JPH0633718Y2 - 半導体集積回路 - Google Patents
半導体集積回路Info
- Publication number
- JPH0633718Y2 JPH0633718Y2 JP1991055876U JP5587691U JPH0633718Y2 JP H0633718 Y2 JPH0633718 Y2 JP H0633718Y2 JP 1991055876 U JP1991055876 U JP 1991055876U JP 5587691 U JP5587691 U JP 5587691U JP H0633718 Y2 JPH0633718 Y2 JP H0633718Y2
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- data
- output
- bit
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は多重伝送システムに用
いられる半導体集積回路に関する。 多重伝送システムは、多数の信号を、1本の伝送路で送
受信するもので、時分割多重、周波数多重、光を用いる
ものでは、波長多重などがある。この考案では、時分割
多重について、周辺回路の単純な集積回路を提供する。 伝送されるべき信号はデジタル信号でなければならな
い。アナログ量を信号として伝送したい場合は、予めA
/D変換し、デジタル量にする。
いられる半導体集積回路に関する。 多重伝送システムは、多数の信号を、1本の伝送路で送
受信するもので、時分割多重、周波数多重、光を用いる
ものでは、波長多重などがある。この考案では、時分割
多重について、周辺回路の単純な集積回路を提供する。 伝送されるべき信号はデジタル信号でなければならな
い。アナログ量を信号として伝送したい場合は、予めA
/D変換し、デジタル量にする。
【0002】多数のパラレル信号がある時、これら信号
の変化する速さよりもずっと速いサンプリング周期でサ
ンプリングし、パラレル/シリアル変換する。シリアル
信号は、0及び1が並ぶ信号列である。この信号が伝送
路上を送られる。 伝送路は電線であっても良いし、光ファイバであっても
良い。光ファイバを使う場合は、送受信回路に光と電気
信号を変換し合うE/O変換、O/E変換回路を必要と
する。
の変化する速さよりもずっと速いサンプリング周期でサ
ンプリングし、パラレル/シリアル変換する。シリアル
信号は、0及び1が並ぶ信号列である。この信号が伝送
路上を送られる。 伝送路は電線であっても良いし、光ファイバであっても
良い。光ファイバを使う場合は、送受信回路に光と電気
信号を変換し合うE/O変換、O/E変換回路を必要と
する。
【0003】実際には、パラレル/シリアル変換された
だけのシリアル信号を送受信する事は少なく、変調をす
る事が多い。 論理値1、0をどのようなパルスに対応させるかによ
り、さまざまな変調方式がある。 例えば、パルス幅変調(PWM)、パルス位置変調(P
PM)、パルス周波数変調(PFM)、パルス化周波数
変調、パルス位相変調、FSK変調などがある。
だけのシリアル信号を送受信する事は少なく、変調をす
る事が多い。 論理値1、0をどのようなパルスに対応させるかによ
り、さまざまな変調方式がある。 例えば、パルス幅変調(PWM)、パルス位置変調(P
PM)、パルス周波数変調(PFM)、パルス化周波数
変調、パルス位相変調、FSK変調などがある。
【0004】図10にパルス幅変調の波形図を示す。 論理値”1”を表現するには、(a)に示すように、1
ビットの3/4の時間だけHとなり、残りの1/4の時
間だけLとなるパルスを用いる。 論理値”0”を表現するには、(b)に示すように、1
ビットの1/4だけHになり、残りの3/4はLとなる
ようなパルスを用いる。 このような対応は、1と0を反対にしても良いのはもち
ろんである。
ビットの3/4の時間だけHとなり、残りの1/4の時
間だけLとなるパルスを用いる。 論理値”0”を表現するには、(b)に示すように、1
ビットの1/4だけHになり、残りの3/4はLとなる
ようなパルスを用いる。 このような対応は、1と0を反対にしても良いのはもち
ろんである。
【0005】
【従来の技術】多重伝送システムを構築する場合、従
来、次のような方法が用いられた。 (1)非同期の調歩同期方式 これは、送信側と受信側のクロックパルスに非同期のも
のを使う方式である。いずれにしても、発振器があっ
て、独立にクロックパルスを発生させている。 この方式は、専用のLSIも開発され、広く普及してい
る。 受信側に於いては、それぞれのパルスの幅を測定し、一
定の値より長い(Hの状態が)ものを”1”と判断し、
短いものを”0”と判断するようにしている。このた
め、微分回路や単安定マルチバイブレ−タなどを組み合
わせた回路構成をとる事が多い。 しかし、このような方式の場合、専用のLSIだけでな
く、周辺の制御回路が必要であり、これが複雑な構成と
なる事が多く、システムを単純化する際に妨げとなって
いた。
来、次のような方法が用いられた。 (1)非同期の調歩同期方式 これは、送信側と受信側のクロックパルスに非同期のも
のを使う方式である。いずれにしても、発振器があっ
て、独立にクロックパルスを発生させている。 この方式は、専用のLSIも開発され、広く普及してい
る。 受信側に於いては、それぞれのパルスの幅を測定し、一
定の値より長い(Hの状態が)ものを”1”と判断し、
短いものを”0”と判断するようにしている。このた
め、微分回路や単安定マルチバイブレ−タなどを組み合
わせた回路構成をとる事が多い。 しかし、このような方式の場合、専用のLSIだけでな
く、周辺の制御回路が必要であり、これが複雑な構成と
なる事が多く、システムを単純化する際に妨げとなって
いた。
【0006】(2)マイクロコンピュ−タ方式 マイクロコンピュ−タを利用し、入出力ポ−ト間で通信
する方式である。この場合は、マイクロコンピュ−タを
動作させるための制御プログラムと、周辺回路の設計が
必要となる。
する方式である。この場合は、マイクロコンピュ−タを
動作させるための制御プログラムと、周辺回路の設計が
必要となる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、簡易な多重
伝送システムを構築する事を目標とし、周辺回路部品を
極力少なくし、制御プログラムなども不要とした、多重
伝送システム用の集積回路を与える事を目的とする。 送信回路、受信回路を1チップのモノリシックICの中
に入れ、外付け部品は極めて僅かで済むようにしてい
る。
伝送システムを構築する事を目標とし、周辺回路部品を
極力少なくし、制御プログラムなども不要とした、多重
伝送システム用の集積回路を与える事を目的とする。 送信回路、受信回路を1チップのモノリシックICの中
に入れ、外付け部品は極めて僅かで済むようにしてい
る。
【0008】従来の多重伝送システムの受信側回路は、
非同期であって、受信されたパルスの長さを、微分回路
等と単安定マルチバイブレ−タ、双安定マルチバイブレ
−タ、JKフリップフロップなどのフリップフロップ
と、論理和、論理積回路とを組み合わせて測定してい
た。 パルスの長さは、かなり長い事が多い。伝送デ−タが少
ない場合は特にそうである。100μsec程度の長い
パルスを用いる。すると、微分回路や単安定マルチバイ
ブレ−タなどの外付けコンデンサの値が大きくて、モノ
リシック化できない部分が残ってしまう。
非同期であって、受信されたパルスの長さを、微分回路
等と単安定マルチバイブレ−タ、双安定マルチバイブレ
−タ、JKフリップフロップなどのフリップフロップ
と、論理和、論理積回路とを組み合わせて測定してい
た。 パルスの長さは、かなり長い事が多い。伝送デ−タが少
ない場合は特にそうである。100μsec程度の長い
パルスを用いる。すると、微分回路や単安定マルチバイ
ブレ−タなどの外付けコンデンサの値が大きくて、モノ
リシック化できない部分が残ってしまう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、比較的情報量
が少ない場合に、特に簡易な多重伝送システムを構築し
たいので、受信側に、送信側と同期したクロックパルス
再生回路を設けることにした。受信側にも同期クロック
パルスがあるので、”1”、”0”の検出のために、コ
ンデンサなどを全く含まない回路を用いる事ができる。 受信側にクロックパルスがあると、パルス幅変調した信
号を、パルス立ち上がりの時から、一定時間後にサンプ
リングすれば、”1”と”0”を判別できる。
が少ない場合に、特に簡易な多重伝送システムを構築し
たいので、受信側に、送信側と同期したクロックパルス
再生回路を設けることにした。受信側にも同期クロック
パルスがあるので、”1”、”0”の検出のために、コ
ンデンサなどを全く含まない回路を用いる事ができる。 受信側にクロックパルスがあると、パルス幅変調した信
号を、パルス立ち上がりの時から、一定時間後にサンプ
リングすれば、”1”と”0”を判別できる。
【0010】図10に示すように、パルス立ち上がりか
ら、1/4〜3/4のパルスの時間遅れでサンプリング
すると、”1”の場合はHを、”0”の場合はLを得
る。 サンプリングした値をシフトレジスタへ入力してゆけ
ば、簡単に復調する事ができる。 このように、受信側に於いて同期クロックパルスを再生
し、これを用いて変調信号をサンプリングする事が本考
案の特徴のひとつである。 クロックパルスの再生は、受信パルスの立ち上がりエッ
ジを検出し、これとともにクロックパルスを立ち上がら
せ、一定時間後にパルスを立ち下がらせるものとする。
またパルス立ち下がりによってシフトレジスタのデ−タ
をシフトさせるようにする。クロックパルスのパルス幅
は、受信側の発振器によって正確に与える。
ら、1/4〜3/4のパルスの時間遅れでサンプリング
すると、”1”の場合はHを、”0”の場合はLを得
る。 サンプリングした値をシフトレジスタへ入力してゆけ
ば、簡単に復調する事ができる。 このように、受信側に於いて同期クロックパルスを再生
し、これを用いて変調信号をサンプリングする事が本考
案の特徴のひとつである。 クロックパルスの再生は、受信パルスの立ち上がりエッ
ジを検出し、これとともにクロックパルスを立ち上がら
せ、一定時間後にパルスを立ち下がらせるものとする。
またパルス立ち下がりによってシフトレジスタのデ−タ
をシフトさせるようにする。クロックパルスのパルス幅
は、受信側の発振器によって正確に与える。
【0011】
【実施例】[(1)送信側の回路構成] 図1によって、本考案の送信部の回路構成を説明する。
これは16ビットの例を示す。 送信回路1は、パラレル入力デ−タ(16ビットとす
る)2を、並列に入力し一時的に記憶するラッチ3、ラ
ッチ3からのデ−タを並列に受け取り、これを時系列に
出力してゆくシフトレジスタ7などを含む。 クロック信号CLKは、送信回路に於いて、独立に発生
するのではなく、受信回路に於いて発生したクロック信
号を用いる。ここで、送信回路、受信回路は、同じ送受
信回路の中に含まれるものをいう。異なる地点にあって
互いに送受信するものではない。
これは16ビットの例を示す。 送信回路1は、パラレル入力デ−タ(16ビットとす
る)2を、並列に入力し一時的に記憶するラッチ3、ラ
ッチ3からのデ−タを並列に受け取り、これを時系列に
出力してゆくシフトレジスタ7などを含む。 クロック信号CLKは、送信回路に於いて、独立に発生
するのではなく、受信回路に於いて発生したクロック信
号を用いる。ここで、送信回路、受信回路は、同じ送受
信回路の中に含まれるものをいう。異なる地点にあって
互いに送受信するものではない。
【0012】クロック信号は、適当な分周器5によっ
て、より幅の広いパルスに変換され、タイミングパルス
発生器6に入力される。 タイミングパルス発生器6は、送信の始期を規定するロ
−ドパルスA、一定周期で繰り返し発生するシフトパル
スB、それと同一周期で発生する第1クロックパルス
E、それと同一周期で繰り返し発生しシフトパルスより
1/2ビット分遅れた第2クロックパルスGを発生す
る。これらパルスの波形は、図2に示している。 ロ−ドパルスAは、ラッチ3のデ−タを(16ビット)
シフトレジスタ7へ入力する指示を与える。さらにロ−
ドパルスAは、フレ−ムパルス発生器8に与えられフレ
−ムパルスの始期のタイミングを与える。
て、より幅の広いパルスに変換され、タイミングパルス
発生器6に入力される。 タイミングパルス発生器6は、送信の始期を規定するロ
−ドパルスA、一定周期で繰り返し発生するシフトパル
スB、それと同一周期で発生する第1クロックパルス
E、それと同一周期で繰り返し発生しシフトパルスより
1/2ビット分遅れた第2クロックパルスGを発生す
る。これらパルスの波形は、図2に示している。 ロ−ドパルスAは、ラッチ3のデ−タを(16ビット)
シフトレジスタ7へ入力する指示を与える。さらにロ−
ドパルスAは、フレ−ムパルス発生器8に与えられフレ
−ムパルスの始期のタイミングを与える。
【0013】1フレ−ムは、デ−タ分16ビットと、パ
リテイビットが1ビットで、合計17ビットである。 シフトパルスBは、シフトレジスタ7の中のデ−タをひ
とつずつ隣接のセルへ転送させるためのパルスである。
シフトパルスBは、常時発生している。 ロ−ドパルスAは、1フレ−ム分のデ−タをシフトレジ
スタ7へ入力する時だけ発生しフレ−ムパルスの始期と
ラッチのデ−タをシフトレジスタに与えるための機能を
果たす。 クロックパルスE、G、シフトパルスBは、同じ繰り返
し周波数のパルスであるが、位相がそれぞれずれてい
る。
リテイビットが1ビットで、合計17ビットである。 シフトパルスBは、シフトレジスタ7の中のデ−タをひ
とつずつ隣接のセルへ転送させるためのパルスである。
シフトパルスBは、常時発生している。 ロ−ドパルスAは、1フレ−ム分のデ−タをシフトレジ
スタ7へ入力する時だけ発生しフレ−ムパルスの始期と
ラッチのデ−タをシフトレジスタに与えるための機能を
果たす。 クロックパルスE、G、シフトパルスBは、同じ繰り返
し周波数のパルスであるが、位相がそれぞれずれてい
る。
【0014】第1クロックパルスEは、フレ−ムパルス
発生器8に与えられるタイミングパルスで、この例では
シフトパルスBより少し位相が進んでいる。フレ−ムパ
ルス発生器8は、ロ−ドパルスAの立ち上がりと同時に
立ち上がり、デ−タの数に等しいビット数ここでは16
ビット分のフレ−ムパルスを生ずる。このために、第1
クロックパルスEを16個分計数し、16個目のクロッ
クパルス立ち下がりとともに立ち下がるようになってい
る。第1クロックパルスのタイミングはフレ−ムパルス
の終期を適当に決定できるように決められる。従って第
1クロックパルスのシフトパルスや第2クロックパルス
に対する位相関係には少し任意性がある。 パリテイビット発生器10は、デ−タの偶奇性を順次足
し算してゆき、デ−タビットに続く、最後のパリテイビ
ットを与えるものである。これは、シフトレジスタ7に
入力された16ビットのデ−タの偶奇性を表すため17
番目に付加されるもので、伝送誤りをチェックするため
のものである。
発生器8に与えられるタイミングパルスで、この例では
シフトパルスBより少し位相が進んでいる。フレ−ムパ
ルス発生器8は、ロ−ドパルスAの立ち上がりと同時に
立ち上がり、デ−タの数に等しいビット数ここでは16
ビット分のフレ−ムパルスを生ずる。このために、第1
クロックパルスEを16個分計数し、16個目のクロッ
クパルス立ち下がりとともに立ち下がるようになってい
る。第1クロックパルスのタイミングはフレ−ムパルス
の終期を適当に決定できるように決められる。従って第
1クロックパルスのシフトパルスや第2クロックパルス
に対する位相関係には少し任意性がある。 パリテイビット発生器10は、デ−タの偶奇性を順次足
し算してゆき、デ−タビットに続く、最後のパリテイビ
ットを与えるものである。これは、シフトレジスタ7に
入力された16ビットのデ−タの偶奇性を表すため17
番目に付加されるもので、伝送誤りをチェックするため
のものである。
【0015】データの偶奇性を求めるには、全データの
和をとって、それが偶数か奇数であるかを調べれば良
い。データは、シフトパルスBが与えられると共に、シ
フトレジスタ7の出口から出てくるので、これらの値を
ひとつずつ加えてゆけば良い。必要なのは、偶奇を示す
最下位ビットであるから、結局パリテイビット発生器1
0は、第2クロックパルスGが与えられるごとに、シフ
トレジスタ7の出力のデータを見て、”0”であればそ
のまま、”1”であれば変化させるようなパリテイDを
作り出す。これは最初のデータからその時刻までの”
1”のデータが偶数個であれば”0”、奇数個であれ
ば”1”となる値である。そして全データのパリテイ
が”0”ならパリテイビットは”0”とし、データのパ
リテイが”1”ならパリテイビットは”1”とする。デ
ータのパリテイとパリテイビットの和が必ず”0”にな
るようにする。
和をとって、それが偶数か奇数であるかを調べれば良
い。データは、シフトパルスBが与えられると共に、シ
フトレジスタ7の出口から出てくるので、これらの値を
ひとつずつ加えてゆけば良い。必要なのは、偶奇を示す
最下位ビットであるから、結局パリテイビット発生器1
0は、第2クロックパルスGが与えられるごとに、シフ
トレジスタ7の出力のデータを見て、”0”であればそ
のまま、”1”であれば変化させるようなパリテイDを
作り出す。これは最初のデータからその時刻までの”
1”のデータが偶数個であれば”0”、奇数個であれ
ば”1”となる値である。そして全データのパリテイ
が”0”ならパリテイビットは”0”とし、データのパ
リテイが”1”ならパリテイビットは”1”とする。デ
ータのパリテイとパリテイビットの和が必ず”0”にな
るようにする。
【0016】図2のDにパリテイの変化を示す。Cはシ
フトレジスタの出口に現れているデ−タの値を例示して
いる。これを加算すればパリテイとなる。(1)〜(1
6)は、1フレ−ムに含まれるデ−タビットの番号であ
るが、シフトレジスタの出口側から入口側に格納された
デ−タの順に番号付けしてある。 この例では、デ−タが順に1、1、0、0、1、
0、....と変化してゆくから、パリテイDは、最初
1になり、次に1+1であるから、0になり、3番、4
番のデ−タは0であるからパリテイは変わらず、5番の
デ−タは1であるから、パリテイDは1になる。
フトレジスタの出口に現れているデ−タの値を例示して
いる。これを加算すればパリテイとなる。(1)〜(1
6)は、1フレ−ムに含まれるデ−タビットの番号であ
るが、シフトレジスタの出口側から入口側に格納された
デ−タの順に番号付けしてある。 この例では、デ−タが順に1、1、0、0、1、
0、....と変化してゆくから、パリテイDは、最初
1になり、次に1+1であるから、0になり、3番、4
番のデ−タは0であるからパリテイは変わらず、5番の
デ−タは1であるから、パリテイDは1になる。
【0017】さて中間を省略し、14番のデータが1で
パリテイは1になると仮定する。15番のデータが0
で、パリテイは1のまま、16番のデータが1で、パリ
テイは0となる。結局16個のデータは偶数個の”1”
を含んでおり、パリテイは偶数だったのである。先述の
ようにパリテイビットはデータビットのパリテイと同一
であるように決められるので、17番目のパリテイビッ
トは、この場合”0”となる。フレームパルスは16ビ
ット目に立ち下がるのでこのあとは第2クロックパルス
によってシフトレジスタ出力がエンコーダに入らなくな
る。代わってフレームパルス立ち下がり後最初の第2ク
ロックパルスに同期してパリテイ発生器の出力であるパ
リテイビットがエンコーダによってデータ信号の後に付
加される。
パリテイは1になると仮定する。15番のデータが0
で、パリテイは1のまま、16番のデータが1で、パリ
テイは0となる。結局16個のデータは偶数個の”1”
を含んでおり、パリテイは偶数だったのである。先述の
ようにパリテイビットはデータビットのパリテイと同一
であるように決められるので、17番目のパリテイビッ
トは、この場合”0”となる。フレームパルスは16ビ
ット目に立ち下がるのでこのあとは第2クロックパルス
によってシフトレジスタ出力がエンコーダに入らなくな
る。代わってフレームパルス立ち下がり後最初の第2ク
ロックパルスに同期してパリテイ発生器の出力であるパ
リテイビットがエンコーダによってデータ信号の後に付
加される。
【0018】シフトパルスBがシフトレジスタ7に入力
される毎に、シフトレジスタの最終段のデ−タがエンコ
−ダ9へ入る。エンコ−ダは、1、0の信号をパルス幅
の異なる2種類のパルスに変換する。 図10に示すように、”1”の値を表すものとして、3
/4はH、1/4がLになるパルスを用い、”0”の値
を表すものとして、1/4がH,3/4がLになるパル
スを用いる事とする。 このため、第2クロックパルスGがエンコ−ダ9に入
る。このパルスGは、シフトパルスBより、半パルス分
遅れている。シフトパルス毎に、シフトレジスタ7から
エンコ−ダ9へデ−タが入ってくる。エンコ−ダは、デ
−タが新しく入ってくる毎に、出力をHにセットする
が、デ−タが1である場合は、第2クロックパルスが入
った後も一定時間Hであるようにする。デ−タが0であ
る場合、第2クロックパルスが入った時、出力をLにす
る。
される毎に、シフトレジスタの最終段のデ−タがエンコ
−ダ9へ入る。エンコ−ダは、1、0の信号をパルス幅
の異なる2種類のパルスに変換する。 図10に示すように、”1”の値を表すものとして、3
/4はH、1/4がLになるパルスを用い、”0”の値
を表すものとして、1/4がH,3/4がLになるパル
スを用いる事とする。 このため、第2クロックパルスGがエンコ−ダ9に入
る。このパルスGは、シフトパルスBより、半パルス分
遅れている。シフトパルス毎に、シフトレジスタ7から
エンコ−ダ9へデ−タが入ってくる。エンコ−ダは、デ
−タが新しく入ってくる毎に、出力をHにセットする
が、デ−タが1である場合は、第2クロックパルスが入
った後も一定時間Hであるようにする。デ−タが0であ
る場合、第2クロックパルスが入った時、出力をLにす
る。
【0019】このようにして、データが”1”、”0”
に対応して、図10のようなパルスが16パルス分得ら
れる。フレームパルスの立ち下がり時つまり16番目の
データが終了した時の後はデータが無いので第2クロッ
クパルスGがエンコーダに入るとパリテイビット発生器
10からパリテイビットがエンコーダに入り、データパ
ルスの最後尾に付加される。こうして17ビット分のパ
ルスよりなる信号ができる。これが送信信号Hである。
シフトレジスタの出力に応じたシリアル信号にパリテイ
ビットを加えたものになっている。パリテイについて言
えばデータのパリテイとパリテイビットとの和は常に”
0”となるようになっている。 17ビット分のパルスが送られると、エンコーダ9の機
能を停止する。このようにして1フレーム分の送信信号
がエンコーダ9から、伝送路へ断続的に送られる事にな
る。
に対応して、図10のようなパルスが16パルス分得ら
れる。フレームパルスの立ち下がり時つまり16番目の
データが終了した時の後はデータが無いので第2クロッ
クパルスGがエンコーダに入るとパリテイビット発生器
10からパリテイビットがエンコーダに入り、データパ
ルスの最後尾に付加される。こうして17ビット分のパ
ルスよりなる信号ができる。これが送信信号Hである。
シフトレジスタの出力に応じたシリアル信号にパリテイ
ビットを加えたものになっている。パリテイについて言
えばデータのパリテイとパリテイビットとの和は常に”
0”となるようになっている。 17ビット分のパルスが送られると、エンコーダ9の機
能を停止する。このようにして1フレーム分の送信信号
がエンコーダ9から、伝送路へ断続的に送られる事にな
る。
【0020】図11は送信信号のフレームを示してい
る。1フレームは、16ビットのデータと、1ビットの
パリテイビットからなっている。フレームは断続的に伝
送路の中を送信され、受信される。 この例では、クロック周波数が300KHZである。ク
ロックの繰り返し幅は3.3μsecである。8分の1
に分周し、1ビットの1/4の時間間隔を作っている。
26.7μsecが1/4ビットで、1ビットの時間間
隔は約107μsecである。1フレームは1813μ
secとなる。
る。1フレームは、16ビットのデータと、1ビットの
パリテイビットからなっている。フレームは断続的に伝
送路の中を送信され、受信される。 この例では、クロック周波数が300KHZである。ク
ロックの繰り返し幅は3.3μsecである。8分の1
に分周し、1ビットの1/4の時間間隔を作っている。
26.7μsecが1/4ビットで、1ビットの時間間
隔は約107μsecである。1フレームは1813μ
secとなる。
【0021】[(2)受信側の回路構成] 図3は受信回路25の回路構成図である。発振器12
は、基準になるクロック信号を発生するもので、前節に
述べた例では、300KHZの矩形波を発振する。 フレ−ムパルス再生器13は、受信側でフレ−ムパルス
を再構成するもので、リ−デイングエッジ検出器14
と、発振器12との入力を得て、フレ−ムを再生する。
は、基準になるクロック信号を発生するもので、前節に
述べた例では、300KHZの矩形波を発振する。 フレ−ムパルス再生器13は、受信側でフレ−ムパルス
を再構成するもので、リ−デイングエッジ検出器14
と、発振器12との入力を得て、フレ−ムを再生する。
【0022】リ−デイングエッジ検出器14は、受信信
号15の立ち上がり部分(リ−デイングエッジ)を検出
し、短い幅のパルスを生ずる。これは,微分回路によっ
て構成できる。但し、これは遅延回路とアンドゲ−トを
組み合わせた微分回路であって、コンデンサを必要とは
しない。 図5は受信回路の各部分のタイムチャ−トを示す波形図
である。 Aは変調された受信信号15で、図2の送信信号と同じ
で1、1、0、0、1、...というように連続したデ
−タ信号と最後のパリテイビットとよりなる。Bはリ−
デイングエッジ検出器14の出力である。受信信号の立
ち上がり部に、狭いパルスが現れる。
号15の立ち上がり部分(リ−デイングエッジ)を検出
し、短い幅のパルスを生ずる。これは,微分回路によっ
て構成できる。但し、これは遅延回路とアンドゲ−トを
組み合わせた微分回路であって、コンデンサを必要とは
しない。 図5は受信回路の各部分のタイムチャ−トを示す波形図
である。 Aは変調された受信信号15で、図2の送信信号と同じ
で1、1、0、0、1、...というように連続したデ
−タ信号と最後のパリテイビットとよりなる。Bはリ−
デイングエッジ検出器14の出力である。受信信号の立
ち上がり部に、狭いパルスが現れる。
【0023】受信回路部では、常に受信動作を継続して
おり、無信号時にも受信動作は行われる。 クロックパルス再生器20は、リ−デイングエッジ検出
器14の出力と、発振器のクロック信号から、クロック
パルスを再生する。クロックパルスを再生するから、非
同期ではなく、同期クロックになる。このクロックパル
スは、リ−デイングエッジパルスの立ち下がりに於いて
立ち上がるパルスで、受信信号の丁度半分のところで、
立ち下がるようなパルスである。このようなクロックパ
ルスは、発振器の基本パルス(300KHZ)から構成
できる。 受信信号のサンプリングを、クロックパルスの立ち下が
りの部分を使って行う。
おり、無信号時にも受信動作は行われる。 クロックパルス再生器20は、リ−デイングエッジ検出
器14の出力と、発振器のクロック信号から、クロック
パルスを再生する。クロックパルスを再生するから、非
同期ではなく、同期クロックになる。このクロックパル
スは、リ−デイングエッジパルスの立ち下がりに於いて
立ち上がるパルスで、受信信号の丁度半分のところで、
立ち下がるようなパルスである。このようなクロックパ
ルスは、発振器の基本パルス(300KHZ)から構成
できる。 受信信号のサンプリングを、クロックパルスの立ち下が
りの部分を使って行う。
【0024】図4は、サンプリング動作を説明するため
の波形図である。(a)は、デ−タ”1”を表現する変
調パルスで,立ち上がりから3/4がH、残り1/4が
Lである。(b)に示すように、立ち上がりから1/2
の時刻でサンプリングパルスを与えたとすると、(a)
の波形からは”1”が出力される。 (c)はデ−タ”0”を表現する変調パルスである。立
ち上がりから1/2の時刻で(d)のようにサンプリン
グすると、(c)の波形からは”0”が出力される。
の波形図である。(a)は、デ−タ”1”を表現する変
調パルスで,立ち上がりから3/4がH、残り1/4が
Lである。(b)に示すように、立ち上がりから1/2
の時刻でサンプリングパルスを与えたとすると、(a)
の波形からは”1”が出力される。 (c)はデ−タ”0”を表現する変調パルスである。立
ち上がりから1/2の時刻で(d)のようにサンプリン
グすると、(c)の波形からは”0”が出力される。
【0025】サンプリングは、一般に立ち上がりから1
/4〜3/4の間に行えば良いが、ここでは1/2とす
る。 図5のCにクロックパルスを示すが、立ち下がりがAの
受信信号の立ち上がりから半ビット分遅れた位置にあ
る。図4に示す(b)、(d)のサンプリングパルスは
クロックパルス再生器20から、(17ビット)シフト
レジスタ16のシフトパルスとして与えられる。 シフトパルスが与えられた時、シフトレジスタ16は受
信信号を格納してゆく。デ−タ”1”に対して、シフト
パルスの与えられた瞬間、受信信号RDはHであるか
ら、Hとしてシフトレジスタに入る。デ−タ”0”に対
し、シフトパルスの与えられた瞬間、RDはLであるか
ら、Lとしてシフトレジスタ16の中へ入る。つまり立
ち上がりから1/2ビット分遅延したサンプルリングパ
ルスを与えてシフトレジスタに受信信号を入力している
から、これによって復調された事になる。
/4〜3/4の間に行えば良いが、ここでは1/2とす
る。 図5のCにクロックパルスを示すが、立ち下がりがAの
受信信号の立ち上がりから半ビット分遅れた位置にあ
る。図4に示す(b)、(d)のサンプリングパルスは
クロックパルス再生器20から、(17ビット)シフト
レジスタ16のシフトパルスとして与えられる。 シフトパルスが与えられた時、シフトレジスタ16は受
信信号を格納してゆく。デ−タ”1”に対して、シフト
パルスの与えられた瞬間、受信信号RDはHであるか
ら、Hとしてシフトレジスタに入る。デ−タ”0”に対
し、シフトパルスの与えられた瞬間、RDはLであるか
ら、Lとしてシフトレジスタ16の中へ入る。つまり立
ち上がりから1/2ビット分遅延したサンプルリングパ
ルスを与えてシフトレジスタに受信信号を入力している
から、これによって復調された事になる。
【0026】図5のDは、シフトレジスタ16の1段目
のレジスタの内容を示した。デ−タ(1)に対しては
1、(2)に対しては1、(3)に対して0、(4)に
対して0となっており、送受信信号に等しい。このよう
にクロックパルスを再生し、1/2の位置でシフトレジ
スタにシフトパルスを入れるから、受信デ−タとパリテ
イビットとが復調される。 フレ−ムパルス再生器13は、リ−デイングエッジ検出
器14の最初のパルス出力によって立ち下がり、発振器
12の計時信号を教える事により17ビット分又はそれ
より僅かに長い(18ビットを越えない)時間Lであり
続けるパルスを作る。
のレジスタの内容を示した。デ−タ(1)に対しては
1、(2)に対しては1、(3)に対して0、(4)に
対して0となっており、送受信信号に等しい。このよう
にクロックパルスを再生し、1/2の位置でシフトレジ
スタにシフトパルスを入れるから、受信デ−タとパリテ
イビットとが復調される。 フレ−ムパルス再生器13は、リ−デイングエッジ検出
器14の最初のパルス出力によって立ち下がり、発振器
12の計時信号を教える事により17ビット分又はそれ
より僅かに長い(18ビットを越えない)時間Lであり
続けるパルスを作る。
【0027】これはフレ−ムパルスである。図5のEは
フレ−ムパルスを示している。 デ−タナンバチェッカ22は、クロックパルス数を計数
する。クロックパルス数が17個に達するとHになる。
図5のFはこれを示している。 パリテイチェッカ21は、受信信号RDの和の偶奇性を
求める回路である。演算はクロックパルスCが立ち下が
る時に行われる。RDの値は、1、1、0、0、
1、...であるから、パリテイチェッカの出力は順次
1、0、0、0、1、...というように変化してゆ
く。図5のGがこれを示す。
フレ−ムパルスを示している。 デ−タナンバチェッカ22は、クロックパルス数を計数
する。クロックパルス数が17個に達するとHになる。
図5のFはこれを示している。 パリテイチェッカ21は、受信信号RDの和の偶奇性を
求める回路である。演算はクロックパルスCが立ち下が
る時に行われる。RDの値は、1、1、0、0、
1、...であるから、パリテイチェッカの出力は順次
1、0、0、0、1、...というように変化してゆ
く。図5のGがこれを示す。
【0028】先述のようにパリテイビットはデータの和
の偶奇性と同一であるように与えられている。このよう
に16番目までのデータの偶奇性を、17番目のパリテ
イビットが表現しているのであるから、17番目のパル
スまで合計したものの偶奇性は必ず偶数になる。従って
パリテイチェッカ21の17番目は伝送誤りがなければ
必ず”0”になる。 アンドゲート23は、パリテイチェッカ21の否定出力
と、データナンバチェッカ22、フレームパルス再生器
13の出力の積を演算する。 データの数が17個あって、しかも偶奇性が正しく、フ
レームの終わりである時にアンドゲート23はストロー
ブパルスHを出力する。図5のHはこれを示しでいる。
ストローブパルスHはラッチ17に与えられる。
の偶奇性と同一であるように与えられている。このよう
に16番目までのデータの偶奇性を、17番目のパリテ
イビットが表現しているのであるから、17番目のパル
スまで合計したものの偶奇性は必ず偶数になる。従って
パリテイチェッカ21の17番目は伝送誤りがなければ
必ず”0”になる。 アンドゲート23は、パリテイチェッカ21の否定出力
と、データナンバチェッカ22、フレームパルス再生器
13の出力の積を演算する。 データの数が17個あって、しかも偶奇性が正しく、フ
レームの終わりである時にアンドゲート23はストロー
ブパルスHを出力する。図5のHはこれを示しでいる。
ストローブパルスHはラッチ17に与えられる。
【0029】シフトレジスタ16(17ビット)のそれ
ぞれのセルは、最終セル(入口側)、(16ビット)ラ
ッチ17に接続してある。ラッチ17にストロ−ブパル
スが入った時、シフトレジスタ16の内部に記憶された
16ビットのデ−タは、ラッチ17へ転送される。17
番目のパリテイビットの値はラッチ17へ入力されな
い。 ストロ−ブ入力が入った時の値をラッチ17が記憶す
る。以後シフトレジスタ16の中に記憶される値が異な
っても、ラッチ17の値は、次のストロ−ブ信号が入る
まで変更されない。
ぞれのセルは、最終セル(入口側)、(16ビット)ラ
ッチ17に接続してある。ラッチ17にストロ−ブパル
スが入った時、シフトレジスタ16の内部に記憶された
16ビットのデ−タは、ラッチ17へ転送される。17
番目のパリテイビットの値はラッチ17へ入力されな
い。 ストロ−ブ入力が入った時の値をラッチ17が記憶す
る。以後シフトレジスタ16の中に記憶される値が異な
っても、ラッチ17の値は、次のストロ−ブ信号が入る
まで変更されない。
【0030】このラッチ17によって保持されたデ−タ
は、出力バッファ18を経て、並列出力デ−タ25とな
る。 アドレスデコ−ダ19は、並列出力デ−タ25をデ−タ
バスにつなぎ、メモリの一定の場所へ格納する場合のア
ドレスを指定するものである。
は、出力バッファ18を経て、並列出力デ−タ25とな
る。 アドレスデコ−ダ19は、並列出力デ−タ25をデ−タ
バスにつなぎ、メモリの一定の場所へ格納する場合のア
ドレスを指定するものである。
【0031】[(3)通信回路の構成例] 図6に、単純な送受信回路の例を示す。 この例ではデジタルデ−タは、スイッチの開閉であり、
もともとデジタル値でしかも1ビット情報である。送信
情報は、スイッチのオン、オフ値で、受信側にはスイッ
チに対応する負荷が設けられる。 入力端子は16個あって、Di0、Di1、....D
i15であり、これに一端が接地されたスイッチの他方
が接続される。スイッチSw0、....Sw15であ
る。スイッチが開いていると、入力端子がHになる。ス
イッチが閉じていると、入力端子はLになる.これらは
16個の並列情報である。
もともとデジタル値でしかも1ビット情報である。送信
情報は、スイッチのオン、オフ値で、受信側にはスイッ
チに対応する負荷が設けられる。 入力端子は16個あって、Di0、Di1、....D
i15であり、これに一端が接地されたスイッチの他方
が接続される。スイッチSw0、....Sw15であ
る。スイッチが開いていると、入力端子がHになる。ス
イッチが閉じていると、入力端子はLになる.これらは
16個の並列情報である。
【0032】一方、出力端子も16個ある。Do0、D
o1、....などで、これらは負荷Load0、Lo
ad1、....などにつながれている。 X1、X2、X3は発振回路の内、発振子の接続端子で
ある。 SDは送信信号を送り出す端子である。DiNは、受信
信号RDの入力端子である。
o1、....などで、これらは負荷Load0、Lo
ad1、....などにつながれている。 X1、X2、X3は発振回路の内、発振子の接続端子で
ある。 SDは送信信号を送り出す端子である。DiNは、受信
信号RDの入力端子である。
【0033】否定WR、否定RD、ALEは電源VDDに
接続してある。 このようにするだけで、スイッチのオン、オフ情報を多
重伝送でき、又多重伝送されたデ−タに基づいて負荷を
制御する事ができる。 iNR1、iNR2はパラレルデ−タをラッチに入力す
るタイミングを与えるものであるが、このような使い方
の場合、定期的にパラレルデ−タを自動的に更新すれば
良いので、内部のタイミングパルスiNRDを用いれば
良い。 その他の外付け部品は全く不要であって、図1、図3の
回路を1チップICの中へ収納する事ができる。周辺回
路は単純で調整も不要である。
接続してある。 このようにするだけで、スイッチのオン、オフ情報を多
重伝送でき、又多重伝送されたデ−タに基づいて負荷を
制御する事ができる。 iNR1、iNR2はパラレルデ−タをラッチに入力す
るタイミングを与えるものであるが、このような使い方
の場合、定期的にパラレルデ−タを自動的に更新すれば
良いので、内部のタイミングパルスiNRDを用いれば
良い。 その他の外付け部品は全く不要であって、図1、図3の
回路を1チップICの中へ収納する事ができる。周辺回
路は単純で調整も不要である。
【0034】[(4)通信系] 図7に応用通信系を示す。 16ビット並列入力71が送信回路部72でシリアル情
報に変換されて伝送路73の中を伝わり、受信回路部7
4でパラレル情報に逆変換されて、16ビット並列出力
75となる。 このように構成する事により、送信回路部72の入力に
接続されている16ビットの入力デ−タが常に、受信回
路部74の出力75に現れる。 入力のいずれかのデ−タが変化すれば、出力のデ−タは
それに従い既時に変更される。
報に変換されて伝送路73の中を伝わり、受信回路部7
4でパラレル情報に逆変換されて、16ビット並列出力
75となる。 このように構成する事により、送信回路部72の入力に
接続されている16ビットの入力デ−タが常に、受信回
路部74の出力75に現れる。 入力のいずれかのデ−タが変化すれば、出力のデ−タは
それに従い既時に変更される。
【0035】図7は通信系の半分を示し、実際はこの2
倍の構成を持つ。送受信は双方向的に行われる。 図8は光ファイバケ−ブルを用いた通信系を示す。 送信回路部72にはE/O変換部81を、受信回路部7
4にはO/E変換部を設け、光ファイバケ−ブル82に
よって両者を連結するのである。 図9は、本考案のICをマイクロコンピュ−タに接続し
た例を示している。 入力端子Di0、Di1、....も、出力端子Do
0、Do1...も、8ビットのデ−タバスに接続して
ある。このマイクロプロセッサは8ビットであるから、
デ−タバスも8ビットである。
倍の構成を持つ。送受信は双方向的に行われる。 図8は光ファイバケ−ブルを用いた通信系を示す。 送信回路部72にはE/O変換部81を、受信回路部7
4にはO/E変換部を設け、光ファイバケ−ブル82に
よって両者を連結するのである。 図9は、本考案のICをマイクロコンピュ−タに接続し
た例を示している。 入力端子Di0、Di1、....も、出力端子Do
0、Do1...も、8ビットのデ−タバスに接続して
ある。このマイクロプロセッサは8ビットであるから、
デ−タバスも8ビットである。
【0036】しかし、本考案のICのデ−タ端子は16
ビットであるから、これを8ビットずつに分けている。
8ビットずつのパラレル入力デ−タをラッチに入れるた
め、iNR1、iNR2の2つのストロ−ブ信号が必要
になる。書き込む命令も8ビットずつWR1、WR2の
端子があり、これらがラッチストロ−ブ端子に接続して
ある。内部のストロ−ブタイミングiNRDは用いな
い。 マイクロプロセッサの書き込む命令はWRだけである
が、本考案のICの内部でこれをWR1、WR2に分割
し、16ビットデ−タを8ビットのデ−タバスから書き
込めるようにしている。 この回路に於いても、周辺回路は極めて単純である。
ビットであるから、これを8ビットずつに分けている。
8ビットずつのパラレル入力デ−タをラッチに入れるた
め、iNR1、iNR2の2つのストロ−ブ信号が必要
になる。書き込む命令も8ビットずつWR1、WR2の
端子があり、これらがラッチストロ−ブ端子に接続して
ある。内部のストロ−ブタイミングiNRDは用いな
い。 マイクロプロセッサの書き込む命令はWRだけである
が、本考案のICの内部でこれをWR1、WR2に分割
し、16ビットデ−タを8ビットのデ−タバスから書き
込めるようにしている。 この回路に於いても、周辺回路は極めて単純である。
【0037】
【考案の効果】本考案は、受信回路で送信回路のクロッ
クパルスを再生し、再生したクロック信号を用いて、受
信信号をサンプリングするようになっている。受信信号
と同期したクロックパルスにより、受信された変調パル
スの1ビットの半分の時刻でパルスの値をサンプリング
できるから、1と0とを簡単に識別し復調できる。 非同期クロックを用いるのとは違って、パルスの長さを
検出するためのコンデンサを含む微分回路、モノステ−
ブルマルチバイブレ−タなどを必要とせず、周辺回路が
簡単である。
クパルスを再生し、再生したクロック信号を用いて、受
信信号をサンプリングするようになっている。受信信号
と同期したクロックパルスにより、受信された変調パル
スの1ビットの半分の時刻でパルスの値をサンプリング
できるから、1と0とを簡単に識別し復調できる。 非同期クロックを用いるのとは違って、パルスの長さを
検出するためのコンデンサを含む微分回路、モノステ−
ブルマルチバイブレ−タなどを必要とせず、周辺回路が
簡単である。
【図1】本考案の半導体集積回路の送信回路の構成図。
【図2】送信回路の各部分のパルス波形図。Aはロ−ド
パルス、Bはシフトパルス、Cはシフトレジスタ最終段
ビットパルス、Dはパリテイ、Eは第1クロックパル
ス、Fはフレ−ムパルス、Gは第2クロックパルス、H
は送信信号を示す。
パルス、Bはシフトパルス、Cはシフトレジスタ最終段
ビットパルス、Dはパリテイ、Eは第1クロックパル
ス、Fはフレ−ムパルス、Gは第2クロックパルス、H
は送信信号を示す。
【図3】本考案の半導体集積回路の受信回路の構成図。
【図4】デ−タ値1、0の変調方式の復調説明波形図。
(a)はデ−タ1の変調パルス、(b)はサンプリング
パルス、(c)はデ−タ0の変調パルス、(d)はサン
プリングパルス。
(a)はデ−タ1の変調パルス、(b)はサンプリング
パルス、(c)はデ−タ0の変調パルス、(d)はサン
プリングパルス。
【図5】受信回路の各部分のパルス波形図。Aは受信信
号、Bはリ−デイングエッジ検出器出力、Cはクロック
パルス再生器出力、Dはシフトレジスタの出力部デ−
タ、Eはフレ−ムパルス発生器出力、Fはデ−タナンバ
チェッカ出力、Gはパリテイチェッカ出力、Hはアンド
ゲ−ト出力である。
号、Bはリ−デイングエッジ検出器出力、Cはクロック
パルス再生器出力、Dはシフトレジスタの出力部デ−
タ、Eはフレ−ムパルス発生器出力、Fはデ−タナンバ
チェッカ出力、Gはパリテイチェッカ出力、Hはアンド
ゲ−ト出力である。
【図6】本考案の半導体集積回路のピン配置と、スイッ
チと負荷との間にオン、オフ値を多重伝送した場合の周
辺回路接続図。
チと負荷との間にオン、オフ値を多重伝送した場合の周
辺回路接続図。
【図7】送信回路、受信回路の全体構成図。
【図8】光ファイバを用いる場合の送信回路、受信回路
の全体構成図。
の全体構成図。
【図9】本考案の半導体集積回路をマイクロコンピュ−
タと接続した場合の接続図。
タと接続した場合の接続図。
【図10】パルス幅変調により、デ−タ1、0を表現し
た場合のパルス波形図。(a)がデ−タ1を表し、
(b)がデ−タ0を表す。
た場合のパルス波形図。(a)がデ−タ1を表し、
(b)がデ−タ0を表す。
【図11】多重伝送信号の1フレ−ムを構成するデ−タ
ビット、パリテイビットを示す図。
ビット、パリテイビットを示す図。
1 送信回路 2 パラレル入力デ−タ 3 ラッチ 4 CLK 5 分周器 6 タイミングパルス発生器 7 シフトレジスタ 8 フレームパルス発生器 9 エンコ−ダ 10 パリテイビット発生器 11 送信信号 12 発振器 13 フレームパルス再生器 14 リ−デイングエッジ検出器 15 受信信号 16 シフトレジスタ 17 ラッチ 18 出力バッファ 19 アドレスデコ−ダ 20 クロックパルス再生器 21 パリテイチェッカ 22 デ−タナンバチェッカ 23 アンドゲ−ト 25 出力デ−タ 26 受信回路
Claims (1)
- 【請求項1】 データ”1”と”0”に対してHである
時間が1ビット分の3/4であるパルスと1/4である
パルスを対応させる変調方式によって多重信号を送受信
する送信回路1と、受信回路26とを有し、送信回路1
は受信回路26で発生したクロック信号CLKから送信
の始期を与えるロードパルス、一定周期で繰り返し発生
するシフトパルス、同一周期で繰り返し発生する第1ク
ロックパルス、同一周期で繰り返し発生しシフトパルス
より1/2ビット分遅延した第2クロックパルスを発生
するタイミングパルス発生器6と、パラレル入力データ
2を一時的に保持するラッチ3と、ロードパルスが与え
られた時にラッチ3のデータを入力し、シフトパルスが
与えられるごとにデータをシフトさせ最終段からデータ
をひとつずつ出力してゆくシフトレジスタ7と、ロード
パルスを受けて第1クロックパルスを数えることにより
1フレーム中のデータビットの長さに対応するフレーム
パルスを作り出すフレームパルス発生器8と、第2クロ
ックパルスとシフトレジスタ7の出力とからデータのパ
リテイを計算するパリテイビット発生器10と、シフト
レジスタ7の出力データを上記の変調方式で変調して出
力し最後に、データのパリテイが奇数の時は”1”、デ
ータのパリテイが偶数の時は”0”であるパリテイビッ
トを付加することにより送信信号を作るエンコーダ9と
よりなり、受信回路26は、基礎となるクロック信号C
LKを発生する発振器12と、受信信号RDのパルス立
ち上がりを検出し短いパルス幅の出力を発生するリーデ
イングエッジ検出器14と、リーデイングエッジ検出器
14の出力と発振器12のクロック信号CLKとから立
ち下がりが受信信号の立ち上がりより1/2ビット分後
の時刻に同期するクロックパルスを再生するクロックパ
ルス再生器20と、リーデイングエッジ検出器14の出
力とクロック信号CLKとからリーデイングエッジ検出
器出力の最初のパルスから予め定めた1フレーム時間だ
け持続するフレームパルスを再生するフレームパルス再
生器13と、受信信号のデータの和の偶奇性を検査する
パリテイチェッカ21と、クロックパルス再生器22の
出力パルス数を計数しデータ数を検査し予め定められた
データ数になった時に1ビット分の”1”信号を生ずる
データナンバチェッカ22と、パリテイチェッカ21の
出力、データナンバチェッカの出力、フレームパルス再
生器13の出力の論理積を演算するアンドゲート23
と、再生されたクロックパルスをシフトパルスとしパル
ス立ち下がりによって受信信号RDを1ビットずつ順に
入力するデータ数よりひとつ多いビット数のシフトレジ
スタ16と、アンドゲート23の発するストローブ信号
によってシフトレジスタ16のデータを入力し保持する
ラッチ17と、ラッチ17で保持されたデータを出力す
る出力バッファ18とより構成されている事を特徴とす
る半導体集積回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991055876U JPH0633718Y2 (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | 半導体集積回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991055876U JPH0633718Y2 (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | 半導体集積回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0496137U JPH0496137U (ja) | 1992-08-20 |
JPH0633718Y2 true JPH0633718Y2 (ja) | 1994-08-31 |
Family
ID=31789770
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991055876U Expired - Lifetime JPH0633718Y2 (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | 半導体集積回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0633718Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60216653A (ja) * | 1984-03-28 | 1985-10-30 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 半導体集積回路 |
-
1991
- 1991-06-20 JP JP1991055876U patent/JPH0633718Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0496137U (ja) | 1992-08-20 |
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