JPH06338294A - 高圧ナトリウムランプ - Google Patents
高圧ナトリウムランプInfo
- Publication number
- JPH06338294A JPH06338294A JP5126941A JP12694193A JPH06338294A JP H06338294 A JPH06338294 A JP H06338294A JP 5126941 A JP5126941 A JP 5126941A JP 12694193 A JP12694193 A JP 12694193A JP H06338294 A JPH06338294 A JP H06338294A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lamp
- wire
- stem
- arc tube
- pressure sodium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ランプ全長を短くし、また、ランプ使用中に
生じる溶接外れや、振動衝撃による発光管の変異や破損
を抑制する。 【構成】 一対の電極を有する発光管２がステム線７，
８によって外管１内に支持されている高圧ナトリウムラ
ンプにおいて、発光管２の電極に接続された外部リード
線４をステム線８に固定支持された絶縁リング３に挿通
支持し、かつ外部リード線４とステム線８は軟導線１２
を介して接続されている。
生じる溶接外れや、振動衝撃による発光管の変異や破損
を抑制する。 【構成】 一対の電極を有する発光管２がステム線７，
８によって外管１内に支持されている高圧ナトリウムラ
ンプにおいて、発光管２の電極に接続された外部リード
線４をステム線８に固定支持された絶縁リング３に挿通
支持し、かつ外部リード線４とステム線８は軟導線１２
を介して接続されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は高圧ナトリウムランプに
関する。
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の高圧ナトリウムランプの例とし
て、図２に示すような構造のものがあった。すなわち、
内部に一対の電極を有する発光管２と、この発光管２を
内蔵した外管１を備え、電極にそれぞれ接続された外部
リード線４，５を発光管２の両端からそれぞれ導出して
いる。外部リード線４をステム線８に接続し、また外部
リード線５をステム線７にＵ字状発光管支持体１１を介
して接続している。
て、図２に示すような構造のものがあった。すなわち、
内部に一対の電極を有する発光管２と、この発光管２を
内蔵した外管１を備え、電極にそれぞれ接続された外部
リード線４，５を発光管２の両端からそれぞれ導出して
いる。外部リード線４をステム線８に接続し、また外部
リード線５をステム線７にＵ字状発光管支持体１１を介
して接続している。
【０００３】そして、このようなランプでは、ランプ点
灯中の熱によって生じる発光管２の伸長を、Ｕ字状発光
管支持体１１を用いることで吸収している。しかしなが
ら、このようなＵ字状発光管支持体１１を用いた構造で
は、ランプ取扱時や運搬時に生ずる振動や衝撃等により
発光管２が破損するという問題があった。
灯中の熱によって生じる発光管２の伸長を、Ｕ字状発光
管支持体１１を用いることで吸収している。しかしなが
ら、このようなＵ字状発光管支持体１１を用いた構造で
は、ランプ取扱時や運搬時に生ずる振動や衝撃等により
発光管２が破損するという問題があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の高圧ナトリウム
ランプでは、ランプ全長を短くするために、ステム線
７，８の長さを短くすると、Ｕ字状発光管支持体１１が
ステム線８の屈曲部８ａに接触しやすくなるために、ラ
ンプ全長を短くすることができないという問題や、Ｕ字
状発光管支持体１１とステム線７、およびＵ字状発光管
支持体１１と外部リード線５との溶接がそれぞれ点溶接
であるため、機械的な強度が弱く、ランプ使用中の振動
や衝撃等によって溶接が外れたり発光管の変位が起きた
りすることがあった。
ランプでは、ランプ全長を短くするために、ステム線
７，８の長さを短くすると、Ｕ字状発光管支持体１１が
ステム線８の屈曲部８ａに接触しやすくなるために、ラ
ンプ全長を短くすることができないという問題や、Ｕ字
状発光管支持体１１とステム線７、およびＵ字状発光管
支持体１１と外部リード線５との溶接がそれぞれ点溶接
であるため、機械的な強度が弱く、ランプ使用中の振動
や衝撃等によって溶接が外れたり発光管の変位が起きた
りすることがあった。
【０００５】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、ランプ全長を短くすることができ、
また、ランプ使用中の振動や衝撃等による発光管の変位
や破損、溶接外れを抑制でき、かつ小形化を図ることの
できる高圧ナトリウムランプを提供するものである。
になされたもので、ランプ全長を短くすることができ、
また、ランプ使用中の振動や衝撃等による発光管の変位
や破損、溶接外れを抑制でき、かつ小形化を図ることの
できる高圧ナトリウムランプを提供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の高圧ナトリウム
ランプは、一対の電極を有する発光管が２本のステム線
によって外管内に支持されている高圧ナトリウムランプ
において、前記発光管の電極に接続された一方の外部リ
ード線を前記ステム線の少なくとも一方に固定支持され
た絶縁リングに挿通支持し、かつ前記外部リード線と前
記ステム線の少なくとも一方を軟導線を介して接続され
ている。
ランプは、一対の電極を有する発光管が２本のステム線
によって外管内に支持されている高圧ナトリウムランプ
において、前記発光管の電極に接続された一方の外部リ
ード線を前記ステム線の少なくとも一方に固定支持され
た絶縁リングに挿通支持し、かつ前記外部リード線と前
記ステム線の少なくとも一方を軟導線を介して接続され
ている。
【０００７】
【作用】かかる構成により、ランプ点灯中の熱によって
発光管が伸長しても、外部リード線が絶縁リングを挿通
しているので、その伸長によって生じる伸長差を吸収す
ることができる。
発光管が伸長しても、外部リード線が絶縁リングを挿通
しているので、その伸長によって生じる伸長差を吸収す
ることができる。
【０００８】
【実施例】図１に示すような本発明実施例の定格１４０
Ｗの高圧ナトリウムランプは、外径が４０．０ｍｍの硬
質ガラスからなる外管１と、多結晶アルミナからなり、
外径１０．１ｍｍ、内径８．５ｍｍ、全長５０．０ｍｍ
であって、内部に導電管２ａ、２ｂに固着された一対の
電極（図示せず）を有する発光管２と、長短２本のステ
ム線７，８と直径０．３３ｍｍのモネル線からなる軟導
線１２を有し、アルカリレスムライトからなる絶縁リン
グ３とを備えている。発光管２は外管１内に収納されて
おり、発光管２の両端部からは電極に接続された外部リ
ード線４，５が導出している。外管１に封止固着された
ステムガラス６は発光管２を保持するステム線７，８を
備えている。支持板１３の一端部には絶縁リング３が固
定され、支持板１３の他端部にはステム線８が固着され
ている。発光管２の両端部外周面には熱保膜箔９が設け
られている。外管１内は排気により真空にされ、バリウ
ムからなるゲッタ１０によって高真空に保たれている。
発光管２はステム線７，８に次のように支持固定されて
いる。すなわち、発光管２から導出している一方の外部
リード線５は口金側で長さの短い方のステム線７に溶接
接続されている。他方の外部リード線４は絶縁リング３
内に挿通され支持されている。外部リード線４とステム
線８は軟導線１２を介して接続されている。
Ｗの高圧ナトリウムランプは、外径が４０．０ｍｍの硬
質ガラスからなる外管１と、多結晶アルミナからなり、
外径１０．１ｍｍ、内径８．５ｍｍ、全長５０．０ｍｍ
であって、内部に導電管２ａ、２ｂに固着された一対の
電極（図示せず）を有する発光管２と、長短２本のステ
ム線７，８と直径０．３３ｍｍのモネル線からなる軟導
線１２を有し、アルカリレスムライトからなる絶縁リン
グ３とを備えている。発光管２は外管１内に収納されて
おり、発光管２の両端部からは電極に接続された外部リ
ード線４，５が導出している。外管１に封止固着された
ステムガラス６は発光管２を保持するステム線７，８を
備えている。支持板１３の一端部には絶縁リング３が固
定され、支持板１３の他端部にはステム線８が固着され
ている。発光管２の両端部外周面には熱保膜箔９が設け
られている。外管１内は排気により真空にされ、バリウ
ムからなるゲッタ１０によって高真空に保たれている。
発光管２はステム線７，８に次のように支持固定されて
いる。すなわち、発光管２から導出している一方の外部
リード線５は口金側で長さの短い方のステム線７に溶接
接続されている。他方の外部リード線４は絶縁リング３
内に挿通され支持されている。外部リード線４とステム
線８は軟導線１２を介して接続されている。
【０００９】以上のように、本発明実施例の高圧ナトリ
ウムランプは、一対の電極を有する発光管２がステム線
７，８によって外管１内に支持されている高圧ナトリウ
ムランプにおいて、発光管２の電極に接続された外部リ
ード線４をステム線８に固定支持された絶縁リング３に
挿通支持し、かつ外部リード線４とステム線８とは軟導
線１２を介して接続されているので、ランプ全長を従来
に比して短くすることができ、かつ、ランプ点灯中の熱
によって生じる発光管２の伸長差は、外部リード線４が
絶縁リング３に挿通されているため、吸収することがで
き、発光管２の外部リード線４，５とステム線７，８と
の溶接部の溶接外れが生じるのを防ぐことができ、ま
た、ランプ使用中の振動や衝撃によって、発光管２が破
損したり、変位したりするのを防止することができる。
ウムランプは、一対の電極を有する発光管２がステム線
７，８によって外管１内に支持されている高圧ナトリウ
ムランプにおいて、発光管２の電極に接続された外部リ
ード線４をステム線８に固定支持された絶縁リング３に
挿通支持し、かつ外部リード線４とステム線８とは軟導
線１２を介して接続されているので、ランプ全長を従来
に比して短くすることができ、かつ、ランプ点灯中の熱
によって生じる発光管２の伸長差は、外部リード線４が
絶縁リング３に挿通されているため、吸収することがで
き、発光管２の外部リード線４，５とステム線７，８と
の溶接部の溶接外れが生じるのを防ぐことができ、ま
た、ランプ使用中の振動や衝撃によって、発光管２が破
損したり、変位したりするのを防止することができる。
【００１０】かかる構造の発光管を有するランプを２０
灯試作し、入力１４０Ｗで点灯５．５時間、消灯０．５
時間サイクルで点灯試験を行ったところ、定格寿命９０
００時間点灯後においても前記溶接外れは発生せず、さ
らに、全数のランプに２Ｇの衝撃を加えたが、溶接はず
れや発光管の変位もまったく発生することがなかった。
また、従来の高圧ナトリウムランプは全長が１７７．０
ｍｍであったのに対し、本発明実施例の高圧ナトリウム
ランプでは全長１３０．０ｍｍとなり、従来のものより
４７．０ｍｍも短くすることができた。
灯試作し、入力１４０Ｗで点灯５．５時間、消灯０．５
時間サイクルで点灯試験を行ったところ、定格寿命９０
００時間点灯後においても前記溶接外れは発生せず、さ
らに、全数のランプに２Ｇの衝撃を加えたが、溶接はず
れや発光管の変位もまったく発生することがなかった。
また、従来の高圧ナトリウムランプは全長が１７７．０
ｍｍであったのに対し、本発明実施例の高圧ナトリウム
ランプでは全長１３０．０ｍｍとなり、従来のものより
４７．０ｍｍも短くすることができた。
【００１１】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の高圧ナト
リウムランプは、ランプ全長を短くできるため、従来よ
りも小形のランプを実現することができる。また、ラン
プ点灯中の熱によって発光管が伸長しても、その伸長差
を吸収することができるので、点灯中に溶接外れが生ず
ることがない。さらに、ランプ使用中の振動や衝撃等に
よる破損や溶接外れや発光管の変位の発生を抑制するこ
とができる。
リウムランプは、ランプ全長を短くできるため、従来よ
りも小形のランプを実現することができる。また、ラン
プ点灯中の熱によって発光管が伸長しても、その伸長差
を吸収することができるので、点灯中に溶接外れが生ず
ることがない。さらに、ランプ使用中の振動や衝撃等に
よる破損や溶接外れや発光管の変位の発生を抑制するこ
とができる。
【図１】本発明の一実施例である高圧ナトリウムランプ
の正面図
の正面図
【図２】従来の高圧ナトリウムランプの正面図
１ 外管 ２ 発光管 ３ 絶縁リング ４，５ 外部リード線 ７，８ ステム線 １２ 軟導線
Claims (1)
- 【請求項１】 一対の電極を有する発光管が２本のステ
ム線によって外管内に支持されている高圧ナトリウムラ
ンプにおいて、前記発光管の電極に接続された一方の外
部リード線を前記ステム線の少なくとも一方に固定支持
された絶縁リングに挿通支持し、かつ前記外部リード線
と前記ステム線の少なくとも一方を軟導線を介して接続
したことを特徴とする高圧ナトリウムランプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5126941A JPH06338294A (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | 高圧ナトリウムランプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5126941A JPH06338294A (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | 高圧ナトリウムランプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06338294A true JPH06338294A (ja) | 1994-12-06 |
Family
ID=14947692
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5126941A Pending JPH06338294A (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | 高圧ナトリウムランプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06338294A (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5539188A (en) * | 1978-09-11 | 1980-03-18 | Gen Electric | Device for mounting ceramic arc tube |
-
1993
- 1993-05-28 JP JP5126941A patent/JPH06338294A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5539188A (en) * | 1978-09-11 | 1980-03-18 | Gen Electric | Device for mounting ceramic arc tube |
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