JPH06341319A - エンジン駆動式空気調和機の排ガス通路 - Google Patents

エンジン駆動式空気調和機の排ガス通路

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JPH06341319A
JPH06341319A JP13068793A JP13068793A JPH06341319A JP H06341319 A JPH06341319 A JP H06341319A JP 13068793 A JP13068793 A JP 13068793A JP 13068793 A JP13068793 A JP 13068793A JP H06341319 A JPH06341319 A JP H06341319A
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exhaust gas
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chimney
atmosphere
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Seiichi Osawa
清一 大澤
Masaki Takamatsu
正樹 高松
Tomio Kurihara
登美雄 栗原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 寒冷地使用に耐え得る排ガス通路を得る。 【構成】 煙突2の下部側開口端21と、エンジンの燃
焼室と連通可能に設けた排ガス管3の開口端31とを離
間して対向設置したので、エンジンを出て排ガス管3の
中を流れて来た排ガスは、煙突2が閉塞していなけれ
ば、排ガス管3の開口端31から煙突2の開口端21に
排ガスの動圧によって流れ込み、煙突2の上部側開口端
22から大気中に放出されるので、排ガスが室外ユニッ
ト1の周囲に飛散することがない。一方、排ガス中の水
蒸気が凝縮したり、凝固して煙突2が閉塞したときに
は、排ガスは煙突2に流れ込むことができなくなるが、
大気開放部5から大気中に直接放出されるので、エンジ
ンの運転を継続する上では何の支障もない。このため、
寒冷地における厳寒期にも中断することなく運転を継続
することができるようになり、使用性が顕著に改善され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスエンジンなどを駆
動力源として冷媒用圧縮機を動作させ、冷暖房や給湯を
行うエンジン駆動式空気調和機の排ガス通路に関するも
のであり、さらに詳しくは寒冷地使用に耐え得るように
した排ガス通路である。
【0002】
【従来の技術】この種の排ガス通路としては、例えば図
5に示した排ガス通路がある。この排ガス通路は、エン
ジン駆動式空気調和機で発生する燃焼済みガス、すなわ
ち室外ユニット1の駆動力源であるエンジン11から出
る排ガスが可なりの高温であるので、排ガスが持つ熱エ
ネルギーを排ガス熱交換器32を用いて回収し、その後
にマフラー33・煙突2を介して大気中に放出するよう
に構成されている。
【0003】周知のように、ガス・石油と云った炭化水
素が燃焼する時には多量の水(水蒸気)が生成される。
このため、エンジン11から出る排ガス中にも多量の水
蒸気が含まれており、排ガス熱交換器32における前記
熱回収時に、排ガス中に含まれている水分の一部が、例
えば冷水コイル(図示せず)に接触するなどして凝縮す
るので、この凝縮した水を除去することができるよう
に、ドレン配管34が排ガス熱交換器32に接続されて
いる。
【0004】しかし、排ガスは前記熱回収した後、飽和
温度程度になっており、この中にはまだ可なりの量の水
が含まれていて、この水分が寒冷地においては煙突2で
冷却され、さらに凝縮水が凍って煙突2が詰まり、排ガ
ス動作が不能になってエンジン11の運転を継続するこ
とができなくなると云った問題点があった。
【0005】したがって、寒冷地においては短めに形成
した排ガス筒25を、図6に示したように下向きに設置
することが行われているが、この構造では排ガスを室外
ユニット1の周囲に飛散させることになるばかりでな
く、排ガス筒25の下方の地面に氷の山ができると云っ
た問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このため、寒冷地にお
いても冷媒圧縮機を動作させるエンジンの運転を継続す
る上で、特に支障を来すことのない排ガス通路の改良が
期待されていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術の
課題を解決するための具体的手段として、室外ユニット
の外部に設置した煙突を介して燃焼済みガスを大気中に
放出させるエンジン駆動式空気調和機の排ガス通路にお
いて、煙突下部の開口端に、エンジンの燃焼室と連通可
能に設けられ排ガス管の開口端が離間して対向設置され
たことを特徴とするエンジン駆動式空気調和機の排ガス
通路と、
【0008】室外ユニットの外部に設置した煙突を介し
て燃焼済みガスを大気中に放出させるエンジン駆動式空
気調和機の排ガス通路において、一端が煙突下部と連通
し、他端がエンジンの燃焼室と連通可能に設けられ排ガ
ス管に、大気への連通を可能とする開閉機構が設けられ
たことを特徴とするエンジン駆動式空気調和機の排ガス
通路と、を提供することにより、前記した従来技術の課
題を解決するものである。
【0009】
【作用】エンジンの燃焼室から出て排ガス管の中を流れ
て来た排ガスは、煙突が閉塞していなければ、排ガス管
の開口端から煙突下部の開口端に排ガス自身が持つ動圧
によって流れ込み、煙突上端から大気中に放出されるの
で、排ガスが室外ユニットの周囲に飛散することがな
い。
【0010】一方、煙突が凝縮した水や、凝固した氷に
よって閉塞すると、排ガス管内を流れて来た排ガスは、
煙突下部の開口端に流れ込むことができなくなるが、排
ガス管の開口端と煙突の下部側開口端とは離間している
ので、排ガス管の開口端から大気中に直接放出され、エ
ンジンの運転を継続する上では何の支障もない。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。なお、図5および図6に示した従来技術と
同一の機能を示す部分には、同一の符号を付した。
【0012】室内ユニット(図示せず)と接続されてエ
ンジン駆動式空気調和機を構成する室外ユニット1の内
部に、ガスや石油などの炭化水素を燃料とするエンジン
11が、圧縮機・室外熱交換器・レシーバタンク・アキ
ュームレータ(図示せず)などと共に収納されている。
【0013】図1における煙突2は、下部側の開口端2
1と上部側の開口端22とが共に水平方向に開口し、例
えば室外ユニット1の側壁に取付具2Aにより固定され
ている。
【0014】なお、この煙突2は二重管によって形成さ
れており、外壁23と内壁24との間に存在する空気層
の断熱効果により、外気の影響を受け難くなっている。
このため、外気の温度が低下しても煙突内を上昇する排
ガスは冷却され難いので、排ガス中に含まれる水蒸気が
凝縮したり、凝縮水が凝固する懸念が少ない。
【0015】3は排ガス管であり、一端がエンジン11
の燃焼室(図示せず)とエンジンの排気動作時に連通す
るように設けられ、他方の開口端31が水平方向に開口
し、前記煙突2の下部側開口端21と所定の距離、例え
ば2cmだけ離間して対向設置されている。
【0016】4はドレン受けであり、煙突2の下部側開
口端21と排ガス管3の開口端31との間に形成された
大気開放部5の下方に位置するように、例えば室外ユニ
ット1の側壁に取付具4Aにより固定されている。そし
て、排ガス管3の開口端31から滴下する凝縮水あるい
は煙突2の壁(主に内壁24)を伝って流れ落ちてくる
凝縮水を、排水溝(図示せず)などに導かれている下部
側から排水する。
【0017】なお、排ガス管3の途中には従来技術と同
様、排ガス熱交換器32、消音のためのマフラー33が
備えられている。そして、排ガス熱交換器32にはドレ
ン配管34が接続され、熱交換によって排ガスから熱を
回収する際に、例えば冷水コイル(図示せず)に接触す
るなどして冷却され、凝縮した水が排出できるようにな
っている。また、マフラー33の下流側にもドレン配管
35が接続され、ここで凝縮した水も排出できるように
なっている。
【0018】上記構成の排ガス通路においては、エンジ
ン11の燃焼室から出る排ガスは、排ガス管3(排ガス
熱交換器32・マフラー33)を経由して開口端31に
至ると、煙突2が閉塞していなければ、その動圧によっ
て開口端31から大気開放部5を経由して煙突2の下部
側開口端21に流れ込み、上方の開口端22から大気中
に放出されるので、室外ユニット1の周囲に排ガスが飛
散することがない。
【0019】煙突2の内部が凝縮した水や、凝固した氷
によって閉塞すると、排ガス管3内を流れて開口端31
に至った排ガスは、煙突2の下部側開口端21に流れ込
むことができないが、大気開放部5から大気中に直接放
出される。このため、煙突2が寒冷地の冬期などに閉塞
することがあっても、エンジン11の運転を継続する上
では何の支障も来たさない。
【0020】図3における6は、所望時にのみ大気開放
部5が形成されるように、手動または自動的に操作され
るスライド式開閉機構である。すなわち、例えば排ガス
管3の適宜の位置に設置した圧力センサ(図示せず)な
どによって、煙突2の閉塞が確認されたときには、開閉
機構6が実線で示した位置に移動して、大気開放部5を
形成し、圧力から煙突2が閉塞していないと判断された
ときには、開閉機構6が破線で示した位置に移動して、
煙突2の開口端21と排ガス管3の開口端31との離間
部分を覆い、大気開放部5が形成されないようになって
いる。
【0021】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨に沿って
各種の変形実施が可能である。例えば、前記開閉機構6
は、ヒンジなどによって開閉する扉などによって構成す
ることも可能である。
【0022】また、排ガス管3の開口端31を図4に示
したように上方に向けて設け、この上に煙突2の開口端
21を下向きにして対向設置することなども可能であ
る。
【0023】また、排ガス管3の開口端31を、室外ユ
ニット1の側壁部に直接形成することも可能である。
【0024】ところで、大気開放部5を形成する、煙突
2の下部側開口端21と排ガス管3の開口端31との離
間距離は、煙突2が閉塞していないときに、排ガスがそ
の動圧によって排ガス管3の開口端31から煙突2に流
入できる程度に接近し、また、煙突2が閉塞したときに
は、排ガスが大気中に放出できるに十分な空隙があれば
良いので、経路の直径にもよるが、通常は2〜5cm程
度設ければ良い。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、室外ユニ
ットの外部に設置した煙突を介して燃焼済みガスを大気
中に放出させるエンジン駆動式空気調和機の排ガス通路
において、煙突下部の開口端に、エンジンの燃焼室と連
通可能に設けられ排ガス管の開口端が離間して対向設置
されたことを特徴とするエンジン駆動式空気調和機の排
ガス通路であり、
【0026】室外ユニットの外部に設置した煙突を介し
て燃焼済みガスを大気中に放出させるエンジン駆動式空
気調和機の排ガス通路において、一端が煙突下部と連通
し、他端がエンジンの燃焼室と連通可能に設けられ排ガ
ス管に、大気への連通を可能とする開閉機構が設けられ
たことを特徴とするエンジン駆動式空気調和機の排ガス
通路であるので、
【0027】エンジンの燃焼室を出て排ガス管の中を流
れて来た排ガスは、煙突が閉塞していなければ、排ガス
管の開口端から煙突下部の開口端に排ガスの動圧によっ
て流れ込み、煙突の上端から大気中に放出されるので、
排ガスが室外ユニットの周囲に飛散することがない。
【0028】一方、煙突が凝縮した水や、凝固した氷に
よって閉塞したときには、排ガス管内を流れて来た排ガ
スは、煙突下部の開口端に流れ込むことができなくなる
が、排ガス管の開口端から大気中に直接放出されるの
で、エンジンの運転を継続する上では何の支障もない。
【0029】したがって、寒冷地における厳寒期にも中
断することなく運転を継続することができるようにな
り、使用性が顕著に改善された。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の説明図である。
【図2】図1におけるA−A線矢視図である。
【図3】開閉機構の説明図である。
【図4】変形実施の説明図である。
【図5】従来技術の説明図である。
【図6】他の従来技術の説明図である。
【符号の説明】
1 室外ユニット 11 エンジン 2 煙突 2A 取付具 21 (下部側)開口端 22 (上部側)開口端 23 外壁 24 内壁 25 排ガス筒 3 排ガス管 31 開口端 32 排ガス熱交換器 33 マフラー 34・35 ドレン配管 4 ドレン受け 4A 取付具 5 大気開放部 6 開閉機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室外ユニットの外部に設置した煙突を介
    して燃焼済みガスを大気中に放出させるエンジン駆動式
    空気調和機の排ガス通路であって、煙突下部の開口端
    に、エンジンの燃焼室と連通可能に設けられ排ガス管の
    開口端が離間して対向設置されたことを特徴とするエン
    ジン駆動式空気調和機の排ガス通路。
  2. 【請求項2】 室外ユニットの外部に設置した煙突を介
    して燃焼済みガスを大気中に放出させるエンジン駆動式
    空気調和機の排ガス通路であって、一端が煙突下部と連
    通し、他端がエンジンの燃焼室と連通可能に設けられ排
    ガス管に、大気への連通を可能とする開閉機構が設けら
    れたことを特徴とするエンジン駆動式空気調和機の排ガ
    ス通路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014163237A (ja) * 2013-02-21 2014-09-08 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 建設機械の排気管構造

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60102421U (ja) * 1983-12-16 1985-07-12 川崎重工業株式会社 非常用発電装置
JP3083319U (ja) * 2001-07-10 2002-01-25 財團法人▲祐▼生研究基金會 垂直立体機械回転昇降式栽培塔

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