JPH06339932A - プラスチック燃料タンク及びその製造方法 - Google Patents

プラスチック燃料タンク及びその製造方法

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JPH06339932A
JPH06339932A JP3128645A JP12864591A JPH06339932A JP H06339932 A JPH06339932 A JP H06339932A JP 3128645 A JP3128645 A JP 3128645A JP 12864591 A JP12864591 A JP 12864591A JP H06339932 A JPH06339932 A JP H06339932A
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liner
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fiber material
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両等において用いられる燃料タンクにおい
て、軽量で、配置場所に応じて形状を自在に変更するこ
とができ、燃料漏出の危険性がなく、断熱性に優れたも
のを提供すること。 【構成】 樹脂含浸繊維材料より成るプラスチック燃料
タンクの内面を、薄肉中空ライナーで完全に被覆する。
ライナーは気密性及び燃料不透過性に優れた材料で形成
される。ライナーは、タンク形状に対応する形状を有す
る成形型内に配置され、内側から圧力を作用せしめるこ
とによりその所定形状を保持し変形を防止される。樹脂
と繊維材料はタンク成形型の内面とライナーの外面との
間の空間領域に導入され、樹脂硬化によってタンク壁面
を構成する。燃料注入のためのネック部もタンクと一体
成形される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は燃料タンク、特にプラス
チック材料で形成される燃料タンク及びその製造法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用燃料タンクは、主として型
打加工(スタンピング)によって製造されている。即
ち、2つの略半球形状の型打加工シェルを互いに相対さ
せて接合して燃料タンクとされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】今日の洗練された消費
者の要求を満足するために、燃料効率に優れ耐久性の高
い車両の提供が望まれているが、このことは最新の燃料
タンクの設計に対しても困難な要求を与えることとなっ
ている。
【0004】今日の車輌設計上の一つの要求として、広
い乗員室内を確保することが上げられる。車両全体のサ
イズを増大させることなしに、乗員室内空間を増大させ
ることは、エンジン室内及び車両下方空間がそれだけ狭
くなることを意味する。このことは、ガソリンタンクを
大型化して燃料補給の間の走行可能距離をできるだけ長
くしたいとする消費者の要求と相反する。極小化された
車両下方空間内に配備される燃料タンクに最大限の容量
を与えるため、場合によっては燃料タンクを不規則形状
とするように設計しなければならない。従来の型打加工
による金属製ガソリンタンクでは、このような不規則形
状の要求に応えるのは容易ではなかった。
【0005】車両下方空間が狭くなることは、また、ガ
ソリンタンクが排気システムの近くに位置されることを
意味する。従来の金属製ガソリンタンクの金属壁は、該
排気システムにおける局部的な熱源からの絶縁性をもた
らすことはできない。
【0006】近代的な車両設計において、安全性もまた
重要な一要素である。従来の金属製ガソリンタンクは、
通常、2つの型打加工シェルを互いに相対させて取り付
けることによって形成されている。このような取付のた
め、ガソリンタンクの周縁に沿って接合線が延長してい
る。更にガソリンタンクの壁面に注入ネック部が取り付
けられる場合には、第2の接合線が存在することにな
る。これらの接合線の存在はガソリン漏出の危険性を与
えている。
【0007】プラスチック製の燃料タンクは近代的な車
両設計における要求を満たすものとして評価を得るに至
っている。この要求の一つは車両の総重量を軽減させる
ことにあるが、軽量のプラスチック製燃料タンクを用い
ることは、従来の金属製燃料タンクに比べて、車両の軽
量化の目的達成に大きく寄与するものである。プラスチ
ック製の燃料タンクは、例えば米国特許第4,660,
738号、同第4,623,980号、同第4,60
2,722号、同第4,518,091号、同第4,4
82,075号、同第4,453,564号、同第4,
416,303号、同第3,595,422号、同第
3,552,599号、同第3,470,907号等に
おいて知られている。
【0008】これら従来のプラスチック製燃料タンクは
金属製燃料タンクに比べてある種の利点をもたらすこと
に成功してはいるものの、依然として改良の余地が残さ
れているものであった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、溶接一
体化されたプラスチック燃料タンクに、気密薄壁を有す
る中空内部ライナーが備えられる。ライナーの外側は樹
脂含浸繊維材料で被覆される。ライナーは、二次的な燃
料封入手段として機能することにより耐衝撃性及び安全
性を向上させると共に、成形中にタンク内中空室を規定
し、腐食性の燃料からプラスチックシェルを保護する。
【0010】本発明のプラスチック燃料タンクの製造に
おいては、好ましくは樹脂トランスファ成形技術を採用
して、繊維強化材料に樹脂を注入する。この工程の間、
樹脂は、型の内部形状に略合致する薄壁ライナー上に配
置される。ライナーは次いで型内に配置され、繊維材料
のための支持手段として働く。樹脂が型内に注入される
につれて、ライナーの外側表面と型の内側表面との間の
繊維材料が含浸される。ライナーはこの含浸材料を支持
し、かくしてタンク内中空室を規定する。ライナーは燃
料による腐食に対する抵抗性に優れた材料で形成するこ
とができるので、樹脂硬化後に残存するライナーは、必
要に応じて、タンクの樹脂壁面のための保護内部表面と
して機能させることができる。ライナーは、加えて、外
側シェルが万一破壊された場合にも、可撓性を有するバ
ッグ或はパウチとして燃料容器として機能し続けること
ができる。
【0011】本発明の一つの特徴によれば、繊維材料は
同時に注入ネック部を一体的に備えるために用いられ
る。従って、タンクの頂面に接合線が存在することの必
要性が回避される。この接合線が存在しないことは、従
来の金属製ツーピース型燃料タンクにおいて不可避であ
ったタンク周縁部における接合線が存在しないことと相
俟って、タンクの構造的一体性をより向上させている。
【0012】好ましい実施例において、繊維材料は更に
所望の位置において積層配置され、これら繊維材料層間
に絶縁材を配置することを可能にしている。その後樹脂
が型内に注入されて繊維材料層が含浸せしめられると、
絶縁材が繊維層間に挟まれた形でタンク壁面内に存在す
ることとなる。この絶縁材は、タンクの特定領域を好ま
しからざる外的環境から隔離するものとして働く。好ま
しい実施例において、絶縁材は排気システムからの発熱
に対してタンク内部を保護する。
【0013】
【実施例】以下本発明の好適な一実施例としてワンピー
スに一体成形される車両用プラスチック燃料タンクにつ
いて詳述するが、本発明はこの実施例に限定されるもの
ではなく、その他の広範な適用が可能であることに留意
されたい。
【0014】本実施例による燃料タンク10の断面構造
が図1に示されている。タンク10は内部のライナー1
2と、タンク壁面16の内面全般に沿って被覆形成され
た絶縁材14とを有している。タンク10は更に管路1
8を有し、この管路によって、タンク10の内部20か
ら導かれてタンク上面の更に上方の位置へと至る通路が
規定され、かくしてタンクのための注入ネック部が形成
されている。必要に応じて、注入ネック部の先端には公
知の金属充填材(雌ねじ)22が埋設され、燃料タンク
のキャップ(図示せず)の雄ねじ部を締着せしめる。
【0015】図1はまたタンク壁面16の構造を示す。
壁面16は内部のライナー12と樹脂含浸された繊維材
料24とによって規定される。樹脂含浸された繊維材料
24はタンク壁面16の大きさを規定し、一方ライナー
12は該樹脂含浸繊維材料24の内面を被覆する。排気
システム26に近接した箇所において、タンク壁面16
は、絶縁材14の他に、内部ライナー12と樹脂含浸繊
維材料24とから成る。絶縁材14はフェノール系発泡
体、鉱物性心綿材料その他の好適な材料から成る。絶縁
材14は樹脂含浸繊維材料の内外層24a,24bの間
に配置され、タンク壁面16の内面を完全に被覆する。
絶縁材14は排気システム26による発熱からタンク1
0の内部20を絶縁するので、断熱材として働く。
【0016】図2は排気システム26に近接した箇所に
おけるタンク壁面16の構造を示す。ここにタンク壁面
26の積層構造が明瞭に示されている。即ちタンク壁面
26の積層構造においては、タンク内部20の側に配置
される最も内側の層がライナー12であり、次の層が樹
脂含浸繊維材料層24aであり、次に絶縁材14の層が
形成され、最後にもう一つの樹脂含浸繊維材料層24b
が形成されている。この樹脂含浸繊維材料による最後の
層24bがタンク外面28を規定する。図2には更にタ
ンク外面28に近接する排気システム26が示されてい
る。
【0017】再び図1に戻って、タンク内部20に連通
する管路18が延長形成されている。管路18の先端に
は金属充填材22を取り付けることができる。管路18
はタンク10のワンピース構造と一体であるので、タン
ク壁面16には接合線が存在しない。管路18はタンク
壁面16から連続的に延長されて一体形成されている。
従って、注入ネック部をタンク壁面に連結する際に必要
とされる接合線は、本実施例によれば回避され、タンク
の構造的一体性が向上される。
【0018】図3のフローチャートは本実施例のワンピ
ース・プラスチック燃料タンク10の成形方法に包含さ
れる好ましい工程段階を示す。最初の工程段階は内部ラ
イナー12を作ることである。一般にこのライナー12
は薄肉であり、気密性に優れ、燃料を浸透させず、図5
に示されるように成形型内面32に合致する形状を有す
るものであることが要求される。ライナー12は好まし
くはポリエチレンやポリプロピレンのような耐腐食性に
優れた材料30で形成される。この材料30は不浸透性
であって、用いられる樹脂システムの種類によってはプ
ラスチックのタンク壁面16を変質させる虞れのあるメ
チルアルコール・エチルアルコールやガソリン混合物と
の長期間接触にも耐えることができる。図示から明らか
なように、成形工程の間ライナー12には圧縮空気が圧
入されるので、ライナー12は気密でなければならな
い。ライナー12はブロー成形法、回転成形法、2層シ
ート熱成形法、或はその他の好適な方法によって成形さ
れる。
【0019】第2の工程段階はライナー12に繊維材料
のプリフォーム34を取り付けることである。プリフォ
ームは多数の樹脂による不規則形状シェルから成ってい
て、適当なバインダーによって所定形状に保持されてい
る。プリフォームは好ましくは本出願人による米国特許
出願第2872−00188号(1990年4月24日
出願)に記述された方法によって形成される。プリフォ
ームの取付においては、該繊維材料プリフォーム34を
ライナー外面36上に適切に接合させる。繊維材料プリ
フォーム34がライナー外面36上に配置されると、繊
維材料は最大の構造的一体性を発揮するよう選択的に配
向する。
【0020】好適な実施例において、ライナー12はそ
の外面36から外方に延長するチューブ状延長部12a
を有する。このチューブ状延長部12aはタンク内部2
0から連通導出される管路18の配置に対応する。繊維
材料プリフォーム34はそれ自身がライナー12のチュ
ーブ状延長部12aに対応する延長部を有するものであ
っても良く、また該チューブ状延長部12aを囲繞する
別の繊維材料を設けても良い。この繊維材料が次いで樹
脂含浸されると、タンク内部20から連通導出される管
路18が形成される。
【0021】既述したように、絶縁材14は繊維材料の
層間に配置することができる。図4に示されるように、
この工程は、繊維材料プリフォーム34a及び34bを
ライナー12上に積層すると共に、これら繊維材料プリ
フォーム層の間に絶縁材14を配置することによって行
われる。繊維材料が樹脂含浸されると、絶縁材14はこ
の樹脂含浸された繊維材料24の内部に完全に囲繞され
た状態で配置されることとなる。
【0022】次の工程段階は被覆されたライナーアセン
ブリを成形型40内に配置することである。この工程
は、繊維材料に被覆されたライナー12を成形型40に
導入し、次いで成形型40を閉じることによって行われ
る。繊維材料に被覆されたライナー12は成形型の内面
32の形状に実質的に対応するものでなければならな
い。かくして繊維材料34はライナー12に支持され
て、該ライナーの外面36と成形型の内面32との間の
空間領域を占める。
【0023】次の工程段階はライナー12に圧縮空気4
2を作用せしめることである。成形型40から延長され
る適当なパイプ44を介して圧縮空気42の供給源(図
示せず)が管路18に連結される。ライナー12に囲繞
された空間室46に圧縮空気42を管路18を介して送
り込むことにより、ライナー12は変形困難な状態とな
る。これによって、樹脂38が注入されても、ライナー
12はその形状を保持し、変形を防止される。
【0024】次の工程段階はエポキシ樹脂やフェノール
樹脂等の適当な樹脂38を成形型40に注入することで
ある。樹脂38は適当なパイプ48を介して成形型40
内に注入される。この樹脂38は、ライナー外面36と
成形型内面32との間に配置されている繊維材料を含浸
せしめる。樹脂38が注入されて繊維材料を含浸せしめ
る間、ライナー12は圧縮空気42によってその形状を
保持され変形を防止される。このように所定形状に保持
されるライナー12は、一方、樹脂38が硬化するまで
の間、該樹脂を含浸せしめられる繊維材料24を支持
し、またタンクの内面50を規定する。
【0025】次の工程段階は樹脂38が硬化した後に成
形型40を開きタンク10を取り出すことである。樹脂
38の硬化後直ちに完成したタンク10を成形型40か
ら取り除き、圧縮空気源を管路18から取り外す。必要
に応じて、その後直ちに或は車両組立工程中において、
注入ネック部の金属充填材22をタンク10に取り付け
る。或はまた、この金属充填材22は上記した成形工程
中において所定位置に一体的に成形しても良い。
【0026】
【発明の効果】耐腐食性材料で形成されるライナーが燃
料タンク内面に沿って配置されているので、樹脂含浸繊
維材料によるタンク壁面がアルコールやガソリン等によ
って腐食変質されることを防止する。またライナーは燃
料タンクの内面を完全に被覆するので、万一外側のプラ
スチックシェルが破損された場合には、副次的な容器と
して機能し、燃料の漏出を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例によるプラスチック燃料タ
ンクを示す断面図である。
【図2】 図1の領域2の部分を拡大して示す断面図で
ある。
【図3】 上記プラスチック燃料タンクを成形するため
の好適な方法に包含される工程段階を概略的に示すフロ
ーチャートである。
【図4】 上記プラスチック燃料タンクにおいて断熱材
料が繊維材料層間に配置され更にライナー上に配置され
る状態を示す開裂斜視図である。
【図5】 上記プラスチック燃料タンクの成形型におい
てライナーに支持された繊維材料に樹脂が注入された状
態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 プラスチック燃料タンク 12 ライナー 14 絶縁材 16 タンク壁面 18 管路 22 金属充填材 24 樹脂含浸繊維材料 32 成形型内面 36 ライナー外面 38 樹脂 40 成形型 42 圧縮空気
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 22:00 4F

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄肉壁面を有する中空支持体の外面を
    繊維材料で被覆し、この繊維材料で被覆された支持体を
    成形型内に配置し、該成形型に樹脂を注入して上記繊維
    材料に該樹脂を含浸せしめ、上記支持体によってタンク
    内中空部を規定し、上記樹脂を硬化させてタンクを成形
    することを特徴とする、プラスチック燃料タンクの製造
    方法。
  2. 【請求項2】 上記支持体が耐腐食性材料で形成さ
    れ、上記タンク内中空部のための保護ライナーとして及
    び副次的な燃料容器として機能することを特徴とする、
    請求項1記載のプラスチック燃料タンクの製造方法。
  3. 【請求項3】 上記繊維材料を複数層積層せしめて用
    い、該繊維材料層間に所望の特性を有する材料で形成さ
    れた部材を配置することを特徴とする、請求項1記載の
    プラスチック燃料タンクの製造方法。
  4. 【請求項4】 上記部材がタンク壁面内において少な
    くとも部分的に配設されることを特徴とする、請求項3
    記載のプラスチック燃料タンクの製造方法。
  5. 【請求項5】 タンク内部から連通される管路が少な
    くとも1つ形成されるように上記繊維材料を配置し、該
    管路によってタンクのための注入ネック部を形成するよ
    うにしたことを特徴とする、請求項1記載のプラスチッ
    ク燃料タンクの製造方法。
  6. 【請求項6】 薄肉壁面を有し、気密で、燃料不透過
    性の中空ライナーの外面を繊維材料で被覆し、この繊維
    材料で被覆されたライナーを成形型内に配置し、該ライ
    ナーの内部に圧力を加え、該成形型の内面と該ライナー
    の外面との間に樹脂を注入して上記繊維材料に該樹脂を
    含浸せしめ、上記圧力を加えられたライナーによって上
    記樹脂含浸繊維材料の変形を防止し、上記圧力を加えら
    れたライナーによってタンク内中空部を規定し、上記樹
    脂を硬化させ、上記成形型を開き、成形されたタンクを
    上記成形型から取り除くことを特徴とする、プラスチッ
    ク成形型の製造方法。
  7. 【請求項7】 上記支持体が耐腐食性材料で形成さ
    れ、上記タンク内中空部のための保護ライナーとして及
    び副次的な燃料容器として機能することを特徴とする、
    請求項6記載のプラスチック燃料タンクの製造方法。
  8. 【請求項8】 上記繊維材料を複数層積層せしめて用
    い、該繊維材料層間に絶縁材を配置して、タンクの所定
    領域を不所望の外的環境から絶縁することを特徴とす
    る、請求項6記載のプラスチック燃料タンクの製造方
    法。
  9. 【請求項9】 上記絶縁材をタンク壁面の全般に亙っ
    て配設することを特徴とする、請求項8記載のプラスチ
    ック燃料タンクの製造方法。
  10. 【請求項10】 タンク内部から連通される注入ネック
    部が形成されるように上記繊維材料を配置することを特
    徴とする、請求項6記載のプラスチック燃料タンクの製
    造方法。
  11. 【請求項11】 上記注入ネック部を形成する上記繊維
    材料をタンク上面から延長させることを特徴とする、請
    求項10記載のプラスチック燃料タンクの製造方法。
  12. 【請求項12】 薄肉で、気密で、燃料不透過性の壁面
    を有する中空ライナーと、該ライナーの外側を被覆する
    樹脂含浸繊維材料とから成ることを特徴とする、一体成
    形によるプラスチック燃料タンク。
  13. 【請求項13】 上記樹脂含浸繊維材料の層間に絶縁材
    が配置されて成ることを特徴とする、請求項12記載の
    プラスチック燃料タンク。
  14. 【請求項14】 上記絶縁材がタンク壁面内において部
    分的に配置されていることを特徴とする、請求項13記
    載のプラスチック燃料タンク。
  15. 【請求項15】 上記ライナーがタンクの内面を規定
    し、耐腐食性材料より成ることを特徴とする、請求項1
    2記載のプラスチック燃料タンク。
  16. 【請求項16】 タンク内部から連通される管路が少な
    くとも1つ一体成形されるように上記繊維材料が配置さ
    れることを特徴とする、請求項12記載のプラスチック
    燃料タンク。
JP3128645A 1990-05-02 1991-05-01 プラスチック燃料タンク及びその製造方法 Expired - Lifetime JPH0790556B2 (ja)

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US51793690A 1990-05-02 1990-05-02
US517.936 1990-05-02

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JPH06339932A true JPH06339932A (ja) 1994-12-13
JPH0790556B2 JPH0790556B2 (ja) 1995-10-04

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