JPH0634190U - 圧縮機の騒音低減構造 - Google Patents

圧縮機の騒音低減構造

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JPH0634190U
JPH0634190U JP7590592U JP7590592U JPH0634190U JP H0634190 U JPH0634190 U JP H0634190U JP 7590592 U JP7590592 U JP 7590592U JP 7590592 U JP7590592 U JP 7590592U JP H0634190 U JPH0634190 U JP H0634190U
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JP
Japan
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casing
noise reduction
compressor
protective net
fan
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JP7590592U
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Inventor
正志 植竹
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MITSUISEIKI KOGYO KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUISEIKI KOGYO KABUSHIKI KAISHA
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡便な手段にシロッコファンから送出される
空気の低騒音化を可能にする圧縮機の騒音低減構造を提
供する。 【構成】 シロッコファン2のケーシングの排出口11
側の上部ケーシング4の途中に保護用ネット1を配設
し、空気流れの整流化と膨張により低騒音化を図る。 【効果】 簡便,安価な手段により大巾な低騒音化が図
れる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、クーラ類を冷却するシロッコファンの空気の排出口からの騒音を低 減するに好適な圧縮機の騒音低減構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3および図4にコンプレッサ室内の圧縮機およびクーラ類を冷却するシロッ コファン等の配置を示す。コンプレッサ室7と画成されたクーラ収納室8内には シロッコファン2とアフタークーラ9およびオイルクーラ10等が収納される。 シロッコファン2は、ケーシング3とファン5とその駆動用のモータ6等からな る。また、ケーシング3の上方側の上方ケーシング4は、ファン5の出口側に連 通する縮径部4aと傾斜部4bおよび拡径部4c等から形成され、拡径部4cは 排出口11を介して外気側に開口する。排出口11には外部からの塵埃等の進入 を防止する多孔の保護用ネット1cが装置されて排出口11を閉止する。
【0003】 コンプレッサ室7内には圧縮機12、その駆動モータ13、エアクリーナ14 、ドライヤ15およびオイルチャンバ16等が収納される。外気はエアクリーナ 14から吸入管17により圧縮機12内に導入される。圧縮空気はオイルチャン バ16内に入り、油気分離される。油分を分離した圧縮空気は吐出管18からア フタークーラ9内に入り冷却された後、ドライヤ15に導入されて乾燥され、サ ービスエアパイプ19から使用側に送出される。一方、図4に示すように外気は クーラ収納室8の空気導入口20から入り、アフタークーラ9およびオイルクー ラ10を冷却した後、シロッコファン2のケーシング3の外側から入り、ファン 5により上部ケーシング4側に導入され、保護用ネット1cで閉止される排出口 11から外気側に排出される。また、コンプレッサ室7内の空気は隔壁21の貫 通孔22を通りシロッコファン2のケーシング3の下方中央から吸引され、同じ く排出口11から外気側に排出される。
【0004】 前記したように、シロッコファン2により吸引されて送出される空気は上部ケ ーシング4の縮径部4a,傾斜部4bおよび拡径部4cを通って排出口11から 排出されるが保護用ネット1cの小孔を通って外気側に放出される。小孔を通る 際の風速はかなり高いため、大きな風切り音が発生し騒音となる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
保護用ネット1cの小孔の面積を大きくすることにより風切り音は低下するが 、逆に塵埃等が内部に進入し易くなる。そのため、従来技術では、塵埃の進入防 止と騒音発生とのバランスを見ながら保護用ネットの形状を選定して装着してい たが、騒音が高く、その低減が強く要請されていた。
【0006】 本考案は、以上の要請に鑑みて創案されたものであり、保護用カバの形状をほ とんど変えることなく、簡便な手段により低騒音化を図る圧縮機の騒音低減構造 を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、以上の目的を達成するために、コンプレッサ室から画成されたクー ラ収納室内に収納されるシロッコファンのケーシングの出口側を閉止する塵埃進 入防止用の保護ネットを、ファンの出口側と前記ケーシングの出口側間のケーシ ング内に配置するようにした圧縮機の騒音低減構造を構成するものである。また 、更に詳しくには、前記保護用ネットを複数枚積重し、ネットのメッシュを同一 は相違させるようにした圧縮機の騒音低減構造を特徴とするものである。
【0008】
【作用】
保護用ネットをケーシング内に配設することにより該ネットを通過する際に整 流化された空気流れが該ネットと排出口間の空間内で膨張し、減音されて排出さ れる。保護用ネットの配設位置をケーシングの容量とファンの容量に合わせて適 宜設定することにより騒音を低減することが出来る。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明する。図1に示すように、コンプ レッサ室7の上方のクーラ収納室8内にはシロッコファン2とアフタークーラ9 およびオイルクーラ10等が収納される。シロッコファン2はケーシング3とフ ァン5とモータ6(図3)等から構成される。ケーシング3はファン5が回転す る下部ケーシング23とファン5の吐出側に連通する上部ケーシング4から形成 される。上部ケーシング4は前記したようにファン5の吐出側に近い縮径部4a と、縮径部4aに連結し上方に向かって拡がり傾斜する傾斜部4bと、傾斜部4 bに連結し上方に向かって開口する拡径部4cから形成される。拡径部4cの開 口端が排出口11になる。ケーシング3の両端側はクーラ収納室8と連通すべく 開放され、空気導入口20側とアフタクーラ9およびオイルクーラ10を介して 連通する。また、下部ケーシング23の中央の下方側は隔壁21の貫通孔22と 連通する。
【0010】 保護用ネット1は本実施例では上部ケーシングの傾斜部4bに近い拡径部4c の下方に配設される。本実施例では保護用ネット1のメッシュは従来のものと特 に変らないものを使用するが、勿論変えてもよい。また、本実施例では排出口1 1には保護用ネットが配設されない。
【0011】 次に、本実施例の作用を説明する。シロッコファン5により吸引された空気は ファンの吐出側から縮径部4a側に送出され、傾斜部4bで拡径されて保護用ネ ット1を通過する。保護用ネット1は前記したように多孔の小孔を有するものか ら形成されているため、該小孔を通過する際に風切り音が発生する。また、ファ ン5から送出された空気は前記小孔を通過する際に整流化される。該小孔により 風切り音を発しながら整流化された空気流れは保護用ネット1と排出口11間の 拡径部4c内で膨張し、乱流状態で混合し、互いに干渉し合った状態で排出口1 1側に進む。その膨張と乱流により保護用ネット1を通過する際に発生する風切 り音が抑制され減音される。そのため、排出口11から外気側に伝播される音が 減音される。減音の度合は図1に示す拡径部4cの大きさ(aで示す)と保護用 ネット1と排出口11間の距離(bで示す)および保護用ネットの配設場所等に より変化する。それ等を実験的に求めることにより最適の位置を設定することが 出来る。
【0012】 図2は本考案の他の実施例を示すものである。本実施例では2枚の保護用ネッ ト1a,1bを採用する。1枚の保護用ネット1aは図1の場合と同様の位置に 配設する。他の保護用ネット1bは本実施例では排出口11に配置する。保護用 ネット1aにより減音された空気は保護用ネット1bを通過する際に風切り音を 再び発生するが、既に減音され、かつ拡径部4c内で膨張しているたるめ大きな 音が発生しない。この場合、保護用ネット1aのメッシュをやや粗くし、保護用 ネット1bのメッシュを細かくすることにより、騒音低減の効果と塵埃防止効果 とを上げることが出来る。
【0013】 図2に示した実施例では2枚の保護用ネット1a,1bを採用し、両者間に適 宜間隔を設け、かつ保護用ネット1bを排出口11に配置したが、保護用ネット の数,間隔,位置およびメッシュ等を適宜選定し得るもので前記実施例に限定さ れない。
【0014】
【考案の効果】
本考案によれば、次のような効果が上げられる。 (1)保護用ネットのケーシング内の配設位置を工夫することにより騒音低減が 図れる。実験結果では数ホーンの低音化が可能になる。 (2)保護用ネットの配置,枚数等を適宜設定することにより、更に低騒音効果 を上げることが出来る。 (3)本考案は保護用ネットの形状を変えるものでなく、その配設位置を工夫す るものからなるため、容易に、かつ安価に実施することが出来る。 (4)既設の圧縮機にも容易に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の断面図
【図2】本考案の他の実施例の断面図
【図3】本考案の適用される圧縮機およびその冷却手段
の配置を示す正面図
【図4】図3のシロッコファンまわりの側面図
【符号の説明】
1 保護用ネット 1a 保護用ネット 1b 保護用ネット 2 シロッコファン 3 ケーシング 4 上部ケーシング 4a 縮径部 4b 傾斜部 4c 拡径部 5 ファン 6 モータ 7 コンプレッサ室 8 クーラ収納室 9 アフタークーラ 10 オイルクーラ 11 排出口 12 圧縮機 13 駆動モータ 14 エアクリーナ 15 ドライヤ 16 オイルチャンバ 17 吸入管 18 吐出管 19 サービスエアパイプ 20 空気導入口 21 隔壁 22 貫通孔 23 下部ケーシング

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンプレッサ室から画成されたクーラ収
    納室内に収納されるシロッコファンのケーシングの出口
    側を閉止する塵埃進入防止用の保護ネットを、ファンの
    出口側と前記ケーシングの出口側間のケーシング内に配
    置することを特徴とする圧縮機の騒音低減構造。
  2. 【請求項2】 前記保護用ネットが、複数枚積重して配
    設される請求項1の圧縮機の騒音低減構造。
  3. 【請求項3】 前記複数枚の保護用ネットが、適宜間隔
    を介して積重されると共に、それぞれの保護用ネットの
    メッシュが同一又は相異するものである請求項2の圧縮
    機の騒音低減構造。
JP7590592U 1992-10-08 1992-10-08 圧縮機の騒音低減構造 Pending JPH0634190U (ja)

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