JPH0633912Y2 - 紙巻器 - Google Patents

紙巻器

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JPH0633912Y2
JPH0633912Y2 JP14928088U JP14928088U JPH0633912Y2 JP H0633912 Y2 JPH0633912 Y2 JP H0633912Y2 JP 14928088 U JP14928088 U JP 14928088U JP 14928088 U JP14928088 U JP 14928088U JP H0633912 Y2 JPH0633912 Y2 JP H0633912Y2
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JP14928088U
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Inventor
栢原  利明
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東陶機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ロールペーパ用の紙巻器に関する。
〔従来の技術〕
トイレ等の壁には、ロールペーパが回転できるように芯
棒を通して支持する紙巻器が取り付けられる。紙巻器
は、芯棒をほぼ水平方向に架け渡すための一対の側壁を
備えたもので、芯棒によって支持されたロールペーパを
カットするための紙切板を持つものが典型的な構造であ
る。紙巻器の本体は、ステンレス板等をプレス加工した
ものや合成樹脂を素材としたものが従来では一般的なも
のであった。そして、ロールペーパの交換が簡単にでき
るように、芯棒の抜き取りや側板への嵌め込みに都合の
よい工夫も凝らされている。
このような金属板や合成樹脂等の素材に代えて便器や手
洗い器及び壁のタイル等との調和を図るため、紙巻器の
本体を陶器製としたものも近来では広く利用されるよう
になった。
ところで、金属板や合成樹脂で側板を造った場合では、
芯棒の抜き取りや差し込みには側板の弾性変形をうまく
使えば、ロールペーパの交換は簡単である。これに対
し、紙巻器の本体を陶器で造ると弾性が全くないので、
芯棒が伸び縮みする構造としなければならない。そし
て、芯棒が脱落しないように、側板の内壁に保持穴を凹
ませておいて、これに芯棒の伸びようとする弾性力を利
用してその両端部を嵌め込む構造が一般に採用されてい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
紙巻器本体の側板に保持穴を単に凹ませただけの場合、
上又は前側から芯棒を側板の間に差し込むとき、保持穴
はロールペーパに隠れてしまって見えない。このため、
芯棒のセットは手探りに頼る以外になく、使い勝手が悪
い。また、紙が残っている場合に芯棒をロールペーパと
一緒に取り外すとき、芯棒の両端を保持穴から出すため
に縮ませる必要がある。しかし、ロールペーパと側板と
の隙間は小さいので、指先で芯棒の端を縮ませることは
かなり難しく、ロールペーパの交換に手間がかかる。
このような問題に対し、保持穴まで芯棒の伸縮端をガイ
ドする溝を刻み込み、芯棒の出し入れをし易くしたもの
もある。これは、第8図に示すように、側板50の上端の
縁から内壁に設けた保持穴51まで溝52を走らせたもので
ある。そして、芯棒53は内蔵したスプリングの弾性力に
よって進退するピン54を備え、このピン54を溝52に挿入
して保持穴51部分まで押し込めば、溝52よりも深い保持
穴51にピン54がかちんと嵌まり込む。
ところが、溝52の入口はピン54を入れ込める程度の大き
さなので、ロールペーパをセットする場合では、ピン54
がロールペーパで隠れる姿勢となり、溝52へ差し込むの
に苦労する。また、両側のピン54の端面の距離と溝52の
間隔が適切でなければ、セットするときには予めピン54
を縮めなければならず片手で簡単に取り扱うには無理が
ある。
また、紙切板55は側板50に回転自在に取り付けられてい
るので、ロールペーパを交換するときには、図示のよう
に立ち上げた状態又は下に倒れるようになる。この場
合、紙切板55は一般に前側に倒れやすいので、側板50の
間に入り込んで先端部が背板又は壁に突き当たる。この
ため、紙切板55の前縁部分に傷が入りやすく、ロールペ
ーパーをセットしたときにはこの傷が正面に見えるので
外観面でも好ましくない。
そこで、本考案は、芯棒の差し込み及び抜き取りを更に
一層簡単にして使い勝手を向上させると共に紙切板に傷
がつかないようにすることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の紙巻器は、以上の目的を達成するために、背板
部と該背板部の左右両端から前側に突き出した一対の側
板部とを本体に形成し、前記側板部の間にロールペーパ
を保持する芯棒を着脱自在に架け渡し、更に前記側板部
の間に紙切板を上下に回動自在に取り付けた紙巻器であ
って、前記側板部の内壁に下側が内へ向けて膨出する段
部を設け該段部の上端面から下に向けて前記芯棒の端部
が嵌まり込む保持溝を形成し、前記芯棒を軸線方向へ収
縮可能とすると共に端部に前記保持溝に入り込む突起を
設け、前記芯棒の自然長を前記段部の上側の側板部どう
しの間隔よりも短くすると共に、前記保持溝の幅を前記
芯棒の外径より小さくし、更に、前記紙切板の幅を前記
段部より下側の側板部内壁間の距離よりも長くしたこと
を特徴とする。
〔実施例〕
以下、図面に示す実施例により本考案の特徴を具体的に
説明する。
第1図は本考案の紙巻器の一実施例を示す斜視図、第2
図は紙巻器の本体への芯棒の組み込み状況を示す横断面
図、第3図は本体と芯棒との寸法関係を示す部分断面図
である。
紙巻器の本体1は陶器製であり、背面を壁に突き当てて
固定する背板部2及びその両端から前側に突き出る一対
の側板部3を一体成形したものである。背板部2には、
固定ビスが挿通するビス孔2aを3ヶ所に開けている。ま
た、側板部3の内壁には、紙切板4の両端を差し込んで
開閉自在に取り付けるための保持穴3aが設けられている
(第4図)。
側板部3の内壁のほぼ中間高さ部分には前端部を除いて
奥行き方向へ段部6が設けられ、この段部より上側では
側板部3の幅は小さく下側では大きい。そして、芯棒5
を上から差し込み及び抜き取りができるように、段部6
から更に下方へ向けて保持溝7が形成されている。段部
6は、第1図及び第4図から明らかなように、保持溝7
より奥側ではほぼ水平であり、前側では下に傾斜するよ
うに位置し、段部6よりも下側の平坦部6aへ緩やかな傾
斜面6bとしている。保持溝7は、凹部6の下端から真下
に向けて伸びる導入路7aとその下端から前側へ少し曲が
って斜め下方に向かう保持座7bとを形成したものであ
る。
一方、芯棒5は、第3図に示すように、金属製のスリー
ブ5aの一端に固定ブッシュ5bを取り付けると共に他端に
は可動ブッシュ5cを配置したものである。そして、この
可動ブッシュ5cはスリーブ5aに内蔵したスプリング5dの
弾性力によって軸線方向に出没自在である。また、固定
ブッシュ5b及び可動ブッシュ5cの端面には、保持溝7の
中に嵌まり込む程度の外径を持つ突起5b−1,5c−1をそ
れぞれ形成している。
ここで、スプリング5dが伸びきったときの固定ブッシュ
5b及び可動ブッシュ5cの端面間の距離をlとし、突起5b
−1,5c−1の端面間の距離をLとする。そして、側板部
3の段部6よりも上側部分どうしの間隔をH及び側板部
3の段部6より下の平坦部6aの内壁どうしの間隔をhと
すると、これらの寸法にH>L>l>hという関係を持
たせる。このような寸法関係によって、突起5b−1,5c−
1は段部6よりも上側の内壁と干渉することなくスプリ
ング5dが伸びきった自然長さのまま芯棒5を段部6付近
まで差し込むことができる。そして、芯棒5が段部6を
超えて保持溝7に至ると、固定ブッシュ5b及び可動ブッ
シュ5cの端面が次第に側板部3の平坦部6aに当たるよう
になる。このため、前記の寸法関係によって、固定ブッ
シュ5b及び可動ブッシュ5cは側板部3の内壁に嵌まり込
むようにして更に下に移動し、この移動につれてスプリ
ング5dが収縮して可動ブッシュ5cが第3図において左側
へ動く。
このように、芯棒5を側板部3の間に差し込むとき、側
板部3の内壁によって可動ブッシュ5cを押し、最終的に
突起5b−1,5c−1が導入路7aを通過して保持座7bの中に
嵌まり込む(第6図)。このとき、突起5b−1,5c−1が
きっちりと保持座7bに嵌まり込みしかもスプリング5dが
可動ブッシュ5cを側板部3の内壁に押しつけるときに反
力を受けるので、芯棒5は側板部3の間に安定して保持
される。
一方、紙切板4の幅は第2図から明らかなように平坦部
6a間の距離よりも長く、また前縁のコーナ部は第8図に
示すように曲線状の逃げ面4aとしている。この逃げ面4a
は段部6よりも上側の傾斜面6bに干渉しないで紙切板4
の先端が段部6の部分まで下降し、紙切板4の側部4bが
側板部3の内壁に突き当てるために設けられる。すなわ
ち、第7図(a)のように、ロールペーパーがない場合
に紙切板4が前に倒れても、側部4bが側板部3の内壁に
係合するようになって図示の姿勢で停止する。
以上の構成において、側板部3の内壁には保持溝7へガ
イドするような傾斜面6bが形成されているので、芯棒5
をセットするときにはこの傾斜面6bを利用できる。この
ため、芯棒5を側板部3に対して厳しく位置決めしなく
ても、芯棒5は保持溝7の中に速やかに受け入れられ、
セットが簡単に行える。
また、保持座7bは第4図のように前側に曲がって下向き
に伸びているので、ロールペーパを使うときでも芯棒5
が抜け落ちることはない。すなわち、ロールペーパPは
第7図(b)の矢印方向へ引かれるが、保持座7bもこの
矢印方向と同じ向きで伸びているので、突起5b−1,5c−
1は保持座7bの下端に強く押し付けられる。このため、
突起5b−1,5c−1は常に保持座7bの中にとどまり、上向
きへの作用力を働かせない限り抜けることはない。
更に、ロールペーパPを交換するときは、芯棒5を上に
持ち上げるだけで簡単に側板部3の間から引き抜くこと
ができる。この場合、可動ブッシュ5cは保持溝7を抜け
て段部6よりも上に出た時点でスプリング5dは復元して
自然長に戻り、本体1から抜いたときに可動ブッシュ5c
はスリーブ5aから飛び出さない。
このように、芯棒5を側板部3の間に差し込むときに
は、可動ブッシュ5cをスリーブ5aの中に手で予め押し込
む必要はなく、そのまま凹部6の中に嵌め込める。ま
た、芯棒5を凹部6まで引き上げれば、そのまま引き抜
くことができ、差し込みと引き抜きとが片手で簡単に行
える。
更に、ロールペーパーPがない場合に紙切板4が第7図
(a)のように前側へ倒れても、紙切板4は側板部3の
中に入り込んだ後に段部6付近に掛かるようになって停
止する。このとき、逃げ面4aを設けていることから、紙
切板4はその側部4bのみが側板部3の内壁に突き当たる
ので、前縁部分が傷を負うことがない。また、第2図の
ように、紙切板4の逃げ面4a及び側部4bは側板部3の内
壁に沿う形状なので、段部6は外部から見え難く、外観
の面でも支障がない。
〔考案の効果〕
以上に説明したように、本考案の紙巻器においては、側
板部の内壁に段部を設けて伸縮する芯棒が上から押し込
めるように内壁の下側が中央側に突き出るようにしてい
る。このため、芯棒を片手で持って段部よりも下側の保
持溝に収めるようにすれば、簡単に芯棒の着脱が行え
る。また、紙切板の前縁のコーナ部に逃げ面を設けて段
部までの側板部の内壁に倣う形状としているので、紙切
板が前に倒れても傾いた姿勢に保持され、前縁部分が背
板部や壁に突き当たることがなく、傷がつくこともな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の紙巻器の一実施例を示す斜視図、第2
図は本体に芯棒を組み込んだ状態の一部切欠平面図、第
3図は芯棒と側板部等との寸法関係を示す図、第4図は
側板部の内壁を示す図、第5図は第4図のI−I線矢視
による側板部の内壁の形状を示す。また、第6図は芯棒
をセットしたときの横断面図、第7図は紙切板の姿勢を
示すための縦断面図、第8図は従来例を示す。 1:本体、2:背板部 2a:ビス孔、3:側板部 3a:保持穴、4:紙切板 4a:逃げ面、5:芯棒 5a:スリーブ、5b:固定ブッシュ 5c:可動ブッシュ、5d:スプリング 5b−1,5c−1:突起、6:段部 6a:平坦部、6b:傾斜面 7:保持溝、7a:導入路 7b:保持座

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】背板部と該背板部の左右両端から前側に突
    き出した一対の側板部とを本体に形成し、前記側板部の
    間にロールペーパを保持する芯棒を着脱自在に架け渡
    し、更に前記側板部の間に紙切板を上下に回動自在に取
    り付けた紙巻器であって、前記側板部の内壁に下側が内
    へ向けて膨出する段部を設け該段部の上端面から下に向
    けて前記芯棒の端部が嵌まり込む保持溝を形成し、前記
    芯棒を軸線方向へ収縮可能とすると共に端部に前記保持
    溝に入り込む突起を設け、前記芯棒の自然長を前記段部
    の上側の側板部どうしの間隔よりも短くすると共に、前
    記保持溝の幅を前記芯棒の外径より小さくし、更に、前
    記紙切板の幅を前記段部より下側の側板部内壁間の距離
    よりも長くしたことを特徴とする紙巻器。
JP14928088U 1988-11-15 1988-11-15 紙巻器 Expired - Lifetime JPH0633912Y2 (ja)

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JPH0268791U JPH0268791U (ja) 1990-05-24
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