JPH06340378A - 昇降機の配車方法 - Google Patents

昇降機の配車方法

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JPH06340378A
JPH06340378A JP6094475A JP9447594A JPH06340378A JP H06340378 A JPH06340378 A JP H06340378A JP 6094475 A JP6094475 A JP 6094475A JP 9447594 A JP9447594 A JP 9447594A JP H06340378 A JPH06340378 A JP H06340378A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ホール呼びの発生からかごが到着するまでの
待ち時間を短縮する。 【構成】 乗客の待ち時間を反映するパラメータとし
て、あと何秒待つかを示す残りの応答時間(RRT)、
呼び登録からかご到着までの時間を示す予測登録時間
(PRT)、予測登録時間のうち最も長いものを示す最
長予測登録時間(maxPRT)、及びかご間の相対的
な応答可能性を示す相対システム応答量(RSR)の4
つを選択し、これら各パラメータに基づいて全かごに対
し目的関数OBjを演算する。この目的関数OBjの最
小のかごをホール呼びに割当て、原則的に再割当てを禁
止することにより、著しく長い待ち時間が生じるのを未
然に防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各階からのホール呼び
(乗場呼び)に対して、一群のかごの中から最適なかご
を割当てる昇降機の配車方法に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のかごを有する昇降機を備えた建物
のある階でホール呼びボタンが押されると、配車管理装
置(運行制御装置またはディスパッチャー)は、このホ
ール呼びに応答して一群のかごの中からいずれかを選択
し、その階に送る。即ち、本明細書にいう「配車」と
は、呼びに応じてかご(car)を割当て、所定の階に
送り出すことをいう。通常、かごの扉が開く直前にホー
ルランタンは点灯し、ホール呼びに対してどのかごが配
車されたかを利用者(乗客)に知らせている。
【0003】配車管理装置は、ホール呼びに対し、種々
の昇降機システムパラメータに基づいてかごを割当てて
いる。これらのシステムパラメータは、ホール呼びが登
録された時点とホール呼びに対してかごを送った時点と
の間で、その値が変化するものであるため、配車管理装
置は、ホール呼びに対してかごを送る前に、何度もかご
を割当てなおすことがある。ホールランタンは複数回に
わたる再割当て後に、利用者のいる階にかごが到着する
直前になって初めて点灯するため、利用者には、この再
割当てが分からない。
【0004】一方、即時かご割当て(ICA)と呼ばれ
る配車方法は、あるホール呼びに対して一旦かごを割当
てたら、その割当てを変えずに維持するものである。従
来の昇降機の配車技術とは異なり、ICAでは、利用者
からのホール呼びに対して最初にかごを割当てた時点
(または、その直後)で、どのかごが到着するかを利用
者に知らせている。この方法によれば、利用者は、かご
が到着した時にすぐに乗車できるように、予め到着が予
定されているかごの方に歩いて行き、その前で待てる点
で有利である。「分かって歩み寄る時間(know and go
time)」とは、乗客が、自分のホール呼びに対してどの
かごが配車されるかを知った時から、そのかごのところ
に行って立つまでの時間をいう。従って、かごが到着す
る時に、利用者がその前で待つことができるためには、
異なるかごに対して何度もホール呼びを再割当てしない
ようにしなければならない。配車管理装置による再割当
てに時間をかけている分だけ、この「分かって歩み寄る
時間」は少なくなる。
【0005】今まで複数回にわたる再割当てを黙認して
きたのは、最適な割当て状態にするためであった。従来
は常に割当てなおすことができ、よって新たなホール呼
びやかご呼びなどの後から起こった事象を考慮した場合
に最適とはいえなくなった最初の割当てを変えることも
できたため、最初は、最低限しか最適な割当て状態にな
っていなかった。しかしながら、ICAでは、再割当て
の時間が殆どゼロに等しいので、最初から好ましい割当
て状態にしておく必要性は大きくなる。即ち、このIC
Aによる配車方法では、最初の割当てを保持し、原則と
して再割当てを行わないため、一層、ホール呼びに対し
てどのかごを配車するかという、最初の割当てを適切な
ものにする必要がある。
【0006】ICAを最初に利用しはじめた時、この問
題に対して本来ならばもっと細かな配慮をしておくべき
であった。米国特許第4,363,381号「Relative
System Response Elevator Call Assignments(相対シ
ステム応答式昇降機かご割当て」に記載された相対シス
テム応答(RSR)は、複数回にわたる再割当ても可能
であると想定して一般に用いられている方法の1つであ
る。ICAはRSRと共に使用される。従って、このR
SR/ICA方法では、RSRを使用して最初のかごを
ホール呼びに対して割当てる。RSRは、最初の割当て
の質を落とす原因ともなる以後の事象(新たなホール呼
びやかご呼び)を最初の割当てに影響させない方法であ
り、RSR/ICAになってからも最初の割当てを適切
なものとする必要性は残っていた。
【0007】「平均登録時間」とは、ホール呼びボタン
が押されてからホール呼びが取り消しになるまでの時間
をいう。この後者の時点は昇降機システムによってそれ
ぞれ異なる。かごがある階に到着して着床した時にホー
ル呼びを取り消すものもあれば、一般にかごがある階に
近付いてホールランタンを点灯させるという、かごの減
速開始時にあたる停止制御点でホール呼びを取り消すも
のもある。この平均登録時間は乗客の待ち時間と一致し
ない。乗客全員が同じ時間待っていたわけではなく、全
乗客についての待ち時間を測定することはできないため
である。
【0008】ある昇降機システムの平均登録時間は、そ
の昇降機システムの性能を知るための共通の尺度にはな
る。しかし、適切な平均登録時間というものは必ずしも
当てにならず、時々起こる極めて長い登録時間が頻繁に
起こる極めて短い登録時間に隠されてしまう。技術者ら
は、極めて長い時間(例えば135秒)待つ混雑した往
復時の間に、通常、ホール呼びは1回であるということ
を知見した。このような長い待ち時間が生じるケース
は、むしろ稀である(例えば、ホール呼び1000回あ
たり1回か2回)。あるホール呼びに関連した少なくと
も1台(通常は複数台)のかごを飛ばしてしまうことも
しばしば起こる。つまり、飛ばした時点では、かごがそ
のホール呼びとは無関係であったために、このような
「飛ばし」が起こるのである。もし、そのホール呼びを
無視して飛ばしたかごが、そのホール呼びに応じて停止
したならば、極めて長い登録時間を短縮できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】利用者は、これらの極
めて長い登録時間を短くする必要性を指摘している。ホ
ール呼びが飛ばされる回数を減らすことで、配車管理装
置は最長登録時間を短縮できる。しかし、同時に、他の
ホール呼びをいくつか犠牲にすることで、待ち時間の長
いホール呼びに対して特別に対応するため、全登録時間
の平均値は長くなる。最長登録時間を短縮できれば平均
登録時間が長くなるのはやむを得ないとする市場もある
にはある。
【0010】図1は、上述した最長登録時間の問題と従
来技術においてこれに焦点を絞れなかったことについて
説明するための図である。かごBは7階のホール呼びに
割当てられており、まだどのかごにも割り当てられてい
ない新たなホール呼びが9階で登録された時には下降し
ている。かごAも下に向かってるが、この9階のホール
呼びについて見れば、かごBよりも遠い位置にある。従
って、従来のRSR方法によれば、かごBはかごAより
も9階に近いので、9階で登録された新たなホール呼び
に割当てられるのはかごBとなる。これは9階のホール
でかごを呼んだ人にとっては都合が良いが、かごBが向
かいかけていた7階のホールでかごを呼んだ人は、9階
のホール呼びが登録された時点で、すでに60秒も待っ
ているのである。9階にいる人の待ち時間は短くなる
が、7階でずっと待っていた人はもっと長く待たなけれ
ばならなくなる。
【0011】従って、本発明の目的は、最初の割当てを
最適なものとして「分かって歩み寄る時間」を最長にす
ると共に、最長登録時間を短縮して極めて長い待ち時間
が発生するのを防止することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明に係る昇
降機の配車方法は、ホール呼びをかごに割当てるための
配車方法であって、かご及びホール呼びに関連した残り
の応答時間を得る第1のステップと、前記かご及び前記
ホール呼びに関連した予測登録時間を得る第2のステッ
プと、前記残りの応答時間と予測登録時間とに応じて目
的関数を得る第3のステップと、前記第1〜第3のステ
ップを前記ホール呼びの割当てに充てることのできる全
てのかごについて実行する第4のステップと、前記ホー
ル呼びの割当てに充てることのできる全てのかごについ
て求められた前記目的関数を比較して比較結果を求める
第5のステップと、前記比較結果に応じて前記ホール呼
びを所定のかごに割当てる第6のステップとを含んで構
成されている。
【0013】また、最長予測登録時間及び相対システム
応答量のいずれか又は双方を目的関数に含めてもよい。
【0014】
【作用】本発明によれば、ホール呼びに対するかごの割
当てを、残りの応答時間(RRT)と、予測登録時間
(PRT)、最長予測登録時間(maxPRT)、相対
システム応答(RSR)量のうちの1つまたは複数を含
む乗客の待ち時間に関するシステムパラメータの関数と
して直接実行することができる。また、本発明によれ
ば、ホール呼びに対するかごの割当てをシステムパラメ
ータに基づいて実行し、再割当てを防止して瞬時かご割
当てを実施することができる。
【0015】
【実施例】本発明による昇降機の配車方法は、2つの部
分からなる。第1の部分は、新たに発生したホール呼び
について、一群のかごの中から以下の数1で表される目
的(意味目的)関数の最小値が得られるかごを選択する
ことで、そのホール呼びに対して最適なかごを割当てる
ことである。
【0016】
【数1】OBJ(icar)=A・RRT+B・│PR
T−20│+δ・C・(maxPRT−60)2+D・
RSR 各項については後に詳細に説明する。
【0017】昇降機の配車に目的関数を使用すること自
体は新しいものではない。Kuzunuki他に付与さ
れた米国特許第4,947,965号「Group Control
Method and Apparatus for an Elevator System with P
lural Cages(複数のかごを有する昇降機システム用の
群管理方法及び装置)」を参照のこと。RSRアルゴリ
ズムは目的関数を利用している。RSRアルゴリズム及
びこれを様々な形に部分修正したものは、使用するRS
Rアルゴリズムによって様々な項を含むといってよい。
RSR量の基本成分は、かごがホール呼びの発生した階
に達するのに要する推定秒数値である。
【0018】しかし、特定の目的関数を使用する点、目
的関数における要素を選択した点、ICAと組み合わせ
て目的関数を使用する点、昇降機システムの性能尺度の
関数として直接的にかごをホール呼びに割当てる点は、
ここに開示の他の内容と共に新規なものである。
【0019】本発明の第2の部分は、目的関数と組み合
わせて瞬時かご割当て(ICA)を行うことである。本
発明によれば、かごがすでに割当てられた状態でいくら
か待っているホール呼びについて、他のかごへの割当て
切り換え(再割当て)が起こることはまずない。2回以
上の再割当ては決して起こらない。切り換え、即ち再割
当ては、第1に、すでに割当てられたかご以外に、ホー
ル呼びの発生した階に著しく速く(例えば少なくとも4
0秒)到着できるかごがある場合か、第2に、割当てら
れたかごがホール呼びの発生した階から離れる方向に移
動している場合(例えば、上りのホール呼びに割当てら
れたかごが、そのホール呼びの発生した階よりも上の階
を移動している場合等)という、2つの例外的な場合に
限って許容される。切り換えが許される場合には、目的
関数に基づいて割当てを行う。数1に示す各係数A、
B、C、Dの値は、建物の所有者の好みを反映するよう
変化させることができる。1つを除いて全ての係数をゼ
ロに設定することで、1つの尺度のみに基づいてかごを
割当てることができるのは明らかである。
【0020】PRT(残りの応答時間) 「残りの応答時間」という用語は、本発明と同一の発明
者に付与された米国特許第5,146,053号「Elev
ator Dispatching Based on Remaining Response Time
(残りの応答時間に基づく昇降機配車方法)」において
詳細に説明されている。この「残りの応答時間」とは、
割当てられたかご呼びとホール呼びとの組み合わせを考
慮した場合に、かごがホール呼びの発生した階に達する
のに要する推定時間(推定秒数値)である。これは昇降
機産業界では、時として推定到着時間(ETA)と呼ば
れることもある。
【0021】図2には、9階へのかご呼びに応じるため
に下方向に移動して12階まで来ているかごBが示され
ている。この時点で、6階において新たなホール呼びが
登録される。この新たなホール呼びに対するかごBの残
りの応答時間は、例えば15秒であるとする。数秒後、
10階における他の新たなホール呼びが割当てられた時
に、かごBは依然として9階へのかご呼びと6階でのホ
ール呼びとに応じて下降している。10階で登録された
他の新たなホール呼びによって、6階での残りの応答時
間は15秒から25秒に延びる。
【0022】図3はかごB,Cのかご呼びとかごBに割
当てられたホール呼びと建物内の各階との関係を示して
いる。図3は、ホール呼びがすでに例えば20秒等のあ
る時間待った後における残りの応答時間の概念を説明す
るための図である。図3において、乗客がすでに20秒
待っているかごBに割当てられたホール呼びに応じる前
に2つのかご呼びに応じるため、かごBは下方向に移動
している。一方、かごCは、そのホール呼びが登録され
た階(9階)よりも上の階(11階)へのかご呼びに応
じるために、上方向に移動している。ここで、9階のホ
ール呼びをかごBに割当てたままにするか、それともか
ごCに割当てなおすかという点で問題が生じる。
【0023】ホール呼びに対するかごの割当てが純粋に
残りの応答時間だけに基づいてなされている場合には、
最初に割当てられたかごBの残りの応答時間とかごCの
残りの応答時間とを比較し、現在の割当ての適否を評価
すると共に、かごBからかごCへの切り換え、即ち再割
当は妥当であるかを判断する。
【0024】また、呼びの発生したホールに着くまでの
反対方向への移動中、移動方向に割当てられたホール呼
びを含む場合、残りの応答時間を算出するために、かご
は最終階まで行くという仮定をたてる。(例えば、7階
へのかご呼びがあったため5階から上方向に移動し、9
階でのホール呼びに割当てられているかごを考えて頂き
たい。ここで10階において下方向への呼びが発生す
る。このかごの残りの応答時間を予測するために、かご
は下方向に移動して10階に到着する前に9階で登録さ
れたホール呼びの結果として生じたかご呼びに応じるた
めに、最上階まで送られると仮定する。即ち、5階で乗
車した人が7階を指定(かご呼び)して、かごが上昇し
ており、このかごが9階のホール呼びに割当てられてい
る場合に、10階で新たな下りのホール呼びが発生した
とすると、このかごは9階で乗客を乗せた後、すぐ10
階に上がって「下りのかご」になるとは限らない。何故
なら9階で乗車した人が最上階を指定するかも知れない
からである。)従って、かごが最上階まで行ってしま
う、という仮定は必ずしも最悪のケースとなるわけでは
ないことは明らかであろう。
【0025】9階における上りのホール呼びの結果とし
て、最上階へのかご呼びが発生すると仮定する。ホール
呼びが登録された9階で複数の人が待っていて、それぞ
れが別のかご呼びボタンを押した場合には、もっと状況
が悪化しうる。このようなより悪いケースでは、停止回
数が増えるためRRTは明らかに長くなる。
【0026】PRT(予測登録時間) この尺度は、ホール呼びをすでに待った時間(これまで
の待ち時間)とRRTとの合計時間である。新たなホー
ル呼びについては、今までの待ち時間というものが無い
ので、PRT=RRTとなる。図4は、残りの応答時間
だけに基づいてホール呼びの割当てを行うのは不十分で
ある理由と、予測登録時間が割当てに重要である理由と
を示す図である。かごBは現在11階にあり、自分に割
当てられた6階でのホール呼びに応じるために下降して
いる。さて、9階で新たなホール呼びが登録された時点
で、6階の乗客がこれまでに待った待ち時間は(極めて
長い)50秒である。14階にあるもう1つのかごCも
下降している。9階で登録された新たなホール呼びに対
するかごBの残りの応答時間は6秒である。一方、かご
Cは、9階に対してかごBよりも遠いため、9階で発生
したこの新たなホール呼びに対するかごCの残りの応答
時間は15秒となる。この時点で、論理的に選択すれ
ば、新たなホール呼びに割当てられるかごは、かごBに
なる。しかし、状況によっては、この割当てによって他
の呼びに影響が及ぶため、この割当ては不適切なものと
なる。仮に、かごBを9階でのホール呼びに割当てたと
すると、6階でのホール呼びに対する予測登録時間は6
5秒に延びる。一方、仮に、かごCを9階でのホール呼
びに割当てたとすると、6階でのホール呼びに対する予
測登録時間は55秒で済む。このように、2機のかご
B,Cを比較した時の残りの応答時間の短さのみに基づ
いて、9階で登録された新たなホール呼びにかごBを割
当てると、6階で待っている乗客の予測登録時間は極め
て長くなる。このような純粋に残りの応答時間の関数と
して割当てられた結果として生じる予測登録時間は、6
階の乗客にとって厳しいものとなる。待ち時間の関数と
しての乗客の苛立ちは非線形的であるため、心配性の乗
客と腹を立てている乗客との間の違いこそあれ、6階に
いる乗客の余計な待ち時間10秒は好ましいとはいえな
い。
【0027】このため、本発明では、「残りの応答時
間」に加えて、「予測登録時間」をも目的関数に含めて
いるのである。
【0028】予測登録時間の尺度は、予測登録時間と2
0秒の時間項T1 との差の絶対値として、目的関数に含
まれる。予測登録時間が極めて長いか極めて短い場合に
は、この項T1 はかごにペナルティを課すことになる。
これは不愉快に思わずに約20秒待てる乗客がいるよう
な市場における哲学を反映したものである。勿論、この
ペナルティ項T1は変数であって20秒に限られるもの
ではない。従って、極めて短時間(例えば5秒)でホー
ル呼びの発生した階に到着できるかごを、他のより急を
要する交通需要に応えられるようにするとよい。
【0029】maxPRT(最長予測登録時間) 90秒を越える待ち時間は極めて長いと考えられるが、
これはさほど頻繁に起こることではない(混雑した往復
時における2時間あたり1回か2回)。待ち時間は乗客
の苛立ちの形となって影響してくる。このような待ち時
間の長い呼びの発生回数の減少と待ち時間の短縮とは重
要なことである。本発明の目的は、ある割当てが時間項
T2、 即ち60秒よりも長く待つ(現在待っている全ホ
ール呼びの中で)待ち時間の最も長い呼びとなる場合に
限り、その割当てに対してかごにペナルティを課すこと
でこの長い呼びに対処することにある。すでに60秒待
っている呼びは、90秒の閾値を越える可能性が高いと
考えられるので、特に注意する必要がある。このペナル
ティ項T2も変数であって60秒に限られるものではな
い。本実施例による目的関数では、この項を2乗し、待
ち時間が60秒を越えて長くなるにつれて非線形的に増
大する乗客の苛立ちを反映させている。勿論、maxP
RT項はPRTと同様に必ず2乗しなければならないと
いうものではないが、乗客の苛立ちをモデル化するため
の他の関数に対する賛否の論点にすることはできる。デ
ィラックのδオペレータでは、maxPRTがT2(本
実施例では60秒)よりも長い場合に、数1に示す係数
δを1に設定し、それ以外の場合には係数δを0に設定
するため、maxPRTを60秒未満にすれば、数1中
の右辺第3項は必ずゼロになる。
【0030】RSR(相対システム応答) 現在、この尺度は、建物の所有者が従来のRSR配車方
法に戻るために目的関数で使用されている。
【0031】RSRには多数の変形例があるため、RS
R項の値はどの形態が好ましいかによって選択される。
RSR量の基本成分は、割当ての決まったかごがホール
呼びのあったホールに到着するまでの推定時間量であ
る。しかし、RSR値として選択される値としては、P
owell他に付与された米国特許第5,146,05
3号「Elevator Dispatching Based on Remaining resp
onse Time(残りの応答時間に基づいた昇降機配車方
法)」や、Bittarに付与された米国特許第4,3
63,381号「Relative System Response Elevator
Call Assignment(相対システム応答式昇降機呼び割当
て)」、Bittarに付与された米国特許第4,18
5,568号「Weighted Relative System Elevator Ca
r AssignmentSystem with Variable Bonuses and Penal
ties(変数ボーナス及びペナルティのある重み付け相対
システム昇降機かご割当てシステム)」、MacDon
ald他に付与された米国特許第4,782,921号
「Coincident Call Optimization in Elevator Dispatc
hing System(昇降機配車システムにおける一致型呼び
最適化方法)」、Auerに付与された米国特許第5,
202,540号「Two-way Ring Communication Syste
m for Elevator Group Control(昇降機群管理用二方向
リング連通系)」、Thangavelu他に付与され
た米国特許第5,168,136号「Learning Methodo
logy for Improving Traffic Prediction Accuracy of
Elevator System Using Artificial Intelligence(人
工知能を利用した昇降機システムの交通予測精度向上用
学習方法)」、Thangaveluに付与された米国
特許第5,035,302号「Artificial Intelligenc
ebased Learning System Predicting Peak-Period Time
s for Elevator Dispatching(昇降機配車用にピーク時
間を予測する人工知能ベースの学習システム)」、Th
angaveluに付与された米国特許第5,024,
295号「Relative System Response Elevator Dispat
cher System Using Artificial Intelligence to Vary
Bonuses and Penalties(人工知能を利用してボーナス
とペナルティを変化させる相対システム応答式昇降機配
車システム)」、Thangaveluに付与された米
国特許第5,022,497号「Artificial Intellige
nceBased Crowd Sensing System for Elevator Car Ass
ignment(昇降機かご割当て用の人工知能ベースの混雑
検知システム)」、Thangaveluに付与された
米国特許第4,838,384号「Queue Based Elevat
or Dispatching System Using Peak Period Traffic Pr
ediction(ピーク時間の交通予測を利用した待ち行列ベ
ースの昇降機配車システム)」などに記載されているよ
うな値のいずれかであってもよい。また、RSR項を構
成するボーナス及びペナルティは可変値であっても固定
値であってもよい。
【0032】図5は、本発明による配車方法を実施する
ためのマスターフローチャートを示している。プログラ
ム開始後、ステップ1では、N階のホールで、ある方向
への呼びが発生する。そして、ステップ2で、配車管理
装置は、ホール呼びがすでにかごに割当てられているか
否かを判断し、割当てられているかごを記録する。次
に、ステップ3では、各かごについての残りの応答時間
及び最短の残りの応答時間を算出し、どのかごがこれに
関連しているかを判断する。
【0033】一連の判定を実行し、ホール呼びに対して
再割当てを行うためのホール呼び割当てアルゴリズム
(図6)を実行すべきであるか否かを判断する。図5、
図6及び図7に示すルーチンでは、どうしても再割当て
する必要がある場合以外はかごを割当てなおさないとい
う点で、「瞬時かご割当て」という基本概念を取り入れ
ている。仮にかごを割当てなおすような場合であって
も、2回以上割当てなおすことはない。最初の判断を行
うステップ4では、「新たなホール呼びか?」と質問す
る。新たなホール呼びである場合には、図5のルーチン
を終了し、図6に示すホール呼び割当てアルゴリズムが
実行されるのを待つ。新たなホール呼びでない場合には
次の3つの判断ステップ5〜7に進み、前に割当てた呼
びを割当てなおす必要があるか否かを判断する。第2の
判断を行うステップ5では、割当てられたかごの残りの
応答時間が、最短の残りの応答時間に40秒を加えたよ
りも長い場合に、他のかごにホール呼びを割当てなおす
ためのホール呼び割当てアルゴリズム(図6)が実行さ
れるまで、図5のルーチンを実行せずに待つ。このステ
ップ5は再割当てを極力避けることを示すものである
が、最短の残りの応答時間を考慮した場合に、現在のか
ごの残りの応答時間では全く不十分であるような場合に
は、再割当てを考えなければならない。このような極め
て不十分な状態は、可変の予測登録時間差(ここでは4
0秒)によって規定される。3つ目と4つ目の判断ステ
ップ6,7では、割当てられたかごが割当てられたホー
ル呼びから離れる方向に移動している場合に、ホール呼
び割当てアルゴリズムが実行されるまで、図5のルーチ
ンの実行を中止する。これらの判断ステップ5〜7のい
ずれにおいてもYESと判断されない場合には、ステッ
プ8に示す如く再割当ては行われない。
【0034】図6はホール呼び割当てアルゴリズムを示
す。まず、ステップ11では、現在のホール呼びの割当
て設定用にすでに算出されている残りの応答時間を読み
出し、各ホール呼びについてのこれまでの待ち時間をこ
れに関連した残りの応答時間に加算して、全ホール呼び
についての予測登録時間(PRT)を算出するために使
用する。次に、ステップ12では、かご指数(かごイン
デックス)icarをゼロに設定する。そして、ステッ
プ13〜15に示す如く、全部のかごについて検討する
まで、このかご指数はかご群の各かごについて1つずつ
インクリメントされ、そのかごについての数1に示す多
項目的関数がそれぞれ計算される。さらに、ステップ1
6では、目的関数が最低のかごを判断し、このかごにK
ARのラベルを付ける。
【0035】次に一連の判断ステップ17,19,21
を実行して、再割当てを行うべきか否かを判断する。こ
れらの3つの判断ステップ17,19,21は、これら
のステップを実行した結果、稀に瞬時かご割当てに対す
る相違からホール呼びを割当てなおす場合があるという
点だけでみれば、図5に示す4つの判断ステップと同様
のものである。最初の判断ステップ17において、ホー
ル呼びが新たに発生したものである場合には、ステップ
18で、このホール呼びをKARのラベルが付与された
かごに割当てる。一方、ステップ19で、このホール呼
びは新たに発生したものではなく、最初に割当てられた
かごからすでに呼びを切り換えた後であると判断した場
合には、ステップ20に示す如く、ホール呼びを割当て
なおすことはしない。ステップ21では、新たに発生し
たホール呼びではない場合に、割当てられたかごの予測
登録時間(PRT)を、「KAR」のラベルが付与され
たかご、即ち目的関数が最低のかごの予測登録時間(P
RT)と比較する。目的関数が最低であるかごの予測登
録時間よりも割当てられたかごの予測登録時間(PR
T)の方がはるかに長い場合には、ステップ22に示す
如く、ホール呼びを目的関数が最低のかご(KARのか
ご)に割当てなおす。これ以外の場合には再割当ては行
われない(ステップ23)。
【0036】図7は多項目的関数の算出方法を示す。ま
ず、ステップ31では、各ホール呼びについて、これま
での待ち時間を格納し、そのホール呼びの方向に対して
マップ化する。次に、ステップ32では、マスターフロ
ーチャートルーチンにおける再割当てを考慮したホール
呼びに、目的関数を算出するかごを割当てると仮定す
る。さらに、ステップ33〜37では、残りの応答時間
(RRT)、予測登録時間(PRT)、最長予測登録時
間(maxPRT)及びPSR値を算出する。多項目的
関数のこれら4つの項(図7中に示す項X,Y,Z,
W)の値をそれぞれ算出したので、これらを合計して、
ホール呼び割当てアルゴリズムに使用する多項目的関数
を求める。上述した通り、本明細書にいう「多項目的関
数」とは、数1に示す如く、予測登録時間等の時間を単
位とする複数の項を考慮して、長い待ち時間が解消する
こと等を目的として求められる関数のことである。
【0037】図8はかご群におけるかごの目的関数のグ
ラフである。目的関数の値が最小のかご(かごB)をホ
ール呼びに割当てる。
【0038】かくして、本実施例によれば、残りの応答
時間、予測登録時間等のパラメータを用いて、極めて長
い待ち時間が解消するように、目的関数を作成すること
により、最適なかごの数値化を図ることができ、この数
値化された関数の比較結果に基づいて、かごを適切に配
車することができる。従って、極めて長い待ち時間が生
じるのを未然に防止でき、乗客の苛立ちを低減すること
ができる。また、最初の割当てを最適化して瞬時割当て
を行い、原則的に再割当てを行わないため、乗客は、到
着予定のかごの前で待つことができる。
【0039】なお、本発明の趣旨及び範囲を逸脱するこ
となく、様々な形に変更することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
待ち時間を反映するパラメータを選択して待ち時間の短
縮を目的とする関数を生成し、この関数による数値の比
較結果に応じてかごを配車するため、長く待っているホ
ール呼びの待ち時間を短縮することができる。また、最
初の割当てが最適化される結果、原則として再割当てを
行わないため、乗客がかごの前に行って待つ時間を確保
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】昇降機群におけるかごの位置に対してマッピン
グした複数の階及び発生しているホール呼びを示す従来
例の図である。
【図2】かごBの位置及びかごBに割当てるかご呼びや
ホール呼びに対して複数の階をマッピングした図であ
る。
【図3】かごB及びCの位置、これらの昇降機に関連し
た昇降機呼び及びかごBに関連したホール呼びに対して
複数の階をマッピングした図である。
【図4】登録ホール呼び及びかごB、Cの位置に対して
複数の階をマッピングした図である。
【図5】本発明の方法を説明するためのマスターフロー
チャートである。
【図6】ホール呼び割当てアルゴリズムのフローチャー
トである。
【図7】目的関数を決定するためのフローチャートであ
る。
【図8】目的関数についての最小値の存在を示す、独立
変数を1つ有する目的関数を示すグラフである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年8月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図8】
【図6】
【図7】

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホール呼びをかごに割当てるための配車
    方法であって、 a)かご及びホール呼びに関連した残りの応答時間を得
    る第1のステップと、 b)前記かご及び前記ホール呼びに関連した予測登録時
    間を得る第2のステップと、 c)前記残りの応答時間と予測登録時間とに応じて目的
    関数を得る第3のステップと、 d)前記第1〜第3のステップを前記ホール呼びの割当
    てに充てることのできる全てのかごについて実行する第
    4のステップと、 e)前記ホール呼びの割当てに充てることのできる全て
    のかごについて求められた前記目的関数を比較して比較
    結果を求める第5のステップと、 f)前記比較結果に応じて前記ホール呼びを所定のかご
    に割当てる第6のステップと、を含む昇降機の配車方
    法。
  2. 【請求項2】 前記かご及び前記ホール呼びに関連した
    最長予測登録時間に応じて前記目的関数を得るステップ
    を含む請求項1記載の昇降機の配車方法。
  3. 【請求項3】 相対システム応答(RSR)量を前記目
    的関数に含む請求項1記載の昇降機の配車方法。
  4. 【請求項4】 前記残りの応答時間及び前記予測登録時
    間を線形的に組み合わせ、前記目的関数を実行する請求
    項1記載の昇降機の配車方法。
  5. 【請求項5】 前記ホール呼びがすでに限界回数よりも
    多く割当てられている場合には前記割当ては行われない
    請求項1記載の昇降機の配車方法。
  6. 【請求項6】 前記ホール呼びがすでに限界回数よりも
    多く割当てられている場合には前記割当ては行われず、 a)前記ホール呼びに対して現在割当てられているかご
    の予測登録時間が予測登録時間差で最小値の目的関数を
    有するかごの予測登録時間よりも長い場合、 b)前記ホール呼びに割当てられたかごが前記ホール呼
    びの発生した階から離れる方向に移動している場合、に
    は再割当ての限界値となる請求項1記載の昇降機の配車
    方法。
  7. 【請求項7】 前記目的関数は、 OBJ(icar)=A・RRT+B・│PRT−T1
    │+δ・C・(maxPRT−T22+D・RSRの形
    をとり、 ここで、OBJ(icar)は目的関数、RRTは残り
    の応答時間、PRTは予測登録時間、maxPRTは最
    長予測登録時間、T1は時間値、T2は他の時間値、RS
    Rは相対システム応答量、δはmaxPRT>T2の場
    合に1となりそれ以外の場合には0である係数であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の昇降機の配車方法。
  8. 【請求項8】 ホール呼びをかごに割当てるための配車
    方法であって、 a)かご及びホール呼びに関連した残りの応答時間を得
    る第1のステップと、 b)前記かご及び前記ホール呼びに関連した予測登録時
    間を得る第2のステップと、 c)前記かご及び前記ホール呼びに関連した最長予測登
    録時間を得る第3のステップと、 d)前記残りの応答時間と前記予測登録時間と前記最長
    予測登録時間とに応じて目的関数を得る第4のステップ
    と、 e)前記第1〜第4のステップを前記ホール呼びの割当
    てに充てることのできる全てのかごについて実行する第
    5のステップと、 f)前記ホール呼びの割当てに充てることのできる全て
    のかごについて求められた前記目的関数を比較して比較
    結果を求める第6のステップと、 g)前記比較結果に応じて前記ホール呼びを所定のかご
    に割当てる第7のステップと、を含む昇降機の配車方
    法。
  9. 【請求項9】 相対システム応答(RSR)量を前記目
    的関数に含む請求項8記載の昇降機の配車方法。
  10. 【請求項10】 前記残りの応答時間及び前記予測登録
    時間を線形的に組み合わせ、前記目的関数を実行する請
    求項8記載の昇降機の配車方法。
  11. 【請求項11】 前記ホール呼びがすでに限界回数より
    も多く割当てられている場合には前記割当ては行われな
    い請求項8記載の昇降機の配車方法。
  12. 【請求項12】 前記ホール呼びがすでに限界回数より
    も多く割当てられている場合には前記割当ては行われ
    ず、 a)前記ホール呼びに対して現在割当てられているかご
    の予測登録時間が予測登録時間差で最小値の目的関数を
    有するかごの予測登録時間よりも長い場合、 b)前記ホール呼びに割当てられたかごが前記ホール呼
    びの発生した階から離れる方向に移動している場合、に
    は再割当ての限界値となる請求項8記載の昇降機の配車
    方法。
  13. 【請求項13】 前記目的関数は、 OBJ(icar)=A・RRT+B・│PRT−T1
    │+δ・C・(maxPRT−T22+D・RSRの形
    をとり、 ここで、OBJ(icar)は目的関数、RRTは残り
    の応答時間、PRTは予測登録時間、maxPRTは最
    長予測登録時間、T1は時間値、T2は他の時間値、RS
    Rは相対システム応答量、δはmaxPRT>T2の場
    合に1となりそれ以外の場合には0である係数であるこ
    とを特徴とする請求項8記載の昇降機の配車方法。
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