JPH0633546Y2 - 操作釦装置 - Google Patents

操作釦装置

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JPH0633546Y2
JPH0633546Y2 JP1988136968U JP13696888U JPH0633546Y2 JP H0633546 Y2 JPH0633546 Y2 JP H0633546Y2 JP 1988136968 U JP1988136968 U JP 1988136968U JP 13696888 U JP13696888 U JP 13696888U JP H0633546 Y2 JPH0633546 Y2 JP H0633546Y2
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雅嗣 平石
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、オーデイオ機器等に設けられた制御レバー,
たとえばテープデツキにおけるメカニズム操作用のレバ
ーを操作釦により操作する操作釦装置に関する。
〔従来の技術〕
通常、たとえば第5図に示すようなテープデツキでは、
機器の筐体(1)の前面パネル(2)にメカニズム操作
用の各種操作釦(3)が配列されているが、この操作釦
(3)は、たとえば実開昭61-83132号公報(G11B 15/1
0)に見られるように、筐体内に回動支持された操作釦
の押圧操作部を筐体外に配置すると共に、操作釦の後部
に延設された連結部をメカニズムの制御レバーに臨ま
せ、操作釦の押圧操作による回動によりレバーを摺動操
作するようになつている。
ところで、このようなテープデツキにあつては、レコー
デイング時にストツプ操作を行つた場合、メカニズムが
解除される時に発生する雑音が録音されてしまうことが
あるので、これを解消するため、メカニズム側にストツ
プスイツチを設け、ストツプ操作時、まずストツプスイ
ツチを先に動作させて電気的に回路を遮断し、そののち
メカニズム機構が解除される方法をとつている。
そして、スペース的にメカニズム側にストツプスイツチ
を設けられない場合には、ストツプ操作用の操作釦によ
りストツプスイツチを動作させるようにしている。
すなわち、従来では、第6図及び第7図に示すように、
前面パネル(2)の釦孔(2)′に並設された操作釦
(3)のうち、ストツプ用操作釦(3)′に後方へ突出
した突起部(3f)を設け、前面パネル(2)の内側に配
置されたストツプスイツチとしてのリーフスイツチ
(4)をこの突起部(3f)でスイツチング操作するよう
にしている。
この場合、操作釦(3)′の後方への回動によりリーフ
スイツチ(4)をオン操作するために、リーフスイツチ
(4)の平行な1対の板ばねを前後に配置して操作釦
(3)′により一方の先端の接点部を他方の先端の接点
部に接触させるが、操作釦(3)′に隣接する他の操作
釦(3)の動作距離をリーフスイツチ(4)との間に確
保する必要があることから、ストツプ用操作釦(3)′
に突起部(3f)が形設されている。
なお、第7図において、(3a)は操作釦(3)′の前面
に形成され筐体(1)外に配置された押圧操作部、(3
b)は操作釦(3)′の上部に形設され操作釦(3)′
を前面パネル(2)の内側に枢支した回動支点、(3c)
は操作釦(3)′の上側後部に延設された連結片であ
り、その先端部上面の鉤状保持部(3d)との間にメカニ
ズムのストツプレバーが挿入され連結される。(3e)は
連結片(3c)の下面に設けられた補強リブ、(4a),
(4b)はリーフスイツチ(4)の板ばねの先端の外側面
に固着された成形品よりなる接点押圧部、(4c)はリー
フスイツチ(4)のリード線である。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の操作釦装置にあつては、ストツプ操作時にストツ
プスイツチとしてのリーフスイツチ(4)をスイツチン
グ操作する場合に、ストツプ用操作釦(3)′に突起部
(3f)を形成する構成であるため、この操作釦(3)′
と他の操作釦(3)との2種類の操作釦を用意する必要
があり、これらを樹脂成形にて製作する場合に金型費が
高くつく問題があり、さらに、2種類の操作釦を前面パ
ネル(2)に混在して取付けるため、組立時に誤作業を
招く不都合がある。
本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に留意
してなされたものであり、その目的とするところは、1
種類の操作釦を複数個並設しても、所定の操作釦によつ
て他の操作釦の操作に支障なくリーフスイツチのスイツ
チング操作が行える操作釦装置を提供しようとするもの
である。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、本考案の操作釦装置におい
ては、機器の筐体外に位置した押圧操作部を有する操作
釦と、前記操作釦の上部に形成され該操作釦を前記筐体
の内側へ回動自在に枢支した回動支点と、前記操作釦の
前記押圧操作部の後方に延設され前記機器の制御レバー
に連結された連結部と、前記操作釦の下部後側に形成さ
れ、且つ前記筐体内の前記操作釦後方に配設されたリー
フスイッチの平行な1対の板ばねの先端接点間を前記操
作釦の前記筐体の内側への回動により接触されるテーパ
部とを備えたことを特徴としている。
〔作用〕
前述のように構成された操作釦装置にあつては、操作釦
の押圧操作部を押圧して後方へ回動させると、操作釦の
テーパ部の回動軌跡上に位置したリーフスイツチの板ば
ね先端が該テーパ部により操作されてリーフスイツチが
スイツチング動作すると共に、操作釦の連結部が制御レ
バーを摺動操作する。
そして、複数個のこの種操作釦を並設する場合、リーフ
スイツチの1対の板ばねは前後方向に配置されるため、
リーフスイツチの操作釦以外の操作釦は、その操作にお
いてリーフスイツチが支障となることはない。
〔実施例〕
本考案の1実施例につき、第1図ないし第4図を用いて
説明する。
この実施例は、テープデツキのメカニズム操作に適用し
た場合であり、前記と同一記号は同一もしくは相当する
ものを示すものとし、従来と異なる点は、操作釦
(3)″における押圧操作部(3a)の下部後側にテーパ
部(3g)を形成する一方、ストツプ用操作釦(3)″の
後方の前面パネル(2)の底壁上にL形のスイツチ取付
金具(5)をねじ(6)により固定すると共に、該取付
金具(5)に前後方向に長い1対の板ばねを上下に配置
したリーフスイツチ(4)を取付け、テーパ部(3g)の
回動軌跡の位置に下側の板ばねの先端の押圧部(4a)を
配置するようにした点である。
また、図面において、(7)は前面パネル(2)の内側
の釦孔(2)′の上方に一体に設けられた軸受部であ
り、各操作釦(3)″の取付位置に1対の軸受部(7)
が配置され、操作釦(3)″の上部の回動支点(3b)を
軸受部(7)の溝に後方より挿入した後,取付金具
(8)をねじ(9)にて前面パネル(2)に固定するこ
とにより、回動支点(3b)が抜け止めされて操作釦
(3)″が後方へ回動自在に枢支される。
(10)はメカニズムシヤーシ(11)に上下に摺動自在に
設けられ図示しないばねにより下方へ付勢されて第1図
に示す位置に保持されたストツプ操作用のスライドレバ
ーであり、前方への折曲片が、操作釦(3)″の後部に
延設された連結片(3c)とその上面の保持部(3d)との
間に挿入され、操作釦(3)″がレバー(10)に連結さ
れる。
(12)は筐体(1)の底蓋である。
なお、リーフスイツチ(4)の取付金具(5)は、操作
釦(3)″の後方への回動によりスライドレバー(10)
を押し上げきつてしまつた時のテーパ部(3g)の位置よ
り少し後方にテーパ部(3g)に対向して配置されてい
る。
そして、テープデツキのレコーデイング時、第1図の状
態から操作釦(3)″の押圧操作部(3a)を押してメカ
ニズムのストツプ操作をすると、操作釦(3)″は支点
(3b)を軸として後方へ回動し、テーパ部(3g)がリー
フスイツチ(4)の押圧部(4a)に当接してこれを押し
上げ、両板ばねの先端接点部間が接触してリーフスイツ
チ(4)がオンとなり、録音回路が遮断される。
一方、この操作釦(3)″の回動に伴つてその連結片
(3c)が上方へ回動するため、スライドレバー(10)が
上方へ摺動操作され、リーフスイツチ(4)がオンした
後,第2図に示すようにスライドレバー(10)を押し上
げきつた時点で、メカニズムの録音状態が解除され、停
止状態となる。
こののち、押圧操作部(3a)への押圧を中止すると、ス
ライドレバー(10)がばねにより摺動復帰することに連
動して操作釦(3)″が前方へ回動し、第1図の状態と
なる。
ここで、第3図に示すように、ストツプ用操作釦
(3)″とこれに隣接する他の各操作釦(3)″とは全
く同一のものが使用されているが、同図より明らかなよ
うに、リーフスイツチ(4)が他のどの操作釦(3)″
の操作においても支障となることはない。
ところで、従来の操作釦装置にあつては、前面パネルに
各種操作釦及びリーフスイツチを組合せたのみの状態、
つまりメカニズムが取付けられていない状態において
は、ストツプ用操作釦を押圧しずぎた場合、該操作釦の
ストツパが無いのでリーフスイツチを破壊してしまう危
険があつたが、前記実施例においては、メカニズムの取
付いていない状態でストツプ用操作釦(3)″が押され
てしまつた場合、スライドレバー(10)によるストツプ
機能は存在しないものの、リーフスイツチ(4)の取付
金具(5)がストツパの役目を果たすため、操作釦
(3)″を押しすぎてしまつてもリーフスイツチ(4)
を破壊してしまうことが全くない。
〔考案の効果〕
本考案は、以上説明したように構成されているので、次
に記載するような効果を奏する。
操作釦の押圧操作部の下部後側にテーパ部を形成する一
方、筐体内の操作釦後方に1対の板ばねを前後方向に配
したリーフスイツチを配置し、操作釦の筐体の内側への
回動に伴なうテーパ部の移動によりリーフスイツチをオ
ン操作するように構成したので、従来のように操作釦に
リーフスイツチ操作のための突起部を形成する必要がな
くなり、複数個の操作釦を並設した場合に、1種類の形
状の操作釦とすることができ、金型費の節減が図れ、し
かも、すべての操作釦が同一形状となるため、組立時の
誤作業が全くなくなり、作業性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案における操作釦装置の1実
施例を示し、第1図及び第2図は非操作時及び釦操作時
の要部の切断側面図、第3図は要部の切断平面図、第4
図は操作釦の斜視図、第5図はテープデツキの斜視図、
第6図以下は従来の操作釦装置を示し、第6図は切断平
面図、第7図はストツプ用操作釦の側面図である。 (2)……前面パネル、(3)″……操作釦、(3a)…
…押圧操作部、(3b)……回動支点、(3c)……連結
片、(3g)……テーパ部、(4)……リーフスイツチ、
(10)……スライドレバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機器の筐体外に位置した押圧操作部を有す
    る操作釦と、前記操作釦の上部に形成され該操作釦を前
    記筐体の内側へ回動自在に枢支した回動支点と、前記操
    作釦の前記押圧操作部の後方に延設され前記機器の制御
    レバーに連結された連結部と、前記操作釦の下部後側に
    形成され、且つ前記筐体内の前記操作釦後方に配設され
    たリーフスイツチの平行な1対の板ばねの先端接点間を
    前記操作釦の前記筐体の内側への回動により接触させる
    テーパ部とを備えた操作釦装置。
JP1988136968U 1988-10-20 1988-10-20 操作釦装置 Expired - Fee Related JPH0633546Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS55132552A (en) * 1979-03-31 1980-10-15 Tokyo Electric Co Ltd Push button operating unit for vtr

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