JPH06343619A - 核スピントモグラフィ装置の高周波装置 - Google Patents

核スピントモグラフィ装置の高周波装置

Info

Publication number
JPH06343619A
JPH06343619A JP6113740A JP11374094A JPH06343619A JP H06343619 A JPH06343619 A JP H06343619A JP 6113740 A JP6113740 A JP 6113740A JP 11374094 A JP11374094 A JP 11374094A JP H06343619 A JPH06343619 A JP H06343619A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
field
shielding
antenna
frequency device
shielding element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6113740A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3432891B2 (ja
Inventor
Wolfgang Renz
レンツ ウオルフガング
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Siemens AG
Original Assignee
Siemens AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Siemens AG filed Critical Siemens AG
Publication of JPH06343619A publication Critical patent/JPH06343619A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3432891B2 publication Critical patent/JP3432891B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q17/00Devices for absorbing waves radiated from an antenna; Combinations of such devices with active antenna elements or systems
    • H01Q17/001Devices for absorbing waves radiated from an antenna; Combinations of such devices with active antenna elements or systems for modifying the directional characteristic of an aerial
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/28Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
    • G01R33/42Screening
    • G01R33/422Screening of the radio frequency field
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/28Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
    • G01R33/32Excitation or detection systems, e.g. using radio frequency signals
    • G01R33/36Electrical details, e.g. matching or coupling of the coil to the receiver
    • G01R33/3685Means for reducing sheath currents, e.g. RF traps, baluns

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 核スピントモグラフィ装置の高周波装置であ
って、検査すべき生体内に核スピンを励起し、また核ス
ピン励起により惹起された高周波信号を受信するための
高周波アンテナ装置と、E場結合を制限するためアンテ
ナ装置と生体との間に配置されている遮蔽手段とを含ん
でいる高周波装置を、B場の著しい減少を伴うことなし
にE場結合がより強く抑制されるように構成する。 【構成】 遮蔽手段として少なくとも50の相対誘電定
数εr と最大2.5×10-2の誘電損失係数tanδと
を有する絶縁性で誘電性材料のから成る少なくとも1つ
の板または層状の遮蔽要素6が設けられ、またこの少な
くとも1つの遮蔽要素6が少なくともアンテナ装置2に
支配している高められたE場E1の範囲内に配置され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、核スピントモグラフィ
装置の高周波装置であって、検査すべき生体内に核スピ
ンを励起し、また核スピン励起により惹起された高周波
信号を受信するための高周波アンテナ装置と、E場結合
を制限するためアンテナ装置と生体との間に配置されて
いる遮蔽手段とを含んでいる高周波装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このような高周波装置はヨーロッパ特許
出願公開第 0047065号明細書に記載されている。また核
磁気共鳴を応用して検査すべき生体、特に人体または人
体部分の断層像を得るための装置も既に知られている。
その際に検査すべき生体は、生体内に原子核、特に水に
結合されている水素原子核(陽子)のオリエンテーショ
ンを生じさせる強い均一磁場、いわゆる基本磁場のなか
に入れられる。次いで高周波の励起パルスによりこれら
の核が歳差運動するように励起される。相応の励起パル
スの終了後にこれらの原子核が、基本磁場の強さに関係
する周波数で歳差運動し、また次いでそのスピンに基づ
いて予め定められた緩和時間の後に再び基本磁場により
予め定められた優先方向に揺動する。積分した高周波の
核信号の計算および測定技術的な解析により生体層内の
空間的なスピン密度または緩和時間の分布から像が形成
される。歳差運動の列のなかで検知可能な核共鳴とその
生起のそのつどの場所との対応付けは線形の磁場勾配の
応用により行われる。そのために相応の勾配磁場が基本
磁場に重畳され、また撮像すべき層内でのみ核の励起が
行われるように制御される。これらの物理的効果に基づ
く画像表示は核スピントモグラフィまたはNMR(核磁
気共鳴)トモグラフィという名称で知られている。
【0003】核スピンの高周波励起のためには相応のア
ンテナを有する送信器部分が必要である。文献「エヌテ
ーツェット・アルヒーフ(ntz Archiv)」第
11巻(1989)、第5号、第237〜243頁また
はヨーロッパ特許第0073375号明細書に記載されている
ように、これらのアンテナはいわゆる全身共振器として
構成することができる。そのために送信アンテナは共振
円形導波路アンテナとして構成されている。従って、そ
れはソレノイドとして形成された基本磁場磁石の円筒軸
に対して平行に延びている多くの電気的導体要素を有す
る。これらの導体要素は、低周波の勾配磁場に対しては
透過性であるが、高周波磁場に対しては不透過性である
良好な導電性材料から成る共通の中空管、いわゆる高周
波遮蔽により囲まれている。この円形導波路アンテナの
なかで共振する振動比が送信のために設定される。
【0004】特に比較的小さい広がりを有する生体範囲
を撮像すべきときには、簡単に撮像すべき生体部分、た
とえば椎骨、中耳または眼の上に載せられる表面コイル
または局部コイルが使用される。このような局部コイル
は最も簡単な場合には、少なくとも1つの個所にコンデ
ンサにより橋絡されている分離個所を有し、また高周波
的に配線されている円形状のワイアーループから成って
いる。一般にこのような局部コイルは核スピン励起によ
り惹起される高周波信号の受信のためのみに使用され、
他方において核スピンの励起は送信アンテナ、たとえば
円形導波路アンテナとして構成されている全身アンテナ
により行われる。こうして高周波装置の相応の実施例で
は撮像のために2つの異なる高周波アンテナ、すなわち
高周波送信アンテナおよび高周波受信アンテナを設ける
必要がある。しかし、それとならんで、単一のアンテナ
により送信機能も受信機能も果たすアンテナ装置も使用
できる(たとえば前記ヨーロッパ特許第0073375 号明細
書参照)。
【0005】核スピントモグラフィ設備内の高周波装置
のアンテナ装置は、検査すべき生体の生体組織とアンテ
ナ装置との間の磁場(B場)を介しての望ましい結合と
ならんで、電場(E場)を介しての望ましくない結合を
も呈する。このE場結合は送信作動中に生体組織の表
面、特に皮膚表面における望ましくない温度上昇に通じ
得る。受信の場合にはE場結合は核スピン励起により惹
起される高周波信号にノイズの形態で追加的な擾乱温度
を生じさせるので、これらの高周波信号のSN比が相応
に悪くなる。従って、E場結合をできるだけわずかにす
るように、または甘受できる程度に制限するように努力
されている。
【0006】そのために冒頭にあげたヨーロッパ特許出
願公開第0047065 号明細書から、遮蔽手段としていわゆ
るファラデー‐シールドをアンテナ装置と検査すべき生
体との間に配置することが知られている。このシールド
は前記ヨーロッパ特許出願公開明細書に記載されている
アンテナ装置では導電性材料、たとえば銅から成るワイ
アーフレームから成っている。このワイアーフレーム
は、検査すべき生体を囲む保持管の外側に互いに間隔を
おいて配置されており、互いに銅から成る導体片により
導電的に接続されている多くのリング状のワイアールー
プにより形成される。こうして、予め定められた網幅を
有するワイアーフレームの準網状の構成が生ずる。しか
し、B場の影響を回避するためには、このワイアーフレ
ームの導電性ワイアーが比較的広く間隔をおかれていな
ければならないことが判明している。しかし、その場合
には、E場結合の抑制が相応に弱くなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、冒頭に記載した特徴を有する高周波装置の高周波ア
ンテナ装置を、B場の著しい減少を伴うことなしにE場
結合がより強く抑制されるように構成することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題は、本発明によ
れば、遮蔽手段として少なくとも50の相対誘電定数ε
r と最大2.5×10-2の誘電損失係数tanδとを有
する絶縁性で誘電性の材料から成る少なくとも1つの板
または層状の遮蔽要素が設けられ、またこの少なくとも
1つの遮蔽要素が少なくともアンテナ装置に支配してい
る高められたE場の場の強さの範囲内に配置されること
により解決される。
【0009】高周波装置のこの構成と結び付けられる利
点は一方では、望ましくないE場が誘電性の遮蔽要素内
にその予め定められた物理的特性に基づいて集中され、
またこうして相応に弱められた場の強さのみが検査すべ
き生体の表面に存在していることにある。誘電性の遮蔽
要素はこの作用のゆえに“人工的な理想的な皮膚”とみ
なされる。他方では、遮蔽材料の非導電性の特性に基づ
いてB場の影響が回避される。本発明による措置の別の
利点は、望ましくないE場結合に基づいて生体の隣接す
る組織により高周波アンテナに場合によっては生ずる離
調が抑制されることにある。
【0010】本発明による誘電性の遮蔽要素は原理的に
は局部コイルだけでなく、B場に影響することなく望ま
しくないE場の遮蔽が必要とされるすべての他の応用、
たとえば全身アンテナにも適している。さらに、相応の
E場遮蔽措置はアンテナ装置のアンテナへの生体付近の
供給線にも講じられ得る。
【0011】本発明による高周波装置の有利な実施態様
は請求項2以下にあげられている。
【0012】
【実施例】以下、図面により本発明を一層詳細に説明す
る。各図において対応する部分には同一の符号が付され
ている。
【0013】核スピントモグラフィ装置の本発明による
高周波装置ではこのような装置の従来の実施形態から出
発している。図面中に示されていない部分はそれ自体公
知である。その際に高周波装置は高周波送信部分および
高周波受信部分から構成されている。付属の高周波アン
テナ装置は第1の実施例によれば送信用のアンテナおよ
びそれとは別の受信用のアンテナを含んでいる。しかし
第2の実施例としてアンテナ装置は送信および受信用の
単一のアンテナのみを含んでいてもよい。アンテナとし
ては公知の個別アンテナまたはアンテナシステムが使用
される。さらに、本発明による高周波装置のアンテナ装
置には少なくとも1つのアンテナへの高周波供給線も加
えるべきであり、その際にここではこのような供給線の
望ましくないE場を発生する生体付近の部分のみが考察
の対象とされる。
【0014】図1および図2に示されている実施例によ
れば、アンテナ装置の第1の実施例の範囲内で受信アン
テナとしていわゆる局部コイルが設けられている。図面
中に側面図または平面図として示されており符号2を付
されているこのような局部コイルの一部分は少なくとも
1つの導体ループ2aを含んでいる。その際に導体ルー
プ2aは少なくとも1つの分離個所においてコンデンサ
3を介して特に共振するアンテナ回路に接続されてい
る。局部コイル2は検査すべき生体4または生体部分の
上側に配置されている。この生体の皮膚または脂肪領域
が符号4aを付して、またその下に位置する筋肉組織領
域が符号4bを付して示されている。
【0015】コンデンサ3の範囲内で、局部コイル2に
おいて惹起され矢線の群により示されている電場(E
場)が特に強いので、すなわちそこにコイル2の他の範
囲よりも比較的高い場の強さを有するので、本発明によ
り少なくともこの範囲内で局部コイル2に対して生体4
のE場遮蔽が行われる。その際にE場遮蔽とは一般に、
生体4の皮膚または脂肪領域4aの表面における電場の
強さの減少、従ってまた局部コイル2および生体4のE
場結合の減少または相応の制限をいう。遮蔽は、特別な
誘電体(「レキシコン・デア・フィジーク(Lexikon de
r Physik)」H.Franke出版、第3版、シュトゥットガル
ト、1969年、第266〜268頁参照)から成り局
部コイル2と生体表面4cとの間に配置されている少な
くとも1つの遮蔽要素6により行われる。少なくとも1
つの遮蔽要素6が局部コイル2および生体4に対してそ
れぞれ狭い間隙7または8を介しておかれていると有利
である。その際にこれらの間隙7および8の幅w1およ
びw2は数mmないし数cmの範囲内にある。しかし場
合によっては、特に離調問題のおそれがない場合には、
遮蔽要素6は直接に局部コイル2または生体表面4cに
位置してもよい。
【0016】遮蔽要素6はたとえば平らな板または湾曲
した板として構成されており、その厚みdは一般に0.
1mmと5cmとの間である。厚みdの上限値はコイル
‐組織間の間隔の顧慮のもとにほぼ非臨界的であり、下
限値は要求される遮蔽作用により決定されている。遮蔽
要素は、適当な保持体の上の相応の厚層として構成され
ていてもよい。板または層状の遮蔽要素の材料は絶縁性
でなければならない。すなわち108 Ω・m以上の固有
抵抗および特に少なくとも50、好ましくは100以上
の相対誘電定数εr を有していなければならない。それ
によって、図1中にいくつかの矢線により示されている
生体表面4cにおけるE場E2が遮蔽要素6と局部コイ
ル2との間のE場E1よりも明らかに小さいことが保証
されている。図1中では場E1およびE2を示す矢線の
相い異なる密度によりそれらの相い異なる場の強さが示
されている。
【0017】さらに遮蔽要素6の材料は最大2.5・1
-2、好ましくは1・10-3の小さい誘電損失係数ta
nδを有していなければならない。その場合ほぼ損失が
ないことに基づいて局部コイルに対する追加的なノイズ
が発生することはない。
【0018】相対誘電定数εr および誘電損失係数ta
nδに対する上記の条件を満足する材料は特に、たとえ
ば高周波コンデンサに使用されるようなセラミック誘電
体である。相応の誘電体はセラミックスおよびガラス絶
縁材料に関するドイツ標準規格“DIN VDE033
5”、部1および3、1988年2月または相応の国際
標準規格“IEC 672‐1および672‐3”にグ
ループ名称“C‐300”のもとに記載されている。ペ
ロブスカイト結晶を有するチタンから成るいくつかの適
当なセラミックスは文献「ヒュッテ・デス・インジェニ
ールスタッシェンブーフHUTTE des Ingeneurstaschenbu
ch」第28版、 HUETTE IV A巻:電気技術、部
A、1957年、第802〜803頁に記載されてい
る。特に適している材料は酸化セラミックス材料、たと
えばTiO2 、BaTiO3 、(Ba,Sr)Ti
3 、、PbTiO3 、PbZrO3 またはPb(Z
r,Ti)O3 のようなピロまたはピエゾ酸化物であ
る。
【0019】相応のセラミックス材料はたとえばディス
クコンデンサの製造用のたとえばmm範囲の厚みおよび
数cmの直径を有する板として使用される。遮蔽要素と
しての応用のために必要とされるセラミックス面はその
場合にこのような板の相応の標準的な大きさから切断さ
れ、また一つの遮蔽要素の形状または多くの遮蔽要素か
ら成る構造に相応して組立てられる。
【0020】局部コイル2、そのコンデンサ3およびこ
れに接する導体部分2aから成る図1に相応する一部分
ならびにこれらの部分に対応付けられている遮蔽要素6
の図2に示されている平面図から、生体4または生体表
面4cの十分なE場遮蔽のために遮蔽要素6が好適には
局部コイル2またはその導体部分2aおよび特にそのコ
ンデンサ3の幅bよりも比較的大きい幅Bを有するべき
であることが示されている。一般に、少なくとも1つの
遮蔽要素は、局部コイルまたはその部分と平行に延びて
おり、局部コイル2および特にそのコンデンサ3のそれ
ぞれ対応付けられている部分の相応の広がりよりも約3
ないし5倍大きい幅を有するストリップとして構成され
れば十分である。しかし、遮蔽要素または多くのこのよ
うな要素により構成された遮蔽構造はより大きい面積を
有するものとして構成されていてもよい。重要なこと
は、なかんずくコイル2のコンデンサ3の周りの範囲を
覆うことである。なぜならば、そこに最も高いE場の強
さが支配しているからである。すなわち場合によって
は、比較的小さいE場の強さを有する他のコイル範囲の
遮蔽は省略することができる。
【0021】図1および図2に示されている本発明によ
る措置は高周波の核スピン信号を受信する役割をする局
部コイルにのみ制限されない。相応の措置は追加的にま
たはさらに存在する送信アンテナに対してだけでも、生
体4をこのアンテナに対しても少なくとも高いE場の強
さの範囲内で遮蔽するために講じることができる。場合
によっては、アンテナ装置の前記第2の実施例による受
信アンテナが同時に送信アンテナとしての役割もするこ
とができる。相応の実施例が図3に示されている。本発
明による高周波装置の一部分を示す図3に示されている
縦断面図によれば、そのアンテナ装置は全身共振器10
を有する。これに相応する全身共振器はたとえばヨーロ
ッパ特許第0073375 号明細書から公知である。それは軸
線方向に延びている導体要素11を含んでおり、この導
体要素はその端でコンデンサ12および13を介してジ
ャケット管14と接続されている。これらのコンデンサ
の範囲内でアンテナ装置のE場は最大であるので、少な
くともそこに生体4の遮蔽のために本発明による遮蔽要
素15および16が配置されている。これらの遮蔽要素
は断面図で見てL字状に構成されており、またそれぞれ
長手方向部分15aまたは16aおよび半径方向部分1
5bまたは16bを有する。
【0022】図4には図3による装置のたとえば遮蔽要
素15を有する側の端面図が示されている。この端面図
からさらにわかるように、遮蔽要素は生体4の前面に遮
蔽部分15cを有することもできる。
【0023】図5には本発明による高周波装置の別の端
面図が図4に相応する図で示されている。そこに示され
ている遮蔽要素17は、検査すべき生体4を少なくとも
コンデンサのところの高いE場の強さを有する端範囲で
完全に、場合によっては部分的に囲むように構成されて
いる。
【0024】本発明により構成された高周波装置のアン
テナ装置はこの装置の少なくとも1つのアンテナまたは
少なくとも1つのアンテナシステムへの供給線をも含ん
でいる。供給線が検査すべき生体の近くを延びている場
合には生体と供給線との望ましくないE場結合に通ずる
高められたE場の強さの範囲が存在し得る。これに対応
する実施例が図6に側面図で示されている。それによれ
ば供給線20のなかにたとえば表面波阻止体の形態の少
なくとも1つの脱結合要素21が組み込まれている。こ
のような脱結合要素はたとえばドイツ特許出願公開第 4
113120号明細書または前記文献(ntz Archi
v)に記載されている。この脱結合要素21はコンデン
サ22を有し、そこに高められたE場が支配している。
検査すべき生体4は本発明によりこのE場から板または
層状の遮蔽要素6によりほぼ脱結合されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による高周波装置のアンテナ装置の側断
面図。
【図2】本発明による高周波装置のアンテナ装置の平面
図。
【図3】本発明による高周波装置のアンテナ装置の別の
実施例の縦断面図。
【図4】本発明による高周波装置のアンテナ装置の別の
実施例の端面図。
【図5】本発明による高周波装置のアンテナ装置の別の
実施例の端面図。
【図6】アンテナ装置の本発明により構成された供給線
の側断面図。 [図面の簡単な説明] 2 局部コイル 2a 導体ループ 3 コンデンサ 4 生体 4a´ 皮膚または脂肪領域 4b 筋肉組織領域 4c 生体表面 6 遮蔽要素 7、8 間隙 10 全身共振器 11 導体要素 12、13 コンデンサ 14 ジャケット管 15、16、17 遮蔽要素 20 供給線 21 脱結合要素 22 コンデンサ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)検査すべき生体内に核スピンを励起
    し、また核スピン励起により惹起された高周波信号を受
    信するための高周波アンテナ装置、 b)E場結合を制限するためアンテナ装置と生体の間に
    配置される遮蔽手段を含む高周波装置において、遮蔽手
    段として少なくとも50の相対誘電定数εrと最大2.
    5×10-2の誘電損失係数tanδとを有する絶縁性で
    誘電性の材料から成る少なくとも1つの板または層状の
    遮蔽要素(6、15、16、17)が設けられ、またこ
    の少なくとも1つの遮蔽要素(6、15、16、17)
    が少なくともアンテナ装置(2、10、20)に支配し
    ている高められたE場(E1)の場の強さの範囲内に配
    置されることを特徴とする核スピントモグラフィ装置の
    高周波装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも1つの遮蔽要素(6、15、
    16、17)に対して100を越える相対誘電定数εr
    を有する材料が用いられることを特徴とする請求項1記
    載の高周波装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも1つの遮蔽要素(6、15、
    16、17)に対して最大1×10-3の誘電損失係数t
    anδを有する材料が用いられることを特徴とする請求
    項1または2記載の高周波装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも1つの遮蔽要素(6、15、
    16、17)がアンテナ装置(2)に対して間隔をおか
    れており、また生体(4)の表面(4c)と向かい合っ
    て配置されることを特徴とする請求項1ないし3の1つ
    に記載の高周波装置。
  5. 【請求項5】 遮蔽手段として多くの接ぎ会わされた遮
    蔽要素が設けられることを特徴とする請求項1ないし4
    の1つに記載の高周波装置。
  6. 【請求項6】 アンテナ装置が局部コイル(2)を含む
    ことを特徴とする請求項1ないし5の1つに記載の高周
    波装置。
  7. 【請求項7】 アンテナ装置が全身共振器(10)を含
    むことを特徴とする請求項1ないし6の1つに記載の高
    周波装置。
  8. 【請求項8】 アンテナ装置が、生体(4)の近くを延
    びまたE場の高められた場の強さの範囲を有する導線部
    分を有する供給線(20)を含み、その際にこの範囲内
    に少なくとも1つの遮蔽要素(6)が配置されることを
    特徴とする請求項1ないし7の1つに記載の高周波装
    置。
  9. 【請求項9】 アンテナ装置(2、10、20)のE場
    の高められた場の強さの範囲がコンデンサ(3、12、
    13、22)のところに位置することを特徴とする請求
    項1ないし8の1つに記載の高周波装置。
  10. 【請求項10】 少なくとも1つの遮蔽要素(6、1
    5、16、17)が誘電性材料として少なくとも1つの
    酸化セラミックス材料を含むことを特徴とする請求項1
    ないし9の1つに記載の高周波装置。
JP11374094A 1993-04-30 1994-04-27 核スピントモグラフィ装置の高周波装置 Expired - Fee Related JP3432891B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4314338.5 1993-04-30
DE4314338A DE4314338C2 (de) 1993-04-30 1993-04-30 Hochfrequenz-System einer Anlage zur Kernspintomographie mit Abschirmmitteln zu einer E-Feld-Begrenzung

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06343619A true JPH06343619A (ja) 1994-12-20
JP3432891B2 JP3432891B2 (ja) 2003-08-04

Family

ID=6486873

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11374094A Expired - Fee Related JP3432891B2 (ja) 1993-04-30 1994-04-27 核スピントモグラフィ装置の高周波装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5410251A (ja)
JP (1) JP3432891B2 (ja)
DE (1) DE4314338C2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19640359C1 (de) * 1996-09-30 1998-04-23 Siemens Ag Antennenanordnung für ein diagnostisches Magnetresonanzgerät
DE10228827A1 (de) * 2002-06-27 2004-01-22 Siemens Ag Hochfrequenzstruktur mit einem Krafterzeuger, Hochfrequenzantenne mit der Hochfrequenzstruktur und Magnetresonanzgerät mit der Hochfrequenzantenne
DE10345176B4 (de) * 2003-09-29 2007-07-26 Siemens Ag Lokalspuleneinheit eines Magnetresonanzgeräts
DE102004015856B4 (de) * 2004-03-31 2014-04-30 Siemens Aktiengesellschaft Mantelwellensperreneinheit

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3277488A (en) * 1964-07-27 1966-10-04 John G Hoffman Antenna decoupling by means of a lossy dielectric slab
US3495265A (en) * 1965-08-11 1970-02-10 Bell Telephone Labor Inc Dielectric clutter fence
DE1566148C3 (de) * 1967-03-10 1975-06-05 Siemens Ag, 1000 Berlin Und 8000 Muenchen Elektromagnetische Hochfrequenzspule für Diagnostikeinrichtungen
EP0047065B1 (en) * 1980-08-29 1986-10-01 Technicare Corporation Distributed phase rf coil
GB2107300B (en) * 1981-07-03 1985-04-24 Standard Telephones Cables Ltd Ceramic capacitors and dielectric compositions
DE3133432A1 (de) * 1981-08-24 1983-03-03 Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München Hochfrequenzfeld-einrichtung in einer kernspinresonanz-apparatur
JPS6023902A (ja) * 1983-07-18 1985-02-06 株式会社村田製作所 誘電体磁器組成物
US4636730A (en) * 1984-08-16 1987-01-13 General Electric Company NMR spectroscopy body probes with at least one surface coil
US4839594A (en) * 1987-08-17 1989-06-13 Picker International, Inc. Faraday shield localized coil for magnetic resonance imaging
EP0216590B2 (en) * 1985-09-20 2001-06-06 Btg International Limited Magnetic field screens
JPS62138360A (ja) * 1985-12-10 1987-06-22 三菱鉱業セメント株式会社 誘電体磁器組成物
JPS63216553A (ja) * 1987-03-06 1988-09-08 株式会社東芝 Mri用rfセルフシ−ルド
US4878022A (en) * 1988-10-14 1989-10-31 The Regents Of The University Of California Widened and shaped MRI surface coil having increased signal-to-noise ratio
DE3835805A1 (de) * 1988-10-21 1990-04-26 Hora Heinrich Unterdrueckung der reflexion von radar von oberflaechen insbesondere von flugzeugen
DE3839046A1 (de) * 1988-11-18 1990-05-23 Bruker Medizintech Probenkopf fuer die nmr-tomographie
US5047787A (en) * 1989-05-01 1991-09-10 Motorola, Inc. Coupling cancellation for antenna arrays
US5159929A (en) * 1990-06-14 1992-11-03 Morris G Ronald Insulated rf shield
DE4113120A1 (de) * 1991-04-22 1992-11-05 Siemens Ag Kernspintomograph

Also Published As

Publication number Publication date
JP3432891B2 (ja) 2003-08-04
US5410251A (en) 1995-04-25
DE4314338A1 (de) 1994-11-03
DE4314338C2 (de) 1998-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6593744B2 (en) Multi-channel RF cable trap for magnetic resonance apparatus
US6396271B1 (en) Tunable birdcage transmitter coil
JP4004964B2 (ja) Mr装置用の送信及び受信コイル
CA1230922A (en) Nuclear magnetic resonance radio frequency antenna
EP0359374B1 (en) Magnetic resonance apparatus
US4721913A (en) NMR local coil network
JP5209842B2 (ja) 多重チャネルmri用の多巻き素子rfコイル・アレイ及び、rfコイル組立体を製造する方法
EP1687653B1 (en) Rf coil system for super high field (shf) mri
US5898306A (en) Single circuit ladder resonator quadrature surface RF coil
US4783641A (en) NMR radio frequecny field coil with distributed current
JP2004511278A (ja) マイクロストリップ伝送線路コイルを使用する、磁気共鳴画像化および分光法のための方法および装置
US4841249A (en) Truncated cone shaped surface resonator for nuclear magnetic resonance tomography
GB2151791A (en) RF Field coils for NMR apparatus
EP2521924B1 (en) Rf transmit and/or receive antenna for a hybrid mri / hifu system
Rinard et al. A wire‐crossed‐loop resonator for rapid scan EPR
US4680550A (en) High-frequency antenna device in apparatus for nuclear spin tomography and method for operating this device
JP2013518650A (ja) 核磁気共鳴イメージング装置のための高周波アンテナの線形共振器
US4866387A (en) NMR detector network
US7002347B2 (en) Local coil unit for a magnetic resonance apparatus
JPH05285120A (ja) 核スピン共鳴装置のための円偏波形局部アンテナ
EP1269211B1 (en) Magnetic resonance imaging apparatus with means to screen rf fields
EP0304249B1 (en) Magnetic resonance methods and apparatus
JP3432891B2 (ja) 核スピントモグラフィ装置の高周波装置
US7015695B2 (en) Shielded TEM surface array for parallel imaging
JP6517901B2 (ja) Hf共鳴装置アセンブリ、測定プローブ、および磁気共鳴装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030417

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees