JPH06338999A - ファクシミリ装置 - Google Patents
ファクシミリ装置Info
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- JPH06338999A JPH06338999A JP5149816A JP14981693A JPH06338999A JP H06338999 A JPH06338999 A JP H06338999A JP 5149816 A JP5149816 A JP 5149816A JP 14981693 A JP14981693 A JP 14981693A JP H06338999 A JPH06338999 A JP H06338999A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 パスワードコマンドのコードと端末側のコー
ドとが一致しなかった場合にも、適切な動作をするよう
なファクシミリ装置を提供すること。 【構成】 ファクシミリ装置において、パスワードコマ
ンドのFIFに設定されているパスワードのコードと端
末側に記憶されている比較コードとを比較する手段を備
え、更に比較手段の出力に基づき、一致した場合には通
信を行い、不一致の場合には、受信したパスワードコマ
ンドを送り返し、通信を切断すると共に、比較コードが
設定されているにもかかわらず、パスワードコマンドを
受信しなかった場合にも同様に通信を切断する通信制御
部を有すること。
ドとが一致しなかった場合にも、適切な動作をするよう
なファクシミリ装置を提供すること。 【構成】 ファクシミリ装置において、パスワードコマ
ンドのFIFに設定されているパスワードのコードと端
末側に記憶されている比較コードとを比較する手段を備
え、更に比較手段の出力に基づき、一致した場合には通
信を行い、不一致の場合には、受信したパスワードコマ
ンドを送り返し、通信を切断すると共に、比較コードが
設定されているにもかかわらず、パスワードコマンドを
受信しなかった場合にも同様に通信を切断する通信制御
部を有すること。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ装置に関
し、特に新たにCCITT勧告されたパスワードコマン
ド(以下PWDと記す。)に対応したファクシミリ装置
に関するものである。
し、特に新たにCCITT勧告されたパスワードコマン
ド(以下PWDと記す。)に対応したファクシミリ装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリの通信手順として
は、CCITT勧告T.30に基づき標準化された手順
が用いられている。しかし、従来の標準コマンドにおい
ては、パスワードを伝送することはできなかった。そこ
で、CCITT勧告に新たにPWDコマンドが追加され
た。このPWDコマンドは、ファクシミリインフォメー
ションフィールド(以下FIFと記す。)がパスワード
であることを示し、このパスワードはファクシミリ手順
に対して、付加的なセキュリティを提供するために使用
されうると規定されている。このPWDコマンドを使用
出来るか否かは着呼側の能力に依存し、着呼側がデジタ
ル識別信号(以下DISと記す。)の情報として発呼側
に通知する。
は、CCITT勧告T.30に基づき標準化された手順
が用いられている。しかし、従来の標準コマンドにおい
ては、パスワードを伝送することはできなかった。そこ
で、CCITT勧告に新たにPWDコマンドが追加され
た。このPWDコマンドは、ファクシミリインフォメー
ションフィールド(以下FIFと記す。)がパスワード
であることを示し、このパスワードはファクシミリ手順
に対して、付加的なセキュリティを提供するために使用
されうると規定されている。このPWDコマンドを使用
出来るか否かは着呼側の能力に依存し、着呼側がデジタ
ル識別信号(以下DISと記す。)の情報として発呼側
に通知する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のファクシミリ装
置にPWDコマンドの処理機能を追加する場合に、CC
ITT勧告では、細部の動作が不明確であり、例えば受
信したPWDコマンドのFIFのコードと、ファクシミ
リ装置に設定されたコードとが一致しない場合の処理に
ついて、適切に動作するような細部を決定しなければ実
装出来ないという問題点があった。
置にPWDコマンドの処理機能を追加する場合に、CC
ITT勧告では、細部の動作が不明確であり、例えば受
信したPWDコマンドのFIFのコードと、ファクシミ
リ装置に設定されたコードとが一致しない場合の処理に
ついて、適切に動作するような細部を決定しなければ実
装出来ないという問題点があった。
【0004】本発明の目的は、前記のような従来技術の
問題点を解決し、PWDコマンドのコードと端末側のコ
ードとが一致しなかった場合にも、適切な動作をするよ
うなファクシミリ装置を提供することにある。
問題点を解決し、PWDコマンドのコードと端末側のコ
ードとが一致しなかった場合にも、適切な動作をするよ
うなファクシミリ装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ファクシミリ
装置において、PWDコマンドのFIFに設定されてい
るパスワードのコードと端末側に記憶されている比較コ
ードとを比較する手段を備え、更に比較手段の出力に基
づき、一致した場合には通信を行い、不一致の場合に
は、受信したPWDコマンドを送り返し、通信を切断す
る通信制御部を有することを特徴とする。
装置において、PWDコマンドのFIFに設定されてい
るパスワードのコードと端末側に記憶されている比較コ
ードとを比較する手段を備え、更に比較手段の出力に基
づき、一致した場合には通信を行い、不一致の場合に
は、受信したPWDコマンドを送り返し、通信を切断す
る通信制御部を有することを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明を採用したファクシミリ装置は、上記の
ような手段により、PWDコマンドのコードと端末側の
コードとが一致しなかった場合にも、適切な動作をする
ことが可能となる。また送信側ファクシミリにおいて
は、PWDコマンドが返送されてきたことにより、パス
ワードの不一致により切断されたことを認識することが
できる。
ような手段により、PWDコマンドのコードと端末側の
コードとが一致しなかった場合にも、適切な動作をする
ことが可能となる。また送信側ファクシミリにおいて
は、PWDコマンドが返送されてきたことにより、パス
ワードの不一致により切断されたことを認識することが
できる。
【0007】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1は、実施例における、発明に関連する
機能の概略を示す機能ブロック図である。伝送制御部2
0は、回線を介して相手ファクシミリとコマンドや画情
報の伝送を行う。パスワード抽出部21はPWDコマン
ドのFIFに設定されているパスワードコードを抽出し
記憶する。比較コード記憶部23は、パネル等から入力
された比較コードを記憶している。コード比較部22
は、パスワード抽出部21から出力されるパスワードコ
ードと、比較コード記憶部23に記憶されている比較コ
ードとを比較する。
に説明する。図1は、実施例における、発明に関連する
機能の概略を示す機能ブロック図である。伝送制御部2
0は、回線を介して相手ファクシミリとコマンドや画情
報の伝送を行う。パスワード抽出部21はPWDコマン
ドのFIFに設定されているパスワードコードを抽出し
記憶する。比較コード記憶部23は、パネル等から入力
された比較コードを記憶している。コード比較部22
は、パスワード抽出部21から出力されるパスワードコ
ードと、比較コード記憶部23に記憶されている比較コ
ードとを比較する。
【0008】通信制御部24はコード比較部22の出力
に基づき、一致した場合には例えば通常の受信あるいは
ポーリングの制御を行い、不一致の場合には、パスワー
ド抽出部21に記憶されているコードに基づき、パスワ
ードコマンド送出部25を制御して、受信したPWDコ
マンドを送信側ファクシミリに送り返し、回線開放部2
6を制御して通信を切断し、回線を開放する。また、通
信制御部24は、図1に点線で示すように、PWDコマ
ンド検出部27からPWDコマンド受信有無情報を入力
し、比較コード記憶部23から比較コード設定有無情報
を入力して、比較コードが設定されているにもかかわら
ず、PWDコマンドが受信されなかった場合には、同じ
く通信を切断する。以上のような機能を備えることによ
り、PWDコマンドを用いた通信に対しても、適切な処
理を行うことが可能となる。
に基づき、一致した場合には例えば通常の受信あるいは
ポーリングの制御を行い、不一致の場合には、パスワー
ド抽出部21に記憶されているコードに基づき、パスワ
ードコマンド送出部25を制御して、受信したPWDコ
マンドを送信側ファクシミリに送り返し、回線開放部2
6を制御して通信を切断し、回線を開放する。また、通
信制御部24は、図1に点線で示すように、PWDコマ
ンド検出部27からPWDコマンド受信有無情報を入力
し、比較コード記憶部23から比較コード設定有無情報
を入力して、比較コードが設定されているにもかかわら
ず、PWDコマンドが受信されなかった場合には、同じ
く通信を切断する。以上のような機能を備えることによ
り、PWDコマンドを用いた通信に対しても、適切な処
理を行うことが可能となる。
【0009】図2は本発明のファクシミリ装置の実施例
の構成を示すブロック図である。CPU1は、ファクシ
ミリ装置全体の制御処理、およびファクシミリ伝送制御
手順処理を行う。RAM2は制御プログラムのワークエ
リヤとして使用されるメモリである。操作表示装置3
は、ファクシミリ装置を操作するための各種スイッチ、
あるいはLCD、LEDなどの表示装置からなる。読取
装置4は、例えばCCDイメージセンサ等を用いて送信
原稿を読み取る装置である。印字装置5は受信画像デー
タ等をプリントする。画像処理装置6は、画像信号と伝
送用符号間の符号化、復号化(圧縮、伸張)を行う。画
像蓄積装置7は画情報データを格納する。システム制御
部8はファクシミリ全体を制御するプログラムが格納さ
れたROMからなる。
の構成を示すブロック図である。CPU1は、ファクシ
ミリ装置全体の制御処理、およびファクシミリ伝送制御
手順処理を行う。RAM2は制御プログラムのワークエ
リヤとして使用されるメモリである。操作表示装置3
は、ファクシミリ装置を操作するための各種スイッチ、
あるいはLCD、LEDなどの表示装置からなる。読取
装置4は、例えばCCDイメージセンサ等を用いて送信
原稿を読み取る装置である。印字装置5は受信画像デー
タ等をプリントする。画像処理装置6は、画像信号と伝
送用符号間の符号化、復号化(圧縮、伸張)を行う。画
像蓄積装置7は画情報データを格納する。システム制御
部8はファクシミリ全体を制御するプログラムが格納さ
れたROMからなる。
【0010】通信制御部9は、G3のファクシミリの通
信制御プログラム、およびMODEMや網制御装置との
インターフェース回路からなる。モデム10は、伝送手
順信号用の低速モデム(V21)と画情報の送受信用の
高速モデム(V27ter 、V29、V33、V17な
ど)機能を備えた変復調装置である。網制御装置11は
電話回線とのインターフェース回路であり、自動発着信
機能を備えている。システムバス12は装置内の各回路
間でデータの転送を行うためのものである。以上のよう
な構成のファクシミリ装置において、本発明の特徴は、
システム制御部8および通信制御部9の制御プログラム
の内容にある。
信制御プログラム、およびMODEMや網制御装置との
インターフェース回路からなる。モデム10は、伝送手
順信号用の低速モデム(V21)と画情報の送受信用の
高速モデム(V27ter 、V29、V33、V17な
ど)機能を備えた変復調装置である。網制御装置11は
電話回線とのインターフェース回路であり、自動発着信
機能を備えている。システムバス12は装置内の各回路
間でデータの転送を行うためのものである。以上のよう
な構成のファクシミリ装置において、本発明の特徴は、
システム制御部8および通信制御部9の制御プログラム
の内容にある。
【0011】つぎに扱うデータについて説明する。図3
は、主にG3規格で使用されるバイナリー符号信号方式
のDIS信号を示すフォーマット図である。バイナリー
符号信号方式では周知のHDLCフレームを用いて、そ
のインフォメーションフィールドの先頭バイトをファク
シミリコントロールフィールド(以下FCFと記
す。)、2バイト目以降をFIFとして用いる。DIS
信号は被呼側端末の具備する受信機能を発呼側へ通知す
るための信号であり、FCFには80Hが、FIFには
受信機能の詳細情報がセットされている。このFIFの
7バイト目のビット1(ビット番号50)にはパスワー
ド能力の有無が表示される(1:能力有り、0:能力無
し)。なおFIFの各バイトのデータはLSBから順に
伝送される。
は、主にG3規格で使用されるバイナリー符号信号方式
のDIS信号を示すフォーマット図である。バイナリー
符号信号方式では周知のHDLCフレームを用いて、そ
のインフォメーションフィールドの先頭バイトをファク
シミリコントロールフィールド(以下FCFと記
す。)、2バイト目以降をFIFとして用いる。DIS
信号は被呼側端末の具備する受信機能を発呼側へ通知す
るための信号であり、FCFには80Hが、FIFには
受信機能の詳細情報がセットされている。このFIFの
7バイト目のビット1(ビット番号50)にはパスワー
ド能力の有無が表示される(1:能力有り、0:能力無
し)。なおFIFの各バイトのデータはLSBから順に
伝送される。
【0012】図4はPWD信号を示すフォーマットであ
る。PWD信号は前述したように、そのFIFがパスワ
ードであることを示し、このパスワードは、ファクシミ
リ手順に対して付加的なセキュリティを提供するために
使用されうると規定されている。そしてFCFにはA2
HまたはA3Hがセットされ、FIFには20桁分のデ
ータエリヤが用意されており、パスワードデータは下位
桁から順に伝送される。
る。PWD信号は前述したように、そのFIFがパスワ
ードであることを示し、このパスワードは、ファクシミ
リ手順に対して付加的なセキュリティを提供するために
使用されうると規定されている。そしてFCFにはA2
HまたはA3Hがセットされ、FIFには20桁分のデ
ータエリヤが用意されており、パスワードデータは下位
桁から順に伝送される。
【0013】図5はRAM内に設けられた各種データエ
リヤの内容の一例を示す説明図である。図5(a)はコ
マンド受信バッファの内容を示す説明図である。受信バ
ッファには、各コマンド毎に、先頭にデータ長を示すデ
ータが記入され、続いて各コマンドのFCF及びFIF
がそのまま記憶される。図においては、まず15H(2
1)バイトのPWDコマンドが受信され、続いて9バイ
トのDCSコマンドが受信された例を示している。
リヤの内容の一例を示す説明図である。図5(a)はコ
マンド受信バッファの内容を示す説明図である。受信バ
ッファには、各コマンド毎に、先頭にデータ長を示すデ
ータが記入され、続いて各コマンドのFCF及びFIF
がそのまま記憶される。図においては、まず15H(2
1)バイトのPWDコマンドが受信され、続いて9バイ
トのDCSコマンドが受信された例を示している。
【0014】図5(b)は比較コード記憶部の内容を示
す説明図である。この比較コードは、例えば、パネル等
から入力して、ファクシミリ装置単位に、あるいはメー
ルボックスごとに設定されるものである。従って、図5
(b)には1つの比較コード分の20バイトのエリヤの
みを図示しているが、複数の比較コード記憶部が存在す
る場合もある。図5(b)においては「123」という
文字コードが下位桁から順に格納されており、これより
上位の桁には「0」の文字コードが記憶されている。
す説明図である。この比較コードは、例えば、パネル等
から入力して、ファクシミリ装置単位に、あるいはメー
ルボックスごとに設定されるものである。従って、図5
(b)には1つの比較コード分の20バイトのエリヤの
みを図示しているが、複数の比較コード記憶部が存在す
る場合もある。図5(b)においては「123」という
文字コードが下位桁から順に格納されており、これより
上位の桁には「0」の文字コードが記憶されている。
【0015】図5(c)はPWDコマンドコード記憶部
の内容を示す説明図である。このPWDコマンドコード
記憶部は、PWDコマンドを受信した場合に、PWDコ
マンドのFIF部のみを下位桁から順に蓄積していくも
のである。図5(d)は、FCFコード記憶部の内容の
一例を示す説明図である。このFCFコード記憶部は、
コマンドを受信するたびに、受信したコマンドのFCF
部のみを順に蓄積していくものであり、図においては、
PWD、DCSコマンドを受信した場合の例を示してい
る。なお未使用の領域にはエンドマークとして00Hが
書き込まれている。
の内容を示す説明図である。このPWDコマンドコード
記憶部は、PWDコマンドを受信した場合に、PWDコ
マンドのFIF部のみを下位桁から順に蓄積していくも
のである。図5(d)は、FCFコード記憶部の内容の
一例を示す説明図である。このFCFコード記憶部は、
コマンドを受信するたびに、受信したコマンドのFCF
部のみを順に蓄積していくものであり、図においては、
PWD、DCSコマンドを受信した場合の例を示してい
る。なお未使用の領域にはエンドマークとして00Hが
書き込まれている。
【0016】次に動作を説明する。図6は、本発明のフ
ァクシミリ装置の着信時の処理を示すフローチャートで
ある。ステップS1においては、前述したように、装置
対応に、あるいはボックス対応に、パネル等から比較コ
ードを入力し、比較コード記憶部に記憶する。ステップ
S2においては、着信があるまで待つ。ステップS3に
おいては、CED信号を送出し、続いてNSF/DIS
信号を送出する。このDIS信号においては、図3に示
すFIFの7バイト目のビット1(ビット番号50)を
1に設定し、PWD受信能力ありの宣言をする。
ァクシミリ装置の着信時の処理を示すフローチャートで
ある。ステップS1においては、前述したように、装置
対応に、あるいはボックス対応に、パネル等から比較コ
ードを入力し、比較コード記憶部に記憶する。ステップ
S2においては、着信があるまで待つ。ステップS3に
おいては、CED信号を送出し、続いてNSF/DIS
信号を送出する。このDIS信号においては、図3に示
すFIFの7バイト目のビット1(ビット番号50)を
1に設定し、PWD受信能力ありの宣言をする。
【0017】ステップS4においては、DTCあるいは
DCSコマンドを受信するまで待ち、ステップS5にお
いては、PWDコマンドが受信されたか否かが調べられ
る。ステップS5においてPWDコマンドが受信されな
い場合にはステップS8に移行してDCNコマンドを送
出し、ステップS9においては回線を開放する。なおこ
のフローチャートは比較コードが設定される場合の処理
を示したものであり、ステップS5においてPWDコマ
ンドが受信されない場合でも、比較コードが設定されて
いなければ、通常の通信を行うようにしてもよい。
DCSコマンドを受信するまで待ち、ステップS5にお
いては、PWDコマンドが受信されたか否かが調べられ
る。ステップS5においてPWDコマンドが受信されな
い場合にはステップS8に移行してDCNコマンドを送
出し、ステップS9においては回線を開放する。なおこ
のフローチャートは比較コードが設定される場合の処理
を示したものであり、ステップS5においてPWDコマ
ンドが受信されない場合でも、比較コードが設定されて
いなければ、通常の通信を行うようにしてもよい。
【0018】ステップS5において、PWDコマンドが
受信された場合にはステップS6に移行する。ステップ
S6においては、図5(a)に示す受信バッファに格納
されているPWDコマンドのFIFに設定されているコ
ードを、図5(c)に示すPWDコマンドコード記憶部
に記憶する。ステップS7においては、図5(b)およ
び(c)に示す、比較コード記憶部のコードとPWDコ
マンドコード記憶部のコードが一致するか否かが調べら
れる。なお、比較コード記憶部が複数ある場合には、例
えばSUBコマンドあるいはSEPコマンド等により指
定されたものとの一致が調べられる。
受信された場合にはステップS6に移行する。ステップ
S6においては、図5(a)に示す受信バッファに格納
されているPWDコマンドのFIFに設定されているコ
ードを、図5(c)に示すPWDコマンドコード記憶部
に記憶する。ステップS7においては、図5(b)およ
び(c)に示す、比較コード記憶部のコードとPWDコ
マンドコード記憶部のコードが一致するか否かが調べら
れる。なお、比較コード記憶部が複数ある場合には、例
えばSUBコマンドあるいはSEPコマンド等により指
定されたものとの一致が調べられる。
【0019】ステップS7においてコードが一致した場
合にはステップS10に移行し、通常の受信あるいはポ
ーリングの動作を行う。また、ステップS7においてコ
ードが不一致の場合にはステップS11に移行し、図5
(c)に示すPWDコマンドコード記憶部に記憶されて
いるコードをPWDコマンドのFIFにセットすること
によりPWDコマンドを作成し、ステップS12におい
てはPWDコマンド、DCNコマンドを続けて送出し、
ステップS13においては回線を開放する。
合にはステップS10に移行し、通常の受信あるいはポ
ーリングの動作を行う。また、ステップS7においてコ
ードが不一致の場合にはステップS11に移行し、図5
(c)に示すPWDコマンドコード記憶部に記憶されて
いるコードをPWDコマンドのFIFにセットすること
によりPWDコマンドを作成し、ステップS12におい
てはPWDコマンド、DCNコマンドを続けて送出し、
ステップS13においては回線を開放する。
【0020】図7は、図6のステップS5のPWDコマ
ンド受信有無の判断処理の一例を示すフローチャートで
ある。ステップS20においては、FCF記憶部の先頭
アドレス(図5(d)では3000H)を図示しないC
PU内のレジスタAにロードする。ステップS21にお
いては、レジスタAの示すアドレスの内容(図5(d)
では3000H番地の内容であるA2あるいはA3H)
をレジスタDにロードする。ステップS22において
は、レジスタDの内容(現在はA2あるいはA3H)と
PWDコマンドのFCFコードであるA2あるいはA3
Hとが一致するか否かが調べられ、一致した場合にはP
WDコマンドが受信されているので、図6のステップS
6に移行する。
ンド受信有無の判断処理の一例を示すフローチャートで
ある。ステップS20においては、FCF記憶部の先頭
アドレス(図5(d)では3000H)を図示しないC
PU内のレジスタAにロードする。ステップS21にお
いては、レジスタAの示すアドレスの内容(図5(d)
では3000H番地の内容であるA2あるいはA3H)
をレジスタDにロードする。ステップS22において
は、レジスタDの内容(現在はA2あるいはA3H)と
PWDコマンドのFCFコードであるA2あるいはA3
Hとが一致するか否かが調べられ、一致した場合にはP
WDコマンドが受信されているので、図6のステップS
6に移行する。
【0021】ステップS22において不一致である場合
にはステップS23に移行し、Dレジスタの内容とエン
ドマークコードである00Hとが一致するか否かが調べ
られる。ステップS23において、コードが一致した場
合には、それ以上比較すべきコードがないので、PWD
コマンドは受信されていないことになり、図6のステッ
プS8に移行する。ステップS23においてコードが不
一致であった場合にはステップS24に移行し、レジス
タAの内容を1だけインクリメント(+1)して、ステ
ップS21に戻り、次のFCFコードを比較する。
にはステップS23に移行し、Dレジスタの内容とエン
ドマークコードである00Hとが一致するか否かが調べ
られる。ステップS23において、コードが一致した場
合には、それ以上比較すべきコードがないので、PWD
コマンドは受信されていないことになり、図6のステッ
プS8に移行する。ステップS23においてコードが不
一致であった場合にはステップS24に移行し、レジス
タAの内容を1だけインクリメント(+1)して、ステ
ップS21に戻り、次のFCFコードを比較する。
【0022】図8は、図6のステップS7におけるコー
ド比較処理の一例を示すフローチャートである。ステッ
プS30においては、比較コード記憶部の先頭アドレス
(図5(b)では1000H)をCPU内のレジスタA
にロードし、またPWDコマンドコード記憶部の先頭ア
ドレス(図5(c)では2000H)をレジスタBにロ
ードする。ステップS31においては、図示しないカウ
ンタに20をセットする。ステップS32においては、
レジスタAの示すアドレスの内容(図5では1000H
番地の内容である33H)をレジスタCにロードし、レ
ジスタBの示すアドレスの内容(2000H番地の内容
である33H)をレジスタDにロードする。
ド比較処理の一例を示すフローチャートである。ステッ
プS30においては、比較コード記憶部の先頭アドレス
(図5(b)では1000H)をCPU内のレジスタA
にロードし、またPWDコマンドコード記憶部の先頭ア
ドレス(図5(c)では2000H)をレジスタBにロ
ードする。ステップS31においては、図示しないカウ
ンタに20をセットする。ステップS32においては、
レジスタAの示すアドレスの内容(図5では1000H
番地の内容である33H)をレジスタCにロードし、レ
ジスタBの示すアドレスの内容(2000H番地の内容
である33H)をレジスタDにロードする。
【0023】ステップS33においては、レジスタCの
内容とレジスタDの内容とが一致しているか否かが調べ
られ、不一致の場合にはコード不一致となり、図6のス
テップS11に移行する。ステップS33においてコー
ドが一致した場合にはステップS34に移行し、カウン
タを1だけデクリメント(−1)する。ステップS35
においては、カウンタ値が0であるか否かが調べられ、
0である場合には全ての桁が一致したことになるので、
図6のステップS10に移行する。しかしカウンタ値が
0でない場合にはステップS36に移行し、レジスタ
A、Bの内容をそれぞれ1だけインクリメントして、ス
テップS32に戻り、つぎの桁を比較する。
内容とレジスタDの内容とが一致しているか否かが調べ
られ、不一致の場合にはコード不一致となり、図6のス
テップS11に移行する。ステップS33においてコー
ドが一致した場合にはステップS34に移行し、カウン
タを1だけデクリメント(−1)する。ステップS35
においては、カウンタ値が0であるか否かが調べられ、
0である場合には全ての桁が一致したことになるので、
図6のステップS10に移行する。しかしカウンタ値が
0でない場合にはステップS36に移行し、レジスタ
A、Bの内容をそれぞれ1だけインクリメントして、ス
テップS32に戻り、つぎの桁を比較する。
【0024】図9は、ファクシミリの通信手順の例を示
す説明図である。図9(a)は、PWDコマンドのFI
Fのコードと端末側に設定されている比較コードとが一
致した場合の手順である。受信側ファクシミリは、前述
したように、DISコマンドにより、PWD受信能力あ
りの表示を行い、送信側ファクシミリはこれに基づき、
FIFにパスワードデータを設定したPWDコマンドと
DCSコマンドを送出する。受信側ファクシミリはパス
ワードと比較コードとを比較し、一致すれば通常の受信
動作を行う。
す説明図である。図9(a)は、PWDコマンドのFI
Fのコードと端末側に設定されている比較コードとが一
致した場合の手順である。受信側ファクシミリは、前述
したように、DISコマンドにより、PWD受信能力あ
りの表示を行い、送信側ファクシミリはこれに基づき、
FIFにパスワードデータを設定したPWDコマンドと
DCSコマンドを送出する。受信側ファクシミリはパス
ワードと比較コードとを比較し、一致すれば通常の受信
動作を行う。
【0025】図9(b)は、PWDコマンドのFIFの
コードと端末側に設定されている比較コードとが不一致
である場合の通信手順を示す説明図である。図において
は、受信したPWDコマンドのコードと比較コードとが
不一致であったので、受信側ファクシミリから受信した
PWD信号とDCN信号を伝送し、回線を開放する。
コードと端末側に設定されている比較コードとが不一致
である場合の通信手順を示す説明図である。図において
は、受信したPWDコマンドのコードと比較コードとが
不一致であったので、受信側ファクシミリから受信した
PWD信号とDCN信号を伝送し、回線を開放する。
【0026】図9(c)は、PWDコマンドを受信しな
かった場合の通信手順を示す説明図である。図において
は、受信側ファクシミリに事前に比較コードが設定され
ているものとする。受信側ファクシミリは、DCSコマ
ンドを受信する前にPWDコマンドを受信しなかったの
で、DCN信号を伝送し、回線を開放する。
かった場合の通信手順を示す説明図である。図において
は、受信側ファクシミリに事前に比較コードが設定され
ているものとする。受信側ファクシミリは、DCSコマ
ンドを受信する前にPWDコマンドを受信しなかったの
で、DCN信号を伝送し、回線を開放する。
【0027】以上、実施例を説明したが、本発明は以下
に示すような変形例も考えられる。このPWDコマンド
はサブアドレスコマンド(SUB)や、セレクティブポ
ーリングコマンド(SEP)と共に用いることも可能で
あり、この場合にはPWDのパスワードと、SUBある
いはSEPのサブアドレスの両コードがそれぞれ一致し
た場合に限り、通信を実行するようにすればよい。ま
た、SUBあるいはSEPコマンドを受信した場合に、
そのFIFコードによって指定された、例えばメールボ
ックスにパスワードのための比較コードが設定されてお
り、かつPWDコマンドを受信しなかった場合にも、図
6のステップS8に移行して通信を切断するようにすれ
ばよい。
に示すような変形例も考えられる。このPWDコマンド
はサブアドレスコマンド(SUB)や、セレクティブポ
ーリングコマンド(SEP)と共に用いることも可能で
あり、この場合にはPWDのパスワードと、SUBある
いはSEPのサブアドレスの両コードがそれぞれ一致し
た場合に限り、通信を実行するようにすればよい。ま
た、SUBあるいはSEPコマンドを受信した場合に、
そのFIFコードによって指定された、例えばメールボ
ックスにパスワードのための比較コードが設定されてお
り、かつPWDコマンドを受信しなかった場合にも、図
6のステップS8に移行して通信を切断するようにすれ
ばよい。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、PW
DコマンドのFIFのコードと端末側に設定されている
比較コードとを比較し、その結果に応じて、それぞれ適
切な処理を行うことが可能となり、実用上支障のないフ
ァクシミリ装置を提供することが可能となるという効果
がある。また、コード不一致時にPWDコマンドを返送
するので、発呼側において、該PWDコマンドに誤りが
あったことが認識でき、オペレータが適切な処置を取る
ことが可能となるという効果もある。
DコマンドのFIFのコードと端末側に設定されている
比較コードとを比較し、その結果に応じて、それぞれ適
切な処理を行うことが可能となり、実用上支障のないフ
ァクシミリ装置を提供することが可能となるという効果
がある。また、コード不一致時にPWDコマンドを返送
するので、発呼側において、該PWDコマンドに誤りが
あったことが認識でき、オペレータが適切な処置を取る
ことが可能となるという効果もある。
【図1】 発明に関連する機能を示す機能ブロック図で
ある。
ある。
【図2】 ファクシミリ装置の構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図3】 DIS信号を示すフォーマット図である。
【図4】 PWD信号を示すフォーマット図である。
【図5】 各種バッファの内容を示す説明図である。
【図6】 受信処理を示すフローチャートである。
【図7】 PWD受信有無の判断処理を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図8】 コード比較処理を示すフローチャートであ
る。
る。
【図9】 ファクシミリの通信手順を示す説明図であ
る。
る。
1…CPU、2…RAM、3…操作表示装置、4…読取
装置、5…印字装置、6…画像処理装置、7…画像蓄積
装置、8…システム制御部、9…通信制御部、10…モ
デム、11…網制御装置、12…システムバス
装置、5…印字装置、6…画像処理装置、7…画像蓄積
装置、8…システム制御部、9…通信制御部、10…モ
デム、11…網制御装置、12…システムバス
Claims (2)
- 【請求項1】 コマンド受信手段と、パスワードコマン
ドのファクシミリインフォメーションフィールドのコー
ドを抽出する抽出手段と、比較コードを記憶する手段
と、抽出手段により抽出されたコードと比較コードとを
比較する手段と、受信したパスワードコマンドを送出す
る手段と、通信切断手段と、比較手段の出力が不一致を
示す場合に、受信したパスワードコマンドを送出し、通
信を切断する通信制御手段とを備えたことを特徴とする
ファクシミリ装置。 - 【請求項2】 さらに、パスワードコマンド受信確認手
段を備え、通信制御手段は、比較コードが設定されてい
る時に、パスワードコマンドを受信しない場合には、通
信を切断することを特徴とする請求項1に記載のファク
シミリ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5149816A JPH06338999A (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | ファクシミリ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5149816A JPH06338999A (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | ファクシミリ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06338999A true JPH06338999A (ja) | 1994-12-06 |
Family
ID=15483335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5149816A Pending JPH06338999A (ja) | 1993-05-31 | 1993-05-31 | ファクシミリ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06338999A (ja) |
-
1993
- 1993-05-31 JP JP5149816A patent/JPH06338999A/ja active Pending
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