JPH06337166A - 貯湯式給湯機 - Google Patents
貯湯式給湯機Info
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- JPH06337166A JPH06337166A JP12689493A JP12689493A JPH06337166A JP H06337166 A JPH06337166 A JP H06337166A JP 12689493 A JP12689493 A JP 12689493A JP 12689493 A JP12689493 A JP 12689493A JP H06337166 A JPH06337166 A JP H06337166A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 死に水が少なく、住宅内で合理的な設置がで
きる貯湯式給湯機を提供する。 【構成】 貯湯槽１ａ、１ｂ、１ｃと、水ポンプ２と、
電気ヒータ３の下流側で分岐し、貯湯槽１ａ、１ｂ、１
ｃの上部に接続された出湯配管８ａ、８ｂ、８ｃと、電
気ヒータ３からこれらの出湯配管８ａ、８ｂ、８ｃへの
流路を切り換える出湯側の二方弁９ａ、９ｂ、９ｃと、
水ポンプ２の上流側で分岐し、貯湯槽１ａ、１ｂ、１ｃ
の下部に接続された入水配管１０ａ、１０ｂ、１０ｃ
と、水ポンプ２からこれらの入水配管１０ａ、１０ｂ、
１０ｃへの流路を切り換える入水側の二方弁１１ａ、１
１ｂ、１１ｃと、電気ヒータ３により沸き上げる湯温を
所定値に制御する沸き上げ湯温制御手段６とを設け、ひ
とつの電気ヒータ３によって沸き上げた湯をそれぞれの
利用場所に近接して設置することのできる貯湯槽１ａ、
１ｂ、１ｃに分配して貯湯する。
きる貯湯式給湯機を提供する。 【構成】 貯湯槽１ａ、１ｂ、１ｃと、水ポンプ２と、
電気ヒータ３の下流側で分岐し、貯湯槽１ａ、１ｂ、１
ｃの上部に接続された出湯配管８ａ、８ｂ、８ｃと、電
気ヒータ３からこれらの出湯配管８ａ、８ｂ、８ｃへの
流路を切り換える出湯側の二方弁９ａ、９ｂ、９ｃと、
水ポンプ２の上流側で分岐し、貯湯槽１ａ、１ｂ、１ｃ
の下部に接続された入水配管１０ａ、１０ｂ、１０ｃ
と、水ポンプ２からこれらの入水配管１０ａ、１０ｂ、
１０ｃへの流路を切り換える入水側の二方弁１１ａ、１
１ｂ、１１ｃと、電気ヒータ３により沸き上げる湯温を
所定値に制御する沸き上げ湯温制御手段６とを設け、ひ
とつの電気ヒータ３によって沸き上げた湯をそれぞれの
利用場所に近接して設置することのできる貯湯槽１ａ、
１ｂ、１ｃに分配して貯湯する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は複数の貯湯槽に対して、
貯湯槽外に設けられたひとつの熱源で加熱した湯をそれ
ぞれの貯湯槽に分配して蓄える方式の貯湯式給湯機に関
するものである。
貯湯槽外に設けられたひとつの熱源で加熱した湯をそれ
ぞれの貯湯槽に分配して蓄える方式の貯湯式給湯機に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の貯湯式給湯機は、図３に
示すように、貯湯槽１と、水ポンプ２と、電気ヒータ３
と、これら貯湯槽１、水ポンプ２、電気ヒータ３とを順
次直列に接続して水循環回路を構成する配管４とで構成
され、水ポンプ２の作用により貯湯槽１の下部から低温
の水が配管４を通じて電気ヒータ３に送られ、ここで所
定温度に加熱されて貯湯槽１上部に供給され、湯が蓄え
られていく。電気ヒータ３による沸き上げ温度は、湯温
検知手段５とその出力に基づいて水ポンプ２の回転数を
制御する沸き上げ湯温制御装置６により所定の温度に制
御される。
示すように、貯湯槽１と、水ポンプ２と、電気ヒータ３
と、これら貯湯槽１、水ポンプ２、電気ヒータ３とを順
次直列に接続して水循環回路を構成する配管４とで構成
され、水ポンプ２の作用により貯湯槽１の下部から低温
の水が配管４を通じて電気ヒータ３に送られ、ここで所
定温度に加熱されて貯湯槽１上部に供給され、湯が蓄え
られていく。電気ヒータ３による沸き上げ温度は、湯温
検知手段５とその出力に基づいて水ポンプ２の回転数を
制御する沸き上げ湯温制御装置６により所定の温度に制
御される。
【０００３】貯湯槽１に蓄えられた湯は給湯時に給湯配
管７を通じて浴室、台所、洗面の各利用場所に給湯され
る。
管７を通じて浴室、台所、洗面の各利用場所に給湯され
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、ひとつの貯湯槽１から複数の利用場所に湯
を分配するので、給湯配管７が長くなる。このため、給
湯していないときに給湯配管７内の湯が冷めて、次の給
湯時になかなか湯が出てこない、いわゆる死に水が多く
なってしまうという課題がある。また、貯湯槽１が大き
くなると設置スペースが大きくなるという課題もある。
の構成では、ひとつの貯湯槽１から複数の利用場所に湯
を分配するので、給湯配管７が長くなる。このため、給
湯していないときに給湯配管７内の湯が冷めて、次の給
湯時になかなか湯が出てこない、いわゆる死に水が多く
なってしまうという課題がある。また、貯湯槽１が大き
くなると設置スペースが大きくなるという課題もある。
【０００５】本発明は上記課題を解決するもので、死に
水の少ない快適な使用感が得られるとともに、住宅内で
合理的な設置ができる貯湯式給湯機を提供することを目
的とする。
水の少ない快適な使用感が得られるとともに、住宅内で
合理的な設置ができる貯湯式給湯機を提供することを目
的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、第１の構成として、複数の貯湯槽と、水ポ
ンプと、熱源と、前記熱源の下流側で分岐し、前記複数
の貯湯槽の上部に接続された貯湯槽の個数分の出湯配管
と、前記熱源からこれらの出湯配管への流路を切り換え
る出湯側流路切り換え手段と、前記水ポンプの上流側で
分岐し、前記複数の貯湯槽の下部に接続された貯湯槽の
個数分の入水配管と、前記水ポンプからこれらの入水配
管への流路を切り換える入水側流路切り換え手段と、前
記熱源により沸き上げる湯温を所定値に制御する沸き上
げ湯温制御手段とを設けてある。
するために、第１の構成として、複数の貯湯槽と、水ポ
ンプと、熱源と、前記熱源の下流側で分岐し、前記複数
の貯湯槽の上部に接続された貯湯槽の個数分の出湯配管
と、前記熱源からこれらの出湯配管への流路を切り換え
る出湯側流路切り換え手段と、前記水ポンプの上流側で
分岐し、前記複数の貯湯槽の下部に接続された貯湯槽の
個数分の入水配管と、前記水ポンプからこれらの入水配
管への流路を切り換える入水側流路切り換え手段と、前
記熱源により沸き上げる湯温を所定値に制御する沸き上
げ湯温制御手段とを設けてある。
【０００７】また、第２の構成として、複数の貯湯槽
と、水ポンプと、熱源と、前記熱源の下流側で分岐し、
前記複数の貯湯槽の上部に接続された貯湯槽の個数分の
出湯配管と、前記熱源からこれらの出湯配管への流路を
切り換える出湯側流路切り換え手段と、前記水ポンプの
上流側で分岐し、前記複数の貯湯槽の下部に接続された
貯湯槽の個数分の入水配管と、前記入水配管と水道など
からの給水配管とを一カ所で分岐する多岐管と、前記熱
源により沸き上げる湯温を所定値に制御する沸き上げ湯
温制御手段とを設けたものである。
と、水ポンプと、熱源と、前記熱源の下流側で分岐し、
前記複数の貯湯槽の上部に接続された貯湯槽の個数分の
出湯配管と、前記熱源からこれらの出湯配管への流路を
切り換える出湯側流路切り換え手段と、前記水ポンプの
上流側で分岐し、前記複数の貯湯槽の下部に接続された
貯湯槽の個数分の入水配管と、前記入水配管と水道など
からの給水配管とを一カ所で分岐する多岐管と、前記熱
源により沸き上げる湯温を所定値に制御する沸き上げ湯
温制御手段とを設けたものである。
【０００８】
【作用】本発明は上記構成によって、ひとつの熱源で加
熱される湯を出湯側流路切り換え手段と入水側流路切り
換え手段との両方、あるいは出湯側流路切り換え手段の
操作によって、所定の貯湯槽に湯を蓄えることができ
る。したがって、それぞれ利用場所に近いところに設け
られた貯湯槽から短い給湯配管で給湯が可能になるの
で、死に水を少なくできる。
熱される湯を出湯側流路切り換え手段と入水側流路切り
換え手段との両方、あるいは出湯側流路切り換え手段の
操作によって、所定の貯湯槽に湯を蓄えることができ
る。したがって、それぞれ利用場所に近いところに設け
られた貯湯槽から短い給湯配管で給湯が可能になるの
で、死に水を少なくできる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１を参照して説
明する。
明する。
【００１０】図１において、浴室用の第１の貯湯槽１ａ
と、台所用の第２の貯湯槽１ｂと、洗面用の第３の貯湯
槽１ｃと、水ポンプ２と、電気ヒータ３と、第１、第
２、第３の貯湯槽１ａ、１ｂ、１ｃに対する第１の出湯
配管８ａと、第２の出湯配管８ｂと、第３の出湯配管８
ｃと、これらの出湯配管８ａ、８ｂ、８ｃのそれぞれに
設けられた第１、第２、第３の二方弁９ａ、９ｂ、９ｃ
と、第１の入水配管１０ａと、第２の入水配管１０ｂ
と、第３の入水配管１０ｃと、これらの入水配管１０
ａ、１０ｂ、１０ｃのそれぞれに設けられた第４、第
５、第６の二方弁１１ａ、１１ｂ、１１ｃと、各貯湯槽
１ａ、１ｂ、１ｃへの給水配管１２ａ、１２ｂ、１２ｃ
と、給湯配管７ａ、７ｂ、７ｃと、減圧逆止弁１３ａ、
１３ｂ、１３ｃと、安全弁１４と、空気抜き弁１５ａ、
１５ｂ、１５ｃと、電気ヒータ３で沸き上げた湯温を検
知する湯温検知手段５と、その出力に基づいて水ポンプ
２の回転数を制御する沸き上げ湯温制御装置６とで構成
される。
と、台所用の第２の貯湯槽１ｂと、洗面用の第３の貯湯
槽１ｃと、水ポンプ２と、電気ヒータ３と、第１、第
２、第３の貯湯槽１ａ、１ｂ、１ｃに対する第１の出湯
配管８ａと、第２の出湯配管８ｂと、第３の出湯配管８
ｃと、これらの出湯配管８ａ、８ｂ、８ｃのそれぞれに
設けられた第１、第２、第３の二方弁９ａ、９ｂ、９ｃ
と、第１の入水配管１０ａと、第２の入水配管１０ｂ
と、第３の入水配管１０ｃと、これらの入水配管１０
ａ、１０ｂ、１０ｃのそれぞれに設けられた第４、第
５、第６の二方弁１１ａ、１１ｂ、１１ｃと、各貯湯槽
１ａ、１ｂ、１ｃへの給水配管１２ａ、１２ｂ、１２ｃ
と、給湯配管７ａ、７ｂ、７ｃと、減圧逆止弁１３ａ、
１３ｂ、１３ｃと、安全弁１４と、空気抜き弁１５ａ、
１５ｂ、１５ｃと、電気ヒータ３で沸き上げた湯温を検
知する湯温検知手段５と、その出力に基づいて水ポンプ
２の回転数を制御する沸き上げ湯温制御装置６とで構成
される。
【００１１】ここで、たとえば第１の貯湯槽１ａの沸き
上げ時には、第１の二方弁９ａと第４の二方弁１１ａを
開け、水ポンプ２の作用により第１の貯湯槽１ａの下部
から低温の水が第１の入水配管１０ａを通じて電気ヒー
タ３に送られる。沸き上げられる湯温は湯温検知手段５
で検知される。湯温制御装置６はその結果に基づき、水
ポンプ２の回転数を制御して所定温度に加熱し、第１の
貯湯槽１ａ上部に供給する。第２の貯湯槽１ｂについて
は第２、第５の二方弁９ｂ、１１ｂ、第３の貯湯槽１ｃ
については第３、第６の二方弁９ｃ、１１ｃをそれぞれ
開けて、同様の動作により、貯湯できる。
上げ時には、第１の二方弁９ａと第４の二方弁１１ａを
開け、水ポンプ２の作用により第１の貯湯槽１ａの下部
から低温の水が第１の入水配管１０ａを通じて電気ヒー
タ３に送られる。沸き上げられる湯温は湯温検知手段５
で検知される。湯温制御装置６はその結果に基づき、水
ポンプ２の回転数を制御して所定温度に加熱し、第１の
貯湯槽１ａ上部に供給する。第２の貯湯槽１ｂについて
は第２、第５の二方弁９ｂ、１１ｂ、第３の貯湯槽１ｃ
については第３、第６の二方弁９ｃ、１１ｃをそれぞれ
開けて、同様の動作により、貯湯できる。
【００１２】なお、各貯湯槽１ａ、１ｂ、１ｃに対応す
る二方弁の夫々開閉の選択により、２個以上の貯湯槽の
沸き上げを同時におこなうこともできる。
る二方弁の夫々開閉の選択により、２個以上の貯湯槽の
沸き上げを同時におこなうこともできる。
【００１３】貯湯が完了して、給湯をおこなう場合に
は、すべての二方弁９ａ、９ｂ、９ｃ、１１ａ、１１
ｂ、１１ｃを閉じれば、各貯湯槽１ａ、１ｂ、１ｃは互
いに独立するので、給湯配管７ａ、７ｂ、７ｃから給湯
されると給水配管１２ａ、１２ｂ、１２ｃを通じて給水
される。
は、すべての二方弁９ａ、９ｂ、９ｃ、１１ａ、１１
ｂ、１１ｃを閉じれば、各貯湯槽１ａ、１ｂ、１ｃは互
いに独立するので、給湯配管７ａ、７ｂ、７ｃから給湯
されると給水配管１２ａ、１２ｂ、１２ｃを通じて給水
される。
【００１４】次に、沸き上げ中に給湯された場合の動作
を説明する。たとえば、浴室用の貯湯槽１ａを沸き上げ
ているときに、同貯湯槽１ａから給湯がおこなわれる
と、給水配管１２ａから水がはいって、貯湯槽１ａの湯
が押し上げられる。このとき、貯湯槽１ａから第４の二
方弁１１ａ、第１の入水配管１０ａ、水ポンプ２、電気
ヒータ３、第１の二方弁９ａ、第１の出湯配管８ａを循
環している水は、給湯が開始されることによって、この
回路内の任意の２点で圧力差が変化する部分がなく、流
量は変動しない。したがって、所定の温度の湯を沸き上
げながら、貯湯槽１ａの湯を給湯することができる。
を説明する。たとえば、浴室用の貯湯槽１ａを沸き上げ
ているときに、同貯湯槽１ａから給湯がおこなわれる
と、給水配管１２ａから水がはいって、貯湯槽１ａの湯
が押し上げられる。このとき、貯湯槽１ａから第４の二
方弁１１ａ、第１の入水配管１０ａ、水ポンプ２、電気
ヒータ３、第１の二方弁９ａ、第１の出湯配管８ａを循
環している水は、給湯が開始されることによって、この
回路内の任意の２点で圧力差が変化する部分がなく、流
量は変動しない。したがって、所定の温度の湯を沸き上
げながら、貯湯槽１ａの湯を給湯することができる。
【００１５】また、台所用の貯湯槽１ｂで給湯されると
きを考えると、この貯湯槽１ｂは回路上、切り離されて
いるので、浴室用の貯湯槽１ａの沸き上げには影響を与
えない。
きを考えると、この貯湯槽１ｂは回路上、切り離されて
いるので、浴室用の貯湯槽１ａの沸き上げには影響を与
えない。
【００１６】このように、本実施例の構成は、第１、第
２、第３の二方弁９ａ、９ｂ、９ｃと第４、第５、第６
の二方弁１１ａ、１１ｂ、１１ｃの切り換えにより、そ
れぞれの貯湯槽１ａ、１ｂ、１ｃが独立して操作できる
ので、使用上考えられる運転状態において貯湯槽１ａ、
１ｂ、１ｃ相互に影響をおよぼしあうことなく使用でき
る。そして、水ポンプ２と、電気ヒータ３と、第１、第
２、第３の二方弁９ａ、９ｂ、９ｃと、第４、第５、第
６の二方弁１１ａ、１１ｂ、１１ｃと、安全弁１５と
は、ひとまとまりのユニットとして各貯湯槽１ａ、１
ｂ、１ｃと別設置し、コンパクトにパイプシャフト内
や、壁面に納めることができる。このため、施工や保守
も容易になる。
２、第３の二方弁９ａ、９ｂ、９ｃと第４、第５、第６
の二方弁１１ａ、１１ｂ、１１ｃの切り換えにより、そ
れぞれの貯湯槽１ａ、１ｂ、１ｃが独立して操作できる
ので、使用上考えられる運転状態において貯湯槽１ａ、
１ｂ、１ｃ相互に影響をおよぼしあうことなく使用でき
る。そして、水ポンプ２と、電気ヒータ３と、第１、第
２、第３の二方弁９ａ、９ｂ、９ｃと、第４、第５、第
６の二方弁１１ａ、１１ｂ、１１ｃと、安全弁１５と
は、ひとまとまりのユニットとして各貯湯槽１ａ、１
ｂ、１ｃと別設置し、コンパクトにパイプシャフト内
や、壁面に納めることができる。このため、施工や保守
も容易になる。
【００１７】なお、本実施例では、出湯側流路切り換え
手段と入水側流路切り換え手段としてそれぞれ３個ず
つ、合計６個の二方弁を用いたが、出湯側と入水側の分
岐部にそれぞれに２個、合計４個の三方弁を用いても同
時に２個以上の沸き上げを除いて、同様の運転が可能で
ある（図示せず）。
手段と入水側流路切り換え手段としてそれぞれ３個ず
つ、合計６個の二方弁を用いたが、出湯側と入水側の分
岐部にそれぞれに２個、合計４個の三方弁を用いても同
時に２個以上の沸き上げを除いて、同様の運転が可能で
ある（図示せず）。
【００１８】次に本発明の他の実施例について図２によ
り説明する。
り説明する。
【００１９】図２において、浴室用の第１の貯湯槽１ａ
と、台所用の第２の貯湯槽１ｂと、洗面用の第３の貯湯
槽１ｃと、水ポンプ２と、電気ヒータ３と、第１、第
２、第３の貯湯槽１ａ、１ｂ、１ｃに対する第１の出湯
配管８ａと、第２の出湯配管８ｂと、第３の出湯配管８
ｃと、これらの出湯配管８ａ、８ｂ、８ｃのそれぞれに
設けられた第１、第２、第３の二方弁９ａ、９ｂ、９ｃ
と、第１の入水配管１０ａと、第２の入水配管１０ｂ
と、第３の入水配管１０ｃと、給水配管１２と、入水配
管１０ａ、１０ｂ、１０ｃと給水配管１２とをひとまと
めにして水ポンプ２の吸入側に接続する多岐管１７と、
給湯配管７ａ、７ｂ、７ｃと、減圧逆止弁１３と、安全
弁１４と、空気抜き弁１５ａ、１５ｂ、１５ｃと、電気
ヒータ３で沸き上げた湯温を検知する湯温検知手段５
と、その出力に基づいて水ポンプ２の回転数を制御する
沸き上げ湯温制御装置６とで構成される。
と、台所用の第２の貯湯槽１ｂと、洗面用の第３の貯湯
槽１ｃと、水ポンプ２と、電気ヒータ３と、第１、第
２、第３の貯湯槽１ａ、１ｂ、１ｃに対する第１の出湯
配管８ａと、第２の出湯配管８ｂと、第３の出湯配管８
ｃと、これらの出湯配管８ａ、８ｂ、８ｃのそれぞれに
設けられた第１、第２、第３の二方弁９ａ、９ｂ、９ｃ
と、第１の入水配管１０ａと、第２の入水配管１０ｂ
と、第３の入水配管１０ｃと、給水配管１２と、入水配
管１０ａ、１０ｂ、１０ｃと給水配管１２とをひとまと
めにして水ポンプ２の吸入側に接続する多岐管１７と、
給湯配管７ａ、７ｂ、７ｃと、減圧逆止弁１３と、安全
弁１４と、空気抜き弁１５ａ、１５ｂ、１５ｃと、電気
ヒータ３で沸き上げた湯温を検知する湯温検知手段５
と、その出力に基づいて水ポンプ２の回転数を制御する
沸き上げ湯温制御装置６とで構成される。
【００２０】ここで、たとえば第１の貯湯槽１ａの沸き
上げ時には、第１の二方弁９ａを開け、水ポンプ２の作
用により第１の貯湯槽１ａの下部から低温の水が第１の
入水配管１０ａを通じて電気ヒータ３に送られる。沸き
上げられる湯温は湯温検知手段５で検知される。湯温制
御装置６はその結果に基づき、水ポンプ２の回転数を制
御して所定温度に加熱し、第１の貯湯槽１ａ上部に供給
する。第２の貯湯槽１ｂについては第２の二方弁９ｂ、
第３の貯湯槽１ｃについては第３の二方弁９ｃをそれぞ
れ開けて、同様の動作により、貯湯できる。
上げ時には、第１の二方弁９ａを開け、水ポンプ２の作
用により第１の貯湯槽１ａの下部から低温の水が第１の
入水配管１０ａを通じて電気ヒータ３に送られる。沸き
上げられる湯温は湯温検知手段５で検知される。湯温制
御装置６はその結果に基づき、水ポンプ２の回転数を制
御して所定温度に加熱し、第１の貯湯槽１ａ上部に供給
する。第２の貯湯槽１ｂについては第２の二方弁９ｂ、
第３の貯湯槽１ｃについては第３の二方弁９ｃをそれぞ
れ開けて、同様の動作により、貯湯できる。
【００２１】なお、各貯湯槽１ａ、１ｂ、１ｃに対応す
る二方弁の開閉により、２個以上の貯湯槽の沸き上げを
同時におこなうこともできる。
る二方弁の開閉により、２個以上の貯湯槽の沸き上げを
同時におこなうこともできる。
【００２２】貯湯が完了して、給湯をおこなう場合に
は、すべての二方弁９ａ、９ｂ、９ｃ、を閉じておく。
たとえば給湯配管７ａから給湯されると給水配管１２、
多岐管１６、第１の入水配管１０ａを通じて第１の貯湯
槽１ａの下部に給水される。このとき、他の貯湯槽１
ｂ、１ｃに給水が入り込むなどの不都合は生じない。
は、すべての二方弁９ａ、９ｂ、９ｃ、を閉じておく。
たとえば給湯配管７ａから給湯されると給水配管１２、
多岐管１６、第１の入水配管１０ａを通じて第１の貯湯
槽１ａの下部に給水される。このとき、他の貯湯槽１
ｂ、１ｃに給水が入り込むなどの不都合は生じない。
【００２３】次に、沸き上げ中に給湯された場合の動作
を説明する。たとえば、浴室用の貯湯槽１ａを沸き上げ
ているときに、同貯湯槽１ａで給湯がおこなわれると、
給水配管１２からはいる水は、水ポンプ２側と貯湯槽１
ａ側に分配されて流れる。このとき、多岐管１６部分と
浴室用の貯湯槽１ａとの間には圧力差が生じるので水ポ
ンプ２には背圧がかかって、流量が増大する方向に作用
し、沸き上げ湯温は低下しようとする。湯温検知手段５
はこの湯温低下を検知して沸き上げ湯温制御装置６によ
り、水ポンプ２の回転数を下げて、沸き上げ湯温を所定
の値に保つ。これにより、所定の温度の湯を沸き上げな
がら、貯湯槽１ａの湯を給湯することができる。
を説明する。たとえば、浴室用の貯湯槽１ａを沸き上げ
ているときに、同貯湯槽１ａで給湯がおこなわれると、
給水配管１２からはいる水は、水ポンプ２側と貯湯槽１
ａ側に分配されて流れる。このとき、多岐管１６部分と
浴室用の貯湯槽１ａとの間には圧力差が生じるので水ポ
ンプ２には背圧がかかって、流量が増大する方向に作用
し、沸き上げ湯温は低下しようとする。湯温検知手段５
はこの湯温低下を検知して沸き上げ湯温制御装置６によ
り、水ポンプ２の回転数を下げて、沸き上げ湯温を所定
の値に保つ。これにより、所定の温度の湯を沸き上げな
がら、貯湯槽１ａの湯を給湯することができる。
【００２４】また、台所用の貯湯槽１ｂで給湯されると
きを考える。浴室用の貯湯槽１ａの沸き上げ運転をおこ
なう水流と、台所用の貯湯槽１ｂの給湯により生じる水
流とは、多岐管１６部分だけで接するので、互いに影響
を与え合うことがない。したがって、沸き上げ湯温の変
動は生じない。
きを考える。浴室用の貯湯槽１ａの沸き上げ運転をおこ
なう水流と、台所用の貯湯槽１ｂの給湯により生じる水
流とは、多岐管１６部分だけで接するので、互いに影響
を与え合うことがない。したがって、沸き上げ湯温の変
動は生じない。
【００２５】以上の動作は、沸き上げる貯湯槽と給湯す
る貯湯槽の関係が入れ替わっても同じである。
る貯湯槽の関係が入れ替わっても同じである。
【００２６】このように第２の実施例の構成は、第１の
実施例に比較して、弁の個数を半減することができる。
また、給水配管１２を一本だけ水ポンプ２の上流側につ
なぐことができるので、各貯湯槽１ａ、１ｂ、１ｃへの
給水配管を省略でき、減圧逆止弁１３の個数もひとつで
よい。そして、水ポンプ２と、電気ヒータ３と、第１、
第２、第３の二方弁９ａ、９ｂ、９ｃと、安全弁１４に
加え、減圧逆止弁１３と給水配管１２の接続も、ひとま
とまりのユニットとして納めることができる。したがっ
て、第１の実施例よりもさらに容易な施工や保守が実現
する。
実施例に比較して、弁の個数を半減することができる。
また、給水配管１２を一本だけ水ポンプ２の上流側につ
なぐことができるので、各貯湯槽１ａ、１ｂ、１ｃへの
給水配管を省略でき、減圧逆止弁１３の個数もひとつで
よい。そして、水ポンプ２と、電気ヒータ３と、第１、
第２、第３の二方弁９ａ、９ｂ、９ｃと、安全弁１４に
加え、減圧逆止弁１３と給水配管１２の接続も、ひとま
とまりのユニットとして納めることができる。したがっ
て、第１の実施例よりもさらに容易な施工や保守が実現
する。
【００２７】
【発明の効果】以上実施例で説明したように本発明の貯
湯式給湯機によれば、次の効果を有する。
湯式給湯機によれば、次の効果を有する。
【００２８】（１）ひとつの熱源で加熱した湯を複数の
貯湯槽に分配して蓄える構成なので、それぞれの貯湯槽
を利用場所に近接して設置することができる。したがっ
て、利用時の配管内の死に水が少なく、快適な使用感が
得られる。
貯湯槽に分配して蓄える構成なので、それぞれの貯湯槽
を利用場所に近接して設置することができる。したがっ
て、利用時の配管内の死に水が少なく、快適な使用感が
得られる。
【００２９】（２）ひとつの貯湯槽だけを使う従来の構
成に比べて、各貯湯槽を小さくできるので、住宅内のデ
ッドスペースに収納しやすい。
成に比べて、各貯湯槽を小さくできるので、住宅内のデ
ッドスペースに収納しやすい。
【図１】本発明の一実施例における貯湯式給湯機の構成
図
図
【図２】本発明の他の実施例における貯湯式給湯機の構
成図
成図
【図３】従来の貯湯式給湯機の構成図
１ａ 貯湯槽 １ｂ 貯湯槽 １ｃ 貯湯槽 ２ 水ポンプ ３ 電気ヒータ ５ 湯温検知手段 ６ 沸き上げ湯温制御装置 ８ａ 出湯配管 ８ｂ 出湯配管 ８ｃ 出湯配管 ９ａ 二方弁 ９ｂ 二方弁 ９ｃ 二方弁 １０ａ 入水配管 １０ｂ 入水配管 １０ｃ 入水配管 １１ａ 二方弁 １１ｂ 二方弁 １１ｃ 二方弁 １２ 給水配管 １６ 多岐管
Claims (2)
- 【請求項１】複数の貯湯槽と、水ポンプと、熱源と、前
記熱源の下流側で分岐し、前記複数の貯湯槽の上部に接
続された貯湯槽の個数分の出湯配管と、前記熱源からこ
れらの出湯配管への流路を切り換える出湯側流路切り換
え手段と、前記水ポンプの上流側で分岐し、前記複数の
貯湯槽の下部に接続された貯湯槽の個数分の入水配管
と、前記水ポンプからこれらの入水配管への流路を切り
換える入水側流路切り換え手段と、前記熱源により沸き
上げる湯温を所定値に制御する沸き上げ湯温制御手段と
を設けた貯湯式給湯機。 - 【請求項２】複数の貯湯槽と、水ポンプと、熱源と、前
記熱源の下流側で分岐し、前記複数の貯湯槽の上部に接
続された貯湯槽の個数分の出湯配管と、前記熱源からこ
れらの出湯配管への流路を切り換える出湯側流路切り換
え手段と、前記水ポンプの上流側で分岐し、前記複数の
貯湯槽の下部に接続された貯湯槽の個数分の入水配管
と、前記入水配管と水道などからの給水配管とを一カ所
で分岐する多岐管と、前記熱源により沸き上げる湯温を
所定値に制御する沸き上げ湯温制御手段とを設けた貯湯
式給湯機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12689493A JPH06337166A (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | 貯湯式給湯機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12689493A JPH06337166A (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | 貯湯式給湯機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06337166A true JPH06337166A (ja) | 1994-12-06 |
Family
ID=14946508
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12689493A Pending JPH06337166A (ja) | 1993-05-28 | 1993-05-28 | 貯湯式給湯機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06337166A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008215784A (ja) * | 2007-03-08 | 2008-09-18 | Tokyo Gas Co Ltd | 給湯装置 |
| JP2012181002A (ja) * | 2011-03-03 | 2012-09-20 | Corona Corp | 貯湯式給湯装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01163555A (ja) * | 1987-12-18 | 1989-06-27 | Daikin Ind Ltd | 給湯装置 |
-
1993
- 1993-05-28 JP JP12689493A patent/JPH06337166A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01163555A (ja) * | 1987-12-18 | 1989-06-27 | Daikin Ind Ltd | 給湯装置 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008215784A (ja) * | 2007-03-08 | 2008-09-18 | Tokyo Gas Co Ltd | 給湯装置 |
| JP2012181002A (ja) * | 2011-03-03 | 2012-09-20 | Corona Corp | 貯湯式給湯装置 |
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