JPH0634391Y2 - 縁飾りテープ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、主として布製品の端縁に取り付ける縁飾り
テープに関する。

〔従来の技術〕

一般に、エプロンやカバーといった布製品の端縁には、
装飾効果を高めるために、レース等から成る縁飾りテー
プが取り付けられている。

〔考案が解決しようとする課題〕 ところで、上記の縁飾りテープは、布製品に直接取り付
けたため、曲線部ではテープにしわやたるみが発生し、
曲線に上手を沿わせて取り付けることが非常にむずかし
いといった問題がある。

そこで、この考案の課題は、曲線部への取り付けを容易
に行うことができる縁飾りテープを提供することであ
る。

〔課題を解決するための手段〕

上記の課題を解決するため、この考案においては、帯状
の縁飾りと、バイアステープとから成り、バイアステー
プは、両側部を幅方向に折返し、さらに、中央部から２
つ折りして一対の折曲片を形成し、一方の折曲片を上記
縁飾りの片面に重ね合わせて縫着した構成を採用したの
である。

〔作用〕 上記の構成から成る縁飾りテープの取付けに際しては、
バイアステープの折曲片間に布製品の端縁を挿入し、そ
の端縁に沿ってバイアステープを沿わせる。

このとき、バイアステープは、テープ自体が長さ方向と
幅方向に伸縮性を有するため、布製品の端縁が曲線であ
っても、その曲線に沿ってしわやたるみが生じることな
く沿わせることができる。そして、そのバイアステープ
と布製品とを縫い合わせる。

〔実施例〕

以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。

図示のように、この考案に係る縁飾りテープは、バイア
ステープ１と縁飾り２とから成っている。

バイアステープ１は、第４図に示すように、その両側部
を幅方向に折り返し、さらに中央部から２つ折りして一
対の二重構造の折曲片1a、1bを形成して成り、その一方
の折曲片1aの外側に上記縁飾り２の上部が縫い合わされ
ている。

縁飾り２は、第３図に示すようにバイアステープ１の長
さ方向に沿って、ひだ３を設けて縫い合わされている。
実施例の場合、縁飾り２をレースで示したがこれに限定
されない。

上記の構成から成る縁飾りテープの取付けに際しては、
第５図および第６図に示すように、布製品（ａ）の端縁
（５）を一対の折曲片1a、1b間に挿入して、バイアステ
ープ１を端縁５に沿わせ、バイアステープ１と端縁５を
ミシン縫いするか、バイアステープ１と端縁５とを感圧
性接着剤によって固着する。

このとき、バイアステープ１自体が長さ方向と幅方向に
伸縮性を有するため、布製品ａの端縁５が第５図に示す
ような曲線であっても、バイアステープ１を、しわやた
るみが起こらないように端縁５に沿わせることができ
る。また、レースの縁飾り２にも、ひだ３が設けてある
ので無理なく縁飾り２を曲線部に美くしく取り付けるこ
とができる。しかも、折曲片1a、1b間に上記端縁５を挿
入するため、端縁５が裁ち切り状態でも縁飾り２を取付
けることができる。

なお、実施例において、一方の折曲片1aの外側に縁飾り
２を取付けた状態を示したが、折曲片1bの外側に、折曲
片1aに取付けられた縁飾り２よりも丈の長い縁飾りを取
付けることにより、装飾効果をより高めることができ
る。

〔効果〕

以上のように、この考案によれば、縁飾りにバイアステ
ープを取付けたので、布製品の端縁が曲線の場合でも、
バイアステープを端縁に沿わせて取付けることができる
ので、縁飾りを曲線部に容易に体裁よく取付けることが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この考案に係る縁飾りテープの正面図、第２
図は、同上の背面図、第３図は、同上の平面図、第４図
は、同上のIV-IV線に沿った拡大断面図、第５図は、同
上の使用状態を示し正面図、第６図は、同上のVI-VI線
に沿った拡大断面図である。 １……バイアステープ、２……縁飾り、1a、1b……折曲
片

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】帯状の縁飾りと、バイアステープとから成
   り、バイアステープは、両側部を幅方向に折返し、さら
   に、中央部から２つ折りして一対の折曲片を形成し、一
   方の折曲片を上記縁飾りの片面に重ね合わせて縫着した
   縁飾りテープ。