JPH06342390A - データベース構築方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 データベースを短時間の内に容易に構築でき
るデータベース構築方法を得ることである。 【構成】 キー情報を基に既存文書ファイル内から見つ
け出された目的の情報の上記既存文書ファイル上の位置
を基点とし、上記位置が属する上記既存文書ファイルの
説明や段落、あるいは文章やページや章，節などの既存
文書ファイル情報を複製し、その既存文書ファイル情報
を分析して属性値情報を検出し、上記既存文書ファイル
情報と上記検出した属性値情報をデータベースに自動的
に書き込みさらに修正してデータベースを構築するデー
タベース構築方法である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、所定のキー情報を基
に既存文書ファイル内を探索し、データベースの構築に
必要な情報を自動的に抽出しデータベースを構築するデ
ータベース構築方法に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】図３は、従来の既存文書を用いたデータ
ベース構築方法の構成を示すフローチャートである。図
において、ステップＳＴ１はデータベース構築用の文書
ファイルを選択し読み出し、この文書ファイルから目的
とする情報を検索できる状態にする文書ファイル選択処
理であり、この文書ファイル選択処理が実行されること
により選択された文書ファイルの内容に対しソフトウェ
アによりアクセスできるようになる。

【０００３】ステップＳＴ２は前記文書ファイル選択処
理により選択されて、目的とする情報が検索できる状態
になった文書ファイルに対し、人手により探索して得ら
れた情報を複製したり貼り込んだりして別ファイルを作
成する複製処理であり、これにより文書ファイル内の情
報の内でデータベースに書き込む情報のみを取り扱える
ようになる。

【０００４】ステップＳＴ３は前記複製処理により作成
した別ファイルを編集し、また前記別ファイルの内容に
属性値などを付与し、データベース構築に必要なデータ
を入力，編集するデータ入力・編集処理であり、ステッ
プＳＴ２で探索した情報に付加すべき情報も含め、デー
タベース化したい情報全てを取り扱えるようになる。

【０００５】ステップＳＴ４はデータベース構築用の全
ての文書ファイルに対しステップＳＴ１〜ステップＳＴ
３までの文書ファイル選択処理，複製処理，データ入力
・編集処理を行なったか否かを判断する判断処理、ステ
ップＳＴ５はステップＳＴ３のデータ入力・編集処理に
より入力，編集したデータを基にデータベースを構築す
るデータベース構築処理である。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】従来のデータベース構
築方法は以上のように構成されているので、データベー
スに書き込む情報を人手により探索しなければならず、
さらにその情報を別ファイルに複製したり貼り付けたり
するため、データベースを構築するのに時間を要してし
まう問題点があった。

【０００７】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、データベースを短時間の内に容
易に構築できるデータベース構築方法を得ることを目的
とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】この発明に係るデータベ
ース構築方法は、キー情報を基に既存文書ファイル内か
ら見つけ出された目的の情報の既存文書ファイル上の位
置を基点とし、上記位置が属する既存文書ファイルの説
明や段落、あるいは文章やページや章，節などの既存文
書ファイル情報を複製し、その既存文書ファイル情報を
分析して属性値情報を検出し、上記既存文書ファイル情
報と上記検出した属性値情報をデータベースに自動的に
書き込むと共に、修正することができるようにしたもの
である。

【０００９】

【作用】この発明におけるデータベース構築方法は、キ
ー情報を基に既存文書ファイル内から見つけ出された目
的の情報の既存文書ファイル上の位置を基点とし、上記
位置およびその周辺の既存文書ファイルの説明や段落、
あるいは文章やページや章，節などの既存文書ファイル
情報が複製され、さらにその既存文書ファイル情報が分
析され属性値情報が検出され、上記既存文書ファイル情
報と上記検出された属性値情報をデータベースに自動的
に書き込むと共に、そのデータベースを修正することが
できるようにして、データベース構築の際の手間を省
き、データベースを短時間の内に容易に構築する。

【００１０】

【実施例】

実施例１．以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図１は本実施例のデータベース構築方法の構成を
示すブロック図である。図において、１は複数の既存文
書ファイル、２は既存文書ファイル１から所望の文書フ
ァイルを選択する文書ファイル選択手段、３は文書ファ
イル選択手段２により選択された文書ファイルを、日
付，部門，場所，その他指定されたキーワードなどを基
に探索する文書ファイル探索手段、４は指定された前記
キーワードにより見つけ出された文書ファイル上の位置
を基点とし、その位置が属する文書ファイルの説明や段
落、あるいは文章やページや章，節などの文書ファイル
情報をデータベース構築用に複製する文書ファイル情報
複製手段、５は文書ファイル情報複製手段４によりデー
タベース構築用に複製された文書ファイル情報を分析し
必要な属性値などを計算する属性値計算手段、６は文書
ファイル情報複製手段４により作成されたデータおよび
属性値計算手段５により求められた属性値などのデータ
を基にデータベース８を構築するデータベース構築手
段、７はデータベース８を修正するデータベース修正手
段である。

【００１１】次に、動作について説明する。図２は動作
を説明するためのフローチャートである。図において、
ステップＳＴ１１はデータベース構築用の文書ファイル
を選択し読み出し、この文書ファイルから目的とする情
報を検索できる状態にする文書ファイル選択処理、ステ
ップＳＴ１２は指定されたキーワードを基に、前記文書
ファイル選択処理により開かれた文書ファイルを探索す
る文書ファイル探索処理、ステップＳＴ１３は指定され
た前記キーワードにより前記文書ファイル探索処理で見
つけ出された文書ファイル上の位置を基点とし、その位
置が属する文書ファイルの説明や段落、あるいは文章や
ページや章，節などの文書ファイル情報をデータベース
構築用に複製し別ファイルを作成する文書ファイル情報
複製処理、ステップＳＴ１４は前記文書ファイル情報複
製処理により作成した別ファイルを分析し必要な属性値
などを計算する属性値計算処理である。

【００１２】ステップＳＴ１５は、前記ステップＳＴ１
２の文書ファイル探索処理における文書ファイルの探索
をその文書ファイル内すべてについて行なったか否かを
判断する文書ファイル内探索完了判定処理、ステップＳ
Ｔ１６は文書ファイルが複数ある場合にその複数の文書
ファイルすべてに対し、ステップＳＴ１１〜ステップＳ
Ｔ１４までの処理を完了したか否かを判定する全文書フ
ァイル探索完了判定処理である。

【００１３】ステップＳＴ１７は、ステップＳＴ１３の
文書ファイル情報複製処理により得られた文書ファイル
情報やステップＳＴ１４の属性値計算処理により求めた
属性値などのデータを読み込んでデータベースを構築す
るデータベース構築処理である。ステップＳＴ１８は、
前記ステップＳＴ１７のデータベース構築処理により構
築したデータベースをデータベース構築目的に適合する
ように修正するデータ修正処理である。

【００１４】ステップＳＴ１１の文書ファイル選択処理
によりデータベース構築のための材料となる情報が格納
された文書ファイル内容を開き、ソフトウェアにより前
記文書ファイルへのアクセスが可能になる。次にステッ
プＳＴ１２の文書ファイル探索処理により目的とするデ
ータベースの構築実現に関連した文書内容を探索する。

【００１５】さらに、ステップＳＴ１３の文書ファイル
情報複製処理により前記文書内容を抽出し、目的とする
データベース構築を実現するために有用な情報に対して
ソフトウェアによる情報分析および操作を行ない、ステ
ップＳＴ１４の属性値計算処理により有用情報の分析を
行なうことで、その有用情報に関する属性値を操作す
る。

【００１６】このようにして、ステップＳＴ１１の文書
ファイル選択処理，ステップＳＴ１２の文書ファイル探
索処理，ステップＳＴ１３の文書ファイル情報複製処
理，ステップＳＴ１４の属性値計算処理により得られた
情報を基に、ステップＳＴ１７のデータベース構築処理
によりデータベースをソフトウェアにより自動的に構築
し、またさらにステップＳＴ１８のデータ修正処理によ
り、構築されたデータベースの不具合を改修し目的に合
致したデータベースに修正構築し直すことで、目的に合
致したデータベースが容易に構築でき、たとえば同音意
義語処理用データベースや報告書作成用データベースな
どへの利用が可能となる。

【００１７】

【発明の効果】以上のように、この発明によれば、デー
タベース構築に用いる情報を既存の文書ファイルを分析
することにより生成し、この情報に関する属性値などを
求め、これら情報を基にデータベースを自動的に構築
し、さらに構築したデータベースを修正できるように構
成したので、データベースの構築が容易となり、異なっ
た種類のデータベースなどへの有効利用を実現できる効
果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】請求項１の発明の一実施例によるデータベース
構築方法の構成を示すブロック図である。

【図２】請求項１の発明の一実施例によるデータベース
構築方法の動作を示すフローチャートである。

【図３】従来のデータベース構築方法の構成を示すフロ
ーチャートである。

【符号の説明】

１ 既存文書ファイル ３ 文書ファイル探索手段 ４ 文書ファイル情報複製手段 ５ 属性値計算手段 ６ データベース構築手段 ７ データベース修正手段 ８ データベース

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 キー情報を基に既存文書ファイル内を探
   索し、その結果見つけ出された目的の情報の既存文書フ
   ァイル上の位置を基点とし、上記位置が属する既存文書
   ファイルの説明や段落、あるいは文章やページや章，節
   などの既存文書ファイル情報を複製し、複製された既存
   文書ファイル情報を分析して属性値情報を検出し、上記
   複製した既存文書ファイル情報と上記検出した属性値情
   報をデータベースに自動的に書き込み、さらにデータベ
   ースに書き込まれた上記既存文書ファイル情報や属性値
   情報を修正することでデータベースを構築するデータベ
   ース構築方法。