JPH0634414A - 振動式測定装置 - Google Patents

振動式測定装置

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JPH0634414A
JPH0634414A JP19116592A JP19116592A JPH0634414A JP H0634414 A JPH0634414 A JP H0634414A JP 19116592 A JP19116592 A JP 19116592A JP 19116592 A JP19116592 A JP 19116592A JP H0634414 A JPH0634414 A JP H0634414A
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JP
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straight pipe
fluid
pressure
vibration
pipe portion
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JP19116592A
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Inventor
Mikihiro Hori
幹宏 堀
Shigeru Nishiyama
繁 西山
昭次 ▲高▼橋
Shoji Takahashi
Hiroaki Hasegawa
広明 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はセンサチューブを振動させて計測さ
れた質量流量又は密度を補正して正確な計測ができるよ
う構成した振動式測定装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 振動式測定装置としての質量流量計1はケー
シング2内に一対のセンサチューブ7,8を設け、セン
サチューブ7と8との間に加振器13、ピックアップ1
4,15を設けてなる。流入管5と流入側マニホールド
6との間、及び流出側マニホールド9と流出管10との
間にベローズ4A,4Bが介在する。センサチューブ7
の端部には圧力センサ16が取付けられている。被測流
体の圧力が変動してベローズ4A,4Bが伸縮しても、
圧力センサ16で検出された圧力に応じた器差補正が行
なわれ、ピックアップ14,15により測定された質量
流量を圧力の影響を受けない数値に補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は振動式測定装置に係り、
特に直線状の管路の軸方向の変位をベローズにより吸収
するよう構成した振動式測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】流体が供給された管路を振動させて流体
の物理量を測定する振動式測定装置として、例えばコリ
オリ式質量流量計又は振動式密度計がある。
【0003】流量を計測する場合、被測流体の流量は流
体の種類、物性(密度、粘度など)、プロセス条件(温
度、圧力)によって影響を受けない質量で表わされるこ
とが望ましい。
【0004】そのため、被測流体の質量流量を計測する
種々の質量流量計が開発されつつあり、その中の一つと
して振動するセンサチューブ内に流体を流したときに生
ずるコリオリの力を利用して質量流量を直接計測するコ
リオリ式質量流量計がある。この種の従来の質量流量計
の一例としては、特開昭63−30721号公報により
開示された流量計がある。この公報の質量流量計は、被
測流体が通過する際の圧力損失を低減するため直線状に
延在するセンサチューブを半径方向に振動させ、流量に
比例したコリオリ力によるセンサチューブの変位を検出
するよう構成されている。
【0005】このように、直線状のセンサチューブを使
用した場合、流量計測時の圧力損失が低減する反面、高
温流体を計測する際センサチューブが軸方向に膨張して
センサチューブに圧縮荷重が作用して正確な流量計測が
行なえなくなる。そのため、流入口、流出口を有するフ
ランジ近傍の途中には高温流体の流量計測時センサチュ
ーブの軸方向の熱膨張を許容する蛇腹状のベローズが設
けられている。
【0006】又、振動式密度計の場合、上記コリオリ式
質量流量計と同様な構成とされ、センサチューブの共振
周波数より流体の密度を測定する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記振動式測定装置で
は、センサチューブの軸方向の変位を吸収するため、ベ
ローズを設けた場合、ベローズの谷部の内径(最小内
径)とセンサチューブの内径をほぼ同一径とするため、
ベローズの有効断面積(特願平3-115058号参照のこと)
がセンサチューブの流路総断面積より大きくなる。その
ため、管路を流れる流体の圧力によりベローズが管路方
向に伸びることになり、センサチューブに圧縮応力が作
用して、センサチューブの振動特性が変動してしまう。
【0008】即ち、振動するチューブの運動方程式よ
り、センサチューブの共振周波数fは次の式(1)によ
り表すことができる。
【0009】
【数1】
【0010】ここで、L:チューブの振動部分の長さ E:チューブのヤング率 I:チューブの断面2次モーメント M:チューブの質量 m:チューブ内の流体の質量 T:チューブにかかる張力 P:チューブ内の圧力 A:チューブの断面積 λ:チューブの振動モードによって定まる係数 α:チューブの形状によって定まる係数 この式(1)から分かるように、センサチューブ内の圧
力Pが増加すると、共振周波数fは低下する。又、セン
サチューブの圧縮応力が作用すると、センサチューブに
かかる張力Tが負となり、同様に共振周波数fは低下す
る。
【0011】このように共振周波数fが低下すると、共
振周波数fにより流体の密度を測定している振動式密度
計にあってはその測定値に測定誤差を生じ、正確な密度
測定ができないという課題がある。
【0012】又、コリオリ式質量流量計の場合、センサ
チューブに圧縮応力が作用しても、センサチューブの振
動モードにおいて、センサチューブの流入側及び流出側
にある一対の振動検出センサで検出される振幅は、理論
的には同程度の位相の変化であるので、センサチューブ
の位相の変化分が相殺されて、センシングには影響がで
ない筈であるが、実際には極わずかなずれの影響などに
より、センサチューブが圧縮応力をうけた場合に、その
位相変化分が一対のセンサの検出位置において異なって
しまうことがある。
【0013】その結果、コリオリ力によってセンサチュ
ーブに生じる位相差と全く同じ減少がセンサチューブに
生じてしまい、正確な流量計測ができななくなってしま
うという課題がある。
【0014】そこで、本発明は上記課題を解決した振動
式測定装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、被測
流体が流入する流入口と被測流体が流出する流出口との
間で直線状に延在する直管部を有する管路と、該直管部
を半径方向に振動させる加振器と、該直管部の振動に伴
う直管部の半径方向の変位を検出するピックアップと、
該直管部の管路延在方向の変位を吸収するように管路に
設けられたベローズと、を有し、該ピックアップからの
出力により質量流量を計測する振動式測定装置におい
て、前記管路内の圧力を検出する圧力検出手段と、該圧
力検出手段からの出力信号に基づいて器差の補正係数を
求め、該補正係数により前記質量流量を補正する補正手
段と、を備えてなることを特徴とする。
【0016】請求項2の発明は、被測流体が流入する流
入口と被測流体が流出する流出口との間で直線状に延在
する直管部を有する管路と、該直管部を半径方向に振動
させる加振器と、該直管部の振動に伴う直管部の半径方
向の変位を検出するピックアップと、該直管部の管路延
在方向の変位を吸収するように管路に設けられたベロー
ズと、を有し、該ピックアップからの出力により質量流
量を計測する振動式測定装置において、前記被測流体の
圧力に応じた前記直管部の周方向の歪を検出する歪ゲー
ジと、該歪ゲージからの出力信号に基づいて器差の補正
係数を求め、該補正係数により前記質量流量を補正する
補正手段と、を備えてなることを特徴とする。
【0017】請求項3の発明は、被測流体が流入する流
入口と被測流体が流出する流出口との間で直線状に延在
する直管部を有する管路と、該直管部を半径方向に振動
させる加振器と、該直管部の振動に伴う直管部の半径方
向の変位を検出するピックアップと、該直管部の管路延
在方向の変位を吸収するように管路に設けられたベロー
ズと、を有し、該ピックアップからの出力により質量流
量を計測する振動式測定装置において、前記被測流体の
圧力に応じた前記直管部の軸方向の歪を検出する歪ゲー
ジと、該歪ゲージからの出力信号に基づいて器差の補正
係数を求め、該補正係数により前記質量流量を補正する
補正手段と、を備えてなることを特徴とする。
【0018】請求項4の発明は、被測流体が流入する流
入口と被測流体が流出する流出口との間で直線状に延在
する直管部を有する管路と、該直管部を半径方向に振動
させる加振器と、該直管部の振動を検出するピックアッ
プと、該直管部の管路延在方向の変位を吸収するように
管路に設けられたベローズと、を有し、該直管部の振動
数より該被測流体の密度を測定する振動式測定装置にお
いて、前記被測流体の圧力に応じた前記直管部の周方向
の歪を検出する歪ゲージと、該歪ゲージからの出力信号
に基づいて振動周波数の補正係数を求め、該補正係数に
より前記密度を補正する補正手段と、を備えてなること
を特徴とする。
【0019】請求項5の発明は、被測流体が流入する流
入口と被測流体が流出する流出口との間で直線状に延在
する直管部を有する管路と、該直管部を半径方向に振動
させる加振器と、該直管部の振動を検出するピックアッ
プと、該直管部の管路延在方向の変位を吸収するように
管路に設けられたベローズと、を有し、該直管部の振動
数より該被測流体の密度を測定する振動式測定装置にお
いて、前記被測流体の圧力に応じた前記直管部の軸方向
の歪を検出する歪ゲージと、該歪ゲージからの出力信号
に基づいて振動周波数の補正係数を求め、該補正係数に
より前記密度を補正する補正手段と、を備えてなること
を特徴とする。
【0020】
【作用】センサチューブに作用する圧力やこの圧力に基
づく圧縮応力等によってセンサチューブの振動特性が変
化し、計測される質量流量又は密度が変動しても、この
変動分を圧力検出手段又は歪ゲージによる出力信号に基
づいて補正することができる。これにより、正確な質量
流量又は密度の計測を行いうる。
【0021】
【実施例】図1及び図2に本発明になる振動式測定装置
の第1実施例としてのコリオリ式質量流量計を示す。
【0022】尚、振動式測定装置としてコリオリ式質量
流量計と振動式密度計とがある。コリオリ式質量流量計
と振動式流量計とは実質同様な構成であるので、本実施
例では質量流量計について詳細に説明する。
【0023】両図中、質量流量計1は密閉された箱状の
ケーシング2内に被測流体が通過する管路3が設けら
れ、管路3の途中には後述の一対のセンサチューブ7,
8を軸方向に変位可能に保持するベローズ4A,4Bを
設けている。管路3は流入口5aを有する流入管5と、
前記ベローズ4Aと、流入側マニホールド6と、一対の
センサチューブ(直管部)7,8と、流出側マニホール
ド9と、前記ベローズ4Bと、流出口10aを有する流
出管10とより形成されている。
【0024】流入管5は流入側端部に上流側配管(図示
せず)に連結されるフランジ5bを有し、流入管5の他
側の他端5cはケーシング2の側壁2aを貫通してケー
シング2内部に形成された室2bに延出している。
【0025】流入側マニホールド6は、上流側のベロー
ズ4Aが接続固定される上流側接続口6aと、センサチ
ューブ7,8の上流側端部が接続固定される下流側接続
口6b,6cとを有する。上流側接続口6aと下流側接
続口6b,6cとは分流路6d,6eを介して連通され
ている。
【0026】流出側マニホールド9は、センサチューブ
7,8の下流側端部が接続固定される一対の接続口9
a,9bと、下流側のベローズ4Bの上流側端部が接続
される接続口9cとを有する。又、流出側マニホールド
9内には一対の接続口9a,9bと接続口9cとを連通
する流路9d,9eが穿設されている。
【0027】一対のセンサチューブ7,8は流体の流れ
方向(X方向)に直線状に延在する直管よりなり、上記
流入側マニホールド6と流出側マニホールド9との間で
平行に設けられている。直管よりなるセンサチューブ
7,8は被測流体が通過する際の圧力損失が少ないばか
りか複雑な形状に加工する必要もないので製作が容易で
ある。
【0028】又、センサチューブ7,8は支持板11
A,11Bを貫通し、且つ溶接されており、平行となる
ように支持されている。そして、センサチューブ7,8
の両端部は夫々円筒状のスリーブ12を介して流入側、
流出側マニホールド6,9に接続されている。
【0029】流出管10は上流側端部が上流側のベロー
ズ4Bに接続固定され、下流側端部がケーシング2の側
壁2cを貫通して下流側(X方向)へ突出している。
尚、流出管10の下流側端部には流出口10aが開口
し、その外周には下流側配管(図示せず)に連結される
フランジ10bが設けられている。
【0030】上流側のベローズ4Aは流入管5と流入側
マニホールド6との間に介在するよう管路3途中に設け
られている。即ち、図2に示す如く、ベローズ4Aの上
流側端部が流入管5の端部5cの内周に溶接等により固
着され、下流側端部が流入側マニホールド6の接続口6
aの内周に溶接等により固着されている。
【0031】ベローズ4Aは例えばステンレス製パイプ
を蛇腹状に形成したものであり、円弧状の複数の谷部と
山部とが交互に連続形成されてなる。この谷部及び山部
は例えばセンサチューブ7,8の熱膨張による軸方向の
力が作用すると軸方向に伸縮して、熱膨張による応力を
吸収し、軸方向の配管振動が伝達された場合もこれを吸
収する。
【0032】ベローズ4Aは有効径Da の有効断面積が
センサチューブ7,8の内径の断面積の合計(流路総断
面積)よりも大きくなるように谷部、山部が形成されて
いる。つまり、ベローズ4Aは流量計測時の圧力損失を
低減するため谷部の内径が充分に大きい寸法に設定され
ている。
【0033】尚、下流側のベローズ4Bは上記ベローズ
4Aと同様な構成であるので、その説明は省略する。
【0034】13は加振器で、実質電磁ソレノイドと同
様な構成であり、一対のセンサチューブ7,8の略中央
部の間に設けられている。
【0035】14は上流側のピックアップで、加振器1
3より上流側のセンサチューブ7,8間に設けられてい
る。
【0036】15は下流側のピックアップで、加振器1
3より下流側のセンサチューブ7,8間に設けられてい
る。ピックアップ14,15は夫々電磁ソレノイドと同
様な構成であり、加振器13により加振されたセンサチ
ューブ7,8の変位を検出する。
【0037】16は圧力センサ(圧力検出手段)であ
り、センサチューブ7の上流側端部が接続されるスリー
ブ12の上方に設けられている。この圧力センサ16
は、図2に示す如く、スリーブ12及びセンサチューブ
7の上壁を貫通し、センサチューブ7内を流れる流体の
圧力を検出する。尚、圧力センサ16の取付位置はスリ
ーブ12以外の管路3途中に設けるようにしても良い。
【0038】加振器13、ピックアップ14,15及圧
力センサ16は、図3に示す如く、流量計測制御装置1
7に接続され、この流量計測制御装置17は、センサチ
ューブ7,8を共振周波数で振動するように加振器13
を駆動するとともに、ピックアップ14,15の検出信
号に基づいて質量流量を演算する。又、流量計測制御装
置17には予め圧力変動による器差特性データが記憶さ
れており、後述するように圧力に応じて質量流量を補正
する。
【0039】流量計測時、一対のセンサチューブ7,8
は加振器13により近接、離間する方向(Y方向)に加
振される。上流側配管(図示せず)から供給された被測
流体は流入口5aよりベローズ4Aを通ってマニホール
ド6に至り、さらにマニホールド6の流路6d,6eを
通過して振動するセンサチューブ7,8内に流入する。
そして、センサチューブ7,8を通過した流体はマニホ
ールド9の流路9d,9eより下流側のベローズ4Bを
通って流出口10aより下流側配管(図示せず)に流出
する。
【0040】このように、振動するセンサチューブ7,
8に流体が流れると、その流量に応じたコリオリ力が発
生する。そのため、直管状のセンサチューブ7,8の流
入側と流出側で動作遅れが生じ、これによりピックアッ
プ14と15との出力信号に位相差があらわれる。この
位相差が質量流量に比例するため、ピックアップ14,
15からの出力信号の位相差に基づいて質量流量が求ま
る。
【0041】ここで、高温流体の流量計測をする場合の
動作について説明する。上記流量計測時と同様流入口5
aより高温流体が供給されると、X方向に延在するセン
サチューブ7,8による熱膨張が発生する。上、下流側
のフランジ5b,10bは夫々上、下流側配管に接続固
定されているので、センサチューブ7,8の熱膨張によ
る軸方向の歪応力は上,下流側の各ベローズ4A,4B
の収縮により吸収される。
【0042】これにより、センサチューブ7,8の熱膨
張による器差の変動が防止され、正確な流量計測が行え
る。
【0043】次に、流量計測時流体圧力が変動した場合
の動作について説明する。
【0044】例えば、流量計測中に流体の圧力が上昇し
た場合、ベローズ4A,4Bの内壁に高圧流体の圧力が
作用する。
【0045】ベローズ4A,4Bの内壁に内圧が作用す
るとベローズ4A,4Bの山部はわずかにふくらみ、そ
して、センサチューブ7,8の流路総断面積からベロー
ズ4A(または4B)の有効断面積を引いた受圧面積差
に圧力を掛けた力が軸方向に発生する。
【0046】2つのピックアップ14,15の検出位置
の振幅は、理論的には同程度の位相の変化であるので、
センサチューブ7,8の流入側と流出側での位相の変化
分が相殺されて、センシングには影響が出ないはずだ
が、実際には極わずかな溶接の条件の違いや、各種部品
の取り付け位置の極わずかなずれの影響などにより、セ
ンサチューブ7,8が圧縮応力を受けた場合にその位相
の変化分が一対のピックアップ14及び15の検出位置
において異なってしまう。
【0047】この結果、コリオリ力によってセンサチュ
ーブ7,8に生じるの位相差と全く同じ現象がセンサチ
ューブ7,8に生じてしまい、正確な流量が測定できな
くなってしまう。
【0048】上記質量流量計1において、被測流体の圧
力と器差の関係は、実験によれば、図4,図5に示すよ
うになる。尚、図4は、ベローズ4A,4Bの有効断面
積(特願平3−115058号参照のこと)がセンサチ
ューブ7,8の流路総断面積よりも大きい場合の圧力と
器差との関係を示す線図である。又、図5はベローズ4
A,4Bの有効断面積がセンサチューブ7,8の流路総
断面積よりも小さい場合の圧力と器差との関係を示す線
図である。
【0049】本実施例ではベローズ4A,4Bにおける
圧力損失を低減するためベローズ4A,4Bの有効断面
積がセンサチューブ7,8の総断面積より大きく設定し
てある。よって、流量計測制御装置17には図4の示す
圧力−器差データが入力されている。
【0050】従って、流量計測時、ピックアップ14,
15から出力された出力信号の位相差より質量流量を算
出するとともに、圧力センサ16からの出力信号により
被測流体の圧力値を求め、この圧力値より図4に示す線
図に基づいて器差(%)を求め、次式(2)により器差
の補正係数を算出する。
【0051】 器差の補正係数=1−(器差/100) … (2) そして、上記位相差より算出した質量流量に上記(2)
式で算出した器差の補正係数を除算することにより、器
差分の圧力補正を行って正確な質量流量を算出する。こ
れにより、ベローズ4A,4Bに圧力が作用してセンサ
チューブ7,8に圧縮力が加えられてもセンサチューブ
7内の圧力に基づいて器差補正を行うことにより圧力に
よる計測誤差を無くしてより精度良く質量流量を計測で
きる。
【0052】図6及び図7に本発明の第2実施例を示
す。
【0053】図6に示す如く、スリーブ12及びセンサ
チューブ7の外周には圧力に応じた周方向の歪を検出す
る圧力検出手段としての歪ゲージ18が貼着されてい
る。この歪ゲージ18は被測流体の圧力によりスリーブ
12及びセンサチューブ7が径方向に膨らむと、その周
方向の歪の大きさに比例した抵抗値に変化する。歪ゲー
ジ18は貼着するだけなので、スリーブ13、センサチ
ューブ7に圧力検出用の孔等を加工する必要がなく、流
量計測によるセンサチューブの振動への影響もない。
【0054】図7に示す如く、歪ゲージ18,19は温
度影響を防止するためアクティブダミー法を使用してセ
ンサチューブ7の周方向の歪を測定する。即ち、歪ゲー
ジ18は歪がかからず且つ温度条件や張り付け面の条件
が同一なダミーゲージ19と接続され抵抗20,21と
ともにホイートストンブリッジ回路22を形成する。
【0055】尚、ダミーゲージ19はスリーブ12の外
周に歪ゲージ18と同一方向に貼着される。また、流量
計測制御装置17には準静的な歪成分を得るためにロー
パスフィルタ(図示せず)が設けられており、このロー
パスフィルタにより歪ゲージ18からの出力信号に含ま
れるセンサチューブ7,8の振動による高周波成分が除
去される。
【0056】歪ゲージ18は、センサチューブ7の圧力
に応じた周方向の歪により、抵抗値が変化するため、ホ
イートストンブリッジ回路22では圧力がゼロのとき歪
ゲージ18及びダミーゲージ19の抵抗値が等しくなっ
て平衡状態となり出力がゼロとなる。
【0057】しかし、センサチューブ7,8が被測流体
の圧力により膨張すると、歪ゲージ18は周方向の歪に
より抵抗線が引張られて抵抗値が大となる。このよう
に、歪ゲージ18,19の抵抗値が圧力に比例して変化
するとホイーストブリッジ回路22は平衡がくずれて圧
力に比例した電位差を流量計測制御装置17に出力す
る。
【0058】流量計測制御装置17ではホイートストン
ブリッジ回路22からの出力信号に基づいて圧力を算出
する。即ち、センサチューブ7の周方向の歪とこのセン
サチューブ7内の圧力との関係は、次式に示すとおりで
ある。
【0059】δ=εE≒Pr/t … (3) ここで、δ:センサチューブの周方向の応力 ε:センサチューブの周方向の歪 E:センサチューブのヤング率 P:センサチューブ内の圧力 r:センサチューブの半径(肉厚の中間位置までの距
離) t:センサチューブの肉厚 この(3)式より、センサチューブ7内の圧力は、 P≒(Et/r)×ε … (4) となり、センサチューブ7の周方向の歪からセンサチュ
ーブ7内の圧力を求めることができる。そして、この圧
力換算値に応じて上記第1実施例と同様質量流量値の器
差補正(図4参照)を行う。
【0060】図8及び図9に本発明の第3実施例を示
す。
【0061】図1に示すベローズ4A,4Bの有効断面
積がセンサチューブ7,8の総断面積よりも大きく設定
されている場合、被測流体の圧力によりベローズ4A,
4Bがセンサチューブ7,8を軸方向(圧縮方向)に押
圧するため、センサチューブ7,8には軸方向の歪が生
ずる。
【0062】質量流量計1ではセンサチューブ7,8に
おける流入側のピックアップ14からの出力信号と流出
側のピックアップ15からの出力信号との位相差により
質量流量を算出するため、本来軸方向の歪の影響が出な
いはずであるが、前述したように実際には溶接の条件の
違いや、各種部品の取り付け位置のずれなどによりセン
サチューブ7,8に軸方向の歪があるとピックアップ1
4と15の出力にコリオリ力により生じると同様な位相
差が生じてしまう。
【0063】本実施例では、図8に示す如く、歪ゲージ
18’はセンサチューブ7の軸方向の歪を検出できるよ
うに軸方向に沿ってセンサチューブ7の外周に貼着され
ている。又、ダミーゲージ19’も同様の向きでスリー
ブ12の外周に貼着されている。
【0064】そして、各ゲージ18’,19’はゲージ
18,19に代わって図7に示すようなホイートストン
ブリッジ回路22を形成して流量計測制御装置17と接
続されている。
【0065】従って、センサチューブ7,8に軸方向の
歪が生ずると、歪ゲージ18’の抵抗線が引っ張られて
抵抗値が増大するため、ホイートストンブリッジ回路2
2は軸方向の歪に比例した電位差を流量計測制御装置1
7に出力する。
【0066】図9は、実験に基づいてセンサチューブ
7,8の軸方向の歪みと器差の関係を示した線図であ
る。尚、図9においてベローズ4A,4Bの有効断面積
がセンサチューブ7,8の総断面積よりも大きい場合は
センサチューブ7,8の軸方向の歪が圧縮状態となり、
逆にベローズ4A,4Bの有効断面積がセンサチューブ
7,8の軸方向の歪が引っ張り状態となる。
【0067】従って、流量計測制御装置17はピックア
ップ14,15からの出力信号の位相差より質量流量を
算出するとともに、軸方向の歪に応じたホイートストン
ブリッジ回路22からの出力信号が入力されると図9に
示す器差特性に基づいて質量流量値の器差補正を行う。
【0068】次に、本発明の第4実施例として振動式測
定装置を振動式密度計として用いた場合について説明す
る。
【0069】尚、密度計の構成は図1、図6及び図7に
示す質量流量計1と同一構成であるので、その説明は省
略する。
【0070】密度計の場合、センサチューブ7,8の振
動数、即ち共振周波数が被測流体の密度に比例すること
を利用して密度を計測している。
【0071】例えば、ベローズ4A,4Bの有効断面積
とセンサチューブ7,8の総断面積が等しいときでも、
前述したように、センサチューブ7,8内の内圧の上昇
に伴ない共振周波数が低下してしまう現象が起こる。密
度計においてはセンサチューブ7,8の共振周波数から
密度が換算されるため、密度計測時の共振周波数低下は
大きな問題である。
【0072】ところが、被測流体の圧力とセンサチュー
ブ7,8の共振周波数の変化率の関係は図10に示すよ
うな線形となる。同図中、共振周波数の変化率とは{f
1 −f0 )/f1 }×100(%)で表わされる。尚、
0 は変化前の共振周波数で、f1 は変化後の共振周波
数である。
【0073】従って、流量計測制御装置17ではピック
アップ14,15からの出力信号の周波数より密度を算
出するとともに、歪ゲージ18の周方向の歪に応じたホ
イートストンブリッジ回路22からの出力信号により前
述の(4)式に基づいて圧力を算出する。さらに、流量
計測制御装置17はこの圧力値から図10に基づいて共
振周波数の変化率(%)を求め、次式(5)により振動
周波数の補正係数を算出する。
【0074】 振動周波数の補正係数=1−(変化率/100) … (5) そして、上記周波数より算出した密度に上記(5)式で
算出した振動周波数の補正係数を乗算することにより、
振動周波数の変化分の圧力補正を行って正確な密度を算
出する。尚、ピックアップ14,15からの出力信号の
周波数に上記補正係数を乗算し、その後この乗算値に基
づいて補正密度を算出するようにしても良い。
【0075】次に、本発明の第5実施例の密度計につい
て図10乃至図13に基づいて説明する。
【0076】被測流体の圧力が変動し、且つベローズ4
A,4Bの有効断面積がセンサチューブ7,8の総断面
積と異なる場合、上記第4実施例で述べた圧力により
センサチューブ7,8の共振周波数が低下してしまう現
象とともに、第1〜第3実施例で説明したようにベロ
ーズ4A,4Bの伸縮動作によりセンサチューブ7,8
が軸方向に圧縮又は引っ張り応力を受けると、これによ
り、センサチューブ7,8の共振周波数が変動してしま
うといった現象が起こる。この場合も共振周波数の変動
により計測した密度に誤差が生じてしまう。
【0077】上記による共振周波数の低下は上記第4
実施例と同様な方法で計測した密度を補正できる。又、
上記による共振周波数の低下はセンサチューブ7,8
の軸方向の歪と共振周波数の変化率との関係(図11に
示す)により補正できる。
【0078】そのため、本実施例では、図12に示す如
く、一方の歪ゲージ18が周方向の歪を検出できるよう
センサチューブ7の外周に貼着され、他方の歪ゲージ1
8’が軸方向の歪を検出できるようセンサチューブ8の
外周に貼着される。
【0079】又、一方のダミーゲージ19は歪ゲージ1
8と同様に周方向に沿ってスリーブ12に貼着され、他
方のダミーゲージ19’は歪ゲージ18’と同様に軸方
向に沿ってスリーブ12に貼着される。そして、各ゲー
ジ18,19,18’,19’は図13に示すように各
別のホイートストンブリッジ回路22,22’を形成し
て流量計測制御装置17に接続される。
【0080】従って、流量計測制御装置17ではピック
アップ14,15からの出力信号の周波数より密度を算
出するとともに、歪ゲージ18による周方向の歪に応じ
た出力信号が入力されると、前述の(4)式に基づいて
圧力を算出した後、図10に基づいて圧力による共振周
波数の変化率を求め、上記(5)式から振動周波数の補
正係数を算出する。そして、流量計測制御装置17は上
記算出した密度にこの補正係数を乗算して正確な密度に
補正する。
【0081】又、これと共に、流量計測制御装置17は
歪ゲージ19による軸方向の歪に応じた出力信号が入力
されると、図11に基づいて共振周波数の変化率を求
め、上記(5)式から振動周波数の補正係数を算出し、
この補正係数を上記補正した密度にさらに乗算して正確
な密度に補正する。これで、上記,による共振周波
数の低下による密度の誤差を正確な値に補正できる。
【0082】尚、上記補正演算において、図10及び図
11に基づく補正係数同士を先に乗算した後、この乗算
した補正係数を上記算出密度に乗算して密度補正を行う
ようにしてもよく、また、ピックアップ14,15から
の出力信号の周波数に先に補正係数を乗算した後、この
乗算値に基づいて補正密度を算出するようにしてもよ
い。
【0083】次に本発明の第6実施例の密度計について
説明する。
【0084】被測流体の圧力が変動し、且つベローズ4
A,4Bの有効断面積がセンサチューブ7,8の総断面
積と異なる場合、上記第5実施例で説明した,の現
象により共振周波数が変動することになる。
【0085】この場合、例えば、ベローズ4A,4Bの
有効断面積がセンサチューブ7,8の総断面積より大き
いときの圧力と共振周波数の変化率(上記の軸方向歪
による変化分も含んだ値)の関係は図14に示すような
線形となる。
【0086】従って、圧力変化に応じたセンサチューブ
7,8の歪を検出することにより密度を補正できること
がわかる。
【0087】つまり、図6に示す如く、歪ゲージ18が
圧力の変動によるセンサチューブ7の周方向の歪を検出
できるようにセンサチューブ7の外周に貼着される。
又、ダミーゲージ19もスリーブ12の外周に周方向に
貼着される。そして、図7に示す如くダミーゲージ19
は歪ゲージ18と共にホイートストンブリッジ回路22
を形成する。
【0088】従って、流量計測制御装置17ではピック
アップ14,15からの出力信号の周波数より密度を算
出するとともに、歪ゲージ18からの圧力に応じた出力
信号が入力されると前述の(4)式及び図14に基づい
て圧力による共振周波数の変化率を求め、上記(5)式
から振動周波数の補正係数を算出する。そして、流量計
測制御装置17は上記算出された密度に上記補正係数を
乗算して正確な密度に補正する。
【0089】尚、上記第6実施例においては、圧力と共
振周波数の変化率の関係を示す図14に基づいて密度補
正を行ったが、これに限らず、センサチューブ7,8に
作用する軸方向歪と共振周波数の変化率(上記の圧力
による変化分も含んだ値)との関係を示す線図を予め用
意し、図8に示すように配置した歪ゲージ18’からの
出力信号に基づき、上記予め用意した線図より共振周波
数の変化率を求め、上記第6実施例と同様に圧力補正を
行うようにしてもよい。
【0090】また、上記各実施例において、圧力または
軸方向歪から図4、図5、図9乃至図11及び図14の
線図により器差または共振周波数の変化率を求め、前述
の(2)式または(5)式により器差の補正係数または
振動周波数の補正係数を算出するようにしたが、これに
限らず、圧力または軸方向歪と、器差の補正係数または
振動周波数の補正係数との関係を示す線図を用意して、
圧力または軸方向歪から直接補正係数を求めるようにし
てもよい。
【0091】
【発明の効果】上述の如く、本発明になる請求項1の振
動式測定装置は、管路内の圧力を検出し、この検出され
た圧力値に基づいて質量流量を補正することができるの
で、直管状のセンサチューブを使用して圧力損失を低減
し、且つベローズを用いて直管状の熱膨張を吸収できる
とともに、ベローズの圧力による伸縮動作があっても、
計測された質量流量を圧力補正し、圧力変動に拘わらず
正確な質量流量を得ることができる。また、ベローズの
有効断面積を大きくしてベローズによる圧力損失を充分
低減することもできる。
【0092】又、請求項2の発明によれば、歪ゲージを
用いて圧力に応じた直管部の周方向の歪を検出し、この
周方向の歪に基づいて質量流量を圧力補正でき、圧力変
動によるベローズの伸縮動作の影響を除去して正確な質
量流量を計測することができる。しかも、歪ゲージによ
り非接触で圧力を検出できるので、取付作業が容易に行
える。
【0093】又、請求項3の発明によれば、歪ゲーシに
より圧力に応じた直管部の軸方向の歪を検出し、この軸
方向の歪に基づいて質量流量を補正することにより、圧
力変動によるベローズの伸縮動作の影響を除去して正確
な質量流量を計測することができる。
【0094】又、請求項4の発明によれば、圧力に応じ
た周方向の歪を歪ゲージで測定し、この歪に対応する振
動周波数の変化率を算出して密度を補正できるので、被
測流体の圧力あるいはベローズの圧縮応力等により直管
部の振動周波数が低下しても、正確な密度を測定でき
る。しかも、歪ゲージにより非接触で圧力を検出できる
ので、取付作業が容易に行える。
【0095】又、請求項5の発明によれば、圧力に応じ
た軸方向の歪を測定し、軸方向の歪による直管部の振動
周波数の変化率を算出して密度を補正できるので、軸方
向の歪により直管部の振動周波数が低下しても正確な密
度を測定できる。しかも、歪ゲージにより非接触で圧力
を検出できるので、取付作業が容易に行える等の特長を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる振動式測定装置の第1実施例とし
ての質量流量計の縦断面図である。
【図2】本発明の第1実施例の圧力センサの取付位置を
示す拡大図である。
【図3】本発明の第1実施例の加振器、ピックアップ、
圧力センサ、流量計測制御装置の接続を示す回路図であ
る。
【図4】ベローズの有効断面積がセンサチューブの流路
総断面積より大きい場合の圧力と器差との関係を示す線
図である。
【図5】ベローズの有効断面積がセンサチューブの流路
総断面積より小さい場合の圧力と器差との関係を示す線
図である。
【図6】本発明の第2実施例の質量流量計の要部を示す
拡大図である。
【図7】本発明の第2実施例の加振器、ピックアップ、
歪ゲージ、ホイートストンブリッジ回路、流量計測制御
装置の接続を示す回路図である。
【図8】本発明の第3実施例の質量流量計の要部を示す
拡大図である。
【図9】センサチューブの軸方向の歪と器差との関係を
示す線図である。
【図10】本発明の第4実施例で引用された密度計の圧
力と共振周波数変化率との関係を示す線図である。
【図11】本発明の第5実施例で引用された密度計の歪
と共振周波数変化率との関係を示す線図である。
【図12】本発明の第5実施例の要部を示す拡大図であ
る。
【図13】本発明の第5実施例の加振器、ピックアッ
プ、歪ゲージ、ホイートストンブリッジ回路、流量計測
制御装置の接続を示す回路図である。
【図14】本発明の第6実施例で引用された密度計の圧
力と共振周波数との関係を示す線図である。
【符号の説明】
1 質量流量計 2 ケーシング 3 管路 4A,4B ベローズ 6 流入側マニホールド 7,8 センサチューブ(直管部) 9 流出側マニホールド 12 スリーブ 13 加振器 14,15 ピックアップ 16 圧力センサ 17 流量計測制御装置 18,19 歪ゲージ 18’,19’ ダミーゲージ 22 ホイートストンブリッジ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲高▼橋 昭次 神奈川県川崎市川崎区富士見1丁目6番3 号 トキコ株式会社内 (72)発明者 長谷川 広明 神奈川県川崎市川崎区富士見1丁目6番3 号 トキコ株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測流体が流入する流入口と被測流体が
    流出する流出口との間で直線状に延在する直管部を有す
    る管路と、 該直管部を半径方向に振動させる加振器と、 該直管部の振動に伴う直管部の半径方向の変位を検出す
    るピックアップと、 該直管部の管路延在方向の変位を吸収するように管路に
    設けられたベローズと、を有し、該ピックアップからの
    出力により質量流量を計測する振動式測定装置におい
    て、 前記管路内の圧力を検出する圧力検出手段と、 該圧力検出手段からの出力信号に基づいて器差の補正係
    数を求め、該補正係数により前記質量流量を補正する補
    正手段と、 を備えてなることを特徴とする振動式測定装置。
  2. 【請求項2】 被測流体が流入する流入口と被測流体が
    流出する流出口との間で直線状に延在する直管部を有す
    る管路と、 該直管部を半径方向に振動させる加振器と、 該直管部の振動に伴う直管部の半径方向の変位を検出す
    るピックアップと、 該直管部の管路延在方向の変位を吸収するように管路に
    設けられたベローズと、を有し、該ピックアップからの
    出力により質量流量を計測する振動式測定装置におい
    て、 前記被測流体の圧力に応じた前記直管部の周方向の歪を
    検出する歪ゲージと、 該歪ゲージからの出力信号に基づいて器差の補正係数を
    求め、該補正係数により前記質量流量を補正する補正手
    段と、 を備えてなることを特徴とする振動式測定装置。
  3. 【請求項3】 被測流体が流入する流入口と被測流体が
    流出する流出口との間で直線状に延在する直管部を有す
    る管路と、 該直管部を半径方向に振動させる加振器と、 該直管部の振動に伴う直管部の半径方向の変位を検出す
    るピックアップと、 該直管部の管路延在方向の変位を吸収するように管路に
    設けられたベローズと、を有し、該ピックアップからの
    出力により質量流量を計測する振動式測定装置におい
    て、 前記被測流体の圧力に応じた前記直管部の軸方向の歪を
    検出する歪ゲージと、 該歪ゲージからの出力信号に基づいて器差の補正係数を
    求め、該補正係数により前記質量流量を補正する補正手
    段と、 を備えてなることを特徴とする振動式測定装置。
  4. 【請求項4】 被測流体が流入する流入口と被測流体が
    流出する流出口との間で直線状に延在する直管部を有す
    る管路と、 該直管部を半径方向に振動させる加振器と、 該直管部の振動を検出するピックアップと、 該直管部の管路延在方向の変位を吸収するように管路に
    設けられたベローズと、を有し、該直管部の振動数より
    該被測流体の密度を測定する振動式測定装置において、 前記被測流体の圧力に応じた前記直管部の周方向の歪を
    検出する歪ゲージと、 該歪ゲージからの出力信号に基づいて振動周波数の補正
    係数を求め、該補正係数により前記密度を補正する補正
    手段と、 を備えてなることを特徴とする振動式測定装置。
  5. 【請求項5】 被測流体が流入する流入口と被測流体が
    流出する流出口との間で直線状に延在する直管部を有す
    る管路と、 該直管部を半径方向に振動させる加振器と、 該直管部の振動を検出するピックアップと、 該直管部の管路延在方向の変位を吸収するように管路に
    設けられたベローズと、を有し、該直管部の振動数より
    該被測流体の密度を測定する振動式測定装置において、 前記被測流体の圧力に応じた前記直管部の軸方向の歪を
    検出する歪ゲージと、 該歪ゲージからの出力信号に基づいて振動周波数の補正
    係数を求め、該補正係数により前記密度を補正する補正
    手段と、 を備えてなることを特徴とする振動式測定装置。
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