JPH06337617A - 電子写真製版装置 - Google Patents

電子写真製版装置

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Publication number
JPH06337617A
JPH06337617A JP5129363A JP12936393A JPH06337617A JP H06337617 A JPH06337617 A JP H06337617A JP 5129363 A JP5129363 A JP 5129363A JP 12936393 A JP12936393 A JP 12936393A JP H06337617 A JPH06337617 A JP H06337617A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing plate
chamber
electrophotographic
liquid developer
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP5129363A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimitsu Sato
吉光 佐藤
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication of JPH06337617A publication Critical patent/JPH06337617A/ja
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  • Cleaning In Electrography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 発熱源の発する熱による電子写真刷版の品質
低下を防止すると共に消費電力の低減を図ることのでき
る電子写真製版装置を提供すること。 【構成】 現像定着処理部22の外装のボックス40内
部を、隔壁42、44、46、48、58、60、62
によって現像室50、乾燥室52、定着室54、エッジ
処理・版冷却室56、トナー室64、動力室66、電装
室68、冷却水タンク室70に区画し、各室にそれぞれ
排気用のファン(98、148、150、106、16
0、177、192を連結する。各室が独立しており、
各室毎に排気をすることができるため、乾燥室52、定
着室54の熱が他の室へ伝達することが防止され、熱の
影響によるダイレクト刷版12の画像品質低下を防止す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電潜像が形成された
電子写真刷版を、現像処理部、定着処理部、溶出処理部
等を経て処理する電子写真製版装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、製版装置として、静電潜像が形成
された平板状の電子写真刷版を液体現像剤で現像し、現
像後の電子写真刷版を加熱定着処理する電子写真製版装
置が使用されている。
【0003】図7に示すように、従来、この種の電子写
真製版装置300には描画部(図示省略)、現像部30
2、スクイズ部304、乾燥部306、定着部308、
エッジ処理部310、冷却部312及び、溶出部(図示
省略)等の多数の処理部を有し、これらが順に連結され
ている。
【0004】描画部では、電子写真刷版301を帯電器
で帯電させ、その後レーザービームによって静電潜像を
形成する。
【0005】静電潜像が形成された電子写真刷版301
は現像部302でトナー粒子とキャリア液とからなる液
体現像剤で現像される。この現像工程では、電子写真刷
版301の静電潜像部分にトナー粒子が付着して、静電
潜像が顕像化される。現像の終了した電子写真刷版30
1は、ベルトコンベア314によって搬送され、スクイ
ズ部304で、余剰の液体現像剤が除去され、乾燥部3
06ではヒーター315とファン317とによって温風
が送風され湿潤したトナー画像が乾燥される。
【0006】さらに、電子写真刷版301は、定着部3
08へ搬送され、ハロゲンランプ316の輻射熱によっ
て加熱され、トナー粒子が溶融固着される。
【0007】定着処理された電子写真刷版301は、エ
ッジ処理部310で面取り処理され、次に冷却部312
で冷却され、その後、溶出部へ搬送され、溶出液によっ
て非画像部分が溶出される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
電子写真製版装置300では、数多くの処理部が設けら
れているため、出来るだけ各処理部を接近させて配置
し、装置の小型化を図っている。
【0009】このため、従来の電子写真製版装置300
では、図に示すように、現像部302、スクイズ部30
4、乾燥部306、定着部308、エッジ処理部310
及び冷却部312を一つのボックス318に納め、小型
化を図っていた。
【0010】このような電子写真製版装置300では、
熱の影響によって電子写真刷版の画像品質が低下するこ
とが知られている。
【0011】例えば、定着部308及び乾燥部306の
熱が現像部302へ伝達して、現像部302の温度が上
昇すると、画像の網点シャドー部がツブレ傾向となる。
【0012】また、定着部308での温度が高過ぎる場
合にも、同じく画像の網点シャドー部がツブレ傾向とな
る。
【0013】さらに、定着部308の熱でエッジ処理部
310の温度が上昇すると、切削性が低下したり、切削
粉が切削面に付着する等の不具合が生じ、冷却部の温度
が上昇すると、即ち、電子写真刷版301の冷却が不十
分であると、溶出部での反応が過剰となり、画像の細線
の細り、飛び、ベタカスレ等が発生する。
【0014】また、定着部308の光が乾燥部306側
へ漏れて湿潤状態のトナー画像部分に光が当たると、ト
ナー画像が滲む場合がある。
【0015】従来の電子写真製版装置300では、ボッ
クス318内を上下に2室に区画し、発熱源である乾燥
部306、定着部308の下部及び上部に吸引部320
を複数個設け、複数個のファン322によって、上部室
内空間の空気を吸引して屋外へ排出する方式をとってい
た。さらに、現像部302とスクイズ部304との間に
は、現像部302へ熱気が行かないように吸気ノズル3
25を配し、ファン327によって熱気を屋外へ排出し
ていた。
【0016】また、下部室内空間には、制御装置等の納
められた電装ボックス324が配設されており、高温と
なることは好ましくないため、複数のファン326によ
って換気をするようになっている。
【0017】乾燥部306、定着部308で発生する熱
量が多量であり、ボックス318内の容量も大きいた
め、画像品質を劣化させないためには換気装置(ファ
ン)の能力が大きなものとなっており、消費電力の低減
が望まれていた。
【0018】本発明は上記事実を考慮し、発熱源の発す
る熱による電子写真刷版の品質低下を防止すると共に消
費電力の低減を図ることのできる電子写真製版装置を提
供することが目的である。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、静電潜像が形成された電子写真刷版を液体現像剤で
現像して静電潜像を顕在化させる現像処理部と、現像処
理された電子写真刷版を乾燥させる乾燥処理部と、乾燥
処理された電子写真刷版を加熱して定着を行う定着処理
部と、定着処理された電子写真刷版を冷却する冷却処理
部と、冷却された電子写真刷版を溶出処理する溶出処理
部と、を備えた電子写真製版装置において、各処理部を
隔壁によって独立させると共に、少なくとも乾燥処理部
及び定着処理部にはそれぞれ独立した排気手段を連結し
たことを特徴としている。
【0020】請求項2に記載の発明は、静電潜像が形成
された電子写真刷版を液体現像剤で現像して静電潜像を
顕在化させる現像処理部を備え、現像処理された前記電
子写真刷版を乾燥、加熱定着処理する電子写真製版装に
おいて、前記液体現像剤を貯留する現像液タンクと、前
記現像液タンクに連結され、電流を流すことによって温
度を制御する電子素子と、前記液体現像剤の温度を測定
する温度計と、前記温度計と前記電子素子とに連結さ
れ、前記液体現像剤の温度を所定値に保つように前記電
子素子に流す電流を制御する制御手段と、を備えたこと
を特徴としている。
【0021】また、請求項3に記載の発明は、静電潜像
が形成された電子写真刷版を液体現像剤で現像して静電
潜像を顕在化させる現像処理部を備え、現像処理された
前記電子写真刷版を乾燥、加熱定着処理する電子写真製
版装において、前記液体現像剤を貯留する現像液タンク
と、長手方向一方が前記現像液タンクの壁面の所定位置
に開口し、長手方向他方が前記現像液タンクの壁面の他
の所定位置に開口する循環パイプと、前記循環パイプの
中間部に設けられ、前記液体現像剤を前記循環パイプを
介して循環させるポンプと、前記循環パイプに連結さ
れ、電流を流すことによって温度を制御する電子素子
と、前記液体現像剤の温度を測定する温度計と、前記温
度計と前記電子素子とに連結され、前記液体現像剤の温
度を所定値に保つように前記電子素子に流す電流を制御
する制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0022】
【作用】請求項1に記載の電子写真製版装置によれば、
静電潜像が形成された電子写真刷版は液体現像剤で現像
されて静電潜像が顕在化される。現像処理された電子写
真刷版は、次に乾燥処理部で乾燥された後、定着処理部
で加熱されて定着処理がなされる。定着処理された電子
写真刷版は、冷却処理部で冷却され、その後に溶出処理
部で溶出処理される。本発明の電子写真製版装置では、
各処理部が隔壁によって独立しており、少なくとも乾燥
処理部及び定着処理部にはそれぞれ独立した排気手段が
連結されているため、乾燥処理部や定着処理部の熱が他
の処理部へ伝達することが防止され、熱の影響による電
子写真刷版の画像品質低下を防止することができる。な
お、定着処理部において光を発するヒーター等を用いる
場合においては、隔壁によって定着処理部からの漏れ光
を遮光することができ、光が照射されることによって起
こる電子写真刷版の画像品質低下を防止することができ
る。また、排気手段は、各処理部に見合った排気容量の
ものを連結すればばよいため、最小限の排気手段で最大
限の排気効率を得ることができる。
【0023】なお、乾燥処理部及び定着処理部のみなら
ず、現像処理部、冷却処理部及び溶出処理部にそれぞれ
専用の排気手段を連結してもよい。これら現像処理部、
冷却処理部及び溶出処理部は、それぞれが独立して乾燥
処理部及び定着処理部から隔離されているため、これら
の処理部に連結する排気手段は、容量の小さなもので済
む。
【0024】請求項2に記載の電子写真製版装置によれ
ば、静電潜像が形成された電子写真刷版は、現像処理部
において液体現像剤で現像されて静電潜像が顕在化され
る。現像処理された電子写真刷版は、乾燥処理がなされ
た後に加熱定着処理がなされる。現像処理部で使用され
る液体現像剤の温度は温度計によって測定され、液体現
像剤の温度が所定温度よりも下がった場合には、制御手
段は現像液タンクを加温するように電子素子に流す電流
の向き及び大きさを制御し、所定温度よりも上がった場
合には、制御手段は現像液タンクを冷却するように電子
素子に流す電流の向き及び大きさを制御する。これによ
って、環境温度及び乾燥、加熱定着等によって発生する
熱で液体現像剤の温度が変化することが無くなり、最良
の温度条件で電子写真刷版の現像処理を行うことができ
る。
【0025】また、請求項3に記載の電子写真製版装置
によれば、静電潜像が形成された電子写真刷版は、現像
処理部において液体現像剤で現像されて静電潜像が顕在
化される。現像処理された電子写真刷版は、乾燥処理が
なされた後に加熱定着処理がなされる。現像液タンク内
に貯留された液体現像剤は、ポンプによって循環パイプ
内を流れて攪拌され、タンク内の温度むらが防止され
る。さらに、液体現像剤の温度が温度計によって測定さ
れ、液体現像剤の温度が所定温度よりも下がった場合に
は、制御手段は循環パイプを加温するように電子素子に
流す電流の向き及び大きさを制御し、所定温度よりも上
がった場合には、制御手段は循環パイプを冷却するよう
に電子素子に流す電流の向き及び大きさを制御する。循
環パイプを流れる液体現像剤を電子素子によって冷却ま
たは加熱されて、現像液タンク内の液体現像剤の温度が
所定温度に保たれる。これによって、環境温度及び乾
燥、加熱定着等によって発生する熱で液体現像剤の温度
が変化することが無くなり、最良の温度条件で電子写真
刷版の現像処理を行うことができる。
【0026】
【実施例】
〔第1実施例〕以下本発明の第1実施例を図1〜図4に
したがって説明する。
【0027】図2に示すように、本実施例で用いられる
電子写真刷版としてのダイレクト刷版12は薄肉板状の
電子写真刷版であり、導電性支持体14の片面に光導電
性感光層16が形成されて画像形成面とされている。導
電性支持体14は、アルミニウム材で形成されており、
厚さは約0.3mmとされている。また、導電性支持体1
4は光導電性感光層16との境界面に親水化処理がなさ
れている。なお、本実施例では、光導電性感光層16と
して有機光導電性感光体が使用されている。
【0028】図3に示すように、本発明の適用された電
子写真製版装置10には、ダイレクト刷版12の搬送方
向上流側に描画部18が配設されており、描画部18の
図3の矢印B方向には、排版部20が配設されている。
排版部20の図3矢印A方向には、現像定着処理部2
2、溶出処理部24、乾燥部26、待機部28が順に配
設されており、待機部28の図3矢印B方向とは反対方
向には、パンチヤー部30及び版曲げ部32が配設され
ている。
【0029】(描画部18)図4に示すように、描画部
18にはダイレクト刷版12を載置する搬送台34が備
えられており、この搬送台34は図示されない搬送手段
によって図4の矢印A方向及び矢印A方向とは反対方向
へ移動できる。なお、ダイレクト刷版12は、光導電性
感光層16を上側にして、長手方向が矢印A方向及び矢
印A方向とは反対方向に沿って搬送台34へ載置される
(図3参照)。
【0030】描画部18の上側の図4の矢印A方向及び
矢印A方向とは反対方向中間部には、ダイレクト刷版1
2の光導電性感光層16をプラスに帯電させる帯電器3
6が備えられており、この帯電器36の図4矢印A方向
側には露光部38が配置されている。露光部38には半
導体レーザ(図示せず)が備えられており、帯電後の光
導電性感光層16のうち画像部へレーザビームを照射
し、画像を走査露光する。なお、描画部18には、露光
後のダイレクト刷版12を排版部20へ排版する図示さ
れない挟持爪が備えられている。また、描画部18は図
示されないカバーによって覆われており、内部へ外光が
入らないようにされている。
【0031】(排版部20)図3に示すように、排版部
20にはコンベア装置(図示せず)が備えられており、
露光後のダイレクト刷版12を図3の矢印A方向の現像
定着処理部22へ搬送する。なお、この排版部20も、
描画部18と同様に図示されないカバーによって覆われ
ており、内部へ外光が入らないようにされている。
【0032】(現像定着処理部22)図1に示すよう
に、現像定着処理部22は、ボックス40を有し、この
ボックス40の内部は、隔壁42によって上下に区画さ
れている。
【0033】隔壁42の上側は、さらに隔壁44、4
6、48によって搬送方向に4室に区画され、搬送方向
上流側から、現像室50、乾燥室52、定着室54、エ
ッジ処理・版冷却室56とされている。
【0034】一方、隔壁42の下側は、隔壁44、46
に連結された隔壁58、60と、隔壁62とによって4
室に区画され、搬送方向上流側から、トナー室64、動
力室66、電装室68、冷却水タンク室70とされてい
る。
【0035】なお、隔壁44、46、48、58、60
は、断熱効果の高い材質で形成されているが、2重構造
としたり、グラスウール等の断熱材を貼り付けて断熱効
果を高めるようにしてもよい。 (現像室50)現像室50には、ダイレクト刷版12の
搬送方向上流側及び下流側両端部が開口した中空の枠体
72が備えられている。
【0036】この枠体72は、ダイレクト刷版12の搬
送方向下流側が上流側よりも下方に位置し、水平に対し
て約7°傾斜している。枠体72は樹脂などの絶縁材料
によって形成されており、内壁上面には現像電極74が
取付けられている。
【0037】現像電極74には、図示されない電源のプ
ラス側が接続されている。また、枠体72の上流側及び
下流側の下方には、電源のマイナス側に接続された一対
の接地端子80が配設されている。これらの接地端子8
0は枠体72内をダイレクト刷版12が通過する際に、
ダイレクト刷版12の導電性支持体14に接触するよう
になっている。
【0038】現像電極74の上流側上方には、枠体72
内に液体現像剤を付与する送液ノズル82が配置されて
いる。
【0039】これらの現像液は、一般にキャリア液、ト
ナー粒子を形成する着色剤、着色剤の定着性を付与する
高分子樹脂からなる被覆剤、トナー粒子の分散を促進し
たり、分散の安定化の働きをする分散剤及びトナー粒子
の極性と荷電量をコントロールする荷電調整剤からな
る。本実施例で使用する現像液は、公知の現像液を使用
することができる。この現像液としては、例えば特公昭
35−5511、特公昭35−13424、特公昭50
−40017、特公昭49−98634、特公昭58−
129438、特開昭61−180248、電子写真技
術の基礎と応用(電子写真学会編、コロナ社(198
8))等で開示された現像液が挙げられる。
【0040】現像電極74の下流側には、ダイレクト刷
版12に付着した余分な現像液を絞り取るための絞りロ
ーラ対84が配置されており、この絞りローラ対84
は、図示されない駆動手段によって回転され、ダイレク
ト刷版12を挟持して矢印A方向へ水平に搬送するよう
になっている。
【0041】枠体72及び絞りローラ対84の下側に
は、枠体72から排出された液体現像剤を回収するため
の現像液受け86が配設されている。
【0042】現像液受け86の上側には、液体現像液の
蒸気が周囲に飛散しないように現像液受け86の上部を
囲う蒸発防止カバー88が配設されている。蒸発防止カ
バー88には、上流側及び下流側にダイレクト刷版12
が出入りするためのスリット状の開口部90、91が形
成されており、これらの開口部90、91の内側には、
内部に光が入り込まないようにそれぞれシャッター9
2、93が設けられている。
【0043】本実施例では、ダイレクト刷版12の現像
は反転現像で行われ、プラスに帯電されたダイレクト刷
版12をプラスの電荷を有するトナーで現像する。
【0044】現像室50と乾燥室52とを区画する隔壁
44には、蒸発防止カバー88の開口部90に対向した
位置にスリット状の刷版挿通孔94が形成されている。
刷版挿通孔94の乾燥室52側にはシャッター96が設
けられており、刷版挿通孔94を介する空気の移動を遮
断できるようになっている。
【0045】また、現像室78の側壁には、現像室78
内の空気を排出するための排気手段としてのファン98
が取り付けられている。
【0046】なお、枠体72、現像電極74、送液ノズ
ル82、接地端子80等によって現像処理部が構成され
ている。 (トナー室64)トナー室64には、現像液タンク10
0及び補充タンク102が設けられている。現像液タン
ク100及び補充タンク102には、それぞれ液体現像
剤が貯められており、現像液タンク100の液体現像剤
が図示されないポンプによって送液ノズル82へ供給さ
れるようになっている。
【0047】現像液タンク100には、現像液受け86
の底部に連結された回収パイプ87の下端部が挿入され
ており、現像液受け86に落下した液体現像剤が現像液
タンク100内に回収できるようになっている。
【0048】なお、現像液タンク100の内部には、液
体現像剤を所定温度以下に保つように、冷却水の通る冷
却パイプ104が配設されている。
【0049】また、トナー室64の側壁には、トナー室
64内の空気を排出するためのファン106が取り付け
られている。 (乾燥室52)乾燥室52には、隔壁42の上側にダイ
レクト刷版12を搬送するベルトコンベア110が配設
されている。このベルトコンベア110のベルト112
は簾状とされており、搬送方向と直交方向(上下方向)
に空気が通過できるように構成されている。
【0050】ベルトコンベア110の上方には、上流側
にエアーナイフ114が備えられている。エアーナイフ
114は、絞りローラ対84から搬出されたダイレクト
刷版12の画像形成面へエアーを噴出させる。
【0051】エアーナイフ114の下流側にはダイレク
ト刷版12へ温風を送風するドライヤ116が備えられ
ている。ドライヤ116は、下方が解放されたカバー1
18を有し、カバー118の内部には、長手方向がベル
トコンベア110の幅方向とされた棒状フィンヒーター
120が一対設けられている。棒状フィンヒーター12
0の上側には、棒状フィンヒーター120を介してダイ
レクト刷版12へ送風をする送風ファン122が設けら
れている。
【0052】一方、乾燥室52と定着室54とを区画す
る隔壁46には、ダイレクト刷版12を定着室54へ搬
送できるようにスリット状の刷版挿通孔124が形成さ
れている。
【0053】また、乾燥室52の天板には、乾燥室52
内に外気を導入するためのファン125が取り付けられ
ている。
【0054】なお、カバー118、棒状フィンヒーター
120等によって、乾燥処理部が構成されている。 (定着室54)定着室54には、隔壁42の上側にダイ
レクト刷版12を搬送するベルトコンベア126が配設
されている。このベルトコンベア126も、乾燥室52
のベルトコンベア110と同様に簾状のベルト128を
有しており、搬送方向と直交方向(上下方向)に空気が
通過できるように構成されている。
【0055】ベルトコンベア126の上側には、定着装
置130が配設されている。定着装置130は、ベルト
コンベア126の上方及び側方を覆うボックス状のカバ
ー132を有している。
【0056】カバー132の矢印A方向側の縦壁には、
ベルトコンベア126の逃げ用に切欠134が形成され
ており、矢印A方向とは反対方向の縦壁にも、同様に切
欠136が形成されている。
【0057】カバー132の内部には、ベルトコンベア
126の上方に加熱定着用のハロゲンランプ138が複
数個設けられている。ハロゲンランプ138は長い棒状
とされ、長手方向がベルトコンベア126の幅方向(図
1紙面垂直方向)とされている。ハロゲンランプ138
の上側には、ハロゲンランプ138から照射される光を
下方へ反射させる反射板140が配設されている。な
お、ハロゲンランプ138の直下には、ハロゲンランプ
138を保護するための図示されないワイヤーが水平に
張られている。
【0058】カバー132の天板には、送風ファン14
2が複数個設けられており、これらの送風ファン142
は下方へ送風するようになっている。
【0059】一方、定着室54の天板には、定着室54
内に外気を導入するためのファン144が取り付けられ
ている。
【0060】また、定着室54とエッジ処理・版冷却室
56とを区画する隔壁48には、定着処理されたダイレ
クト刷版12をエッジ処理・版冷却室56へ搬送できる
ようにスリット状の刷版挿通孔145が形成されてい
る。
【0061】なお、カバー132、ハロゲンランプ13
8、反射板140等によって定着処理部が構成されてい
る。 (動力室66)動力室66には、排気ボックス146が
設けられており、この排気ボックス146の壁面には排
気手段としてのファン148及びファン150が取り付
けられている。ファン148は、乾燥室52との隔壁4
2に設けられた吸い込み口152、ダクト154を介し
て、エアーナイフ114及びドライヤ116から出され
た空気及び乾燥室52内の空気を吸引して排気ボックス
146内へ排出するようになっており、ファン150
は、定着室54との隔壁42に設けられた吸い込み口1
56、ダクト158を介して、送風ファン142によっ
て送風された空気及び定着室54の空気を吸引して排気
ボックス146内へ排出するようになっている。また、
排気ボックス146には、排気ボックス146内の空気
を屋外へ排出するためのダクト158が接続されてい
る。
【0062】さらに、動力室66には、前述したエアー
ナイフ114に空気を送るブロワ157が配設されてお
り、エアーナイフ114とブロワ157とは、ダクト1
59を介して連結されている。
【0063】また、動力室66の側壁には、動力室66
内の空気を排出するためのファン160が取り付けられ
ている。 (エッジ処理・版冷却室56)エッジ処理・版冷却室5
6には、ダイレクト刷版12を矢印A方向に搬送する複
数の搬送ローラ対162が設けられている。
【0064】ダイレクト刷版12の搬送経路の上側に
は、搬送方向上流側に、ダイレクト刷版12の搬送方向
に沿った方向の側端部の画像形成面側角部を面取りする
回転式の超硬カッタ装置164が設けられている。な
お、超硬カッタ装置164は、側方及び上方がカバー1
66で覆われている。
【0065】超硬カッタ装置164よりも搬送方向下流
側には、冷却処理部を構成する冷却装置168が配設さ
れている。冷却装置168は、搬送ローラ対162の下
側に受け皿170を備えており、ダイレクト刷版12の
搬送経路の下側には、ダイレクト刷版12の下面を支持
して矢印A方向へ導くスプレーベッド172が備えられ
ている。
【0066】受け皿170の上側には、ダイレクト刷版
12の搬送路を挟んで上下両側にスプレーパイプ174
が複数本配設されいる。スプレーパイプ174は長手方
向がダイレクト刷版12の幅方向とされ、図示されない
スプレー孔からダイレクト刷版12へ向けて冷却水をス
プレーするようになっている。
【0067】スプレーベッド172よりも下流側には、
ダイレクト刷版12に付着した水分を除去するためのス
クイズローラ175が配設されている。
【0068】なお、ダイレクト刷版12の搬送経路の上
側には、受け皿170の上側を覆うカバー176が配設
されている。
【0069】また、エッジ処理・版冷却室56の側壁に
は、エッジ処理・版冷却室56内の空気を排出するため
の排気手段としてのファン177が取り付けられてい
る。 (冷却水タンク室70)冷却水タンク室70には、冷却
水タンク178、ポンプ180、冷却装置182が配設
されている。冷却水タンク178には、冷却水が貯めら
れており、この冷却水はポンプ180によって、スプレ
ーパイプ174内に汲み上げられ、スプレー孔からダイ
レクト刷版12へ向けてスプレーされる。
【0070】この冷却水タンク178には、受け皿17
0の底部に連結された回収パイプ184の下端部が挿入
されており、受け皿170の冷却水が冷却水タンク17
8内に回収できるようになっている。なお、回収パイプ
184の中間部には、異物を取り除くフィルタ(図示せ
ず)が介在されている。
【0071】また、冷却水タンク178の内部には、冷
却装置182の冷却器186及び冷却水の温度を検出す
る図示されない温度センサーが設けられている。温度セ
ンサーは、図示されない制御装置に連結されており、制
御装置は温度センサーからの温度信号に基づいて冷却装
置182の運転を制御する。
【0072】さらに、冷却水タンク178には、冷却水
を補充するためのパイプ188が接続されている。 (電装室68)電装室68には、配電盤、制御装置等が
収納された電装ボックス190が格納されており、側壁
には、電装室68内の空気を排出するためのファン19
2が取り付けられている。 (溶出処理部24)図3に示すように、溶出処理部24
にはダイレクト刷版12にアルカリ溶液を付与してダイ
レクト刷版12の非画像部(即ちトナー像が形成された
部分以外の非画像部分)の光導電性感光体層を溶出する
溶出部194、ダイレクト刷版12に付着した余剰なア
ルカリ溶液を除去するスクイズ部196、スクイズされ
たダイレクト刷版12を水洗してアルカリ溶液を除去す
る水洗部198、水洗されたダイレクト刷版12にガム
液を塗布するガム液塗布部200が設けられている。 (乾燥部26)乾燥部26には、ガム液が塗布されたダ
イレクト刷版12を乾燥させる図示されない乾燥装置が
設けられている。 (待機部28)待機部28には図示されないコンベア装
置が備えられており、このコンベア装置はダイレクト刷
版12を図3の矢印B方向とは反対方向へ搬送する。 (パンチヤー部30)パンチヤー部30には、ダイレク
ト刷版12に版掛け時の位置決め用の切欠を形成するポ
ンチ(図示せず)及びダイレクト刷版12を版曲部32
へ搬送する図示されないコンベア装置が備えられてい
る。 (版曲部32)版曲部32にはダイレクト刷版12の長
手方向両端部を所定寸法折り曲げる図示されない折り曲
げ装置が備えられている。
【0073】以下に本実施例の作用を説明する。描画部
18では、未露光のダイレクト刷版12は光導電性感光
層16を上に向け、長手を搬送方向に沿って搬送台34
に載置され、ダイレクト刷版12が載置された搬送台3
4が図示しない駆動装置によって図4の矢印A方向へ移
動される。この移動時に、搬送台34上のダイレクト刷
版12は帯電器36によって光導電性感光層16がプラ
スに帯電される。ダイレクト刷版12が露光部38の直
下へ搬送されると、図示しない半導体レーザより発せら
れる原稿画像に対応したレーザビームが光導電性感光層
16の表面へ照射される。これによって、レーザビーム
が入射された入射部分は導電性になり、光導電性感光層
16の入射部位の表面からプラスの電荷が移動して、画
像情報に相当する静電潜像が形成される。
【0074】静電潜像が形成されたダイレクト刷版12
は、図示しない挟持爪で端部が挟持され、排版部20へ
搬送され、排版部20から現像定着処理部22へと搬出
される。
【0075】現像定着処理部22にダイレクト刷版12
が搬送される前には、シャッター92及びシャッター9
3は閉じられており、現像定着処理部22にダイレクト
刷版12が搬送される直前にシャッター92が開かれ
る。現像定着処理部22に進入したダイレクト刷版12
は、枠体72内を挿通し、ここで液体現像剤のプラスに
帯電されたトナーの粒子が光導電性感光層16の露光さ
れた部位に付着する。
【0076】ダイレクト刷版12の先端が絞りローラ対
84を通過すると、シャッター93及び予め閉じられて
いた乾燥室52のシャッター96が開かれ、ダイレクト
刷版12は乾燥室52に搬送される。なお、ダイレクト
刷版12の後端がシャッター92を通過すると、シャッ
ター92は閉じられる。
【0077】乾燥室52では、ダイレクト刷版12の表
面にエアーナイフ114からエアーが吹き付けられ、表
面に付着した余剰の液体現像剤が取り除かれ、ドライヤ
116の温風で湿潤したトナーが乾燥される。
【0078】なお、ダイレクト刷版12の後端がシャッ
ター93、96を通過すると、シャッター93、96が
閉じられる。
【0079】この乾燥室52では、ファン125によっ
て外気が導入され、ドライヤ116によって温められた
空気は、吸い込み口152、ダクト154、ファン14
8、排気ボックス146、ダクト158を介して屋外へ
排出される。また、この乾燥室52は独立して設けられ
ているため、吸排気用のファン125及びファン148
の能力は、乾燥室52を換気する必要最小限の能力を有
すればよい。
【0080】なお、現像室50と乾燥室52とを区画す
る隔壁44は、断熱性が高められており、刷版挿通孔9
4はダイレクト刷版12の通過時以外ではシャッター9
6で閉じられているため、現像室50が乾燥室52の温
度の影響を受けることは殆どない。
【0081】定着室54内にダイレクト刷版12が至る
と、ダイレクト刷版12はハロゲンランプ138によっ
て加熱され、付着したトナー画像が溶融固着される。な
お、トナーが固着した部分は親油性となる。
【0082】定着室54では、ファン144によって外
気が導入され、ハロゲンランプ138によって温められ
た空気は、吸い込み口156、ダクト158、ファン1
50、排気ボックス146、ダクト158を介して屋外
へ排出される。
【0083】この定着室54は独立して設けられている
ため、吸排気用のファン144及びファン150の能力
は、定着室54を換気する必要最小限の能力を有すれば
よい。
【0084】なお、定着室54と乾燥室52とを区画す
る隔壁46は、断熱性が高められており、隔壁46に設
けられた刷版挿通孔124がスリット状であるため、乾
燥室52が定着室54の温度の影響を受けることは殆ど
ない。さらに、隔壁46を設けたことにより未乾燥状態
のダイレクト刷版12に照射されるハロゲンランプ13
8の光を大幅に低減することができる。これによって、
未乾燥状態のトナー画像の滲みが防止できる。
【0085】定着処理終了後のダイレクト刷版12は、
隔壁48の刷版挿通孔145を挿通し、エッジ処理・版
冷却室56の超硬カッタ装置164によって搬送方向に
沿った側面の角部が面取り処理され、さらに冷却装置1
68へと搬送されてスプレーパイプ174から冷却水が
吹き付けられて速やかに冷却される。ダイレクト刷版1
2に吹き付けられた冷却水は、受け皿170に集めら
れ、図示しないフィルタによって異物が取り除かれた
後、冷却水タンク178内に戻される。
【0086】その後、ダイレクト刷版12はスクイズロ
ーラ175によって、表面に付着した水分が搾り取られ
溶出処理部24へ搬送される。
【0087】定着室54とエッジ処理・版冷却室56と
を区画する隔壁48は、断熱性が高められており、ダイ
レクト刷版12の挿通する刷版挿通孔145はスリット
状であるため、エッジ処理・版冷却室56が定着室54
の温度の影響を受けることは殆どない。このため、エッ
ジ処理・版冷却室56のファン177は換気能力の小さ
いもので済む。
【0088】溶出処理部24へ搬送されたダイレクト刷
版12は、溶出部194でアルカリ溶液に浸漬され、ト
ナーが付着していない光導電性感光体層16、すなわち
非画像領域が溶出される。
【0089】溶出処理後のダイレクト刷版12は、スク
イズ部196で表面に付着したアルカリ溶液がスクイズ
される。
【0090】スクイズされたダイレクト刷版12は水洗
部198に搬送されて水洗され、付着したアルカリ溶液
が完全に除去される。
【0091】ダイレクト刷版12が搬送されてガム液塗
布部200に至ると、ガム液が付与されて非画像部表面
が保護される。
【0092】ガム処理後のダイレクト刷版12が搬送さ
れて、ダイレクト刷版12が乾燥部26に至ると乾燥装
置によって、ダイレクト刷版12に付着したガム液が乾
燥される。これによって、ダイレクト刷版12の非画像
部分(トナーの付着していない部分)が親水化される。
【0093】溶出処理部24で処理されたダイレクト刷
版12は、その後待機部28で一旦待機され、検版作業
等を経て、パンチヤー部30へ送られ図示しないポンチ
によって版掛け時の位置決め用の切欠が形成される。
【0094】パンチヤー部30で位置決め用の切欠が形
成されたダイレクト刷版12は、版曲部32の図示しな
い折り曲げ装置によってダイレクト刷版12の長手方向
両端部が所定寸法折り曲げられる。
【0095】以上をもってダイレクト刷版12の製版工
程が終了する。以上説明したように、本実施例の電子写
真製版装置10では、現像室50、乾燥室52、定着室
54、エッジ処理・版冷却室56、トナー室64、動力
室66、電装室68及び冷却水タンク室70が、隔壁に
よって区画しててそれぞれを独立させ、特に発熱の多い
乾燥室52及び定着室54を断熱性の高い隔壁44、4
6、48で区画して、室の発熱量に応じた吸排気能力を
有するファンを各室に設けたので、本実施例の電子写真
製版装置10は従来の電子写真製版装置よりも換気効率
が高く、省エネルギー化を図ることができる。なお、断
熱性の高い隔壁44、46、48で区画することによ
り、熱気の移動のみならず、発熱源からの輻射熱(赤外
線)の伝達も阻止できるため、輻射熱による悪影響も防
止することができる。
【0096】また、各室のファンは独立しているため、
温度の低い室のファンを停止して、電子写真製版装置1
0の電力消費量をさらに下げることも可能である。この
場合、各室に温度センサ(サーモスタット等)を設け、
室温が所定温度以上に達した時にファンを作動させるよ
うにしてもよい。
【0097】〔第2実施例〕本発明の第2実施例を図5
にしたがって説明する。なお、第1実施例と同一構成に
関しては同一符号を付し、その説明は省略する。
【0098】図5に示すように、本実施例の現像液タン
ク100の底部100Aは、熱伝導率の高い金属板(ア
ルミ、銅等)で形成されており、底部100Aの外側に
は、放熱フィン210の取り付けられた電子素子として
のペルチェ素子212が固着されている。また、放熱フ
ィン210の下側には、放熱フィン210に送風をする
ファン214が設けられている。
【0099】また、現像液タンク100には、ポンプ2
15が取り付けられており、このポンプ215は、パイ
プ213を介して内部の液体現像剤を送液ノズル82へ
供給するようになっている。
【0100】現像液タンク100には、液体現像剤の温
度を測定する温度計としての温度センサー216が設け
られており、温度センサー216は制御装置218に連
結されている。制御装置218は、ペルチェ素子212
とペルチェ素子212に通電をする電源220との間に
設けられたリレー221を制御するようになっており、
所定温度以下になった場合にはペルチェ素子212にか
かる電圧の方向を切り替えて現像液タンク100の底部
100Aを加熱し、所定温度以上になった場合には現像
液タンク100の底部100Aを冷却するようにペルチ
ェ素子212にかかる電圧の方向を切り替えるようにな
っている。また、制御装置218は、ペルチェ素子21
2の通電時にファン214も作動させるようになってい
る。
【0101】なお、制御装置218、電源220及びリ
レー221によって制御手段が構成されている。
【0102】〔第3実施例〕本発明の第3実施例を図6
にしたがって説明する。なお、第1実施例及び第2実施
例と同一構成に関しては同一符号を付し、その説明は省
略する。
【0103】図6に示すように、現像液タンク100に
は、底部100Aにパイプ222の一端が連結されてお
り、パイプ222の他端が側壁100Bに連結されてい
る。
【0104】パイプ222の中間部には、循環ポンプ2
24が連結されており、循環ポンプ224の近傍には、
パイプの外周に密着してアルミ、銅等の熱伝導率の高い
熱伝導部材226が設けられている。この熱伝導部材2
26には放熱フィン210の取り付けられたペルチェ素
子212が固着されている。
【0105】また、熱伝導部材226の周囲は断熱材2
27で覆われており、放熱フィン210の下側には、放
熱フィン210に送風するファン214が設けられてい
る。
【0106】本実施例では、循環ポンプ224で液体現
像剤を循環する際に、熱伝導部材226が設けられたパ
イプ222で、液体現像剤を加温または冷却することが
できる。
【0107】
【発明の効果】以上説明した如く、請求項1に記載の電
子写真製版装置は上記構成としたので、発熱源の発する
熱による電子写真刷版の品質低下を防止すると共に消費
電力の低減を図れるという優れた効果を有する。
【0108】請求項2に記載の電子写真製版装置は上記
構成としたので、現像液タンク内の液体現像剤の温度を
所定温度に保つことができ、電子写真刷版の品質低下を
防止できるという優れた効果を有する。
【0109】また、請求項3に記載の電子写真製版装置
は上記構成としたので、現像液タンク内の液体現像剤を
温度むら無く所定温度に保つことができ、電子写真刷版
の品質低下を防止できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る電子写真製版装置の
現像定着処理部を示す断面図である。
【図2】本発明の電子写真製版装置に用いられるダイレ
クト刷版の構造を示す断面図である。
【図3】本発明の第1実施例に係る電子写真製版装置の
各処理部の配置を示す平面図である。
【図4】図3の描画部の断面図である。
【図5】本発明の第2実施例に係る電子写真製版装置の
現像液タンク周辺を示す一部断面図である。
【図6】本発明の第3実施例に係る電子写真製版装置の
現像液タンク周辺を示す一部断面図である。
【図7】従来の電子写真製版装置の断面図である。
【符号の説明】
10 電子写真製版装置 12 ダイレクト刷版(電子写真刷版) 24 溶出処理部 72 枠体(現像処理部) 74 現像電極(現像処理部) 80 接地端子(現像処理部) 98 ファン(排気手段) 100 現像液タンク 120 棒状フィンヒーター(乾燥処理部) 138 ハロゲンランプ(定着処理部) 148 ファン(排気手段) 150 ファン(排気手段) 168 冷却装置(冷却処理部) 177 ファン(排気手段) 212 ペルチェ素子(電子素子) 216 温度センサー(温度計) 218 制御装置(制御手段) 220 電源(制御手段) 221 リレー(制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像が形成された電子写真刷版を液
    体現像剤で現像して静電潜像を顕在化させる現像処理部
    と、 現像処理された電子写真刷版を乾燥させる乾燥処理部
    と、 乾燥処理された電子写真刷版を加熱して定着を行う定着
    処理部と、 定着処理された電子写真刷版を冷却する冷却処理部と、 冷却された電子写真刷版を溶出処理する溶出処理部と、
    を備えた電子写真製版装置において、 各処理部を隔壁によって独立させると共に、少なくとも
    乾燥処理部及び定着処理部にはそれぞれ独立した排気手
    段を連結したことを特徴とする電子写真製版装置。
  2. 【請求項2】 静電潜像が形成された電子写真刷版を液
    体現像剤で現像して静電潜像を顕在化させる現像処理部
    を備え、現像処理された前記電子写真刷版を乾燥、加熱
    定着処理する電子写真製版装において、 前記液体現像剤を貯留する現像液タンクと、 前記現像液タンクに連結され、電流を流すことによって
    温度を制御する電子素子と、 前記液体現像剤の温度を測定する温度計と、 前記温度計と前記電子素子とに連結され、前記液体現像
    剤の温度を所定値に保つように前記電子素子に流す電流
    を制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする電子写真製版装置。
  3. 【請求項3】 静電潜像が形成された電子写真刷版を液
    体現像剤で現像して静電潜像を顕在化させる現像処理部
    を備え、現像処理された前記電子写真刷版を乾燥、加熱
    定着処理する電子写真製版装において、 前記液体現像剤を貯留する現像液タンクと、 長手方向一方が前記現像液タンクの壁面の所定位置に開
    口し、長手方向他方が前記現像液タンクの壁面の他の所
    定位置に開口する循環パイプと、 前記循環パイプの中間部に設けられ、前記液体現像剤を
    前記循環パイプを介して循環させるポンプと、 前記循環パイプに連結され、電流を流すことによって温
    度を制御する電子素子と、 前記液体現像剤の温度を測定する温度計と、 前記温度計と前記電子素子とに連結され、前記液体現像
    剤の温度を所定値に保つように前記電子素子に流す電流
    を制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする電子写真製版装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008107688A (ja) * 2006-10-27 2008-05-08 Ricoh Co Ltd 画像形成装置の冷却装置
JP2011107219A (ja) * 2009-11-12 2011-06-02 Fuji Xerox Co Ltd 排気装置及び画像形成装置

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JP2008107688A (ja) * 2006-10-27 2008-05-08 Ricoh Co Ltd 画像形成装置の冷却装置
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