JPH0634164U - ロアエアダクト構造 - Google Patents

ロアエアダクト構造

Info

Publication number
JPH0634164U
JPH0634164U JP1381992U JP1381992U JPH0634164U JP H0634164 U JPH0634164 U JP H0634164U JP 1381992 U JP1381992 U JP 1381992U JP 1381992 U JP1381992 U JP 1381992U JP H0634164 U JPH0634164 U JP H0634164U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air duct
chamber
lower air
air passage
surface side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1381992U
Other languages
English (en)
Inventor
隆央 仁科
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp, Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP1381992U priority Critical patent/JPH0634164U/ja
Publication of JPH0634164U publication Critical patent/JPH0634164U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 略垂直方向から略水平方向に湾曲させた空気
通路12を有し、その出口側をエアフィルタ6を介して
吸気マニホールド7側に連設するロアエアダクト構造に
おいて 雨天下においてもロアエアダクトの空気路内に
水が侵入する事がなく、又ロアエアダクト内に吸引され
た水を円滑に排水出来、これによりエンジンロック等の
各種エンジントラブルを低減し得るロアエアダクト構造
を提供する。 【構成】 空気通路12の略水平部位底面側に開口させ
た開口と対面させてその下方空間に、少なくとも車両進
行方向前面側を閉塞した第2の室20を設け、第2の室
の底面側に所定長さの管路15を略垂直下方に延設させ
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はディーゼルエンジンの吸気装置の一部を形成するロアエアダクト構造 の改良に係り、特にエンジン側への水の進入を極力排除したロアエアダクト構造 に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来よりディーゼルエンジンはガソリンエンジンに比較して運転条件が厳しく 又排気量も多いために、これに対応する吸気装置が用いられている。 特にキャブオーバタイプのトラック1においては運転席の真下にエンジンを配 置する構成を取るために、例えば図2に示すごとく該エンジン2を囲繞するエン ジンルームを実質的な断熱且つ密封構造とし、運転席側の熱的及び騒音の影響を 極力排除すると共に、エンジン2の吸気装置の空気取入れ口をエンジンルーム内 に配設する事なく、上端にシュノーケル3を取り付けたエアダクト4をキャブ5 後面側に沿って下方に垂下させ、該ダクト4下端側にL字状に湾曲させたロアエ アダクト10を取り付けてエアフィルタ6及び吸気マニホールド7を介してエン ジン2の吸気側に連設させた吸気装置を用いている。
【0003】 かかる装置においては、空気吸入部(シュノーケル3)がエンジンルーム内に なく車外に位置しているために雨水等が侵入しやすく、このため前記装置におい てはシュノーケル3の吸気面を車両後面側若しくは下向きに配置させると共に、 ロアエアダクト10の底部に水排出用の穴11を開けている。 そのロアエアダクト10の構成を図4に基づいて説明するに、ダクト本体をな す空気通路12はその下面側を出口側に向け下向きに傾斜させると共に該傾斜面 上の所定箇所を断面R状に凹設し、該凹設部に貫通孔(以下凹穴11という)を 穿孔する。 そして前記凹穴11の下方区域を、略中央位置より出口端側に向けて下方に傾 斜させながら断面偏平U字状のガイド部13を形成すると共に、該ガイド部13 の出口端を開口させる。 一方前記ガイド部13の前側には、前記ロアエアダクト10を支持するための ステー部をほぼ水平方向に前方にむけて延設し、その底面にボルト穴19を穿孔 する。
【0004】 従って、前記従来技術によれば前記エアダクト10内に吸込まれた含水空気は 比重差により前記ロアエアダクト10内で気水分離させつつ水Aのみを凹穴11 よりガイド部13の出口端開口部13a側に排出される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら前記装置においては、ガイド部13出口端の開口部13aが車両 前方に向け開口している為に、雨天時に車両走行した場合前記開口部13aより 雨水が侵入し、一方ディーゼルエンジン2側の出力が増大、言換えれば吸気量が 増大するにつれ、前記空気通路12内の負圧が高くなるために、前記雨水Bが凹 穴11を介して空気通路12内に逆流し、エアフィルタ6側に水が入り込み、エ ンジンロック等の各種エンジントラブルが発生しやすい。 この為前記装置においてはエアフィルタ6との連絡管8の嵌合部8aの凹穴1 1先端に位置する下側周壁を空気通路の底面より浮き上がらせて遮蔽壁を形成し 、前記逆流によっても容易に連絡管8内に侵入されないようにしているが、前記 構造を取っても空気通路内が負圧になる限り、前記欠点を完全に防止し得ない。 本考案はかかる従来技術の欠点に鑑み、雨天下においてもロアエアダクトの前 記空気路内に水が侵入する事がなく、又ロアエアダクト内に吸引された水を円滑 に排水出来、これによりエンジンロック等の各種エンジントラブルを低減し得る ロアエアダクト構造を提供する事を目的とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】
本考案は前記したように略垂直方向から略水平方向に湾曲させた空気通路12 を有し、その出口側をエアフィルタ6を介して吸気マニホールド7側に連設する ロアエアダクト構造において、 前記空気通路12の略水平部位底面側に開口させた開口と対面させてその下方 空間に、少なくとも車両進行方向前面側を閉塞した第2の室を設けた点、 又前記第2の室の底面側に所定長さの管路を略垂直下方に延設させた点、 を特徴とする。
【0007】
【作用】
かかる技術手段によれば、前記ロアエアダクトの空気通路底面側開口と対面する 下方空間をガイド部とせずに、言換えれば直接大気と対面する事なく、第2の室 を設けた為に該第2の室が圧力的に緩衝作用をもつ事が出来、ディーゼルエンジ ン側の出力が増大して前記空気通路内の負圧が高くなっても前記第2の室を負圧 状態に維持する事が出来、この結果シュノーケルより前記ロアエアダクトの空気 通路12内に吸引された水は、前記開口より容易に第2の室に落下させる事が出 来る。 更に第2の室はその底面側を直接開口させる事なく、垂設させた所定長さの管 路を介して大気と開口させた為に、管路下端の大気との間に重力差をもたせたた めに、前記管路より大気が逆流する事なく排水が容易になり、結果として排水効 率が向上する。
【0008】 そして第2の室は車両進行方向前面側が閉塞され、静圧下にあるために落下し た雨水等が前記開口側に逆流される恐れはなく、而も該第2の室は、車両進行方 向前面側が閉塞され、実質的に前記管路を介してのみ大気と開放され且つ該管路 は重力差を有している為に、雨天時に車両走行した場合においても前記第2の室 の中に侵入する恐れは全くなく該第2の室の中に落下した水を管路を介して円滑 に排水できる。 したい。
【0009】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実 施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特 定的な記載がない限りは、この考案の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく単 なる説明例に過ぎない。 図1は本考案の実施例に係るロアエアダクト10構造を示し、前記従来技術と の差異を中心に説明する。 本実施例のロアエアダクト10は前記ガイド部13の車両前面側のガイド部1 3出口端開口を仕切板14にて閉塞すると共に、その後背側のステー部16の側 面側16aを閉塞し、前記ガイド部13をほぼ密閉させた第2の室20を形成す る。そして該第2の室20の出口端近傍の傾斜底面下側に口径が10〜20mm で且つ長さが40mm前後のパイプ15(管路)を垂設する。
【0010】 次にかかる実施例の動作を説明する。 前記第2の室20は前記パイプ15を除いて実質的に前面側も後面側も閉塞さ れ、又前記パイプ15下端開口は、車両走行時は動圧状態にあるために、前記第 2の室20の圧力状態は凹穴11を介して連通しているダクト本体側の空気通路 12内の圧力の影響を受けやすく、この為ディーゼルエンジン2側の出力が増大 して前記空気通路12内の負圧が高くなっても前記第2の室20はこれに比例し た負圧下に維持する事が出来、この結果シュノーケル3より前記ロアエアダクト 10の空気通路12内に吸引された水は、前記凹穴11より重力差により容易に 第2の室20に落下させる事が出来る。
【0011】 そして第2の室20は実質的に閉塞され、静圧下にあるために落下した雨水等 が前記凹穴11側に逆流される恐れはなく、重力差により前記パイプ15より容 易にダクト外に排出できるのみならず、雨天時に車両走行した場合においても前 記第2の室20の中に侵入する恐れは全くない。 図3は本考案の他の実施例にかかる樹脂性のロアエアダクト10の構成を示す 。 本実施例はステー部16とガイド部13を一体的に連通する第2の室20とな すとともに、前記ステー部16側のダクト本体空気通路12底面側を開口する。 かかる実施例によれば、前記ステー部16のボルト穴19にはボルト19aが 締結されるために、ステー部16と一体化された第2の室20は実質的に閉塞状 態にあり、前記実施例と同様な作用を営む。
【0012】
【効果】
以上記載した如く、本考案によれば既存のロアエアダクトに一部の改良を施す だけで、雨天下においてもロアエアダクトの前記空気路内に水が侵入する事がな く、又ロアエアダクト内に吸引された水を円滑に排水出来、これによりエンジン ロック等の各種エンジントラブルを低減し得るロアエアダクト構造を提供出来る 。 等の種々の著効を有す。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)と(B)は本考案の第1実施例に係るロ
アエアダクト構造を示す正面断面図とその左側面図であ
る、
【図2】本考案が適用されるトラックの外観図を示す。
【図3】本考案の第2実施例に係るロアエアダクト構造
を示す正面断面図、
【図4】従来技術に係るロアエアダクト構造を示す断面
図、
【符号の説明】
6 エアフィルタ 7 吸気マニホールド 10 ロアエアダクト 12 空気通路 15 開口(パイプ) 20 第2の室
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係るロアエアダクト構造
を示す正面断面図とその左側面図である、
【図2】本考案が適用されるトラックの外観図を示す。
【図3】本考案の第2実施例に係るロアエアダクト構造
を示す正面断面図、
【図4】従来技術に係るロアエアダクト構造を示す断面
図、
【符号の説明】 6 エアフィルタ 7 吸気マニホールド 10 ロアエアダクト 12 空気通路 15 開口(パイプ) 20 第2の室

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略垂直方向から略水平方向に湾曲させた
    空気通路を有し、その出口側をエアフィルタを介して吸
    気マニホールド側に連設するロアエアダクト構造におい
    て、 前記空気通路の略水平部位底面側に開口させた開口と対
    面させてその下方空間に、少なくとも車両進行方向前面
    側を閉塞した第2の室を設け、該第2の室の底面側に所
    定長さの管路を略垂直下方に向け延設した事を特徴とす
    るロアエアダクト構造
JP1381992U 1992-02-14 1992-02-14 ロアエアダクト構造 Pending JPH0634164U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1381992U JPH0634164U (ja) 1992-02-14 1992-02-14 ロアエアダクト構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1381992U JPH0634164U (ja) 1992-02-14 1992-02-14 ロアエアダクト構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0634164U true JPH0634164U (ja) 1994-05-06

Family

ID=11843895

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1381992U Pending JPH0634164U (ja) 1992-02-14 1992-02-14 ロアエアダクト構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0634164U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016133034A (ja) * 2015-01-19 2016-07-25 スズキ株式会社 エンジンの吸気装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016133034A (ja) * 2015-01-19 2016-07-25 スズキ株式会社 エンジンの吸気装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5145457A (en) Ventilation air intake structure of motor vehicle
JPH0634164U (ja) ロアエアダクト構造
JPS6325209Y2 (ja)
JP3205670B2 (ja) ダクトの入水防止構造
JPH0217922Y2 (ja)
JPS633846Y2 (ja)
JPH0238809Y2 (ja)
JPH08216702A (ja) 自動車用エンジンの空気吸入構造
JP2514799Y2 (ja) エアボックスの排水構造
JP3129391B2 (ja) ドアのシール構造
JPH0714022Y2 (ja) 車室内空気排出装置
JPH065232Y2 (ja) 車両用内燃機関における空気導入装置
JPH0632434Y2 (ja) エンジン載設車体に於ける空気導入構造
JPH0320538Y2 (ja)
JPS6240818Y2 (ja)
JPH1191629A (ja) フェンダ内空間部のシール構造
JPS6213854Y2 (ja)
JPS60183230A (ja) キヤブオ−バ型車両におけるエンジンの吸気装置
JP2565376Y2 (ja) 作業車輌のボンネットに内装したエンジンのエアクリーナへの空気取入れ装置
JPH0234096Y2 (ja)
JPS6011526Y2 (ja) 車両用ランプの水抜き穴
JPS6010202Y2 (ja) エアクリ−ナインテ−ク部回りのバイパス装置
JPH0575415U (ja) 内燃機関のオイルパン構造
JPS592976Y2 (ja) 車両の排気管構造
JPH0354078A (ja) 自動車のエアボックス構造

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980526