JPH0633728U - 自動車用チャイルドシート - Google Patents
自動車用チャイルドシートInfo
- Publication number
- JPH0633728U JPH0633728U JP7646492U JP7646492U JPH0633728U JP H0633728 U JPH0633728 U JP H0633728U JP 7646492 U JP7646492 U JP 7646492U JP 7646492 U JP7646492 U JP 7646492U JP H0633728 U JPH0633728 U JP H0633728U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- child
- cushion
- rear seat
- protruding portion
- Prior art date
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- Pending
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- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 取扱いが容易で、且つ使い勝手が優れている
自動車用チャイルドシートを提供する。 【構成】 リヤシート側へ回動可能な傾倒部2aを有す
るシートバック2を備えたフロントシートと、一部が座
面から起立するようにして成る突出部7を有するシート
クッション3を備えたリヤシートと、を装備し、フロン
トシートのシートバック2の傾倒部2aを回動させて、
リヤシートのシートクッション3の所定位置と連結させ
ることにより、フロントシート及びリヤシート間に架設
・構成されるようにしたものであり、特に、傾倒部2a
に付設したヘッドレスト6を、突出部7が起立すること
によって形成される凹部19に嵌入させることにより、
フロントシートのシートバック2とリヤシートのシート
クッション3とが連結するようになっている。
自動車用チャイルドシートを提供する。 【構成】 リヤシート側へ回動可能な傾倒部2aを有す
るシートバック2を備えたフロントシートと、一部が座
面から起立するようにして成る突出部7を有するシート
クッション3を備えたリヤシートと、を装備し、フロン
トシートのシートバック2の傾倒部2aを回動させて、
リヤシートのシートクッション3の所定位置と連結させ
ることにより、フロントシート及びリヤシート間に架設
・構成されるようにしたものであり、特に、傾倒部2a
に付設したヘッドレスト6を、突出部7が起立すること
によって形成される凹部19に嵌入させることにより、
フロントシートのシートバック2とリヤシートのシート
クッション3とが連結するようになっている。
Description
【0001】
この考案は、乗用車等の車両室内で使用されるチャイルドシートに関する。
【0002】
乗用車等の車両では、幼児等を着座させるためのチャイルドシートが使用され ている。このチャイルドシートは、フロントシート又はリヤシートを利用してそ の適所に設定されるが、通常、これらフロントシート等とは別体として構成され ている。 例えば図6に示したように、シートクッション1及びシートバック2の間にセ ットされたチャイルドシート21は、シートベルト等によってシートに固定され るようになっている。
【0003】 また、例えばチャイルドシート21がフロントシート(助手席)に構成される 場合、特にその隣席の運転者が運転操作を行いながら、チャイルドシート21に 着座している幼児の監視・世話をする場合もある。
【0004】
しかしながら、従来のチャイルドシートでは、フロントシート又はリヤシート と別体式に構成されているため、その着脱に手間がかかり使用上、不便である。 また、フロントシート又はリヤシートから取り外されたチャイルドシートの収納 場所が必要になり、この収納場所がない場合には有効車室スペースが実質的に減 少する。さらに、幼児とその周囲で世話等をする乗員とは、対面式になっていな いため、幼児の世話が行い難い等の問題があった。
【0005】 この考案はかかる実情に鑑み、取扱いが容易で、且つ使い勝手が優れている自 動車用チャイルドシートを提供することを目的とする。
【0006】
この考案の自動車用チャイルドシートは、リヤシート側へ回動可能な傾倒部を 有するシートバックを備えたフロントシートと、一部が座面から起立するように して成る突出部を有するシートクッションを備えたリヤシートと、を装備し、上 記フロントシートのシートバックの傾倒部を回動させて、上記リヤシートのシー トクッションの所定位置と連結させることにより、上記フロントシート及び上記 リヤシート間に架設・構成されるようにしたものである。
【0007】 また特に、上記傾倒部に付設したヘッドレストを、上記突出部が起立すること によって形成される凹部に嵌入させることにより、上記フロントシートのシート バックと上記リヤシートのシートクッションとが連結するようになっている。
【0008】
この考案による自動車用チャイルドシートでは、フロントシートのシートバッ クの傾倒部をリヤシート側へ回動させて、該シートバックをその中段適所で後方 に屈曲させることにより、フロントシート及びリヤシート間にチャイルド用シー ト面が形成される。このように、フロントシートのシートバックを回動させるだ けの簡単な操作で、チャイルドシートを容易に構成することができ、保護者等の 乗員はこのチャイルドシートの隣席で、しかも対面式にリヤシートに着座するこ とができ、極めて世話がし易い配置構成となっている。
【0009】 また、チャイルドシートを構成する場合、上記傾倒部に付設したヘッドレスト を、リヤシートのシートクッションの凹部に嵌入させることにより、該傾倒部を リヤシートのシートクッションに簡単且つ確実に固定することができる。
【0010】
以下、図1乃至図5に基づき、この考案による自動車用チャイルドシートの一 実施例を説明する。 図1は本案自動車用チャイルドシートの全体構成を示している。図において、 1はフロントシートのシートクッション、2はそのシートバック、3はリヤシー トのシートクッション、4はそのシートバックである。 上記シートバック2は、リヤシート側へ回動可能な傾倒部2aを有しており、 可倒式に構成されている。即ち上記傾倒部2aは、常態では二点鎖線により示し たように、シートクッション1から起立し、ロック手段5によってその起立状態 に保持されるようになっていると共に、該ロック手段5のロックを解除すること により図示のようにリヤシート側へ傾倒する。また傾倒部2aの頂部にはヘッド レスト6が付設されている。
【0011】 また、7は、上記リヤシートのシートクッション3の一部がその座面から起立 して成る突出部である。突出部7は、その端部が図2に示したように、シートク ッション3に回動可能に支持されている。
【0012】 図3及び図4は上記突出部7の回動機構を示している。図において、突出部7 は、これに固定しているシャフト8を中心にして回動するが、このシャフト8の 端部にはラチェット9が取り付けられている。ラチェット9は、ラチェットスト ッパ10と係合するようになっていて、このラチェットストッパ10はリーフス プリング11を介して押ボタン12に取り付けられている。そして、この押ボタ ン12をリバーススプリング13の弾力に抗して、シャフト8の軸方向に沿って 押し込むことにより、ラチェット9及びラチェットストッパ10の係合が解除さ れるようになっている。
【0013】 上記押ボタン12は図1に示されるように、シートクッション3の外側部に設 置されており、その操作を外部から行い得るようになっている。 この押ボタン12の操作により、突出部7をシートクッション3の座面から起 立させることができるが、図5を参照すると、突出部7の端部には支軸14を介 してトレイ15が開閉自在に設けられている。 トレイ15の内側には、カップホルダ,哺乳瓶等のための収容部15aが設け られている。また、このトレイ15を開くことにより、照明機器16が露出する ようになっており、この照明機器16に対応するようにトレイ15には窓部17 が開設されていて、トレイ15を閉めた状態(図5、二点鎖線参照)でも該窓部 17を介して照明機器16の照明光が外部へ照射されるようになっている。
【0014】 上記の場合、図1に示したように、シートバック2の基部2bからは、リトラ クト式のシートベルト18が引き出されるようになっいる。一方、図2に示した ように、突出部7をシートクッション3から起立させると、シートベルト18の ためのアンカー19を取り出して、該シートベルト18と結合させることができ るようになっている。
【0015】 この考案の自動車用チャイルドシートは上記のように構成されており、ロック 手段5のロックを解除して、フロントシートのシートバック2の傾倒部2aをリ ヤシート側へ回動させることにより、図1に示されるように、フロントシート及 びリヤシート間にチャイルド用シート面が形成される。 この場合、押ボタン12の押し込み操作を行って、突出部7をシートクッショ ン3の座面から起立させるが、突出部7が起立することにより、シートクッショ ン3には凹部20が形成される。かかる凹部20内に、傾倒部2aのヘッドレス ト6を嵌入させることにより、傾倒部2aを安定して固定することができる。
【0016】 このように既存のフロントシート及びリヤシートを変形させるだけの簡単な操 作により、チャイルドシートを構成することができ、保護者等の乗員はこのチャ イルドシートの隣席で、対面式にリヤシートに着座することができ、極めて世話 がし易い配置構成となっている。 またチャイルドシートの幼児はシートベルト18によって保持されると共に、 シートバック2の基部2bは幼児のヘッドガードとして機能して頭部を保護し、 このように幼児の安全性を確保することができる。一方、起立した突出部7から トレイ15を開いてセットすることにより、幼児を世話する際の利便性を向上さ せることができる。また突出部7は幼児のためのフットガードとしても機能し、 この点でも安全性を確保することができる。
【0017】 突出部7はまた、照明機器16を備えていて、この照明機器16は特に夜間等 の場合に効果的に使用することができる。 またトレイ15を閉めた状態でも、窓部17を介して照明機器16を手元灯と して使用することができ、チャイルドシートの不使用時でも、突出部7単独で利 用することができ、リヤシートに着座する乗員に対して極めて利便性が高い。
【0018】 チャイルドシートの使用後は、シートバック2の傾倒部2a及び突出部7等を 元の状態に回動復帰することにより、再び通常のフロントシート及びリヤシート が構成される。このように特別な格納場所が必要にならず、不使用時には車室内 を常に整然とした状態にしておくことができる。
【0019】
上述したようにこの考案によれば、フロントシートのシートバックを、ヘッド レストを付けたままの状態で変形させることにより、チャイルドシートを構成す ることができ、従来のようにチャイルドシートを別途構成しないで済む。また、 リヤシートに着座した保護者が幼児とオフセット状態で対面することができるた め、幼児の表情等が容易にわかり、極めて世話がし易くまた、幼児のためにも安 全である。さらに、チャイルドシートの使用・不使用時にかかわらず、リヤシー トの突出部により、照明もしくは適宜のトレイとしての利用が可能であり、極め て利便性に優れている等の利点がある。
【図1】この考案の自動車用チャイルドシートの一実施
例による全体構成図である。
例による全体構成図である。
【図2】本案チャイルドシートに係るリヤシートに設け
た突出部の側面図である。
た突出部の側面図である。
【図3】上記突出部の回動機構を示す図2のA−A線に
沿う断面図である。
沿う断面図である。
【図4】図2に示す突出部の回動機構の正面断面図であ
る。
る。
【図5】上記突出部の起立状態の斜視図である。
【図6】従来の自動車用チャイルドシートの概略構成例
を示す側面図である。
を示す側面図である。
1 シートクッション 2 シートバック 2a 傾倒部 3 シートクッション 4 シートバック 5 ロック手段 6 ヘッドレスト 7 突出部 8 シャフト 9 ラチェット 10 ラチェットストッパ 11 リーフスプリング 12 押ボタン 13 リバーススプリング 15 トレイ 16 照明機器 18 シートベルト
Claims (2)
- 【請求項1】 リヤシート側へ回動可能な傾倒部を有す
るシートバックを備えたフロントシートと、一部が座面
から起立するようにして成る突出部を有するシートクッ
ションを備えたリヤシートとを装備し、上記フロントシ
ートのシートバックの上記傾倒部を回動させて、上記リ
ヤシートのシートクッションの所定位置に連結させるこ
とにより、上記フロントシート及び上記リヤシート間に
架設・構成されるようにした自動車用チャイルドシー
ト。 - 【請求項2】 前記傾倒部に付設したヘッドレストを、
前記突出部が起立することによって形成される凹部に嵌
入させることにより、前記フロントシートのシートバッ
クと上記リヤシートのシートクッションとが連結するよ
うにしたことを特徴とする、請求項1に記載の自動車用
チャイルドシート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7646492U JPH0633728U (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | 自動車用チャイルドシート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7646492U JPH0633728U (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | 自動車用チャイルドシート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0633728U true JPH0633728U (ja) | 1994-05-06 |
Family
ID=13605892
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7646492U Pending JPH0633728U (ja) | 1992-10-09 | 1992-10-09 | 自動車用チャイルドシート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0633728U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6046346B2 (ja) * | 1984-12-11 | 1985-10-15 | 松下電器産業株式会社 | 空気調和機の能力制御装置 |
JP3126728B2 (ja) * | 1990-06-15 | 2001-01-22 | ノボ ノルディスク アクティーゼルスカブ | スタフィロサーマス由来の熱安定性プロテアーゼ |
-
1992
- 1992-10-09 JP JP7646492U patent/JPH0633728U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6046346B2 (ja) * | 1984-12-11 | 1985-10-15 | 松下電器産業株式会社 | 空気調和機の能力制御装置 |
JP3126728B2 (ja) * | 1990-06-15 | 2001-01-22 | ノボ ノルディスク アクティーゼルスカブ | スタフィロサーマス由来の熱安定性プロテアーゼ |
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