JPH0772059B2 - エレベータの群管理装置 - Google Patents

エレベータの群管理装置

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JPH0772059B2
JPH0772059B2 JP63263086A JP26308688A JPH0772059B2 JP H0772059 B2 JPH0772059 B2 JP H0772059B2 JP 63263086 A JP63263086 A JP 63263086A JP 26308688 A JP26308688 A JP 26308688A JP H0772059 B2 JPH0772059 B2 JP H0772059B2
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allocation
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    • B66B1/06Control systems without regulation, i.e. without retroactive action electric
    • B66B1/14Control systems without regulation, i.e. without retroactive action electric with devices, e.g. push-buttons, for indirect control of movements
    • B66B1/18Control systems without regulation, i.e. without retroactive action electric with devices, e.g. push-buttons, for indirect control of movements with means for storing pulses controlling the movements of several cars or cages
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    • B66B1/2408Control systems with regulation, i.e. with retroactive action, for influencing travelling speed, acceleration, or deceleration where the allocation of a call to an elevator car is of importance, i.e. by means of a supervisory or group controller
    • B66B1/2458For elevator systems with multiple shafts and a single car per shaft
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    • B66B2201/20Details of the evaluation method for the allocation of a call to an elevator car
    • B66B2201/211Waiting time, i.e. response time
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B2201/00Aspects of control systems of elevators
    • B66B2201/20Details of the evaluation method for the allocation of a call to an elevator car
    • B66B2201/243Distribution of elevator cars, e.g. based on expected future need

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は,複数台のエレベータのかごの中から乗場呼
びに対するサービスかごを選択し割り当てたり,呼びに
応答させたり,待機させたりするエレベータの群管理装
置に関するものである。
〔従来の技術〕 複数台のエレベータが併設された場合は,通常群管理運
転が行われる。この群管理運転の一つに割当方式がある
が,これは乗場呼びが登録されると直ちに各かごごとに
割当評価値を演算し,この評価値が最良のかごをサービ
スすべきかごとして選択して割り当て,上記乗場呼びに
は割当かごだけを応答させるようにして,運行効率の向
上,及び乗場待時間の短縮を計るものである。また,こ
のような割当方式の群管理エレベータにおいては一般に
各階の乗場に各かご及び各方向ごとに到着予報灯を設置
し,これにより乗場待客に対して割当かごの予報表示を
行うようにしているので,待客は安心して予報かごの前
でかごを待つことができる。
さて,上記のような乗場呼びの割当方式における割当評
価値は,現在の状況がそのまま進展するとしたらどのか
ごに乗場呼びを割り当てたら最適かという観点に基づい
て演算されている。すなわち,現在のかご位置とかご方
向,及び現在登録されている乗場呼びやかご呼びに基づ
いて,かごが上記呼びに順次応答して各階の乗場に到着
するまでに要する時間の予測値(以下,これを到着予想
時間という)と,乗場呼びが登録されてから経過した時
間(以下,これを継続時間という)を求めさらに上記到
着予想時間と上記継続時間を加算して現在登録されてい
るすべての乗場呼びの予測待時間を演算する。そして,
これらの予測待時間の総和もしくは予測待時間の2乗値
の総和を割当評価値として設定し,この割当評価値が最
小となるかごに上記乗場呼びを割り当てる。このような
従来の方式では,乗場呼びの割合を行う場合,現在の状
況の延長線上で最適か否かを判断しているためにその割
当の後に新たに登録された乗場呼びが長待ちになると言
う不具合が発生していた。
この不具合発生の例を第12図〜第15図によって説明す
る。第12図において,A及びBは,それぞれ1号機及び2
号機のかごで,いずれも戸閉状態で待機している。この
ような状況において,第13図のように7階と6階に連続
して下り呼び(7d)と(6d)が登録されたとする。上記
従来の割当方式のの割当評価値に従うと,全体として待
時間が最小になるようにかごAに7階の下り呼び(7d)
を,かごBに6階の下り呼び(6d)を割り当て,2台とも
上方に向かって走行し,7階と6階でほぼ同時期に方向反
転することになる。
もし,この方向反転後に7階より上方の階床に例えば8
階に下り呼び(8d)が登録されたとするとこの8階の下
り呼び(8d)はかごA及びかごBの背後呼びとなり,い
ずれのかごに割り当てられたとしても応答されるまでに
時間がかかり長待ちになつてしまうことになる。
一方,7階の下り呼び(7d)をかごAに割り当てその後6
階の下り呼び(6d)が登録されたとき,この呼びもかご
Aに割り当てたとすると,第14図のようになり,同時期
に8階の下り呼び(8d)が登録されたとしても1階で待
機しているかごBが直行サービスするので長待ちになる
ことはない。このように長待ちを防止するには,近い将
来のかご配置がどうなるのかを考慮し,一時的に待時間
が長くなる割当を行ってでも,かごが1か所に集まらな
いように乗場呼びを割り当てる必要がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
建物を複数の階床域(ゾーン)に分割し,そのゾーン毎
にかごを割り当てて乗場呼びを分担してサービスする,
いわゆるゾーン割当方式を上記例に適用すると第15図に
示すような乗場呼び応答になり,8階下り呼び(8d)を長
待ちにせずに済む。しかしながら,上記各ゾーンに含ま
れる階床は固定されているので,例えば6階下り呼び
(6d)でなく5階下り呼びが登録された場合では,第14
図と同じように7階と5階の下り呼びはそれぞれかごA
とかごBに別々に割り当てられ,8階下り呼び(8d)は長
待ちになってしまう。このようにゾーン割当方式は乗場
呼びの登録状況に柔軟に対応できないので,やはり長待
ち呼びが発生するという問題点がある。
また,特公昭55−32625号公報に記載されているのは,
上記ゾーン割当方式と同様に,かごが1か所に集まるこ
とを防ぎ運転効率の向上を計るために乗場呼びが登録さ
れるとその呼びの近くの階床に停止する予定のあるかご
を割り当てるという割当方式である。この割当方式にお
いても,近接階への停止予定かごの有無に注目している
のみで,停止予定かごがその階に到着するまでにどのく
らいの時間を要するのか,他の乗場呼びがどのように分
布して登録されていていつ頃応答されそうであるのか,
他のかごはどの階にいてどの方向に運行しようとしてい
るのか,など時間経過に伴うかご配置の変化などを適確
にとらえた判断を行っていないので,やはり長待ち呼び
が発生するという問題点が残されている。
さらにまた,特公昭62−56076号公報に記載されている
ものは,乗り捨て位置にかごを待機させるものにおい
て,新たに乗場呼びが発生するとこの乗場呼びを順次各
かごに仮に割り当てて仮割当かごの乗り捨て位置を予想
し,仮割当かごの予想乗り捨て位置とその他のかごの位
置とからかごの分散度を演算し,少なくとも上記分散度
を各割当かごの評価値として分散度が大きいほど割り当
てられやすくなるようにして,各かごの上記評価値から
割当かごを決定するようにした割当方式である。これに
より,乗場呼びにサービス終了後も分散配置された状態
となり,分散待機による空かごの無駄運転を防止して省
エネルギーに大きな効果を発揮するとともにビル居住者
の不審感をなくすことができるという効果を有するもの
である。しかしこの割当方式はその目的から明らかなよ
うに,夜間などの閑散時を対象とするもので,かごが全
て空かごで待機している状態で乗場呼びが一つ登録され
た場合を前提としている。そのため,乗場呼びが次々に
登録され各かごが呼びに応答しながらそれぞれ運行して
いるというような交通状態における乗場呼び割当にはこ
の割当方式を適用できず長待ちが発生するという問題が
あった。すなわちこのような問題が生じるのは,空かご
の配置をバランスさせることを目的としているため,仮
割当かご以外のかごに対し時間経過に伴うかご位置の変
化を考慮する構成になっていない(その前提からして他
のかごのかご位置変化を考慮する必要がない)こと、及
び上記仮割当かごが乗り捨てられる時点のかご配置(そ
の時点には全てのかごが空かごとなり待機状態となる)
にのみ着目して乗場呼び割当の判断をしていることが原
因である。
この発明は,上記問題点を解決するためになされたもの
で,時間経過に伴ったかご配置の変化を適確に把握でき
るようにするとともに,現時点から近い将来にわたって
乗場呼びの待時間を短縮することのできるエレベータの
群管理装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明におけるエレベータの群管理装置は、乗場釦が
操作されるとこの乗場呼びを登録する乗場呼び登録手段
と、上記乗場呼びに対して複数のかごの中からサービス
すべき上記かごを選択して割り当てる割当手段と、上記
かごの運行方向決定、出発、停止及び戸開閉の運転制御
を行い、上記かごをかご呼びと上記割当乗場呼びに応答
させるかご制御手段とを備えた群管理エレベータにおい
て、現時点から上記かご呼びと上記割当乗場呼びに順次
応答して所定時間経過後のかご位置とかご方向とをそれ
ぞれ予測演算するかご位置予測手段と、上記予測かご位
置と予測かご方向に基づいて上記所定時間経過後の上記
各かごの時間的間隔又は空間的間隔をそれぞれ予測演算
するかご間隔予測手段と、上記乗場呼びを上記各かごに
仮に割り当て、この仮割当かごが上記乗場呼びに応答す
るものと仮定して、上記乗場呼びの予測待時間を演算す
る仮割当手段と、予め定められた複数の設定時間のそれ
ぞれについて予測かご間隔を演算し、この予測かご間隔
について上記設定時間ごとに定められた重み係数で重み
付けをして割当制限評価値を演算する割当制限手段と、
上記仮割当手段による上記予測待時間と上記割当制限評
価値に基づいて正規の割当かごを選択する割当かご選択
手段とを備えたものである。
[作用] この発明におけるエレベータの群管理装置は、予め定め
られた複数の設定時間のそれぞれについて予測かご間隔
を演算し、この予測かご間隔を重み係数で重み付けをし
て割当制限評価値を演算し、この割当制限評価値と仮割
当手段による乗り場呼びの予測待時間とから正規の適当
かごを選択するようにしたものである。
〔発明の実施例〕
第1図〜第10図は,この発明の一実施例を示す図であ
る。なお,この実施例では12階建ての建物に4台のかご
が設置されているものとする。
第1図は全体構成図で,群管理装置(10)とこれによっ
て制御される1号機〜4号機用かご制御装置(11)〜
(14)から構成されている。(10A)は各階の乗場呼び
(上り呼び,及び下り呼び)の登録・解消を行うととも
に,乗場呼びが登録されてからの経過時間,すなわち継
続時間を演算する乗場呼び登録手段,(10B)は各かご
が各階の乗場(方向別)に到着するまでに要する時間の
予測値,すなわち到着予想時間を演算する到着予想時間
演算手段,(10C)は乗場呼びにサービスするのに最良
のかごを1台選択して割り当てる割当手段で,乗場呼び
の予測待時間と後述する予測かご台数とに基づいて割当
演算を行う。(10D)はかごが現時点から所定時間T経
過後のかご位置とかご方向とを予測演算するかご位置予
測手段,(10E)は上記予測かご位置と予測かご方向に
基づいて所定時間T経過後の各かごの時間的間隔又は空
間的間隔を予測演算するかご間隔予測手段,(10F)は
かごが全ての呼びに答え終わると答え終えた階床もしく
は特定階でかごを待機させる待機手段である。
(11A)は1号機用かご制御装置(11)に設けられ各階
の乗場呼びに対する乗場呼び打消信号を出力する周知の
乗場呼び打消手段,(11B)は同じく各階のかご呼びを
登録する周知のかご呼び登録手段,(11C)は同じく各
階の到着予報灯(図示しない)の点灯を制御する周知の
到着予報灯制御手段,(11D)はかごの運行方向を決定
する周知の運行方向制御手段,(11E)はかご呼びや割
り当てられた乗場呼びに応答させるために,かごの走行
及び停止を制御する周知の運転制御手段,(11F)は戸
の開閉を制御する周知の戸制御手段である。なお,2号機
〜4号機用かご制御装置(12)〜(14)も1号機用かご
制御装置(11)と同様に構成されている。
第2図は,群管理装置(10)のブロック回路図で群管理
装置(10)はマイクロコンピュータ(以下,マイコンと
いう)で構成され,MPU(マイクロプロセシングユニッ
ト)(101),ROM(102),RAM(103)入力回路(104),
及び出力回路(105)を有している。入力回路(104)に
は,各階の乗場釦からの乗場釦信号(19),及びかご制
御装置(11)〜(14)からの1号機〜4号機の状態信号
が入力され,出力回路(105)から各乗場釦に内蔵され
た乗場釦灯への信号(20),及びかご制御装置(11)〜
(14)への指令信号が出力される。
次に,この実施例の動作を第3図〜第7図を参照しなが
ら説明する。第3図は群管理装置(10)を構成するマイ
コンのROM(102)に記憶された群管理プログラムを示す
フローチャート,第4図はそのかご位置予測プログラム
を表すフローチャート,第5図は同じくかご間隔予測プ
ログラムを表すフローチャート,第6図は同じく割当制
限演算プログラムを表すフローチャート,第7図は建物
を複数の階床域(ゾーン)に分割した状態を表す図であ
る。
まず,第3図で群管理動作の概要を説明する。
ステップ(31)の入力プログラムは,乗場釦信号(1
9),かご制御装置(11)〜(14)からの状態信号(か
ご位置,方向,停止,走行,戸開閉状態,かご負荷,か
ご呼び,乗場呼び打消信号など)を入力するもので周知
のものである。
ステップ(32)の乗場呼び登録プログラムは,乗場呼び
の登録・解除,乗場釦灯の点灯・消灯の判定を行うとと
もに,乗場呼びの継続時間を演算するもので周知のもの
である。
ステップ(33)〜(36)の仮割当評価プログラムでは,
新たに乗場呼びCが登録されると,この乗場呼びCを1
号機〜4号機にそれぞれ仮に割り当ててみて,そのとき
の割当制限評価値P1〜P4と待時間評価値W1〜W4とをそれ
ぞれ演算するものである 1号機の仮割当評価プログラム(33)における到着予想
時間演算プログラム(33A)では,新たに登録された乗
場呼びCを1号機に仮に割り当てたときの各乗場i(i
=1,2,3,…,11は,それぞれB2,B1,1,…9階の上り方向
乗場,i=12,13,…21,22,は,それぞれ10,9,…,1,B1階の
下り方向乗場を表す)への到着予想時間Aj(i)をかご
j(j=1,2,3,4)毎に演算する。到着予想時間は,例
えばかごが1階床進むのに2秒,1停止するのに10秒を要
するものとし,かごが全乗場を順に一周運転するものと
して演算される。又,無方向のかごは,かご位置階から
各乗場に直行するものとして到着予想時間を演算する。
なお,到着予想時間の演算は周知のものである。
ステップ(33B)のかご位置予測プログラムでは上記新
規乗場呼びCを1号機に仮に割り当てたときの,1号機〜
4号機の所定時間T経過後の予測かご位置F1(T)〜F4
(T)と予測かご方向D1(T)〜D4(T)を各かごにつ
いてそれぞれ予測演算する。これを第4図によって詳細
に説明する。
第4図のかご位置予測プログラム(33B)において,ス
テップ(41)で新規乗場呼びCを1号機に仮割当する。
ステップ(51),すなわちステップ(42)〜(50)は,1
号機の所定時間T後の予測かご位置F1(T)と予測かご
方向D1(T)を演算する手順を表す。1号機に割り当て
られた乗場呼びがあるときは,ステップ(42)→(44)
へと進み,ここで最遠方の割当乗場呼びの前方にある終
端階を1号機の最終呼び階と予測し,その階でのかごの
到着方向(最上階では下り方向,最下端では上り方向)
も考慮して最終呼び予測乗場h1として設定する。また,1
号機が割り当てられた乗場呼びを持たずかご呼びだけを
持っているときは,ステップ(42)→(43)→(45)へ
と進み,ここで最遠方のかご呼び階を1号機の最終呼び
階と予測し,そのときのかごの到着方向も考慮して最終
呼び予測乗場h1として設定する。さらにまた,1号機が割
当乗場呼びもかご呼びも持っていないときは,ステップ
(42)→(43)→(46)へと進み,ここで1号機のかご
位置階を最終呼び階と予測し,そのときのかご方向も考
慮して最終呼び予測乗場h1として設定する。
このようにして最終呼び予測乗場h1を求めると,次にス
テップ(47)で1号機が空かごになるまでに要する時間
の予測値(以下,空かご予測時間という)t1を求める。
空かご予測時間t1は,最終呼び予測乗場h1への到着予想
時間A1(h1)にその乗場での停止時間の予測値Ts(=10
秒)を加算して求める。なお,かご位置階を最終呼び予
測乗場h1として設定した場合は,かご状態(走行中,減
速中戸開動作中,戸開中,戸閉動作中など)に応じて停
止時間の残り時間を予測して,これを空かご予測時間t1
として設定する。
次に,ステップ(48)〜(50)で1号機の所定時間T後
の予測かご位置F1(T)と予測かご方向D1(T)を演算
する。1号機の空かご予測時間t1が所定時間T以下のと
きは,所定時間Tを経過するまでに1号機が空かごにな
るということを意味しているので,ステップ(48)→
(49)へと進み,ここで最終呼び予測乗場h1に基づいて
その乗場h1の階床を所定時間T経過後の予測かご位置h1
(T)として設定する。また,予測かご方向D1(T)を
「0」に設定するなお,予測かご方向D1(T)は,
「0」のときは無方向,「1」のときは上り方向,
「2」のときは下り方向を表す。
一方,1号機の空かご予測時間t1が所定時間Tよりも大き
いときは,所定時間Tを経過してもまだ空かごになって
いないということを意味しているので,ステップ(48)
→(50)へと進み,ここで乗場i−1の到着予想時間A1
(i−1)と乗場iの到着予想時間A1(i)が{A1(i
−1)+Ts≦T<A1(i)+Ts}となるような乗場iの
階床を所定時間T経過後の予測かご位置F1(T)として
設定し,この乗場iと同じ方向を予測かご方向D1(T)
として設定する。
このようにして,ステップ(51)で1号機に対する予測
かご位置F1(T)と予測かご方向D1(T)を演算する
が,2号機〜4号機に対する予測かご位置F2(T)〜F4
(T),及び予測かご方向D2(T)〜D4(T)もステッ
プ(51)と同じ手順からなるステップ(52)〜(54)で
それぞれ演算される。
再び第3図において,ステップ(33C)のかご間隔予測
プログラムでは,上記新規乗場呼びCを1号機に仮割当
したときの,所定時間T経過後の各かごの間隔をそれぞ
れ予測演算する。これを第5図によって詳細に説明す
る。
第5図のかご間隔予測プログラム(33C)において,ス
テップ(61)ではかご位置予測プログラム(33B)で演
算された所定時間T経過後の予測かご位置F1(T)〜F4
(T),及び予測かご方向D1(T)〜D4(T)に基づい
て,さらにこの時点からの各乗場i(i=1,2,…,22)
への到着予想時間B1(i)〜B4(i)をかご毎に演算す
る。演算方法は到着予想時間演算プログラム(33A)と
同様である。
ステップ(62)では,前方かごの号機番号Kを「1」
に,後方かごの号機番号mを「1」に初期設定する。さ
らにステップ(63)では,最小かご間隔L0,K(T)を
「10000」と大きな値に初期設定する。ステップ(64)
では,後方かごmと前方かごKが同じかごでないことを
判定してステップ(65)へ進む。
ステップ(65)では,到着予想時間Bm(1)〜Bm(22)
に基づいて後方かごmが前方かごKのいる乗場(予測か
ご位置FK(T),及び予測かご方向DK(T)に相当する
乗場)に達するまでの到着予想時間を求め,これを予測
かご間隔Lm,K(T)として設定する。なお,前方かごK
が空かごになると予想されているときは,この実施例で
は簡単にするため前方かごKのいる乗場を上り方向の乗
場と見なして予測かご間隔Lm,K(T)を求めるものとす
る。(なお,無方向かごのいる乗場を他のかごの状況に
応じて上り方向の乗場,又は下り方向の乗場と変えるよ
うにすれば,一層効果的であるということはいうまでも
ない) ステップ(66)では,最小かご間隔L0,K(T)と予測か
ご間隔Lm,K(T)とを比較する。もし,Lm,K(T)<L0,
K(T)であればステップ(67)へ進み,ここでLm,K
(T)を最小かご間隔L0,K(T)として再設定し最小か
ご間隔L0,K(T)の更新を行う。
ステップ(68)では,次の後方かごの号機番号mを
「1」だけ更新し,ステップ(69)で全てのかごについ
て上記ステップ(64)〜(68)を処理したかどうかを判
定する。処理していないかごがあれば(m≦4),再び
ステップ(64)の戻って上記と同様に予測かご間隔Lm,K
(T)を求め,最小かご間隔L0,K(T)の更新を行う。
全てのかごについて処理を終了するとステップ(70)へ
進み,ここで次の前方かごの号機番号Kを「1」だけ更
新し,後方かごの号機番号mを「1」に初期設定する。
そして,新しい前方かごKに対してステップ(63)〜
(69)の処理を繰り返し,最小かご間隔L0,K(T)を求
める。
このようにして全ての前方かごK(K=1,2,3,4)につ
いて最小かご間隔L0,K(T)を求める処理が終了すると
ステップ(71)でK>4となり,このかご間隔予測プロ
グラム(33C)の処理を終了する。
なお,上記ステップ(33A)〜(33C)で仮割当手段(33
X)を構成している。
第3図の群管理プログラム(10)におけるステップ(33
D)の割当制限プログラムでは,上記最小かご間隔L0,K
(T)に基づいて1号機が上記新規乗場呼びCに割り当
てにくくなるようにするための割当制限評価値P1を演算
する。なお,かご間隔L0,1(T)〜L0,4(T)のばらつ
きが大きいほど割当制限評価P1を大きな値に設定する。
これを第6図によって詳細に説明する。
第6図の割当制限プログラム(33D)において,ステッ
プ(72)でかご間隔L0,1(T)〜L0,4(T)の分散を求
める。すなわち,かご間隔L0,1(T)〜L0,4(T)の平
均値Laを, La=〔L0,1(T)+L0,2(T)+L0,3(T) +L0,4(T)〕÷4 …… で演算し,そしてかご間隔の分散Lvを, Lv=〔(L0,1(T)−La)+(L0,2(T)−La)+ (L0,3(T)−La2)+(L0,4(T)−La)〕 ÷3 …… として求める。ステップ(73)では,かご間隔の分算Lv
に係数Q(=2)による重み付けをして割当制限評価値
P1=Q×Lvとして設定する。
このようにして1号機に乗場呼びCを仮割当したときの
割当制限評価値P1を設定する。
また,第3図の群管理プログラム(10)におけるステッ
プ(33E)の待時間評価プグラムでは,新規乗場呼びC
を1号機に仮割当したときの各乗場呼びの待時間評価に
関する評価値W1を演算する。この待時間評価値W1の演算
については周知であるので詳細な説明は省略するが,た
とえば各乗場呼びiの予測待時間U(i)(i=1,2,
…,22:乗場呼びが登録されていなければ「0」秒とす
る)を求め,これらの2乗値の総和,すなわち待時間評
価値W1=U(1)+U(2)+…+U(22)でも
って演算する。
このようにして1号機の仮割当評価プログラム(33)で
新規乗場呼びCを1号機に仮割当したときの割当制限評
価値P1と待時間評価値W1を演算する他の号機の割当制限
評価値P2〜P4と待時間評価値W2〜W4も同様にして仮割当
評価プログラム(34)〜(36)でそれぞれ演算される。
次に,ステップ(37)の割当かご選択プログラムでは,
上記割当制限表価値P1〜P4と待時間評価値W1〜W4に基づ
いて割当かごを1台選択する。この実施例では,j号機に
新規乗場呼びCを仮割当したときの総合評価値Ejを,Ej
=Wj+Pjで求め,この総合評価値Ejが最小となるかごを
正規の割当かごとして選択するものである。割当かごに
は乗場呼びCに対応した割当指令と予報指令を設定す
る。
さらに,ステップ(38)の待機動作プログラムでは,す
べて乗場呼びに答え終わった空かごが生じると,かごが
1か所に固まらないようにするため上記空かごを最終呼
びの階でそのまま待機させるか,又は特定階で待機させ
るかを判定し,特定階で待機すると判定したときはその
特定階へ走行させるための待機指令を上記空かごに設定
する。例えば,上記空かごを各階床に仮に待機させたと
きの,所定時間T経過後における各かごの予測かご間隔
を上述と同じように演算し,これらに基づいてかごが1
カ所に固まらないような仮待機階を選択する。そして,
選択した仮待機階に最終呼びの階が含まれるときは,そ
の最終呼びの階にそのまま待機させ,上記仮待機階に最
終呼びの階が含まれないときは、上記仮待機階に上記空
かごを走行させてそこで待機させる。
最後に,ステップ(39)の出力プログラムでは,上記の
ようにして設定された乗場釦灯信号(20)を乗場の送出
するとともに,割当信号,予報信号,及び待機指令など
をかご制御装置(11)〜(14)に送出する。
このような手順で上記群管理プログラム(31)〜(39)
を繰り返し実行する。
次に,この実施例における群管理プログラム(10)の動
作を第8図〜第10図によって,さらに具体的に説明す
る。なお,簡単のために第7図に示す建物において,2台
のかごA,及びBが設置されている場合について説明す
る。
第8図において,8階の下り呼び(8d)がかごAに割り当
てられ,その直後(1秒後)に7階下り呼び(7d)が登
録されたものとする。このとき,かごAに仮割当したと
きの8階の下り呼び(8d)及び7階下り呼び(7d)の予
測時間はそれぞれ15秒と26秒となり,このときの待時間
評価値WAは,WA=152+262=901となる。一方,かごBに
仮割当したときの8階の下り呼び(8d)及び7階下り呼
び(7d)の予測待時間はそれぞれ15秒と12秒となり,こ
のときの待時間評価値WBは,WB=152+122=369となる。
したがって,従来の割当方式であれば,WB<WAであるの
で7階下り呼び(7d)はかごBに割り当てられる。
さて、かごA及びかごBに7階下り呼び(7d)を仮割当
したときの所定時間T経過後のかご位置はそれぞれ第9
図及び第10図のようになる。したがつて,かごAに仮割
当したときの予測かご間隔はLA,B(20)=14,LB,A(2
0)=37となり,最小かご間隔L0,A(20)及びL0,B(2
0)は,それぞれL0,A(20)=LB,A(20)=37,L0,B(2
0)=La,B(20)=14となるので,かご間隔の平均値La
=(37+14)/2=25.5,かご間隔の分散Lv=(37−25.
5)+(14−25.5)=264.5となる。一方,かごBに
仮割当したときの予測かご間隔はLA,B(20)=7,LB,A
(20)=45となり,最小かご間隔L0,A(20)及びL0,B
(20)は,それぞれL0,A(20)=LB,A(20)=45,L0,B
(20)=LA,B(20)=7となるので,かご間隔の平均値
La=(7+45)/2=26かご間隔の分散Lv=(7−26)
+(45−26)=722となる。
従って,かごAに仮割当したときはかごは固まつている
とはいえないので,かご間隔の分散Lv=264.5と小さな
値となり,割当制限評価値PA=2×264.5=529となる。
一方,かごBに仮割当したときはかご間隔の分散Lv=72
2と大きな値となり割当制限評価値PB=2×722=1444と
なる。それ故総合評価値は,EA=WA+PA=901+529=143
0,EB=WB+PB=369+1444=1813,でEA<EBとなるので,
最終的に7階下り呼び(7d)はかごAに割り当てられ
る。
従来の割当方式だとかごBに割り当てられて第10図のよ
うに近い将来にかごはだんご運転となり長待ち呼びが発
生しやすくなる。しかし,所定時間T(20秒)経過後の
かご配置を考慮してかごAに割当することにより,この
ようなだんご運転を防止することができる。
以上説明したように,上記実施例では,かごが現時点か
ら呼びに順次応答して所定時間経過後のかご位置とかご
方向とを予測演算し,さらにこれらに基づいて所定時間
経過後の各かごの時間的間隔をそれぞれ予測演算し,こ
の予測かご間隔に応じて割当動作及び待機動作を行わせ
るようにしたので,かごが1か所に集中することがなく
なり,現時点から近い将来にわたって乗場呼びの待時間
を短縮することができる。
なお,上記実施例では,所定時間T経過後のかご位置と
かご方向を予測するとき,まずかごが最終呼びに答え終
わって空かごになるであろう階床とそれまでに要する時
間を予測し,その上で所定時間T経過後のかご位置とか
ご方向を予測するようにした。これは,かごが空かごに
なるとその階でそのまま待機するものと仮定したからで
ある。空かごを特定階に必ず待機させることが決まって
いる場合であれば,特定階に走行させるものとしてかご
位置とかご方向を予測すればよい。また,空かごになる
可能性が低い,すなわち比較的交通量の多い交通状態で
あれば,空かご予測時間と最終呼び予測乗場の演算を省
略し,所定時間Tを経過しても空かごにならないという
条件の下にかご位置とかご方向を予測演算することも容
易であるさらに,所定時間Tを経過するまでに新たに発
生するであろう呼びも考慮してかご位置とかご方向を予
測することもできる。さらにまた,最終呼び予測乗場の
演算方法もこの実施例のように簡略化したものではな
く,統計的に求めたかご呼びや乗場呼びの発生確率に基
づいてきめ細かく予測するものであってもよい。
また,上記実施例では,所定時間経過後の各かごの予測
かご位置から各かごの時間的間隔を求めこの時間的間隔
の分散値から乗場呼びへの割当を制限するための割当制
限評価値(>0)をそれぞれ設定するようにしたが,時
間的間隔ではなく各かごの間の階床数や走行すべき距離
などの空間的間隔を用いても同様の効果を得られるもの
である。また,所定時間経過後のかごの配置のばらつき
を式の平均値La,及び式の分散Lvで定量化してかご
が集中するか否かを判定するようにしたが,かごが集中
するか否かを判定し割当制限評価値を設定する条件はこ
れに限るものではない。例えばかごが集中するか否かを
ファジー集合で表現し,そのメンバーシップ関数で数値
化して割当制限評価値を設定するようにしてもよい。
さらにまた,上記実施例では,乗場呼びへ割当を制限す
る手段として,特定のかごに対しては他のかごより大き
な値を持つ割当制限評価値を設定し,これを待時間評価
値に重み付け加算して総合評価値を求め,この総合評価
値が最小のかごを正規の割当かごとして選択する方式を
使用した。このように割当制限評価値を他の評価値と組
み合わせて総合評価し割り当てるということは,割当制
限評価値の小さいかごを優先的に割り当てるということ
に他ならない。すなわち,上記割当制限評価値が大きい
かごは他のかごより割り当てにくくなる。
また,乗場呼びへの割当を制限する手段は上記実施例に
限るものではなく,割当制限条件を満たすかごをあらか
じめ割当かごの候補から除外する方式であってもよい。
例えば,割当制限評価値が所定値より小さいかごの中か
ら所定の基準(例えば,待時間評価値最小とか到着時間
最短など)に従って正規の割当かごを選択するというよ
うに,割当制限評価値が大きいかごを割当候補かごから
除外する方式などが考えられる。
さらにまた,上記実施例では,待時間評価値を乗場呼び
の予測待時間の2乗値の総和としたが,待時間評価値の
演算方法はこれに限るものではない。例えば,登録され
ている複数の乗場呼びの予測待時間の総和を待時間評価
値としたり,同じく予測待時間の最大値を待時間評価値
とする方式を使用するものであってもこの発明を適用で
きることは明白である。もちろん,割当制限評価値と組
み合わせる評価項目は待時間に限るものではなく予報外
れや満員などを評価項目とする評価指標と組み合わせて
も良いものである。
上記実施例では,一種類の所定時間Tについて所定時間
経過後のかご位置とかご方向を各かごについてそれぞれ
予測し,これに基づいて割当制限評価値を演算するよう
にしたが,複数種類の所定時間T1,T2,…,Tr(T1<T2<
…<Tr)について所定時間経過後のかご位置とかご方向
を各かごについてそれぞれ予測し,さらに複数種類の所
定時間T1T2,…,Trについて所定時間経過後の予測かご間
隔L0,K(T1)〜L0,K(Tr)(K=1,2,…)をそれぞれ演
算する。そして,各組合わせ{L0,1(T1),L0,2(T
1),…}{L0,1(T2),L0,2(T2),…},…,{L0,1
(Tr),L0,2(Tr)…},によってそれぞれ設定された
割当制限評価値P(T1),P(T2),…,P(Tr),を重み
付け加算する,すなわちP=K1・P(T1)+K2・P(T
2)+…+Kr・P(Tr),(但しK1,K2,…,Krは重み係
数)なる算式にしたがって演算することにより,最終的
な割当制限評価値Pを設定することも容易である。この
場合,ある一時点Tだけのかご配置に注目するのではな
く,T1,T2,…,Trという複数の時点におけるかご配置を大
局的に評価することになるので,現時点から近い将来に
わたって乗場呼びの待寺間を一層短縮することが可能と
なる。なお,上記重み係数K1,K2,…Krは,例えば第11図
に示すように,どの時点のかご配置を重視するかによっ
て何通りかの設定方法が考えられるが,交通状態や建物
の特性などに応じて適宜選択すればよい。
さらにまた,上記実施例では,所定時間経過後の予測か
ご間隔に基づいて乗場呼び割当動作を行うようにした。
この予測かご間隔は,この他にも最終呼びの階でかごの
運行方向を決める場合であるとか,戸開時間を長くした
り短くしたりする場合などのように,かごの基本動作を
制御してかごが分散して乗場呼びに応答できるようにす
るための条件として利用することもできる。
〔発明の効果〕
以上説明したとおり、この発明におけるエレベータの群
感知装置は、予め定められた複数の設定時間のそれぞれ
について予測かご間隔を演算し、この予測かご間隔を重
み係数で重み付けをして割当制限評価値を演算し、この
割当制限評価値と仮割当手段による乗場呼びの予測待時
間とから正規の割当かごを選択するようにしたものであ
る。
このため、かごが一部の階床域に片寄って割り当てられ
るのを避けることができるという効果を有する。
また、建物の交通状態に応じて重み付けを適宜選択する
ことにより、設定時間に軽重を付けることができる。特
に、設定時間は複数としたので、意図する設定時間に重
点を置くものの、その意図する設定時間以外の設定時間
も考慮されるので、広い時間帯を考慮の対象とするとい
う効果も有する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第10図はこの発明によるエレベータの群管理装
置の一実施例を示す図で,第1図は全体構成図,第2図
は群管理装置(10)のブロック回路図,第3図は群管理
プログラムの流れ図,第4図はかご位置予測プログラム
の流れ図,第5図はかご間隔予測プログラムの流れ図,
第6図は割当制限プログラムの流れ図,第7図は建物の
ゾーン分割を示す図,第8図〜第10図は,呼びとかご位
置の関係を示す図である。第11図は,この発明の他の実
施例の説明用図である。第12〜第15図は,従来のエレベ
ータの群管理装置を示し,それぞれ呼びとかご位置の関
係を示す図である。 図中,(10A)は乗場呼び登録手段,(10C)は割当手
段,(10D)はかご位置予測手段,(10E)はかご間隔予
測手段,(10F)は待機手段,(11)〜(14)はかご制
御手段,(33X)は仮割当手段,(33D)は割当制限手
段,(37)は割当かご選択手段である。 なお,図中同一符号は,同一部分又は相当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乗場釦が操作されるとこの乗場呼びを登録
    する乗場呼び登録手段と、上記乗場呼びに対して複数の
    かごの中からサービスすべき上記かごを選択して割り当
    てる割当手段と、上記かごの運行方向決定、出発、停止
    及び戸開閉の運転制御を行い、上記かごをかご呼びと上
    記割当乗場呼びに応答させるかご制御手段とを備えた群
    管理エレベータにおいて、現時点から上記かご呼びと上
    記割当乗場呼びに順次応答して所定時間経過後のかご位
    置とかご方向とをそれぞれ予測演算するかご位置予測手
    段と、上記予測かご位置と予測かご方向に基づいて上記
    所定時間経過後の上記各かごの時間的間隔又は空間的間
    隔をそれぞれ予測演算するかご間隔予測手段と、上記乗
    場呼びを上記各かごに仮に割り当て、この仮割当かごが
    上記乗場呼びに応答するものと仮定して、上記乗場呼び
    の予測待時間を演算する仮割当手段と、予め定められた
    複数の設定時間のそれぞれについて予測かご間隔を演算
    し、この予測かご間隔について上記設定時間ごとに定め
    られた重み係数で重み付けをして割当制限評価値を演算
    する割当制限手段と、上記仮割当手段による上記予測待
    時間と上記割当制限評価値に基づいて正規の割当かごを
    選択する割当かご選択手段とを備えたことを特徴とする
    エレベータの群管理装置。
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