JPH0634037B2 - 時計の組立方法 - Google Patents
時計の組立方法Info
- Publication number
- JPH0634037B2 JPH0634037B2 JP2051367A JP5136790A JPH0634037B2 JP H0634037 B2 JPH0634037 B2 JP H0634037B2 JP 2051367 A JP2051367 A JP 2051367A JP 5136790 A JP5136790 A JP 5136790A JP H0634037 B2 JPH0634037 B2 JP H0634037B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dial
- bottom plate
- plate
- locking
- assembling
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は時計の組立方法に関する。
［従来の技術］ 従来から例えばアナログ式腕時計の代表的な組立方法
は、文字板を設ける側の地板つまり下板の上面に時計機
械体を構成する輪列を組込み、この輪列の上端部を上板
にて軸受けして全体をモジュール化し、このモジュール
を反転させて、下板に文字板を設け、この文字板から突
出している指針軸に指針を取付け、その後で、予め前カ
バーを設けてある枠体（胴）内にこのモジュールを装置
し、再びこの胴を反転させ、その裏面に裏蓋を圧入また
は螺合させるものであった。
は、文字板を設ける側の地板つまり下板の上面に時計機
械体を構成する輪列を組込み、この輪列の上端部を上板
にて軸受けして全体をモジュール化し、このモジュール
を反転させて、下板に文字板を設け、この文字板から突
出している指針軸に指針を取付け、その後で、予め前カ
バーを設けてある枠体（胴）内にこのモジュールを装置
し、再びこの胴を反転させ、その裏面に裏蓋を圧入また
は螺合させるものであった。
［解決しようとする課題］ このような時計の組立方法では、組立途中において、例
えば指針を取付ける時、機械体を胴に装置する時、さら
に裏蓋を取付ける時など何度も反転させる必要があり、
これが時計の組立の自動化に大きな障害になっていた。
えば指針を取付ける時、機械体を胴に装置する時、さら
に裏蓋を取付ける時など何度も反転させる必要があり、
これが時計の組立の自動化に大きな障害になっていた。
そこで本発明は、時計の組立が機械体の組立から外装付
けまで同一方向から行なうことができ、組立の自動化に
有効な組立方法を提供することにある。
けまで同一方向から行なうことができ、組立の自動化に
有効な組立方法を提供することにある。
［課題を解決するための手段］ 本発明の特徴は、側壁を有する上端開口の底板に時計機
械体を組込み、この底板の開口端に地板を上方から接合
させて上記時計機械体を軸受けする工程と、上記地板の
上面に文字板を載置する工程と、上記文字板の指針軸に
上方から指針を取付ける工程と、押圧部と係止部とを形
成した枠体を上記文字板の上方から押下げ、この係止部
を上記底板に係止させ、上記押圧部と上記底板とにより
上記文字板と上記地板とを挟持する工程と、上記枠体を
組込む前または後において前カバーを上方から組込む工
程とからなるところにある。
械体を組込み、この底板の開口端に地板を上方から接合
させて上記時計機械体を軸受けする工程と、上記地板の
上面に文字板を載置する工程と、上記文字板の指針軸に
上方から指針を取付ける工程と、押圧部と係止部とを形
成した枠体を上記文字板の上方から押下げ、この係止部
を上記底板に係止させ、上記押圧部と上記底板とにより
上記文字板と上記地板とを挟持する工程と、上記枠体を
組込む前または後において前カバーを上方から組込む工
程とからなるところにある。
［実施例］ 以下図面を参照して本発明の実施例について説明する。
第１図において、底板１の形状は上端開口の椀状のもの
で、その内面には軸受部が一体的に形成してあり、この
外周には側壁１１が形成してある。そして側壁１１の外
周面には、上部にテーパ面１２と下部に係止溝１３が一
体的に形成してあり、この係止溝内にはパッキング４が
挿置してある。また側壁１１の内面上端には、嵌合溝１
４が穿設してある。地板２の裏面には、機械体の輪列の
上端を軸支する軸受が形成してある。
で、その内面には軸受部が一体的に形成してあり、この
外周には側壁１１が形成してある。そして側壁１１の外
周面には、上部にテーパ面１２と下部に係止溝１３が一
体的に形成してあり、この係止溝内にはパッキング４が
挿置してある。また側壁１１の内面上端には、嵌合溝１
４が穿設してある。地板２の裏面には、機械体の輪列の
上端を軸支する軸受が形成してある。
そこで先ず底板１の中空Ａ内に時計の機械体（図示せ
ず）を組込む。そして地板２を上方からこの底板１の嵌
合溝１４に嵌合させ、機械体の各輪列を軸受し、この機
械体の組込み工程を行う。そして地板２の上面に文字板
３を載置する。
ず）を組込む。そして地板２を上方からこの底板１の嵌
合溝１４に嵌合させ、機械体の各輪列を軸受し、この機
械体の組込み工程を行う。そして地板２の上面に文字板
３を載置する。
枠体（胴）５の形状は、リング状で、断面逆Ｌ字状のも
のである。そしてその内面の上部には、内方に延出して
いる押圧部５１が、また内面下端には、内方に向けて係
止部が一体的に形成してあり、押圧部５１の上方は嵌合
溝５３となっている。
のである。そしてその内面の上部には、内方に延出して
いる押圧部５１が、また内面下端には、内方に向けて係
止部が一体的に形成してあり、押圧部５１の上方は嵌合
溝５３となっている。
そこで枠体５を文字板３の上方から押圧すると、係止部
５２は、側壁１のテーパ面１２の表面を摺動して降下
し、係止溝１３に係合する。同時に押圧部５１の下面
は、文字板３の上面縁部に圧接する。そのため枠体５の
押圧部５１と底板１とにより、地板２と文字板３に挟持
する力が付勢され、そのためこの文字板、地板２および
底板１は、一体的に結合される。その後で文字板３の上
面に突出している指針軸に、指針７を取付ける。勿論指
針７は、枠体５を組込む前に取付けておいてもよい。そ
こで枠体５の上部の嵌合溝２３には、上方から前カバー
６が圧入され、必要によっては接着剤で固着する。
５２は、側壁１のテーパ面１２の表面を摺動して降下
し、係止溝１３に係合する。同時に押圧部５１の下面
は、文字板３の上面縁部に圧接する。そのため枠体５の
押圧部５１と底板１とにより、地板２と文字板３に挟持
する力が付勢され、そのためこの文字板、地板２および
底板１は、一体的に結合される。その後で文字板３の上
面に突出している指針軸に、指針７を取付ける。勿論指
針７は、枠体５を組込む前に取付けておいてもよい。そ
こで枠体５の上部の嵌合溝２３には、上方から前カバー
６が圧入され、必要によっては接着剤で固着する。
第２図は本発明の他の実施例を示すもので、この特徴は
枠体５ａから文字板３に及ぼす挟持力は前カバー６ａを
介して間接的に行われるものである。すなわち、前カバ
ー６ａの下端部には、外方に向けて突部６１ａが形成し
てあり、他方枠体５ａの内面の上端部には、押圧部５１
ａが形成してあり、突部６１ａにこの押圧部を接合さ
せ、底板１の係止溝１３には係止部５２ａが係止するよ
うになっている。
枠体５ａから文字板３に及ぼす挟持力は前カバー６ａを
介して間接的に行われるものである。すなわち、前カバ
ー６ａの下端部には、外方に向けて突部６１ａが形成し
てあり、他方枠体５ａの内面の上端部には、押圧部５１
ａが形成してあり、突部６１ａにこの押圧部を接合さ
せ、底板１の係止溝１３には係止部５２ａが係止するよ
うになっている。
したがってこの実施例では、前カバー６ａは、枠体５ａ
を組込む前に文字板３の上面の縁部に載置される。
を組込む前に文字板３の上面の縁部に載置される。
［効果］ 以上のとおり本発明によれば、機械体の組込みから外装
付けまで、同一方向から行うようにしたから、反転動作
はなく、したがって例えば組立搬送ベルトに載せたまま
で一貫生産が可能であり、生産効率の向上によって製造
コストの低減が達成される。
付けまで、同一方向から行うようにしたから、反転動作
はなく、したがって例えば組立搬送ベルトに載せたまま
で一貫生産が可能であり、生産効率の向上によって製造
コストの低減が達成される。
第１図は一部省略断面図、第２図は他の実施例を示す一
部省略断面図である。 １……底板、 ２……地板、 ３……文字板、 ５……枠体、 ５１，５１ａ……押圧部、 ５２，５２ａ……係止部、 ６，６ａ……前カバー、 ７……指針。
部省略断面図である。 １……底板、 ２……地板、 ３……文字板、 ５……枠体、 ５１，５１ａ……押圧部、 ５２，５２ａ……係止部、 ６，６ａ……前カバー、 ７……指針。
Claims (1)
- 【請求項１】外周の側壁を有する上端開口の底板に、時
計機械体を組込む工程と、 上記底板の側壁の開口端に地板を上方から接合させ、上
記時計機械体を軸受けする工程と、 上記地板の上面に文字板を載置する工程と、 上記文字板の指針軸に上方から指針を取付ける工程と、 押圧部と係止部とを形成した枠体を上記文字板の上方か
ら押下げ、この係止部を上記底板に係止させ、上記押圧
部と上記底板とにより上記文字板と上記地板とを挟持す
る工程と、 上記枠体を組込む前または後において前カバーを上方か
ら組込む工程と からなる時計の組立方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2051367A JPH0634037B2 (ja) | 1990-03-02 | 1990-03-02 | 時計の組立方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2051367A JPH0634037B2 (ja) | 1990-03-02 | 1990-03-02 | 時計の組立方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02269991A JPH02269991A (ja) | 1990-11-05 |
| JPH0634037B2 true JPH0634037B2 (ja) | 1994-05-02 |
Family
ID=12884972
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2051367A Expired - Lifetime JPH0634037B2 (ja) | 1990-03-02 | 1990-03-02 | 時計の組立方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0634037B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104062889A (zh) * | 2014-07-11 | 2014-09-24 | 福州小神龙表业技术研发有限公司 | 一种无底盖表及其生产工艺 |
| EP3771948A1 (fr) * | 2019-07-31 | 2021-02-03 | Omega SA | Cadran pour piece d`horlogerie |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CH630770B (fr) * | 1979-05-30 | Finger H Fa | Boite de montre etanche comprenant un fond et une lunette. |
-
1990
- 1990-03-02 JP JP2051367A patent/JPH0634037B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02269991A (ja) | 1990-11-05 |
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