JPH06338592A - 半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体記憶装置及びその製造方法

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JPH06338592A
JPH06338592A JP5127631A JP12763193A JPH06338592A JP H06338592 A JPH06338592 A JP H06338592A JP 5127631 A JP5127631 A JP 5127631A JP 12763193 A JP12763193 A JP 12763193A JP H06338592 A JPH06338592 A JP H06338592A
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film
insulating film
capacitor
electrode
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JP5127631A
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Shigeru Ishibashi
茂 石橋
Takashi Yamada
敬 山田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 半導体基板1上にゲート電極5とこのゲート
電極5上に積層される第1の絶縁膜とからなるゲート部
と、前記半導体基板1の表面で、前記ゲート部の両側に
形成されるソース・ドレイン拡散層6a,6bとからな
るトランジスタと、前記ゲート部の側面にこのゲート部
よりも上部に延在して形成される第2の絶縁膜8と、こ
の第2の絶縁膜8を覆うように形成されるストレージノ
ード電極9と、このストレージノード電極9上のキャパ
シタ絶縁膜10及びこのキャパシタ絶縁膜10上のプレ
ート電極11とからなるキャパシタを有する。 【効果】 メモリセル占有面積を縮小化しても、十分な
キャパシタ容量を確保することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体記憶装置及びそ
の製造方法に係り、特にDRAM等における改良された
キャパシタ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体技術の進歩、特に微細加工
技術の進歩により、いわゆるMOS半導体記憶装置(D
RAM)の高集積化、大容量化が急速に進めれられてい
る。この高集積化に伴い、情報(電荷)を蓄積するキャ
パシタの面積は減少し、この結果メモリ内容が誤って読
み出されたり、あるいはα線等によりメモリ内容が破壊
されるソフトエラーなどが問題になっている。
【0003】このような問題を解決し、高集積化、大容
量化をはかるための方法の一つとして、MOSキャパシ
タをメモリセル領域内に積層し、該キャパシタの1電極
と、半導体基板上に形成されたスイッチングトランジス
タの1電極と導通させるようにすることにより、実質的
にキャパシタの占有面積を拡大し、MOSキャパシタの
静電容量を増大させるようにした積層型メモリセルと呼
ばれるメモリセル構造が提案されている。
【0004】このような積層型メモリセル構造では、ス
トレージノード電極を素子分離領域あるいは、ゲート電
極の上まで拡大することができ、また、ストレージノー
ド電極の膜厚を厚くしてその側壁をキャパシタとして利
用できることから、キャパシタ容量をプレーナ構造のキ
ャパシタの数倍以上に高めることができる。また、さら
にストレージノード部の拡散層は、ストレージノード電
極下の拡散領域だけとなり、α線により発生した電荷を
収集する拡散層の面積が極めて小さく、ソフトエラーに
強いセル構造となっている。
【0005】しかしながら、このような積層型メモリセ
ル構造のDRAMにおいても、高集積化に伴う素子の微
細化が進むにつれて、メモリセル占有面積が縮小化さ
れ、ストレージノード電極の平坦部の面積がますます縮
小化し、十分なキャパシタ容量を確保するのが困難にな
っている。
【0006】このため、さらに十分なキャパシタ容量を
確保するためには、ストレージノード電極の上面もしく
は下面のみならず側面をも有効に利用しなければなら
ず、ストレージノード電極の膜厚をさらに厚くする必要
がある。
【0007】しかし、ストレージノード電極の膜厚をさ
らに厚くすると、例えばストレージ電極による段差が増
すため、後工程で行われるアルミニウム配線等の形成が
困難になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の積層型メモリセル構造のDRAMにおいても、高集積
化に伴う素子の微細化がさらに進むと、メモリセルの占
有面積がさらに縮小化され、キャパシタ容量を確保する
ためにはストレージノード電極の膜厚をさらに厚くする
必要があるが、膜厚を厚くすると後工程で行われるAl
配線等の形成が困難になるという問題がある。
【0009】本発明は上記実情を鑑みてなされたもので
あり、メモリセルの占有面積を縮小化しても、十分なキ
ャパシタ容量を確保できる半導体装置及びその製造方法
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の第1では、半導体基板上に形成されるゲート
電極とこのゲート電極上に積層される第1の絶縁膜とか
らなるゲート部と、前記半導体基板の表面で前記ゲート
部の両側に形成されるソース・ドレイン拡散層とからな
るトランジスタと、前記ゲート部の側面にこのゲート部
よりも上部に延在して形成される第2の絶縁膜と、この
第2の絶縁膜を覆うように形成されるストレージノード
電極と、このストレージノード電極上のキャパシタ絶縁
膜及びこのキャパシタ絶縁膜のプレート電極とからなる
キャパシタを有する半導体記憶装置を提供する。
【0011】本発明の第2では、半導体基板上に第1の
導電性膜と第1の絶縁膜を積層形成した後、パターニン
グする工程と、この積層膜の両側に拡散領域を形成する
工程と、前記積層膜の側面に第2の絶縁膜を選択的に形
成するとともに第2の絶縁膜の高さが前記第1の絶縁膜
の高さより高くなるように第1の絶縁膜をエッチングす
る工程と、前記第2の絶縁膜上に第2の導電性膜を形成
し、この第2の導電膜上に薄膜絶縁膜を形成し、この薄
膜絶縁膜上に第3の導電性膜を形成する工程とを含む半
導体記憶装置の製造方法を提供する。
【0012】
【作用】本願第1の発明の半導体装置によれば、ストレ
ージ電極は、ゲート部の側面にゲート部よりも上部に伸
びて延在して形成された側壁絶縁体を介して、この絶縁
体の側壁とゲート部を覆い、半導体基板に形成されたス
イッチング素子としてのMOSFETのソース又はドレ
イン拡散層に接続するように形成されている。このた
め、キャパシタ部分の表面積はメモリセルの占有面積が
縮小化しても、ストレージノード電極がゲート部よりも
上に突出して設けられるため、十分なキャパシタ容量を
確保することができる。
【0013】さらに、本願第2の発明の半導体装置の製
造方法によれば、前記本願第1の発明の半導体装置を後
工程の段差の問題を生じることなく容易に形成すること
ができる。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1乃至図17は本発明の半導体装置の一実施例
を説明するための図とこの実施例を製造するための本発
明の半導体装置の製造方法の一実施例方法を説明するた
めの工程図であり、各図の(a)は平面図、(b)は図
(a)中の線A−A′で切った断面図、(c)は図
(a)中の線B−B′で切った断面図である。
【0015】実施例1 図1(a),(b)及び(c)は本発明の一実施例によ
るメモリセル構造のDRAMを示す図である。
【0016】図1(a)及び(b)からわかるように、
シリコン基板1上の素子分離領域2あるいは素子形成領
域上に多結晶シリコン膜5及びシリコン酸化膜7が選択
的に積層形成され、一方向に延在したものが複数配列さ
れている。前記多結晶シリコン膜5及びシリコン酸化膜
7の側面には、側壁絶縁体としてシリコン窒化膜8が形
成されている。ここで、シリコン窒化膜8は、前記多結
晶シリコン膜5及びシリコン酸化膜7よりも積層膜の厚
みの倍程度の高さを有するように上部にのびている。
【0017】シリコン基板1表面の素子形成領域にはソ
ース・ドレインとなるn型拡散層6a,6bが設けられ
て、前記素子領域上に形成された多結晶シリコン膜5が
ゲート電極となる。このn型拡散層6a,6bのうち、
6bにはストレージノードコンタクト16を介して、例
えば多結晶シリコン膜からなるストレージノード電極9
が接続されている。ストレージノード電極9上にはキャ
パシタ絶縁膜として例えばNO膜10が形成され、さら
にこのNO膜10を介してストレージノード電極の対向
電極となるプレート電極として、例えば多結晶シリコン
膜11が形成され、これらによりキャパシタを形成して
いる。また、6aにはビット線コンタクト20を介し
て、例えばアルミニウム膜からなるビット線13が接続
されている。
【0018】このように、メモリセルの占有面積を縮小
化しても、十分なキャパシタ容量を確保できるメモリセ
ル構造のDRAMを得ることができる。すなわち、従来
の平面型のスタックキャパシタでは例えば64MDRA
Mで用いる0.4μmデザインルールによる微細なメモ
リセルではシリコン酸化膜換算で50Aのキャパシタ絶
縁膜を用いてもメモリセルに必要な容量30fFを得る
には1.5μm程度の膜厚のストレージ・ノード電極が
必要である。これに対して、本構造では同じキャパシタ
絶縁膜を用いてもストレージ・ノード電極の膜厚が0.
1μmであってもシリコン窒化膜8の高さを0.8μm
程度にすれば30fFの容量が得られる。また、これに
ストレージ・ノード電極の膜厚を加算しても0.9μm
とキャパシタの高さを1μm以下と従来よりも十分低く
できる。
【0019】従って、後工程、例えばビット線形成時等
での段差の問題を低減することが可能である。尚、図1
で、素子分離絶縁膜2の直下にはパンチスルーストッパ
ーのP- 型拡散層3が形成され、ビット線13のビット
線コンタクト20への接続は絶縁膜14に開口した穴を
介して行なわれるものとなっている。
【0020】図2乃至図10は、図1に示した本発明の
一実施例によるメモリセル構造のDRAMの製造方法を
示すための本発明の実施例方法の工程図を示す。まず、
図2(a)〜(c)に示すようにP型シリコン基板1上
に周知のLOCOS(local oxidation of silicon)法
により、素子分離絶縁膜として膜厚500nmのシリコ
ン酸化膜2を形成する。このシリコン酸化膜2の直下に
は必要によりパンチスルーストッパーのP- 型拡散層3
が形成される。次に、熱酸化法により膜厚10nmのシ
リコン酸化膜4を形成した後、この上にゲート電極とな
る膜厚200nmの多結晶シリコン膜5を形成する。さ
らにこの上全面にキャパシタの高さを設定するためのシ
リコン酸化膜7を0.5〜1.0μmの厚さに堆積す
る。
【0021】次に、リソグラフィ法及び反応性イオンエ
ッチング法等により、多結晶シリコン膜5とシリコン酸
化膜7のパターニングを行いゲート電極5aを形成す
る。次に、図3(a),(b)及び(c)に示すように
このゲート電極をマスクとして砒素をイオン注入し、n
- 型拡散層6a,6bからなるソース・ドレイン領域を
形成する。このとき、前記拡散層の深さは例えば150
nm程度とする。その後、全面にシリコン窒化膜8を5
0nm堆積する。
【0022】次に、図4(b)に示すようにシリコン窒
化膜8を反応性イオンエッチング法によりエッチングし
て、ゲート電極の側壁にのみに残すようにする。この残
置せしめられたシリコン窒化膜8はその後形成されるキ
ャパシタの芯となるものでありこの窒化膜8の上にキャ
パシタが形成されるためこの窒化膜8の高さを高く調整
することによりキャパシタンスを大きくすることが可能
である。次に、レジストを全面に塗布し、リソグラフィ
法により、ゲート電極間(図4(a)の斜線部)にのみ
レジストが残るようにパターニングする。すなわち、ゲ
ート電極5a上に形成されたシリコン酸化膜7は露出す
るようにする。
【0023】次に、このレジスト15をマスクとして反
応性イオンエッチング等により、前記ゲート電極5a上
のシリコン酸化膜7のみを選択的に所望の高さ(厚み)
になるようにエッチングする。すなわち、シリコン酸化
膜7の上には後工程でストレージノード電極が形成され
るので、ゲート電極5aとそのストレージノード電極と
を電気的に絶縁するために、シリコン酸化膜7はエッチ
ングの際に200〜300nm程度残す。このシリコン
酸化膜7の厚みは、前記電気的絶縁が保たれる程度に十
分薄いことが望しい。何故ならばこの酸化膜7の厚みを
薄くすることによりキャパシタ容量を大きくすることが
可能になるからである。その後、図5(a)〜(c)に
示すようにレジスト15を除去する。
【0024】次に、図6に示すように周知のリソグラフ
ィ法で先程と別のレジスト15aを塗布し、ビット線コ
ンタクトを形成する領域よりもやや広めの領域のみが露
出するようにレジスト15aをパターニングする。その
後、LPD(liguid phase deposition )法によりシリ
コン酸化膜14を200nm程度、前記領域上に堆積す
る。LPD法ではシリコン酸化膜14はレジスト15a
上に堆積しないので、シリコン酸化膜14はビット線コ
ンタクトの部分にのみ選択的に堆積する。このシリコン
酸化膜14は、その後、エッチングにより開口されてビ
ット線とビット線コンタクトとの接続が行なわれるよう
に加工される。
【0025】続いて、図7(a)〜(c)に示すように
ゲート5a側壁のシリコン窒化膜8をゲート方向にセル
毎に分離するために、周知のリソグラフィ法でレジスト
15cをパターニングする。図7(a)において斜線部
がレジスト15cの形成されていない領域23であり、
この領域に形成されたシリコン窒化膜8は反応性イオン
エッチングでシリコン酸化膜7の上面と同じ高さまでエ
ッチングされる。キャパシタのストレージノード電極は
シリコン窒化膜8のまわりに形成されるので、シリコン
窒化膜8をゲート方向に分離しておくことで、その後の
ストレジージノード電極の加工において1ビット単位に
切り離すことが可能になる。
【0026】次に、図8(a)〜(c)に示すようにレ
ジスト15cを除去した後、全面に多結晶シリコン膜9
を50nm程度に堆積し、砒素または燐をドーピングす
る。さらに、リソグラフィ法及び反応性イオンエッチン
グ法により、多結晶シリコン膜9のパターニングを行い
1ビット単位に切り離されたストレージノード電極を形
成する。この時、1つのメモリセルのキャパシタはその
メモリセルのスイッチング・トランジスタとしてのMO
SFETのゲート上及び隣接する一方のワード線のゲー
ト上に延在して形成される。
【0027】この後、キャパシタ絶縁膜を形成するため
図9(a)〜(c)に示すようにLPCVD(low pres
sure chemical vapor deposition)法により全面にシリ
コン窒化膜を10nm程度に堆積し、950℃の水蒸気
雰囲気中で30分程度酸化することによりキャパシタ絶
縁膜となるNO膜10を形成する。続いて、全面に多結
晶シリコン膜11を堆積する。リソグラフィ法及び反応
性イオンエッチング法により、多結晶シリコン膜11の
パターニングを行いプレート電極を形成する。また、こ
のプレート電極11は全面に形成されるようにしてもよ
い。
【0028】次に、図10(a)〜(c)に示すように
全面にCVD酸化膜等の層間絶縁膜12を堆積し、リソ
グラフィ法と反応性イオンエッチング法等によりビット
線コンタクト20を形成する。さらに、前記CVD酸化
膜12上に例えばアルミニウム膜等を用いたビット線1
3を形成する。
【0029】このようにして、図1に示した本発明の実
施例によるメモリセル構造のDARMが完成する。この
ようなDRAMであればメモリセルの占有面積が縮小化
しても、十分なキャパシタ容量が確保できる。
【0030】ここで、キャパシタ絶縁膜10を形成した
後の工程は次のようにしても良い。即ち、多結晶シリコ
ン膜11を堆積し、燐または砒素をドーピングしてこれ
をプレート電極11とし、ビット線コンタクト部20に
はプレート電極11が残るようにこれをパターニングし
た後、層間絶縁膜としてCVD酸化膜12を堆積する。
次に、リソグラフィ法と反応性イオンエッチング法によ
りビット線コンタクトを形成する。このときCVD酸化
膜12と多結晶シリコンからなるプレート電極11の反
応性イオンエッチングに対する選択比の違いによってエ
ッチングはプレート電極で止まる。プレート電極11を
CDE法(chemical dry etching)によってさらにエッ
チングし、この際露出したプレート電極11の端面がそ
の後、形成するビット線13との短絡を生じないように
プレート電極11の酸化または窒化膜の堆積を行った
後、その下の酸化膜14を再び反応性イオンエッチング
によって開孔し、ビット線コンタクト20を形成し、続
いて、アルミニウム膜13を用いてビット線を形成して
もよい。
【0031】さらにまた、各メモリセルのキャパシタの
形成は前述した実施例に限られるものではなく、例え
ば、図9(a)〜(c)においてストレージノード電極
9、キャパシタ絶縁膜10、及びプレート電極11が全
面に形成された後、隣接するワード線上に延在させずワ
ード線毎に分離して形成してもよい。
【0032】実施例2 図11(a),(b),(c)は、本発明の他の実施例
によるメモリセル構造のDRAMを示す図である。図1
1(b)の断面図に示すように、シリコン基板1上の素
子分離領域2あるいは素子形成領域上に多結晶シリコン
膜5a及びシリコン窒化膜17が選択的に積層形成され
ている。前記多結晶シリコン膜5及びシリコン窒化膜1
7の側面には、側壁絶縁体としてシリコン窒化膜8が形
成されている。この実施例と前述した実施例で異なる特
徴的な部分は図11(c)に示すようにシリコン窒化膜
8はゲート5aの側面のみならずこの側面と直交するゲ
ート電極5a上にも形成され矩形状のフェンスが形成さ
れたような構造となっている点である。このような構成
とすることにより前記実施例に比べて、さらに十分なキ
ャパシタ容量が確保できるようになっている。
【0033】また、n型拡散層6a,6bストレージノ
ード電極9、キャパシタ絶縁膜10、プレート電極11
及びビット線13等他の部分は実施例1とほぼ同様の構
成であるので同一の符号を付し詳細な説明は省略する。
【0034】次に、図12乃至図17を用いて、図11
に示した上記他の実施例によるメモリセル構造のDRA
Mの製造方法を説明する。まず、図12(a)〜(c)
に示すようにP型シリコン基板1上にLOCOS法によ
り、素子分離絶縁膜として膜厚500nmのシリコン酸
化膜2を形成する。パンチスルーストッパーのP- 型拡
散層3は必要に応じて形成する。次に、熱酸化法により
膜厚10nmのシリコン酸化膜4及び膜厚200nmの
多結晶シリコン膜5を形成する。さらに、この上全面に
シリコン窒化膜17を200nmの厚さに堆積する。
【0035】次に、図13(a)〜(c)に示すように
リソグラフィ法及び反応性イオンエッチング法により、
多結晶シリコン膜5とシリコン窒化膜17のパターニン
グを行いゲート電極を形成する。次に、このゲート電極
をマスクとして砒素をイオン注入し、n- 型拡散層6か
らなるソース・ドレイン領域を基板1に形成する。この
とき、前記拡散層の深さは例えば150nm程度とす
る。さらに、この上全面にシリコン窒化膜18を20n
mの厚さに堆積する。
【0036】次に、図14(a)〜(c)に示すように
レジスト15dを全面に塗布し、リソグラフィ法によ
り、キャパシタが形成されるゲート5a上の領域23
(図14(a)の斜線部)のレジスト15dを除去する
ようにレジストパターンを形成する。
【0037】次に、図15(a)〜(c)に示すように
この上全面にLPDシリコン酸化膜19を堆積する。こ
のとき前記シリコン酸化膜19は、窒化膜18上のレジ
スト除去領域23にのみ堆積する。その後、レジスト1
5dを除去する。
【0038】さらに図16(a)〜(c)に示すように
全面にシリコン窒化膜8を50nmの膜厚に堆積する。
次に、図17(a)〜(c)に示すように全面に反応性
イオンエッチング等の異方性エッチングを行うと、ゲー
ト電極部の多結晶シリコン膜5a、シリコン窒化膜17
及びLPDシリコン酸化膜19の側面にのみ窒化シリコ
ン膜8が残る。このとき、シリコン酸化膜2上には、シ
リコン窒化膜18が残置するように異方性エッチングを
行なう。次に、NH4 Fのウェットエッチングでゲート
電極5a上のLPDのシリコン酸化膜19をエッチング
する。ここで、前記シリコン窒化膜18はシリコン酸化
膜2のエッチングストッパーとなる。
【0039】以下の工程は、実施例で説明したメモリセ
ル構造のDRAMの製造方法と同様に行う。ただし、本
実施例では、キャパシタの芯となるシリコン窒化膜18
がワード線方向に既に分離され、ワード線上にマトリク
ス状に形成されているため、図7で行われるシリコン窒
化膜8のゲート方向への分離工程は必要としない。
【0040】このようにして、図11に示した本発明の
他の実施例によるメモリセル構造のDRAMが完成す
る。本発明は上記実施例に限定されるものではなく例え
ば、上記実施例では、ビット線にアルミニウム膜を用い
たがタングステンシリサイド膜等の導電性のある膜であ
ればかまわない。また、半導体基板1としてシリコン基
板を用いたが化合物半導体からなる他の半導体基板を用
いても良い。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で
種々変々して実施することができる。
【0041】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の半導体装置
によれば、メモリセル占有面積の縮小化に対して、十分
なキャパシタ容量を確保することができる。また、本発
明の半導体装置の製造方法によれば後工程での段差の問
題が生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の半導体装置に係わる一実施例を示す
断面図。
【図2】 本発明の半導体装置の製造方法に係わる一実
施例を示す工程断面図。
【図3】 本発明の半導体装置の製造方法に係わる図2
に続く工程断面図。
【図4】 本発明の半導体装置の製造方法に係わる図3
に続く工程断面図。
【図5】 本発明の半導体装置の製造方法に係わる図4
に続く工程断面図。
【図6】 本発明の半導体装置の製造方法に係わる図5
に続く工程断面図。
【図7】 本発明の半導体装置の製造方法に係わる図6
に続く工程断面図。
【図8】 本発明の半導体装置の製造方法に係わる図7
に続く工程断面図。
【図9】 本発明の半導体装置の製造方法に係わる図8
に続く工程断面図。
【図10】 本発明の半導体装置の製造方法に係わる図
9に続く工程断面図。
【図11】 本発明の半導体装置に係わる他の実施例を
示す断面図。
【図12】 本発明の半導体装置の製造方法に係わる他
の実施例を示す工程断面図。
【図13】 本発明の半導体装置の製造方法に係わる図
12の実施例を示す工程断面図。
【図14】 本発明の半導体装置の製造方法に係わる図
13に続く工程断面図。
【図15】 本発明の半導体装置の製造方法に係わる図
14に続く工程断面図。
【図16】 本発明の半導体装置の製造方法に係わる図
15に続く工程断面図。
【図17】 本発明の半導体装置の製造方法に係わる図
16に続く工程断面図。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 シリコン酸化膜 3 チャネルストッパー層 4 シリコン酸化膜 5 多結晶シリコン膜 6 ソース・ドレイン領域 7 シリコン酸化膜 8 シリコン窒化膜 9 多結晶シリコン膜 10 NO膜 11 多結晶シリコン膜 12 層間絶縁膜 13 アルミニウム膜 14 シリコン酸化膜 15 レジスト 16 ストレージノードコンタクト 17 シリコン窒化膜 18 シリコン窒化膜 19 シリコン窒化膜 20 ビット線コンタクト 23 レジスト除去部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成されるゲート電極と
    このゲート電極上に積層される第1の絶縁膜とからなる
    ゲート部と、前記半導体基板の表面で前記ゲート部の面
    側に形成されるソース・ドレイン拡散層とからなるトラ
    ンジスタと、前記ゲート部の側面にこのゲート部よりも
    上部に延在して形成される第2の絶縁膜と、この第2の
    絶縁膜を覆うように形成されるストレージノード電極
    と、このストレージノード電極上のキャパシタ絶縁膜及
    びこのキャパシタ絶縁膜のプレート電極とからなるキャ
    パシタを有することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記キャパシタは隣接するゲート部上に
    も延在して設けられることを特徴とする請求項1記載の
    半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の絶縁膜はゲート部上にも延在
    し、前記ゲート部側面の第2の絶縁膜とで矩形のフェン
    ス状に形成されてなることを特徴とする請求項1記載の
    半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 半導体基板上に第1の導電性膜と第1の
    絶縁膜を積層形成した後、パターニングする工程と、こ
    の積層膜の両側に拡散領域を形成する工程と、前記積層
    膜の側面に第2の絶縁膜を選択的に形成するとともに第
    2の絶縁膜の高さが前記第1の絶縁膜の高さより高くな
    るように第1の絶縁膜をエッチングする工程と、前記第
    2の絶縁膜上に第2の導電性膜を形成し、この第2の導
    電膜上に薄膜絶縁膜を形成し、この薄膜絶縁膜上に第3
    の導電性膜を形成する工程とを含むことを特徴とする半
    導体記憶装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記半導体記憶装置は、マトリクス上に
    配列された複数のメモリセルアレイを含み、前記第2の
    絶縁膜上に形成された第2の導電性膜、薄膜絶縁膜及び
    第3の導電成膜によってキャパシタが形成され、このキ
    ャパシタを前記各メモリセル毎に絶縁分離する工程とを
    含むことを特徴とする請求項4記載の半導体記憶装置の
    製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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