JPH0634064A - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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Publication number
JPH0634064A
JPH0634064A JP16500892A JP16500892A JPH0634064A JP H0634064 A JPH0634064 A JP H0634064A JP 16500892 A JP16500892 A JP 16500892A JP 16500892 A JP16500892 A JP 16500892A JP H0634064 A JPH0634064 A JP H0634064A
Authority
JP
Japan
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valve
bobbin
solenoid
case
valve seat
Prior art date
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Pending
Application number
JP16500892A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Kamibayashi
勲 上林
Kensuke Imada
健介 今田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0634064A publication Critical patent/JPH0634064A/ja
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  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1ホルダーを量産性可能にすると共にバル
ブの作動特性を向上させる電磁弁を提供する。 【構成】 ケース21内に収納され且つ磁性材料からな
るバルブ22と、バルブ22を囲むボビン23と、ボビ
ン23に装着されたソレノイドコイル24と、ソレノイ
ドコイル24の付勢によってバルブ22を吸引して流入
孔25を閉止するバルブシート26と、バルブシート2
6の反対側でボビン23に取り付けられてバルブ22の
外周部に磁路を形成する第1ホルダー27とを備え、第
1ホルダー27は、バルブ22に摺接するブッシュ27
A及びバルブ22に磁路を形成する磁路プレート27B
からなり、且つ上記ブッシュ27Aの内周面に樹脂層2
7Cが被覆されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は量産性に優れた構造を有
する電磁弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電磁弁を図6〜図11を参照しな
がら説明する。従来の電磁弁は、図6、図7に示すよう
に、継鉄の役目を果たす磁性材料によって筒状に形成さ
れたケース1と、ケース1内に収納され且つ磁性材料に
よって形成されたバルブ2と、このバルブ2を囲むボビ
ン3と、このボビン3に装着されたソレノイドコイル4
と、このソレノイドコイル4の付勢によって励磁して流
体孔5での制御流体の流入圧に抗して上記バルブ2を吸
引することによって上記流入孔5を閉止するバルブシー
ト6と、このバルブシート6の反対側で上記ボビン3に
取り付けられて上記バルブ2の外周部に磁路を形成する
保持体としての第1ホルダー7とを備えて構成されてい
る。そして、上記流入孔5は、上記ボビン3の底面に配
置されたバルブシート6に形成されている。
【0003】また、図6及び図7に示すように、上記第
1ホルダー7の下方には上記ボビン3の上端に接続され
た正極リードワイヤー8A及び負極リードワイヤー8B
を固定する絶縁シート9が取り付けられ、これらのリー
ドワイヤー8A、8Bによって上記ソレノイドコイル4
を励磁するように構成されている。更に、上記第1ホル
ダー7は、その上面が第2ホルダー10によって被覆さ
れ、これら両者は上記ケース1上端の縮径部1Aで係止
されている。そして、上記第2ホルダー10は、非磁性
材料によって形成され、ソレノイドコイル4の付勢によ
って磁路を形成しないように構成されている。
【0004】また、図8に示すように、上記ボビン3の
下端にはフランジ部3Aが形成され、更にこのフランジ
部3Aにはその直径方向の制御流体の排出孔3Bが形成
されている。また、上記第1ホルダー7は、図9に示す
ように、直胴部7Aとフランジ部7Bとからなり、この
直胴部7Aが図6に示すように上記ボビン3の拡径部に
嵌入し、上記フランジ部7Bで上記リードワイヤ等を固
定している。そして、上記直胴部7Aの内周面には図6
に示すように樹脂層7Cが焼き付けによって形成され、
上記ソレノイドコイル4を励磁した際に上記ボビン3内
での上記バルブ2の昇降を阻害しないように構成されて
いる。
【0005】そして、上記ソレノイドコイル4の付勢に
よって上記ボビン3を介して上記バルブ2及びバルブシ
ート6が励磁されてバルブ2がバルブシート6に吸引さ
れて流入孔5が閉塞して制御流体の流れを阻止し、ま
た、上記ソレノイドコイル4の消勢によって上記ボビン
3、上記バルブ2及びバルブシート6が消磁されてバル
ブ2が自由になり、流入孔5から制御流体を流入させ、
この制御流体を排出孔3B及び10Aから排出するよう
に構成されている。尚、11はOリングである。
【0006】次に、動作について説明する。まず、電磁
弁の消勢時には、バルブ2が自由な状態であるため、流
入孔5から流体圧がバルブ2に印加されると、その流体
圧でバルブ2が押し込まれて流入孔5を開放し、流入孔
5と排出孔3B及び10Aとをそれぞれ連通し、これに
よって制御流体を流入孔5から導き、排出孔3B及び1
0Aから排出する。一方、電磁弁の付勢時には、リード
ワイヤー8A、8Bからのソレノイドコイル4の付勢に
よってボビン3、バルブ2及びバルブシート6が励磁さ
れ、バルブ2が固定されたバルブシート6に吸引され、
このバルブ2によって流入孔5を閉止して制御流体の流
れを止める。
【0007】また、従来の他のタイプの電磁弁は、図1
0、図11に示すように、ケース1がバルブ2、ボビン
3及びソレノイドコイル4が収納し、ケース1の底面が
上述のバルブシート6を兼ねた構造に構成されている。
更に、上記ケース1の底面にはソレノイドコイル4の取
付部1Aが磁性材料によって一体的に形成され、その中
央に制御流体の流入孔5が形成されている。また、上記
ボビン3の上端部には上述の第1ホルダーに相当する磁
性材料によって形成された磁路プレート12が取り付け
られている。そして、上記ケース1、バルブ2及び磁路
プレート12で磁路を形成してバルブ2をケース1の底
面で吸引して流入孔5を閉止するように構成されてい
る。更に、上記ボビン3の内周面には非磁性材料によっ
て形成された筒状ガイド13が装着され、この筒状ガイ
ド13に沿って上記バルブ2を摺動するようにしてあ
る。また、上記バルブ2は、その横方向の断面が図11
に示すように花型に形成されている。その他は上記電磁
弁に準じて構成され、上記電磁弁と同様の動作を行なう
ようになっている。尚、図10において、14は絶縁シ
ート、15はフランジである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
図6に示す電磁弁では、その付勢時に、磁性材料からな
る第1ホルダー7が励磁されて上記バルブ2の上部に磁
路を形成してバルブシート6へのバルブ2の吸引作用を
阻害するため、第1ホルダー7の磁気的な作用がバルブ
2に影響しないようにその直胴部7Aの内周面に樹脂層
7Cを焼き付けなどによって設けるが、この焼き付け加
工は特殊な技術及び特殊な加工装置によって第1ホルダ
ー7の製造とは全く別に行なわなくてはならず、しかも
その加工部位が部分的であるため、その樹脂加工前の保
管管理が煩雑である上、部分加工後の樹脂層7Cの厚さ
が不均一になり易く、それだけ電磁弁の作動特性が不安
定になり、これらを防止するには製造コストが高くなる
という課題があった。
【0009】また、従来の他の電磁弁は、ケース1の部
品収納部と着座部である底面とが一体であると共にこの
底面にソレノイドコイル取付部1Aが一体的に形成され
ているため、ケース1を切削加工によって成形しなくて
はならず、その切削加工が難しく、加工時間に長時間を
要し、しかもバルブ着座部を精度よく加工することが難
しく、それだけ製造コストが高いという課題があった。
【0010】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、保持体を量産性可能にすると共にバルブの
作動特性を向上させる電磁弁を提供することを目的とし
ている。
【0011】また、本発明は、ケースを簡単に低コスト
で製造できると共にバルブの作動特性を向上させる電磁
弁を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の電磁弁は、ケース内に収納され且つ磁性材料によって
形成されたバルブと、このバルブを囲み且つ磁性材料に
よって形成されたボビンと、このボビンに装着されたソ
レノイドコイルと、このソレノイドコイルの付勢によっ
て励磁して流体孔での流体の流入圧に抗して上記バルブ
を吸引することによって上記流入孔を閉止するバルブシ
ートと、このバルブシートの反対側で上記ボビンに取り
付けられて上記バルブの外周部に磁路を形成する保持体
とを備えた電磁弁において、上記保持体は、上記バルブ
を囲む筒体及びこの筒体上端に配置されて上記バルブに
磁路を形成する磁路プレートから構成され、且つ上記筒
体の内周面に非磁性材料が被覆されたものである。
【0013】また、本発明の請求項2に記載の電磁弁
は、バルブ着座部に流体の流入孔を有し且つ磁性材料に
よって形成されたケースと、このケース内に収納された
磁性材料によって形成されたバルブと、このバルブを囲
む非磁性材料からなるボビンと、このボビンに装着され
たソレノイドコイルとを備え、上記ソレノイドコイルの
付勢によって上記ケースを励磁して上記バルブを吸引す
ると共にこのバルブによって流体の流入圧に抗して上記
流入孔を閉止するように構成された電磁弁において、上
記ケースのバルブ着座部をバルブシートとして分割する
と共にこのバルブシートに複数の孔を設け、且つこれら
の孔を介して上記ボビンとソレノイドコイル取付部とを
連結して一体化したものである。
【0014】
【作用】本発明に請求項1に記載の発明によれば、電磁
弁の磁路を形成する保持体を筒体と磁路を形成する磁路
プレートとに分割し、筒体の内周面に非磁性材料を被覆
するようにしたため、プレートに非磁性材料を被覆し、
非磁性材料が被覆されたプレートから筒体を成形するた
め、非磁性材料を均一に被覆することができ、また、磁
路プレートはプレス成形によって簡単に製造できる。
【0015】また、本発明に請求項2に記載の発明によ
れば、ケースのバルブ着座部をバルブシートとして分割
すると共にこのバルブシートに複数の孔を設け、しかも
これらの孔を介してボビンとソレノイドコイル取付部と
を連結して一体化したため、ケース及びバルブ着座部と
なるバルブシートを簡単に製造できる。
【0016】
【実施例】以下、図1〜図5に示す実施例に基づいて本
発明を説明する。尚、各図中、図1は本発明の電磁弁の
一実施例を示す断面図、図2は図1に示す電磁弁の第1
ホルダーのブッシュを取り出して示す斜視図、図3は本
発明の電磁弁の他の実施例を示す断面図、図4は図3に
示す電磁弁の平面図、図5は図3に示す電磁弁のバルブ
シートを取り出して示す平面図である。
【0017】実施例1.本実施例の電磁弁は、図1に示
すように、従来と同様にケース21、バルブ22、ボビ
ン23、ソレノイドコイル24、流入孔25、バルブシ
ート26、保持体としての第1ホルダー27とを備えて
構成されている。また、上記第1ホルダー27の下方に
は従来と同様に上記ボビン23の上端に接続された正極
リードワイヤー28A及び負極リードワイヤー28Bを
固定する絶縁シート29が取り付けられ、これらのリー
ドワイヤー28A、28Bによって上記ソレノイドコイ
ル24を励磁するように構成されている。更に、上記第
1ホルダー27は、その上面が排出孔30Aの形成され
た第2ホルダー30によって被覆され、これら両者は上
記ケース21上端の縮径部21Aで係止されている。
【0018】而して、上記第1ホルダー27は、上記バ
ルブ22を囲む筒体としてのブッシュ27A及びこのブ
ッシュ27A上端に配置されて上記バルブ22に磁路を
形成する円環状の磁路プレート27Bとから構成され、
従って、これら両者27A、27Bは分割されて個別に
成形できるように構成されている。そして、上記ブッシ
ュ27Aは、上記ボビン23の上端に形成された拡径部
とバルブ22との間に形成される隙間に挿入するように
構成されている。また、ブッシュ27Aの内周面には非
磁性材料、例えば合成樹脂からなる樹脂層27Cが被覆
され、バルブ22とボビン23間の磁路をこの樹脂層2
7Cによって遮断し、ブッシュ27Aによってバルブ2
2の作動を阻害しないように構成されている。勿論、上
記磁路プレート27Bは、上記ブッシュ27Aの内径と
略同一径の孔が形成されている。尚、図2において、2
7Dはブッシュの合わせ面である。
【0019】以上説明したように本実施例によれば、第
1ホルダー27をブッシュ27Aと磁路プレート27B
に個別に製造でき、しかもブッシュ27Aはプレート材
から曲げ加工するため、樹脂層27Cをプレート材にコ
ーティングすることによって形成できるため、均一な膜
厚の樹脂層27Cを簡単に形成することができる。ま
た、磁路プレート27Bもプレス成形するだけでよく、
ブッシュ27Aと同様に量産化することができる。ま
た、上記第1ホルダー27の場合、樹脂層27Cを均一
に形成できるため、バルブ22との摺接面にムラがな
く、電磁弁の開閉動作を安定化し、その動作特性を向上
させることができる。
【0020】実施例2.本実施例の電磁弁は、図3、図
4に示すように、バルブ着座部に制御流体の流入孔45
を有し且つ磁性材料によって形成されたケース41と、
このケース41内に収納された磁性材料によって形成さ
れた筒状のバルブ42と、このバルブ42を囲むボビン
43と、このボビン43に装着されたソレノイドコイル
44とを備え、上記ソレノイドコイル44の付勢によっ
て上記ケース41及び後述のバルブシート46を励磁
し、このバルブシート46によって上記バルブ42を吸
引すると共にこのバルブ42によって制御流体の流入圧
に抗して上記流入孔45を閉止するように構成されてい
る。また、上記ボビン43の上端部には、第1ホルダー
47、リードワイヤ48A、48B、絶縁カバー49及
び第2ホルダー50が取り付けられている。そして、上
記第1ホルダー47は、直胴部47Aとフランジ部47
Bとからなり、直胴部47Aの内周面には樹脂層47C
が焼き付けによって形成されている。尚、図3におい
て、51はOリング、55はフランジである。
【0021】而して、上記ケース41は直胴部のみから
なり、従来のバルブ着座部となっていた底面が直胴部か
ら分割された独立部材としてのバルブシート46によっ
て形成され、上記ケース41がプレス加工によって成形
できるようになっている。また、上記バルブシート46
はケース41と同様に磁性材料によって形成され、電磁
弁の磁路を形成するようになっている。そして、図5に
示すように、このバルブシート46の中央には制御流体
の流入孔45が形成され、この流入孔45の周辺には4
個の孔46Aが形成されている。
【0022】また、上記ボビン43とコイル取付部43
Aは合成樹脂によって一体的に成形されており、上記ボ
ビン43とコイル取付部43Aを一体化する際に、上記
バルブシート46の各孔46Aが合成樹脂の通路として
用いられる。即ち、図10に示す従来の電磁弁ではソレ
ノイドコイル取付部1Aがケース1と一体になっていた
が、本実施例では、上記ボビン43に対してソレノイド
コイル取付部43Aが一体化されているため、上記バル
ブシート46を上記ボビン43とソレノイドコイル取付
部43Aに対してインサート樹脂成形加工できるように
してある。この成形加工において、上記バルブシート4
6の4個の孔46Aで上記ボビン43とソレノイドコイ
ル取付部43Aが連結している。
【0023】以上説明したように本実施例によれば、ケ
ース41が筒状体になっているため、ケース41を従来
のように切削加工によらず、プレス加工によって成形す
ることができ、しかもバルブ42に着座部をバルブシー
ト46として独立に製造できるため、バルブシート46
の着座部をの加工も簡単になり、電磁弁の製造コストを
格段に削減することができる。
【0024】尚、本発明は、上記各実施例に何等制限さ
れるものでないことはいうまでもない。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
記載の発明によれば、保持体を筒状体と磁路プレートに
分割して別個に製造できるようにしたので、保持体を量
産性可能にすると共にバルブの作動特性を向上させる電
磁弁を提供することができる。
【0026】また、本発明の請求項2に記載の発明によ
れば、ケースの着座部をケースから分割し、着座部をバ
ルブシートとして独立させたため、ケースを簡単に低コ
ストで製造できると共にバルブの作動特性を向上させる
電磁弁を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電磁弁の一実施例を示す断面図であ
る。
【図2】図1に示す電磁弁の第1ホルダーのブッシュを
取り出して示す斜視図である。
【図3】本発明の電磁弁の他の実施例を示す断面図であ
る。
【図4】図3に示す電磁弁の平面図である。
【図5】図5は図3に示す電磁弁のバルブシートを取り
出して示す平面図である。
【図6】従来の電磁弁の一例を示す断面図である。
【図7】図6に示す電磁弁の平面図である。
【図8】図6に示す電磁弁のVIII−VIIIに沿う
断面からの矢視図である。
【図9】図6に示す電磁弁の第1ホルダーを取り出して
示す斜視図である。
【図10】従来の電磁弁の他の例を示す断面図である。
【図11】図10に示す電磁弁のバルブを示す平面図で
ある。
【符号の説明】
21、41 ケース 22、42 バルブ 23、43 ボビン 24、44 ソレノイドコイル 25、45 流入孔 26、46 バルブシート 27、47 第1ホルダー(保持体) 27A 筒体 27B 磁路プレート 27C 樹脂層(非磁性材料) 43A ソレノイドコイル取付部 46A 孔
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】また、図8に示すように、上記ボビン3の
下端にはフランジ部3Aが形成され、更にこのフランジ
部3Aにはその直径方向の制御流体の排出孔3Bが形成
されている。また、上記第1ホルダー7は、図9に示す
ように、直胴部7Aとフランジ部7Bとからなり、この
直胴部7Aが図6に示すように上記ボビン3の拡径部に
嵌入し、上記フランジ部7Bで上記ボビン3等を固定し
ている。そして、上記直胴部7Aの内周面には図6に示
すように樹脂層7Cが焼き付けによって形成され、上記
ソレノイドコイル4を励磁した際に上記ボビン3内での
上記バルブ2の昇降を阻害しないように構成されてい
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】そして、上記ソレノイドコイル4の付勢に
よって上記ケース1を介して上記バルブ2及びバルブシ
ート6が励磁されてバルブ2がバルブシート6に吸引さ
れて流入孔5が閉塞して制御流体の流れを阻止し、ま
た、上記ソレノイドコイル4の消勢によって上記ケース
、上記バルブ2及びバルブシート6が消磁されてバル
ブ2が自由になり、流入孔5から制御流体を流入させ、
この制御流体を排出孔3B及び10Aから排出するよう
に構成されている。尚、11はOリングである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】次に、動作について説明する。まず、電磁
弁の消勢時には、バルブ2が自由な状態であるため、流
入孔5から流体圧がバルブ2に印加されると、その流体
圧でバルブ2が押し込まれて流入孔5を開放し、流入孔
5と排出孔3B及び10Aとをそれぞれ連通し、これに
よって制御流体を流入孔5から導き、排出孔3B及び1
0Aから排出する。一方、電磁弁の付勢時には、リード
ワイヤー8A、8Bからのソレノイドコイル4の付勢に
よってケース1、バルブ2及びバルブシート6が励磁さ
れ、バルブ2が固定されたバルブシート6に吸引され、
このバルブ2によって流入孔5を閉止して制御流体の流
れを止める。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】また、従来の他のタイプの電磁弁は、図1
0、図11に示すように、ケース1がバルブ2、ボビン
3及びソレノイドコイル4収納し、ケース1の底面が
上述のバルブシート6を兼ねた構造に構成されている。
更に、上記ケース1の底面にはソレノイドコイル4の取
付部1Aが磁性材料によって一体的に形成され、その中
央に制御流体の流入孔5が形成されている。また、上記
ボビン3の上端部には上述の第1ホルダーに相当する磁
性材料によって形成された磁路プレート12が取り付け
られている。そして、上記ケース1、バルブ2及び磁路
プレート12で磁路を形成してバルブ2をケース1の底
面で吸引して流入孔5を閉止するように構成されてい
る。更に、上記ボビン3の内周面には非磁性材料によっ
て形成された筒状ガイド13が装着され、この筒状ガイ
ド13に沿って上記バルブ2を摺動するようにしてあ
る。また、上記バルブ2は、その横方向の断面が図11
に示すように花型に形成されている。その他は上記電磁
弁に準じて構成され、上記電磁弁と同様の動作を行なう
ようになっている。尚、図10において、14は絶縁シ
ート、15はフランジである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の電磁弁は、ケース内に収納され且つ磁性材料によって
形成されたバルブと、このバルブを囲み且つ磁性材料
によって形成されたボビンと、このボビンに装着された
ソレノイドコイルと、このソレノイドコイルの付勢によ
って励磁して流体孔での流体の流入圧に抗して上記バル
ブを吸引することによって上記流入孔を閉止するバルブ
シートと、このバルブシートの反対側で上記ボビンに取
り付けられて上記バルブの外周部に磁路を形成する保持
体とを備えた電磁弁において、上記保持体は、上記バル
ブを囲む筒体及びこの筒体上端に配置されて上記バルブ
に磁路を形成する磁路プレートから構成され、且つ上記
筒体の内周面に非磁性材料が被覆されたものである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】以上説明したように本実施例によれば、ケ
ース41が筒状体になっているため、ケース41を従来
のように切削加工によらず、プレス加工によって成形す
ることができ、しかもバルブ42に着座部をバルブシー
ト46として独立に製造できるため、バルブシート46
の着座部の加工も簡単になり、電磁弁の製造コストを格
段に削減することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内に収納され且つ磁性材料によっ
    て形成されたバルブと、このバルブを囲むボビンと、こ
    のボビンに装着されたソレノイドコイルと、このソレノ
    イドコイルの付勢によって励磁して流体孔での流体の流
    入圧に抗して上記バルブを吸引することによって上記流
    入孔を閉止するバルブシートと、このバルブシートの反
    対側で上記ボビンに取り付けられて上記バルブの外周部
    に磁路を形成する保持体とを備えた電磁弁において、上
    記保持体は、上記バルブを囲む筒体及びこの筒体上端に
    配置されて上記バルブに磁路を形成する磁路プレートか
    ら構成され、且つ上記筒体の内周面に非磁性材料が被覆
    されていることを特徴とする電磁弁。
  2. 【請求項2】 バルブ着座部に流体の流入孔を有し且つ
    磁性材料によって形成されたケースと、このケース内に
    収納された磁性材料によって形成されたバルブと、この
    バルブを囲むボビンと、このボビンに装着されたソレノ
    イドコイルとを備え、上記ソレノイドコイルの付勢によ
    って上記ケースを励磁して上記バルブを吸引すると共に
    このバルブによって流体の流入圧に抗して上記流入孔を
    閉止するように構成された電磁弁において、上記ケース
    のバルブ着座部をバルブシートとして分割すると共にこ
    のバルブシートに複数の孔を設け、且つこれらの孔を介
    して上記ボビンとソレノイドコイル取付部とを連結して
    一体化したことを特徴とする電磁弁。
JP16500892A 1992-06-23 1992-06-23 電磁弁 Pending JPH0634064A (ja)

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US9790665B2 (en) 2012-01-11 2017-10-17 Kobelco Construction Machinery Co., Ltd. Hydraulic control device and construction machine provided with same
JP2020034054A (ja) * 2018-08-28 2020-03-05 浜名湖電装株式会社 流体制御弁

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