抗体の移動方向に対して平行と
なる縁部から免疫クロマト試験片に略直交するように延
設されることにより、免疫クロマト試験片をケーシング
の免疫クロマト試験片を挟んで観測用ウィンドウとは反
対側に位置する部分に確実に密接させることができる。
【0011】また、免疫クロマト試験片当接部は、観測
用ウィンドウを形成する縁部のうちの免疫クロマト試験
片における抗原又は抗体の移動方向に対して下流側とな
る縁部から免疫クロマト試験片に略直交するように延設
されていることが好ましい。本発明者らの調査研究の結
果、以下の事実も新たに判明した。図20中の矢印にて
示されるように、ウィンドウエッジ部131を、観測用
ウィンドウ125を形成する縁部のうちの免疫クロマト
試験片110における抗原又は抗体の移動方向に対して
上流側となる縁部125aから免疫クロマト試験片11
0に向って傾斜して設けた場合、このウィンドウエッジ
部131に入射した測定光が、ウィンドウエッジ部13
1内を伝わってウィンドウエッジ部131の端部から散
乱光、迷光として免疫クロマト試験片110の表面に照
射されることになる。このように、散乱光、迷光が免疫
クロマト試験片110が照射されると、免疫クロマト試
験片110の透過光の吸光プロファイルの形が崩れてし
まい、測定精度が低下する。そこで、免疫クロマト試験
片当接部が観測用ウィンドウを形成する縁部のうちの免
疫クロマト試験片における抗原又は抗体の移動方向に対
して平行となる縁部から免疫クロマト試験片に略直交す
るように延設されることにより、上述した散乱光、迷光
が発生し難くなる。これにより、散乱光、迷光が測定に
影響するのを抑えることができ、測定精度の低下を抑制
することができる。
【0012】本発明に係る免疫クロマト試験用具は、免
疫クロマト試験片と、免疫クロマト試験片を保持するケ
ーシングと、を備えた免疫クロマト試験用具であって、
ケーシングには、免疫クロマト試験片の呈色部分を露出
させる観測用ウィンドウが設けられており、免疫クロマ
ト試験片を、ケーシングの免疫クロマト試験片を挟んで
観測用ウィンドウとは反対側に位置する部分に密接させ
るための免疫クロマト試験片密接手段を有していること
を特徴としている。
【0013】本発明に係る免疫クロマト試験用具では、
免疫クロマト試験片密接手段を有しているので、免疫ク
ロマト試験片の底面とケーシングの免疫クロマト試験片
を挟んで観測用ウィンドウとは反対側に位置する部分と
の間に間隙が形成されるのが抑制される。これにより、
免疫クロマト試験片に照射された測定光の透過光を検出
し、検出した透過光に基づいて呈色パターンの吸光度を
測定する場合に、測定光が減光して免疫クロマト試験片
の透過光の吸光プロファイルにむらが生じるのを抑制す
ることができ、呈色の度合いを精度よく測定することが
できる。
【0014】本発明に係る免疫クロマト試験片の測定装
置は、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の免疫
クロマト試験用具に備えられた免疫クロマト試験片に対
して、ケーシングの免疫クロマト試験片を挟んで観測用
ウィンドウとは反対側に位置する部分から測定光を照射
する光照射手段と、測定光の照射により免疫クロマト試
験片から観測用ウィンドウを通って出射する透過光を検
出する光検出手段と、を有していることを特徴としてい
る。
【0015】本発明に係る免疫クロマト試験片の測定装
置では、上述した光照射手段と、光検出手段とを有して
いるので、測定光の透過光に基づいて、免疫クロマト試
験片の呈色の度合いを精度よく測定することができる。
この結果、抗原又は抗体の総量を適切に測定することが
できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
による免疫クロマト試験用具及び免疫クロマト試験片の
測定装置の好適な実施形態について詳細に説明する。な
お、各図において同一要素には同一符号を付して説明を
省略する。
【0017】まず、図1〜図8に基づいて、本発明の実
施形態に係る免疫クロマト試験用具を説明する。
【0018】免疫クロマト試験用具1は、免疫クロマト
試験片10と、平面視長方形状のケーシング20とを有
している。ケーシング20は、図2〜図5に示されるよ
うに、略板状の上部ケーシング21と、免疫クロマト試
験片10を収納する窪み部が形成された下部ケーシング
22とからなる。したがって、上部ケーシング21が下
部ケーシング22に嵌め合わされることにより、ケーシ
ング20が構成されることになる。
【0019】上部ケーシング21には、図1及び図5に
示されるように、その長辺方向に沿って、検体を滴下さ
せるための検体点着ウィンドウ24と、免疫クロマト試
験片10の呈色部分を露出させる観測用ウィンドウ25
とが設けられている。なお、本実施形態の免疫クロマト
試験用具1においては、観測用ウィンドウ25の一部
は、コントロールウィンドウ26として用いられる。検
体点着ウィンドウ24及び観測用ウィンドウ25は、略
長方形状を呈している。
【0020】免疫クロマト試験片10は、上部ケーシン
グ21と、下部ケーシング22との間に保持されてい
る。免疫クロマト試験片10は、図5に示されるよう
に、検体点着部11、試薬部12、展開層部13、吸水
部14を有しており、これらが連続して形成されたもの
である。検体点着部11は、検体点着ウィンドウ24に
対応する位置に設けられ、検体が滴下される。検体点着
部11は不織布から形成されている。不織布としては、
綿などの天然繊維、またはポリエステル、ポリプロピレ
ン、ポリウレタン、ポリアミド、レーヨンなどの合成繊
維や再生繊維を、メルトブロー法、フラッシュ紡糸法、
スパンレース法、スパン接着法、ウォータージェット法
などの手法でシート状に加工されたものが用いられる。
とくに、親水性のものあるいは親水加工を施したものが
好適である。
【0021】試薬部12は、素材として、レーヨン、ポ
リエステル、ポリアミド系合成繊維および/または各種
素材の混合繊維を用い、スパンレース法により製造され
たもので、レーヨンを素材として含むため親水性に富み
試薬を含浸させやすい不織布から形成されている。試薬
部12には、検体中の抗原(又は抗体)、たとえば尿中
に存在しうる被検物質、ヒト絨毛性ゴナドトロピン(h
CG)に対して特異的に結合する標識化された第1試薬
(金コロイドで標識化された第1の抗hCG抗体)が含
浸させられ、凍結乾燥されている。
【0022】展開層部13は、観測用ウィンドウ25に
対応する位置に設けられる検出部15と、コントロール
ウィンドウ26に対応する位置に設けられる判定可能確
認表示部16とを含んでいる。展開層部13は、不織
布、濾紙、ガラス繊維濾紙、ポリアミド系合成繊維また
はニトロセルロースなどのクロマトグラフ媒体から形成
されており、検出部15には、検体中の抗原(又は抗
体)と特異的に結合する抗体(又は抗原)として、第2
試薬(第2の抗hCG抗体)が塗布されて固定化されて
おり、ライン状(又は帯状)となっている。判定可能確
認表示部16には、検体中に抗原(又は抗体)が存在す
るか否かにかかわらず、検体の通過に伴って変色する指
示薬が定着されている。
【0023】吸水部14は、展開層部13上の端部に設
けられ、検体点着部11と同様に、不織布から形成され
ている。吸水部14は、検出部15を通った検体を吸収
し、検体が免疫クロマト試験用具1の外部に漏れるのを
防いでいる。
【0024】検体点着部11、試薬部12、及び、展開
層部13は、透明支持体17上に接着剤等を用いて貼付
されている。また、展開層部13の検出部15の上面に
も、透明支持体18が同様に、貼付されている。透明支
持体17,18の材料としては、たとえば、ポリ塩化ビ
ニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、
ポリスチレン、アクリル酸ポリマ−などの不透湿材料が
用いられる。
【0025】検体は、検体点着ウィンドウ24から免疫
クロマト試験片10の検体点着部11に滴下される。検
体中の抗原(又は抗体)は、試薬部12において第1試
薬と結合し、検体中の抗原(又は抗体)と第1試薬との
結合体や未反応の第1試薬は免疫クロマト試験片10の
長辺方向に移動(展開)する。いま、仮に検体中に抗原
が含まれており、この抗原が検出部15の抗体(第2試
薬)とそれぞれ抗原抗体反応するものとする。検体が移
動するにともなって、検体中の抗原と検出部15に固定
されている抗体とが特異的に反応し、反応した検出部1
5には捕捉された標識物質(金コロイド)により呈色
(赤紫色に呈色)したライン状のパターン19(図8に
図示)が形成される。この呈色したライン状のパターン
19は、免疫クロマト試験片10における検体中の抗原
(又は抗体)の移動方向と交差する方向(たとえば、直
交する方向)に延びて形成され、観測用ウィンドウ25
から観測することができる。
【0026】上部ケーシング21には、免疫クロマト試
験片10に当接して、下部ケーシング22の免疫クロマ
ト試験片10を挟んで観測用ウィンドウ25とは反対側
に位置する部分(下部ケーシング22の底面)に免疫ク
ロマト試験片10を密接させるための免疫クロマト試験
片当接部31(免疫クロマト試験片密接手段)を有して
いる。免疫クロマト試験片当接部31は、図4及び図5
に示されるように、観測用ウィンドウ25を形成する縁
部のうちの免疫クロマト試験片10における抗原又は抗
体の移動方向に対して平行となる2つの縁部25aから
免疫クロマト試験片10に略直交するように延設されて
いる。
【0027】このように構成された免疫クロマト試験用
具1では、免疫クロマト試験片当接部31が免疫クロマ
ト試験片10に当接して免疫クロマト試験片10を押圧
することにより、図6及び図7に示されるように、免疫
クロマト試験片10(透明支持体17)の底面が下部ケ
ーシング22の免疫クロマト試験片10を挟んで観測用
ウィンドウ25とは反対側に位置する部分に密着し、免
疫クロマト試験片10(透明支持体17)の底面と下部
ケーシング22の免疫クロマト試験片10を挟んで観測
用ウィンドウ25とは反対側に位置する部分との間に間
隙が形成されるのが抑制される。
【0028】この結果、免疫クロマト試験片10(検出
部15)に照射された測定光の透過光を検出し、検出し
た透過光に基づいて呈色パターンの吸光度を測定する場
合に、測定光が減光して免疫クロマト試験片10の透過
光の吸光プロファイルにむらが生じるのを抑制すること
ができ、免疫クロマト試験片10の検出部15における
呈色の度合いを精度よく測定することができる。
【0029】また、免疫クロマト試験片当接部31が、
観測用ウィンドウ25を形成する縁部のうちの免疫クロ
マト試験片10における抗原又は抗体の移動方向に対し
て平行となる縁部25aから免疫クロマト試験片10に
向って延設されていることにより、検出部15、特に呈
色したライン状のパターンが形成される部分の近傍を免
疫クロマト試験片当接部31により押圧することがで
き、免疫クロマト試験片10のうちの測定に関係する部
分の底面を下部ケーシング22の免疫クロマト試験片1
0を挟んで観測用ウィンドウ25とは反対側に位置する
部分に確実に密着させることができる。また、免疫クロ
マト試験片10を下部ケーシング22に確実に密接させ
得る構成を簡易且つ低コストに実現することができる。
【0030】なお、本実施形態においては、免疫クロマ
ト試験片当接部31を、観測用ウィンドウ25を形成す
る縁部のうちの免疫クロマト試験片10における抗原又
は抗体の移動方向に対して平行となる縁部25aから延
設させるように構成しているが、これに限られるもので
はない。たとえば、図8に示されるように、免疫クロマ
ト試験片当接部32を、観測用ウィンドウ25を形成す
る縁部のうちの免疫クロマト試験片10における抗原又
は抗体の移動方向に対して下流側となる縁部25bから
延設させるように構成してもよい。このように、免疫ク
ロマト試験片当接部32を、観測用ウィンドウ25を形
成する縁部のうちの免疫クロマト試験片10における抗
原又は抗体の移動方向に対して下流側となる縁部25b
から延設させた場合、免疫クロマト試験片10に入射す
ることになる散乱光、迷光が発生し難くなる。これによ
り、散乱光、迷光が測定に影響するのを抑えることがで
き、測定精度の低下を抑制することができる。
【0031】次に、図9に基づいて、本発明の実施形態
に係る免疫クロマト試験片の測定装置を説明する。
【0032】測定装置51は、免疫クロマト試験用具1
(免疫クロマト試験片10)に測定光を照射する光照射
手段60と、測定光の照射による免疫クロマト試験用具
1(免疫クロマト試験片10)からの光を検出する光検
出手段70とを備えている。光照射手段60は、発光素
子61と、ミキシングロッド62とを有している。ま
た、光検出手段70は、アパーチャ71と、結像レンズ
としての凸レンズ73と、撮像素子としてのCCDイメ
ージセンサ76とを有している。
【0033】発光素子61は、発光波長の異なる複数の
LED、本実施形態においては青色LED61Bと赤色
LED61Rとを含んでいる。抗原抗体反応により形成
されたライン状のパターン19を赤色系に呈色させた場
合には、青色LED61Bを発光させる。また、抗原抗
体反応により形成されたライン状のパターン19を青色
系に呈色させた場合には、赤色LED61Rを発光させ
る。
【0034】ミキシングロッド62は、発光素子61
(青色LED61B又は赤色LED61R)から出力さ
れた光をミキシングする透明アクリル樹脂製の角柱(又
は円柱)状のロッドであり、その端部に光入射面及び光
出射面を有している。ミキシングロッド62の光入射面
側には上述した発光素子61が配置されている。また、
ミキシングロッド62の光出射面側には免疫クロマト試
験用具1(免疫クロマト試験片10)が配置されてお
り、詳細には、免疫クロマト試験用具1は、ケーシング
20(上部ケーシング21)の観測用ウィンドウ25が
ミキシングロッド62の光出射面と重なるように、ミキ
シングロッド62の光出射面に対向して配置される。ミ
キシングロッド62の光出射面は8mm×14mmの大
きさを有しており、このミキシングロッド62の光出射
面の面積は、ケーシング20(上部ケーシング21)の
観測用ウィンドウ25の開口面積よりも大きく設定され
ている。
【0035】ミキシングロッド62の光入射面及び光出
射面には、拡散手段としての拡散板63,64が、ミキ
シングロッド62の光入射面及び光出射面に当接した状
態で、設けられている。この拡散板63,64は、乳白
アクリル樹脂製である。なお、拡散板63,64を設け
る代わりに、拡散手段として、ミキシングロッド62の
光入射面及び光出射面そのものをスリガラス状に加工す
るようにしてもよい。
【0036】発光素子61(青色LED61B又は赤色
LED61R)から出力された光は、拡散板63により
拡散された後にミキシングロッド62の光入射面からミ
キシングロッド62内に入る。ミキシングロッド62内
に入った光は、ミキシングロッド62の側面で全反射さ
れながら伝搬することによりミキシングされ、ミキシン
グロッド62の光出射面に達する。ミキシングロッド6
2の光出射面に達した光は、拡散板64により拡散され
た後に、ケーシング20(下部ケーシング22)の下側
から測定光として、免疫クロマト試験片10の検出部1
5(上部ケーシング21の観測用ウィンドウ25)に向
けて照射される。
【0037】アパーチャ71は、絞り用穴部72を有し
ており、測定光の照射により免疫クロマト試験片10
(下部ケーシング22)を透過して観測用ウィンドウ2
5から出た透過光は、アパーチャ71の絞り用穴部72
により絞られる。凸レンズ73は、アパーチャ71の絞
り用穴部72を介して入射する免疫クロマト試験片10
(ケーシング20)からの透過光を結像させる。
【0038】CCDイメージセンサ76は、受光面77
を有し、この受光面77が、凸レンズ73により免疫ク
ロマト試験片10(ケーシング20)からの透過光が結
像される位置となるように配設されている。受光面77
には、受光素子が1次元方向あるいは2次元方向に配置
されており、CCDイメージセンサ76は、凸レンズ7
3により結像された像を受光面77にて撮像することに
より、免疫クロマト試験片10の透過光を検出する。
【0039】次に、検体の濃度を求める手法について説
明する。まず、CCDイメージセンサ76により免疫ク
ロマト試験用具1(免疫クロマト試験片10)の透過光
を検出すると、CCDイメージセンサ76からの出力信
号に基づいて、呈色して形成されたライン状のパターン
19の吸光度を求める。詳細には、CCDイメージセン
サ76からの出力信号強度とCCDイメージセンサ76
の受光素子(チャンネル)位置とに基づいて、図10に
示されるような、免疫クロマト試験片10の透過光の吸
光プロファイルを作成する。このとき、免疫クロマト試
験用具1は、免疫クロマト試験片当接部31が免疫クロ
マト試験片10に当接して免疫クロマト試験片10を押
圧して、免疫クロマト試験片10の底面が下部ケーシン
グ22の免疫クロマト試験片10を挟んで観測用ウィン
ドウ25とは反対側に位置する部分に密着し、免疫クロ
マト試験片10の底面と下部ケーシング22の免疫クロ
マト試験片10を挟んで観測用ウィンドウ25とは反対
側に位置する部分との間に間隙が形成されるのが抑制さ
れているので、測定光が減光して免疫クロマト試験片1
0の透過光の吸光プロファイルにむらが生じることはな
い。
【0040】そして、作成された吸光プロファイルにお
ける免疫クロマト試験片10の呈色していない部分に相
当する位置の出力信号強度T0、呈色した部分(ライン
状のパターン19)に相当する位置の出力信号強度Ti
として、下記(1)式に基づいて吸光度ABSを算出す
る。 ABS=log(T0/Ti) ……… (1) 吸光度ABSが算出されると、吸光度ABSから、予め
作成された検量特性線を参照して検体中に含まれる抗体
又は抗原の総量(濃度)を求める。
【0041】なお、吸光度の算出に関して、作成された
吸光プロファイルにおける免疫クロマト試験片の呈色し
ていない部分に相当する位置の平均出力信号強度Ta0
呈色した部分(ライン状のパターン)に相当する位置の
平均出力信号強度Taiとして、下記(2)式に基づいて
吸光度ABSを算出するようにしてもよい。 ABS=log(Ta0/Tai) ……… (2)
【0042】このように、測定装置51では、上述した
ような構成の光照射手段60と光検出手段70とを有し
ているので、免疫クロマト試験用具1(免疫クロマト試
験片10)からの測定光の透過光に基づいて、免疫クロ
マト試験片10の検出部15の呈色の度合いを精度よく
測定することができる。この結果、検体中に含まれる抗
原又は抗体の総量(濃度)を適切に測定することができ
る。
【0043】また、測定装置51にあっては、光照射手
段60は、発光素子61(青色LED61B又は赤色L
ED61R)と、ミキシングロッド62とを有し、ミキ
シングロッド62から出射した光を測定光として免疫ク
ロマト試験用具1(免疫クロマト試験片10)に照射
し、光検出手段70は、凸レンズ73と、CCDイメー
ジセンサ76とを有し、CCDイメージセンサ76によ
り免疫クロマト試験用具1(免疫クロマト試験片10)
からの透過光を検出する。これにより、発光素子61か
ら出力された光はミキシングロッド62によりミキシン
グされて免疫クロマト試験用具1(免疫クロマト試験片
10)に照射されるので、発光素子61からの光の減衰
が抑制され、免疫クロマト試験片10に照射される光量
が大きくなる。この結果、CCDイメージセンサ76に
よる免疫クロマト試験片10(検出部15)において呈
色して形成されたライン状のパターン19の検出を確実
に行うことができる。また、光源として発光素子61
(青色LED61B又は赤色LED61R)を用いるの
で、測定装置51の大型化を抑制することもできる。
【0044】また、ミキシングロッド62の光入射面側
及び光出射面側には、拡散板63,64が設けられてい
るので、免疫クロマト試験用具1(免疫クロマト試験片
10)に照射される光が略均一化され、CCDイメージ
センサ76による免疫クロマト試験片10(検出部1
5)におけるライン状のパターン19の検出をより一層
確実に行うことができる。
【0045】また、ミキシングロッド62の光出射面の
面積は、上部ケーシング21の観測用ウィンドウ25の
面積よりも大きいので、免疫クロマト試験用具1の観測
用ウィンドウ25に対応する位置に照射される光がより
一層略均一化され、CCDイメージセンサ76による免
疫クロマト試験片10(検出部15)におけるライン状
のパターン19の検出をより一層確実に行うことができ
る。
【0046】本発明の免疫クロマト試験用具において、
免疫クロマト試験片当接部31によって得られる効果
(免疫クロマト試験片における呈色の度合いを精度よく
測定することができる)を確認する試験を行った。本発
明による実施例1としては、濃度がそれぞれ異なるHb
s抗原を、免疫クロマト試験片当接部31を有する免疫
クロマト試験用具1に100μl滴下して吸光度を測定
し、この測定を複数回繰り返し、図11に示される検量
特性線を作成した。これに対して、比較例1は、同じく
濃度がそれぞれ異なるHbs抗原を、免疫クロマト試験
片当接部31を有さない従来の免疫クロマト試験用具に
100μl滴下して吸光度を測定し、この測定を複数回
繰り返し、図13に示される検量特性線を作成した。実
験例1及び比較例1において、Hbs抗原の濃度は、各
々40pg/ml、150pg/ml、300pg/m
lに設定している。これらの点以外は、実施例1及び比
較例1とも全く同様の構成とした。
【0047】実施例1によれば、Hbs抗原の濃度40
pg/ml、150pg/ml、300pg/ml毎に
おける吸光度の各CV値は、図12に示されるように、
14.0%、7.0%、3.0%であった。これに対し
て、比較例1では、Hbs抗原の濃度40pg/ml、
150pg/ml、300pg/ml毎における吸光度
の各CV値は、図14に示されるように、22.8%、
11.7%、19.7%であった。以上のことから、本
発明の免疫クロマト試験用具、すなわち免疫クロマト試
験片当接部31を有する免疫クロマト試験用具1によれ
ば、吸光度のCV値が低く抑えられ、免疫クロマト試験
片における呈色の度合いを精度よく測定できることが分
かる。
【0048】本発明は、前述した実施形態に限定される
ものではなく、たとえば、免疫クロマト試験片当接部3
1は、観測用ウィンドウ25を形成する縁部のうちの免
疫クロマト試験片10における抗原又は抗体の移動方向
に対して平行となる縁部25a、及び、同じく下流側と
なる縁部25bから免疫クロマト試験片10に略直交す
るように延設してもよく、また、上述した縁部25a,
25b以外の上部ケーシング21の下面から免疫クロマ
ト試験片10に向けて延設してもよい。
【0049】また、免疫クロマト試験片密接手段として
接着剤等を用いて、免疫クロマト試験片10(透明支持
体17)の底面を下部ケーシング22(ケーシング2
0)の免疫クロマト試験片10を挟んで観測用ウィンド
ウ25とは反対側に位置する部分に密接させるように構
成してもよい。ただし、この場合には、接着剤として、
測定光を透過させる光学的に透明な接着剤を用いること
が好ましい。
【0050】また、シリコンオイル等のように光学的に
透明なものを用いて、免疫クロマト試験片10(透明支
持体17)の底面を下部ケーシング22(ケーシング2
0)の免疫クロマト試験片10を挟んで観測用ウィンド
ウ25とは反対側に位置する部分に密接させるように構
成してもよい。接着剤のように硬化性はないものの吸光
度を計測する場合に光学的なロスをより減少させること
ができる。ただし接着剤と異なり固着性が低いので、下
部ケーシング22に凹部や壁を設けてその内に免疫クロ
マト試験片10を配置したり、免疫クロマト試験片10
の側面部分をケーシング20に固定するようにして、免
疫クロマト試験片10の位置ずれを防止することがより
好ましい。
【0051】
【発明の効果】以上、詳細に説明したとおり、本発明の
免疫クロマト試験用具及び免疫クロマト試験片の測定装
置によれば、免疫クロマト試験片の呈色の度合いを精度
よく測定することが可能な免疫クロマト試験用具及び免
疫クロマト試験片の測定装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る免疫クロマト試験用具
を示す上面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る免疫クロマト試験用具
を示す正面図である。
【図3】本発明の実施形態に係る免疫クロマト試験用具
を示す側面図である。
【図4】図1のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】図1のV−V線に沿う断面図である。
【図6】本発明の実施形態に係る免疫クロマト試験用具
を示す要部拡大断面図である。
【図7】本発明の実施形態に係る免疫クロマト試験用具
を示す要部拡大断面図である。
【図8】本発明の実施形態に係る免疫クロマト試験用具
の変形例を示す要部拡大断面図である。
【図9】本発明の実施形態に係る免疫クロマト試験片の
測定装置を示す、光学系の概略構成図である。
【図10】免疫クロマト試験片の透過光の吸光プロファ
イルを示す線図である。
【図11】本発明の免疫クロマト試験用具による実施例
により作成された検量特性線に関する線図であり、Hb
s抗原の濃度と吸光度との関係を示している。
【図12】本発明の免疫クロマト試験用具による実施例
により得られた吸光度のCV値に関する図表であり、H
bs抗原の濃度と吸光度のCV値との関係を示してい
る。
【図13】本発明の免疫クロマト試験用具の比較例によ
り作成された検量特性線に関する線図であり、Hbs抗
原の濃度と吸光度との関係を示している。
【図14】本発明の免疫クロマト試験用具の比較例によ
り得られた吸光度のCV値に関する図表であり、Hbs
抗原の濃度と吸光度のCV値との関係を示している。
【図15】従来の免疫クロマト試験用具を示す上面図で
ある。
【図16】図10のXVI−XVI線に沿う断面図であ
る。
【図17】図10のXVII−XVII線に沿う断面図
である。
【図18】従来の免疫クロマト試験用具を示す要部拡大
端面図である。
【図19】免疫クロマト試験片の透過光の吸光プロファ
イルを示す線図である。
【図20】従来の免疫クロマト試験用具を示す要部拡大
端面図である。
【符号の説明】
1…免疫クロマト試験用具、10…免疫クロマト試験
片、20…ケーシング、21…上部ケーシング、22…
下部ケーシング、25…観測用ウィンドウ、25a…縁
部、25b…縁部、31…免疫クロマト試験片当接部、
51…測定装置、60…光照射手段、70…光検出手
段、101…免疫クロマト試験用具、110…免疫クロ
マト試験片、120…ケーシング、121…上部ケーシ
ング、122…下部ケーシング、125…観測用ウィン
ドウ、G…間隙。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 免疫クロマト試験片と、前記免疫クロマ
    ト試験片を保持するケーシングと、を備えた免疫クロマ
    ト試験用具であって、 前記ケーシングは、 前記免疫クロマト試験片の呈色部分を露出させる観測用
    ウィンドウと、 前記免疫クロマト試験片に当接して、前記ケーシングの
    前記免疫クロマト試験片を挟んで前記観測用ウィンドウ
    とは反対側に位置する部分に前記免疫クロマト試験片を
    密接させるための免疫クロマト試験片当接部と、を有し
    ていることを特徴とする免疫クロマト試験用具。
  2. 【請求項2】 前記免疫クロマト試験片当接部は、前記
    観測用ウィンドウを形成する縁部から前記免疫クロマト
    試験片に向って延設されていることを特徴とする請求項
    1に記載の免疫クロマト試験用具。
  3. 【請求項3】 前記免疫クロマト試験片当接部は、前記
    観測用ウィンドウを形成する縁部のうちの前記免疫クロ
    マト試験片における抗原又は抗体の移動方向に対して平
    行となる縁部から前記免疫クロマト試験片に略直交する
    ように延設されていることを特徴とする請求項2に記載
    の免疫クロマト試験用具。
  4. 【請求項4】 前記免疫クロマト試験片当接部は、前記
    観測用ウィンドウを形成する縁部のうちの前記免疫クロ
    マト試験片における抗原又は抗体の移動方向に対して下
    流側となる縁部から前記免疫クロマト試験片に略直交す
    るように延設されていることを特徴とする請求項2に記
    載の免疫クロマト試験用具。
  5. 【請求項5】 免疫クロマト試験片と、前記免疫クロマ
    ト試験片を保持するケーシングと、を備えた免疫クロマ
    ト試験用具であって、 前記ケーシングには、前記免疫クロマト試験片の呈色部
    分を露出させる観測用ウィンドウが設けられており、 前記免疫クロマト試験片を、前記ケーシングの前記免疫
    クロマト試験片を挟んで前記観測用ウィンドウとは反対
    側に位置する部分に密接させるための免疫クロマト試験
    片密接手段を有していることを特徴とする免疫クロマト
    試験用具。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記
    載の免疫クロマト試験用具に備えられた免疫クロマト試
    験片に対して、前記ケーシングの前記免疫クロマト試験
    片を挟んで前記観測用ウィンドウとは反対側に位置する
    部分から測定光を照射する光照射手段と、 前記測定光の照射により前記免疫クロマト試験片から前
    記観測用ウィンドウを通って出射する透過光を検出する
    光検出手段と、を有していることを特徴とする免疫クロ
    マト試験片の測定装置。
JP2000207219A 2000-07-07 2000-07-07 免疫クロマト試験片の測定装置 Expired - Fee Related JP4128730B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000207219A JP4128730B2 (ja) 2000-07-07 2000-07-07 免疫クロマト試験片の測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000207219A JP4128730B2 (ja) 2000-07-07 2000-07-07 免疫クロマト試験片の測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002022742A true JP2002022742A (ja) 2002-01-23
JP4128730B2 JP4128730B2 (ja) 2008-07-30

Family

ID=18704018

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000207219A Expired - Fee Related JP4128730B2 (ja) 2000-07-07 2000-07-07 免疫クロマト試験片の測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4128730B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005040801A1 (ja) * 2003-10-29 2005-05-06 Hamamatsu Photonics K.K. 免疫クロマト試験用読取装置、これに適用可能なカートリッジ、及び免疫クロマト試験片の検査システム
JP2011089917A (ja) * 2009-10-23 2011-05-06 Aisin Seiki Co Ltd 試験片ハウジングおよび濃度測定用イムノクロマトデバイス
WO2022202378A1 (ja) * 2021-03-26 2022-09-29 富士フイルム株式会社 検査用カートリッジ
WO2023276034A1 (ja) * 2021-06-30 2023-01-05 柴田科学株式会社 検体検査装置及び検体検査方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005040801A1 (ja) * 2003-10-29 2005-05-06 Hamamatsu Photonics K.K. 免疫クロマト試験用読取装置、これに適用可能なカートリッジ、及び免疫クロマト試験片の検査システム
JP2011089917A (ja) * 2009-10-23 2011-05-06 Aisin Seiki Co Ltd 試験片ハウジングおよび濃度測定用イムノクロマトデバイス
WO2022202378A1 (ja) * 2021-03-26 2022-09-29 富士フイルム株式会社 検査用カートリッジ
WO2023276034A1 (ja) * 2021-06-30 2023-01-05 柴田科学株式会社 検体検査装置及び検体検査方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4128730B2 (ja) 2008-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4188538B2 (ja) 免疫クロマト試験片の測定装置
KR100251999B1 (ko) 시험 스트립용 판독 장치
JP3808393B2 (ja) 血液検査ユニットおよび血液検査装置
CN100394185C (zh) 易接近的分析装置及其使用方法
JP4683806B2 (ja) 磁気クロマトグラフィ測定法を行うためのシステムおよび方法
US6274872B1 (en) Process and device for carrying out quantitative, fluorescence affinity tests
CN211148665U (zh) 一种用于检测流体样本中目标分析物的侧向流动测定设备
EP2284538B1 (en) Biosensor
JPH063442B2 (ja) 液体中の化合物を分光測光法により測定するためのキユベツト
CN101467042A (zh) 定向流化验装置
CN105510577A (zh) 一种快速多点定标定量检测血液多种分析物的方法
JP4188537B2 (ja) 免疫クロマト試験片の測定装置
US9366619B2 (en) Optical device for performing an assay
US8570518B2 (en) Methods and materials for detection of target species
JP4043699B2 (ja) 免疫クロマト試験用具及び免疫クロマト試験片の測定装置
JP2001004540A (ja) 分析要素における試験層の液体吸収を検査するための方法および装置
CN111556968A (zh) 检查套组
JP4128730B2 (ja) 免疫クロマト試験片の測定装置
US20070122914A1 (en) Obtaining measurements of light transmitted through an assay test strip
JP2003161733A (ja) 特異結合分析方法および特異結合分析デバイス
KR20150020804A (ko) 투과형 진단 키트 및 이것을 포함하는 리더기
JP2001324503A (ja) 乾式分析素子の測定方法
JP2011089917A (ja) 試験片ハウジングおよび濃度測定用イムノクロマトデバイス
JP2533845B2 (ja) 免疫学的分析方法
JP2008116235A (ja) イムノクロマトグラフ検体分析用具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080513

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080515

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110523

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120523

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130523

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130523

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140523

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees