JPH0633693Y2 - 車両用アンテナにおけるアース金具の取付構造 - Google Patents

車両用アンテナにおけるアース金具の取付構造

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JPH0633693Y2
JPH0633693Y2 JP11445890U JP11445890U JPH0633693Y2 JP H0633693 Y2 JPH0633693 Y2 JP H0633693Y2 JP 11445890 U JP11445890 U JP 11445890U JP 11445890 U JP11445890 U JP 11445890U JP H0633693 Y2 JPH0633693 Y2 JP H0633693Y2
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metal fitting
grounding metal
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antenna
grounding
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JP11445890U
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正栄 佐藤
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株式会社三ツ葉電機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、自動車等の車両に組付けられる車両用アンテ
ナにおけるアース金具の取付構造に関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする課題] 一般に、この種の車両用アンテナには、一端側が接続プ
ラグのアース極に接続され、他端側がアンテナ本体外周
に絶縁状態で外嵌する導電性の外筒に接続されるアース
金具が取付けられ、そしてアース金具は、モールド成形
により上記接続プラグ等と共に絶縁性樹脂材で被覆され
るようになつている。しかるに従来、アース金具の取付
けは、例えば実開昭55−14359号の様にアース金具の他
端側係合部を外筒に係合させることで行われていたた
め、モールド成形時においてアース金具の係合部と外筒
との間に絶縁性樹脂が入り込んで導通不良となり易い欠
点があつた。そこで、実開昭59-134911号の様に、アー
ス金具を外筒に密着状にビス止めすることが提案される
が、このものでは、部品点数が増加するばかりでなく、
取付け作業性の低下が問題となる。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を一掃す
ることができる車両用アンテナにおけるアース金具の取
付構造を提供することを目的として創案されたものであ
つて、一端側が接続プラグのアース極に接続され、他端
側がアンテナ本体外周に絶縁状態で外嵌する導電性の外
筒に接続されるアース金具を備えてなる車両用アンテナ
において、前記外筒に、アース金具の他端側が挿入され
る第一の孔と、該第一の孔から挿入されたアース金具の
他端側を臨む第二の孔とを開設する一方、アース金具の
他端側には、外筒内周側から第二の孔を介して外筒外周
側に突出するめ用バーリング部を形成して、アース金
具を、め用バーリング部の外筒外周側からのめ加工
により外筒に一体的に取付することを特徴とするもので
ある。
そして本考案は、この構成によつて、部品点数を増加さ
せたり、組付け作業性を低下させることなくアース金具
の導通不良を確実に防止できるようにしたものである。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図
面において、1は車両用のアンテナ装置であつて、該ア
ンテナ装置1は、径が異なる複数のパイプを所謂入り子
継手で連結して伸縮自在に形成されるアンテナ本体2、
該アンテナ本体2の外周に摺接する摺接パイプ3、該摺
接パイプ3の外周に外嵌する取付パイプ4、該取付パイ
プ4の外周に後述する絶縁性の樹脂材5を介して外嵌す
る外パイプ6、該外パイプと導通するように取付パイプ
4の外周に樹脂材5を介して外嵌するシリンダ7、さら
に樹脂材5にモールド成形時に一体的に埋込固定される
接続プラグ8等で形成されるが、これらの構成は何れも
従来通りである。
前記接続プラグ8は、中心部にアンテナ端子8aが、外周
部にアース端子8bが互いに絶縁された状態で設けられる
ものであり、そしてアンテナ端子8aは、アンテナ本体2
と導通する取付パイプ4の外周面に半田付け9により接
続されるが、アース端子8bは、後述するアース金具10を
介して外パイプ6に接続されている。
アース金具10は、接続プラグ8を弾圧状に挟持するため
のクリツプ部10aが一端側に形成されるものであるが、
他端側には上方に突出するめ用バーリング部10bが形
成されている。即ち、前記外パイプ6には、アース金具
10の他端側を挿入するための長孔6aと、バーリング部10
bを外パイプ6の内周側から外周側に突出させるための
丸孔6bとが開設されていて、そしてアース金具10は、外
パイプ6の外周側に突出したバーリング部10bをめ加
工することで外パイプ6に一体固定されるようになつて
いる。また、アース金具10は、その底面が外パイプ6の
外周面に沿うようR状の形成されて組付け時の安定性に
も配慮がなされている。
ところで、前記取付パイプ4の下端部外周面には絶縁性
の筒部材11が圧入されているが、該筒部材11には面取り
部11aが形成されていて、該面取り部11aをアース金具10
の挿入部に係合させることによりアース金具10の回り止
めを行う構成となつている。
叙述の如く構成された本考案の実施例において、アンテ
ナ装置1の製造過程においては、接続プラグ8やアース
金具10が組付けられた後、金型にセツトされて樹脂材5
のモールド成形が行われることになるが、既に取付けら
れているアース金具10は、め加工により外パイプ6に
対して密着状に一体固定されるため、モールド成形時に
おいてアース金具10と外パイプ6の接合面間に樹脂材5
が入り込むことがなく導通不良を確実に防止できること
になる。従つて、アース金具10をビス止めする従来のも
のの様に部品点数を増加させたり、組付け作業性を低下
させることなくアース金具の導通不良を防止し得て、こ
の結果、部品点数の減少および組付け性の向上に伴う大
幅なコストダウンを計ることができる。
しかも、め加工時においては、外パイプ6の外周側か
らバーリング部10bのめ状態を確認することができる
ので、アース金具10を確実かつ容易に外パイプ6に取付
けられ、もつて不良品を無くして信頼性を著しく向上さ
せることができる。
さらにこのものにおいては、筒部材11に形成した面取り
部11aによつてアース金具10の回り止めを行うことがで
きるので、モールド成形時に、外力を受けてアース金具
10が動いてしまうような不具合も確実に防止することが
できて、品質の向上が計れる。
また、アース金具10の底面を外パイプ6の外周面に沿う
ようR状に形成してあるので、アース金具10の組付け安
定性自体も向上させることができて都合が良い。
またさらに、アース金具10の形状は、順送金型による成
形が可能となるように設定されているので、アース金具
10自体の製造コストも低減させることができる。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたものであ
るから、アース金具は、め用バーリング部のめ加工
により外筒に密着状に一体取付けされることになり、従
つて、アース金具取付け後にモールド成形を行つたとし
ても、アース金具と外筒との接合面間に樹脂材が入り込
んで導通不良を引き起こすような不都合を確実に防止す
ることができる。
しかも、アース金具は、従来の様にビス止めされるもの
ではないので、部品点数を確実に削減できるうえに、ア
ース金具を外筒に一体取付けするためのめ加工は、外
筒外周側から外方に突出したバーリング部について行う
ものであるため、め加工が容易で、しかもめ加工状
態を外側から即座に確認できることになつて、組付け作
業の簡略化と共に加工不良を無くし得るうえ、信頼性の
向上に大幅に寄与でき、さらにコストダウンを計ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る車両用アンテナにおけるアース金
具の取付構造の実施例を示したものであつて、第1図は
アンテナの縦断面図、第2図A,Bはそれぞれアース金具
の取付状態を示す外パイプの正面図、縦断面図、第3図
はアンテナの分解斜視図、第4図A,Bはそれぞれ取付パ
イプの一部断面正面図、横断面図、第5図A,Bはそれぞ
れ筒部材の正面図、底面図、第6図A,Bはそれぞれ外筒
の正面図、縦断面図、第7図A,B,C,Dはそれぞれアーム
金具の正面図、側面図、底面図、縦断面図である。 図中、1はアンテナ装置、2はアンテナ本体、6は外パ
イプ、8は接続プラグ、10はアース金具である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端側が接続プラグのアース極に接続さ
    れ、他端側がアンテナ本体外周に絶縁状態で外嵌する導
    電性の外筒に接続されるアース金具を備えてなる車両用
    アンテナにおいて、前記外筒に、アース金具の他端側が
    挿入される第一の孔と、該第一の孔から挿入されたアー
    ス金具の他端側を臨む第二の孔とを開設する一方、アー
    ス金具の他端側には、外筒内周側から第二の孔を介して
    外筒外周側に突出するめ用バーリング部を形成して、
    アース金具を、め用バーリング部の外筒外周側からの
    め加工により外筒に一体的に取付することを特徴とす
    る車両用アンテナにおけるアース金具の取付構造。
JP11445890U 1990-10-31 1990-10-31 車両用アンテナにおけるアース金具の取付構造 Expired - Lifetime JPH0633693Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0471008U JPH0471008U (ja) 1992-06-23
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