JPH11108724A - 振動式測定装置 - Google Patents

振動式測定装置

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JPH11108724A
JPH11108724A JP26694297A JP26694297A JPH11108724A JP H11108724 A JPH11108724 A JP H11108724A JP 26694297 A JP26694297 A JP 26694297A JP 26694297 A JP26694297 A JP 26694297A JP H11108724 A JPH11108724 A JP H11108724A
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JP
Japan
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vibration
sensor
sensor tubes
support plate
support plates
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JP26694297A
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Mikihiro Hori
幹宏 堀
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Tokico Ltd
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Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は加振方向と直交する方向の外部振動
がピックアップの計測動作に影響しないようにすること
を課題とする。 【解決手段】 質量流量計1は、ケーシング2内に一対
のセンサチューブ7,8を有する。センサチューブ7,
8の両端近傍には、支持板11,12が横架されてい
る。支持板11,12には連結部材13,14が一体的
に設けられている。支持板11,12は、X方向と直交
するY方向に延在する連結部材13,14に結合されて
いるので、X方向への強度に対しY方向への強度が大き
くなるように流出側マニホールド6,9の端面に固着さ
れている。よって、支持板11,12は加振方向である
X方向への変形が可能となるように支持され、X方向と
直交するY方向に対しては連結部材13,14の延在方
向であるので変形が規制される。そのため、支持板1
1,12とマニホールド6,9の端面との間の距離を小
さくできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は振動式測定装置に係
り、特にセンサチューブを加振してコリオリ力によるセ
ンサチューブの変位を検出して流量または密度を計測す
るよう構成した振動式測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】流体が供給された管路を振動させて流体
の物理量を測定する振動式測定装置として、例えばコリ
オリ式質量流量計又は振動式密度計がある。このコリオ
リ式質量流量計では、被測流体が通過するセンサチュー
ブを加振器により半径方向に振動させ、流量に比例した
コリオリ力によるセンサチューブの変位をピックアップ
により検出するよう構成されている。また、振動式密度
計も上記コリオリ式質量流量計と同様な構成になってお
り、センサチューブが被測流体の密度に応じた周波数で
振動する。
【0003】従来の振動式測定装置としては、例えば特
開平6−34414号により開示されたものがある。こ
の装置では、一対のセンサチューブが平行に配され、且
つセンサチューブの両端が上下流側のマニホールドの流
路に連通されるように結合される。そして、マニホール
ドから所定距離の位置には、センサチューブ間に横架さ
れた支持板(「サポート板」とも呼ばれている)がセン
サチューブの外周にろう付けされている。この支持板
は、センサチューブの長手方向に中間部分が加振器によ
り加振されたとき、支持板による固定部分がセンサチュ
ーブの振動の節となる。
【0004】一方、センサチューブは振動しやすい性質
であることが望まれているため、配管振動等の外乱の影
響を受けても振動してしまう。こうした外乱による振動
のうち加振方向の成分は加振器による振動の制御によっ
て吸収されるが、センサチューブの加振方向と直交する
方向の成分は、センサチューブに加振方向と直交する方
向の振動として残ってしまい、ピックアップの出力波形
にノイズが重畳されてしまう。そのため、従来は、加振
方向の振動が支持板による規制の影響で振動の節となる
のに対し、加振方向と直交する方向の振動は支持板の影
響を受けずマニホールドの端面付近が振動の節となるこ
とを利用してマニホールドの端面から支持板の取付位置
までの距離を十分にとることにより加振方向と直交する
方向の振動の周波数が加振方向の振動周波数からずれる
ようにしており、フィルタにより加振方向と直交する方
向の振動周波数をカットしてノイズを除去していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
振動式測定装置では、加振方向と直交する方向の振動周
波数と加振方向の振動の周波数をずらすためにマニホー
ルドの端面から支持板の取付位置までの距離を比較的長
く設定する必要があるので、センサチューブの全長が長
くなり、ひいては装置全体の全長が大きくなっていた。
一方、振動式測定装置のコンパクト化が要望されてお
り、センサチューブの全長をできるだけ短くすることが
検討されている。そのため、マニホールドの端面から支
持板の取付位置までの距離も従来のものよりも短くする
必要がある。
【0006】ところが、支持板がマニホールドに近接し
て設けられると、前述したようにセンサチューブの加振
方向の振動の節となる位置が加振方向と直交する方向の
振動の節となるマニホールドの端面に近づくため、加振
方向の振動の周波数と加振方向と直交する方向の振動の
周波数とが接近してしまうので、ピックアップの出力波
形から加振方向と直交する方向の振動の信号を除去して
加振方向の振動の信号のみを抽出することが困難となっ
てしまい、計測誤差の原因となるおそれがあった。
【0007】よって、従来は、センサチューブの全長を
短くするのに限界があった。そこで、本発明は上記問題
を解決した振動式測定装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下のような特徴を有するものである。上
記本発明は、被測流体が流れるセンサチューブと、該セ
ンサチューブの端部が嵌合固定される嵌合孔を有するマ
ニホールドと、前記センサチューブを加振する加振器
と、前記センサチューブの変位を検出するピックアップ
と、前記センサチューブの端部近傍を支持する支持部材
と、前記加振器による加振方向への変位を許容すると共
に、該加振方向と直交する方向への変位を規制するよう
に前記支持部材を前記マニホールドに連結する連結部材
と、からなることを特徴とするものである。
【0009】従って、本発明によれば、マニホールドと
支持部材との間に連結部材を設け、加振器による加振方
向への変位を許容すると共に、加振方向と直交する方向
への変位を規制するため、センサチューブに加振方向と
直交する方向に振動しにくくなり、ノイズとなる加振方
向と直交する方向の振動そのものが発生することを抑制
でき、且つマニホールドと支持部材との間の距離を短く
してセンサチューブの全長を短くすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面と共に本発明になる振動
式測定装置について説明する。図1は本発明になる振動
式測定装置の一実施例としてのコリオリ式質量流量計の
横断面図である。尚、振動式測定装置は被測流体の密度
及び密度を利用して質量流量を求めることができるた
め、振動式密度計及びコリオリ式質量流量計として用い
られる。振動式密度計とコリオリ式質量流量計とは、同
様な構成であるので、本実施例では質量流量計として用
いた場合について詳細に説明する。
【0011】質量流量計1は密閉されたケーシング2内
に被測流体が通過する管路3を挿通してなる。管路3
は、ケーシング2に対し長手方向に移動可能な流入管5
と、流入管5に一体的に固定された流入側マニホールド
6と、一対のセンサチューブ7,8と、流出側マニホー
ルド9と、流出側マニホールド9と一体的に固定されケ
ーシング2に対し長手方向に移動可能な流出管10とよ
り形成されている。
【0012】また、センサチューブ7,8の両端近傍に
は、支持部材としての支持板11,12が横架されてい
る。支持板11,12には、センサチューブ7,8が貫
通しており、センサチューブ7,8の外周にろう付けに
より固定される。従って、センサチューブ7,8は支持
板11,12により平行となるように支持されている。
【0013】支持板11,12には、連結部材13,1
4がマニホールド6,9の端面との間に装架されるよう
に一体的に設けられている。連結部材13,14の端部
は、マニホールド6,9の端面に固着される。また、連
結部材13,14は、センサチューブ7,8に沿って延
在されるように形成されており、且つ加振方向(X方
向)と直交する方向にも延在するように形成されてい
る。つまり、連結部材13,14の断面は、加振方向の
長さに対して加振方向と直交する方向の長さが長くなっ
ている。
【0014】センサチューブ7,8の上流側端部は、流
入側マニホールド6の流路6a,6bに連通されるよう
に嵌合固定されている。また、センサチューブ7,8の
下流側端部は、流出側マニホールド9の流路9a,9b
に連通されるように嵌合固定されている。そして、流入
側マニホールド6は、流入管5と取付ボルト15により
締結されている。また、流出側マニホールド9は、流出
管10とろう付け等により固着されている。
【0015】従って、マニホールド6,9と一体的に結
合された流入管5及び流出管10は、センサチューブ
7,8の熱変化による伸縮が吸収されるようにケーシン
グ2の流入路16,流出路17に対して長手方向に移動
可能に嵌合している。そのため、例えばセンサチューブ
7,8に高温又は低温の被測流体が流れて伸縮した場
合、その伸縮量がマニホールド6,9の摺動動作により
吸収されるようになっている。そして、流入路16,流
出路17の内部には、流入管5及び流出管10の外周と
の間をシールするシール部材18,19が設けられてい
る。
【0016】20は加振器で、コイルとマグネットとを
対向させた実質電磁ソレノイドと同様な構成であり、一
対のセンサチューブ7,8の略中間部間に設けられてい
る。21は流入側のピックアップで、上記加振器20よ
り上流側に位置するように配設されている。22は流出
側のピックアップで、上記加振器20より下流側に位置
するように配設されている。上記各ピックアップ21,
22は夫々電磁ソレノイドと同様な構成であり、加振器
20により加振されたセンサチューブ7,8の変位を検
出する。
【0017】流量計測時、上記構成になる質量流量計1
において、一対のセンサチューブ7,8は加振器20に
より近接、離間する方向(X方向)に加振される。上流
側配管(図示せず)から供給された被測流体はケーシン
グ2の流入路16から流入管5及び流入側マニホールド
6を通過して振動するセンサチューブ7,8内に流入す
る。そして、センサチューブ7,8を通過した流体はマ
ニホールド9及び流出管10を通過してケーシング2の
流出路17より下流側配管(図示せず)に流出する。
【0018】このように、振動するセンサチューブ7,
8に流体が流れると、その流量に応じた大きさのコリオ
リ力が発生する。そのため、直管状のセンサチューブ
7,8の流入側と流出側で動作遅れが生じ、これにより
流入側のピックアップ21の出力信号と流出側のピック
アップ22の出力信号とでは位相差があらわれる。この
ように流入側と流出側との位相差が流量に比例するた
め、流量計測制御回路23は、ピックアップ21からの
出力信号とピックアップ22からの出力信号の位相差に
基づいて流量を演算する。
【0019】図2は図1中II−II矢視方向からの縦断面
図である。図2に示されるように、流入側の支持板11
は円盤よりなり、その中心を横切るように連結部材13
が一体的に設けられている。連結部材13は、加振方向
(X方向)と直交するY方向に延在する向きで流入側マ
ニホールド6の端面にろう付け等により固着されてい
る。
【0020】このため、支持板11は、Y方向に延在す
る連結部材13に結合されているので、X方向への強度
に対しY方向への強度が大きくなるように流出側マニホ
ールド9の端面に固着されている。よって、支持板11
は加振方向であるX方向には、従来の振動式測定装置と
同様に変形が可能となるように支持され、X方向と直交
するY方向に対しては連結部材13の延在方向であるの
で変形が規制される。そのため、センサチューブ7,8
はX方向には、支持板11付近を節として振動するが、
Y方向には振動しにくくなっている。
【0021】尚、流出側の支持板12も上記支持板11
と同様な構成で流出側マニホールド9に固定されてい
る。図3は支持板11及び連結部材13の取付状態を示
す図である。図3(A)に示されるように、支持板11
はY方向に延在する連結部材13により流入側マニホー
ルド6に固定されているため、Y方向に対して剛体であ
る。そのため、支持板11はY方向に振動しないように
センサチューブ7,8を保持している。また、支持板1
1によってセンサチューブ7,8は、X方向に対してY
方向に振動しにくくなっているためにセンサチューブ
7,8がY方向に振動した場合でもY方向の振動の周波
数がX方向の振動の周波数よりも高くなる。
【0022】また、図3(B)に示されるように、計測
時はセンサチューブ7,8には、X方向の振動が加えら
れる。その際、センサチューブ7,8は、加振器20が
設けれた長手方向の中間位置が振動の腹となり、センサ
チューブ7,8の両端近傍に固着された支持板11,1
2が振動の節となる。図4は計測動作によるセンサチュ
ーブ7,8及び支持板11の振動状態を示す図である。
【0023】図4(A)に示されるように、加振器20
による加振によりセンサチューブ7,8が互いに近接す
る方向に変形した場合、連結部材13がY方向に延在し
ているため、支持板11はセンサチューブ7,8の振動
方向に撓むことができる。また、図4(B)に示される
ように、加振器20による加振によりセンサチューブ
7,8が互いに離間する方向に変形した場合も、連結部
材13がY方向に延在しているため、支持板11はセン
サチューブ7,8の振動方向に撓むことができる。
【0024】尚、流出側の支持板12も上記支持板11
と同様にセンサチューブ7,8の振動方向に応じて変形
する。このようにセンサチューブ7,8の長手方向の中
間部分を加振して振動させる場合、支持板11及び12
は変形することができるので、センサチューブ7,8を
流れる被測流体の流量を正確に計測することができる。
また、図3(A)に示されるように、センサチューブ
7,8がY方向に振動した場合でも、Y方向の固有周波
数がセンサチューブ7,8の加振方向であるX方向への
固有周波数と異なる値になっているので、ピックアップ
21,22から出力される波形にY方向の振動による信
号は、フィルタ等によって除去することができ、X方向
への振動による信号のみを抽出することができる。
【0025】そのため、流入側マニホールド6の端面と
支持板11との離間距離Lを小さくしても外部振動等に
よるY方向への振動による影響が小さくて済む。また、
これと同様に流出側マニホールド9の端面と支持板12
との離間距離Lを小さくしても外部振動等によるY方向
への振動による影響が小さくて済む。よって、本発明に
よれば、配管振動になどによる影響を受けることなく従
来のものよりもセンサチューブ7,8の両端部分を短く
することが可能となり、センサチューブ7,8の全長を
短くして質量流量計1の全体をコンパクトな構成とする
ことができる。
【0026】図5は本発明の変形例1としてのコリオリ
式質量流量計の横断面図である。図5に示されるよう
に、流入側マニホールド6の端面には、連結部材13に
対応する溝6cが設けられている。連結部材13は、流
入側マニホールド6の溝6cに嵌合された状態でろう付
けで固着される。そのため、ろう付けを行う前に連結部
材13の取付位置を溝6cにより位置決めすることがで
きる。よって、連結部材13は流入側マニホールド6の
端面に対し所定の取付位置に正確に固着されるため、ろ
う付け中に連結部材13の固着位置がずれてセンサチュ
ーブ7,8に不要な応力が作用することを防止できる。
【0027】図6は本発明の変形例2としてのコリオリ
式質量流量計の横断面図である。図6に示されるよう
に、支持板11,12は夫々マニホールド6,9の端面
に2本の取付ボルト(連結部材)25により固定され
る。取付ボルト25は、支持板11,12に設けられた
孔26に挿通された後、マニホールド6,9の端面に設
けられたネジ孔27に螺入される。従って、スパナ等の
工具を使用して取付ボルト25を締めつけることにより
支持板11,12をマニホールド6,9の端面に固着す
ることができる。
【0028】このように変形例2では、取付ボルト25
により支持板11,12をマニホールド6,9の端面に
固着できるので、既に設置されている質量流量計1の支
持板11,12を固定する構造に改装する場合にも適用
することができる。図7は図6中VII−VII矢視方向か
らの縦断面図である。図7に示されるように、取付ボル
ト25は、円形の支持板11に対し、加振方向(X方
向)と直交するY方向上の両端位置で挿通されてマニホ
ールド6,9のネジ孔27に締結される。そのため、支
持板11はY方向の振動に対しては2本の取付ボルト2
5が柱となって支持される。しかし、支持板11はY方
向と直交するX方向上2本の取付ボルト25が重なる位
置にあるため、X方向の振動に対してはあたかも1本の
取付ボルト25で支持された状態となる。
【0029】図8は変形例2の支持板11及び連結部材
13の取付状態を示す図である。図8(A)に示される
ように、支持板11はY方向上の両端位置に締め付けら
れた2本の取付ボルト25により流入側マニホールド6
に固定されているため、Y方向に対して剛体である。そ
のため、支持板11はY方向に振動しないようにセンサ
チューブ7,8を保持している。また、支持板11によ
ってセンサチューブ7,8は、X方向に対してY方向に
振動しにくくなっているためにセンサチューブ7,8が
Y方向に振動した場合でもY方向の振動の周波数がX方
向の振動の周波数よりも高くなる。
【0030】また、図8(B)に示されるように、計測
時はセンサチューブ7,8には、X方向の振動が加えら
れる。その際、センサチューブ7,8は、加振器20が
設けれた長手方向の中間位置が振動の腹となり、センサ
チューブ7,8の両端近傍に固着された支持板11,1
2付近が振動の節となる。しかし、X方向の振動を考え
る場合、2本の取付ボルト25は、重なる位置となる。
そのため、センサチューブ7,8がX方向の振動する
際、支持板11,12はセンサチューブ7,8の振動方
向に応じて変形することができる。
【0031】図9は変形例2の計測動作によるセンサチ
ューブ7,8及び支持板11の振動状態を示す図であ
る。図9(A)に示されるように、加振器20による加
振によりセンサチューブ7,8が互いに近接する方向に
変形した場合、2本の取付ボルト25を支点として支持
板11はセンサチューブ7,8の振動方向に撓むことが
できる。
【0032】また、図9(B)に示されるように、加振
器20による加振によりセンサチューブ7,8が互いに
離間する方向に変形した場合も、2本の取付ボルト25
を支点として支持板11はセンサチューブ7,8の振動
方向に撓むことができる。尚、流出側の支持板12も上
記支持板11と同様にセンサチューブ7,8の振動方向
に応じて変形する。
【0033】このようにセンサチューブ7,8の長手方
向の中間部分を加振して振動させる場合、支持板11及
び12は変形することができるので、連結部材13,1
4を用いた場合と同様に、センサチューブ7,8を流れ
る被測流体の流量を正確に計測することができる。ま
た、図8(A)に示されるように、センサチューブ7,
8がY方向に振動した場合でも、Y方向の固有周波数が
センサチューブ7,8の加振方向であるX方向への固有
周波数と異なる値になっているので、ピックアップ2
1,22から出力される波形にY方向の振動による信号
は、フィルタ等によって除去することができ、X方向へ
の振動による信号のみを抽出することができる。
【0034】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、マニホー
ルドと支持部材との間に連結部材を設け、加振器による
加振方向への変位を許容すると共に、加振方向と直交す
る方向への変位を規制するため、センサチューブが加振
方向と直交する方向に振動することを抑制でき、また、
加振方向と直交する方向に振動した場合でも、加振方向
の振動の周波数に対し加振方向と直交する方向の振動の
周波数が高くなるため、ピックアップの出力波形から加
振方向と直交する方向の振動の信号を除去して加振方向
の振動の信号のみを抽出することができる。この結果、
配管振動等による影響を受けることなく、マニホールド
と支持部材との間の距離を短くしてセンサチューブの全
長を短くすることができ、センサチューブの全長を短く
して装置全体をコンパクトな構成とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる振動式測定装置の一実施例として
のコリオリ式質量流量計の横断面図である。
【図2】図1中II−II矢視方向からの縦断面図である。
【図3】支持板及び連結部材の取付状態を示す図であ
る。
【図4】計測動作によるセンサチューブ及び支持板の振
動状態を示す図である。
【図5】本発明の変形例1としてのコリオリ式質量流量
計の横断面図である。
【図6】本発明の変形例2としてのコリオリ式質量流量
計の横断面図である。
【図7】図6中VII−VII矢視方向からの縦断面図であ
る。
【図8】変形例2の支持板及び連結部材の取付状態を示
す図である。
【図9】変形例2の計測動作によるセンサチューブ及び
支持板の振動状態を示す図である。
【符号の説明】
1 質量流量計 2 ケーシング 5 流入管 6 流入側マニホールド 7,8 センサチューブ 9 流出側マニホールド 10 流出管 11,12 支持板 13,14 連結部材 15 取付ボルト 16 流入路 17 流出路 20 加振器 21 流入側ピックアップ 22 流出側ピックアップ 23 流量計測制御回路 25 取付ボルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測流体が流れるセンサチューブと、 該センサチューブの端部が嵌合固定される嵌合孔を有す
    るマニホールドと、 前記センサチューブを加振する加振器と、 前記センサチューブの変位を検出するピックアップと、 前記センサチューブの端部近傍を支持する支持部材と、 前記加振器による加振方向への変位を許容すると共に、
    該加振方向と直交する方向への変位を規制するように前
    記支持部材を前記マニホールドに連結する連結部材と、 からなることを特徴とする振動式測定装置。
JP26694297A 1997-09-30 1997-09-30 振動式測定装置 Pending JPH11108724A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007065832A1 (de) * 2005-12-08 2007-06-14 Endress+Hauser Flowtec Ag MEßAUFNEHMER VOM VIBRATIONSTYP
US7325461B2 (en) 2005-12-08 2008-02-05 Endress + Hauser Flowtec Ag Measurement transducer of vibration-type

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