JPH0634190A - 空気調和装置の運転制御装置 - Google Patents

空気調和装置の運転制御装置

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JPH0634190A
JPH0634190A JP4188067A JP18806792A JPH0634190A JP H0634190 A JPH0634190 A JP H0634190A JP 4188067 A JP4188067 A JP 4188067A JP 18806792 A JP18806792 A JP 18806792A JP H0634190 A JPH0634190 A JP H0634190A
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transmission
unit
control unit
signal
circuit
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JP4188067A
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Inventor
Masamitsu Kitagishi
正光 北岸
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】室内制御ユニットがシリアル伝送とパラレル伝
送の双方を行えるようにして汎用性の向上を図る。 【構成】伝送ライン(12)を介して接続された室内制御ユ
ニット(2) と室外制御ユニットとを備えている。そし
て、該室内制御ユニット(2) には、CPU(4) との間で
制御信号を授受して室外制御ユニットに対して制御情報
をシリアル伝送によって送受信するシリアル送受信部
(5) と、上記CPU(4) との間で制御信号を授受して室
外制御ユニットに対して制御情報をパラレル伝送によっ
て送信するパラレル送信部(6) とが設けられている。加
えて、上記室内制御ユニット(2) には、室外制御ユニッ
トの伝送方式に対応して該他の空調制御ユニット(3a)に
上記シリアル送受信部(5) 又はパラレル送信部(6) の何
れかを切換え接続するコネクタ(7a)が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和装置の運転制
御装置に関し、シリアル伝送とパラレル伝送との伝送制
御対策に係るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、空気調和装置には、特開平1−
179853号公報に開示されているように、室外制御
ユニットと室内制御ユニットとが2本の電源線と1本の
信号線を介して接続され、空調運転を制御するようにし
ているものがある。そして、上記各制御ユニットは、C
PUを備えると共に、送信部と受信部とを備え、商用電
源の半波長を1ビットとして各種の制御情報をシリアル
伝送し、該制御情報を送受信するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した空気調和装置
の制御装置において、室外制御ユニットと室内制御ユニ
ットとの間では該各制御ユニットがCPUを備えて制御
情報をシリアル伝送しているが、上記各制御ユニットに
は、制御情報をパラレル伝送するように構成されている
ものがある。つまり、図6に示す室外制御ユニット(8a)
は、CPU(図示省略)を備えると共に、送信回路(81)
と受信回路(82)とを備え、1本の伝送ライン(12)を介し
て室内制御ユニット(9a)に対して制御情報をシリアル伝
送するように構成されている。一方、図7に示す室外制
御ユニット(8b)は、CPUが設けられておらず、圧縮機
モータ(83)が接続されたリレーライン(84)を備え、該リ
レーライン(84)と伝送ライン(12)とを介して制御情報を
パラレル伝送で受けるように構成されており、室内制御
ユニット(9b)のリレー制御により圧縮機(83)の電力供給
がオンオフされることになる。
【0004】しかしながら、上記室外制御ユニット(8a,
8b)と室内制御ユニット(9a, 9b)とが伝送方式が一致し
ている場合には、何ら問題がないが、該室外制御ユニッ
ト(8a, 8b)と室内制御ユニット(9a, 9b)との伝送方式が
相違する場合がある。例えば、上記室内制御ユニット(9
a)がシリアル伝送方式に構成されているの対して、室外
制御ユニット(8b)がパラレル伝送方式に構成されている
場合があり、その際、シリアル伝送方式の室内制御ユニ
ット(9a)とパラレル伝送方式の室内制御ユニット(9b)と
を双方準備する必要があという問題があった。
【0005】つまり、図6に示す室内制御ユニット(9a)
においては、CPU(91)を備えると共に、送信用の発光
回路(92)及び受光回路(93)と、受信用の発光回路(94)及
び受光回路(95)とを備えてシリアル伝送することにな
る。一方、図7に示す室内制御ユニット(9b)において
は、CPU(96)を備えると共に、リレースイッチを有す
る送信回路(97)と、リレーコイルを有する制御回路(98)
とを備え、該制御回路(98)が上記室外制御ユニット(8b)
のリレーライン(84)に接続されてパラレル伝送すること
になる。この2種類の室内制御ユニット(9a, 9b)を制作
する必要があり、汎用性に乏しいという問題があった。
【0006】本発明は、斯かる点に鑑みてなされたもの
で、空調制御ユニットがシリアル伝送とパラレル伝送の
双方を行えるようにして汎用性の向上を図ることを目的
とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明が講じた手段は、シリアル送受信部とパラ
レル送信部とを切換え接続可能にしたものである。
【0008】具体的に、図1に示すように、請求項1に
係る発明が講じた手段は、先ず、伝送ライン(12)を介し
て接続された複数台の空調制御ユニット(2,3a)を備えた
空気調和装置の運転制御装置を前提としている。
【0009】そして、少なくとも1台の空調制御ユニッ
ト(2) には、信号処理を行う中央制御手段(4) が設けら
れている。更に、上記空調制御ユニット(2) には、該中
央制御手段(4) との間で制御信号を授受して他の空調制
御ユニット(3a)に対して制御情報をシリアル伝送によっ
て送受信するシリアル送受信部(5) と、上記中央制御手
段(4) との間で制御信号を授受して他の空調制御ユニッ
ト(3b)に対して制御情報をパラレル伝送によって送信す
るパラレル送信部(6) とが設けられている。加えて、上
記空調制御ユニット(2) には、他の空調制御ユニット(3
a)の伝送方式に対応して該他の空調制御ユニット(3a, 3
b)に上記シリアル送受信部(5) 又はパラレル送信部(6)
の何れかを切換え接続する切換え手段(7a)が設けられた
構成としている。
【0010】また、請求項2に係る発明が講じた手段
は、上記請求項1の発明において、シリアル送受信部
(5) とパラレル送信部(6) との出力信号を受けて切換え
手段(7a)が該シリアル送受信部(5) とパラレル送信部
(6) との何れに接続されているか否かを示す判別信号を
出力する接続判定部(41)が設けられていることを特徴と
する空気調和装置の運転制御装置。
【0011】また、請求項3に係る発明が講じた手段
は、上記請求項1の発明において、シリアル送受信部
(5) は、送信用受光回路(5a)と受信用発光回路(5b)とを
備え、パラレル送信部(6) は、異常を検出する保護用発
光回路(6a)を備えている。一方、中央制御手段(4) に
は、該中央制御手段(4) からの送信信号を受けて上記送
信用受光回路(5a)に光信号で制御信号を出力する送信用
発光回路(5c)と、上記受信用発光回路(5b)からの制御信
号を光信号で受けて中央制御手段(4) に受信信号を出力
する受信用受光回路(5d)と、上記保護用発光回路(6a)か
らの検出信号を光信号で受けて中央制御手段(4) に異常
信号を出力する保護用受光回路(6d)とが接続され、上記
受信用受光回路(5d)と保護用受光回路(6d)とが1つの入
力ポートI1に接続された構成としている。
【0012】また、請求項4に係る発明が講じた手段
は、上記請求項2の発明において、接続判定部段(41)か
らの判別信号を受け、他の空調制御ユニット(3a)の伝送
方式に対応してシリアル送受信部(5) 又はパラレル送信
部(6) を該他の空調制御ユニット(3a, 3b)に切換え接続
するように切換え手段(RyA2, RyA3)を制御する切換え制
御手段(7b)が設けられた構成としている。
【0013】
【作用】上記の構成により、請求項1に係る発明では、
複数台の空調制御ユニット(2,3a)を接続した際、伝送方
式を一致させることになるが、1の空調制御ユニット
(2) 、例えば、室内制御ユニットには、シリアル送受信
部(5) とパラレル送信部(6) とが設けられているので、
室外制御ユニットの伝送方式に対応して切換え手段(7a)
が伝送ライン(12)にシリアル送受信部(5) 又はパラレル
送信部(6) を切換え接続することになる。
【0014】この切換え手段(7a)の切換えにより室内制
御ユニットと室外制御ユニットとの間でシリアル伝送又
はパラレル伝送で制御情報が授受されることになる。
【0015】また、請求項2に係る発明では、上記シリ
アル送受信部(5) 及びパラレル送信部(6) からの出力信
号によって接続判定部(41)がシリアル送受信部(5) の接
続状態か、パラレル送信部(6) の接続状態かを示す判別
信号を出力することになり、該判別信号によって中央制
御手段(4) がシリアル伝送又はパラレル伝送の何れかを
行うことになる。
【0016】また、請求項3に係る発明では、上記中央
制御手段(4) の1つの入力ポートI1にシリアル伝送の制
御情報とパラレル伝送の異常信号との双方が入力するこ
とになる。
【0017】また、請求項4に係る発明では、上記接続
判定部(41)からの判別信号によって切換え制御手段(7b)
が切換え手段(RyA2, RyA3)を切換え、室内制御ユニット
の伝送方式を室外制御ユニットの伝送方式に一致させる
ことになる。
【0018】
【発明の効果】従って、請求項1に係る発明によれば、
空調制御ユニット(2) にシリアル送受信部(5) とパラレ
ル送信部(6) とを設けて該シリアル送受信部(5) とパラ
レル送信部(6) とを切換えるようにしたために、他の空
調制御ユニット(3a, 3b)に伝送方式に一致させることが
できるので、シリアル伝送とパラレル伝送の各空調制御
ユニット(2) を作成する必要がなく、汎用性の向上を図
ることができる。
【0019】また、請求項2に係る発明によれば、接続
判定部(41)によって接続状態を判別することができるの
で、シリアル伝送の空調制御ユニット(2) とパラレル伝
送の空調制御ユニット(3b)との誤接続を容易に検出する
ことができ、正確な伝送を行うことができる。
【0020】また、請求項3に係る発明によれば、シリ
アル送受信部(5) の制御情報とパラレル送信部(6) の異
常信号とが1つの入力ポートI1に入力するようにしたの
で、中央制御手段(4) のポート数を少なくすることがで
き、制御情報量を拡大することができる。
【0021】また、請求項4に係る発明によれば、上記
シリアル送受信部(5) とパラレル送信部(6) とを自動的
に切換えることができるので、シリアル送受信部(5) と
パラレル送信部(6) との誤設定を確実に防止することが
でき、精度の高い伝送を行うことができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図2に示すように、 (1)は、空気調和装置
であって、室内ユニットを制御する空調制御ユニットで
ある室内制御ユニット(2) が、図3示すシリアル伝送方
式の空調制御ユニットである室外制御ユニット(3a)と、
図4に示すパラレル伝送方式の空調制御ユニットである
室外制御ユニット(3b)とに接続可能に構成されている。
そして、上記各室外制御ユニット(3a, 3b)が制御する室
外ユニットは、図示しないが、圧縮機及び四路切換弁の
他、室外ファンが付設された室外熱交換器などを備える
一方、上記室内ユニットは、図示しないが、電動膨脹弁
の他、室内ファンが付設された室内熱交換器などを備
え、上記圧縮機、四路切換弁、室外熱交換器、電動膨脹
弁及び室内熱交換器等が順に接続されて冷媒回路が形成
され、室内を空調している。
【0023】上記室内制御ユニット(2) は、2本の電源
線(2a)を備え、該電源線(2a)は、図3及び図4に示すよ
うに、室外制御ユニット(3a, 3b)を繋ぐ電源ライン(11)
に接続さる一方、該電源線(2a)には、制御用電源回路(2
b)が接続され、該制御用電源回路(2b)を介してCPU
(4) に電力供給されており、該CPU(4) は、各種の信
号を処理する中央制御手段を構成し、室内ファン等を制
御している。更に、上記室内制御ユニット(2) は、室外
制御ユニット(3a)に対してシリアル伝送で制御情報を送
受信するシリアル送受信部(5) と、室外制御ユニット(3
b)に対してパラレル伝送で制御情報を送信するパラレル
送信部(6) とが設けられている。
【0024】該シリアル送受信部(5) は、上記2本の電
源線(2a)間に送信用受光回路(5a)と受信用発光回路(5b)
とが直列に接続されて成り、該送信用受光回路(5a)と受
信用発光回路(5b)との間に切換え手段であるコネクタ(7
a)が介設されている。該送信用受光回路(5a)は、受光素
子(51)を備えていて、CPU(4) からの送信信号を受
け、交流電源波形を利用して室外制御ユニット(3a)に制
御情報をシリアル伝送で送信するように構成されてい
る。また、上記受信用発光回路(5b)は、発光素子(52)を
備えていて、電源波形を利用した上記室外制御ユニット
(3a)からの制御情報をシリアル伝送で受けて上記CPU
(4) に受信信号を出力するように構成されている。
【0025】また、上記コネクタ(7a)は、本発明の特徴
の1つであって、第1接続台(71)と第2接続台(72)とを
有する他、第3接続台(73)を備えて成り、該各接続台(7
1, 72, 73)には2つの接続端子がそれぞれ設けられてい
る。そして、該第1接続台(71)における一方の接続端子
には、受信用発光回路(5b)が接続され、他方の接続端子
には、信号線(2c)が接続されており、該信号線(2c)が、
図3及び図4に示すように、室外制御ユニット(3a, 3b)
を繋ぐ伝送ライン(12)に接続さている。また、上記第2
接続台(72)における2つの接続端子には、上記送信用受
光回路(5a)が接続されており、上記コネクタ(7a)は、第
1接続台(71)と第2接続台(72)とを接続することにより
シリアル送受信部(5) が伝送ライン(12)に接続されてる
ようになっている。
【0026】また、上記パラレル送信部(6) は、c接点
のリレースイッチ(RyC2)と保護用発光回路(6a)とが直列
に接続されて成り、一端が電源線(2a)に、他端が第3接
続台(73)の接続端子に接続されている。該保護用発光回
路(6a)は、発光素子(61)を備え、パラレル送信部(6) に
流れる電流が遮断すると、異常を検出して検出信号を出
力するように構成されている。そして、上記コネクタ(7
a)は、第1接続台(71)と第3接続台(73)とを接続するこ
とによりパラレル送信部(6) が伝送ライン(12)に接続さ
れてるようになっている。更に、上記パラレル送信部
(6) には、判別回路(6b)を備え、該判別回路(6b)は、抵
抗を備えて一端がリレースイッチ(RyC2)に、他端が第3
接続台(73)の接続端子にそれぞれ接続され、上記第1接
続台(71)が第3接続台(73)に接続されると、リレースイ
ッチ(RyC2)のオフにより受信用発光回路(5b)を発光させ
るように構成されている。
【0027】一方、上記CPU(4) には、送信用発光回
路(5c)が出力ポートO1に、受信用受光回路(5d)が入力ポ
ートI1に接続されると共に、リレー制御回路(6c)が出力
ポートO2に接続されている。該送信用発光回路(5c)は、
発光素子(53)とスイッチングトランジスタ(54)とを備
え、上記CPU(4) からの送信信号を受けて発光素子(5
3)が発光し、上記送信用受光回路(5a)に光信号で制御信
号を出力するように構成されている。また、上記受信用
受光回路(5d)は、受光素子(55)を備え、上記受信用発光
回路(5b)からの制御信号を光信号で受けて該受光素子(5
5)がオンし、上記CPU(4) に受信信号を出力するよう
に構成されている。また、上記リレー制御回路(6c)は、
リレーコイル(RyC1)とスイッチングトランジスタ(62)と
を備え、上記CPU(4) からの送信信号を受けて該リレ
ーコイル(RyC1)を励磁し、上記パラレル送信部(6) にお
けるリレースイッチ(RyC2)をオン制御するように構成さ
れている。更に、上記CPU(4) には、保護用受光回路
(6d)が上記受信用受光回路(5d)と同じ入力ポートI1に接
続されている。該保護用受光回路(6d)は、受光素子(63)
を備え、上記保護用発光回路(6a)からの検出信号を光信
号で受けて受光素子(63)がオンし、上記CPU(4) に異
常信号を出力するように構成されている。
【0028】また、上記CPU(4) には、接続判定部(4
1)が設けられており、該接続判定部(41)は、上記コネク
タ(7a)の第1接続台(71)を第2接続台(72)又は第3接続
台(73)に接続した際、上記リレーコイル(RyC1)をオフ
し、つまり、リレースイッチ(RyC2)をオフして判別回路
(6b)側に切換え、第1接続台(71)がシリアル送受信部
(5) に接続されているか、パラレル送信部(6) に接続さ
れているか否かを判定するように構成されている。具体
的に、上記第1接続台(71)が第2接続台(72)に接続され
ていると、受信用発光回路(5b)及び保護用発光回路(6a)
が共にオフして入力ポートI1が“ロー”となり、上記第
1接続台(71)が第3接続台(73)に接続されていると、受
信用発光回路(5b)が発光し、保護用発光回路(6a)がオフ
して入力ポートI1が“ハイ”となる。そして、この“ロ
ー”と“ハイ”とによって接続判定部(41)がコネクタ(7
a)の接続状態を示す判別信号を出力すると共に、“ハ
イ”状態で室外制御ユニット(3a, 3b)より制御情報が入
力されないと誤接続信号を出力するようになっており、
該判別信号によってCPU(4) はシリアル伝送か、パラ
レル伝送かの何れかを実行するようになっている。
【0029】一方、シリアル伝送方式に構成された室外
制御ユニット(3a)は、図3に示すように、交流電源(31)
を備えると共に、該交流電源(31)に接続された電源線(3
2)を備えている。更に、該室外制御ユニット(3a)は、図
示しないが、CPUを備えると共に、送信回路(33)と受
信回路(34)が電源線(32)間に接続されて設けられ、該送
信回路(33)と受信回路(34)との間に信号線(35)が接続さ
れている。そして、上記電源線(32)及び信号線(35)は、
電源ライン(11)及び伝送ライン(12)を介して上記室内制
御ユニット(2) の電源線(2a)及び信号線(2c)に接続され
るようになっている。
【0030】また、パラレル伝送方式に構成された室外
制御ユニット(3b)は、図4に示すように、交流電源(31)
を備えると共に、該交流電源(31)に接続された電源線(3
2)を備えている。更に、該室外制御ユニット(3b)は、C
PUを備えておらず、圧縮機モータ(36)と保護スイッチ
(37)を有する制御線(38)が電源線(2a)に接続されて設け
られている。そして、上記電源線(2a)及び制御線(38)
は、電源ライン(11)及び伝送ライン(12)を介して室内制
御ユニット(2) の電源線(2a)及び信号線(2c)に接続され
るようになっている。
【0031】次に、上述した室内制御ユニット(2) の制
御動作について説明する。先ず、空気調和装置の設定時
において、室外制御ユニット(3a, 3b)の伝送方式に対応
して室内制御ユニット(2) を接続する。つまり、上記室
外制御ユニット(3a, 3b)は、図3に示すようにシリアル
伝送方式に構成されているものと、図4に示すようにパ
ラレル伝送方式に構成されているものとあるので、作業
者は、シリアル伝送方式の室外制御ユニット(3a)である
場合には、図3に示すように、コネクタ(7a)の第1接続
台(71)を手動で第2接続台(72)に接続する一方、パラレ
ル伝送方式の室外制御ユニット(3b)である場合には、図
4に示すように、コネクタ(7a)の第1接続台(71)を手動
で第3接続台(73)に接続することになる。
【0032】その後、電源を投入すると、室内制御ユニ
ット(2) の接続判定部(41)がリレー制御回路(6c)のスイ
ッチングトランジスタ(62)をオフしてリレーコイル(RyC
1)を消磁状態とし、リレースイッチ(RyC2)をオフし、該
リレースイッチ(RyC2)を判別回路(6b)側に接続させる。
この状態において、シリアル伝送に接続されている場合
(図3参照)、受信用発光回路(5b)及び保護用発光回路
(6a)の両発光素子(52, 61)が、共に発光しないので、受
信用受光回路(5d)及び保護用受光回路(6d)が共にオフし
てCPU(4) の入力ポートI1が“ハイ”の状態になる。
また、パラレル伝送に接続されている場合(図4参
照)、受信用発光回路(5b)の発光素子(52)がオンする一
方、保護用発光回路(6a)の発光素子(61)がオフして発光
しないので、受信用受光回路(5d)がオンしてCPU(4)
の入力ポートI1が“ロー”の状態になる。
【0033】このCPU(4) の入力ポートI1の“ハイ”
状態か、“ロー”状態かによって接続判定部(41)がシリ
アル伝送か、パラレル伝送かを判定して判別信号を出力
する。そして、該判別信号によってCPU(4) はシリア
ル伝送又はパラレル伝送で室外制御ユニット(3a, 3b)に
対して制御情報を送受信することになる。その際、該室
外制御ユニット(3b)がパラレル伝送方式であるにも拘ら
ず、室内制御ユニット(2) がシリアル伝送であると認識
すると、つまり、図3に示すように、第1接続台(71)が
第2接続台(72)に接続されていると、主局である室外制
御ユニット(3b)から制御情報が室内制御ユニット(2) に
入力されないので、該室内制御ユニット(2) はコネクタ
(7a)が誤接続されていることを認識することになり、異
常メッセージを表示することになる。
【0034】一方、上記コネクタ(7a)が正常に接続され
ていると、シリアル伝送では、図3に示すように、室外
制御ユニット(3a)の送信回路(33)からの制御情報を室内
制御ユニット(2) の受信用発光回路(5b)が受けて受信用
受光回路(5d)を介してCPU(4) に取込まれる一方、該
室内制御ユニット(2) のCPU(4) からの制御情報は送
信用発光回路(5c)から送信用受光回路(5a)を介して室外
制御ユニット(3a)に送信されて該室外制御ユニット(3a)
が取込むことになり、該室外制御ユニット(3a)と室内制
御ユニット(2) との間で制御情報を授受して空調運転を
制御することになる。
【0035】また、パラレル伝送では、図4に示すよう
に、室内制御ユニット(2) のCPU(4) からの制御情報
によってリレー制御回路(6c)のリレーコイル(RyC1)が励
磁すると、パラレル送信部(6) のリレースイッチ(RyC2)
がオンして室外制御ユニット(3b)の圧縮機モータ(36)を
駆動することになり、該室内制御ユニット(2) によって
空調運転が制御されることになる。その際、該室外制御
ユニット(3b)の制御線(38)に異常が生ずると、保護スイ
ッチ(37)がオフして保護用発光回路(6a)の発光素子(61)
がオフし、保護用受光回路(6d)を介してCPU(4) に異
常信号が入力されることになり、異常処理することにな
る。
【0036】従って、本実施例によれば、上記室内制御
ユニット(2) にシリアル送受信部(5) とパラレル送信部
(6) とを設けて該シリアル送受信部(5) とパラレル送信
部(6) とを切換えるようにしたために、室外制御ユニッ
ト(3a, 3b)の伝送方式に一致させることができるので、
シリアル伝送とパラレル伝送の各室内制御ユニット(2)
を作成する必要がなく、該室内制御ユニット(2) の汎用
性の向上を図ることができる。
【0037】また、上記CPU(4) に設けた接続判定部
(41)によって接続状態を判別することができるので、シ
リアル伝送の室内制御ユニット(2) とパラレル伝送の室
外制御ユニット(3b)との誤接続を容易に検出することが
でき、正確な伝送を行うことができる。
【0038】また、上記シリアル送受信部(5) の制御情
報とパラレル送信部(6) の異常信号とがCPU(4) の1
つの入力ポートI1に入力するようにしたので、該CPU
(4)のポート数を少なくすることができ、制御情報量を
拡大することができる。
【0039】図5は、請求項4に係る発明の実施例を示
しており、切換え手段をコネクタ(7a)に代えてc接点よ
りなる2つのリレースイッチ(RyA2, RyA3)と、切換え制
御手段(7b)とにより構成したものである。該第1のリレ
ースイッチ(RyA2)は、信号線(2c)に接続された接触子が
送信用受光回路(5a)とパラレル送信部(6) とに切換え接
続可能に構成され、オフ状態で送信用受光回路(5a)に接
触している。また、第2のリレースイッチ(RyA3)は、受
信用発光回路(5b)に接続された接触子が送信用受光回路
(5a)と判別回路(6b)とに切換え接続可能に構成され、オ
フ状態で送信用受光回路(5a)に接触している。
【0040】一方、上記切換え制御手段(7b)は、切換え
制御回路(7c)と、切換え出力部(7d)とより構成され、該
切換え制御回路(7c)は、リレーコイル(RyA1)とスイッチ
ングトランジスタ(74)とが直列に接続されて構成されて
いる。そして、上記切換え出力部(7d)は、CPU(4) に
設けられ、接続判定部(41)からの判別信号を受けて誤接
続であると、上記スイッチングトランジスタ(74)の動作
を切換えるように構成され、該判別信号によって自動的
に2つのリレースイッチ(RyA2, RyA3)を切換えてシリア
ル伝送とパラレル伝送とを切換えることになる。
【0041】従って、本実施例によれば、上記シリアル
送受信部(5) とパラレル送信部(6)とを自動的に切換え
ることができるので、シリアル送受信部(5) とパラレル
送信部(6) との誤設定を確実に防止することができ、精
度の高い伝送を行うことができる。
【0042】尚、本実施例においては、CPU(4) とシ
リアル送受信部(5) 及びパラレル送信部(6) とは光信号
によって接続したが、請求項1,2及び4に係る発明で
は、光信号に限られるものではない。また、上記コネク
タ(7a)で切換え手段を構成したが、請求項1,2及び3
に係る発明では、コネクタ(7a)に限られるものではな
い。また、本実施例は、室内制御ユニット(2) と室外制
御ユニット(3a, 3b)との伝送について説明したが、本発
明は、各種の空調制御ユニット間に適用することもでき
る。また、上記パラレル伝送の室外制御ユニット(3a, 3
b)は、1つの制御線(38)を有するもであるが、電動膨脹
弁などの他の制御線を有するものであってもよく、その
際、伝送ライン(12)は複数本になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明構成を示すブロック図である。
【図2】室内制御ユニットを示す回路ブロック図であ
る。
【図3】シリアル伝送する空気調和装置を示す回路ブロ
ック図である。
【図4】パラレル伝送する空気調和装置を示す回路ブロ
ック図である。
【図5】他の室内制御ユニットを示す回路ブロック図で
ある。
【図6】従来のシリアル伝送する空気調和装置を示す回
路ブロック図である。
【図7】従来のパラレル伝送する空気調和装置を示す回
路ブロック図である。
【符号の説明】
1 空気調和装置 2 室内制御ユニット 3a,3b 室外制御ユニット 4 CPU(中央制御手段) 5 シリアル送受信部 5a 送信用受光回路 5b 受信用発光回路 5c 送信用発光回路 5d 受信用受光回路 6 パラレル送信部 6a 保護用発光回路 6b 判別回路 6d 保護用受光回路 7a コネクタ(切換え手段) 7b 切換え制御手段 12 伝送ライン 41 接続判定部 I1 入力ポート RyA2,RyA3 リレースイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送ライン(12)を介して接続された複数
    台の空調制御ユニット(2,3a)を備えた空気調和装置の運
    転制御装置において、 少なくとも1台の空調制御ユニット(2) には、 信号処理を行う中央制御手段(4) と、 該中央制御手段(4) との間で制御信号を授受して他の空
    調制御ユニット(3a)に対して制御情報をシリアル伝送に
    よって送受信するシリアル送受信部(5) と、 上記中央制御手段(4) との間で制御信号を授受して他の
    空調制御ユニット(3b)に対して制御情報をパラレル伝送
    によって送信するパラレル送信部(6) と、 上記他の空調制御ユニット(3a, 3b)の伝送方式に対応し
    て該他の空調制御ユニット(3a)に上記シリアル送受信部
    (5) 又はパラレル送信部(6) の何れかを切換え接続する
    切換え手段(7a)とが設けられていることを特徴とする空
    気調和装置の運転制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に係る空気調和装置の運転制御
    装置において、シリアル送受信部(5) とパラレル送信部
    (6) との出力信号を受けて切換え手段(7a)が該シリアル
    送受信部(5) とパラレル送信部(6) との何れに接続され
    ているか否かを示す判別信号を出力する接続判定部(41)
    が設けられていることを特徴とする空気調和装置の運転
    制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に係る空気調和装置の運転制御
    装置において、シリアル送受信部(5) は、送信用受光回
    路(5a)と受信用発光回路(5b)とを備え、パラレル送信部
    (6) は、異常を検出する保護用発光回路(6a)を備える一
    方、 中央制御手段(4) には、該中央制御手段(4) からの送信
    信号を受けて上記送信用受光回路(5a)に光信号で制御信
    号を出力する送信用発光回路(5c)と、上記受信用発光回
    路(5b)からの制御信号を光信号で受けて中央制御手段
    (4) に受信信号を出力する受信用受光回路(5d)と、上記
    保護用発光回路(6a)からの検出信号を光信号で受けて中
    央制御手段(4) に異常信号を出力する保護用受光回路(6
    d)とが接続され、上記受信用受光回路(5d)と保護用受光
    回路(6d)とが1つの入力ポートI1に接続されていること
    を特徴とする空気調和装置の運転制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に係る空気調和装置の運転制御
    装置において、接続判定部段(41)からの判別信号を受
    け、他の空調制御ユニット(3a)の伝送方式に対応してシ
    リアル送受信部(5) 又はパラレル送信部(6) を該他の空
    調制御ユニット(3a, 3b)に切換え接続するように切換え
    手段(RyA2, RyA3)を制御する切換え制御手段(7b)が設け
    られていることを特徴とする空気調和装置の運転制御装
    置。
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