JPH06339022A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH06339022A
JPH06339022A JP5129699A JP12969993A JPH06339022A JP H06339022 A JPH06339022 A JP H06339022A JP 5129699 A JP5129699 A JP 5129699A JP 12969993 A JP12969993 A JP 12969993A JP H06339022 A JPH06339022 A JP H06339022A
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JP5129699A
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Inventor
Tatsu Kosake
達 小酒
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複写が禁止されている特定書類・書面の複写画
像を出力しない。 【構成】メモリ部に認識データを入力し、あらかじめ用
意した各領域のデータパターンと、任意に設定した一致
パターン数以上になった認識データを、順次、カウンタ
でカウントする。そして、ステップS5で、カウントさ
れた認識データ総数の分布をもとに特定画像の認識を行
ない、特定画像である確率が高いとき、ステップS6で
フラグを立て、フラグが立った総数により特定画像であ
ると判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外部機器から送出され
てくる画像信号により画像記録を行なう画像記録装置に
関し、特に、特定画像を認識してその出力を禁止する画
像記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、各種コンピュータの性能の向上や
普及に伴い、プリンタ等の画像出力装置も大幅な進歩を
遂げている。そして、現在のような情報化社会において
は、白黒の出力画像だけではなく、モノカラーや2色画
像、あるいは多色画像であるフルカラー画像などを印刷
出力する必要性も徐々に増加している。
【0003】カラー出力画像の技術としては、銀塩方
式,感熱方式,電子写真方式,静電記録方式,インクジ
ェット方式,バブルジェット方式、及びその他の方式な
ど、多数の技術がある。このカラーの出力画像は、写真
や印刷物(本,広告)などで特に良く使われている。ま
た、従来は、印刷物のようなカラー画像は、印刷のため
の設備や印刷コストの点で個人では自由に扱うことがで
きなかったが、上述のように、コンピュータの普及に伴
い、カラー画像は、より身近に取り扱えるようになって
きている。さらに、画像出力のためのプリンタなどの画
像記録装置も大幅に進歩し、非常に品質のよい出力画像
を得られるようになった。そのため、現在では、誰でも
簡単にカラー画像を取り扱えるようになりつつある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カラー
の複写機やプリンタなどの画像出力装置の進歩により、
手軽に普通紙にカラー画像の印刷ができるようになり、
カラーの出力画像はより身近なものになってきている反
面、複製が禁じられているもの、例えば、紙幣,有価証
券、または切手などの偽造にカラー複写機が使用される
ことも充分に考えられ、このような用途に複写機が使用
されないように対策をとらなければならないという新た
な問題を生んでいる。
【0005】本発明の目的は、複写が禁止されている特
定書類・特定書面の複写画像を出力しないようにする画
像記録装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、入力された画像信号に応じて光ビームを変調し、該
光ビームを走査して記録媒体上に形成された静電潜像を
顕像化することで画像記録を行なう画像記録装置におい
て、所定の特徴を有する複数の第1の画像情報をあらか
じめ記憶する手段と、前記画像信号の特定領域から第2
の画像情報を抽出する手段と、前記第1の画像情報と前
記第2の画像情報との一致状態に基づいて、該第2の画
像情報が特定画像か否かの認識を行なう画像認識手段
と、前記画像認識手段により特定画像と認識された画像
情報に対しては出力を禁止する第1の画像制御手段と、
前記画像認識手段により特定画像以外の画像と認識され
た画像情報に対しては、該画像情報に特定の変更を施し
て出力する第2の画像制御手段とを備える。
【0007】
【作用】以上の構成において、特定画像を認識した場
合、認識された画像を出力しないよう機能する。
【0008】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明に係る好
適な実施例を詳細に説明する。図1は、本発明の実施例
に係るカラーレーザビームプリンタの断面構成の一例を
示す。同図において、給紙部101から給紙された用紙
102は、その先端をグリッパ103fにより挾持され
て、転写ドラム103の外周に保持される。像担持体1
00に、光学ユニット107により各色に形成された潜
像は、各色現像器Dy,Dc,Db,Dnにより現像化
されて、転写ドラム外周の用紙に複数回転写されること
で、多色画像が形成される。
【0009】その後、用紙102は転写ドラム103よ
り分離され、定着ユニット104で定着されて排紙部1
05より排紙トレー部106に排出される。ここで、各
色の現像器は、その両端に回転支軸を有し、各々がその
軸を中心に回転可能となるように現像器選択機構部10
8に保持される。各現像器は、図1に示すように、その
姿勢を一定に維持した状態で現像器選択のための回転が
なされる。そして、選択された現像器が現像位置に移動
後、現像器選択機構部108は、ソレノイド109aに
より、現像器と一体で支点109bを中心に選択機構保
持フレーム109を像担持体100の方向にその位置を
移動する。
【0010】次に、上記の構成をとるカラーレーザビー
ムプリンタの動作について説明する。帯電器111によ
って感光ドラム100が所定の極性に均一に帯電され、
レーザビーム光Lによる露光によって感光ドラム100
上に、例えば、M(マゼンタ)色の潜像が現像されて、
感光体ドラム100上にM(マゼンタ)色の第1のトナ
ー像が形成される。
【0011】一方、所定のタイミングで転写紙Pの給紙
が行なわれ、トナーと反対極性(例えば、プラス極性)
の転写バイアス電圧(+1.8KV)が転写ドラム10
3に印加される。そして、感光体ドラム100上の第1
トナー像が転写紙Pに転写されるとともに、転写紙Pが
転写ドラム103の表面に静電吸着される。その後、感
光ドラム100からは、クリーナ112によって、残留
するM(マゼンタ)色トナーが除去され、次の色の潜像
形成及び現像行程に備える。
【0012】次に、感光体ドラム100上に、レーザビ
ーム光LによりC(シアン)色の第2の潜像が形成さ
れ、次いでC(シアン)色の現像器Dcにより感光体ド
ラム1上の第2の潜像が現像されて、C(シアン)色の
第2トナー像が形成される。そして、このC(シアン)
色の第2のトナー像は、先に転写紙Pに転写されたM
(マゼンタ)色の第1のトナー像の位置に合わせて転写
紙Pに転写される。この2色目のトナー像の転写工程に
おいては、転写紙が転写部に達する直前に、転写ドラム
103に+2.1KVのバイアス電圧が印加される。
【0013】同様にして、Y(イエロー)色,K(ブラ
ック)色の第3,第4の潜像が感光体ドラム100上に
順次、形成され、それぞれが現像器Dy,Dbによって
順次、現像される。そして、転写紙Pに先に転写された
トナー像と位置合わせされ、Y(イエロー)色,K(ブ
ラック)色の第3,第4の各トナー像が順次、転写され
ることで、転写紙P上に4色のトナー像が重なった状態
で形成されることになる。
【0014】なお、これら3色目,4色目のトナー像の
転写においては、転写紙が転写部に達する直前に、転写
ドラム103にそれぞれ+2.5KV,+3.0KVの
バイアス電圧が印加される。このように、各色のトナー
像の転写を行なうごとに転写バイアス電圧を高くしてい
くのは、転写効率の低下を防止するためである。この転
写効率の低下の主な原因は、転写紙が転写後に感光ドラ
ム100から離れるときに、気中放電により転写紙表面
が転写バイアス電圧と逆極性に帯電(転写紙を担持して
いる転写ドラム表面も若干帯電する)し、この帯電電荷
が転写ごとに蓄積されるからであり、転写バイアス電圧
が一定であると、転写ごとに転写電界が低下していくこ
とになるのである。
【0015】また、4色目(上記の例では、K(ブラッ
ク)色)の転写の際、転写紙先端が転写開始位置に達し
たときに(直前,直後を含む)、交流電圧5.5KV
(これは実効値であり、その周波数は500Hz)に、第
4のトナー像の転写時に印加された転写バイアスと同極
性で、かつ、同電位の直流バイアス電圧+3.0KVを
重畳させて帯電器111に印加する。
【0016】このように、4色目の転写の際、転写紙先
端が転写開始位置に達したときに帯電器111を動作さ
せるのは、転写ムラを防止するためである。特に、フル
カラー画像の転写においては、僅かな転写ムラが発生し
ても色の違いとして目立ちやすく、上述のように帯電器
111に所要のバイアス電圧を印加して放電動作を行な
わせることが必要となる。
【0017】4色のトナー像が重畳転写された転写紙P
の先端部が分離位置に近づくと、分離爪113が接近
し、その先端が転写ドラム103の表面に接触して、転
写紙Pを転写ドラム103から分離させる。この分離爪
113の先端は、転写ドラム表面との接触状態を保ち、
その後、転写ドラム103から離れてもとの位置に戻
る。
【0018】帯電器111は、上記のように転写紙の先
端が最終色の転写開始位置に達したときから、転写紙の
後端が転写ドラム111を離れるまで作動して転写紙上
の蓄積電荷(トナーと反対極性)を除電し、分離爪11
3による転写紙の分離を容易にするとともに、分離時の
気中放電を減少させる。なお、転写紙の後端が転写終了
位置(感光ドラム100と転写ドラム103とが形成す
るニップ部の出口)に達したときに、転写ドラム103
に印加する転写バイアス電圧をオフ(接地電位)にす
る。そして、これと同時に、帯電器111に印加してい
たバイアス電圧をオフにする。
【0019】そして、分離された転写紙Pは、定着器1
04に搬送され、ここで転写紙上のトナー像が定着され
て排紙トレイ115上に排出される。本実施例に係るカ
ラーレーザビームプリンタは、例えば、300ドット/
インチの解像度で印刷を行なう。この場合、文字や図形
は、図2に示すように、各色について300ドット/イ
ンチの格子上に配置される位置に印字される任意の幅を
持つ色の部分(●印)と、残りの白い部分(○印)によ
り描画され、印字される(ここでは、特定画像として認
識すべき文字の部分を●印で表している)。なお、図2
は、アルファベット文字の「a」の画像データパターン
を示すものである。
【0020】また、本実施例では、図3に示すように、
印字しようとする画素A(以下、この画素を注目画素と
呼ぶ)に対して、その注目画素を囲む領域(ここでは、
主走査方向11画素×副走査方向9画素)の画像データ
の特徴を調べる。さらに、具体的に説明すると、図2に
示した解像度300ドット/インチのアルファベット文
字「a」の画像データ群の内、注目画素Aとその注目画
素Aを囲む領域S(主走査方向11画素×副走査方向9
画素)の画像データを一時記憶手段に格納する。これに
よって、図4に示すようなドット情報が記憶される。そ
して、領域S内の画像データ群の特徴を、あらかじめ用
意してある領域Sと同一領域(11画素×9画素)の複
数の画像データ群と比較する。
【0021】図5は、本実施例に係る、300ドット/
インチの印字密度を有するレーザビームプリンタを構成
するプリンタエンジン部の入力部に設置された、特定画
像の認識及びスムージング処理を行なう回路のブロック
構成図である。図5において、ラインメモリ25〜33
は、入力される画像形成信号VDOをクロック信号VC
LKに同期して順次シフトさせながら記憶する。各ライ
ンメモリは、ラインメモリ1→ラインメモリ2→ライン
メモリ3→…→ラインメモリ9の順に連結されており、
副走査方向に対して9ライン分の主走査長のドット情報
を記憶する。そして、シフトレジスタ1〜9(34〜4
2)は、各ラインメモリ1〜9に対応して、各ラインメ
モリからの出力を入力する。
【0022】各シフトレジスタは、図5に示すように、
1a〜1k,2a〜2k,3a〜3k,…9a〜9k
の、主走査方向11画素×副走査方向9ラインのマトリ
ックスメモリを構成する。ここでは、このマトリックス
メモリの内、中央部に位置する“5f”を注目画素して
定義する。処理回路43は、特定画像の認識及びスムー
ジング処理のために、マトリックスメモリ内に記憶され
たデータの特徴を検出し、必要に応じて注目画素5fを
変更する処理回路である。そのため、処理回路43は、
シフトレジスタ1〜9の各ビット1a〜9kの合計99
ビットを入力し、処理変更後のパラレル信号MDTを出
力する。その後、パラレル信号MDTは、パラレルシリ
アル変換回路44に入力される。
【0023】パラレルシリアル変換回路44は、入力さ
れたパラレル信号MDTをシリアル信号VDOMに変換
し、次段に位置する不図示のレーザドライバによりレー
ザを駆動する。また、本実施例では、パラレル信号は4
ビットで構成され、主走査1ライン分の処理を逐次行な
う。クロック発生回路45は、主走査方向の同期をとる
ための水平同期信号であるBD信号を入力し、BD信号
に同期したクロック信号としてのクロック信号VCKを
発生する。このクロック信号VCKは、主走査方向に対
して300ドット/インチの記録を行なうために必要
な、クロック周波数f0の4倍の周波数を有する。上記
のシリアル信号は、このクロックVCKに同期して順次
送出される。
【0024】分周回路46はクロック信号VCKを入力
し、それを4分周して、周波数f0のクロック信号VC
KNを発生する。このクロック信号VCKNは、上記の
マトリックスメモリから処理回路43にドットデータを
取り込むときの同期クロックとして用いられる。図5に
示す回路において、本実施例に係るレーザビームプリン
タを構成する不図示のコントローラからプリンタに対し
て、300ドット/インチの画像信号VDOが画像クロ
ック信号VCLKに同期して送信されてくると、画像デ
ータは、逐次、ラインメモリ1〜9に記憶されると同時
に、シフトレジスタ1〜9へは、ラインメモリ1〜9の
画像データの内、主走査11画素×副走査9画素のマト
リクス情報が取り出される。
【0025】そして、処理回路43は、上記のマトリク
ス情報の特徴を検出し、検出された特徴に応じて、あら
かじめ用意してある特徴画像のマトリクス情報と比較す
るとともに、注目画素に対して、主走査方向に4等分し
た4つのデータX1〜X4からなる変更データを生成
し、スムージング処理した画像を印刷するように機能す
る。
【0026】図6及び図7は、主走査方向11画素×副
走査方向9画素のマトリクス領域から、マトリクス領域
の全領域に渡って画像パターンの特徴を抽出し、それが
特定画像の認識を行なうべき画像パターンであるか否か
を調べるためのアルゴリズムを説明する図である。以
下、同図に示されるマトリクス領域について詳細に説明
する。
【0027】図6の(a)は、主走査方向11画素×副
走査方向9画素の参照領域を示し、主走査方向に対して
a,b,c,d,e,f,g,h,j,k、副走査方向
に対して1,2,3,4,5,6,7,8,9のマトリ
クスにて、合計99個の画素を表わす。そして、例え
ば、中心画素は5fで表わされ、この中心画素を特定画
像の認識を行なう領域の中心として選んでいる。
【0028】また、図6の(b)は、図6の(a)に示
した参照領域を、X1〜X8,Y1〜Y8,5fの17
個の領域に分割したものである。ここで、領域X1は、
3d,3e,3f,4d,4e,4f、領域X2は、3
f,3g,3h,4f,4g,4h、領域X3は、6
d,6e,6f,7d,7e,7f、領域X4は、6
f,6g,6h,7f,7g,7h、領域X5は、3
d,3e,4d,4e,5d,5e、領域X6は、5
d,5e,6d,6e,7d,7e、領域X7は、3
g,3h,4g,4h,5g,5h、領域X8は、5
g,5h,6g,6h,7g,7hの各6ドットにて構
成される。
【0029】また、領域Y1は、1a,1b,1c,2
a,2b,2c,3a,3b,3c、領域Y2は、1
d,1e,1f,1g,1h,2d,2e,2f,2
g,2h、領域Y3は、1i,1j,1k,2i,2
j,2k,3i,3j,3k、領域Y4は、4i,4
j,4k,5i,5j,5k,6i,6j,6k、領域
Y5は、7i,7j,7k,8i,8j,8k,9i,
9j,9k、領域Y6は、8d,8e,8f,8g,8
h,9d,9e,9f,9g,9h、領域Y7は、7
a,7b,7c,8a,8b,8c,9a,9b,9
c、領域8Yは、4a,4b,4c,5a,5b,5
c,6a,6b,6cでそれぞれ構成される。
【0030】このように、上記領域は、6画素から成る
8個の領域(X1〜X8)、9画素から成る6個の領域
(Y1,Y3,Y4,Y5,Y7,Y8)、10画素か
ら成る2個の領域(Y2,Y6)、そして、中心画素5
fに分割することができる。ここで、図7に示すよう
に、各領域の特徴をXn,Ynとして表わし、各領域内
のすべての画像データが、特定画像の特徴を表わす特定
画像のデータ値の指定範囲内、または、その画像データ
が指定範囲外の場合、各領域の特徴(Xn,Yn)を
『0』とする。
【0031】また、各領域内の画像データについて、特
徴画像のデータ値の指定範囲内と指定範囲外が混在する
場合には、各領域の特徴(Xn,Yn)を『1』とす
る。例えば、領域X1内の全ての画素が指定範囲外であ
るとき、領域X1の特徴は、X1=『0』であり、ま
た、領域X1内の全ての画素が指定範囲内であるとき、
領域X1の特徴は、X1=『0』である。そして、領域
X1内の画素が、指定範囲内と指定範囲外とから成ると
きは、領域X1の特徴は、X1=『1』である。
【0032】上記の各領域の特徴は、図8に示す回路に
よって検出される。同図において、A1〜A16は排他
的論理回路であり、各排他的論理回路A1〜A16は、
各領域(Xn,Yn)内の全画素信号に対して排他的論
理、すなわち、入力信号が全て同じ場合は出力を0と
し、入力信号が互いに異なる場合は、出力を1にする論
理をとる。このようにして、各領域の特徴として、X1
〜X8,Y1〜Y8が得られる。
【0033】図9は、本実施例における特定画像の認識
のための回路構成を示す。なお、図9のX1〜X8,Y
1〜Y8は、図8に示す回路にて得られたデータとす
る。図9において、符号S1が付された範囲で示され
る、あらかじめ用意した領域パターンへ各領域の値を入
力し、それらのパターンと入力した値とが一致したと
き、OR回路Q100の出力信号SS1として、論理1
が出力される。そして、この出力信号SS1を、ゲート
回路のQ1’〜Q16’の入力として使用する。
【0034】また、各領域のパターンが一致した際、入
力した各領域(X1〜X8,Y1〜Y8)のビットパタ
ーンも、あらかじめ用意した各領域(X1〜X8,Y1
〜Y8)のビットパターンへ入力し、その結果が一致し
ていれば1を、全て一致してなければ0が、OR回路Q
1〜Q16から出力される。次に、OR回路Q1〜Q1
6からの出力を上述のゲート回路に入力し、各領域(X
1〜X8,Y1〜Y8)のパターンと各領域(X1〜X
8,Y1〜Y8)のビットパターンを比較する。この比
較結果は、認識結果(X1’〜X8’,Y1’〜Y
8’)として出力され、出力信号(X1’〜X8’,Y
1’〜Y8’)は、データマッチング部50に入力され
る。
【0035】図10は、データマッチング部50の回路
構成を示す。データマッチング部50では、上述の出力
信号(X1’〜X8’,Y1’〜Y8’)と入力データ
の各領域(X1〜X8,Y1〜Y8)のデータ値を、排
他的論理回路Q17〜Q32にて比較し、その結果を1
6ビットのデータメモリのアドレスの内、アドレスA0
〜A7にはX1’’〜X8’’を、また、アドレスA8
〜A15にはY1’’〜Y8’’をそれぞれメモリ部5
1に格納する(あらかじめ用意した各領域のパターン以
外の場合、図9のQ100からの出力信号であるSS1
をトライステートバッファBF1〜BF16のコントロ
ール入力として用いているので、メモリ部51に格納さ
れる認識データは、すべて1となる)。
【0036】メモリ部51に格納されたデータ内容は、
一致しているX1’’〜X8’’,Y1’’〜Y8’’
の領域が0でアドレスに格納され、一致しなかった領域
は、1がアドレスに格納される。図11は、図9に示す
特定画像認識部52のブロック構成図である。同図にお
いて、図10のメモリ部51に入力された認識データA
0〜A15は、カウンタ53へ入力され、認識データが
一致している個数(0が入力されている数)をカウント
する。
【0037】ここでカウントされた一致数は、セレクタ
54へ入力し、あらかじめ設定していた特定画像の確率
を示す設定数と比較する。そして、それが設定数以上な
らば、特定画像の認識結果を示すカウンタのイネーブル
として入力し、そのときの各領域の(X1〜X8,Y1
〜Y8)値を1個カウントする。図12は、上記の一連
の工程を示すフローチャートである。同図に示すステッ
プS1では、メモリ部51に認識データを入力する。な
お、ここでは、認識データをPとする。ステップS2
で、あらかじめ用意した各領域のデータパターンと、任
意に設定した一致パターン数(X1’’〜X8’’,Y
1’’〜Y8’’の一致した数)以上になった認識デー
タを、順次、カウンタ55でカウントする(カウント数
をNとする)。
【0038】ステップS3では、カウント数Nが設定数
SN以上であるか否かの判定を行ない、カウント数Nが
設定数SN以上になった場合、ステップS4で、メモリ
に認識データ値をセットする。本実施例では、この一連
の工程を各画素ごとに順次、行なう。上記の工程終了
後、ステップS5では、カウントされた認識データ総数
の分布、すなわち、データ範囲とデータ数の2次元分布
(データ比較部)をとり、それにより、特定画像の認識
を行なう。そして、認識の結果、特定画像である確率が
高いとき(各色の認識結果の認識データの分布が、各色
の特定画像の分布に似ているとき)には、ステップS6
で、特定画像情報部(不図示)のフラグを立てる。これ
らの工程を各色ごとに行ない、各色の特定画像情報部の
フラグが立った総数により特定画像であると判断する。
【0039】なお、この特定画像の判断は、少なくとも
最終色(一連の工程の最後の色)の印字工程までに行な
い、それまでに印字した画像の全面に最終色の均一なハ
ーフトーン等の画像で印字するなどの処置を行ない、認
識された特定画像を出力画像としないようにする。しか
し、最終色の工程終了後に特定画像の判断が行なわれた
場合、ここでは、画像を逐次処理して印字を行なってい
るので、全ての印字が終了していることになる。そのた
め、上述の処置を実施するため、さらに1回、最終色の
印字動作を行なってハーフトーン等の印字処理を行な
い、上述の場合と同様に特定画像を出力画像としないよ
うにする。
【0040】次に、本実施例におけるスムージング処理
部について説明する。図13〜図16は、本実施例にお
ける、境界部の傾きが1/2である図形に対するスムー
ジング処理を説明する図である。なお、図13〜図16
において、その左側の図のビットパターンが検出された
場合には、注目画素を右側の図のように変更する処理を
行なう。また、同図のアルゴリズムの詳細は、図17〜
図20に示す。
【0041】図17は、図13に対応する具体的なアル
ゴリズムを説明するための図である。図17の(b)に
て示されるように、領域X5=0,X2=0であり、か
つ、領域Y1〜Y8,X3,X4の内、少なくとも1つ
の領域が0であり、また、図17の(a)に示すよう
に、ビットパターンが、7a=7b=6c=6d=5e
=5f=4g=4h=3i=3j=2k=0、8a=8
b=7c=7d=6e=6f=5g=5h=4i=4j
=3k=1である場合には、注目画素5fを、x1=
0,X2=0,x3=1,x4=1に変更して出力す
る。
【0042】図21は、上記のアルゴリズムを実現する
ための具体的な回路構成を示し、同図において、B1〜
B15はインバータ回路、E1〜E3はAND回路、C
1はOR回路である。AND回路E2の入力には、領域
X2,X5の情報が、また、OR回路C1の入力には、
領域X3,X4,Y1〜Y8の情報、AND回路E1の
入力にはビットパターンの情報がそれぞれ入力される。
そして、AND回路E3の出力として、同条件に合致し
た場合には、PTN1出力として「1」が出力され、合
致しない場合には「0」が出力される。このPTN1出
力は、後述するデータ生成回路(図34)のOR回路Q
4に入力される。
【0043】図18は、図14に対応する具体的なアル
ゴリズムを説明するための図である。同図の(b)に示
すように、ここでは、領域X1=0であり、かつ、領域
Y1〜Y8,X7,X3,X4の内、少なくとも1つの
領域が0、また、図18の(a)に示すように、ビット
パターンが7a=6b=6c=5d=5e=4f=4g
=3h=3i=2j=2k=0、8a=7b=7c=6
d=6e=5f=5g=4h=4i=3j=3k=1の
場合には、注目画素5fを、x1=0,x2=0,x3
=1,x4=1に変更して出力する。
【0044】上記、図18に示すアルゴリズムを実現す
るための回路構成を、図22に示す。同図において、B
1〜B15はインバータ回路、E1,E3はAND回
路、C1はOR回路である。インバータ回路B12の入
力には、領域X1の情報が入力され、また、OR回路C
1の入力には、領域X3,X4,X7,Y1〜Y8の情
報が入力される。そして、AND回路E1の入力にはビ
ットパターンの情報が入力され、AND回路E3の出力
として同条件に合致した場合には、PTN2出力として
「1」が出力され、合致しない場合には「0」が出力さ
れる。なお、このPTN2出力は、後述するデータ生成
回路(図34)のOR回路Q13に入力される。
【0045】図19は、図15に対応する具体的なアル
ゴリズムを説明するための図である。同図の(b)に示
すように、この場合、領域X8=0,X3=0であり、
かつ、領域Y1〜Y8,X1,X2の内、少なくとも1
つの領域が0、そして、同図の(a)に示すように、ビ
ットパターンが7a=6b=6c=5d=5e=4f=
4g=3h=3i=2j=2k=1、8a=7b=7c
=6d=6e=5f=5g=4h=4i=3j=3k=
0である場合、注目画素5fを、x1=1,x2=1,
x3=0,x4=0に変更して出力する。
【0046】図23は、上記のアルゴリズムを実現する
ための回路構成を示し、同図において、B1〜B15は
インバータ回路、E1〜E3はAND回路、C1はOR
回路である。AND回路E2の入力には、領域X3,X
8の情報が入力され、OR回路C1の入力には領域X
1,X2,Y1〜Y8の情報が入力され、また、AND
回路E1の入力にはビットパターンの情報が入力され
る。そして、AND回路3の出力として、同条件に合致
した場合には、PTN3出力として「1」が出力され、
合致しない場合には「0」が出力される。なお、このP
TN3出力は、後述するデータ生成回路(図34)のO
R回路Q4に入力される。
【0047】そして、図20は、図16に対応する具体
的なアルゴリズムを説明するための図である。同図の
(b)に示すように、ここでは、領域X4=0,X8=
0であり、かつ、領域Y1〜Y8,X1,X2,X6の
内、少なくとも1つの領域が0である。また、同図の
(a)に示すように、ビットパターンが7a=7b=6
c=6d=5e=5f=4g=4h=3i=3j=2k
=1、8a=8b=7c=7d=6e=6f=5g=5
h=4i=4j=3k=0である場合、注目画素5f
を、x1=1,x2=1,x3=0,x4=0に変更し
て出力する。
【0048】図24は、上記のアルゴリズムを実現する
ための回路構成であり、同図において、B1〜B16は
インバータ回路、E1〜E3はAND回路、C1はOR
回路である。AND回路E2の入力には、領域X4,X
8の情報が入力され、また、OR回路C1の入力には、
領域X1,X2,X6,Y1〜Y8の情報が入力され、
AND回路E1の入力にはビットパターンの情報が入力
される。そして、AND回路E3の出力として、同条件
に合致した場合には、PTN4出力として「1」が出力
され、合致しない場合には「0」が出力される。なお、
このPTN4出力は、後述するデータ生成回路(図3
4)のOR回路Q13に入力される。
【0049】図25〜図28は、本実施例における、境
界部の傾きが2/1である図形に対するスムージング処
理を説明するための図である。ここでは、図25〜図2
8の各図において、その左側の図のビットパターンが検
出された場合には、注目画素を右側の図のように変更す
る処理を行なう。以下、図25〜図28のアルゴリズム
の詳細を、図29〜図32を参照して説明する。
【0050】図29は、図25に対応する具体的なアル
ゴリズムを説明するための図である。同図の(b)に示
すように、ここでは、領域X1=0,X6=0であり、
かつ、領域Y1〜Y8,X4,X7の内、少なくとも1
つの領域が0、また、同図の(a)に示すように、ビッ
トパターンが1h=2g=3g=4f=5f=6e=7
e=8d=9d=0、1i=2h=3h=4g=5g=
6f=7f=8e=9e=1の場合、注目画素5fを、
x1=0,x2=0,x3=0,x4=1に変更して出
力する。
【0051】図30は、図26に対応する具体的なアル
ゴリズムを説明するための図である。同図の(b)に示
すように、ここでは、領域X5=0であり、かつ、領域
Y1〜Y8,X3,X8,X7の内、少なくとも1つの
領域が0、また、同図の(a)に示すように、ビットパ
ターンが1h=2h=3g=4g=5f=6f=7e=
8e=9d=1、1g=2g=3f=4f=5e=6e
=7d=8d=9c=0の場合には、注目画素5fを、
x1=0,x2=1,x3=1,x4=1に変更して出
力する。
【0052】また、図31は、図27に対応する具体的
なアルゴリズムを説明するための図である。同図の
(b)に示すように、領域X4=0,X7=0であり、
かつ、領域Y1〜Y8,X1,X6の内、少なくとも1
つの領域が0であり、同図の(a)に示すように、ビッ
トパターンが1h=2h=3g=4g=5f=6f=7
e=8e=9d=0、1g=2g=3f=4f=5e=
6e=7d=8d=9c=1の場合には、注目画素5f
を、x1=1,x2=0,x3=0,x4=0に変更し
て出力する。
【0053】そして、図32は、図28に対応する具体
的なアルゴリズムを説明するための図である。ここで
は、同図の(b)に示すように、領域X4=0,X8=
0であり、かつ、領域Y1〜Y8,X1,X6の内、少
なくとも1つの領域が0、また、同図の(a)に示すよ
うに、ビットパターンが1h=2g=3g=4f=5f
=6e=7e=8d=9d=1、1i=2h=3h=4
g=5g=6f=7f=8e=9e=0の場合には、注
目画素5fを、x1=1,x2=1,x3=1,x4=
0に変更して出力する。
【0054】なお、実際には、図13〜図16に示した
各パターンは、注目画素を中心として左右を入れ替えた
パターンの特徴抽出の各組を有し、また、図25〜図2
8の各パターンについても、注目画素を中心として左右
を入れ換えたパターンの特徴抽出の各組を有する。例え
ば、図13に対する特徴抽出に対して左右を入れ換えた
ものは、図33に示すようになる。この場合のスムージ
ングアルゴリズムは、ビットパターンが、2a=3b=
3c=4d=4e=5f=5g=6h=6i=7j=7
k=0、3a=4b=4c=5d=5e=6f=6g=
7h=7i=8j=8k=1、かつ、X7=X1=0で
あり、また、Y1〜Y8,X3,X4の内、少なくとも
1つの領域が「1」であれば、注目画素5fを、x1=
1,x2=1,x3=0,x4=0に変更する。
【0055】同様に、図14〜図16に示すパターンに
対しても、左右対象のアルゴリズムが設定される。この
ように特徴抽出のアルゴリズムを左右対象にすることに
よって、例えば、「O」,「U」,「V」,「W」等の
文字に対するスムージングが、対称のアルゴリズムによ
って行なわれ、処理後の文字の見え方が自然になる。
【0056】図34,図35は、上記の各特徴検出回路
を含んだ複数の特徴検出回路の各出力信号を入力し、そ
の入力信号に応じて注目画素5fのデータを発生するデ
ータ生成回路の構成を示すブロック図である。なお、図
35は、図34の一部回路を詳細に示したものである。
図34,図35において、Q1〜Q16はOR回路、R
1〜R64及びU1〜U2は2入力AND回路、S1〜
S4は16入力OR回路、E4はインバータ回路、T1
はNOR回路である。
【0057】上述のアルゴリズムにて特徴抽出を行なう
特徴検出回路の出力信号は、図34に示すOR回路Q1
〜Q16の内の1つに接続される。例えば、上記の特徴
検出回路の出力PTN1,PTN3はOR回路Q4へ、
また、PTN2,PTN4はOR回路Q13へ入力され
る。また、上記のPTN1〜PTN4を含む全ての特徴
検出回路からの信号は、NOR回路T1に接続される。
R1〜R64のAND回路群は、OR回路Q1〜Q16
の出力「1」に対応して、各4個単位から構成されるコ
ード発生回路により20,21,22,23の4ビット
コードとして「0」〜「F」までのコードを発生する。
【0058】これらのコード出力の20の桁は、OR回
路S1で論理和がとられてOR回路S1の出力x1とし
て出力される。また、コード出力の21の桁は、OR回
路S2で論理和がとられ、OR回路S2の出力x2とし
て出力される。さらに、コード出力の22の桁はOR回
路S3で論理和されて、OR回路S3の出力x3とし
て、また、コード出力の23の桁は、OR回路S4で論
理和がとられ、OR回路S4の出力x4として出力され
る。
【0059】このように、2つ以上が同時に選択される
ことのないQ1〜Q16の出力に対応した1つのコード
「0」〜「F」が、OR回路S1〜S4の出力x1〜x
4として得られる。例えば、コードが「3」の場合、x
1=1,x2=1,x3=0,x4=0となり、また、
コードが「9」の場合には、x1=1,x2=0,x3
=0,x4=1となる。
【0060】なお、NOR回路T1の入力には、全特徴
一致信号が接続されているので、特徴一致信号の1つも
「1」にならなかった場合、T1の出力は「1」にな
る。このとき、注目画素5fが白ドットの場合、2入力
AND回路U1の出力が「1」になり、OR回路Q1の
出力を「1」にしてx1〜x4にコード「0」を出力す
る。また、注目画素5fが黒ドットの場合には、2入力
AND回路U2の出力が「1」になり、OR回路Q16
の出力を「1」にしてx1〜x4にコード「F」を出力
する。このように、あらかじめ決められた特徴に合致し
ない場合は、注目画素5fのデータがそのまま保存され
て印字される。
【0061】そして、図34に示したデータ生成回路の
出力x1〜x4は、パラレルシリアル変換回路44(図
5参照)により、x1,x2,x3,x4の順に、クロ
ック信号VCKに同期して信号VDOMを発生する。こ
のVDOM信号は、レーザドライバを経てレーザを駆動
する。以上説明したように、本実施例によれば、所定数
の画素よりなるマトリクス領域内の画像パターンの特徴
を、あらかじめ登録してある特徴画像のマトリクス情報
と比較して抽出し、その抽出結果より画像パターンが特
定画像と認識された場合、認識された特定画像を出力画
像としないことで、複写が禁止されている特定書類・特
定書面の複写画像の出力が行なわれるのを防ぐことがで
きる。なお、一般にカラー画像を取り扱うとき、各色の
各画素のデータ値は、少なくとも2値以上の階調段数を
持っている。そして、2値の画像については、特定画像
の認識のために参照領域を用いる場合、そのままのデー
タで認識を行なうことができる。
【0062】しかし、2値より多い階調段数を持つ画
像、すなわち、多値画像の場合、ある程度のしきい値を
もって特定画像の認識を行なわなければならない。図3
6は、0〜255の256階調のカラー画像の、ある1
色の濃度分布を表わすものである。同図に示すように、
0〜255の濃度に対して、画像の各画素のデータ値は
ある広がりをもって分布しており、また、図中、符号
a,bは、あらかじめ設定しておいた特定画像のしきい
値であり、a,bは任意に設定できるものとする。
【0063】そこで、図36のa−bの間のデータ値を
1とし、それ以外の部分のデータ値を0として、入力さ
れてくる画像データについて2値化を行なってから特定
画像の認識をするようにしてもよい。但し、出力画像
は、入力された画像データを出力し、認識の方法は上記
の実施例と同様とする。また、あらかじめ用意する特定
画像の参照領域のパターン、及び各領域のドットパター
ンも2値化しておく。
【0064】なお、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器から成る装置に適
用しても良い。また、本発明は、システムあるいは装置
にプログラムを供給することによって達成される場合に
も適用できることは言うまでもない。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
入力画像情報から抽出した画像の特徴より特定画像の認
識を行ない、その特定画像の出力を禁止することで、複
写禁止画像の偽造防止という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るカラーレーザビームプリ
ンタの断面構成の一例を示す。
【図2】アルファベット文字の「a」の画像データパタ
ーンを示す図である。
【図3】画像データパターンにおける注目画素を示す図
である。
【図4】記憶されるドット情報を示す図である。
【図5】本実施例に係るレーザビームプリンタを構成す
るプリンタエンジン部の入力部に設置された、特定画像
の認識及びスムージング処理を行なう回路のブロック構
成図である。
【図6】特定画像を認識するためのアルゴリズムを説明
するための図である。
【図7】特定画像を認識するためのアルゴリズムを説明
するための図である。
【図8】実施例に係る画像の特徴を抽出する回路を示す
図である。
【図9】実施例に係る特定画像を認識するための回路を
示す図である。
【図10】特定画像を認識するためのマッチング部の構
成を示すブロック図である。
【図11】特定画像認識部の構成を示すブロック図であ
る。
【図12】実施例に係る特定画像認識の一連の工程を示
すフローチャートである。
【図13】実施例における、境界部の傾きが1/2であ
る図形に対するスムージング処理を説明する図である。
【図14】実施例における、境界部の傾きが1/2であ
る図形に対するスムージング処理を説明する図である。
【図15】実施例における、境界部の傾きが1/2であ
る図形に対するスムージング処理を説明する図である。
【図16】実施例における、境界部の傾きが1/2であ
る図形に対するスムージング処理を説明する図である。
【図17】図13に対応する具体的なアルゴリズムを説
明するための図である。
【図18】図14に対応する具体的なアルゴリズムを説
明するための図である。
【図19】図15に対応する具体的なアルゴリズムを説
明するための図である。
【図20】図16に対応する具体的なアルゴリズムを説
明するための図である。
【図21】図18に示すアルゴリズムを実現するための
具体的な回路構成を示す図である。
【図22】図19に示すアルゴリズムを実現するための
具体的な回路構成を示す図である。
【図23】図20に示すアルゴリズムを実現するための
具体的な回路構成を示す図である。
【図24】図21に示すアルゴリズムを実現するための
具体的な回路構成を示す図である。
【図25】実施例における、境界部の傾きが2/1であ
る図形に対するスムージング処理を説明するための図で
ある。
【図26】実施例における、境界部の傾きが2/1であ
る図形に対するスムージング処理を説明するための図で
ある。
【図27】実施例における、境界部の傾きが2/1であ
る図形に対するスムージング処理を説明するための図で
ある。
【図28】実施例における、境界部の傾きが2/1であ
る図形に対するスムージング処理を説明するための図で
ある。
【図29】図25に対応する具体的なアルゴリズムを説
明するための図である。
【図30】図26に対応する具体的なアルゴリズムを説
明するための図である。
【図31】図27に対応する具体的なアルゴリズムを説
明するための図である。
【図32】図28に対応する具体的なアルゴリズムを説
明するための図である。
【図33】図13に対する特徴抽出に対して左右を入れ
換えたビットパターンを示す図である。
【図34】複数の特徴検出回路からの出力信号に応じて
注目画素5fのデータを発生するデータ生成回路の構成
を示すブロック図である。
【図35】図34に示すデータ生成回路の一部詳細回路
を示す図である。
【図36】256階調のカラー画像の一色の色分布を示
す図である。
【符号の説明】
25〜33 ラインメモリ 34〜42 シフトレジスタ 43 処理回路 50 データマッチング部 51 メモリ部 52 特定画像認識部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像信号に応じて光ビームを
    変調し、該光ビームを走査して記録媒体上に形成された
    静電潜像を顕像化することで画像記録を行なう画像記録
    装置において、 所定の特徴を有する複数の第1の画像情報をあらかじめ
    記憶する手段と、 前記画像信号の特定領域から第2の画像情報を抽出する
    手段と、 前記第1の画像情報と前記第2の画像情報との一致状態
    に基づいて、該第2の画像情報が特定画像か否かの認識
    を行なう画像認識手段と、 前記画像認識手段により特定画像と認識された画像情報
    に対しては出力を禁止する第1の画像制御手段と、 前記画像認識手段により特定画像以外の画像と認識され
    た画像情報に対しては、該画像情報に特定の変更を施し
    て出力する第2の画像制御手段とを備えることを特徴と
    する画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の画像制御手段は、前記画像を
    構成する複数の画素の中の注目画素を等分割し、該分割
    に基づいて細分化した前記光ビームについての変調信号
    が得られるよう前記画像情報に変更を施すことを特徴と
    する請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記画像認識手段は、前記第1の画像情
    報及び前記第2の画像情報を構成する画素のビットパタ
    ーンを比較し、該ビットパターンが有するデータ範囲と
    データ数の二次元分布をもとに前記特定画像の認識を行
    なうことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の画像情報及び前記第2の画像
    情報は多値の画像情報であり、前記画像認識手段は、該
    多値の画像情報を構成する色の濃度分布をもとに前記特
    定画像の認識を行なうことを特徴とする請求項1に記載
    の画像記録装置。
  5. 【請求項5】 前記特定画像は、紙幣、有価証券、また
    は切手の画像であることを特徴とする請求項1に記載の
    画像記録装置。
  6. 【請求項6】 前記第2の画像制御手段による画像情報
    の変更は、画像の輪郭部を滑らかにするスムージング処
    理であることを特徴とする請求項2に記載の画像記録装
    置。
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