JPH0634206Y2 - 車両用ステアリングジョイント部の保護構造 - Google Patents

車両用ステアリングジョイント部の保護構造

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JPH0634206Y2
JPH0634206Y2 JP19754087U JP19754087U JPH0634206Y2 JP H0634206 Y2 JPH0634206 Y2 JP H0634206Y2 JP 19754087 U JP19754087 U JP 19754087U JP 19754087 U JP19754087 U JP 19754087U JP H0634206 Y2 JPH0634206 Y2 JP H0634206Y2
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cover
protective cover
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steering
shaft
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雅弘 鈴木
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両のステアリング装置におけるステアリン
グシャフトとギヤボックスのギヤシャフトとを連結する
ジョイント部の保護構造に関し、とくにジョイント部を
覆う保護カバーの構造に関する。
〔従来の技術〕
本考案に関連する先行技術として、実開昭57-116571号
公報、実開昭57-120162号公報、実開昭57-126633号公報
が知られている。
上述の実開昭57-116571号公報に開示されている防塵構
造は、一端部がステアリングギヤボックスに結合され他
端部にステアリングシャフトを支持する軸受が嵌挿され
た筒状部と、この筒状部と一体に成形されダッシュパネ
ルの開口縁部に取付けられるフランジ部とを有する樹脂
製のカバーを備えている。
実開昭57-120162号公報に開示されている防塵構造は、
ダッシュパネルに形成された開口を貫通するステアリン
グシャフトに、ダッシュパネルの開口の縁部に取付けら
れた第1カバーに装着されたベアリングが嵌挿されたも
のであり、シャフトにおけるベアリングよりも車室外方
寄りの部分に、第1カバーに近接する環状部を有する第
2カバーが嵌着されている。
また、実開昭57-126633号公報に開示されているステア
リングジョイントの保護装置は、ステアリングのメイン
シャフト側とギヤハウジング内から延長したシャフトと
を連結するジョイント部を保護カバーで覆った構造であ
り、メインシャフトが挿通される保護カバーの開口部内
周に、低摩擦係数の素材よりなるリングを、メインシャ
フトの外周面に僅かな隙間をもって接近させた状態にて
固定している。
第3図は、従来のステアリング装置におけるステアリン
グジョイントの保護構造を示している。図において、1
はステアリングシャフトの一部構成するインタミディエ
イトシャフトを示しており、2はギヤボックスのギヤシ
ャフトを示している。インタミディエイトシャフト1と
ギヤシャフト2とは、ユニバーサルジョイント3および
ゴムカップリング4を介して連結されている。ユニバー
サルジョイント3は、ヨーク5、6を有しており、一方
のヨーク5はギヤシャフト2と連結されている。他方の
ヨーク6は撓み継手としてのゴムカップリング4を介し
てインタミディエイトシャフト1に連結されている。つ
まり、ヨーク6とゴムカップリング4は軸方向に分離可
能であり、ヨーク6とゴムカップリング4はボルト7に
よって締結されている。
ユニバーサルジョイント3とゴムカップリング4との外
周には、各ヨーク5、6の空間部に異物が侵入するのを
防止する保護カバー8が設けられている。保護カバー8
は、筒状体をしており、一方にはインタミディエイトシ
ャフト1が挿通される穴9が形成されている。他方は斜
め下方に向かって大きく開口している。保護カバー8
は、車両のボデー(フェンダエプロン)10側に固定され
たブラケット11によって保持されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
第3図において、保護カバー8をボデー10側のブラケッ
ト11によって保持させるようにしたのは次の理由からで
ある。すなわち、構造を簡素化するため、ステアリング
シャフト側に保護カバーを固定し、保護カバーとステア
リングシャフトとを一体で回転させるようにした構造に
すると、ボデー(フェンダエプロン)と保護カバーとの
間に異物が噛み込んだ場合は、回転トルクが高くなりス
ムースさに欠けるのでこれを防止するために、保護カバ
ーはあえてボデー側に固定されている。
しかしながら、保護カバーをブラケットを介してボデー
に支持させる構造では、大きな収納スペースを確保しな
ければならないという問題がある。つまり、ステアリン
グシャフト側の部品(ユニバーサルジョイントやゴムカ
ップリング)と保護カバーとは接触してはならないた
め、ステアリングシャフト側と保護カバーとの間の距離
を十分に確保しなければならない。また、この構造は、
部品点数も増加するので、スペースが制約され設計の自
由度も小さくなるという問題も有している。
本考案は、上記の問題に着目し、構造が簡単でかつ収納
スペースが小さくて済む車両用ステアリングジョイント
部の構造を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的に沿う本考案の車両用ステアリングジョイント
部の保護構造は、ステアリングシャフトとギヤボックス
のギヤシャフトとを連結するジョイント部を保護カバー
で覆うようにした車両用ステアリングジョイント部の保
護構造において、前記保護カバーを、前記ステアリング
シャフトの一部を覆い該ステアリングシャフトに対して
回転方向に摺接可能に保持される第1のカバー部と、前
記ジョイント部を覆い該ジョイント部に対して回転方向
に摺接可能に保持され前記第1のカバー部と連結される
第2のカバー部とから構成し、前記保護カバーに、前記
ジョイント部と軸方向にのみ係合可能でジョイント部に
対する保護カバーの軸方向の動きを規制する第1の保持
部と第2の保持部とを設けたものから成る。
〔作用〕
このように構成された車両用ステアリングジョイント部
の保護構造においては、ステアリングシャフトの一部と
ジョイント部とが、第1のカバー部および第2のカバー
部によってそれぞれ覆われるので、ジョイント部への異
物の侵入は防止される。
また、保護カバーとステアリングシャフトおよびジョイ
ント部は、一体で回転するようになるので、従来構造の
ように大きな収納スペースを確保する必要がなくなる。
そして、第1のカバー部と第2のカバー部は、ステアリ
ングシャフトおよびジョイント部にそれぞれ回転方向に
摺接可能に保持されるので、保護カバーの回転が、外力
によって拘束された場合でも、ステアリングシャフト
は、保護カバーに関係なく回転可能となる。
また、保護カバーには、ジョイント部と係合可能な第1
の保持部と第2の保持部とが設けられているので、保護
カバーの軸方向への移動は阻止される。
〔実施例〕
以下に、本考案に係る車両用ステアリングジョイント部
の保護構造の望ましい実施例を、図面を参照して説明す
る。
第1図および第2図は、本考案の一実施例を示してい
る。本実施例の構成が従来技術の第3図と異なるところ
は、保護カバーとその保持構成であり、その他の部分の
構成は第3図に準じるので、準じる部分に従来構造と同
一の符号の付すことにより準じる部分の説明を省略し、
異なる部分についてのみ説明する。
第1図において、21はユニバーサルジョイント3の各ヨ
ーク5、6の空間部に異物が侵入するのを防止する保護
カバーを示している。保護カバー21は、たとえば材質が
樹脂から構成されている。保護カバー21は、ステアリン
グシャフトとしてのインタミディエイトシャフト1の軸
端近傍を覆う筒状の第1のカバー部22と、ジョイント部
としてのユニバーサルジョイント3およびゴムカップリ
ング4を覆う筒状の第2のカバー部23とを有している。
第1のカバー部22と第2のカバー部23とは、端壁として
機能する第1の保持部24によって連結されている。本実
施例では、第1のカバー部22、第2のカバー部23、第1
の保持部24は一体形成されている。
第1のカバー部22は、インタミディエイトシャフト1に
対して回転方向に摺接可能に保持されている。第2のカ
バー部23は、ゴムカップリング4に対して回転方向に摺
接可能に保持されている。
第2のカバー部23の内周面には、半径方向内方に突出し
ユニバーサルジョイント3のヨーク6のフランジ6aと係
合可能な第2の保持部25が設けられている。第2の保持
部25は、断面形状や緩やかな傾斜面25aをもつ台形状に
なっており、周方向に延びるように形成されている。そ
して、第2の保持部25とヨーク6のフランジ6aとは軸方
向Aのみに係合可能であり、回転方向には係合できない
ようになっている。
第2図に示すように、第2のカバー部23には、軸方向A
に延びる複数のスリット26が形成されている。スリット
26は、第2の保持部25が設けられている第2のカバー部
23の内径を拡径させるためのものである。つまり、スリ
ット26は、保護カバー21の装着時に保護カバー21をイン
タミディエイトシャフト1側から挿通させる場合、第2
の保持部25がゴムカップリング4に当接するので、第2
のカバー部23の内径を一旦拡径させて第1の保持部25の
通過を容易にするために設けられている。
保護カバー21が装着された状態では、第1の保持部24は
ジョイント部4側のボルト7と当接(係合)し、第2の
保持部25はヨーク6のフランジ6aと係合可能となるの
で、ジョイント部3、4に対する保護カバー21の軸方向
Aの移動が規制される。
つぎに、上記の車両用ステアリングジョイント部の保護
構造における作用について説明する。
まず、保護カバー21の組付けに順序にについて説明す
る。保護カバー21は、第2のカバー部23を前方にした状
態で、インタミディエイトシャフト1に挿通される。第
2のカバー部23の前部がゴムカップリング4まで挿通さ
れると、第2の保持部25がゴムカップリング4の外周部
に当接される。この状態で、さらに保護カバー21を押し
込むと、第2の保持部25の傾斜面25aがゴムカップリン
グ4と接触することになり、押し込み量に応じて第2の
カバー部23の内径が拡径される。この場合、第2のカバ
ー部23には、複数のスリット26が形成されているので、
すなわち、第2の保持部25が設けられる部位の半径方向
の剛性が小さくなっているので、第2のカバー部23の拡
径は容易となり、第2の保持部25は容易にゴムカップリ
ング4およびヨーク6のフランジ6aを通過することがで
きる。
第2の保持部25がヨーク6のフランジ6aを通過した時点
では、第2のカバー部23は自己弾性力により元の径まで
縮径される。この状態では、第2の保持部25がヨーク6
のフランジ6aと係合し、かつ第1の保持部24がヨーク6
のゴムカップリング4とを締結するボルト7に当接され
る。したがって、保護カバー21の軸方向Aの動きは阻止
される。そして、保護カバー21が定位置に固定された状
態では、ゴムカップリング4およびユニバーサルジョイ
ント3が第2のカバー部23によって覆われるので、ヨー
ク5、6の空間部への異物の侵入は確実に防止される。
また、インタミディエイトシャフト1の下端部も第1の
カバー部22によって覆われ、かつ第1のカバー部22と第
2のカバー部23の間も第1の保持部24によって塞がれる
ので、斜め上方からの異物の侵入も確実に防止される。
保護カバー21は、第1のカバー部22と第2のカバー部23
がインタミディエイトシャフト1とゴムカップリング4
にそれぞれ保持されているので、保護カバー21は、両者
と一体で回転するようになる。したがって、従来のよう
にブラケットを介しボデー側に保持する構造に比べて、
その取付けスペースを小さくすることができ、設計の自
由度が拡大される。
また、第1のカバー部22と第2のカバー部23は、インタ
ミディエイトシャフト1およびゴムカップリング4にそ
れぞれ回転方向に摺接可能に保持されているので、保護
カバー21とボデーとの間に異物が入り保護カバー21の回
転が阻止されたとしても、ジョイント部、すなわちユニ
バーサルジョイント3およびゴムカップリング4の回転
には何ら支障をきたさない。
〔考案の効果〕
本考案の車両用ステアリングジョイント部の保護構造に
よれば、ジョイント部を覆う保護カバーを、ステアリン
グシャフトの一部を覆いステアリングシャフトに対して
回転方向に摺接可能に保持される第1のカバー部と、ジ
ョイント部を覆いジョイント部に対して回転方向に摺接
可能に保持され第1のカバー部と連結する第2のカバー
部とから構成するようにしたので、ジョイント部への異
物の侵入が確実に防止できるとともに、ブラケットを介
して保護カバーを支持する従来構造よりも保護カバーの
取付けスペースを小にすることができる。したがって、
大きな取付けスペースの確保が不要となり、設計の自由
度を拡大することができる。
また、外力によって保護カバーの回転が阻止された場合
でも、ジョイント部は独自に動くことができるので、ス
テアリングシャフトの回転には何ら支障を及ぼさない。
さらに、保護カバーに、ジョイント部と軸心方向にのみ
に係合可能でジョイント部に対する保護カバーの軸方向
の動きを規制する第1の保持部と第2の保持とを設ける
ようにしたので、保護カバーを常に定位置に位置させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る車両用ステアリングジ
ョイント部の保護構造の正面図、 第2図は第1図における保護カバーの斜視図、 第3図は従来の車両用ステアリングジョイント部の保護
構造の正面図、 である。 1……ステアリングシャフト(インタミディエイトシャ
フト) 2……ギヤシャフト 3……ジョイント部(ユニバーサルジョイント) 4……ジョイント部(ゴムカップリング) 21……保護カバー 22……第1のカバー部 23……第2のカバー部 24……第1の保持部 25……第2の保持部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステアリングシャフトとギヤボックスのギ
    ヤシャフトとを連結するジョイント部を保護カバーで覆
    うようにした車両用ステアリングジョイント部の保護構
    造において、前記保護カバーを、前記ステアリングシャ
    フトの一部を覆い該ステアリングシャフトに対して回転
    方向に摺接可能に保持される第1のカバー部と、前記ジ
    ョイント部を覆い該ジョイント部に対して回転方向に摺
    接可能に保持され前記第1のカバー部と連結される第2
    のカバー部とから構成し、前記保護カバーに、前記ジョ
    イント部と軸方向にのみ係合可能でジョイント部に対す
    る保護カバーの軸方向の動きを規制する第1の保持部と
    第2の保持部とを設けたことを特徴とする車両用ステア
    リングジョイント部の保護構造。
JP19754087U 1987-12-28 1987-12-28 車両用ステアリングジョイント部の保護構造 Expired - Lifetime JPH0634206Y2 (ja)

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JPH01102070U JPH01102070U (ja) 1989-07-10
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CN102673633A (zh) * 2012-05-16 2012-09-19 无锡金也汽车部件有限公司 转向下传动轴组合件
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