JPH0378819B2 - - Google Patents
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- JPH0378819B2 JPH0378819B2 JP58093655A JP9365583A JPH0378819B2 JP H0378819 B2 JPH0378819 B2 JP H0378819B2 JP 58093655 A JP58093655 A JP 58093655A JP 9365583 A JP9365583 A JP 9365583A JP H0378819 B2 JPH0378819 B2 JP H0378819B2
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- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 9
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 12
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 10
- 239000013256 coordination polymer Substances 0.000 description 9
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- 238000005070 sampling Methods 0.000 description 5
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- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L25/00—Baseband systems
- H04L25/38—Synchronous or start-stop systems, e.g. for Baudot code
- H04L25/40—Transmitting circuits; Receiving circuits
- H04L25/49—Transmitting circuits; Receiving circuits using code conversion at the transmitter; using predistortion; using insertion of idle bits for obtaining a desired frequency spectrum; using three or more amplitude levels ; Baseband coding techniques specific to data transmission systems
- H04L25/4917—Transmitting circuits; Receiving circuits using code conversion at the transmitter; using predistortion; using insertion of idle bits for obtaining a desired frequency spectrum; using three or more amplitude levels ; Baseband coding techniques specific to data transmission systems using multilevel codes
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Dc Digital Transmission (AREA)
Description
<技術分野>
本発明は、2値−多値論理変換部及び多値−2
値論理変換部を含む非同期型データ処理装置に関
するものである。 <従来技術> 例えば、従来のデータ伝送装置では、第1図の
ようなフオーマツトの信号が一般的に使用され
る。制御線の信号Cの立ち下がり後、データ線の
信号Dが“Low”にはじめてなつた時点をデー
タのスタートと見なす。立ち下がり後、“Low”
になるまでの時間はこの場合不定であり、従つて
データ送信は受信側のタイミングに無関係に、即
ち非同期に行なわれる。しかし、スタートが検出
されれば、以下定められたクロツクレートでデー
タがサンプリングされなければならない。ここで
いうクロツクレートとは、データの区切りを識別
するサンプリング間隔と考えてよく、サンプリン
グした結果がデータD0〜DNと見なされる。パリ
テイの後の“Low”はストツプと見なされ、次
に制御線の信号Cが“High”に立ち上がつた時
点で送信完了となる。 この方式では、キヤラクタ長(データの数)、
ストツプビツト数、パリテイ(偶パリテイ、奇パ
リテイ)などをあらかじめ定めておかねばならな
い。またスタートやストツプ等の制御信号とデー
タ信号(D0〜DN)が、別途に設けられた制御線
によつて識別されるため、受信側でデータを識別
するタイミングの取り方などに問題が生じる。す
なわち、データ信号線自体でも最初の“Low”
を検出するまではデータではなく、制御情報を送
られていると見なす必要がある。 これに対して、2値以上の論理が可能な受信装
置ならば、最初の“Nil”信号をデータのスター
トとみなし、次の“Nil”信号をストツプとみな
すというように、特別な制御線を要せず同じデー
タ信号線の上で、データと制御信号を識別するこ
とができる。キヤラクタ長やパリテイは決めてお
かねばならないが、“Nil”信号識別後はただち
にデータの読み出しにかかれる。第2図に示すの
はそのデータフオーマツトである。第3図、第4
図に具体的な受信回路例とタイミングチヤートを
示す。 第3図において、データ信号I1,I2として下記
表1に示された3値論理のデータが入力されるも
のとする。またトグル回路1の出力Qは初期状態
として“Low”であるとする。
値論理変換部を含む非同期型データ処理装置に関
するものである。 <従来技術> 例えば、従来のデータ伝送装置では、第1図の
ようなフオーマツトの信号が一般的に使用され
る。制御線の信号Cの立ち下がり後、データ線の
信号Dが“Low”にはじめてなつた時点をデー
タのスタートと見なす。立ち下がり後、“Low”
になるまでの時間はこの場合不定であり、従つて
データ送信は受信側のタイミングに無関係に、即
ち非同期に行なわれる。しかし、スタートが検出
されれば、以下定められたクロツクレートでデー
タがサンプリングされなければならない。ここで
いうクロツクレートとは、データの区切りを識別
するサンプリング間隔と考えてよく、サンプリン
グした結果がデータD0〜DNと見なされる。パリ
テイの後の“Low”はストツプと見なされ、次
に制御線の信号Cが“High”に立ち上がつた時
点で送信完了となる。 この方式では、キヤラクタ長(データの数)、
ストツプビツト数、パリテイ(偶パリテイ、奇パ
リテイ)などをあらかじめ定めておかねばならな
い。またスタートやストツプ等の制御信号とデー
タ信号(D0〜DN)が、別途に設けられた制御線
によつて識別されるため、受信側でデータを識別
するタイミングの取り方などに問題が生じる。す
なわち、データ信号線自体でも最初の“Low”
を検出するまではデータではなく、制御情報を送
られていると見なす必要がある。 これに対して、2値以上の論理が可能な受信装
置ならば、最初の“Nil”信号をデータのスター
トとみなし、次の“Nil”信号をストツプとみな
すというように、特別な制御線を要せず同じデー
タ信号線の上で、データと制御信号を識別するこ
とができる。キヤラクタ長やパリテイは決めてお
かねばならないが、“Nil”信号識別後はただち
にデータの読み出しにかかれる。第2図に示すの
はそのデータフオーマツトである。第3図、第4
図に具体的な受信回路例とタイミングチヤートを
示す。 第3図において、データ信号I1,I2として下記
表1に示された3値論理のデータが入力されるも
のとする。またトグル回路1の出力Qは初期状態
として“Low”であるとする。
【表】
データ信号I1,I2が入力されると、排他的ノア
ゲートからなる判定回路2によりデータが
“Nil”であるか否かが識別される。もし“Nil”
でなければ、判定回路2の判定信号は“High”
のままで何の変化も生じない。“Nil”が入力さ
れると、判定信号は“Low”となりトグル回路
1に送られる。 トグル回路1は、判定信号の立ち下がりで出力
Qを反転する回路である。立ち上がりではデータ
を保持したまま反転しない。判定回路2より
“Low”の判定信号が入ると、トグル回路1は出
力Qを反転し“High”とする。“High”はアン
ドゲート3に送られるが、この時点ではまた開か
ない。アンドゲート3は次に入力に“Nil”以外
の信号が入つたとき、すなわち判定回路2の判定
出力が“High”になつたときはじめて開かれ、
入力される一方のデータ信号I1をデータ・サンプ
ル回路4に送り出す。この例のデータは、表1に
示すように“Nil”以外のときI1とI2が一致して
いるので、いずれか一方をサンプリングすればよ
い。 データ・サンプル回路4は、クロツクジエネレ
ータ4aによつて一定のクロツクを作り出し(ク
ロツクレートに相当)、そのタイミングでデータ
をサンプリングする回路である。Dフリツプフロ
ツプ4bにおいてサンプリングされたデータは、
そのままデータ出力信号0として送出される。出
力側でサンプリング開始のタイミングを見たい場
合は、トグル回路1の出力を見ておけばよい。ト
グル回路1の出力Qが“High”になつたときが
サンプリングのスタートとなる。 このように後者の方式においても、サンプリン
グするクロツクレートは一定である。 ところで、一般の回路で用いる同期クロツクは
信号を同期的に(一斉)処理する場合有効である
が、本来信号処理は、かならずしも同期的な処理
ばかりではなく、非同期な要素が含まれている。
また、同期クロツクとデータとは、もともと無関
係に生成されるもので、タイミングの違いによる
読み取りミスなどを生じる可能性もある。 <発明の目的> 本発明は、同期クロツクを全く必要とせず、デ
ータ誤り率を低減して非同期に、演算処理または
データ転送あるいはデータ伝送などが行なえる非
同期型データ処理装置を提供するものである。 本発明において、2値−多値論理変換部は、2
値論理のデータを、同期クロツクを要しない回路
によつて多値化する。以降の演算処理、データ転
送、データ伝送などは全て多値論理に従つて行な
われる。この場合、処理回路内では従来の同期ク
ロツクという概念はなく、データ信号にデータの
区切りを示す制御信号をはさみ込んだものとな
る。 上記のような多値論理の信号は、データの区切
りを同期クロツクではなく、同一の信号線を通る
制御信号(実施例では“Nil”)によつて識別し
ているために、非同期のデータ(もちろん、同期
的な一定間隔のデータであつてもよい)の扱いに
適した信号となつている。 そして、演算処理、データ転送、あるいはデー
タ伝送された信号は、多値−2値論理変換部によ
つて従来の2値論理へもどされる。この変換時に
は、原波形だけでなく、その区切りを識別するク
ロツクも同時に生成することが可能である。これ
は、従来の回路とのインターフエースを取る際に
必要な回路となる。 <実施例> 以下図面に従つて本発明の一実施例を説明す
る。 第5図は本発明のシリアルデータの転送、また
はシリアルデータ伝送に実施したときの概略構成
図で、2値−多値論理変換部11は送信変換回
路、多値−2値論理変換部12は受信復調回路と
して構成されることとなる。 第6図に2値−多値論理変換部11の詳細ブロ
ツク図を、第7図に第6図の各部信号波形のタイ
ムチヤートを示す。 多値論理として、前記表1のような3値論理を
用いるものとする。 3値以上の論理が可能ならば、データとデータ
の間に“Nil”をはさむことで信号の識別を行な
うことができる。“Nil”のはさみこみは、表1
で示される3値論理に対して、データ信号のI1か
I2の何れか一方を逆転することで、簡単に実現す
ることができる。なぜなら、データ論理“0”、
“1”の期間中は、I1,I2両方が同じ値“0”か
“1”をとり、“Nil”期間中は別々の値をとると
いう性質が利用できるからである。 第6図、第7図において、初期状態として、
CPは原波形データの設定された後“High”にな
るものとする。また、遅延回路13,14の出力
D1,D2は各々“Low”である。まず、一般の2
値論理に従う信号(原波形)Sが、Dフリツプフ
ロツプ15,16に入力される。その出力はその
ままQ1,Q2から送り出され、同時に排他的ノア
ゲート17の出力Cを“High”にする。出力C
は遅延回路13,14の入力に入るが、ここで
各々の信号は別々の遅延がかけられる。CPが
“High”になるまで、つまり長い方の遅延D2を信
号が抜けるまで、I1,I2の出力はQ1,Q2のまま保
たれる。 アンドゲート18の出力であるCPが“High”、
これをインバータ19により反転したが
“Low”となると、まずDフリツプフロツプ1
5,16の入力がラツチされ、次にDフリツプフ
ロツプ16の出力2がアンド・オアゲート20
を通してI2の出力として送出される。従つて、I2
の出力が“Low”にかわり、排他的ノアゲート
17の出力Cも“Low”に立ち下がる。次に排
他的ノアゲート17の出力Cは各遅延回路13,
14の入力に入るが、アンドゲート18の出力
CPは短い方の遅延D1後に変化し、“Low”にな
る。CPが“Low”、が“High”ならば、アン
ド・オアゲート20の出力は再び逆転し、I2は
“High”になる。すなわち、I2の出力は遅延D1
(厳密にはゲート遅延+遅延D1)の期間だけI1の
出力に対し反転し、“Nil”期間となる。 以上は、原波形が変化していない場合だつた
が、次にDフリツプフロツプ15,16の入力ラ
ツチのときデータが“Low”に変化している場
合は、Dフリツプフロツプ16の出力2の反転
とCPの反転とが同時に起こるため(厳密にはCP
の反転の方が先に起こる)、出力I2は立ち下がら
ずそのまま“High”に保たれる。I2は遅延D1時
間分“High”に保たれ、次のCPの反転で
“Low”に落ちる。この期間が“Nil”期間とな
る。 以下同様にして、データ信号と“Nil”とが交
互に繰り返される。データ信号の期間はD2、
“Nil”の期間はD1によつて規定される。厳密に
は、どちらの遅延にもゲート遅延が含まれる。従
つて、“Nil”信号の区間を短かくするために、
D1をなくし、ゲート遅延のみとしてもよい。 なぜなら、“Nil”はエツジを検出できるだけ
の幅があればよいからである。また、データ信号
期間は、D2を変えることにより任意に定めるこ
とができる。遅延そのものは容量等の操作により
調整できる。 第8図は第5図の多値−2値論理変換部12の
詳細を示すブロツク図、第9図は第8図の各部信
号波形例を示すタイムチヤートである。ここにお
いて、クロツクレート不定で送られてくる直列デ
ータフオーマツト(3値論理)の信号が、一般の
2値論理直列データに復調される。このように、
特殊な3直論理の信号でも、簡単な回路で一般信
号に直すことができる。I1′,I2′は3直論理の受
信信号で、ここに“Nil”で区切られたデータが
送られてくる。 データ入力として“1”が送られる(I1′,
I2′ともに“High”)と、第8図のアンドゲート2
1の出力I3が“High”になる。同時に排他的ノ
アゲート22の出力CP1も“High”になる。CP1
の立ち上がり信号を検出して、ラツチ回路23は
I3をラツチし、I4に出力する。そしてまたインバ
ータ24を介した出力CP2は立ち下がるが、この
ときラツチ回路25の出力Oは変化しない。 次に“Nil”が送られると(I1“Low”、I2
“High”)、上記でラツチされたI3がOに出力さ
れ、“Low”となる。このようにして3値論理
“1”、“Nil”、“0”、“Nil”とつづく信号が、ク
ロツクCP2とデータ出力(2値論理)Oとに分離
できる。 なお、この実施例では、“Nil”の立ち上りを
トリガにしてデータを出力しているが、もしデー
タ信号の立ち上りでデータを見たい場合は、イン
バータ24とフリツプフロツプ25を除いてクロ
ツクCP2信号と、出力I4を見ておけばよい。 以上、シリアルデータ転送、またはシリアルデ
ータ伝送に実施したものについて説明したが、第
10図のように多値論理データ演算処理系26を
はさみ、2値論理入力(直列データ)を2値−多
値論理変換部1を通して供給し、処理結果を多値
−2値論理変換部2によつて2値論理出力(直列
データ)に直すようなものであつてもよい。 第11図、第12図は多連論理データの転送又
は伝送系と演算処理系を組み合わせたものであ
る。第11図は多値論理データ演算処理系26の
処理結果を多値論理送信ポート27を通して転
送、または伝送する。第12図は2値−多値論理
に変換されたデータを多値論理受信ポート28に
転送、または伝送した後、多値論理データ演算処
理系26に供給するようにしたものである。 また第13図〜第15図のように多値論理並列
処理系29を含むものであつてもよい。第13図
では多値論理S−P(シリアル−パラレル)変換
器30により、前段で多値論理に変換された直列
データを並列化し、処理結果を複数の多値−2値
論理変換部2,2,…をもつて、出力を2値論理
の並列データとしている。第14図は2値−多値
論理変換部1,1,…によつて複数の2値論理の
並列データを多値論理に変換して入力し、並列処
理された結果は多値論理P−S(パラレル−シリ
アル)変換器31により直列化し、最後の多値−
2値論理変換部2により2値論理の直列データに
変換して出力している。第15図はそれぞれ複数
の2値−多値論理変換部1,1,…及び多値−2
値論理変換部2,2,…を有し、2値論理の並列
データで入力し、また出力するものである。 以上のようないずれのものであつても、2値論
理入力は多値論理に変換されてデータ信号自体に
データの区切りを示す制御信号がはさみ込まれる
ので、制御信号はデータと同一の扱いを受けて、
データ信号だけが著しく遅延を生じるということ
がなく、高い信頼性をもつてデータを処理でき
る。 <発明の効果> 以上のように本発明のデータ処理装置によれ
ば、従来の同期クロツクという概念を不要にする
ものであつて、本来非同期な要素が含まれる信号
処理を、データ誤り率を低減して処理できる有用
な非同期型データ処理装置が提供できる。
ゲートからなる判定回路2によりデータが
“Nil”であるか否かが識別される。もし“Nil”
でなければ、判定回路2の判定信号は“High”
のままで何の変化も生じない。“Nil”が入力さ
れると、判定信号は“Low”となりトグル回路
1に送られる。 トグル回路1は、判定信号の立ち下がりで出力
Qを反転する回路である。立ち上がりではデータ
を保持したまま反転しない。判定回路2より
“Low”の判定信号が入ると、トグル回路1は出
力Qを反転し“High”とする。“High”はアン
ドゲート3に送られるが、この時点ではまた開か
ない。アンドゲート3は次に入力に“Nil”以外
の信号が入つたとき、すなわち判定回路2の判定
出力が“High”になつたときはじめて開かれ、
入力される一方のデータ信号I1をデータ・サンプ
ル回路4に送り出す。この例のデータは、表1に
示すように“Nil”以外のときI1とI2が一致して
いるので、いずれか一方をサンプリングすればよ
い。 データ・サンプル回路4は、クロツクジエネレ
ータ4aによつて一定のクロツクを作り出し(ク
ロツクレートに相当)、そのタイミングでデータ
をサンプリングする回路である。Dフリツプフロ
ツプ4bにおいてサンプリングされたデータは、
そのままデータ出力信号0として送出される。出
力側でサンプリング開始のタイミングを見たい場
合は、トグル回路1の出力を見ておけばよい。ト
グル回路1の出力Qが“High”になつたときが
サンプリングのスタートとなる。 このように後者の方式においても、サンプリン
グするクロツクレートは一定である。 ところで、一般の回路で用いる同期クロツクは
信号を同期的に(一斉)処理する場合有効である
が、本来信号処理は、かならずしも同期的な処理
ばかりではなく、非同期な要素が含まれている。
また、同期クロツクとデータとは、もともと無関
係に生成されるもので、タイミングの違いによる
読み取りミスなどを生じる可能性もある。 <発明の目的> 本発明は、同期クロツクを全く必要とせず、デ
ータ誤り率を低減して非同期に、演算処理または
データ転送あるいはデータ伝送などが行なえる非
同期型データ処理装置を提供するものである。 本発明において、2値−多値論理変換部は、2
値論理のデータを、同期クロツクを要しない回路
によつて多値化する。以降の演算処理、データ転
送、データ伝送などは全て多値論理に従つて行な
われる。この場合、処理回路内では従来の同期ク
ロツクという概念はなく、データ信号にデータの
区切りを示す制御信号をはさみ込んだものとな
る。 上記のような多値論理の信号は、データの区切
りを同期クロツクではなく、同一の信号線を通る
制御信号(実施例では“Nil”)によつて識別し
ているために、非同期のデータ(もちろん、同期
的な一定間隔のデータであつてもよい)の扱いに
適した信号となつている。 そして、演算処理、データ転送、あるいはデー
タ伝送された信号は、多値−2値論理変換部によ
つて従来の2値論理へもどされる。この変換時に
は、原波形だけでなく、その区切りを識別するク
ロツクも同時に生成することが可能である。これ
は、従来の回路とのインターフエースを取る際に
必要な回路となる。 <実施例> 以下図面に従つて本発明の一実施例を説明す
る。 第5図は本発明のシリアルデータの転送、また
はシリアルデータ伝送に実施したときの概略構成
図で、2値−多値論理変換部11は送信変換回
路、多値−2値論理変換部12は受信復調回路と
して構成されることとなる。 第6図に2値−多値論理変換部11の詳細ブロ
ツク図を、第7図に第6図の各部信号波形のタイ
ムチヤートを示す。 多値論理として、前記表1のような3値論理を
用いるものとする。 3値以上の論理が可能ならば、データとデータ
の間に“Nil”をはさむことで信号の識別を行な
うことができる。“Nil”のはさみこみは、表1
で示される3値論理に対して、データ信号のI1か
I2の何れか一方を逆転することで、簡単に実現す
ることができる。なぜなら、データ論理“0”、
“1”の期間中は、I1,I2両方が同じ値“0”か
“1”をとり、“Nil”期間中は別々の値をとると
いう性質が利用できるからである。 第6図、第7図において、初期状態として、
CPは原波形データの設定された後“High”にな
るものとする。また、遅延回路13,14の出力
D1,D2は各々“Low”である。まず、一般の2
値論理に従う信号(原波形)Sが、Dフリツプフ
ロツプ15,16に入力される。その出力はその
ままQ1,Q2から送り出され、同時に排他的ノア
ゲート17の出力Cを“High”にする。出力C
は遅延回路13,14の入力に入るが、ここで
各々の信号は別々の遅延がかけられる。CPが
“High”になるまで、つまり長い方の遅延D2を信
号が抜けるまで、I1,I2の出力はQ1,Q2のまま保
たれる。 アンドゲート18の出力であるCPが“High”、
これをインバータ19により反転したが
“Low”となると、まずDフリツプフロツプ1
5,16の入力がラツチされ、次にDフリツプフ
ロツプ16の出力2がアンド・オアゲート20
を通してI2の出力として送出される。従つて、I2
の出力が“Low”にかわり、排他的ノアゲート
17の出力Cも“Low”に立ち下がる。次に排
他的ノアゲート17の出力Cは各遅延回路13,
14の入力に入るが、アンドゲート18の出力
CPは短い方の遅延D1後に変化し、“Low”にな
る。CPが“Low”、が“High”ならば、アン
ド・オアゲート20の出力は再び逆転し、I2は
“High”になる。すなわち、I2の出力は遅延D1
(厳密にはゲート遅延+遅延D1)の期間だけI1の
出力に対し反転し、“Nil”期間となる。 以上は、原波形が変化していない場合だつた
が、次にDフリツプフロツプ15,16の入力ラ
ツチのときデータが“Low”に変化している場
合は、Dフリツプフロツプ16の出力2の反転
とCPの反転とが同時に起こるため(厳密にはCP
の反転の方が先に起こる)、出力I2は立ち下がら
ずそのまま“High”に保たれる。I2は遅延D1時
間分“High”に保たれ、次のCPの反転で
“Low”に落ちる。この期間が“Nil”期間とな
る。 以下同様にして、データ信号と“Nil”とが交
互に繰り返される。データ信号の期間はD2、
“Nil”の期間はD1によつて規定される。厳密に
は、どちらの遅延にもゲート遅延が含まれる。従
つて、“Nil”信号の区間を短かくするために、
D1をなくし、ゲート遅延のみとしてもよい。 なぜなら、“Nil”はエツジを検出できるだけ
の幅があればよいからである。また、データ信号
期間は、D2を変えることにより任意に定めるこ
とができる。遅延そのものは容量等の操作により
調整できる。 第8図は第5図の多値−2値論理変換部12の
詳細を示すブロツク図、第9図は第8図の各部信
号波形例を示すタイムチヤートである。ここにお
いて、クロツクレート不定で送られてくる直列デ
ータフオーマツト(3値論理)の信号が、一般の
2値論理直列データに復調される。このように、
特殊な3直論理の信号でも、簡単な回路で一般信
号に直すことができる。I1′,I2′は3直論理の受
信信号で、ここに“Nil”で区切られたデータが
送られてくる。 データ入力として“1”が送られる(I1′,
I2′ともに“High”)と、第8図のアンドゲート2
1の出力I3が“High”になる。同時に排他的ノ
アゲート22の出力CP1も“High”になる。CP1
の立ち上がり信号を検出して、ラツチ回路23は
I3をラツチし、I4に出力する。そしてまたインバ
ータ24を介した出力CP2は立ち下がるが、この
ときラツチ回路25の出力Oは変化しない。 次に“Nil”が送られると(I1“Low”、I2
“High”)、上記でラツチされたI3がOに出力さ
れ、“Low”となる。このようにして3値論理
“1”、“Nil”、“0”、“Nil”とつづく信号が、ク
ロツクCP2とデータ出力(2値論理)Oとに分離
できる。 なお、この実施例では、“Nil”の立ち上りを
トリガにしてデータを出力しているが、もしデー
タ信号の立ち上りでデータを見たい場合は、イン
バータ24とフリツプフロツプ25を除いてクロ
ツクCP2信号と、出力I4を見ておけばよい。 以上、シリアルデータ転送、またはシリアルデ
ータ伝送に実施したものについて説明したが、第
10図のように多値論理データ演算処理系26を
はさみ、2値論理入力(直列データ)を2値−多
値論理変換部1を通して供給し、処理結果を多値
−2値論理変換部2によつて2値論理出力(直列
データ)に直すようなものであつてもよい。 第11図、第12図は多連論理データの転送又
は伝送系と演算処理系を組み合わせたものであ
る。第11図は多値論理データ演算処理系26の
処理結果を多値論理送信ポート27を通して転
送、または伝送する。第12図は2値−多値論理
に変換されたデータを多値論理受信ポート28に
転送、または伝送した後、多値論理データ演算処
理系26に供給するようにしたものである。 また第13図〜第15図のように多値論理並列
処理系29を含むものであつてもよい。第13図
では多値論理S−P(シリアル−パラレル)変換
器30により、前段で多値論理に変換された直列
データを並列化し、処理結果を複数の多値−2値
論理変換部2,2,…をもつて、出力を2値論理
の並列データとしている。第14図は2値−多値
論理変換部1,1,…によつて複数の2値論理の
並列データを多値論理に変換して入力し、並列処
理された結果は多値論理P−S(パラレル−シリ
アル)変換器31により直列化し、最後の多値−
2値論理変換部2により2値論理の直列データに
変換して出力している。第15図はそれぞれ複数
の2値−多値論理変換部1,1,…及び多値−2
値論理変換部2,2,…を有し、2値論理の並列
データで入力し、また出力するものである。 以上のようないずれのものであつても、2値論
理入力は多値論理に変換されてデータ信号自体に
データの区切りを示す制御信号がはさみ込まれる
ので、制御信号はデータと同一の扱いを受けて、
データ信号だけが著しく遅延を生じるということ
がなく、高い信頼性をもつてデータを処理でき
る。 <発明の効果> 以上のように本発明のデータ処理装置によれ
ば、従来の同期クロツクという概念を不要にする
ものであつて、本来非同期な要素が含まれる信号
処理を、データ誤り率を低減して処理できる有用
な非同期型データ処理装置が提供できる。
第1図は従来の直列データ・フオーマツト例を
示す図、第2図は従来の他の直列データ・フオー
マツト例を示す図、第3図は第2図のフオーマツ
トによる受信回路例を示すブロツク図、第4図は
第3図の各部信号波形例を示すタイムチヤート、
第5図は本発明の一実施例を示す概略構成図、第
6図は第5図の要部詳細を示すブロツク図、第7
図は第6図の各部信号波形例を示すタイムチヤー
ト、第8図は第5図の他の要部詳細を示すブロツ
ク図、第9図は第8図の各部信号波形例を示すタ
イムチヤート、第10図〜第15図は本発明のそ
れぞれ異なる他の実施例を示す概略構成図であ
る。 1……2値−多値論理変換部、2……多値−2
値論理変換部、26……多値論理データ演算処理
系、27……多値論理送信ポート、28……多値
論理受信ポート、29……多値論理並列処理系、
30……多値論理P−S変換器、31……多値論
理P−S変換器。
示す図、第2図は従来の他の直列データ・フオー
マツト例を示す図、第3図は第2図のフオーマツ
トによる受信回路例を示すブロツク図、第4図は
第3図の各部信号波形例を示すタイムチヤート、
第5図は本発明の一実施例を示す概略構成図、第
6図は第5図の要部詳細を示すブロツク図、第7
図は第6図の各部信号波形例を示すタイムチヤー
ト、第8図は第5図の他の要部詳細を示すブロツ
ク図、第9図は第8図の各部信号波形例を示すタ
イムチヤート、第10図〜第15図は本発明のそ
れぞれ異なる他の実施例を示す概略構成図であ
る。 1……2値−多値論理変換部、2……多値−2
値論理変換部、26……多値論理データ演算処理
系、27……多値論理送信ポート、28……多値
論理受信ポート、29……多値論理並列処理系、
30……多値論理P−S変換器、31……多値論
理P−S変換器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 2値論理データ入力のみに基づいて自律的に
起動され、2値論理データを、2値論理に従う同
一レベルの2個のデータ系列によつて意味付けさ
れる多値論理データに論理変換すると共に、該多
値論理データへの変換に伴い、該データ間に、デ
ータの区切りを示す制御信号であつて、2値論理
に従う相異なるレベルの2個のデータ系列によつ
て意味付けされる多値論理の制御信号を挾み込む
2値−多値論理変換手段であつて、前記2値論理
データ入力を受ける単一の入力部と、前記多値論
理出力を出力する第1及び第2の出力部と、前記
入力部を介して入力される2値論理データ入力を
受ける第1及び第2のラツチ回路と、前記第1の
ラツチ回路の出力を前記第1の出力部に伝達する
手段と、第1の所定時間経過毎及び第2の所定時
間経過毎に、それぞれ、前記第2の出力部に伝達
される信号を、前記第2のラツチ回路の非反転出
力から反転出力に、及び反転出力から非反転出力
に切り換える手段とを有する2値−多値論理変換
手段と、 前記多値論理入力のみに基づいて自律的に作動
し、前記多値論理のデータ間に挾まれる前記制御
信号に基づき各データ毎の前記多値論理を2値論
理に論理変換する多値−2値論理変換手段であつ
て、前記多値論理入力を受ける第1及び第2の入
力部と、前記2値論理データを出力する単一の出
力部と、ラツチ回路と、前記入力部に入力される
前記多値論理のデータに基づいて、前記第1及び
第2の入力部の入力レベルの前記ラツチ回路への
入力を許可し、前記入力部に入力される前記多値
論理の制御信号に基づいて、前記ラツチ回路への
入力を禁止する手段と、前記多値論理入力に基づ
いて、前記2値論理データの出力個数を示すクロ
ツクを出力する手段と、前記ラツチ回路の出力を
前記出力部に伝達する手段とを有する多値−2値
論理変換手段とを有してなることを特徴とする非
同期型データ処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58093655A JPS59218067A (ja) | 1983-05-25 | 1983-05-25 | 非同期型デ−タ処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58093655A JPS59218067A (ja) | 1983-05-25 | 1983-05-25 | 非同期型デ−タ処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59218067A JPS59218067A (ja) | 1984-12-08 |
JPH0378819B2 true JPH0378819B2 (ja) | 1991-12-16 |
Family
ID=14088394
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58093655A Granted JPS59218067A (ja) | 1983-05-25 | 1983-05-25 | 非同期型デ−タ処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59218067A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4145583B2 (ja) * | 2002-07-02 | 2008-09-03 | シャープ株式会社 | 信号伝送方法、信号伝送システム、論理回路、及び液晶駆動装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4850183A (ja) * | 1971-10-27 | 1973-07-14 | ||
JPS574846B2 (ja) * | 1975-05-16 | 1982-01-27 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS574846U (ja) * | 1980-06-09 | 1982-01-11 |
-
1983
- 1983-05-25 JP JP58093655A patent/JPS59218067A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4850183A (ja) * | 1971-10-27 | 1973-07-14 | ||
JPS574846B2 (ja) * | 1975-05-16 | 1982-01-27 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59218067A (ja) | 1984-12-08 |
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