JPH06340509A - 除草効果の増強方法、効力の増強された除草組成物並びに効力増強組成物 - Google Patents

除草効果の増強方法、効力の増強された除草組成物並びに効力増強組成物

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JPH06340509A
JPH06340509A JP5312578A JP31257893A JPH06340509A JP H06340509 A JPH06340509 A JP H06340509A JP 5312578 A JP5312578 A JP 5312578A JP 31257893 A JP31257893 A JP 31257893A JP H06340509 A JPH06340509 A JP H06340509A
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弘仁 林
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常象 吉田
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康秀 栗山
Shigehisa Kamibayashi
繁久 上林
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    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N47/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom not being member of a ring and having no bond to a carbon or hydrogen atom, e.g. derivatives of carbonic acid
    • A01N47/08Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom not being member of a ring and having no bond to a carbon or hydrogen atom, e.g. derivatives of carbonic acid the carbon atom having one or more single bonds to nitrogen atoms
    • A01N47/28Ureas or thioureas containing the groups >N—CO—N< or >N—CS—N<
    • A01N47/36Ureas or thioureas containing the groups >N—CO—N< or >N—CS—N< containing the group >N—CO—N< directly attached to at least one heterocyclic ring; Thio analogues thereof

Abstract

(57)【要約】 【目的】 除草組成物の除草効果を顕著に増強させる。 【構成】 エトキシル化脂肪族アミン系界面活性剤並び
に植物油及び/又は鉱物油を用いて、特定のスルホニル
ウレア系除草活性成分を含有する除草組成物の除草効果
を増強させる方法、特定のスルホニルウレア系除草活性
成分、エトキシル化脂肪族アミン系界面活性剤並びに植
物油及び/又は鉱物油を含有する効力の増強された除草
組成物そしてエトキシル化脂肪族アミン系界面活性剤並
びに植物油及び/又は鉱物油を含有する効力増強組成物
であり、特定のスルホニルウレア系除草活性成分を含有
する除草組成物の効力増強剤として使用するもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エトキシル化脂肪族ア
ミン系界面活性剤並びに植物油及び/又は鉱物油を用い
て、特定のスルホニルウレア系除草活性成分、すなわち
N−〔(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)ア
ミノカルボニル〕−3−ジメチルアミノカルボニル−2
−ピリジンスルホンアミド(以下、化合物Aと略す)及
びその塩並びにメチル 2−〔〔〔4,6−ビス(ジフ
ルオロメトキシ)ピリミジン−2−イル〕アミノカルボ
ニル〕アミノスルホニル〕ベンゾエート(以下、化合物
Bと略す)及びその塩より成る群から選ばれた少なくと
も1種(以下、特定のスルホニルウレア系除草活性成分
と略す)を含有する除草組成物の除草効果を増強させる
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ヨーロッパ特許出願公開No.3133
17には、化合物A及びその塩を包含するピリジンスル
ホンアミド系化合物及びその塩から選ばれた少なくとも
1種、植物油並びに界面活性剤を特定の割合で配合した
懸濁状組成物が、除草効果を向上させ、且つ除草性有効
成分の使用量を減少させることができる旨記載されてい
る。
【0003】アスペクツ・オブ・アプライド・バイオロ
ジー(Aspects of Applied Bio
logy)、第9巻、149〜158頁、1985年に
は、エトキシル化脂肪族アルコール系界面活性剤及びエ
トキシル化脂肪族アミン系界面活性剤とエトキシル化ア
ルキルフェノール系界面活性剤との混合物が除草性スル
ホニル尿素系化合物であるクロルスルフロン(Chlo
rsulfuron)の抑草効果を増大させる旨記載さ
れている。
【0004】特開平3−161405号公報には、ウレ
ア系化合物を含む除草剤組成物を散布時水に希釈し、該
希釈液にオイルおよび界面活性剤からなる組成物(組成
物1)、界面活性剤からなる組成物(組成物2)、溶媒
からなる組成物(組成物3)またはこれら組成物を組合
せた組成物からなる群より選ぶ組成物を添加することに
より、作物に対する薬害の軽減及び除草効果の増強が可
能となる旨記載されている。
【0005】ポーランド特許No.146446には、
特定の鉱物油及び乳化剤より成る補助剤が、殺生物剤溶
液、乳化液又は懸濁液の効力及び安定性を増加させる旨
記載されている。
【0006】ヨーロッパ特許出願公開No.25768
6には、効力促進剤としてのアルコキシル化脂肪族アミ
ン(アルコキシ部分は、エチレンオキシド及びそれ以外
のアルキレンオキシドより成ることが特徴)を含有する
除草剤又は殺菌剤組成物が開示されており、該アルコキ
シル化脂肪族アミンが、トウモロコシ用スルホニルウレ
ア系除草剤の除草効果を増強させる旨記載されている。
さらに、ペスティサイド・サイエンス(Pestici
de Science)、第37巻、212〜215
頁、1993年には、前述したアルコキシル化脂肪族ア
ミン並びに該アルコキシル化脂肪族アミンと非イオン系
界面活性剤とを混合したものが、化合物Aを含有する除
草剤(商品名:Accent)の除草効果を増強させる
旨記載されている。
【0007】しかしながら、前述した従来技術の中に
は、特定のスルホニルウレア系除草活性成分の除草効果
を、エトキシル化脂肪族アミン系界面活性剤並びに植物
油及び/又は鉱物油を用いて顕著に増強させる技術につ
いて具体的に示唆したものは見られない。
【0008】
【発明の開示】すなわち本発明は、第1にエトキシル化
脂肪族アミン系界面活性剤並びに植物油及び/又は鉱物
油を用いて、或はエトキシル化脂肪族アミン系界面活性
剤、植物油及び/又は鉱物油並びに他の界面活性剤を用
いて、特定のスルホニルウレア系除草活性成分を含有す
る除草組成物の除草効果を増強させる方法(以下、除草
効果の増強方法と略す)に関し、第2に特定のスルホニ
ルウレア系除草活性成分、エトキシル化脂肪族アミン系
界面活性剤並びに植物油及び/又は鉱物油を含有する、
或は特定のスルホニルウレア系除草活性成分、エトキシ
ル化脂肪族アミン系界面活性剤、植物油及び/又は鉱物
油並びに他の界面活性剤を含有する効力の増強された除
草組成物(以下、効力の増強された除草組成物と略す)
に関し、第3にエトキシル化脂肪族アミン系界面活性剤
並びに植物油及び/又は鉱物油を含有する効力増強組成
物或はエトキシル化脂肪族アミン系界面活性剤、植物油
及び/又は鉱物油並びに他の界面活性剤を含有する効力
増強組成物であり、特定のスルホニルウレア系除草活性
成分を含有する除草組成物の効力増強剤として使用する
もの(以下、効力増強組成物と略す)に関し、第4に前
述した除草組成物或は効力の増強された除草組成物が、
特定のスルホニルウレア系除草活性成分と2,4−ジク
ロロフェノキシ酢酸、そのアルキルエステル及びその
塩、3,6−ジクロロ−2−メトキシ安息香酸及びその
塩、2−クロロ−4−エチルアミノ−6−イソプロピル
アミノ−s−トリアジン、3−(1−メチルエチル)−
1H−2,1,3−ベンゾチアジアジン−4(3H)−
オン−2,2−ジオキシド、2−クロロ−2’,6’−
ジエチル−N−(メトキシメチル)アセトアニリド、2
−クロロ−6’−エチル−N−(2−メトキシ−1−メ
チルエチル)アセト−o−トルイジド、2−クロロ−N
−イソプロピルアセトアニリド、N−(1−エチルプロ
ピル)−2,6−ジニトロ−3,4−キシリジン、2−
(3,5−ジクロロフェニル)−2−(2,2,2−ト
リクロロエチル)オキシラン、3,5−ジブロモ−4−
ハイドロキシベンゾニトリル、そのカルボン酸エステル
及びその塩、5,7−ジメチル−N−(2,6−ジクロ
ロフェニル)−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−a〕
ピリミジン−2−スルホンアミド、2−クロロ−N−
(エトキシメチル)−2’−エチル−6’−メチルアセ
トアニリド、O−(6−クロロ−3−フェニル−4−ピ
リダジニル) S−オクチルカルボノチオエート、1−
(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)−3−
(3−エチルスルホニル−2−ピリジルスルホニル)ウ
レア及びその塩、2−〔2−クロロ−4−(メチルスル
ホニル)ベイゾイル〕−1,3−シクロヘキサンジオン
及びその塩、メチル 3−クロロ−5−(4,6−ジメ
トキシピリミジン−2−イル−カルバモイルスルファモ
イル)−1−メチルピラゾール−4−カルボキシレート
及びその塩並びに3−(3,4−ジクロロフェニル)−
1−メトキシ−1−メチルウレアより成る群から選ばれ
た少なくとも1種の他の除草活性成分(以下、他の除草
活性成分と略す)とを含有する場合の、除草効果の増強
方法、効力の増強された除草組成物並びに効力増強組成
物に関する。
【0009】本発明の除草効果の増強方法は、通常、特
定のスルホニルウレア系除草活性成分と農薬製剤用各種
補助剤とを混合して種々の形態に製剤調製することによ
って得られる除草組成物を水で希釈して散布する際、該
除草組成物にエトキシル化脂肪族アミン系界面活性剤、
植物油及び/又は鉱物油並びに水、さらに必要に応じて
他の界面活性剤を適宜加えて散布することによって実施
される。尚、特定のスルホニルウレア系除草活性成分を
含有する除草組成物は、一般的な農薬製剤の調製方法に
準じて調製される。また、本発明の効力増強組成物も、
通常前述と同様にして得られる特定のスルホニルウレア
系除草活性成分を含有する除草組成物に水とともに適宜
加えて散布することによって実施される。尚本発明の効
力増強組成物は、通常エトキシル化脂肪族アミン系界面
活性剤並びに植物油及び/又は鉱物油、さらに必要に応
じて他の界面活性剤や農薬製剤用各種補助剤を混合する
ことにより得られる。
【0010】本発明の効力の増強された除草組成物は、
エトキシル化脂肪族アミン系界面活性剤、植物油及び/
又は鉱物油並びに特定のスルホニルウレア系除草活性成
分、さらに必要に応じて他の界面活性剤や農薬製剤用各
種補助剤を混合して種々の形態に製剤調製することによ
り得られ、それを水で希釈して或は希釈せずにそのまま
散布することによって実施される。
【0011】また、本発明において他の除草活性成分を
含有する場合は、特定のスルホニルウレア系除草活性成
分と他の除草活性成分とを前述の記載に準じて一緒に製
剤調製した除草組成物又は効力の増強された除草組成物
を前述と同様に散布することによって実施されたり、特
定のスルホニルウレア系除草活性成分と他の除草活性成
分とを前述の記載に準じて別々に製剤調製した除草組成
物を、例えば散布時に混合して(いわゆるタンクミック
スの方法)前述と同様に散布することによって実施され
たりする。
【0012】本発明における特定のスルホニルウレア系
除草活性成分は、既に述べた通り化合物AすなわちN−
〔(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)アミノ
カルボニル〕−3−ジメチルアミノカルボニル−2−ピ
リジンスルホンアミド(一般名:nicosulfur
on;ニコスルフロン)及びその塩並びに化合物Bすな
わちメチル 2−〔〔〔4,6−ビス(ジフルオロメト
キシ)ピリミジン−2−イル〕アミノカルボニル〕アミ
ノスルホニル〕ベンゾエート(一般名:primisu
lfuron−methyl;プリミスルフロン−メチ
ル)及びその塩より成る群から選ばれた少なくとも1種
であるが、本発明における特定のスルホニルウレア系除
草活性成分として望ましいものは、化合物A及び/又は
その塩であり、さらに望ましいものは、化合物Aであ
る。
【0013】化合物A及びBの塩としては、種々のもの
が挙げられるが、例えばナトリウム、カリウムなどのア
ルカリ金属との塩、マグネシウム、カルシウムなどのア
ルカリ土類金属との塩或はモノメチルアミン、ジメチル
アミン、トリエチルアミンなどのアミンとの塩等が挙げ
られる。
【0014】本発明におけるエトキシル化脂肪族アミン
系界面活性剤としては、エトキシル化牛脂アミン系のも
の、エトキシル化大豆アミン系のもの、エトキシル化ヤ
シアミン系のものなどが挙げられ、これらはいずれも望
ましいものであるが、中でもエトキシル化牛脂アミン系
のものがさらに望ましい。
【0015】また、前記エトキシル化脂肪族アミン系界
面活性剤におけるエチレンオキシドは、平均5〜20モ
ル程度のものが望ましい。
【0016】本発明において使用される、エトキシル化
脂肪族アミン系界面活性剤の具体例としては、例えばエ
トキシル化牛脂アミン系のものとして、フリゲート(F
rigate)、エチラン(Ethylan)TT−1
5、ジェナミン(Genamin)T−150、ジェナ
ミン T−200、エトメーン(Ethomeen)T
−25、ソルポール(Sorpol)7553、ソルポ
ール7409、ニューカルゲンD−3615Tなどが挙
げられ、エトキシル化大豆アミン系のものとして、ソル
ポール7721、ニューカルゲンD−3605などが挙
げられ、エトキシル化ヤシアミン系のものとして、ソル
ポール7376、ニューカルゲンD−3110、エトメ
ーンC−12などが挙げられる。尚、ここで挙げられた
ものは、いずれも商品名であるが、フリゲートはISK
バイオテック社製のものであり、ジェナミンT−150
及び同T−200はヘキスト社製のものであり、ソルポ
ール7553、同7409、同7721及び同7376
は東邦化学工業(株)製のものであり、ニューカルゲン
D−3615T、同D−3605及び同D−3110は
竹本油脂(株)製のものである。また、エチランTT−
15、エトメーンT−25及び同C−12は、ウィード
・リサーチ(Weed Research)、第20
巻、139〜146頁、1980年に記載されている。
また、エチランTT−15はジザニオロジー(Ziza
niology)、第2巻、183〜189頁、199
0年にも記載されている。
【0017】本発明において使用される植物油として
は、例えばオリーブ油、カポック油、ひまし油、パパヤ
油、椿油、ヤシ油、ごま油、トウモロコシ油、米ぬか
油、落花生油、棉実油、大豆油、菜種油、亜麻仁油、き
り油、ひまわり油、紅花油、前述した油各々に由来する
脂肪酸並びに該脂肪酸のアルキルエステルなどが挙げら
れ、鉱物油としては、液状パラフィン、パラフィン系石
油のようなパラフィンなどが挙げられるが、必要に応じ
てこれらを混合して使用してもよい。また、前述した植
物油及び鉱物油の中では、トウモロコシ油、菜種油、棉
実油、大豆油、ひまわり油、紅花油、それら油各々に由
来する脂肪酸並びに該脂肪酸のアルキルエステルが望ま
しく、トウモロコシ油及び菜種油がさらに望ましい。
尚、前述した脂肪酸としては、例えばラウリン酸、パル
ミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リ
ノレイン酸、エルカ酸、ブラシジン酸のような炭素数1
2〜22の飽和又は不飽和の脂肪酸が挙げられ、そのア
ルキルエステルとしては、メチルエステル、ブチルエス
テル、イソブチルエステル、オレイルエステルのような
炭素数1〜18の直鎖状又は分枝状のアルキルエステル
が挙げられる。
【0018】本発明においては、必要に応じて他の界面
活性剤すなわちエトキシル化脂肪族アミン系界面活性剤
以外の界面活性剤を使用することができるが、該他の界
面活性剤を含有することにより植物油及び/又は鉱物油
の水分散性を良好にすることができるので、特定のスル
ホニルウレア系除草活性成分を含有する除草組成物や、
効力の増強された除草組成物を水で希釈して散布する場
合に有利である。このことは、本発明における望ましい
態様の1つである。尚、他の界面活性剤は、エトキシル
化脂肪族アミン系界面活性剤或は植物油及び/又は鉱物
油と予め混合しておいた形態で使用したり、効力の増強
された除草組成物中に含有させて使用したり、効力増強
組成物中に含有させて使用したりする。
【0019】本発明で使用することができる他の界面活
性剤の具体例としては、例えばアルキルスルホン酸塩、
アルキルベンゼンスルホン酸塩、リグニンスルホン酸
塩、ポリオキシエチレングリコールアルキルエーテル、
ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルア
リールエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、
ポリオキシプロピレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンス
チリルフェニルエーテル、ポリカルボン酸塩、ジアルキ
ルスルホコハク酸塩、アルキルジグリコールエーテル硫
酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル硫
酸塩、ポリオキシエチレンアルキルアリール燐酸エステ
ル塩、ポリオキシエチレン硬化ひまし油、スチリルフェ
ニル燐酸塩、ナフタレンスルホン酸塩とホルマリンの縮
合物、安息香酸塩、脂肪酸ポリグリセライド、グリセリ
ン脂肪酸エステル、ソルビタンモノオレート、ポリオキ
シエチレンソルビタンモノラウレート、脂肪酸アルコー
ルポリグリコールエーテルなどが挙げられ、必要に応じ
てこれらを混合して使用してもよい。
【0020】また、本発明においては、必要に応じて溶
剤を使用することができる。該溶剤は、エトキシル化脂
肪族アミン系界面活性剤或は植物油及び/又は鉱物油と
予め混合しておいた形態で使用したり、効力の増強され
た除草組成物中に含有させて使用したり、効力増強組成
物中に含有させて使用したりする。さらに本発明におい
ては、必要に応じて沈降防止剤、消泡剤、酸化防止剤等
を前述の溶剤の使用方法と同様にして、使用することが
できる。
【0021】本発明で使用することができる溶剤の具体
例としては、例えばプロパノール、イソブタノールのよ
うなアルコール類;ジオキサンのようなエーテル類;シ
クロヘキサノン、メチルイソブチルケトンのようなケト
ン類;酢酸、酪酸のような脂肪酸;酢酸イソプロピル、
酢酸ブチルのようなエステル類;N−メチルホルムアミ
ド、N−メチルピロリドン、ジメチルスルホキシド、
1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンのような含窒
素・含硫黄溶剤;水;ノルマルパラフィン、イソパラフ
ィンのような脂肪族炭化水素;ベンゼン、アルキルベン
ゼン、ナフタレン、アルキルナフタレン、ジフェニル、
フェニルキシリルエタンのような芳香族炭化水素;など
が挙げられ、沈降防止剤の具体例としては、シリカ、有
機ベントナイト(Bentonite−alkylam
ino complex)、ベントナイト、ホワイトカ
ーボン、アルミニウムマグネシウムケイ酸など挙げられ
る。尚、ここで挙げられた各種溶剤、沈降防止剤は、必
要に応じて混合して使用してもよい。
【0022】本発明において、エトキシル化脂肪族アミ
ン系界面活性剤:植物油及び/又は鉱物油の配合比率
は、通常27:1〜1:16、望ましくは6:1〜1:
16、さらに望ましくは4:1〜1:8、最も望ましく
は4:1〜1:4の範囲内で適宜選択される。
【0023】本発明において、必要に応じて含有される
他の界面活性剤、溶剤、沈降防止剤、消泡剤或は酸化防
止剤等を含有させる場合のそれらの配合割合は、それら
を含有させたエトキシル化脂肪族アミン系界面活性剤、
植物油及び/又は鉱物油、効力の増強された除草組成物
或は効力増強組成物の各々全体を100重量部として重
量比で表わすと、他の界面活性剤は通常1〜30重量
部、望ましくは2〜20重量部程度、溶剤は通常0.5
〜30重量部、望ましくは1〜20重量部程度、沈降防
止剤、消泡剤、酸化防止剤等は通常0.05〜10重量
部、望ましくは0.1〜5重量部程度である。
【0024】本発明の効力増強組成物は、通常、常温で
液状であることが多いが、これを吸油剤等を用いて固形
状とし、その後必要に応じて造粒して使用することもで
きる。該吸油剤の具体例としては、例えば二酸化ケイ
素、澱粉加水分解物、カオリン、クレー、タルク、珪藻
土、珪藻土・石灰の人工合成物、石綿、カオリナイト及
びセリサイトの混合物、ケイ酸カルシウム、軽質炭酸カ
ルシウム、ケイ酸化軽質炭酸カルシウム、酸性白土、カ
ーボンブラック、天然土状黒鉛、パーライト(真珠岩)
加工物、超微粒子無水酸化アルミ、超微粒子状酸化チタ
ン、塩基性炭酸マグネシウム、ケイ酸アルミン酸マグネ
シウム、シリカ・アルミナ合成フィラー、含水マグネシ
ウムケイ酸塩などが挙げられ、必要に応じてこれらを混
合して使用してもよいが、これらの使用量は、一般的に
使用される量の範囲内で適宜選択される。また、本発明
の効力増強組成物が液状である場合はゲル化剤等を用い
てゲル状とし、その後必要に応じて水溶性フィルム等で
包んで使用することもできる。該ゲル化剤の具体例とし
ては、例えばシリカ、有機アタパルジャイト、クレー、
硬化ヒマシ油、高級脂肪酸エステル、高級アルコール、
ジアルキルスルホコハク酸エステルの塩、安息香酸の
塩、アルキル硫酸塩、ポリアクリル酸ポリマー又はポリ
アクリル酸コポリマーと水との混合物、12−ヒドロキ
システアリン酸などが挙げられ、必要に応じてこれらを
混合して使用してもよいが、これらの使用量は、使用す
るゲル化剤の種類によって異なるので一概に規定できな
いが、該ゲル状とされた効力増強組成物全体を100重
量部として重量比で表わすと、通常0.1〜50重量部
程度の割合で使用される。尚、本発明においては、通
常、常温で液状であることが多いエトキシル化脂肪族ア
ミン系界面活性剤と植物油及び/又は鉱物油の各々を前
述のように固形状或はゲル状にして使用することもでき
る。本発明の効力増強組成物を前述のように固形状或は
ゲル状にする場合、必要に応じて農薬製剤用各種補助剤
を混合使用してもよい。
【0025】本発明において、特定のスルホニルウレア
系除草活性成分を含有する除草組成物の除草効果を増強
させる場合、通常該除草組成物を液状のエトキシル化脂
肪族アミン系界面活性剤と植物油及び/又は鉱物油の総
量或は液状の効力増強組成物を0.01〜5容量%、望
ましくは0.02〜2容量%含む水50〜2000リッ
トル/ヘクタール、望ましくは100〜1000リット
ル/ヘクタールで希釈して散布すればよい。また、エト
キシル化脂肪族アミン系界面活性剤と植物油及び/又は
鉱物油或は効力増強組成物が固形状或はゲル状である場
合は、エトキシル化脂肪族アミン系界面活性剤と植物油
及び/又は鉱物油の使用量が前述した液状である場合と
同量であればよい。
【0026】本発明においては、必要に応じて他の除草
活性成分を使用することができるが、該他の除草活性成
分を含有することにより枯殺可能な雑草の種類が増えた
り、相乗的な除草効果を奏したりすることが期待され
る。
【0027】本発明で使用することができる他の除草活
性成分の具体例としては、例えば以下のようなものが挙
げられる。これらは1種単独で又は2種以上の混合物と
して使用することができるが、2種以上の混合物とする
場合は、それらを一緒に製剤調製して使用してもよい
し、又別々に製剤調製したものを例えば散布時に混合し
て使用してもよい。尚、以下に挙げられるものは、化合
物A及び/又はその塩と混用されることが望ましい。 ・2,4−ジクロロフェノキシ酢酸(一般名:2,4−
D;2,4−ディー)、そのアルキルエステル及びその
塩 ・3,6−ジクロロ−2−メトキシ安息香酸(一般名:
dicamba;ジカンバ)及びその塩 ・2−クロロ−4−エチルアミノ−6−イソプロピルア
ミノ−s−トリアジン(一般名:atrazine;ア
トラジン) ・3−(1−メチルエチル)−1H−2,1,3−ベン
ゾチアジアジン−4(3H)−オン−2,2−ジオキシ
ド(一般名:bentazone;ベンタゾン) ・2−クロロ−2′,6′−ジエチル−N−(メトキシ
メチル)アセトアニリド(一般名:alachlor;
アラクロール) ・2−クロロ−6′−エチル−N−(2−メトキシ−1
−メチルエチル)アセト−o−トルイジド(一般名:m
etolachlor;メトラクロール) ・2−クロロ−N−イソプロピルアセトアニリド(一般
名:propachlor;プロパクロール) ・N−(1−エチルプロピル)−2,6−ジニトロ−
3,4−キシリジン(一般名:pendimethal
in;ペンディメタリン) ・2−(3,5−ジクロロフェニル)−2−(2,2,
2−トリクロロエチル)オキシラン(一般名:trid
iphane;トゥリディファン) ・3,5−ジブロモ−4−ハイドロキシベンゾニトリル
(一般名:bromoxynil;ブロモキシニル)、
そのカルボン酸エステル及びその塩 ・5,7−ジメチル−N−(2,6−ジクロロフェニ
ル)−1,2,4,−トリアゾロ〔1,5−a〕ピリミ
ジン−2−スルホンアミド(D489:プラント・フィ
ジオロジー、1990、93巻、962〜966頁に記
載の化合物) ・2−クロロ−N−(エトキシメチル)−2′−エチル
−6′−メチルアセトアニリド(一般名:acetoc
hlor;アセトクロール) ・O−(6−クロロ−3−フェニル−4−ピリダジニ
ル) S−オクチルカルボノチオエート(一般名:py
ridate;ピリデート) ・1−(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)−
3−(3−エチルスルホニル−2−ピリジルスルホニ
ル)ウレア(DPX−E9636:ショート・レビュー
・オブ・ハービサイズ・アンド・プラント・グロウス・
レギュレーターズ、1991、94頁に記載の化合物)
及びその塩 ・2−〔2−クロロ−4−(メチルスルホニル)ベンゾ
イル〕−1,3−シクロヘキサンジオン(一般名:su
lcotrione;スルコトリオン)及びその塩 ・メチル 3−クロロ−5−(4,6−ジメトキシピリ
ミジン−2−イル−カルバモイルスルファモイル)−1
−メチルピラゾール−4−カルボキシレート(NC−3
19:ブライトン・クロップ・プロテクション・コンフ
ァレンス・ウィーズ、1991、31頁に記載の化合
物)及びその塩 ・3−(3,4−ジクロロフェニル)−1−メトキシ−
1−メチルウレア(一般名:linuron;リニュロ
ン)
【0028】尚、ここで挙げられた他の除草活性成分に
含まれる塩としては、ナトリウム、カリウムなどのアル
カリ金属との塩、マグネシウム、カルシウムなどのアル
カリ土類金属との塩、モノメチルアミン、ジメチルアミ
ン、トリエチルアミンなどのアミンとの塩、ジオルアミ
ン、トロルアミンなどのアミンとの塩、アンモニウム塩
或はジメチルアンモニウム塩等が挙げられ、アルキルエ
ステルとしては、エチル、ブチル、ヘプチル、オクチ
ル、イソオクチル、ブトキシエチルなどのエステルが挙
げられ、カルボン酸エステルとしては、ブタン酸、ヘプ
タン酸、オクタン酸のようなカルボン酸とのエステルが
挙げられる。
【0029】また、前記他の除草活性成分の中で望まし
いものとしては、2,4−D、そのアルキルエステル及
びその塩、ジカンバ及びその塩、ブロモキシニル、その
カルボン酸エステル及びその塩、ピリデート、並びにス
ルコトリオン及びその塩が挙げられ、さらに望ましいも
のとしては、2,4−D、そのアルキルエステル及びそ
の塩並びにブロモキシニル、そのカルボン酸エステル及
びその塩が挙げられる。
【0030】本発明において、特定のスルホニルウレア
系除草活性成分を含有する除草組成物は、該除草活性成
分、農薬製剤用各種補助剤並びに必要に応じて他の除草
活性成分を混合し、農薬製剤の一般的な調製方法に準じ
て水和剤、顆粒水和剤、油性懸濁剤、ペースト製剤、ゲ
ル製剤(微粒子の分散液であるゾルの粒子が連なって網
状構造を作り、液全体の粘度が高くなったもの)などの
製剤形態に調製されて使用されるが、中でも望ましい製
剤形態は、顆粒水和剤、油性懸濁剤及びゲル製剤であ
り、さらに望ましい製剤形態は、油性懸濁剤である。ま
た本発明の効力の増強された除草組成物も、エトキシル
化脂肪族アミン系界面活性剤、植物油及び/又は鉱物
油、特定のスルホニルウレア系除草活性成分並びに必要
に応じて他の界面活性剤や、農薬製剤用各種補助剤や、
他の除草活性成分を混合して、前述と同様の製剤形態に
調製されて使用されるが、中でも望ましい製剤形態は、
油性懸濁剤及びゲル製剤であり、さらに望ましい製剤形
態は油性懸濁剤である。尚、本発明の効力の増強された
除草組成物を調製する場合の各成分の配合割合は、製剤
形態によって異なるので一概に規定できないが、該効力
の増強された除草組成物全体を100重量部として重量
比で表わすと通常エトキシル化脂肪族アミン系界面活性
剤が1〜65重量部であり、植物油及び/又は鉱物油が
1〜95重量部であり、特定のスルホニルウレア系除草
活性成分が0.02〜81重量部であり、他の界面活性
剤を含有する場合は、該他の界面活性剤が0.005〜
45重量部であり、農薬製剤用各種補助剤を含有する場
合は、該各種補助剤が0.005〜90重量部であり、
他の除草活性成分を含有する場合は、該他の除草活性成
分が0.02〜81重量部である。このようにして得ら
れた効力の増強された除草組成物は、水で希釈して又は
製剤形態によっては水で希釈せずにそのまま散布される
が、水で希釈して散布する場合の水の量は、通常50〜
2000リットル/ヘクタール、望ましくは100〜1
000リットル/ヘクタールである。
【0031】本発明で使用することができる農薬製剤用
各種補助剤は、通常農薬分野で使用されているものから
その用途に応じて適宜選択されるが、その具体例として
は前述した植物油、鉱物油、他の界面活性剤、溶剤、沈
降防止剤、消泡剤、酸化防止剤、吸油剤並びにゲル化剤
をはじめ、脂肪酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、アル
キル硫酸エステル塩、アルキル硫酸塩、アルキルアリー
ル硫酸塩、アルコール硫酸エステル塩、アリールスルホ
ン酸塩、アルキルジフェニルエーテルジスルホン酸塩、
ポリスチレンスルホン酸塩、アルキルリン酸エステル
塩、アルキルアリールリン酸塩、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンア
リールエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンア
ルキルアリールエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシエ
チレンアルキルエーテルリン酸塩のような陰イオン系の
界面活性剤;アセチレングリコール、アセチレンアルコ
ール、オキシアルキレンブロックポリマー、ポリオキシ
エチレングリセリン脂肪酸エステルのような非イオン系
の界面活性剤;珪藻土、消石灰、炭酸カルシウム、滑
石、ホワイトカーボン、カオリン、ベントナイト、カオ
リナイト及びセリサイトの混合物、水溶性デンプン、炭
酸ナトリウム、重曹、芒硝、クレー、ゼオライトなどの
固形担体;カルボキシメチルセルロース、ザンサンガム
などの増粘剤;芒硝、食塩、リン酸アンモニウムのよう
な無機塩、ベントナイト、砂糖などの増量剤;リグニン
スルホン酸、デンプンなどの結合剤;尿素;さらには、
分散安定剤、薬害軽減剤、防黴剤、崩壊剤等が挙げられ
る。なお農薬製剤用各種補助剤として挙げられたもの
は、適宜混合して使用してもよい。
【0032】本発明における特定のスルホニルウレア系
除草活性成分を含有する除草組成物及び効力の増強され
た除草組成物の望ましい製剤形態は前述した通りである
が、本発明において特に化合物A及び/又はその塩を含
有する顆粒水和剤の除草効果を増強させる方法、化合物
A及び/又はその塩を含有する油性懸濁状又はゲル状の
除草組成物の除草効果を増強させる方法、エトキシル化
脂肪族アミン系界面活性剤、化合物A及び/又はその
塩、植物油及び/又は鉱物油並びに他の界面活性剤を含
有する効力の増強された油性懸濁状除草組成物(以下、
効力の増強された油性懸濁状除草組成物と略す)、そし
てエトキシル化脂肪族アミン系界面活性剤、化合物A及
び/又はその塩、植物油及び/又は鉱物油、他の界面活
性剤並びにゲル化剤を含有する効力の増強されたゲル状
除草組成物(以下、効力の増強されたゲル状除草組成物
と略す)が望ましい。勿論これらは、他の除草活性成分
を含有してもよい。
【0033】次に、前述した化合物A及び/又はその塩
を含有する顆粒水和剤の除草効果を増強させる方法につ
いて記載する。
【0034】本発明における化合物A及び/又はその塩
を含有する顆粒水和剤は、通常化合物A及び/又はその
塩と農薬製剤用各種補助剤とを混合し、造粒、整粒する
ことにより調製される。ここで使用される農薬製剤用各
種補助剤は、前述したものの中から適宜選択して使用さ
れるが、通常、他の界面活性剤、陰イオン系の界面活性
剤、非イオン系の界面活性剤、固形担体、結合剤、増量
剤のような農薬製剤用各種補助剤を含有させることが望
ましい。
【0035】前記化合物A及び/又はその塩を含有する
顆粒水和剤における各成分の配合割合は、該顆粒水和剤
全体を100重量部として重量比で表わすと、化合物A
及び/又はその塩が0.5〜90重量部、望ましくは2
〜85重量部であり、他の界面活性剤、陰イオン系の界
面活性剤並びに非イオン系の界面活性剤よりなる群から
選ばれた少なくとも1種の界面活性剤が0.1〜50重
量部、望ましくは1〜30重量部であり、固形担体や、
結合剤や、増量剤を含有する場合は、それらよりなる群
から選ばれた少なくとも1種が0.1〜98.9重量
部、望ましくは0.5〜50重量部であり、他の除草活
性成分を含有する場合は、該他の除草活性成分が0.5
〜90重量部、望ましくは0.5〜85重量部である。
このようにして得られた化合物A及び/又はその塩を含
有する顆粒水和剤は、通常、エトキシル化脂肪族アミン
系界面活性剤並びに植物油及び/又は鉱物油或は効力増
強組成物を含有する水で希釈して散布されるが、その方
法は前述の通りである。尚、予めエトキシル化脂肪族ア
ミン系界面活性剤と植物油及び/又は鉱物油を含有させ
て、効力の増強された顆粒水和剤を調製する場合は、前
述の化合物A及び/又はその塩を含有する顆粒水和剤5
〜90重量部、望ましくは10〜85重量部に、エトキ
シル化脂肪族アミン系界面活性剤を1〜50重量部、望
ましくは5〜30重量部、植物油及び/又は鉱物油を1
〜50重量部、望ましくは5〜30重量部、必要に応じ
て吸油剤を1〜90重量部、望ましくは5〜80重量部
さらに含有させればよいが、ここで述べた重量比は、効
力の増強された顆粒水和剤全体を100重量部として表
わしたものである。
【0036】次に、前述した化合物A及び/又はその塩
を含有する油性懸濁状除草組成物の除草効果を増強させ
る方法並びに効力の増強された油性懸濁状除草組成物に
ついて記載する。
【0037】本発明における化合物A及び/又はその塩
を含有する油性懸濁状除草組成物は、通常化合物A及び
/又はその塩、植物油及び/又は鉱物油、他の界面活性
剤並びに必要に応じて農薬製剤用各種補助剤や、他の除
草活性成分の各成分を均一に混合するか或は任意のある
成分を予め混合し、そこへ残りの他の成分を加えて混合
することにより油性懸濁剤として調製されるが、この場
合、必要に応じて湿式粉砕してもよい。また、本発明の
効力の増強された油性懸濁状除草組成物を調製する場
合、その調製時に適宜エトキシル化脂肪族アミン系界面
活性剤を加えること以外は、前述した化合物A及び/又
はその塩を含有する油性懸濁状除草組成物と同様にして
油性懸濁剤として調製される。尚、ここで使用される農
薬製剤用各種補助剤は、前述したものの中から適宜選択
して使用されるが、通常、沈降防止剤、溶剤、尿素のよ
うな農薬製剤用各種補助剤を含有させることが望まし
い。
【0038】前記化合物A及び/又はその塩を含有する
油性懸濁状除草組成物並びに効力の増強された油性懸濁
状除草組成物における各成分の配合割合は、該組成物全
体を100重量部として重量比で表わすと、化合物A及
び/又はその塩が0.5〜20重量部、望ましくは2〜
6重量部であり、植物油及び/又は鉱物油が14.4〜
90重量部、望ましくは19〜85重量部であり、他の
界面活性剤が5〜25重量部、望ましくは8〜15重量
部であり、農薬製剤用各種補助剤を含有する場合は、該
各種補助剤が0.1〜70重量部、望ましくは0.5〜
50重量部であり、他の除草活性成分を含有する場合
は、該他の除草活性成分が、0.5〜75重量部、望ま
しくは0.5〜50重量部であり、予めエトキシル化脂
肪族アミン系界面活性剤を含有させて、効力の増強され
た油性懸濁状除草組成物を調製する場合は、該エトキシ
ル化脂肪族アミン系界面活性剤が3.9〜65重量部、
望ましくは7〜45重量部である。
【0039】このようにして得られた化合物A及び/又
はその塩を含有する油性懸濁状除草組成物は、通常エト
キシル化脂肪族アミン系界面活性剤を含む水で希釈して
散布されるが、この場合、エトキシル化脂肪族アミン系
界面活性剤を0.01〜1容量%、望ましくは0.05
〜0.5容量%含む水50〜2000リットル/ヘクタ
ール、望ましくは100〜1000リットル/ヘクター
ルで希釈して散布される。また、効力の増強された油性
懸濁状除草組成物は、水で希釈して又は水で希釈せずに
そのまま散布される。水で希釈して散布する場合の水の
量は、前述と同量程度でよい。水で希釈せずにそのまま
散布される方法は、超高濃度微量散布法(ultra
low volume散布法)というものであり、この
場合の効力の増強された油性懸濁状除草組成物は、通常
の農薬製剤の調製方法に準じて微量散布剤として調製さ
れる。
【0040】次に、前述した化合物A及び/又はその塩
を含有するゲル状除草組成物の除草効果を増強させる方
法並びに効力の増強されたゲル状除草組成物について記
載する。
【0041】本発明における化合物A及び/又はその塩
を含有するゲル状除草組成物は、通常化合物A及び/又
はその塩、植物油及び/又は鉱物油、他の界面活性剤、
ゲル化剤並びに必要に応じて農薬製剤用各種補助剤や他
の除草活性成分の各成分を均一に混合するか或は任意の
ある成分を予め混合し、そこへ残りの他の成分を加えて
混合することによりゲル製剤として調製されるが、この
場合、必要に応じて加熱してもよい。また、本発明の効
力の増強されたゲル状除草組成物を調製する場合、その
調製時に適宜エトキシル化脂肪族アミン系界面活性剤を
加えること以外は、前述した化合物A及び/又はその塩
を含有するゲル状除草組成物と同様にしてゲル製剤とし
て調製される。尚、ここで使用される農薬製剤用各種補
助剤は、前述したものの中から適宜選択して使用される
が、通常、沈降防止剤、溶剤、尿素のような農薬製剤用
各種補助剤を含有させることが望ましい。
【0042】前記化合物A及び/又はその塩を含有する
ゲル状除草組成物並びに効力の増強されたゲル状除草組
成物における各成分の配合割合は、該組成物全体を10
0重量部として重量比で表わすと、化合物A及び/又は
その塩が0.5〜20重量部、望ましくは1〜6重量部
であり、植物油及び/又は鉱物油が10〜93.8重量
部、望ましくは20〜85重量部であり、他の界面活性
剤が2〜25重量部、望ましくは2〜15重量部であ
り、ゲル化剤が0.1〜50重量部、望ましくは5〜4
0重量部であり、農薬製剤用各種補助剤を含有する場合
は、該補助剤が0.1〜70重量部、望ましくは0.5
〜50重量部であり、他の除草活性成分を含有する場合
は、該他の除草活性成分が0.5〜75重量部、望まし
くは0.5〜50重量部であり、予めエトキシル化脂肪
族アミン系界面活性剤を含有させて効力の増強されたゲ
ル状除草組成物を調製する場合は、エトキシル化脂肪族
アミン系界面活性剤が3〜65重量部、望ましくは5〜
45重量部である。
【0043】このようにして得られた化合物A及び/又
はその塩を含有するゲル状除草組成物は、通常エトキシ
ル化脂肪族アミン系界面活性剤を含む水で希釈して散布
されるが、この場合、エトキシル化脂肪族アミン系界面
活性剤を0.01〜2容量%、望ましくは0.05〜1
容量%含む水50〜2000リットル/ヘクタール、望
ましくは100〜1000リットル/ヘクタールで希釈
して散布される。また、効力の増強されたゲル状除草組
成物は、通常水で希釈して散布されるが、この場合の水
の量は、前述と同量程度でよい。
【0044】また本発明において、前述のように顆粒水
和剤、水和剤、ペースト製剤又はゲル製剤の製剤形態に
調製された特定のスルホニルウレア系除草活性成分を含
有する除草組成物並びに効力の増強された除草組成物
は、水溶性のフィルム等で包んで種々の容器に入れて使
用することもでき、それにより、農薬成分が容器に直接
接触しないので、使用後の容器は焼却等の簡易な方法に
よって処分できるだけでなく、再利用することもできる
という利点を有する。尚、該水溶性のフィルム等で包ん
で種々の容器に入れられた製剤は、その容器を傾けた
り、容器内に空気を送り込んだりすることにより容易に
取り出され、その後水に容易に分散されるので、水又は
エトキシル化脂肪族アミン系界面活性剤並びに植物油及
び/又は鉱物油を含む水で希釈して散布するのに有効で
ある。
【0045】本発明によって効力が増強された特定のス
ルホニルウレア系除草活性成分を含有する除草組成物並
びに本発明の効力の増強された除草組成物は、茎葉処理
することによりコゴメガヤツリ、ハマスゲなどのカヤツ
リグサ科雑草、イヌビエ、メヒシバ、エノコログサ、オ
ヒシバ、カラスムギ、セイバンモロコシ、シバムギなど
のイネ科雑草、イチビ、マルバアサガオ、シロザ、アメ
リカキンゴジカ、スベリヒユ、アオビユ、エビスグサ、
イヌホオズキ、サナエタデ、ハコベ、オナモミ、タネツ
ケバナ、ホトケノザ、エノキグサなどの広葉雑草など、
広い範囲の雑草を防除することができるので、その適用
範囲は畑地は勿論畑地以外に果樹園、桑畑などの農耕
地、山林、農道、グランド、工場敷地、芝地などの非農
耕地と多岐にわたることができる。特に、前述の特定の
スルホニルウレア系除草活性成分を含有する除草組成物
並びに効力の増強された除草組成物は、トウモロコシに
害を与えずに有害雑草を防除することができることか
ら、トウモロコシ栽培地用除草組成物として非常に有用
である。また、他の農薬、肥料、薬害軽減剤などと混用
或いは併用することもでき、この場合に一層優れた効
果、作用性を示すことが期待できる。
【0046】
【実施例】以下に本発明の実施例を記載するが、本発明
はこれらに限定されるものではない。まず、特定のスル
ホニルウレア系除草活性成分を含有する水和剤及び顆粒
水和剤の除草効果を増強させる方法についての実施例を
記載する。
【0047】実施例1 (1)化合物A(純度93.8%)…82.4重量部 (2)アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩縮合
物(商品名:SUPRAGIL MNS/90;ローヌ
・プーラン社製)…5.0重量部 (3)ドデシルベンゼンスルホン酸のナトリウム塩(商
品名:RHODACAL LDS−10;ローヌ・プー
ラン社製)…4.0重量部 (4)芒硝…8.6重量部 以上の成分を均一に混合し、そこへ水を加えてさらに混
練した後押し出し造粒し、乾燥、整粒して顆粒水和剤を
得た。これを、エトキシル化脂肪族アミン系界面活性
剤、植物油及び/又は鉱物油並びに他の界面活性剤を含
む水で希釈し、散布する。
【0048】実施例2 (1)化合物A(純度93.8%)…82.8重量部 (2)SUPRAGIL MNS/90(商品名)…
5.0重量部 (3)RHODACAL LDS−10(商品名)…
4.0重量部 (4)ベントナイト…8.2重量部 以上の成分を均一に混合し、そこへ水を加えてさらに混
練した後押し出し造粒し、乾燥、整粒して顆粒水和剤を
得た。これを、エトキシル化脂肪族アミン系界面活性
剤、植物油及び/又は鉱物油並びに他の界面活性剤を含
む水で希釈し、散布する。
【0049】実施例3 (1)化合物A(純度93.8%)…82.8重量部 (2)SUPRAGIL MNS/90(商品名)…
5.0重量部 (3)ドデシルベンゼンスルホン酸のナトリウム塩(商
品名:ネオゲンパウダー;第一工業製薬(株)製)…1
2.2重量部 以上の成分を均一に混合し、そこへ水を加えてさらに混
練した後押し出し造粒し、乾燥、整粒して顆粒水和剤を
得た。これを、エトキシル化脂肪族アミン系界面活性
剤、植物油及び/又は鉱物油並びに他の界面活性剤を含
む水で希釈し、散布する。
【0050】実施例4 (1)化合物A…81.5重量部 (2)エトキシル化トリスチリルフェノール硫酸エステ
ル塩(商品名:Soprophor 4 D 384;
ローヌ・プーラン社製)…2.0重量部 (3)ポリカルボン酸塩(商品名:Geropon T
/36;ローヌ・プーラン社製)…3.0重量部 (4)SUPRAGIL MNS/90(商品名)…
5.0重量部 (5)アルキルナフタレンスルホン酸のナトリウム塩
(商品名:SUPRAGIL WP;ローヌ・プーラン
社製)…2.0重量部 (6)クレー(商品名:水和用クレー;トドロキ産業
(株)製)…6.5重量部 以上の成分を混合し、水和剤を得る。これを、エトキシ
ル化脂肪族アミン系界面活性剤並びに植物油及び/又は
鉱物油を含む水で希釈し、散布する。
【0051】実施例5 (1)化合物A…52.3重量部 (2)ポリカルボン酸塩(商品名:Geropon S
C/211;ローヌ・プーラン社製)…8.0重量部 (3)SUPRAGIL WP(商品名)…4.0重量
部 (4)水和用クレー(商品名)…35.7重量部 以上の成分を混合し、水和剤を得る。これを、エトキシ
ル化脂肪族アミン系界面活性剤、植物油及び/又は鉱物
油並びに他の界面活性剤を含む水で希釈し、散布する。
【0052】実施例6 (1)化合物A(純度93.8%)…82.4重量部 (2)SUPRAGIL MNS/90(商品名)…
5.0重量部 (3)ネオゲンパウダー(商品名)…10.6重量部 (4)リグニンスルホン酸…2.0重量部 以上の成分を均一に混合し、そこへ水を加えてさらに混
練した後押し出し造粒し、乾燥、整粒して顆粒水和剤を
得た。これを、エトキシル化脂肪族アミン系界面活性
剤、植物油及び/又は鉱物油並びに他の界面活性剤を含
む水で希釈し、散布する。
【0053】実施例7 (1)化合物A(純度93.15%)…82.98重量
部 (2)SUPRAGIL MNS/90(商品名)…
5.0重量部 (3)ネオゲンパウダー(商品名)…11.43重量部 (4)芒硝…0.59重量部 以上の成分を均一に混合し、そこへ水を加えてさらに混
練した後押し出し造粒し、乾燥、整粒して顆粒水和剤を
得た。これを、エトキシル化脂肪族アミン系界面活性
剤、植物油及び/又は鉱物油並びに他の界面活性剤を含
む水で希釈し、散布する。
【0054】次に、特定のスルホニルウレア系除草活性
成分を含有する油性懸濁状除草組成物の除草効果を増強
させる方法についての実施例を記載する。 実施例8 (1)化合物A(純度93.8%)…4.91重量部 (2)ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ジ
アルキルスルホサクシネート、ポリオキシエチレン硬化
ヒマシ油及び脂肪酸ポリグリセライドの混合物(商品
名:ソルポール3815K;東邦化学工業(株)製)…
12.55重量部 (3)有機ベントナイト(商品名:New D ORB
EN;白石工業(株)製)…2.09重量部 (4)トウモロコシ油…80.45重量部 以上の成分を混合し、湿式粉砕機(DYNO−MILL
typeKDL:Willy A.Bachofen
社製)を用いて、周速:10.5m/sec、使用メデ
ィア:直径1.0mmガラスビーズ、充填率:60%の
条件で、15分間湿式粉砕し、油性懸濁剤を得た。これ
をエトキシル化脂肪族アミン系界面活性剤を含む水で希
釈し、散布する。
【0055】実施例9 (1)化合物A(純度93.8%)…4.91重量部 (2)ソルポール3815K(商品名)…12.55重
量部 (3)New D ORBEN(商品名)…2.09重
量部 (4)尿素…1.05重量部 (5)トウモロコシ油…79.40重量部 以上の成分を混合し、前記実施例8と同一の湿式粉砕機
及び条件で15分間湿式粉砕し、油性懸濁剤を得た。こ
れをエトキシル化脂肪族アミン系界面活性剤を含む水で
希釈し、散布する。
【0056】実施例10 (1)化合物A(純度93.8%)…2.79重量部 (2)3,5−ジブロモ−4−ハイドロキシベンゾニト
リルのオクタン酸エステル(純度94.6%)…25.
38重量部 (3)グリセリン脂肪酸エステル及びポリオキシエチレ
ンアルキルアリールエーテルの混合物(商品名:GER
ONOL VO/278;ローヌ・プーラン社製)…
9.44重量部 (4)微粉末シリカ(商品名:AEROSIL R97
4;デグッサ社製)…1.51重量部 (5)尿素…0.94重量部 (6)高沸点芳香族溶剤(商品名:SOLVESSO
200;エクソン化学(株)製)…18.87重量部 (7)トウモロコシ油…41.07重量部 以上の成分を混合し、前記実施例8と同一の湿式粉砕機
及び条件で15分間湿式粉砕し、油性懸濁剤を得た。こ
れをエトキシル化脂肪族アミン系界面活性剤を含む水で
希釈し、散布する。
【0057】実施例11 前記実施例10において、SOLVESSO 200
(商品名)を高沸点芳香族溶剤(商品名:ハイゾールS
AS−296;日本石油化学(株)製)に代える以外は
実施例10と同様にして、油性懸濁剤を得た。これをエ
トキシル化脂肪族アミン系界面活性剤を含む水で希釈
し、散布する。
【0058】実施例12 (1)化合物A(純度93.8%)…2.79重量部 (2)3,5−ジブロモ−4−ハイドロキシベンゾニト
リルのオクタン酸エステル(純度94.6%)…25.
38重量部 (3)GERONOL VO/278(商品名)…1
1.32重量部 (4)有機ベントナイト(商品名:BENTONE S
D−1;RHEOX社製)…2.36重量部 (5)尿素…0.94重量部 (6)ハイゾールSAS−296(商品名)…18.8
7重量部 (7)トウモロコシ油…38.34重量部 以上の成分を混合し、前記実施例8と同一の湿式粉砕機
及び条件で15分間湿式粉砕し、油性懸濁剤を得た。こ
れをエトキシル化脂肪族アミン系界面活性剤を含む水で
希釈し、散布する。
【0059】実施例13 (1)化合物A(純度93.8%)…4.69重量部 (2)2,4−ジクロロフェノキシ酢酸エチル(純度9
7.8%)…21.47重量部 (3)GERONOL VO/278(商品名)…1
0.00重量部 (4)AEROSIL R974(商品名)…1.00
重量部 (5)尿素…1.00重量部 (6)トウモロコシ油…61.84重量部 以上の成分を混合し、前記実施例8と同一の湿式粉砕機
及び条件で15分間湿式粉砕し、油性懸濁剤を得た。こ
れをエトキシル化脂肪族アミン系界面活性剤を含む水で
希釈し、散布する。
【0060】実施例14 (1)化合物A(純度93.8%)…4.91重量部 (2)ソルポール3815K(商品名)…12.55重
量部 (3)菜種油…82.54重量部 以上の成分を混合し、前記実施例8と同一の湿式粉砕機
及び条件で15分間湿式粉砕し、油性懸濁剤を得る。こ
れをエトキシル化脂肪族アミン系界面活性剤を含む水で
希釈し、散布する。
【0061】実施例15 (1)化合物B(純度97.0%)…5.66重量部 (2)ソルポール3815K(商品名)…12.55重
量部 (3)New D ORBEN(商品名)…2.09重
量部 (4)トウモロコシ油…79.70重量部 以上の成分を混合し、前記実施例8と同一の湿式粉砕機
及び条件で15分間湿式粉砕し、油性懸濁剤を得る。こ
れをエトキシル化脂肪族アミン系界面活性剤を含む水で
希釈し、散布する。
【0062】実施例16 (1)化合物B(純度97.0%)…5.10重量部 (2)3,5−ジブロモ−4−ハイドロキシベンゾニト
リルのオクタン酸エステル(純度94.6%)…25.
38重量部 (3)GERONOL VO/278(商品名)…1
1.32重量部 (4)AEROSIL R974(商品名)…1.42
重量部 (5)尿素…0.94重量部 (6)ハイゾールSAS−296(商品名)…18.8
7重量部 (7)ひまわり油…36.97重量部 以上の成分を均一に混合し、前記実施例8と同一の湿式
粉砕機及び条件で15分間湿式粉砕し、油性懸濁剤を得
る。これをエトキシル化脂肪族アミン系界面活性剤を含
む水で希釈し、散布する。
【0063】実施例17 (1)化合物B(純度97.0%)…5.41重量部 (2)2,4−ジクロロフェノキシ酢酸エチル(純度9
7.8%)…21.47重量部 (3)ソルポール3815K(商品名)…12.00重
量部 (4)BENTONE SD−1(商品名)…2.00
重量部 (5)トウモロコシ油…59.12重量部 以上の成分を均一に混合し、前記実施例8と同一の湿式
粉砕機及び条件で15分間湿式粉砕し、油性懸濁剤を得
る。これをエトキシル化脂肪族アミン系界面活性剤を含
む水で希釈し、散布する。
【0064】次に、特定のスルホニルウレア系除草活性
成分を含有するゲル状除草組成物の除草効果を増強させ
る方法についての実施例を記載する。 実施例18 〔1〕 (1)化合物A(純度93.8%)…4.91重量部 (2)ソルポール3815K(商品名)…12.55重
量部 (3)New D ORBEN(商品名)…2.09重
量部 (4)トウモロコシ油…80.45重量部 以上の成分を混合し、前記実施例8と同一の湿式粉砕機
及び条件で15分間湿式粉砕し、配合物〔A〕を得た。
【0065】〔2〕 (1)ジオクチルスルホコハク酸のナトリウム塩と安息
香酸のナトリウム塩との混合物(商品名:ニューカルゲ
ンEX−70;竹本油脂(株)製)…50.0重量部 (2)トウモロコシ油…50.0重量部 以上の成分を180℃で30分間混合し、その後放冷し
て配合物〔B〕を得た。
【0066】〔3〕 (1)配合物〔A〕…60.0重量部 (2)配合物〔B〕…40.0重量部 以上の成分を80℃で5分間混合し、その後放冷してゲ
ル製剤を得た。これをエトキシル化脂肪族アミン系界面
活性剤を含む水で希釈し、散布する。
【0067】実施例19 〔1〕 (1)化合物A(純度93.9%)…4.22重量部 (2)3,5−ジブロモ−4−ハイドロキシベンゾニト
リルのオクタン酸エステル(純度94.6%)…26.
18重量部 (3)ソルポール3815K(商品名)…11.32重
量部 (4)New D ORBEN(商品名)…1.89重
量部 (5)トウモロコシ油…56.39重量部 以上の成分を混合し、前記実施例8と同一の湿式粉砕機
及び条件で15分間湿式粉砕し、配合物〔C〕を得た。
【0068】〔2〕 (1)配合物〔C〕…60.0重量部 (2)配合物〔B〕(前記実施例18で得られたもの)
…40.0重量部 以上の成分を80℃で5分間混合し、その後放冷してゲ
ル製剤を得た。これをエトキシル化脂肪族アミン系界面
活性剤を含む水で希釈し、散布する。
【0069】実施例20 (1)配合物〔C〕(前記実施例19で得られたもの)
…90.0重量部 (2)12−ヒドロキシステアリン酸…10.0重量部 以上の成分を50℃で5分間混合し、その後放冷してゲ
ル製剤を得た。これをエトキシル化脂肪族アミン系界面
活性剤を含む水で希釈し、散布する。
【0070】実施例21 〔1〕 (1)化合物A(純度93.8%)…4.91重量部 (2)ソルポール3815K(商品名)…12.55重
量部 (3)トウモロコシ油…82.54重量部 以上の成分を混合し、前記実施例8と同一の湿式粉砕機
及び条件で15分間湿式粉砕し、配合物〔D〕を得る。
【0071】〔2〕 (1)配合物〔D〕…60.0重量部 (2)配合物〔B〕(前記実施例18で得られたもの)
…40.0重量部 以上の成分を80℃で5分間混合し、その後放冷してゲ
ル製剤を得る。これをエトキシル化脂肪族アミン系界面
活性剤を含む水で希釈し、散布する。
【0072】実施例22 〔1〕 (1)化合物B(純度97.0%)…5.66重量部 (2)ソルポール3815K(商品名)…12.55重
量部 (3)New D ORBEN(商品名)…2.09重
量部 (4)トウモロコシ油…79.70重量部 以上の成分を混合し、前記実施例8と同一の湿式粉砕機
及び条件で15分間湿式粉砕し、配合物〔E〕を得る。
【0073】〔2〕 (1)配合物〔E〕…60.0重量部 (2)配合物〔B〕(前記実施例18で得られたもの)
…40.0重量部 以上の成分を80℃で5分間混合し、その後放冷してゲ
ル製剤を得る。これをエトキシル化脂肪族アミン系界面
活性剤を含む水で希釈し、散布する。
【0074】次に、本発明の効力の増強された除草組成
物の調製例を記載する。 実施例23 (1)化合物A(純度93.8%)…4.91重量部 (2)ソルポール3815K(商品名)…12.55重
量部 (3)New D ORBEN(商品名)…2.09重
量部 (4)エトキシル化牛脂アミン(商品名:フリゲート;
ISKバイオテック社製)…41.84重量部 (5)トウモロコシ油…38.61重量部 以上の成分を混合し、前記実施例8と同一の湿式粉砕機
及び条件で15分間湿式粉砕し、効力の増強された油性
懸濁剤を得る。
【0075】実施例24 (1)化合物A(純度93.8%)…4.91重量部 (2)ソルポール3815K(商品名)…12.55重
量部 (3)New D ORBEN(商品名)…2.09重
量部 (4)エトキシル化大豆アミン(商品名:ソルポール7
721;東邦化学工業(株)製)…41.84重量部 (5)トウモロコシ油…38.61重量部 以上の成分を混合し、前記実施例8と同一の湿式粉砕機
及び条件で15分間湿式粉砕し、効力の増強された油性
懸濁剤を得る。
【0076】実施例25 (1)化合物A(純度93.8%)…4.91重量部 (2)ソルポール3815K(商品名)…12.55重
量部 (3)New D ORBEN(商品名)…2.09重
量部 (4)尿素…1.05重量部 (5)フリゲート(商品名)…41.84重量部 (6)トウモロコシ油…37.56重量部 以上の成分を混合し、前記実施例8と同一の湿式粉砕機
及び条件で15分間湿式粉砕し、効力の増強された油性
懸濁剤を得る。
【0077】実施例26 (1)化合物A(純度93.8%)…4.91重量部 (2)ソルポール3815K(商品名)…12.55重
量部 (3)New D ORBEN(商品名)…2.09重
量部 (4)尿素…1.05重量部 (5)エトキシル化ヤシアミン(商品名:ソルポール7
376;東邦化学工業(株)製)…41.84重量部 (6)トウモロコシ油…37.56重量部 以上の成分を混合し、前記実施例8と同一の湿式粉砕機
及び条件で15分間湿式粉砕し、効力の増強された油性
懸濁剤を得る。
【0078】実施例27 (1)化合物A(純度93.8%)…2.79重量部 (2)3,5−ジブロモ−4−ハイドロキシベンゾニト
リルのオクタン酸エステル(純度94.6%)…25.
38重量部 (3)GERONOL VO/278(商品名)…1
1.32重量部 (4)BENTONE SD−1(商品名)…2.36
重量部 (5)尿素…0.94重量部 (6)ハイゾールSAS−296(商品名)…18.8
7重量部 (7)フリゲート(商品名)…18.87重量部 (8)トウモロコシ油…19.47重量部 以上の成分を混合し、前記実施例8と同一の湿式粉砕機
及び条件で15分間湿式粉砕し、効力の増強された油性
懸濁剤を得る。
【0079】実施例28 前記実施例27において、フリゲート(商品名)をエト
キシル化牛脂アミン(商品名:ソルポール7409;東
邦化学工業(株)製)に代える以外は実施例27と同様
にして、効力の増強された油性懸濁剤を得る。
【0080】実施例29 (1)化合物A(純度93.8%)…4.69重量部 (2)2,4−ジクロロフェノキシ酢酸エチル(純度9
7.8%)…21.47重量部 (3)GERONOL VO/278(商品名)…1
0.00重量部 (4)AEROSIL R974(商品名)…1.00
重量部 (5)尿素…1.00重量部 (6)フリゲート(商品名)…30.00重量部 (7)トウモロコシ油…31.84重量部 以上の成分を混合し、前記実施例8と同一の湿式粉砕機
及び条件で15分間湿式粉砕し、効力の増強された油性
懸濁剤を得る。
【0081】実施例30 (1)化合物B(純度97.0%)…5.66重量部 (2)ソルポール3815K(商品名)…12.55重
量部 (3)New D ORBEN(商品名)…2.09重
量部 (4)フリゲート(商品名)…31.38重量部 (5)トウモロコシ油…48.32重量部 以上の成分を混合し、前記実施例8と同一の湿式粉砕機
及び条件で15分間湿式粉砕し、油性懸濁剤を得る。
【0082】実施例31 (1)配合物〔A〕(前記実施例18で得られたもの)
…29.6重量部 (2)配合物〔B〕(前記実施例18で得られたもの)
…60.0重量部 (3)フリゲート(商品名)を減圧下で加熱処理して得
た油性物…10.4重量部 以上の成分を80℃で5分間混合し、その後放冷して効
力の増強されたゲル製剤を得た。
【0083】実施例32 (1)配合物〔C〕(前記実施例19で得られたもの)
…29.6重量部 (2)配合物〔B〕(前記実施例18で得られたもの)
…60.0重量部 (3)フリゲート(商品名)を減圧下で加熱処理して得
た油状物…10.4重量部 以上の成分を80℃で5分間混合し、その後放冷して効
力の増強されたゲル製剤を得た。次に、本発明の効力増
強組成物の調製例を記載する。
【0084】実施例33 (1)フリゲート(商品名)…86.0重量部 (2)トウモロコシ油…14.0重量部 以上の成分を混合し、効力増強組成物を得た。
【0085】実施例34 (1)フリゲート(商品名)…17.6重量部 (2)トウモロコシ油…70.4重量部 (3)ソルポール3815K(商品名)…12.0重量
部 以上の成分を混合し、効力増強組成物を得た。
【0086】実施例35 (1)フリゲート(商品名)…64.0重量部 (2)トウモロコシ油…32.0重量部 (3)GERONOL VO/278(商品名)…4.
0重量部 以上の成分を混合し、効力増強組成物を得た。
【0087】実施例36 (1)フリゲート(商品名)…60.8重量部 (2)トウモロコシ油…15.2重量部 (3)ソルポール3815K(商品名)…4.0重量部 (4)N−メチルピロリドン…20.0重量部 以上の成分を混合し、効力増強組成物を得た。
【0088】実施例37 (1)フリゲート(商品名)…14.0重量部 (2)トウモロコシ油…56.0重量部 (3)GERONOL VO/278(商品名)…1
0.0重量部 (4)ハイゾール SAS−296(商品名)…20.
0重量部 以上の成分を混合し、効力増強組成物を得た。
【0089】実施例38 (1)エトキシル化牛脂アミン(商品名:Etylan
TT−15)…46.0重量部 (2)トウモロコシ油…46.0重量部 (3)ソルポール 3815K(商品名)…8.0重量
部 以上の成分を混合し、効力増強組成物を得る。
【0090】実施例39 (1)ソルポール 7409(商品名)…36.0重量
部 (2)トウモロコシ油…54.0重量部 (3)GERONOL VO/278(商品名)…1
0.0重量部 以上の成分を混合し、効力増強組成物を得た。
【0091】実施例40 (1)エトキシル化ヤシアミン(商品名:ニューカルゲ
ン D−3110)…17.6重量部 (2)トウモロコシ油…70.4重量部 (3)ソルポール 3815K(商品名)…12.0重
量部 以上の成分を混合し、効力増強組成物を得た。
【0092】実施例41 (1)ソルポール 7721(商品名)…64.0重量
部 (2)トウモロコシ油…32.0重量部 (3)GERONOL VO/278(商品名)…4.
0重量部 以上の成分を混合し、効力増強組成物を得た。
【0093】実施例42 (1)フリゲート(商品名)…17.6重量部 (2)菜種油…70.4重量部 (3)ソルポール 3815K(商品名)…12.0重
量部 以上の成分を混合し、効力増強組成物を得た。
【0094】実施例43 (1)フリゲート(商品名)…86.0重量部 (2)液状パラフィン(ナカライテスク(株)製)…1
4.0重量部 以上の成分を混合し、効力増強組成物を得た。
【0095】実施例44 (1)フリゲート(商品名)…50.0重量部 (2)メチル化された種子油を有効成分として含有する
散布補助剤(商品名:SCOIL;AGSCO社製)…
50.0重量部 以上の成分を混合し、効力増強組成物を得た。
【0096】実施例45 (1)フリゲート(商品名)…20.0重量部 (2)パラフィン系石油と界面活性剤の混合物(商品
名:RIGO OILCONCENTRATE;RIG
O社製)…40.0重量部 (3)GERONOL VO/278(商品名)…2
0.0重量部 (4)ハイゾール SAS−296(商品名)…20.
0重量部 以上の成分を混合し、効力増強組成物を得た。
【0097】実施例46 (1)フリゲート(商品名)…36.0重量部 (2)オレイン酸のメチルエステル(商品名:ADJ−
100;竹本油脂(株)製)…36.0重量部 (3)ソルポール 3815K(商品名)…18.0重
量部 (4)ハイゾール SAS−296(商品名)…10.
0重量部 以上の成分を混合し、効力増強組成物を得た。
【0098】実施例47 (1)フリゲート(商品名)…64.0重量部 (2)ヒマワリ油…30.0重量部 (3)GERONOL VO/278(商品名)…6.
0重量部 以上の成分を混合し、効力増強組成物を得る。
【0099】次に、本発明の試験例を記載する。 試験例1 1/1,000,000ヘクタールポットに畑作土壌を
つめ、そこへメヒシバの種子を播種した。その後、メヒ
シバが3.5〜3.8葉期に達した時、化合物Aを除草
活性成分として含有する顆粒水和剤(商品名:Acce
nt;Dupont社製)を所定量のフリゲート(商品
名)及び予めソルポール 3815K(商品名)を混合
しておいた所定量のトウモロコシ油を含む水200リッ
トル/ヘクタールで希釈し、小型スプレーで茎葉処理し
た。尚、前述のAccent(商品名)は、化合物Aが
10g/ヘクタールとなるように使用し、前述のトウモ
ロコシ油は、ソルポール 3815K(商品名)12重
量部、トウモロコシ油88重量部の割合で混合したもの
を使用した。
【0100】処理後26日目にメヒシバの生育状態を肉
眼で観察調査(生育抑制率(%)=0:無処理区並〜1
00:完全枯殺)し、第1表の結果を得た。尚、Acc
ent(商品名)を単独で、前述と同様に茎葉処理して
も、生育抑制率は0%程度となるので、第1表には比較
のためにフリゲート(商品名)とAccent(商品
名)とを混用した場合並びに予めソルポール 3815
K(商品名)を混合しておいたトウモロコシ油とAcc
ent(商品名)とを混用した場合の生育抑制率(%)
を記載する。
【0101】
【表1】 第1表の結果からわかるように、フリゲート(商品名)
及びトウモロコシ油の組合せによって得られた除草効力
の増強効果は、各々が単独で有している増強効果が相加
的に作用したものではなく、相乗的に作用した顕著なも
のである。尚、第1表中のトウモロコシ油は、予めソル
ポール 3815K(商品名)を混合しておいたもので
ある。
【0102】試験例2 1/1,000,000ヘクタールポットに畑作土壌を
つめ、そこへメヒシバの種子を播種した。その後、メヒ
シバが2.5〜3.0葉期に達した時、前記試験例1と
同様Accent(商品名)を所定量のフリゲート(商
品名)及び予めソルポール 3815K(商品名)を混
合しておいた所定量のトウモロコシ油を含む水200リ
ットル/ヘクタールで希釈し、小型スプレーで茎葉処理
した。尚、前述のAccent(商品名)は、化合物A
が5g/ヘクタールとなるように使用し、前述のトウモ
ロコシ油は前記試験例1と同様のものを使用した。
【0103】処理後20日目にメヒシバの生育状態を前
記試験例1と同様に肉眼で観察調査し、第2表の結果を
得た。尚、前記試験例1と同様、Accent(商品
名)を単独で茎葉処理しても、生育抑制率は0%程度と
なるので、第2表には比較のためにフリゲート(商品
名)とAccent(商品名)とを混用した場合並びに
予めソルポール 3815K(商品名)を混合しておい
たトウモロコシ油とAccent(商品名)とを混用し
た場合の生育抑制率(%)を記載する。
【0104】
【表2】 第2表の結果からわかるように、フリゲート(商品名)
及びトウモロコシ油の組合せによって得られた除草効力
の増強効果は、各々が単独で有している増強効果が相加
的に作用したものではなく、相乗的に作用した顕著なも
のである。尚、第2表中のトウモロコシ油は、予めソル
ポール 3815K(商品名)を混合しておいたもので
ある。
【0105】試験例3 1/1,000,000ヘクタールポットに畑作土壌を
つめ、そこへメヒシバの種子を播種した。その後、メヒ
シバが3.2葉期に達した時、前記試験例1と同様Ac
cent(商品名)を前記実施例で得られた本発明の効
力増強組成物を0.5容量%含む水200リットル/ヘ
クタールで希釈し、小型スプレーで茎葉処理した。処理
後19日目にメヒシバの生育状態を前記試験例1と同様
に肉眼で観察調査し、第3表の結果を得た。尚、前述の
Accent(商品名)は、化合物Aが5及び10g/
ヘクタールとなるように使用した。
【0106】
【表3】 第3表の結果からわかるように、本発明の効力増強組成
物を混合することによって得られた除草効力の増強効果
は、他の試験例の結果と同様顕著なものである。
【0107】試験例4 1/1,000,000ヘクタールポットに畑作土壌を
つめ、そこへメヒシバの種子を播種した。その後、メヒ
シバが2.5〜3.3葉期に達した時、前記試験例1と
同様Accent(商品名)を所定量のフリゲート(商
品名)及び所定量の植物油又は鉱物油を含む水200リ
ットル/ヘクタールで希釈し、小型スプレーで茎葉処理
した。尚、前述のAccent(商品名)は、化合物A
が10g/ヘクタールとなるように使用した。また、前
述の植物油又は鉱物油としては、前記試験例1で使用し
たものと同様のトウモロコシ油、メチル化された種子油
を有効成分として含有する散布補助剤(商品名:SCO
IL;AGSCO社製)並びにパラフィン系石油と界面
活性剤の混合物(商品名:RIGO OIL CONC
ENTRATE;RIGO社製)を使用した。
【0108】処理後24日目にメヒシバの生育状態を前
記試験例1と同様に肉眼で観察調査し、第4表の結果を
得た。尚、前記試験例1と同様、Accent(商品
名)を単独で茎葉処理しても、生育抑制率は0%程度と
なるので、第4表には比較のためにフリゲート(商品
名)とAccent(商品名)とを混用した場合並びに
植物油又は鉱物油とAccent(商品名)とを混用し
た場合の生育抑制率(%)を記載する。
【0109】
【表4】
【0110】
【表5】
【0111】
【表6】 第4表の結果からわかるように、フリゲート(商品名)
及び植物油或はフリゲート(商品名)及び鉱物油の組合
せによって得られた除草効力の増強効果は、各々が単独
で有している増強効果が相加的に作用したものではな
く、相乗的に作用した顕著なものである。尚、第4表中
のトウモロコシ油は、予めソルポール 3815K(商
品名)を混合しておいたものであり、SCOIL及びR
IGO OIL CONCENTRATEは、いずれも
商品名である。
【0112】試験例5 1/1,000,000ヘクタールポットに畑作土壌を
つめたものを2連制で設け、そこへメヒシバの種子を播
種した。その後、メヒシバが3.5〜4.0葉期に達し
た時、前記実施例7で得られた顆粒水和剤を、フリゲー
ト(商品名)を0.2容量%並びに予めGERONOL
VO/278(商品名)を混合しておいた植物油を
0.4容量%含む水200リットル/ヘクタールで希釈
し、小型スプレーで茎葉処理した。処理後23日目にメ
ヒシバの生育状態を前記試験例1と同様に肉眼で観察調
査し、第5表の結果を得た。尚、前述の植物油として
は、植物油、植物油に由来する脂肪酸及び該脂肪酸のア
ルキルエステルを使用し、それらは、GERONOL
VO/278(商品名)を10重量部、植物油、植物油
に由来する脂肪酸及び該脂肪酸のアルキルエステルの各
々を90重量部の割合で混合した下記のものである。 (a)トウモロコシ油 (b)トウモロコシ油に由来する脂肪酸(トウモロコシ
油を加水分解して調製) (c)(b)のメチルエステル (d)棉実油に由来する脂肪酸のメチルエステル (e)菜種油に由来する脂肪酸のメチルエステル (f)オレイン酸のメチルエステル(商品名:ADJ−
100) (g)オレイン酸のブチルエステル(試作 No.9309
1;竹本油脂(株)製)
【0113】
【表7】 第5表の結果からわかるように、植物油、植物油に由来
する脂肪酸及びそのアルキルエステルを使用することに
よって得られた除草効力の増強効果は、他の試験例と同
様顕著である。
【0114】試験例6 1/1,000,000ヘクタールポットに畑作土壌を
つめ、そこへイチビの種子を播種した。その後イチビが
2.5葉期に達した時、化合物Bを除草活性成分として
含有する顆粒水和剤(商品名:Tell;CIBA−G
EIGY AG製)を所定量のフリゲート(商品名)及
び予めソルポール 3815K(商品名)を混合してお
いた所定量のトウモロコシ油を含む水200リットル/
ヘクタールで希釈し、小型スプレーで茎葉処理した。
尚、前述のTell(商品名)は、化合物Bが2.5及
び5g/ヘクタールとなるように使用し、前述のトウモ
ロコシ油は前記試験例1と同様のものを使用した。
【0115】処理後18日目にイチビの生育状態を前記
試験例1と同様に肉眼で観察調査し、第6表の結果を得
た。尚、第6表には比較のためにフリゲート(商品名)
とTell(商品名)とを混用した場合並びに予めソル
ポール 3815K(商品名)を混合しておいたトウモ
ロコシ油とTell(商品名)とを混用した場合の生育
抑制率(%)を記載する。
【0116】
【表8】 第6表の結果からわかるように、フリゲート(商品名)
及びトウモロコシ油の組合せによって得られた除草効力
の増強効果は、各々が単独で有している増強効果が相加
的に作用したものではなく、相乗的に作用した顕著なも
のである。尚、第6表中のトウモロコシ油は、予めソル
ポール 3815K(商品名)を混合しておいたもので
ある。
【0117】試験例7 1/1,000,000ヘクタールポットに畑作土壌を
つめたものを2連制で設け、メヒシバの種子を播種し
た。その後、メヒシバが3〜3.3葉期に達した時、前
記実施例8で得られた油性懸濁剤を所定量のフリゲート
(商品名)を含む水500リットル/ヘクタールで希釈
し、小型スプレーで茎葉処理した。処理後20日目にメ
ヒシバの生育状態を前記試験例1と同様に肉眼で観察調
査し、第7表の結果を得た。
【0118】
【表9】
【0119】試験例8 1/1,000,000ヘクタールポットに畑作土壌を
つめたものを2連制で設け、シロザの種子を播種した。
その後、シロザが8〜9葉期に達した時、前記実施例8
で得られた油性懸濁剤を所定量のフリゲート(商品名)
を含む水500リットル/ヘクタールで希釈し、小型ス
プレーで茎葉処理した。処理後17日目にシロザの生育
状態を、前記試験例1と同様に肉眼で観察調査し、第8
表の結果を得た。
【0120】
【表10】
【0121】試験例9 1/1,000,000ヘクタールポットに畑作土壌を
つめたものを2連制で設け、イチビ及びオナモミの種子
を播種した。その後、イチビが2.1葉期に、オナモミ
が2.3葉期に各々達した時、前記実施例8で得られた
油性懸濁剤を所定量のフリゲート(商品名)を含む水5
00リットル/ヘクタールで希釈し、小型スプレーで茎
葉処理した。処理後22日目にイチビ及びオナモミの生
育状態を、前記試験例1と同様に肉眼で観察調査し、第
9表の結果を得た。
【0122】
【表11】
【0123】試験例10 1/150,000ヘクタールポットに畑作土壌をつめ
たものを2連制で設け、催芽したセイバンモロコシの塊
茎を植え込んだ。その後、セイバンモロコシが3〜6葉
期に達した時、前記実施例8で得られた油性懸濁剤を所
定量のフリゲート(商品名)を含む水200リットル/
ヘクタールで希釈し、小型スプレーで茎葉処理した。処
理後17及び56日目にセイバンモロコシの生育状態
を、前記試験例1と同様に肉眼で観察調査し、第10表
の結果を得た。
【0124】
【表12】
【0125】試験例11 1/1,000,000ヘクタールポットに畑作土壌を
つめたものを2連制で設け、メヒシバの種子を播種し
た。その後、メヒシバが4葉期に達した時、前記実施例
8で得られた油性懸濁剤を所定量のエトキシル化脂肪族
アミン系界面活性剤を含む水200リットル/ヘクター
ルで希釈し、小型スプレーで茎葉処理した。処理後23
日目にメヒシバの生育状態を前記試験例1と同様に肉眼
で観察調査し、第11表の結果を得た。
【0126】
【表13】
【0127】試験例12 3m2 (1m×3m)の圃場試験区を2連制で設け、各
々にトウモロコシ、メヒシバ、エノコログサ、シロザ、
アオビユ及びイチビの種子を播種し、生育させた。ま
た、ヒエ、ホトケノザ、タデ及びエノキグサは自然に発
生させた。その後、各種植物が一定の葉令又は大きさ
(トウモロコシ:6.1〜6.5葉期、メヒシバ:2.
0〜4.5葉期、エノコログサ:3.0〜4.5葉期、
シロザ:4.0〜8.0葉期、アオビユ:1.0〜4.
0葉期、イチビ:2.0〜3.5葉期、ヒエ:3.0〜
4.5葉期、ホトケノザ:2.0〜5.0cm、タデ:
3.0〜5.0葉期、エノキグサ:2.0〜4.0葉
期)に達した時、前記実施例8で得られた油性懸濁剤を
所定量のフリゲート(商品名)を含む水200リットル
/ヘクタールで希釈し、小型スプレーで茎葉処理した。
処理後27日目に各種植物(トウモロコシを除く)の生
育状態を、前記試験例1と同様に肉眼で観察調査し、第
12表の結果を得た。尚、トウモロコシに対する薬害症
状は、肉眼で観察調査したところ特に認められなかっ
た。
【0128】
【表14】
【0129】試験例13 4m2 (1m×4m)の圃場試験区を2連制で設け、各
々にトウモロコシ、メヒシバ、シロザ、アオビユ、イチ
ビ及びオナモミの種子を播種し、生育させた。また、エ
ノコログサ及びヒエは自然に発生させた。その後、各種
植物が一定の葉令(トウモロコシ:4.2〜6.0葉
期、メヒシバ:3.2〜5.0葉期、シロザ:3.0〜
6.0葉期、アオビユ:2.0〜5.0葉期、イチビ:
1.5〜4.0葉期、オナモミ:子葉期〜3.5葉期、
エノコログサ:3.0〜5.0葉期、ヒエ:3.0〜
5.0葉期)に達した時、前記実施例8で得られた油性
懸濁剤を所定量のフリゲート(商品名)を含む水200
リットル/ヘクタールで希釈し、小型スプレーで茎葉処
理した。処理後27日目に各種植物(トウモロコシを除
く)の生育状態を、前記試験例1と同様に肉眼で観察調
査し、第13表の結果を得た。尚、トウモロコシについ
ては、処理後4日目の薬害状況(退白、黄化程度)を肉
眼で観察調査(0:無処理区並〜5:甚大)し、同じく
第13表に記載した。
【0130】
【表15】
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A01N 41/02 9159−4H 43/58 A 9159−4H (31)優先権主張番号 特願平5−115138 (32)優先日 平5(1993)4月6日 (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 栗山 康秀 滋賀県草津市西渋川二丁目3番1号 石原 産業株式会社中央研究所内 (72)発明者 上林 繁久 滋賀県草津市西渋川二丁目3番1号 石原 産業株式会社中央研究所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エトキシル化脂肪族アミン系界面活性剤
    並びに植物油及び/又は鉱物油を用いて、N−〔(4,
    6−ジメトキシピリミジン−2−イル)アミノカルボニ
    ル〕−3−ジメチルアミノカルボニル−2−ピリジンス
    ルホンアミド及びその塩並びにメチル 2−〔〔〔4,
    6−ビス(ジフルオロメトキシ)ピリミジン−2−イ
    ル〕アミノカルボニル〕アミノスルホニル〕ベンゾエー
    ト及びその塩より成る群から選ばれた少なくとも1種の
    スルホニルウレア系除草活性成分を含有する除草組成物
    の除草効果を増強させる方法。
  2. 【請求項2】 エトキシル化脂肪族アミン系界面活性
    剤、植物油及び/又は鉱物油並びに他の界面活性剤を用
    いて、N−〔(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イ
    ル)アミノカルボニル〕−3−ジメチルアミノカルボニ
    ル−2−ピリジンスルホンアミド及びその塩並びにメチ
    ル 2−〔〔〔4,6−ビス(ジフルオロメトキシ)ピ
    リミジン−2−イル〕アミノカルボニル〕アミノスルホ
    ニル〕ベンゾエート及びその塩より成る群から選ばれた
    少なくとも1種のスルホニルウレア系除草活性成分を含
    有する除草組成物の除草効果を増強させる方法。
  3. 【請求項3】 N−〔(4,6−ジメトキシピリミジン
    −2−イル)アミノカルボニル〕−3−ジメチルアミノ
    カルボニル−2−ピリジンスルホンアミド及びその塩並
    びにメチル 2−〔〔〔4,6−ビス(ジフルオロメト
    キシ)ピリミジン−2−イル〕アミノカルボニル〕アミ
    ノスルホニル〕ベンゾエート及びその塩より成る群から
    選ばれた少なくとも1種のスルホニルウレア系除草活性
    成分、エトキシル化脂肪族アミン系界面活性剤並びに植
    物油及び/又は鉱物油を含有する効力の増強された除草
    組成物。
  4. 【請求項4】 N−〔(4,6−ジメトキシピリミジン
    −2−イル)アミノカルボニル〕−3−ジメチルアミノ
    カルボニル−2−ピリジンスルホンアミド及びその塩並
    びにメチル 2−〔〔〔4,6−ビス(ジフルオロメト
    キシ)ピリミジン−2−イル〕アミノカルボニル〕アミ
    ノスルホニル〕ベンゾエート及びその塩より成る群から
    選ばれた少なくとも1種のスルホニルウレア系除草活性
    成分、エトキシル化脂肪族アミン系界面活性剤、植物油
    及び/又は鉱物油並びに他の界面活性剤を含有する効力
    の増強された除草組成物。
  5. 【請求項5】 エトキシル化脂肪族アミン系界面活性剤
    並びに植物油及び/又は鉱物油を含有する効力増強組成
    物であり、N−〔(4,6−ジメトキシピリミジン−2
    −イル)アミノカルボニル〕−3−ジメチルアミノカル
    ボニル−2−ピリジンスルホンアミド及びその塩並びに
    メチル 2−〔〔〔4,6−ビス(ジフルオロメトキ
    シ)ピリミジン−2−イル〕アミノカルボニル〕アミノ
    スルホニル〕ベンゾエート及びその塩より成る群から選
    ばれた少なくとも1種のスルホニルウレア系除草活性成
    分を含有する除草組成物の効力増強剤として使用するも
    の。
  6. 【請求項6】 エトキシル化脂肪族アミン系界面活性
    剤、植物油及び/又は鉱物油並びに他の界面活性剤を含
    有する効力増強組成物であり、N−〔(4,6−ジメト
    キシピリミジン−2−イル)アミノカルボニル〕−3−
    ジメチルアミノカルボニル−2−ピリジンスルホンアミ
    ド及びその塩並びにメチル 2−〔〔〔4,6−ビス
    (ジフルオロメトキシ)ピリミジン−2−イル〕アミノ
    カルボニル〕アミノスルホニル〕ベンゾエート及びその
    塩より成る群から選ばれた少なくとも1種のスルホニル
    ウレア系除草活性成分を含有する除草組成物の効力増強
    剤として使用するもの。
  7. 【請求項7】 エトキシル化脂肪族アミン系界面活性剤
    と、N−〔(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イ
    ル)アミノカルボニル〕−3−ジメチルアミノカルボニ
    ル−2−ピリジンスルホンアミド及び/又はその塩、植
    物油及び/又は鉱物油並びに他の界面活性剤を含有する
    油性懸濁状除草組成物とを混合して、該除草組成物の除
    草効果を増強させる方法。
  8. 【請求項8】 エトキシル化脂肪族アミン系界面活性
    剤、N−〔(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イ
    ル)アミノカルボニル〕−3−ジメチルアミノカルボニ
    ル−2−ピリジンスルホンアミド及び/又はその塩、植
    物油及び/又は鉱物油並びに他の界面活性剤を含有する
    効力の増強された油性懸濁状除草組成物。
  9. 【請求項9】 エトキシル化脂肪族アミン系界面活性剤
    と、N−〔(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イ
    ル)アミノカルボニル〕−3−ジメチルアミノカルボニ
    ル−2−ピリジンスルホンアミド及び/又はその塩、植
    物油及び/又は鉱物油、他の界面活性剤並びに2,4−
    ジクロロフェノキシ酢酸、そのアルキルエステル及びそ
    の塩、3,6−ジクロロ−2−メトキシ安息香酸及びそ
    の塩、2−クロロ−4−エチルアミノ−6−イソプロピ
    ルアミノ−s−トリアジン、3−(1−メチルエチル)
    −1H−2,1,3−ベンゾチアジアジン−4(3H)
    −オン−2,2−ジオキシド、2−クロロ−2’,6’
    −ジエチル−N−(メトキシメチル)アセトアニリド、
    2−クロロ−6’−エチル−N−(2−メトキシ−1−
    メチルエチル)アセト−o−トルイジド、2−クロロ−
    N−イソプロピルアセトアニリド、N−(1−エチルプ
    ロピル)−2,6−ジニトロ−3,4−キシリジン、2
    −(3,5−ジクロロフェニル)−2−(2,2,2−
    トリクロロエチル)オキシラン、3,5−ジブロモ−4
    −ハイドロキシベンゾニトリル、そのカルボン酸エステ
    ル及びその塩、5,7−ジメチル−N−(2,6−ジク
    ロロフェニル)−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−
    a〕ピリミジン−2−スルホンアミド、2−クロロ−N
    −(エトキシメチル)−2’−エチル−6’−メチルア
    セトアニリド、O−(6−クロロ−3−フェニル−4−
    ピリダジニル) S−オクチルカルボノチオエート、1
    −(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)−3−
    (3−エチルスルホニル−2−ピリジルスルホニル)ウ
    レア及びその塩、2−〔2−クロロ−4−(メチルスル
    ホニル)ベイゾイル〕−1,3−シクロヘキサンジオン
    及びその塩、メチル 3−クロロ−5−(4,6−ジメ
    トキシピリミジン−2−イル−カルバモイルスルファモ
    イル)−1−メチルピラゾール−4−カルボキシレート
    及びその塩並びに3−(3,4−ジクロロフェニル)−
    1−メトキシ−1−メチルウレアより成る群から選ばれ
    た少なくとも1種の他の除草活性成分を含有する油性懸
    濁状除草組成物とを混合して、該除草組成物の除草効果
    を増強させる方法。
  10. 【請求項10】 エトキシル化脂肪族アミン系界面活性
    剤、N−〔(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イ
    ル)アミノカルボニル〕−3−ジメチルアミノカルボニ
    ル−2−ピリジンスルホンアミド及び/又はその塩、植
    物油及び/又は鉱物油、他の界面活性剤並びに2,4−
    ジクロロフェノキシ酢酸、そのアルキルエステル及びそ
    の塩、3,6−ジクロロ−2−メトキシ安息香酸及びそ
    の塩、2−クロロ−4−エチルアミノ−6−イソプロピ
    ルアミノ−s−トリアジン、3−(1−メチルエチル)
    −1H−2,1,3−ベンゾチアジアジン−4(3H)
    −オン−2,2−ジオキシド、2−クロロ−2’,6’
    −ジエチル−N−(メトキシメチル)アセトアニリド、
    2−クロロ−6’−エチル−N−(2−メトキシ−1−
    メチルエチル)アセト−o−トルイジド、2−クロロ−
    N−イソプロピルアセトアニリド、N−(1−エチルプ
    ロピル)−2,6−ジニトロ−3,4−キシリジン、2
    −(3,5−ジクロロフェニル)−2−(2,2,2−
    トリクロロエチル)オキシラン、3,5−ジブロモ−4
    −ハイドロキシベンゾニトリル、そのカルボン酸エステ
    ル及びその塩、5,7−ジメチル−N−(2,6−ジク
    ロロフェニル)−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−
    a〕ピリミジン−2−スルホンアミド、2−クロロ−N
    −(エトキシメチル)−2’−エチル−6’−メチルア
    セトアニリド、O−(6−クロロ−3−フェニル−4−
    ピリダジニル) S−オクチルカルボノチオエート、1
    −(4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)−3−
    (3−エチルスルホニル−2−ピリジルスルホニル)ウ
    レア及びその塩、2−〔2−クロロ−4−(メチルスル
    ホニル)ベイゾイル〕−1,3−シクロヘキサンジオン
    及びその塩、メチル 3−クロロ−5−(4,6−ジメ
    トキシピリミジン−2−イル−カルバモイルスルファモ
    イル)−1−メチルピラゾール−4−カルボキシレート
    及びその塩並びに3−(3,4−ジクロロフェニル)−
    1−メトキシ−1−メチルウレアより成る群から選ばれ
    た少なくとも1種の他の除草活性成分を含有する効力の
    増強された油性懸濁状除草組成物。
  11. 【請求項11】 エトキシル化脂肪族アミン系界面活性
    剤を、(1)N−〔(4,6−ジメトキシピリミジン−
    2−イル)アミノカルボニル〕−3−ジメチルアミノカ
    ルボニル−2−ピリジンスルホンアミド及び/又はその
    塩、植物油及び/又は鉱物油並びに他の界面活性剤を含
    有する油性懸濁状除草組成物並びに(2)2,4−ジク
    ロロフェノキシ酢酸、そのアルキルエステル及びその
    塩、3,6−ジクロロ−2−メトキシ安息香酸及びその
    塩、2−クロロ−4−エチルアミノ−6−イソプロピル
    アミノ−s−トリアジン、3−(1−メチルエチル)−
    1H−2,1,3−ベンゾチアジアジン−4(3H)−
    オン−2,2−ジオキシド、2−クロロ−2’,6’−
    ジエチル−N−(メトキシメチル)アセトアニリド、2
    −クロロ−6’−エチル−N−(2−メトキシ−1−メ
    チルエチル)アセト−o−トルイジド、2−クロロ−N
    −イソプロピルアセトアニリド、N−(1−エチルプロ
    ピル)−2,6−ジニトロ−3,4−キシリジン、2−
    (3,5−ジクロロフェニル)−2−(2,2,2−ト
    リクロロエチル)オキシラン、3,5−ジブロモ−4−
    ハイドロキシベンゾニトリル、そのカルボン酸エステル
    及びその塩、5,7−ジメチル−N−(2,6−ジクロ
    ロフェニル)−1,2,4−トリアゾロ〔1,5−a〕
    ピリミジン−2−スルホンアミド、2−クロロ−N−
    (エトキシメチル)−2’−エチル−6’−メチルアセ
    トアニリド、O−(6−クロロ−3−フェニル−4−ピ
    リダジニル) S−オクチルカルボノチオエート、1−
    (4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)−3−
    (3−エチルスルホニル−2−ピリジルスルホニル)ウ
    レア及びその塩、2−〔2−クロロ−4−(メチルスル
    ホニル)ベイゾイル〕−1,3−シクロヘキサンジオン
    及びその塩、メチル 3−クロロ−5−(4,6−ジメ
    トキシピリミジン−2−イル−カルバモイルスルファモ
    イル)−1−メチルピラゾール−4−カルボキシレート
    及びその塩並びに3−(3,4−ジクロロフェニル)−
    1−メトキシ−1−メチルウレアより成る群から選ばれ
    た少なくとも1種の他の除草活性成分を含有する除草性
    散布液と混合して、該除草性散布液の除草効果を増強さ
    せる方法。
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