JPH0633828Y2 - 魚釣用スピニングリールのスプールロック装置 - Google Patents
魚釣用スピニングリールのスプールロック装置Info
- Publication number
- JPH0633828Y2 JPH0633828Y2 JP1987153223U JP15322387U JPH0633828Y2 JP H0633828 Y2 JPH0633828 Y2 JP H0633828Y2 JP 1987153223 U JP1987153223 U JP 1987153223U JP 15322387 U JP15322387 U JP 15322387U JP H0633828 Y2 JPH0633828 Y2 JP H0633828Y2
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- Japan
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- spool
- lever
- arm
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ドラグ機構付魚釣用スピニングリールのスプ
ールロック装置に関する。
ールロック装置に関する。
従来のドラグ機構付スピニングリールによって釣糸を投
擲する場合、特にドラク力が小さいと錘の遠心力によっ
てスプールが回転してしまい、錘に引張られる釣糸が指
の上を滑り、指を擦傷することが屡々あるので、投擲時
にはドラグを締付けてスプールが容易に回転しないよう
にして投擲し、その後再びドラグを調整しなければなら
ず、操作が煩雑である等の問題点があった、そこで、こ
れらの問題点を解決するものとして特開昭60-237930号
公報に、スプールのスカート部外周に複数の凹凸部を設
け、ローターのベールアーム取付腕に軸支されたベール
アームにバネを取り付け、該バネにより上記ベールアー
ム取付腕に設けたロックレバーをスプールに向けて、弾
発付勢し外部に突出させ、該ロックレバーを上記凹凸部
に係合するようにしたスプールロック装置が開示されて
いる。
擲する場合、特にドラク力が小さいと錘の遠心力によっ
てスプールが回転してしまい、錘に引張られる釣糸が指
の上を滑り、指を擦傷することが屡々あるので、投擲時
にはドラグを締付けてスプールが容易に回転しないよう
にして投擲し、その後再びドラグを調整しなければなら
ず、操作が煩雑である等の問題点があった、そこで、こ
れらの問題点を解決するものとして特開昭60-237930号
公報に、スプールのスカート部外周に複数の凹凸部を設
け、ローターのベールアーム取付腕に軸支されたベール
アームにバネを取り付け、該バネにより上記ベールアー
ム取付腕に設けたロックレバーをスプールに向けて、弾
発付勢し外部に突出させ、該ロックレバーを上記凹凸部
に係合するようにしたスプールロック装置が開示されて
いる。
しかしながら、上記公開発明によるスプールロック装置
にあっては、スプールのスカート部外周に複数の凹凸部
を設けているので、従来のスピニングリールのスプール
のスカート部に施されている印刷，ラベル貼り等により
装飾を施すことができないと共に、ロックレバーがスプ
ールの外周に係合するため、外観部であるスカート部外
周に傷が付き外観上見苦しくなるという問題点がある。
にあっては、スプールのスカート部外周に複数の凹凸部
を設けているので、従来のスピニングリールのスプール
のスカート部に施されている印刷，ラベル貼り等により
装飾を施すことができないと共に、ロックレバーがスプ
ールの外周に係合するため、外観部であるスカート部外
周に傷が付き外観上見苦しくなるという問題点がある。
本考案は従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、ベ
ールアームを釣糸巻取位置から釣糸放出位置に反転する
際、本体の脚に設けられたベールレバー反転用ボスの近
傍にベールレバーを位置させ、かつ逆転防止爪とラチェ
ットとが噛合って、ローターの自由回転量が微少になる
状態で、アームレバーに連動する作動レバーが、ロータ
ー内に枢着したロックレバーを解除し、バネ力付勢によ
りロックレバーがスプールの内側に設けた凹凸部に係合
して該スプールの回転を防止し得るようにして、スプー
ルのスカートの部外周に印刷，ラベル貼り等の装飾を施
すことができるようにすると共に、ロックレバーとの係
合による傷が付いても外観上見苦しくないようにしたド
ラグ機構付魚釣用スピニングリールのスプールロック装
置を提供しようとするのが、その目的である。
ールアームを釣糸巻取位置から釣糸放出位置に反転する
際、本体の脚に設けられたベールレバー反転用ボスの近
傍にベールレバーを位置させ、かつ逆転防止爪とラチェ
ットとが噛合って、ローターの自由回転量が微少になる
状態で、アームレバーに連動する作動レバーが、ロータ
ー内に枢着したロックレバーを解除し、バネ力付勢によ
りロックレバーがスプールの内側に設けた凹凸部に係合
して該スプールの回転を防止し得るようにして、スプー
ルのスカートの部外周に印刷，ラベル貼り等の装飾を施
すことができるようにすると共に、ロックレバーとの係
合による傷が付いても外観上見苦しくないようにしたド
ラグ機構付魚釣用スピニングリールのスプールロック装
置を提供しようとするのが、その目的である。
本考案に係る魚釣用スピニングリールのスプールロック
装置は、 メインシャフトを有するリール本体、 スカート内側に凹凸部を有し、前記メインシャフトの軸
方向に往復移動可能に取付けられるスプール、 前記スプールの所定のドラグ力を与えるドラグ機構、 前記リール本体に回転自在に取付けられたローター、 前記ローターの内側に取付けられ、前記スプールの凹凸
部と係合する第１の状態または前記スプールの凹凸部と
係合しない第２の状態となるロックレバー、 前記ロックレバーが前記第１の状態となるよう付勢する
付勢手段、 前記ローターに設けられたベールアーム取付腕、 前記ベールアーム取付腕に起立反転自在に取付けられた
アームレバーであって、起立状態ではベールアームを釣
糸巻取状態で保持し、反転状態では前記ベールアームを
釣糸放出状態で保持するアームレバー、 前記ベールアーム取付腕に軸支された作動レバーであっ
て、前記アームレバーが前記反転状態から前記起立状態
へ状態変更されると回動して前記ロックレバーと係合
し、当該係合を受けて前記ロックレバーを前記付勢手段
に抗して前記第２の状態とする作動レバー、 を備えたことを特徴とする。
装置は、 メインシャフトを有するリール本体、 スカート内側に凹凸部を有し、前記メインシャフトの軸
方向に往復移動可能に取付けられるスプール、 前記スプールの所定のドラグ力を与えるドラグ機構、 前記リール本体に回転自在に取付けられたローター、 前記ローターの内側に取付けられ、前記スプールの凹凸
部と係合する第１の状態または前記スプールの凹凸部と
係合しない第２の状態となるロックレバー、 前記ロックレバーが前記第１の状態となるよう付勢する
付勢手段、 前記ローターに設けられたベールアーム取付腕、 前記ベールアーム取付腕に起立反転自在に取付けられた
アームレバーであって、起立状態ではベールアームを釣
糸巻取状態で保持し、反転状態では前記ベールアームを
釣糸放出状態で保持するアームレバー、 前記ベールアーム取付腕に軸支された作動レバーであっ
て、前記アームレバーが前記反転状態から前記起立状態
へ状態変更されると回動して前記ロックレバーと係合
し、当該係合を受けて前記ロックレバーを前記付勢手段
に抗して前記第２の状態とする作動レバー、 を備えたことを特徴とする。
本考案に係る魚釣用スピニングリールのスプールロック
装置においては、前記アームレバーが、前記反転状態か
ら前記起立状態へ状態変更されると、前記作動レバーは
回動して前記ロックレバーと係合する。これにより、前
記ロックレバーは、前記付勢手段に抗して前記第２の状
態とされる。すなわち、前記スプールの凹凸部と前記ロ
ックレバーとの係合が解除され、所定のドラグ力を越え
る釣力が掛った場合、スプールが回転し、釣糸の切断を
防止できる。
装置においては、前記アームレバーが、前記反転状態か
ら前記起立状態へ状態変更されると、前記作動レバーは
回動して前記ロックレバーと係合する。これにより、前
記ロックレバーは、前記付勢手段に抗して前記第２の状
態とされる。すなわち、前記スプールの凹凸部と前記ロ
ックレバーとの係合が解除され、所定のドラグ力を越え
る釣力が掛った場合、スプールが回転し、釣糸の切断を
防止できる。
一方、前記アームレバーが、前記起立状態から前記反転
状態へ状態変更されると、前記作動レバーは、逆方向に
回動する。これにより、前記作動レバーと前記ロックレ
バーとの係合が解除される。前記ロックレバーは前記付
勢手段により前記第１の状態となるように付勢されてい
る。したがって、前記スプールの凹凸部と前記ロックレ
バーが係合し、前記スプールは非回転状態となる。
状態へ状態変更されると、前記作動レバーは、逆方向に
回動する。これにより、前記作動レバーと前記ロックレ
バーとの係合が解除される。前記ロックレバーは前記付
勢手段により前記第１の状態となるように付勢されてい
る。したがって、前記スプールの凹凸部と前記ロックレ
バーが係合し、前記スプールは非回転状態となる。
本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。第１図に
示すように、ローター１は、管軸２にてリール本体（図
示せず）に軸支されており、ハンドル（図示せず）の操
作により回転する。
示すように、ローター１は、管軸２にてリール本体（図
示せず）に軸支されており、ハンドル（図示せず）の操
作により回転する。
上記ローター１に対称に設けたベールアーム取付腕３、
４には、ベールアーム５のアームレバー６、７が、段ビ
ス８、９等にて軸支されている。ベールアーム取付腕３
には、デッドポイントバネ10が内装されている。デッド
ポイントバネ10は一端をアームレバー６に掛止、他端を
ベールアーム取付腕３に掛止されている。したがって、
上記ベールアーム５は、第１図、第２図に示す釣糸巻取
位置イと、第６図に示す釣糸放出位置ロの双方へ振分け
付勢される。
４には、ベールアーム５のアームレバー６、７が、段ビ
ス８、９等にて軸支されている。ベールアーム取付腕３
には、デッドポイントバネ10が内装されている。デッド
ポイントバネ10は一端をアームレバー６に掛止、他端を
ベールアーム取付腕３に掛止されている。したがって、
上記ベールアーム５は、第１図、第２図に示す釣糸巻取
位置イと、第６図に示す釣糸放出位置ロの双方へ振分け
付勢される。
リール本体の脚（図示せず）には、アームレバー６、７
を反転させる為のボスが設けられており（図示せず）、
ローター１を回転することにより、アームレバー６、ま
たはアームレバー７が上記ボスに当接する。これによ
り、ベールアーム５は、釣糸放出位置から釣糸巻取位置
に反転する。
を反転させる為のボスが設けられており（図示せず）、
ローター１を回転することにより、アームレバー６、ま
たはアームレバー７が上記ボスに当接する。これによ
り、ベールアーム５は、釣糸放出位置から釣糸巻取位置
に反転する。
なお、逆転防止爪（図示せず）とラチェット（図示せ
ず）が噛み合っている状態において、ローター１の自由
回転量は微小である。
ず）が噛み合っている状態において、ローター１の自由
回転量は微小である。
スプール11は、上記管軸２に挿通したメインシャフト12
に固定されており、図示しないハンドルの回転により、
図示しないオシレーティング機構にて軸方向へ往復移動
するように形成されていると共に、図示しないドラグ装
置によってドラグ力が与えられるよう形成されているこ
とは従来のスピニングリールと同様である。
に固定されており、図示しないハンドルの回転により、
図示しないオシレーティング機構にて軸方向へ往復移動
するように形成されていると共に、図示しないドラグ装
置によってドラグ力が与えられるよう形成されているこ
とは従来のスピニングリールと同様である。
上述スピニングリールにおいて、スプールロック装置は
次のように構成されている。
次のように構成されている。
上記スプール11のスカート部11aの内周面に多数箇の凹
凸部13が、上記メインシャフト12と平行に設けてあり、
該凹凸部13に先端部14aが係脱自在に係合するロックレ
バー14を、上記ローター１内に揺動可能に、その略中間
部を軸15にて枢着して前後方向へ長く配置させてある。
凸部13が、上記メインシャフト12と平行に設けてあり、
該凹凸部13に先端部14aが係脱自在に係合するロックレ
バー14を、上記ローター１内に揺動可能に、その略中間
部を軸15にて枢着して前後方向へ長く配置させてある。
又、上記ロックレバー14の屈曲した先端部14aは、上記
ローター１の前壁1aに設けた窓孔1bからスプール11内
へ、上記凹凸部13に係合可能に突出させてあり、上記ロ
ーター１にビス17にて支持されて、一端をローター１
に、他端をロックレバー14に夫々掛止せしめたバネ16に
より先端部14aが上記凹凸部13に係合する方向へロック
レバー14は弾撥付勢されている。すなわち、本実施例に
おいては、バネ16が付勢手段を構成している。
ローター１の前壁1aに設けた窓孔1bからスプール11内
へ、上記凹凸部13に係合可能に突出させてあり、上記ロ
ーター１にビス17にて支持されて、一端をローター１
に、他端をロックレバー14に夫々掛止せしめたバネ16に
より先端部14aが上記凹凸部13に係合する方向へロック
レバー14は弾撥付勢されている。すなわち、本実施例に
おいては、バネ16が付勢手段を構成している。
又、上記ロックレバー14の基端部14bは、上記ベールア
ーム取付腕４に設けた凹部18のローター１内に開口する
その開口部18aに臨ましめてある。
ーム取付腕４に設けた凹部18のローター１内に開口する
その開口部18aに臨ましめてある。
更に、上記ロックレバー14は、ローター１内にビス19に
て固定した押え板20の凹溝20aに摺動自在に嵌合して、
上記枢軸15の軸方向へ横振れしないようにしてある。
て固定した押え板20の凹溝20aに摺動自在に嵌合して、
上記枢軸15の軸方向へ横振れしないようにしてある。
又、上記ベールアーム取付腕４の凹部18内には、Ｌ字形
状の作動レバー21が、上記ベールアーム５の起立、反転
動作に連動して揺動可能にビス22にて枢着させてあっ
て、その先端部21aは凹部18の開口部18aからローター１
内へ延出させてあり、該先端部21aには、上記ロックレ
バー14の基端部14bをバネ力に抗して係合可能な係合片2
1bを横向きに曲成させてあり、該係合片21bの先端部一
側は傾斜面又は第３図に明示した如く曲面21cに形成し
て、上記ロックレバー14における基端部14bの係脱を円
滑に行ない得るようにしてある。すなわち作動レバー21
は、メインシャフト12に平行な面に沿って回動可能に軸
支されている。
状の作動レバー21が、上記ベールアーム５の起立、反転
動作に連動して揺動可能にビス22にて枢着させてあっ
て、その先端部21aは凹部18の開口部18aからローター１
内へ延出させてあり、該先端部21aには、上記ロックレ
バー14の基端部14bをバネ力に抗して係合可能な係合片2
1bを横向きに曲成させてあり、該係合片21bの先端部一
側は傾斜面又は第３図に明示した如く曲面21cに形成し
て、上記ロックレバー14における基端部14bの係脱を円
滑に行ない得るようにしてある。すなわち作動レバー21
は、メインシャフト12に平行な面に沿って回動可能に軸
支されている。
又、上記ベールアーム５と作動レバー21の連動手段は、
図示例によれば、上記アームレバー７の裏面に設けた凹
溝7aに、上記作動レバー21の基端から曲突した突起21d
を係嵌して形成させてある。
図示例によれば、上記アームレバー７の裏面に設けた凹
溝7aに、上記作動レバー21の基端から曲突した突起21d
を係嵌して形成させてある。
而して上記構成において、ベールアーム５が釣糸巻取位
置イでは、作動レバー21の先端部21aにロックレバー14
の基端部14bがバネ力に抗して係合され、第１図に示し
たように、ロックレバー14の先端部14aはスプール11の
凹凸部13から外れ、スプール11は設定したドラグ力によ
り回転可能の状態にある。本実施例においては、ロック
レバー14のこのような状態を第２の状態という。
置イでは、作動レバー21の先端部21aにロックレバー14
の基端部14bがバネ力に抗して係合され、第１図に示し
たように、ロックレバー14の先端部14aはスプール11の
凹凸部13から外れ、スプール11は設定したドラグ力によ
り回転可能の状態にある。本実施例においては、ロック
レバー14のこのような状態を第２の状態という。
ベールアーム５を釣糸巻取位置イから釣糸放出位置ロへ
反転すると、これに連動する作動レバー21は第６図のよ
うにビス22を支点として時計回り方向へ揺動し、その先
端部21aがロックレバー14の基端部14bから外れ、該ロッ
クレバー14はバネ16の付勢力により枢軸15を支点として
第１図の位置から反時計回り方向へ揺動し、先端部14a
がスプール11の凹凸部13に第４図に示した如く係合し、
ドラグ力が小さい時のスプール11の回転をロックする。
本実施例においては、ロックレバー14のこのような状態
を第１の状態という。
反転すると、これに連動する作動レバー21は第６図のよ
うにビス22を支点として時計回り方向へ揺動し、その先
端部21aがロックレバー14の基端部14bから外れ、該ロッ
クレバー14はバネ16の付勢力により枢軸15を支点として
第１図の位置から反時計回り方向へ揺動し、先端部14a
がスプール11の凹凸部13に第４図に示した如く係合し、
ドラグ力が小さい時のスプール11の回転をロックする。
本実施例においては、ロックレバー14のこのような状態
を第１の状態という。
ベールアーム５を釣糸放出位置ロから釣糸巻取位置イへ
起立すると、作動レバー21の先端部21aがロックレバー1
4の基端部14bにバネ力に抗して係合することにより、該
ロックレバー14は第６図の位置から時計回り方向へ揺動
し、凹凸部13から外れ、従前の状態（第２の状態）に戻
る。
起立すると、作動レバー21の先端部21aがロックレバー1
4の基端部14bにバネ力に抗して係合することにより、該
ロックレバー14は第６図の位置から時計回り方向へ揺動
し、凹凸部13から外れ、従前の状態（第２の状態）に戻
る。
このように、本実施例においては、前記ローター１の自
由回転量が微小になった状態において、釣糸巻取位置イ
から釣糸放出位置ロへのベールアーム５の反転操作によ
りスプール11をロックする。したがって、ドラグ機構付
スピニングリールによって釣糸を投擲する場合に、たと
えドラグ力を小さくなるよう調整してあっても、錘の遠
心力によりスプール11が回転することがない。よって、
錘に引張られる釣糸によって生ずる指の擦傷を防止でき
るとともに、投擲の都度ドラグ力を調整する必要がな
い。すなわち、スピニングリールの投擲操作性および安
全性が向上する。
由回転量が微小になった状態において、釣糸巻取位置イ
から釣糸放出位置ロへのベールアーム５の反転操作によ
りスプール11をロックする。したがって、ドラグ機構付
スピニングリールによって釣糸を投擲する場合に、たと
えドラグ力を小さくなるよう調整してあっても、錘の遠
心力によりスプール11が回転することがない。よって、
錘に引張られる釣糸によって生ずる指の擦傷を防止でき
るとともに、投擲の都度ドラグ力を調整する必要がな
い。すなわち、スピニングリールの投擲操作性および安
全性が向上する。
さらに、ロックレバー14および作動レバー21は、ロータ
ー１、スプール11およびベールアーム取付腕４に内装さ
れている。したがって、外観を損うことなく、釣糸が絡
み付く等のトラブルをも防止することができる。
ー１、スプール11およびベールアーム取付腕４に内装さ
れている。したがって、外観を損うことなく、釣糸が絡
み付く等のトラブルをも防止することができる。
また、ロックレバー14が係合する凹凸部13を、スプール
11のスカート部11a内側に設けている。したがって、ス
プール11のスカート部11a外周に印刷、ラベル貼り等の
装飾を施すことができる。また、ロックレバー14との係
合によって凹凸部13に傷が付いても、外観上見苦しくな
い。
11のスカート部11a内側に設けている。したがって、ス
プール11のスカート部11a外周に印刷、ラベル貼り等の
装飾を施すことができる。また、ロックレバー14との係
合によって凹凸部13に傷が付いても、外観上見苦しくな
い。
また、本実施例においては、作動レバー21は、ベールア
ーム取付腕６に、メインシャフト12に平行な面に沿って
回動可能に軸支されているので、作動レバー21を収納す
る為にベールアーム取付腕６の厚さを厚くする必要がな
い。よって、ローター１の径方向寸法を小さくすること
ができ、これにより、釣糸投擲時に前ローター１を回転
させようとする慣性を小さくできる。すなわち、釣糸投
擲時の操作性および安全性を向上させることができる。
ーム取付腕６に、メインシャフト12に平行な面に沿って
回動可能に軸支されているので、作動レバー21を収納す
る為にベールアーム取付腕６の厚さを厚くする必要がな
い。よって、ローター１の径方向寸法を小さくすること
ができ、これにより、釣糸投擲時に前ローター１を回転
させようとする慣性を小さくできる。すなわち、釣糸投
擲時の操作性および安全性を向上させることができる。
本考案にかかる魚釣用スピニングリールのスプールロッ
ク装置においては、前記アームレバーが、前記反転状態
から前記起立状態へ状態変更されると、前記作動レバー
は回動し、前記ロックレバーと係合する。これにより、
前記ロックレバーは前記付勢手段に抗して前記第２の状
態とされる。すなわち、前記スプールの凹凸部と前記ロ
ックレバーとの係合が解除され、所定のドラグ力を越え
る釣力が掛った場合は、スプールが回転し、釣糸の切断
を防止できる。
ク装置においては、前記アームレバーが、前記反転状態
から前記起立状態へ状態変更されると、前記作動レバー
は回動し、前記ロックレバーと係合する。これにより、
前記ロックレバーは前記付勢手段に抗して前記第２の状
態とされる。すなわち、前記スプールの凹凸部と前記ロ
ックレバーとの係合が解除され、所定のドラグ力を越え
る釣力が掛った場合は、スプールが回転し、釣糸の切断
を防止できる。
一方、アームレバーが、前記起立状態から前記反転状態
へ状態変更されると、前記作動レバーは、逆方向に回動
する。これにより、前記作動レバーと前記ロックレバー
との係合が解除される。前記ロックレバーは前記付勢手
段により前記第１の状態となるよう付勢されている。し
たがって、たとえドラグ力を小さくなるよう調整してあ
っても、前記スプールの凹凸部と前記ロックレバーが係
合し、前記スプールは非回転状態となる。
へ状態変更されると、前記作動レバーは、逆方向に回動
する。これにより、前記作動レバーと前記ロックレバー
との係合が解除される。前記ロックレバーは前記付勢手
段により前記第１の状態となるよう付勢されている。し
たがって、たとえドラグ力を小さくなるよう調整してあ
っても、前記スプールの凹凸部と前記ロックレバーが係
合し、前記スプールは非回転状態となる。
すなわち、釣糸投擲時の操作性および安全性を向上させ
た魚釣用スピニングリールのスプールロック装置を提供
することができる。
た魚釣用スピニングリールのスプールロック装置を提供
することができる。
第１図は本考案に係る魚釣用スピニングリールのスプー
ルロック装置の実施例を一部切欠して示す縦断側面図、
第２図は第１図における底面図、第３図は第１図におけ
るＡ矢視図、第４図はスプールロック状態を示す主要部
の縦断側面図、第５図は第４図におけるＶ−Ｖ線矢視断
面図、第６図は第４図における底面図である。 １……ローター、４……ベールアーム取付腕 ５……ベールアーム、11……スプール 11a……スカート部、13……凹凸部 14……ロックレバー、14a……先端部 16……バネ、21……作動レバー イ……釣糸巻取位置、ロ……釣糸放出位置
ルロック装置の実施例を一部切欠して示す縦断側面図、
第２図は第１図における底面図、第３図は第１図におけ
るＡ矢視図、第４図はスプールロック状態を示す主要部
の縦断側面図、第５図は第４図におけるＶ−Ｖ線矢視断
面図、第６図は第４図における底面図である。 １……ローター、４……ベールアーム取付腕 ５……ベールアーム、11……スプール 11a……スカート部、13……凹凸部 14……ロックレバー、14a……先端部 16……バネ、21……作動レバー イ……釣糸巻取位置、ロ……釣糸放出位置
Claims (2)
- 【請求項１】メインシャフトを有するリール本体、 スカート内側に凹凸部を有し、前記メインシャフトの軸
方向に往復移動可能に取付けられるスプール、 前記スプールに所定のドラグ力を与えるドラグ機構、 前記リール本体に回転自在に取付けられたローター、 前記ローターの内側に取付けられ、前記スプールの凹凸
部と係合する第１の状態または前記スプールの凹凸部と
係合しない第２の状態となるロックレバー、 前記ロックレバーが前記第１の状態となるよう付勢する
付勢手段、 前記ローターに設けられたベールアーム取付腕、 前記ベールアーム取付腕に起立反転自在に取付けられた
アームレバーであって、起立状態ではベールアームを釣
糸巻取状態で保持し、反転状態では前記ベールアームを
釣糸放出状態で保持するアームレバー、 前記ベールアーム取付腕に軸支された作動レバーであっ
て、前記アームレバーが前記反転状態から前記起立状態
へ状態変更されると回動して前記ロックレバーと係合
し、当該係合を受けて前記ロックレバーを前記付勢手段
に抗して前記第２の状態とする作動レバー、 を備えたことを特徴とする魚釣用スピニングリールのス
プールロック装置。 - 【請求項２】実用新案登録請求の範囲第１項記載の魚釣
用スピニングリールのスプールロック装置において、 前記作動レバーは、前記メインシャフトに平行な面に沿
って回動可能に軸支されていること、 を特徴とする魚釣用スピニングリールのスプールロック
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987153223U JPH0633828Y2 (ja) | 1987-10-05 | 1987-10-05 | 魚釣用スピニングリールのスプールロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987153223U JPH0633828Y2 (ja) | 1987-10-05 | 1987-10-05 | 魚釣用スピニングリールのスプールロック装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6456661U JPS6456661U (ja) | 1989-04-10 |
| JPH0633828Y2 true JPH0633828Y2 (ja) | 1994-09-07 |
Family
ID=31428868
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987153223U Expired - Lifetime JPH0633828Y2 (ja) | 1987-10-05 | 1987-10-05 | 魚釣用スピニングリールのスプールロック装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0633828Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4509705A (en) * | 1984-02-10 | 1985-04-09 | Brunswick Corporation | Surfcasting spinning reel |
-
1987
- 1987-10-05 JP JP1987153223U patent/JPH0633828Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6456661U (ja) | 1989-04-10 |
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