JPH0633768U - ブレーキ倍力装置の弁機構 - Google Patents

ブレーキ倍力装置の弁機構

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JPH0633768U JP4130993U JP4130993U JPH0633768U JP H0633768 U JPH0633768 U JP H0633768U JP 4130993 U JP4130993 U JP 4130993U JP 4130993 U JP4130993 U JP 4130993U JP H0633768 U JPH0633768 U JP H0633768U
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valve seat
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 弁機構15を構成する第1弁座16に複数の
突起45を設けるとともに、それら突起45の隣接位置
の空間部によって連通部46を形成している。ブレーキ
倍力装置の非作動時に、第1弁座16に弁体20が着座
する程度に近接しても、突起45が弁体20に当接する
ことにより、連通部46を介して第1弁座16の内外が
確実に連通する。倍力装置の非作動時には、突起45が
弁体20に埋没することで、第1弁座16の内外の連通
を阻止することができる。 【効果】 従来は倍力装置の非作動状態において、弁体
20が第1弁座16に着座することがない範囲でロスス
トロークが小さくなるように設定していたが、弁体20
が第1弁座16に軽く接触したとしても上記連通部46
によって第1弁座16の内外を確実に連通させることが
できる。したがって、従来に比較して一層ロスストロー
クを小さくすることができる。

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案はブレーキ倍力装置の弁機構に関し、より詳しくは、ロスストローク減 少機構を備えたブレーキ倍力装置の弁機構に関する。
【従来の技術】
従来、ブレーキ倍力装置の弁機構として、シェル内に摺動自在に設けたバルブ ボデイに形成した第1弁座と、上記バルブボデイ内に摺動自在に嵌合した弁プラ ンジャと、この弁プランジャに形成した第2弁座と、上記第1弁座と第2弁座と に接離されて選択的に流体回路を切換える弾性部材からなる弁体と、上記バルブ ボデイにその軸方向に進退動可能に設けられ、かつブレーキ倍力装置の非作動時 に上記シェルの内壁面に当接して弁プランジャをバルブボデイに対する前進位置 に保持するキー部材とを備えたものが知られている。 上記弁機構を有する負圧式ブレーキ倍力装置の非作動時には、上記弁体が弁プ ランジャの第2弁座に着座し、シェル内の変圧室と大気とを連通する通路を閉鎖 して上記変圧室への大気の流入を阻止しており、他方、弁体がバルブボデイの第 1弁座から離座されて上記変圧室は負圧が常に導入されている定圧室に連通して いる。 この状態からブレーキペダルが踏み込まれて入力軸および該入力軸に連結され た上記弁プランジャが一体に前進されると、上記弁体は弁プランジャの第2弁座 に着座した状態で一体に前進されるようになり、やがて該弁体は上記バルブボデ イの第1弁座に着座されて上記変圧室と定圧室との連通を遮断する。なおも入力 軸および弁プランジャが前進されると、上記バルブボデイの第1弁座に着座され て前進が停止された弁体が弁プランジャ第2弁座から離座するので、大気が弁体 と第2弁座との間隙を介して変圧室に流入する。 その結果、バルブボデイと一体に設けられたパワーピストン前後の定圧室と変 圧室との間に負圧と大気圧とによる差圧が生じるので、上記パワーピストンおよ びバルブボデイはその差圧力によって前進され、このバルブボデイに連動するプ ッシュロッドを前進させてブレーキを作動させる。 そしてブレーキペダルの踏込み力を一定に保持すれば、弁プランジャに対して 相対的にバルブボデイが前進するようになるので、やがてバルブボデイの第1弁 座に着座している弁体が弁プランジャの第2弁座に着座して上記変圧室への大気 の流入を遮断し、これによりサーボバランス状態となる。 この状態から上記ブレーキペダルの踏み込みを解除すると、上記入力軸および 弁プランジャが後退され、弁プランジャの第2弁座に着座している弁体も一体に 後退されるので、該弁体は第1弁座から離座される。これにより変圧室と定圧室 とが連通するので、変圧室内の大気は定圧室に逃げ、それにより上記パワーピス トン前後の圧力差が小さくなるので、パワーピストンはリターンスプリングによ って後退されるようになる。 このとき弁プランジャは、キー部材によってバルブボデイに対する後退が規制 されており、かつ上記キー部材はバルブボデイにその軸方向に進退動可能に設け られているので、その後退位置では、上記弁プランジャの第2弁座に着座した弁 体はバルブボデイの第1弁座から大きく離隔し、変圧室と定圧室との間の流路面 積を充分に確保している。 上記バルブボデイの後退が続くと、やがてキー部材がシェルの内壁面に当接し てその後退が停止され、これによりキー部材に連動する弁プランジャもその後退 が規制される。他方、上記キー部材は上記バルブボデイに進退動可能に設けられ ているため、上記バルブボデイはなおも後退を続け、やがてシェルの内壁面に当 接し停止しているキー部材にバルブボデイが当接してその後退が停止される。 この状態では、弁プランジャはキー部材に連動して相対的にバルブボデイに対 して前進されているので、弁プランジャの第2弁座に着座している弁体も相対的 にバルブボデイに対して前進され、該バルブボデイの第1弁座に近接する。 したがって、次のブレーキペダル踏み込み時には、上記弁体が直ちに上記第1 弁座に着座するので、弁体が第1弁座に着座するまでの間のロスストロークを小 さくすることができる。
【考案が解決しようとする課題】
上述の説明から理解されるように、ロスストロークを小さくするためには、ブ レーキ倍力装置の非作動状態において、弁体をできるだけ第1弁座に近接させれ ばよい。しかしながら、第1弁座と弁体との隙間が微少となるように設定すると 、弁プランジャの第2弁座に着座している弁体が第1弁座にも着座する虞がある 。 そのような事態が生じた場合には、上記定圧室と変圧室とに大気が導入されて いる状態で定圧室に負圧を導入すると、上記弁体が第1弁座に着座しているので 該負圧は変圧室に導入されることがなく、したがってブレーキペダルを踏まなく ても定圧室内の負圧と変圧室内の大気圧とによりパワーピストンおよびバルブボ デイが前進されるようになる。バルブボデイが僅かに前進されると、ブレーキペ ダルを踏まない状態では直ちにサーボバランス状態になるが、パワーピストンお よびバルブボデイの僅かな前進によりブレーキペダルを踏まなくても僅かにブレ ーキ作動状態となることがあり、ブレーキの引き摺りを起こす危険性があった。 したがって従来、上記ロスストロークを小さくするとしても確実に弁体が第1 弁座に着座するのを防止する必要があり、ロスストロークを小さくすることに一 定の限界があった。 本考案はそのような事情に鑑み、従来に比較して一層ロスストロークを小さく 設定することが可能なブレーキ倍力装置の弁機構を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
すなわち、本考案は、上述した従来のブレーキ倍力装置の弁機構において、上 記第1弁座に弁体が着座する際のそれぞれのシート部における少なくとも一方に 、対向位置のシート部の一部に当接する当接部を形成するとともに、該当接部の 隣接位置に連通部を形成し、上記当接部がシート部に所定値未満の作用力で当接 した際には、上記連通部を介して両シート部の内外を連通させるように構成し、 上記当接部が所定値以上の作用力でシート部に当接した際には、弁体の弾性変形 によって上記連通部を閉鎖して、両シート部の内外の連通を遮断するように構成 したものである。
【作用】
上記構成によれば、ブレーキ倍力装置の非作動状態において上記弁体と第1弁 座とが軽く接触したような場合には、上記当接部が対向位置のシート部の一部に 当接し、かつ上記連通部によって両シート部の内外が連通することができる。そ のため、ブレーキ倍力装置の非作動時には、確実に変圧室と定圧室とを連通させ ておくことができる。 また、ブレーキペダルの踏込みによって上記弁体に所定値以上の作用力が作用 した際には、弁体が弾性変形することによって上記連通部が閉鎖される。これに より、両シート部の内外の連通が遮断され、それによって変圧室と定圧室との連 通が遮断されるので、通常のブレーキ倍力作用を得ることができる。 したがって、弁体と第1弁座とを離隔させておく必要がある従来装置に比較し て、ロスストロークをより小さく設定することが可能となる。
【実施例】
以下図示実施例について本考案を説明すると、図1において、フロントシェル 1とリヤシェル2とで構成した密封容器内は、その中央部に設けたセンタープレ ート3によって前後のフロント室4とリヤ室5との2室に区画してあり、かつ、 上記リヤシェル2およびセンタープレート3の軸部に概略筒状のバルブボデイ6 をそれぞれ環状シール部材7、8により気密を保って摺動自在に貫通させている 。 上記バルブボデイ6には、上記フロント室4とリヤ室5とに収納したフロント パワーピストン9とリヤパワーピストン10をそれぞれ連結するとともに、各パ ワーピストン9、10の後面にフロントダイヤフラム11とリヤダイヤフラム1 2とをそれぞれ張設し、フロントダイヤフラム11の前後に定圧室Aと変圧室B を、またリヤダイヤフラム12の前後にも定圧室Cと変圧室Dを形成している。 上記2つの定圧室A、Cと2つの変圧室B、Dとの間の流体回路を切り換える 弁機構15は上記バルブボデイ6内に設けてあり、該弁機構15は、バルブボデ イ6に形成した環状の第1弁座16と、この環状の第1弁座16よりも内側で上 記バルブボデイ6に摺動自在に設けた弁プランジャ17の右端部に形成した環状 の第2弁座18と、さらに両弁座16、18に図1の右方からばね19によって 着座される、弾性部材からなる弁体20とを備えている。 上記第1弁座16と弁体20とが接触する環状のシート部よりも外周側の空間 は、バルブボデイ6に形成した定圧通路21を介して上記定圧室A、Cに連通さ せてあり、定圧室Aはフロントシェル1に取付けた負圧導入管22を介して図示 しないインテークマニホールドに連通させている。 また上記第1弁座16と弁体20とが接触する環状のシート部よりも内周側で 、第2弁座18と弁体20とが接触する環状のシート部よりも外周側部分、すな わち内外の環状シート部の中間部分の空間は、バルブボデイ6に形成した半径方 向の変圧通路26を介して変圧室Dに連通させ、さらに該変圧室Dをバルブボデ イ6に形成した他の変圧通路27を介して変圧室Bに連通させている。 さらに、上記第2弁座18と弁体20とが接触する内側の環状シート部よりも 内周側の空間は、フィルタ28を介して大気に連通させている。 上記バルブボデイ6に摺動自在に設けた弁プランジャ17の右端部は、図示し ないブレーキペダルに連動させた入力軸29に連結してあり、その左端部は、プ ッシュロッド30の基部に形成した凹部30a に収容したリアクションディスク 31の右端面に対向させている。そして上記プッシュロッド30の左端部は、シ ール部材32を介してフロントシェル1の軸部から摺動自在に外部に突出させて 図示しないマスターシリンダのピストンに連動させている。また、上記バルブボ デイ6は、リターンスプリング33によって通常は図示非作動位置に保持してい る。 上記弁プランジャ17がバルブボデイ6から抜出るのを防止するキー部材36 は、バルブボデイ6と弁プランジャ17とのそれぞれに対して所定量だけ軸方向 に移動可能となっており、かつブレーキ倍力装置の非作動状態では、上記キー部 材36をリヤシェル2の内壁面に当接させている。この状態では、キー部材36 は弁プランジャ17をバルブボデイ6に対して前進させて弁体20を第1弁座1 6に近接させており、この状態からブレーキペダルが踏込まれて入力軸29およ び弁プランジャ17が作動された際には、直ちに上記弁機構15による流体回路 の切換え動作が得られるようにしている。 さらに、本実施例は、図2ないし図3に拡大して示すように、上記第1弁座1 6におけるシート部の円周方向4箇所に、弁体20側にむけて膨出する突起45 を設けている。また、これら円周方向4箇所の突起45の隣接位置の空間によっ て連通部46を形成している。 そして、ブレーキ倍力装置の非作動状態において上記弁体20と第1弁座16 の両シート部が相互に接触する程度まで近接した際には、上記突起45が弁体2 0側のシート部に当接し、かつその際の突起45から弁体20のシート部に対す る作用力は小さいので、上記連通部46を介して両シート部の内外が連通し、そ れによって両定圧室A,Cと変圧室B,Dとが確実に連通するようになっている 。 これに対して、ブレーキペダルが踏み込まれる倍力装置の作動時には、上記突 起45から弁体20に対して所定値以上の作用力が作用するようになるので、そ の際には、弁体20が弾性変形することによって上記突起45が弁体20内に埋 没するようになっている。これによって、弁体20と第1弁座16との両シート 部の全域が相互に接触するので、上記連通部46が閉鎖されて、両シート部の内 外の連通が遮断される。その際には、両定圧室A,Cと変圧室B,Dとの連通が 阻止されるようになっている。 以上の構成において、図示しないブレーキペダルが踏込まれて入力軸29およ び弁プランジャ17が左行されると、先ず弁体20が第1弁座16の突起45に 当接する。その後、引続き入力軸29および弁プランジャ17が左行されると、 上記突起45が弁体20内に埋没することで上記連通部46が閉鎖されるので、 弁体20と第1弁座16のシート部が相互に接触し、定圧室A、Cと変圧室B、 D間の連通を遮断する。 さらに入力軸29および弁プランジャ17が左行されると、弁プランジャ17 の第2弁座18が弁体20から離隔して大気と変圧室B、Dとが連通し、大気が 上記変圧室B、D内に供給される。これにより従来周知のタンデムブレーキの倍 力装置と同様に、各パワーピストン9、10前後の圧力差によりパワーピストン 9、10およびバルブボデイ6がリターンスプリング33の弾撥力に抗して前進 され、ブレーキ作用が行なわれる。 また、上記ブレーキ作動状態からブレーキペダルの踏力を解放すれば、弁プラ ンジャ17の第2弁座18が弁体20に着座して変圧室B、Dと大気との連通を 遮断するとともに、弁体20が第1弁座16から離座して変圧室B、Dを定圧室 A、Cに連通させるので、パワーピストン9、10はリターンスプリング33に よって元の非作動位置に復帰されるようになる。 さらに上記パワーピストン9、10の後退によってキー部材36がリヤシェル 2の内面に当接するとこれに連動する弁プランジャ17の後退は停止するが、パ ワーピストン9、10およびバルブボデイ6の後退は継続し、そのバルブボデイ 6の後退によってバルブボデイ6の第1弁座16が弁体20に近接して両者の間 隙がほぼ零となると、バルブボデイ6がキー部材36に当接して停止する。した がって、次に再び入力軸29が前進された際には直ちに弁機構15の流路が切換 えられることとなる。 そして上記ブレーキ倍力装置の非作動状態において、第1弁座16と弁体20 との両シート部が軽く接触する程度に近接した場合には、上記第1弁座16の突 起45が弁体20側のシート部に当接し、弁体20と第1弁座16との両シート 部を離隔させる。そのため、上記連通部46を介して定圧室A、Cと変圧室B、 D間の連通を確保することができる。 このとき、万一、上記定圧室A、Cと変圧室B、D間の連通を確保できないと 、ブレーキ倍力装置の組立て時や長期間の放置によって上記定圧室A、Cと変圧 室B、Dとに大気が導入されている状態で定圧室A、Cに負圧を導入した際に、 該負圧を変圧室B、Dに導入することができないので、パワーピストン9、10 の前後に圧力差が発生する。これによりブレーキペダルを踏まなくてもパワーピ ストン9、10およびバルブボデイ6が前進されてブレーキの引き摺りを起こす 危険性がある。 しかしながら、本実施例のように、ブレーキ倍力装置の非作動状態において、 上記突起45と連通部46とによって上記定圧室A、Cと変圧室B、D間の連通 を確保できれば、上記定圧室A、Cと変圧室B、Dとに大気が導入されている状 態で定圧室A、Cに負圧を導入した際に、該負圧を変圧室B、Dに導入すること ができるので、パワーピストン9、10の前後に圧力差が発生することがない。 そのため、ブレーキ倍力装置の非作動状態における弁体20と第1弁座16と の間隔を出来るだけ近接させたとしても、ブレーキの引き摺りを起こす危険性が ない。したがって、ブレーキペダルを踏み込んでブレーキ倍力装置を作動させる 際のロスストロークを小さく設定することが可能となる。 (第2実施例) 次に図4ないし図5は本考案の第2実施例を示したものである。上記第1実施 例が第1弁座16のシート部に弁体20側にむけて膨出する突起45を設けてい たのに対して、この第2実施例では、第1弁座116と接離する弁体120のシ ート部側に、第1弁座116にむけて膨出する突起145を形成したものである 。そして、この突起145の隣接位置に形成される空間部によって連通部146 を形成している。 このような構成の第2実施例であっても上述した第1実施例と同様の作用効果 を得ることができる。なお、この第2実施例では上記第1実施例と対応する各部 材に、それぞれ100を加算した部材番号を付している。 (第3実施例) さらに、図6ないし図7は本考案の第3実施例を示したものである。この第3 実施例では、上記両実施例における突起45,145の代わりに、平坦な第1弁 座216のシート部側に凹部を設けたものである。すなわち、第1弁座216側 のシート部の内周縁と対向する弁体220側のシート部には、4か所の円弧状溝 を形成してあり、それら円弧状溝の内部空間によって連通部246を形成すると ともに、隣り合う円弧状溝を区画する境界部によって上記突起45,145に相 当する当接部245を形成している。 このような構成の第3実施例であっても上述した両実施例と同様の作用効果を 得ることができることは明らかである。なお、この第3実施例では上記第1実施 例と対応する各部材には、それぞれ200を加算した部材番号を付している。
【考案の効果】
以上のように、従来はブレーキ倍力装置の非作動状態において、弁体が第1弁 座に着座することがない範囲でロスストロークが小さくなるように設定していた のに対し、本考案によれば弁体が第1弁座に軽く接触しても当接部と連通部とに よってその着座を阻止することができるので、従来に比較してロスストロークを 一層小さくなるように設定することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図。
【図2】図1の要部の拡大図。
【図3】第1弁座16部分の右側面図。
【図4】本考案の第2実施例を示す断面図。
【図5】図4に示す構成部材の左側面図。
【図6】本考案の第3実施例を示す断面図。
【図7】図6に示す構成部材の左側面図。
【符号の説明】
2…リヤシェル 6…バルブボデイ
15…弁機構 16…第1弁座 17…弁プランジャ
18…第2弁座 20…弁体 29…入力軸
36…キー部材 45…突起(当接部) 46…連通部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シェル内に摺動自在に設けたバルブボデ
    イに形成した第1弁座と、上記バルブボデイ内に摺動自
    在に嵌合した弁プランジャと、この弁プランジャに形成
    した第2弁座と、上記第1弁座と第2弁座とに接離され
    て選択的に流体回路を切換える弾性部材からなる弁体
    と、上記バルブボデイにその軸方向に進退動可能に設け
    られ、かつブレーキ倍力装置の非作動時に上記シェルの
    内壁面に当接して弁プランジャをバルブボデイに対する
    前進位置に保持するキー部材とを備えたブレーキ倍力装
    置の弁機構において、 上記第1弁座に弁体が着座する際のそれぞれのシート部
    における少なくとも一方に、対向位置のシート部の一部
    に当接する当接部を形成するとともに、該当接部の隣接
    位置に連通部を形成し、 上記当接部がシート部に所定値未満の作用力で当接した
    際には、上記連通部を介して両シート部の内外を連通さ
    せるように構成し、 上記当接部が所定値以上の作用力でシート部に当接した
    際には、弁体の弾性変形によって上記連通部を閉鎖し
    て、両シート部の内外の連通を遮断するように構成した
    ことを特徴とするブレーキ倍力装置の弁機構。
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