JPH05285120A - 核スピン共鳴装置のための円偏波形局部アンテナ - Google Patents
核スピン共鳴装置のための円偏波形局部アンテナInfo
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- JPH05285120A JPH05285120A JP4314866A JP31486692A JPH05285120A JP H05285120 A JPH05285120 A JP H05285120A JP 4314866 A JP4314866 A JP 4314866A JP 31486692 A JP31486692 A JP 31486692A JP H05285120 A JPH05285120 A JP H05285120A
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- G01R33/00—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
- G01R33/20—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
- G01R33/28—Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
- G01R33/32—Excitation or detection systems, e.g. using radio frequency signals
- G01R33/36—Electrical details, e.g. matching or coupling of the coil to the receiver
- G01R33/3678—Electrical details, e.g. matching or coupling of the coil to the receiver involving quadrature drive or detection, e.g. a circularly polarized RF magnetic field
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
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- H01Q7/00—Loop antennas with a substantially uniform current distribution around the loop and having a directional radiation pattern in a plane perpendicular to the plane of the loop
- H01Q7/005—Loop antennas with a substantially uniform current distribution around the loop and having a directional radiation pattern in a plane perpendicular to the plane of the loop with variable reactance for tuning the antenna
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- G01R33/36—Electrical details, e.g. matching or coupling of the coil to the receiver
- G01R33/3642—Mutual coupling or decoupling of multiple coils, e.g. decoupling of a receive coil from a transmission coil, or intentional coupling of RF coils, e.g. for RF magnetic field amplification
- G01R33/365—Decoupling of multiple RF coils wherein the multiple RF coils have the same function in MR, e.g. decoupling of a receive coil from another receive coil in a receive coil array, decoupling of a transmission coil from another transmission coil in a transmission coil array
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 拡大された均質性領域および改善されたS/
N比を有する円偏波局部アンテナを提供する。 【構成】 核スピン共鳴方式の画像装置のための円偏波
形局所アンテナにおいて、第1のアンテナ系がフレーム
コイル2として形成されている。第2のアンテナ系17
が2つの対向して配置された部分コイル18,19を含
み、これらの部分コイルはフレームコイル2により貫通
されている。円偏波特性が、フレームコイル2の内側に
かつ部分コイル18,19の外側に設けられている空間
領域の中に形成される。
N比を有する円偏波局部アンテナを提供する。 【構成】 核スピン共鳴方式の画像装置のための円偏波
形局所アンテナにおいて、第1のアンテナ系がフレーム
コイル2として形成されている。第2のアンテナ系17
が2つの対向して配置された部分コイル18,19を含
み、これらの部分コイルはフレームコイル2により貫通
されている。円偏波特性が、フレームコイル2の内側に
かつ部分コイル18,19の外側に設けられている空間
領域の中に形成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フレームコイルとして
構成された第1アンテナ系および、第1の部分コイルを
含む第2のアンテナ系を備え、前記のフレームコイルが
部分コイルを貫通している形式の、核スピン共鳴装置の
ための円偏波局所アンテナに関する。
構成された第1アンテナ系および、第1の部分コイルを
含む第2のアンテナ系を備え、前記のフレームコイルが
部分コイルを貫通している形式の、核スピン共鳴装置の
ための円偏波局所アンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば医療の診断用の核スピン共鳴画像
装置のような核スピン共鳴装置において、核の励振の目
的で、直線偏波されたまたは円偏波された高周波電磁界
が用いられる。直線の電磁界を、2つの等しい大きさ
の、反対方向の円偏波の電磁界から合成されることが考
えられる。しかし励振に対して有効なのは、両方の円電
磁界成分のうちの一方だけである。このことは次のこと
を意味する、即ち直線偏波性のアンテナの場合、同じ励
振のために、円偏波性のアンテナの場合よりも、2倍の
電力が必要とされることを意味する。
装置のような核スピン共鳴装置において、核の励振の目
的で、直線偏波されたまたは円偏波された高周波電磁界
が用いられる。直線の電磁界を、2つの等しい大きさ
の、反対方向の円偏波の電磁界から合成されることが考
えられる。しかし励振に対して有効なのは、両方の円電
磁界成分のうちの一方だけである。このことは次のこと
を意味する、即ち直線偏波性のアンテナの場合、同じ励
振のために、円偏波性のアンテナの場合よりも、2倍の
電力が必要とされることを意味する。
【0003】医療用の核スピン共鳴画像装置の場合、患
者の保護のための規定は、最大の送信電力(エネルギ)
だけを定める。このことは可能なシーケンスを、例えば
所定の検査時間における走査された解剖層の個数を制限
する。そのため円偏波形のアンテナを用いると、同じ時
間内に理論的には2回、実際には完全には直線偏波性の
アンテナによる場合のように2回は解剖層を走査し得な
い。
者の保護のための規定は、最大の送信電力(エネルギ)
だけを定める。このことは可能なシーケンスを、例えば
所定の検査時間における走査された解剖層の個数を制限
する。そのため円偏波形のアンテナを用いると、同じ時
間内に理論的には2回、実際には完全には直線偏波性の
アンテナによる場合のように2回は解剖層を走査し得な
い。
【0004】円偏波形の受信アンテナの使用も利点は有
する。円偏波形の受信アンテナ、互いに直交する空間方
向からの核スピン共鳴有効信号を受信する2つの直線偏
波形アンテナから構成される。受信された信号は次に一
方の信号が90°移相された後に同相で加算される。そ
のためこの有効信号は、2倍化され、他方、ノイズの実
効値が係数2だけ高められる。そのため円偏波形受信ア
ンテナは、直線偏波形の受信アンテナに比較して、理論
的なS/N比2を有する。しかしこのS/N比は実際は
完全には理論的な値に達しない。このことから、送信時
にも受信時にも円偏波形のアンテナは利点を有すること
が示されている。
する。円偏波形の受信アンテナ、互いに直交する空間方
向からの核スピン共鳴有効信号を受信する2つの直線偏
波形アンテナから構成される。受信された信号は次に一
方の信号が90°移相された後に同相で加算される。そ
のためこの有効信号は、2倍化され、他方、ノイズの実
効値が係数2だけ高められる。そのため円偏波形受信ア
ンテナは、直線偏波形の受信アンテナに比較して、理論
的なS/N比2を有する。しかしこのS/N比は実際は
完全には理論的な値に達しない。このことから、送信時
にも受信時にも円偏波形のアンテナは利点を有すること
が示されている。
【0005】医療用の核スピン共鳴画像装置の場合に円
偏波形の高周波電磁界の発生および、受信のために設け
られているいわゆる全身用アンテナまたは身体共振器が
ドイツ連邦共和国特許出願公開公報第3133432号
に示されている。仮想の円とう面上に2つの対向するコ
イル群が設けられており、この場合、これらのコイル群
のコイル軸は互いに垂直の位置関係にある。
偏波形の高周波電磁界の発生および、受信のために設け
られているいわゆる全身用アンテナまたは身体共振器が
ドイツ連邦共和国特許出願公開公報第3133432号
に示されている。仮想の円とう面上に2つの対向するコ
イル群が設けられており、この場合、これらのコイル群
のコイル軸は互いに垂直の位置関係にある。
【0006】円偏波形の高周波電磁界を発生する目的で
コイル群が、互いに90°移相された高周波電流で給電
される。診察されるべき患者はトモグラムの形成の目的
でシリンダ状のコイル装置の内部で長手方向へ位置され
て、個々のコイルが患者の上側、下側ならびに両側へ設
けられる。
コイル群が、互いに90°移相された高周波電流で給電
される。診察されるべき患者はトモグラムの形成の目的
でシリンダ状のコイル装置の内部で長手方向へ位置され
て、個々のコイルが患者の上側、下側ならびに両側へ設
けられる。
【0007】上述の全身用アンテナと類似して、頭部の
診断用の局部アンテナも構成されており、このアンテナ
により同じく円偏波形の高周波電磁界が発生できる。
診断用の局部アンテナも構成されており、このアンテナ
により同じく円偏波形の高周波電磁界が発生できる。
【0008】従来の全身用アンテナにより、身体の唯1
つの部分の断層図が撮影されると、全身アンテナはその
大きい受信面積のため、その他の身体部分からノイズ信
号も受信する。そのため部分診察の場合はS/N比が低
下される。そのため部分検査のために局所アンテナが使
用される。しかしこのアンテナは大抵は改善された操作
性および一層簡単な信号処理動作のために、主として直
線偏波アンテナとして構成されている。
つの部分の断層図が撮影されると、全身アンテナはその
大きい受信面積のため、その他の身体部分からノイズ信
号も受信する。そのため部分診察の場合はS/N比が低
下される。そのため部分検査のために局所アンテナが使
用される。しかしこのアンテナは大抵は改善された操作
性および一層簡単な信号処理動作のために、主として直
線偏波アンテナとして構成されている。
【0009】冒頭の形式の円偏波アンテナはドイツ連邦
共和国特許願公開公報に示されている。このアンテナは
上半身の診断に適しており、2つのアンテナ系から構成
されている。このアンテナ系は、中央の脚および2つの
側面の脚を有する1つのコイルからそれぞれ構成されて
いる。これらの自由端部はそれぞれ帰還路と結合されて
いる。この帰還路は、両方のアンテナ系の開いた壁へが
形成されるように、平行に走行する。円偏波特性が両方
のコイルの内部空間の中に設けられている。しかし内部
空間中に制限された領域においてだけ、円偏波効果に必
要とされる特性が互いに垂直の位置関係となる。そのた
めこのアンテナは均質でない感度分布ないし電電磁界分
布を有する。結像容積は内部空間の容積全体よりも著し
く小さい。そのためアンテナのS/N比が、均質な感度
を有する理想アンテナよりも低下する。
共和国特許願公開公報に示されている。このアンテナは
上半身の診断に適しており、2つのアンテナ系から構成
されている。このアンテナ系は、中央の脚および2つの
側面の脚を有する1つのコイルからそれぞれ構成されて
いる。これらの自由端部はそれぞれ帰還路と結合されて
いる。この帰還路は、両方のアンテナ系の開いた壁へが
形成されるように、平行に走行する。円偏波特性が両方
のコイルの内部空間の中に設けられている。しかし内部
空間中に制限された領域においてだけ、円偏波効果に必
要とされる特性が互いに垂直の位置関係となる。そのた
めこのアンテナは均質でない感度分布ないし電電磁界分
布を有する。結像容積は内部空間の容積全体よりも著し
く小さい。そのためアンテナのS/N比が、均質な感度
を有する理想アンテナよりも低下する。
【0010】
【発明の解決すべき課題】本発明の課題は、拡大された
均質性領域および改善されたS/N比を有する円偏波局
部アンテナを提供することである。
均質性領域および改善されたS/N比を有する円偏波局
部アンテナを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この課題は次のようにし
て解決されている。即ち第2アンテナ系が、第1部分コ
イルに対向して配置されている第2部分コイルを含み、
さらに前記フレームコイルが第2部分コイルも貫通して
おり、円偏波特性が、フレームコイルの内側にかつ部分
コイルの外側に存在する容積領域の中に設けられてい
る。
て解決されている。即ち第2アンテナ系が、第1部分コ
イルに対向して配置されている第2部分コイルを含み、
さらに前記フレームコイルが第2部分コイルも貫通して
おり、円偏波特性が、フレームコイルの内側にかつ部分
コイルの外側に存在する容積領域の中に設けられてい
る。
【0012】両方のアンテナ系により形成される高周波
の電磁界は、フレームコイルの内部空間において互いに
垂直の位置関係にある、ないし両方のアンテナ系は、2
つの互いに垂直の位置関係にある空間方向から内部空間
より、高周波信号を受信する。両方のアンテナ系の振動
を相応に90°移相する場合、円偏波の高周波電磁界が
発生される、ないし円偏波性の高周波電磁界の信号が受
信される。本発明による装置により、円偏波の電磁界の
ないし感度の均質な領域が拡大される。両方の部分アン
テナの信号供給のないし信号取り出しの場合、180°
の移相が考慮される。円偏波特性の均質な領域が公知の
円偏波性の局所アンテナのそれよりも拡大されているた
め、S/N比が公知の局所アンテナのそれよりも向上さ
れる。その結果、医学用の核スピン共鳴画像装置の場
合、改善された画質が得られる。
の電磁界は、フレームコイルの内部空間において互いに
垂直の位置関係にある、ないし両方のアンテナ系は、2
つの互いに垂直の位置関係にある空間方向から内部空間
より、高周波信号を受信する。両方のアンテナ系の振動
を相応に90°移相する場合、円偏波の高周波電磁界が
発生される、ないし円偏波性の高周波電磁界の信号が受
信される。本発明による装置により、円偏波の電磁界の
ないし感度の均質な領域が拡大される。両方の部分アン
テナの信号供給のないし信号取り出しの場合、180°
の移相が考慮される。円偏波特性の均質な領域が公知の
円偏波性の局所アンテナのそれよりも拡大されているた
め、S/N比が公知の局所アンテナのそれよりも向上さ
れる。その結果、医学用の核スピン共鳴画像装置の場
合、改善された画質が得られる。
【0013】有利な構成は、部分コイルがフレームコイ
ルに垂直の位置関係を有する。そのため両方のアンテナ
系も減結合するための構成が不要となる。
ルに垂直の位置関係を有する。そのため両方のアンテナ
系も減結合するための構成が不要となる。
【0014】有利な構成の場合、フレームコイルは2つ
のU字形導体部材から構成されており、それらの部材の
脚は互いに対向しており、これらの対向する脚はコンデ
ンサを介して互いに結合されている。これらのコンデン
サは短縮コンデンサとして作用する。コイルの横断面は
コンデンサの相応の選択の場合、診断されるべき身体部
分の大きさへ適合調整できる。その結果、フレームコイ
ル不必要に大きくなることがなく、そのためS/N比が
低下されない。
のU字形導体部材から構成されており、それらの部材の
脚は互いに対向しており、これらの対向する脚はコンデ
ンサを介して互いに結合されている。これらのコンデン
サは短縮コンデンサとして作用する。コイルの横断面は
コンデンサの相応の選択の場合、診断されるべき身体部
分の大きさへ適合調整できる。その結果、フレームコイ
ル不必要に大きくなることがなく、そのためS/N比が
低下されない。
【0015】別の有利な構成は、導体部材がコイル面に
平行にスリットを有することにより特徴づけられる。ス
リットの幅、形状および深さを介して、電磁界の均質性
を制御できる。そのためさらにフレームコイルの中の渦
電流損失が低減される。
平行にスリットを有することにより特徴づけられる。ス
リットの幅、形状および深さを介して、電磁界の均質性
を制御できる。そのためさらにフレームコイルの中の渦
電流損失が低減される。
【0016】
【実施例】次に本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
る。
【0017】図1は、円偏波形の局部アンテナ用の第1
アンテナ系を構成するフレームコイル2を示す。このフ
レームコイルは2つのU字形導体部材4,6から形成さ
れている。このU字形導体部材の脚8および10は互い
に対向しておりさらにコンデンサ12を介して互いに接
続されている。このU字形の導体部材4および6は長方
形のコイル面を囲む。このコイル面と平行に、各々の導
体部材4および6の中に、スリット14が設けられてい
る。スリットの幅、スリットの形状およびスリットの深
さを介して、コイルにより形成される電電磁界がないし
指向性を制限できる。両方のU字形導体部材4および6
の脚10の端部に、即ち両方のコンデンサ12のうちの
一方のコンデンサの端子と並列に、端子部材16が接続
されている。この端子部材16を介して、フレームコイ
ル2へ送信信号が導びかれれる、ないし受信信号が取り
出せる。
アンテナ系を構成するフレームコイル2を示す。このフ
レームコイルは2つのU字形導体部材4,6から形成さ
れている。このU字形導体部材の脚8および10は互い
に対向しておりさらにコンデンサ12を介して互いに接
続されている。このU字形の導体部材4および6は長方
形のコイル面を囲む。このコイル面と平行に、各々の導
体部材4および6の中に、スリット14が設けられてい
る。スリットの幅、スリットの形状およびスリットの深
さを介して、コイルにより形成される電電磁界がないし
指向性を制限できる。両方のU字形導体部材4および6
の脚10の端部に、即ち両方のコンデンサ12のうちの
一方のコンデンサの端子と並列に、端子部材16が接続
されている。この端子部材16を介して、フレームコイ
ル2へ送信信号が導びかれれる、ないし受信信号が取り
出せる。
【0018】図2は図1の第1のアンテナ系から出発し
て、核スピン共鳴画像装置において例えばマノグラフイ
のために用いられる円偏波形の局部アンテナを示す。第
1のアンテナ系2と第2のアンテナ系17とは、鎖の素
子が互いに係合して取り巻くように、互いに係合して取
り巻く。この場合、第2のアンテナ系17は2つの部分
コイル18,19から構成されている。これらのコイル
はそれぞれフレームコイル2を、導体部材4および6の
脚8および10の全長にわたり取り巻く。そのためフレ
ームコイル2の内部に存在する大きい容積領域にわたる
均質な指向性が得られる。各々の部分コイル18,19
は直角に曲げられた単一の導体ループから形成されてい
る。その結果、部分コイル18,19も長方形のコイル
面を有する。
て、核スピン共鳴画像装置において例えばマノグラフイ
のために用いられる円偏波形の局部アンテナを示す。第
1のアンテナ系2と第2のアンテナ系17とは、鎖の素
子が互いに係合して取り巻くように、互いに係合して取
り巻く。この場合、第2のアンテナ系17は2つの部分
コイル18,19から構成されている。これらのコイル
はそれぞれフレームコイル2を、導体部材4および6の
脚8および10の全長にわたり取り巻く。そのためフレ
ームコイル2の内部に存在する大きい容積領域にわたる
均質な指向性が得られる。各々の部分コイル18,19
は直角に曲げられた単一の導体ループから形成されてい
る。その結果、部分コイル18,19も長方形のコイル
面を有する。
【0019】部分コイル18,19の導体ループは、フ
レームコイル2の外側に位置する部分において、切欠2
0を有する。この切欠はコンデンサ22により橋絡され
ている。コンデンサ22はコンデンサ12と同様に、部
分コイル18,19の所望の共振周波数を設定する目的
で用いられる。各々の部分コイル18,19は固有の端
子24を有する。この端子を介して部分コイルへ、送信
信号をコンデンサ22へ並列に導びける、ないし受信信
号を取り出することができる。図2には図面を見やすく
するために部分コイル19のための端子だけが示されて
いる。
レームコイル2の外側に位置する部分において、切欠2
0を有する。この切欠はコンデンサ22により橋絡され
ている。コンデンサ22はコンデンサ12と同様に、部
分コイル18,19の所望の共振周波数を設定する目的
で用いられる。各々の部分コイル18,19は固有の端
子24を有する。この端子を介して部分コイルへ、送信
信号をコンデンサ22へ並列に導びける、ないし受信信
号を取り出することができる。図2には図面を見やすく
するために部分コイル19のための端子だけが示されて
いる。
【0020】各々の部分コイル18,19には、コイル
面に平行に走行する2つのスリット26が設けられてい
る。フレームコイル2の場合と同様に、アンテナの特性
はスリット幅、スリット形状およびスリット深さにより
制御できる。さらに局部コイルのアンテナ特性は、部分
コイル18および19が互いにかつフレームコイル2に
関連づけて変位されると、制御できる。スリット20は
さらに渦電流による損失を低減する。
面に平行に走行する2つのスリット26が設けられてい
る。フレームコイル2の場合と同様に、アンテナの特性
はスリット幅、スリット形状およびスリット深さにより
制御できる。さらに局部コイルのアンテナ特性は、部分
コイル18および19が互いにかつフレームコイル2に
関連づけて変位されると、制御できる。スリット20は
さらに渦電流による損失を低減する。
【0021】両方のアンテナ系2および18,19は薄
い銅テープにより実現されている。両方の装置は銅張り
された材料からも線または管からも形成できる。
い銅テープにより実現されている。両方の装置は銅張り
された材料からも線または管からも形成できる。
【0022】局部コイルの円特性を次に例えば送信過程
の場合は説明する。この目的で直角座標系28を用い
る。この座標系のX軸とY軸はこの紙面にありそのZ軸
は紙面に垂直に上方へ延在する。フレームコイル2には
端子16を介して高周波電流i1が導びかれる。その正
の方向を矢印30で示す。高周波電流i1はフレームコ
イルの中にByで示されている電磁界を発生する。部分
コイル18へ図示されていない端子24を介して、i1
と同じ周波数を有する、しかしi1とは位相が90°異
なる高周波電流i2が導びかれる。正の電流方向は矢印
32で示されている。高周波電流i2はフレーム2の内
部に、Bxで示されているX方向の電磁界を発生する。
同様にコイル19における高周波電流i3がX方向の電
磁界Bxを発生する。電流i1とi2,i3との間の9
0°の移相により、合成電磁界ベクトルBがX−Y平面
において回転する。
の場合は説明する。この目的で直角座標系28を用い
る。この座標系のX軸とY軸はこの紙面にありそのZ軸
は紙面に垂直に上方へ延在する。フレームコイル2には
端子16を介して高周波電流i1が導びかれる。その正
の方向を矢印30で示す。高周波電流i1はフレームコ
イルの中にByで示されている電磁界を発生する。部分
コイル18へ図示されていない端子24を介して、i1
と同じ周波数を有する、しかしi1とは位相が90°異
なる高周波電流i2が導びかれる。正の電流方向は矢印
32で示されている。高周波電流i2はフレーム2の内
部に、Bxで示されているX方向の電磁界を発生する。
同様にコイル19における高周波電流i3がX方向の電
磁界Bxを発生する。電流i1とi2,i3との間の9
0°の移相により、合成電磁界ベクトルBがX−Y平面
において回転する。
【0023】理想的な円特性は、両方のアンテナ系2,
17が互いに減結合されている時にだけ、達せられる。
この減結合は、互に正確に直角の配向により達成するこ
とができる。
17が互いに減結合されている時にだけ、達せられる。
この減結合は、互に正確に直角の配向により達成するこ
とができる。
【0024】アンテナ系2,17の間の結合が許容誤差
に起因して形成される時は、この不所望の結合は、図3
に示されている回路における減結合コンデンサにより、
補償できる。コイル2,18,19の導体部材はインダ
クタンスで示されている。減結合コンデンサ34は、短
縮コンデンサ12と22との間にそれぞれ接続されてお
り、これらは両方のアンテナ系を互いに容量的に接続す
る。
に起因して形成される時は、この不所望の結合は、図3
に示されている回路における減結合コンデンサにより、
補償できる。コイル2,18,19の導体部材はインダ
クタンスで示されている。減結合コンデンサ34は、短
縮コンデンサ12と22との間にそれぞれ接続されてお
り、これらは両方のアンテナ系を互いに容量的に接続す
る。
【0025】挿入装着場合、局部アンテナは、核スピン
共鳴装置の基本電磁界がZ方向へ走行するように、配向
される。
共鳴装置の基本電磁界がZ方向へ走行するように、配向
される。
【0026】図2に示された円偏波形の局部コイルはマ
モグラフイにおける核スピン共鳴画像装置において、二
重形胸部コイルとしても用いられる。この場合、図2に
示された2つの局部コイルが相並んで1つの平面に配置
される。別の使用分野として、誘導的にまたは直流的に
結合されている円形ヘルムホルツ装置も可能である。
モグラフイにおける核スピン共鳴画像装置において、二
重形胸部コイルとしても用いられる。この場合、図2に
示された2つの局部コイルが相並んで1つの平面に配置
される。別の使用分野として、誘導的にまたは直流的に
結合されている円形ヘルムホルツ装置も可能である。
【図1】第1のアンテナ系のためのフレームコイルの斜
視図である。
視図である。
【図2】円偏波形の局部アンテナの斜視図である。
【図3】両方のアンテナ系を減結合するための回路図で
ある。
ある。
1 フレームコイル 4,6 U字形導体部材 8,10 脚 12 コンデンサ 14 スリット 16 端子 17 第2のアンテナ系 18 部分コイル 19 部分コイル 20 遮断スイッチ 22 コンデンサ 24 端子 26 スリット 28 座標系 30,32 矢印 34 減結合コンデンサ
Claims (9)
- 【請求項1】 フレームコイル(2)として構成された
第1アンテナ系および、第1の部分コイル(18)を含
む第2のアンテナ系(17)を備え、前記のフレームコ
イル(2)が部分コイル(18)を貫通している形式
の、核スピン共鳴装置のための円偏波形局部アンテナに
おいて、第2アンテナ系(17)が、第1部分コイル
(18)に対向して配置されている第2部分コイル(1
9)を含み、さらに前記フレームコイル(2)が第2部
分コイル(19)も貫通しており、円偏波特性が、フレ
ームコイル(2)の内側にかつ部分コイル(18,1
9)の外側に存在する容積領域の中に設けられているこ
とを特徴とする核スピン共鳴装置のための円偏波形局部
アンテナ。 - 【請求項2】 部分コイル(18,19)がフレームコ
イル(2)に対して垂直に設けられている請求項1記載
の局部アンテナ。 - 【請求項3】 フレームコイル(2)が長方形のコイル
面を有している請求項1又は2記載の局部アンテナ。 - 【請求項4】 フレームコイルが2つのU字形導体部材
(4,6)から構成されており、該導体部材の脚(8,
10)が互いに対向しており、さらに該対向する脚
(8,10)がコンデンサ(12)を介して互いに接続
されている請求項1から3までのいずれか1項記載の局
部アンテナ。 - 【請求項5】 導体部材(4,6)がコイル面に平行に
少なくとも1つのスリット(14)を有する請求項4記
載の局部アンテナ。 - 【請求項6】 少なくとも1つの部分コイル(18,1
9)が長方形のコイル面を有する請求項1から4までの
いずれか1項記載の局部アンテナ。 - 【請求項7】 少なくとも1つの部分コイル(18,1
9)が単一の直角に曲げられた導体ループから構成され
ている請求項6記載の局部アンテナ。 - 【請求項8】 導体ループが、フレームコイルの外側に
設けられている部分において切欠(20)を有し、該切
欠はコンデンサ(24)により橋絡されている請求項7
記載の局部アンテナ。 - 【請求項9】 導体ループがコイル面に平行にスリット
(26)を有する請求項7又は8記載の局部アンテナ。
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JP (1) | JPH05285120A (ja) |
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- 1992-11-25 JP JP4314866A patent/JPH05285120A/ja not_active Withdrawn
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