JPH06336006A - スクリーン印刷方式及び該方式で用いられる印刷装置と印刷動作制御システム - Google Patents
スクリーン印刷方式及び該方式で用いられる印刷装置と印刷動作制御システムInfo
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- JPH06336006A JPH06336006A JP6111648A JP11164894A JPH06336006A JP H06336006 A JPH06336006 A JP H06336006A JP 6111648 A JP6111648 A JP 6111648A JP 11164894 A JP11164894 A JP 11164894A JP H06336006 A JPH06336006 A JP H06336006A
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Abstract
刷版の画像品質の量産的向上を達成するための印刷方式
とそれに基づく印刷装置及び該印刷動作の制御システム
の提供を主たる目的とする。 【構成】 上記目的達成のため、本発明に基づく印刷方
式・装置そしてシステムは、印刷結果判定装置からの信
号をフィードバック信号として、CPUにより各工程及
び全工程を制御するよう構成されている。
Description
部品が装着される前に、所定位置に半田ペーストをスク
リーン印刷によって載着させるスクリーン印刷に関する
もので、特に、印刷の方式・装置及び印刷動作の制御シ
ステムに関する。
て、電子回路基板上のスクリーン印刷はより微細な動作
の制御が要求されつつある。しかるに、従来、印刷動作
の開始と終了に際してメカトロスイッチが使用される程
度で、厳密な意味で制御と呼べる方式は無かったと言え
る。特に、印刷結果を判定して、印刷条件にフィードバ
ックさせるタイプのものは皆無であった。
得る為に、印刷結果を判定して、自動的に印刷動作を含
めた諸条件のパラメータを変えるないし調整することが
まず何よりも要望される。特に、印刷条件の最適化を求
めるためのテスト印刷を行なう際に、テスト用の被印刷
物としてのプリント基板(以下、P−板と略称)とテス
トスクリーンとの組合せによる印刷テストと実用に供さ
れるP−板(以下、実基板と略称)と実際の電子回路に
使用される画像パターンに対応したスクリーン版(以
下、実スクリーンと略称)との組合せによる印刷テスト
のいずれかを任意に選択しうる仕組みが望まれている。
には、印刷時に過多でない所要量の該材料をスキージ装
置に供給することは勿論、前記材料の粘度や該材料の主
剤である半田の酸化防止や上記材料のスクリーン上載着
時の“だれ”防止等が必要である。
ギャップを設けるギャップ式では、スキージがスクリー
ン上表面を摺動通過している直下近傍ではスクリーン主
表下面とP−板上表面とが印刷方向に沿ってスキージブ
レード部の巾程度に亙って接し、スキージの移動に伴い
スクリーンのもつテント効果により上記スクリーンの主
表下面が上記P−板上表面から離れて行くプロセスが重
要である。何故なら、スクリーン版とP−板の各主表面
同志の分離を意味する版離れ(以下、単に版離れと略
称)に於いては、スキージの移動に伴う上記スクリーン
下表面とP−板上表面との接触角(以下、単に接触角と
略称)の変化により前記版離れの速さが変化し、結果と
して印刷むらを発生させたり、印刷すべきパターンの高
精細化に制限を加える一因ともなっていた。
板上に載着させる印刷材料の量を微細に調整することも
望まれている。
するシステムの具現化が望まれてきた訳である。
に、まず本発明に基づくスクリーン印刷方式では、印刷
装置の主要部であるスキージ装置としてハウジング構造
のものを採用し、併せてスクリーン印刷に必須な諸装置
とP−板の印刷結果を判定する印刷結果判定装置と該判
定装置からの信号に基づき印刷動作全体を制御するため
の信号処理を行なう中央信号処理装置(以下、CPUと
省略)とを備え、上記判定信号を印刷工程における主要
なフィードバック信号とするフィードバック型の制御を
行なう。併せて、印刷結果の表示及び記録のための装置
も備える。
P−板と実基板の各印刷テストの手順を任意に選べる仕
組みを構成する。
印刷工程毎に、所要の印刷材料をスキージ装置内に供給
する手段を設けている。
結果判定装置からの信号に基づき、印刷材料の粘度調整
手段を内部に具えたスキージ装置を備えたり、不活性ガ
スを前記スキージ装置内に供給しうる手段を該スキージ
装置外に設けたり、上記材料の温度調整手段を具えたり
する。
離れ速度の制御手段を具備しており、スキージ装置の印
刷方向に沿っての移動速度を可変したり、スクリーンや
P−板の保持装置を、前記両者の相対的傾斜角が可変な
ように構成して、上記手段を具現する。
上記印刷結果の判定信号に基づき、スキージブレードの
長さを調整する手段を具えたスキージ装置を具備する。
システムはCPUを中心に表示や記録や入出力に必要な
諸端末装置を具備しているものである。
る本発明の用語の内、ハウジング構造・スキージ装置・
スキージブレード部・補助側壁更にはスキージブレード
部を構成する前後1枚計2枚1組とするブレード等の概
念・意味・構成は文献(特願平5−39222)に於い
て見られるものと同一ないしそれに準ずるものである。
装置の主要部であるスキージ装置として、外気とは直接
に触れないハウジング構造のものを採用し、印刷結果の
判定装置とCPUとを備え、併せてP−板供給装置を具
備することにより、印刷版の判定結果から、印刷条件を
種々制御しうるフィードバック型の印刷制御を行なうこ
とができる。又、印刷結果表示装置を備えることにより
印刷結果を可視化でき、人間の目で直接的に印刷結果の
判定ができ更には、印刷結果記録装置を備えることによ
り、豊富な判定資料に基づく該印刷結果の判定が延いて
はよりきめ細かな印刷制御を行なうことができるもので
ある。
式では、テストP−板と実基板の各印刷テストの手順を
任意に選択しうる構成をとることにより、印刷条件の最
適化の実現が達成され易くなる。
キージ装置外に印刷材料供給装置を設けることにより、
1回の印刷工程毎に不必要に過多にならない所要量の印
刷材料をスキージ装置内に供給することができる。
ージ装置内に設けた印刷材料の粘度調整手段や、スキー
ジ装置外に設けた該装置内に不活性ガスを供給しうる不
活性ガス供給装置や、更にはスキージ装置外に設けた、
印刷材料の温度をスクリーンとP−板が密着する版合わ
せの段階で制御しうる温度制御手段等の各手段を、上記
印刷結果判定装置からの信号に基づき作動させることに
より、上記印刷材料を最適な材料特性を保持した状態で
使用することができる。
離れ速度制御手段として、スキージ装置の印刷方向に沿
ってスクリーン版上を摺動する移動速度を可変したり、
スクリーンとP−板の各保持装置の相対的位置関係を上
記各主表面の相対的傾斜角を可変する、等の構成をとる
ことにより、上記印刷結果判定装置からの信号に基づき
上記版離れ速度を制御することができる。
は、スキージブレードのスクリーンに対する印刷時の圧
力(以下、印圧と略称)の調整を、該ブレード長の調整
で行なう構成をとることにより、スクリーン開口部を介
してP−板上に載着される印刷材料の量を微調整でき
る。
システムでは、印刷動作に関する情報やデータの表示や
記録や入力の装置と、前記入力装置からの信号に基づき
印刷動作の制御信号を出力できるCPUが版離れ速度に
関するデータの算出や修正や更には管理ファイルの作成
及び該ファイルデータを上記記録装置に記録させたり逆
に該装置から読み込んだりする各手段を具えると共に、
前記修正データに基づく制御指令を出せる手段も具備す
ることにより、上記スクリーン印刷方式における印刷工
程の各種の印刷動作を制御することができる。
図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に基づく
スクリーン印刷方式の機構を説明するためのブロック図
で、1はP−板供給装置を、2は上記迄に説明してきた
ハウジング構造のスキージ装置を主要部とする印刷装置
を、3は前記印刷装置2によって印刷されたP−板の結
果を判定する印刷結果判定装置を、4は前記判定装置か
らの判定信号に基づいて各種の信号処理を行なうと共に
前記1,2へフィードバック信号を送りうるCPUで、
上記1〜4の各要素を含む1点鎖線内の構成が請求項1
に対応する。同様に、印刷結果を例えばブラウン管に映
し出す可視化のための印刷結果表示装置5を付加したも
のが請求項2に、又印刷結果を例えば各種のディスクに
記録し必要に応じ上記3に判定資料として送りうる印刷
結果記録装置6を付加したものが請求項3にそれぞれ対
応する。尚、7はP−板収納装置で実際の印刷工程ない
し作業現場では入用なものであるが、本発明の要旨に基
づく印刷の方式や装置ないし動作制御システムでは必須
要件ではないので敢えて請求項には明記していないもの
である。図1における各ブロックを結ぶ矢印付き実線は
各ブロック間での電気信号の流れや機能の流れを意味し
ている。要するに、図1で最重要なことは印刷結果がそ
の判定装置3から発せられCPU4を介して印刷装置2
やP−板供給装置1にフィードバックされるということ
なのである。そしてそのことこそが、請求項1と一対一
に対応するのである。
な機構を説明するためのブロック図で、符号Tはテスト
版を、符号Rは実用版を各々意味する。同じくSはスク
リーン版を、BはP−板を意味し、Cはスクリーン版と
P−板上表面とが相接して印刷が行なわれる“版合わ
せ”を意味する。8,9は、各々P−板としてテスト版
用か実用版かを選ぶ第一の採択手段とスクリーンとして
同じくいずれを選ぶかの第二の採択手段とを意味する。
即ち、添字|,‖は上記第一と第二の手段名に対応す
る。印刷条件の最適化を図る為に、通常必ず印刷テスト
を行なうが、実基板(実用P−板)と実スクリーンとの
組合せによる第一の印刷テストの手順とテスト基板(テ
ストP−板)とテストスクリーンとの組合せによる第二
の印刷テストの手順とを任意に選択しうるようCPU4
からの指令に基づき構成されたものが図2に示されてい
るのであり、矢印付き実線は電気信号の流れを、一点鎖
線内はスクリーンが上記2種類用意されていることを、
両矢印付き太実線は上記版合わせをそれぞれ意味し、全
体として、請求項4に対応する。図3〜5は、上記テス
ト印刷の実例を更に具体的に説明するためのもので、図
3は本発明に基づく印刷方式における実用・非実用を問
わない一般的な印刷テストのフローチャートである。但
し、実印刷とは実基板と実スクリーンとの組合せでか
つ、テストでなく実用向けに印刷することである。図4
は単にテストスクリーン版の1例を示したもので、パタ
ーンの形状・ピッチは本来任意なものである。図5が請
求項4に基づく実施例の一つで、上記第二の印刷テスト
の手順で第一〜第四番目迄のテストを行なった上、上記
第一の印刷テストの手順で上記テストに続けて第五〜第
七番目迄テストを行いこの結果に基づき上記実印刷に入
るというフローチャートである。
れる印刷装置の主要部であるハウジング構造のスキージ
装置(以下、単にスキージ装置と略称)内へ1回の印刷
工程毎に所要量の印刷材料を供給しうる、印刷材料供給
手段として前記スキージ装置外に設けた印刷材料供給装
置の要部構成断面図である。実斜線部の10は前記装置
の本体部分を、11は印刷材料が前記本体から吐出され
るパイプを、12は前記材料を押し出すためのピストン
ヘッドを、13は前記ヘッドに押されて容器内を移動す
る板(例えば、円板)を、14は前記へツドに直結した
ねじ付きのロッドで該ヘッド推進用の回転軸をそれぞれ
意味する。15は前記回転軸となるロッドや上記本体を
支える支持台で、16(1),16(2)は共にギヤを
表し、前者は後者と噛み合うと共に前記ロッドと噛み合
い、後者は前者と噛み合うと共にモーター17と連結し
該回転を前者に伝えるもので、18(1),18(2)
は14の長さ方向に沿って16(1)の前後に挿入され
たスペーサーである。上記CPUからの指令信号に基づ
き、モーター17が回転しそれに伴い、実斜線で表され
る本体10の内部に収納された印刷材料が吐出パイプ1
1を通って、スキージ装置内に供給されるのである。結
局、図6は請求項5に対応するものである。
置の要部構成断面図で、19は概念的にはスキージ装置
を意味し、具体的にはその内壁を表す。20は前記装置
の最下部にあってスクリーンと接するスキージブレード
部を意味し、併せてハウジング構造を有する20の構造
から印刷材料が逸出しないための補助側壁の存在も表し
ている。21(1),21(2)は共にスキージブレー
ドであるが、印刷方向(P)に沿って前方に設けられた
21(1)がほゞ固定されているのに対し、21(2)
は20に取り付けられた可動壁22によって印刷の開始
・終了に併せて前記方向に沿って前後し、スクリーン上
表面に向かって開閉する。23,24は共に印刷材料を
スキージブレード部に送給するためのローラーであると
同時に、太実線で示される仕切り板25と協力して各々
の回転方向を、例えば23を反時計廻り、24を時計廻
りと選ぶ等して前記材料の粘度調整手段ともなりうるも
ので即ち、請求項6に対応する。図7における26は、
印刷材料(M)を上記供給装置からスキージ装置内へ入
れるための該材料供給口を、同じく27は前記材料主剤
の半田の酸化防止の為に窒素ガス等の不活性ガス(G)
を上記装置内に供給するための該ガス供給口をそれぞれ
意味する。但し、前記ガス供給装置はバルブが電動する
ものであれば通常のガスボンベでよく図示は略されてい
る。結局、図7は請求項6と7に対応するもので、その
本旨は上記印刷結果判定装置からの判定信号に基づきそ
れぞれの手段が作動する所にある。
で使用するには、版合わせの段階で該材料の温度調整を
行なうことが最も効率が良いという趣旨に基づくもの
で、図8における28,29はスクリーンとその保持枠
を、図9における31と32はP−板とその保持台をそ
れぞれ表し、両図に共通に、30(1),30(2),
33(1),33(2)は熱の良導体である金属等の熱
伝動体を表し各々前二者は金属製の保持枠29に、後二
者は同じく金属製の保持台32に設けて該熱伝導体を熱
交換器やヒートシンクに直結させてスクリーンやP−板
の温度を調整して、間接的に印刷時の該材料の温度調整
を図ることを意味する。即ち、図6,7の場合と同様、
印刷結果の判定信号に基づいて上記熱交換器やヒートシ
ンクの動作を制御して、上記熱伝導体を介して印刷材料
の温度調整を図るもので、請求項8に対応する。
な動作即ち印刷動作に関するもので、版離れ及びその速
さの概念を説明するための要部構成断面図である。符号
19,20,21,28,29,31,32の表す意味
は既出の通りで、34はスキージ装置を懸架するための
装置を、35は該懸架装置を直接支え印刷方向に沿って
ガイドするガイドレールを、36は前記34を該レール
に沿って移動させるためのモーターをそれぞれ表し、符
号a,bは印刷の始点と終点を意味する。即ち、同図
は、ギャップ式スクリーン印刷の開始点(a)でスキー
ジブレード部や補助側壁によってP−板上表面とその下
表面が相接するように押さえられたスクリー主表面と前
記接触面とのなす角度(θ)が印刷の終了点(b)では
かなり小さくなることを表しており、従って上記スキー
ジブレード部がスクリーン上表面を摺動直後に、該ブレ
ード部直後方のスクリーン上表面のP−板から離れて斜
め上方に向かう速さは、その角度と共に、スキージ装置
の移動に伴い刻々と変わり、印刷の初期と終期とではか
なりの差があり同図の如くスクリーン枠を従ってスクリ
ーン面全体をP−板上表面に対し同一の高さ(ギャッ
プ)に保持している限り、後者に比べて前者に於いて印
刷むらが発生し易い。従って、本発明に基づく印刷装置
では上記印刷結果判定装置が印刷むら発生の判定信号を
出力すれば、それをフィードバック信号として、上記版
離れ速度にむらを生じないように該速度を制御しうる版
離れ速度制御手段を具備するのであるが、上記制御の条
件を見出だす方法をまず下記に説明する。
ストスクリーンを印刷方向に沿って複数個の区間(セク
ション)に分割する。37が該セクションの一つであ
り、他の符号は既出と同じ意味である(以下の例でも同
様であり、この説明は略する)。スクリーン版の下のP
−板の図示は略されてある。次いで、図10に示したよ
うに、モーター36によってスキージ装置19がスクリ
ーン8上を印刷方向に沿って摺動して移動する速さの初
期のそれ(以下、初速と略称)を設定する。上記移動の
速さについては、印刷を終わりスクリーンを離れて出発
点に戻る速さは特に重要ではないので、スキージ速度と
言えば印刷時に印刷方向に沿ってスクリーン上表面を摺
動して移動する速さを指す。このスキージ速度を上記分
割区間毎に適宜変えてみる。この時、図10からも明ら
かな如く、版離れは仮に初速を定速としてスキージが移
動するとしても角度も大きさも即ち速度は変わるから、
上記スキージ速度を変えると更に該微調整が可能とな
る。[0028]で述べた如く、上記版離れ速度の変化
は印刷むらの発生に関わるので上記区間毎の版(印刷)
結果をモニターしながら修正することができる。逆に、
上記分割区間のなかで良好な版結果が得られたものにつ
いてテスト結果から計算して求めた上記版離れ速度を基
に、各区間毎の最適スキージ速度を決定できる。これら
をCPUに入力して制御指令を行なわせれば良いことに
なる。図12はその為の入力フォーマットの1例で、3
8はテストP−板や実基板上端部にも表示され得る一種
のスケールで、例えば200mm長のP−板上印刷面の
全区間を5分割した場合の数値が示されている。本方法
が請求項10に対応するのである。
して別の具体例を以下に示す。図13は固定されたP−
板上表面に対してスクリーン下表面をスキージの移動に
伴い印刷方向に沿って傾斜させることで両者のギャップ
を変化させ相対的に上記版離れ速度をほゞ一定に保つ仕
組みを示すための要部構成断面図で、39(39′)の
カムによって印刷始点側のスクリーン保持枠を、実線で
示す印刷始点の位置から点線で示す印刷終点迄持ち上
げ、相対的にP−板上表面に対するスクリーンの傾斜角
を変えるものである。この時の両者の関係を更に分かり
やすく示したものが図14である。同図は、印刷初期で
該始点側スクリーン枠を相対的に下げておき、印刷終期
に近付くにつれて、前記枠を該終点側と同じ高さにする
ことを示している。無論、図13の説明の何ら矛盾する
ものではない。従って、このような制御手段を採れば印
刷始点での分離角(θ1)の該終点でのそれ(θ2)と
をほゞ等しくでき、上記スキージ速度をP−板の全印刷
区間でほゞ定速としても、上記版離れ速度を前記全区間
でほゞ一定にでき、結果として、版全体の印刷むらもな
くすことが可能となる。これが請求項11に対応する。
の具体例を示す。同図では、図14の場合とは逆に、ス
クリーン版を固定してその下表面に対するP−板上表面
のなす角度をカム40(40′)によって実線位置(3
2)から点線位置(32′)へ変えることにより、スク
リーン上表面も実線の印刷始点の位置(28)から点線
位置(28′)に変わるが上記に説明した分離角は
θ1′からθ2′となるだけで、図14の場合と同様に
殆ど変わらず従って前図の場合と同様版離れ速度を著し
く変化させないように制御できることを示しているので
ある。これが請求項12に対応する。
る、スキージブレードの印圧調整手段として、該ブレー
ド長を調整する仕組みの要部構成断面を図16に示す。
20はスキージ装置の補助側壁を表し、41は該側壁近
傍に設けたモーターないしは圧電素子等から成るアクチ
ュエーターを意味し、42は前記駆動体41の力をスキ
ージブレード部に伝えてスクリーン上表面に向かっての
該長さを可変するための連結体である。図16は、一種
のコンセプト図面であるから、各要素間の大小関係は図
によって限定されるものではない。この場合も、今迄の
例と同じく印刷結果の判定信号に基づき、上記スキージ
ブレード長を調整することにより、該ブレードの印圧を
調整できるので、請求項13に対応する。
として具現した例の要部構成図で、43〜45はCPU
に各種の情報・データを入力させるための入力装置(例
えば、キーボード)、及び該CPUからの処理された情
報・データを出力するための出力装置(例えば、プリン
タ)、そしてP−板上の印刷結果を判定する直接の装置
である画像認識装置をそれぞれ表す。各装置間を結ぶ実
線及び点線は電気信号ないし印刷動作の各機能の流れを
表す。点線で描いた部分は筐体ないしはより大きな装置
に格納されていることを意味する。全体としては、図1
におけるP−板収納装置のみを略したものに上記入出力
装置と画像認識装置とを加えて具現化したものに相当
し、請求項14に対応するものである。
ら逸脱しない限りに於いては、様々な構成・構造が許さ
れるもので、特に上記実施例の図面などに限定されるも
のではない。
うに、スクリーン印刷に於いて下記のような効果を有す
るものである。
てハウジング構造のものを採用し、印刷結果の判定装置
や該結果の表示や記録の手段の備え、全体のシステムを
CPUによって統御することにより、従来に無かった新
しいフィードバック型制御を行なうことのできる印刷方
式を確立でき、上記スクリーン印刷分野の工業的発展に
大いに寄与することができる。
とテストP−板の印刷テストの採択手段を設けることに
より上記テストを任意に選択して実施できるので、印刷
条件の最適化の実現がより容易となり、印刷結果の歩留
まりを大きく向上させることができる。
ージ装置内に印刷工程毎に所要量の印刷材料を供給でき
るので、印刷材料の効率良い使用が可能となる。
には温度調整も自動的に行なえるので、該材料を最適な
特性を保持したまゝで使用することができ、結果として
良好な版結果が得られるものである。
は、版離れ速度を徴細にかつ自動的に調整できるので、
印刷むらを一掃することが可能となる。
に調整できるから、印刷材料のP−板への載着量も微細
に調整でき、良好な版結果に導くものである。
式を具現化するシステムがCPUに各種の付加機能を持
たせると共に、該CPUに入出装置を具えしめることに
より達成されることから、印刷動作の情報・データの保
持取出しが容易となると共に、該全工程の制御が十分な
省人化を経て成し得るという大なる工業的価値も奏す
る。
である。
る。
である。
断面図である。
図である。
成断面図である。
構成断面図である。
成断面図である。
図である。
図である。
成断面図である。
成断面図である。
要部構成断面図である。
す要部構成断面図である。
構成図である。
ュエーター) 18(1),18(2) スペーサー 19 スキージ装置(内
壁) 20 スキージブレード
部(補助側壁) 21(1),21(2) スキージブレード 22 可動壁 23,24 ローラー 25 仕切り板 26 印刷材料供給口 27 不活性ガス供給口 28,28′ スクリーン 29,29′ スクリーン保持枠 30(1),30(2),33(1),33(2) 熱
伝導体 31,31′ P−板 32 P−板保持装置 34 懸架装置 35 ガイドレール 37 セクション(区
間) 38 スケール 39,39′,40,40′ カム 42 連結体 43 入力装置(キーボ
ード) 44 出力装置(プリン
タ) 45 画像認識装置 T テスト基板印刷 R 実基板印刷 S スクリーン版 B P−板 C 版合わせ(印刷) M 印刷材料 G 不活性ガス P 印刷方向 θ 角度 a 印刷始点 b 印刷終点
Claims (14)
- 【請求項1】 被印刷体としてのプリント基板を供給し
うるプリント基板供給装置と、前記プリント基板主表面
上に印刷材料を載着せしめて印刷しうるハウジング構造
を有するスキージ装置を具えた印刷装置と、前記印刷装
置によって印刷されたプリント基板の印刷結果を判定し
うる印刷結果判定装置と、前記判定装置から出力される
判定信号に基づき上記プリント基板供給装置及び上記印
刷装置の動作を制御するための制御信号を出力しうる中
央信号処理装置(CPU)とを備え、上記判定信号を印
刷工程における主要なフィードバック信号として、フィ
ードバック型の印刷制御を行なうスクリーン印刷方式 - 【請求項2】 印刷結果表示装置を備え、印刷結果を可
視化してフィードバック型の印刷制御を行なう、請求項
1記載のスクリーン印刷方式 - 【請求項3】 印刷結果記録装置を備え、印刷結果の記
録を判定資料として用いることによりフィードバック型
の印刷制御を行なう、請求項1又は2記載のスクリーン
印刷方式 - 【請求項4】 プリント基板供給装置が実際に電子回路
基板として使用され得る実基板とテストパターンが印刷
され実用には供されないテスト基板と前記両基板のいず
れかを採択する第一の採択手段とを備え、印刷装置が実
際の電子回路基板に使用される画像パターンに対応した
実スクリーン版と実用には供されないテストパターンに
対応したテストスクリーン版と前記両スクリーン版のい
ずれかを採択する第二の採択手段とを備え、実基板と実
スクリーン版との組合せによる第一の印刷テストの手順
とテスト基板とテストスクリーン版との組合せによる第
二の印刷テストの手順とを任意に選択しうるよう構成さ
れた、請求項1〜3記載のスクリーン印刷方式 - 【請求項5】 1回の印刷工程毎に該印刷の開始前に、
スキージ装置内へ所要量の印刷材料を供給しうる印刷材
料供給手段を前記スキージ装置外に具備して成る請求項
1〜4記載のスクリーン印刷方式で用いられる印刷装置 - 【請求項6】 印刷結果判定装置から出力される判定信
号に基づき、印刷材料の粘度を調整しうる粘度調整手段
を具えたスキージ装置を具備した、請求項1〜4記載の
スクリーン印刷方式で用いられる印刷装置 - 【請求項7】 印刷結果判定装置から出力される判定信
号に基づき、印刷材料の酸化を防止する為にスキージ装
置内に不活性ガスを供給しうる不活性ガス供給手段を前
記スキージ装置外に具備して成る請求項1〜4記載のス
クリーン印刷方式で用いられる印刷装置 - 【請求項8】 印刷結果判定装置から出力される判定信
号に基づき、印刷材料の温度を版合わせの段階で制御し
うる制御手段を具えた請求項1〜4記載のスクリーン印
刷方式で用いられる印刷装置 - 【請求項9】 ギャップ式スクリーン印刷に於いて、印
刷結果判定装置から出力される判定信号に基づき、スク
リーン版とプリント基版の各主表面同志の分離を意味す
る版離れの速度を制御しうる、版離れ速度制御手段を具
備した、請求項1〜4記載のスクリーン印刷方式で用い
られる印刷装置 - 【請求項10】スキージ装置が、版離れ制御手段として
働きうるよう、スクリーン版上を印刷方向に沿って摺動
する移動速度が可変なように、構成された請求項9記載
の印刷装置 - 【請求項11】スクリーン保持装置が、版離れ速度制御
手段として働きうるよう、プリント基板主表面に対する
スクリーン版主表面の傾斜角度が可変なように、構成さ
れた請求項9記載の印刷装置 - 【請求項12】プリント基板保持装置が、版離れ速度制
御手段として働きうるよう、スクリーン版主表面に対す
るプリント基板主表面の傾斜角度が可変なように、構成
された請求項9記載の印刷装置 - 【請求項13】印刷結果判定装置から出力される判定信
号に基づき、スキージ装置の先端部にあるスキージブレ
ードのスクリーンに対する印刷時の圧力調整を前記スキ
ージブレードの前記スクリーンの主表面上に向かっての
長さを調整することにより行なうよう構成されたスキー
ジ装置を具備して成る請求項1〜4記載のスクリーン印
刷方式で用いられる印刷装置 - 【請求項14】印刷動作に関する情報及びデータを表示
しうる表示装置と、同じく前記情報及びデータを記録し
うる記録装置と、同じく前記情報及びデータを信号処理
装置に入力しうる入力装置と、前記入力装置からの入力
信号に基づき印刷動作を制御しうる制御信号を出力しう
る中央信号処理装置とからなり、上記表示装置は印刷装
置の動作に関する条件と印刷材料に関する情報とスクリ
ーン版に関する情報と印刷装置の作業実績に関する情報
とを上記処理装置に入力させるための入力フォーマット
を表示する第一の表示手段と、上記処理装置の処理結果
の表示と前記結果に対する修正内容を上記処理装置に入
力させるための修正入力フォーマットを表示する第二の
表示手段とを具備し、上記入力装置は上記入力フォーマ
ットを用いて上記条件や情報を入力させる第一の入力手
段と上記修正入力フォーマットを用いて修正内容を上記
処理装置に入力させる第二の入力手段とを具備し、上記
中央信号処理装置は版離れ速度に関するデータの算出手
段と入力ないし算出されたデータの修正手段と上記各種
情報やデータを併合して管理データファイルを作成しう
るファイル作成手段と前記ファイルのデータを上記記録
装置に記録させる記録手段と前記記録されたデータを上
記記録装置から読み込むデータ読み込み手段と上記入力
された条件や情報やデータに基づき印刷動作を制御しう
る制御信号を出力する信号出力手段とを具備し、請求項
1〜4記載のスクリーン印刷方式における印刷工程の各
種の印刷動作を制御するよう構成された印刷動作制御シ
ステム
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2005022093A (ja) * | 2003-06-30 | 2005-01-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | スクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法 |
CN102514357A (zh) * | 2011-11-18 | 2012-06-27 | 东莞市良展有机硅科技有限公司 | 用一台机器来印刷多条台面的方法及印刷生产线 |
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-
1994
- 1994-04-14 JP JP11164894A patent/JP3243371B2/ja not_active Expired - Fee Related
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