JPH06335042A - 複数データ一括転送制御方式 - Google Patents

複数データ一括転送制御方式

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JPH06335042A
JPH06335042A JP11681493A JP11681493A JPH06335042A JP H06335042 A JPH06335042 A JP H06335042A JP 11681493 A JP11681493 A JP 11681493A JP 11681493 A JP11681493 A JP 11681493A JP H06335042 A JPH06335042 A JP H06335042A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中央制御装置及び通話路装置間で、高い信頼
性及び効率によってデータを授受できるようにする。 【構成】 中央制御装置11からの送出オーダは、リー
ド系、ライト系に関係なく、送受切替信号を送信側とし
て任意語数を物理的データ線13hで規定されるブロッ
ク単位に連続送信され、送受切替信号を受信側にして送
信終了を示す。中央制御装置は、ライトシーケンスでは
ステータス信号と共に実行結果を示すステータス情報を
受信し、リードシーケンスでは各送出オーダに対応した
アンサデータと、ステータス信号及びステータス情報と
を連続受信し、送受切替信号を送信側として通信終了を
示す。ここで、相手先装置12は、アドレスストローブ
信号が有意なときの第1語目オーダ内情報で規定され
る。送受信語数は転送語数表示信号によって表示され
る。ライト又はリードシーケンスかはリード/ライト信
号によって表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子交換機における中
央制御装置とその配下にある通話路装置間の複数データ
の一括転送を可能とした複数データ一括転送制御方式に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のデータ転送制御方式とし
て、特公昭61−18227号公報に開示されたものが
ある。この制御方式は、1語のデータ、例えば32ビッ
トで構成されるデータを複数のブロックに、例えば16
ビットずつ2ブロックに分解して、中央制御装置及び通
話路装置間で送受するものである。
【0003】図2は、そのデータ転送制御方式を端的に
示すインタフェース信号線(通話路バス)の構成を示す
ものであり、図3は、その主なタイムチャートを示すも
のである。
【0004】図2において、中央制御装置(CC)1
と、1又は2以上の通話路装置(SPCE)2とを結ぶ
通話路バスは、送受切替信号線、送出同期信号線、アン
サ同期信号線、アンサコード線、転送語数表示信号線及
びデータ線からなり、例えば、アンサコード線は3ビッ
ト、データ線はパリティビット用を含めて17ビット、
他の信号線は1ビット構成でなる。
【0005】図3に示すように、通話路装置2への通信
の際には、まず、送受切替信号を送信側とし
(「0」)、第1ブロック目のデータと送出同期信号
(「1」)とを送出し、次いで、第2ブロック目のデー
タと、第2ブロック目であることを示すために、転送語
数を表示する信号を「1」として送出同期信号を送出す
る。ここまでが定まった送信時の主たるシーケンスであ
って、このような手順によって、所定の長さ、例えば3
2ビットからなる制御情報の1語を送出する。
【0006】この送信用シーケンスに引き続いて必ず受
信用のシーケンスが有り、まず、送受切替信号を受信と
し(「1」)、通話路装置2からのデータ返送を許可す
る。通話路装置2は送信されてきた制御情報に応じて処
理を実行し、その応答情報を返送する。応答情報は、所
定の長さ、例えば32ビットからなるアンサデータ1語
と、応答内容をコード化した3ビットのアンサコードで
構成される。通話路装置2は応答情報を返送しようとす
るときに、送受切替信号の受信状態を確認して、アンサ
データ1語を複数のブロックに、例えば16ビットずつ
の2ブロックに分解して、まず第1ブロック目のアンサ
データとアンサコードとを送信し、それに伴ってアンサ
同期信号(「1」)を送出する。次いで、第2ブロック
目のアンサデータと、アンサコードと、第2ブロック目
を示す転送語数表示(「1」)と、アンサ同期信号とを
送出する。
【0007】中央制御装置1は、アンサデータの2ブロ
ック目を受信すると、所定のシーケンスを終了させるた
めに、送受切替信号を送信側として、その終了を通話路
装置2に通知する。
【0008】この一連のシーケンスは、常に一定であっ
て、制御情報が通話路装置2からのアンサデータを必要
なリード系であろうとアンサデータが不要なライト系で
あろうとそれに無関係に、中央処理装置1から通話路装
置2への通信と、その逆方向の通信とが1語ずつ交互に
実施されるものであった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のデータ転送制御方式では、任意の複数語の転送
を行なう場合でも、1語単位に所定のシーケンスを繰返
す必要があり、各シーケンスにおいて、制御情報の送信
準備、送信、アンサデータの受信準備、並びに、制御内
容の実行、アンサコードの編集、アンサデータ返送、シ
ーケンスの終結という手順を踏むので、複数語の転送時
にシーケンスを進めるためだけに多くの時間を必要とす
るという問題があった。
【0010】また、中央制御装置1がライト系の制御情
報を送出する場合、中央制御装置1は実行結果の良否を
判断できれば良く、アンサデータは不要であるが、従来
のデータ転送制御方式においては、リード系とライト系
とで同一シーケンスを実行するので、ライト系の場合に
は転送効率が悪いということができる。
【0011】さらに、任意の複数語でなる制御情報を転
送する場合でも、1語単位のシーケンスを繰返すため、
複数語の一語欠落や、連続性の異常を通話路装置2又は
中央制御装置1が検出できないという問題もあった。
【0012】本発明は、以上の点を考慮してなされたも
のであり、中央制御装置と通話路装置との間で、高い信
頼性をもってかつ良好な転送効率によって複数データを
授受できる複数データ一括転送制御方式を提供しようと
したものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、請求項1の本発明においては、中央制御装置から通
話路バスを介して接続される通話路装置にオーダを与
え、通話路装置から通話路バスを介して中央制御装置に
オーダに対するアンサデータを与えるものであって、通
話路バスが、複数の双方向データ線と、中央制御装置か
らの送信又は受信を示す送受切替信号線と、オーダの送
受を定義する送信同期信号線と、アンサデータの送信を
定義するアンサ同期信号線とを有する電子交換機におい
て、複数データを一括転送できるように以下のようにし
た。
【0014】すなわち、通話路バスに、転送データ間を
識別する双方向の転送語数表示信号線と、転送シーケン
スの属性を示すリード/ライト信号線と、通信先を示す
コード化された情報が挿入されたオーダが上記データ線
に存在中であることを示すアドレスストローブ信号線
と、アンサデータが全オーダの実施状態を示すステータ
ス情報であることを示すステータス信号線とをさらに設
けた。
【0015】そして、論理的な転送単位である語は物理
的にデータ線で決定されるブロックを単位に転送し、ス
テータス情報は少なくとも1個のブロックで転送し、オ
ーダは、送受切替信号を送信側として任意の語数を連続
的に送信し、その後に送受切替信号を受信側として送信
の終了を示し、ライトシーケンスの場合には、ステータ
ス信号と共にステータス情報を受信し、リードシーケン
スの場合には、送出したオーダの語数を最大とするアン
サデータと、ステータス信号及びステータス情報とを連
続して受信し、ステータス情報を受信したことによっ
て、送受切替信号を送信側として通信シーケンスの終了
を示すこととした。
【0016】また、請求項2の本発明においては、請求
項2の本発明に加えて、送受切替信号を受信側から送信
側に切替えることによって、リセットシーケンスを実施
することとしたものである。
【0017】請求項3の本発明は、請求項1の本発明に
おける中央制御装置が、ブロック転送命令のマイクロプ
ログラム制御に従って転送を行なうプロセッサと、通話
路バスとのインタフェースを行なう通話路バス制御装置
とを備え、プロセッサの転送を制御するマイクロプログ
ラムが、複数データのオーダ群を通話路バス上の転送語
数単位に区切り、この転送語数ブロックをバースト転送
によって送受信する機能部と、ブロック転送内で閉じた
データ順序を示す語数表示と、ブロック転送単位毎の最
終データにブロック終了表示を付加して送信する機能部
と、オーダ群の最終オーダであることを示す転送終了表
示を付加して送信する機能部と、オーダ群の送出種別を
示すIN/OUT表示を付加して送信する機能部とを有
するものである。
【0018】
【作用】請求項1の本発明は、電子交換機における中央
制御装置及び通話路装置間で通話路バスを介してデータ
を転送するに際して、複数データを一括転送できるよう
にしたものである。
【0019】このような複数データの一括転送を可能と
すべく、通話路バスに、従来から存在する複数の双方向
データ線、送受切替信号線、送信同期信号線、アンサ同
期信号線に加えて、転送データ間を識別する双方向の転
送語数表示信号線、転送シーケンスの属性を示すリード
/ライト信号線、通信先を示すコード化された情報が挿
入されたオーダがデータ線に存在中であることを示すア
ドレスストローブ信号線、アンサデータが全オーダの実
施状態を示すステータス情報であることを示すステータ
ス信号線を設けた。
【0020】また、論理的な転送単位である語は物理的
にデータ線で決定されるブロックを単位に転送し、ステ
ータス情報は少なくとも1個のブロックで転送すること
とした。
【0021】ここで、中央制御装置から送出されるオー
ダは、通話路装置からの返信として、アンサデータ及び
ステータス情報を求めるリードシーケンスであろうと、
ステータス情報だけを求めるライトシーケンスであろう
と、送受切替信号を送信側として任意の語数を連続的に
送信し、その後に送受切替信号を受信側として送信の終
了を示す。
【0022】中央制御装置は、ライトシーケンスの場合
には、ステータス信号と共にステータス情報を受信し、
リードシーケンスの場合には、送出したオーダの語数を
最大とするアンサデータと、ステータス信号及びステー
タス情報とを連続して受信し、ステータス情報を受信し
たことによって、送受切替信号を送信側として通信シー
ケンスの終了を示すこととした。
【0023】このような送受信の相手先通話路装置は、
アドレスストローブ信号が有意なタイミングでデータ線
に存在する通信先を示すコード化された情報が挿入され
たオーダによって規定される。また、送受信に係る語数
は、転送語数表示信号によって表示される。さらに、今
回のシーケンスがライトシーケンスかリードシーケンス
かは、リード/ライト信号によって明らかにされる。
【0024】請求項2の本発明においては、エラー発生
にも対応できるように、送受切替信号を受信側から送信
側に切替えることによって、リセットシーケンスを実施
できるようにしたものである。
【0025】請求項3の本発明は、請求項1の本発明に
おける中央制御装置及び通話路装置間の転送シーケンス
を実現するための、中央制御装置内部でのデータ転送処
理に関するものである。
【0026】請求項3の本発明は、中央制御装置が、ブ
ロック転送命令のマイクロプログラム制御に従って転送
を行なうプロセッサと、通話路バスとのインタフェース
を行なう通話路バス制御装置とを備えていることを前提
としている。そして、プロセッサの転送を制御するマイ
クロプログラムが、複数データのオーダ群を通話路バス
上の転送語数単位に区切り、この転送語数ブロックをバ
ースト転送によって送受信する機能部と、ブロック転送
内で閉じたデータ順序を示す語数表示と、ブロック転送
単位毎の最終データにブロック終了表示を付加して送信
する機能部と、オーダ群の最終オーダであることを示す
転送終了表示を付加して送信する機能部と、オーダ群の
送出種別を示すIN/OUT表示を付加して送信する機
能部とを有して、中央制御装置及び通話路装置間の転送
シーケンスに対応できるようにした。
【0027】
【実施例】以下、本発明による複数データ一括転送制御
方式の一実施例を図面を参照しながら詳述する。
【0028】図1は、この実施例のデータ転送制御方式
を端的に示すインタフェース信号線(通話路バス)の構
成を示すものである。
【0029】中央制御装置(CC)11及び通話路装置
(SP)12は、図1に示す信号線構成を有する通話路
バス13を介して接続されている。通話路バス13は、
送受切替信号線13a、アドレスストローブ信号線13
b、送信同期信号線13c、アンサ同期信号線13d、
リード/ライト信号線13e、ステータス信号線13
f、転送語数表示信号線13g及び複数データ線13h
からなり、例えば、データ線はパリティビット用を含め
て17ビット、他の信号線は1ビット構成でなる。ま
た、図1において、各信号線に付与した矢印はその伝達
方向を示している。
【0030】以下、各信号線を介して授受される信号の
意義を説明する。
【0031】中央制御装置11から通話路装置12に転
送される送受切替信号は、シーケンスが送信用シーケン
ス(転送方向がCC11からSP12)か、受信用シー
ケンス(転送方向がSP12からCC11)かを示すも
のである。
【0032】中央制御装置11から通話路装置12に転
送されるアドレスストローブ信号は、送信時に、1又は
2以上の語でなる制御情報の先頭であることを示すもの
である。また、宛先である通話路装置2を規定するアド
レスが送信データに含まれているタイミングを表すもの
である。
【0033】中央制御装置11から通話路装置12に転
送される送信同期信号は、当該通話路バス13に制御情
報(送信データ)が存在することを示すものである。
【0034】逆に、通話路装置12から中央制御装置1
1に転送されるアンサ同期信号は、当該通話路バス13
にアンサデータ(ステータス情報を含む)が存在するこ
とを示すものである。
【0035】中央制御装置11から通話路装置12に転
送されるリード/ライト信号は、シーケンスがリードシ
ーケンスかライトシーケンスかを示すものである。言い
換えると、転送シーケンスに係る制御情報が、通話路装
置12からのアンサデータを必要なリード系かアンサデ
ータが不要なライト系かを示すものである。
【0036】通話路装置12から中央制御装置11に転
送されるステータス信号は、アンサデータの内容が通話
路装置12による処理結果などを表しているステータス
情報であることを示すものである。
【0037】転送語数表示信号は、シーケンスの段階に
応じて、中央制御装置11から通話路装置12に転送さ
れ、又は、通話路装置12から中央制御装置11に転送
されるものであり、送信あるいは受信する複数のデータ
間及びそのデータ内のブロックでの順序を示すものであ
る。
【0038】データ線13hによって授受されるデータ
は16ビットの情報と1ビットのパリティからなり、中
央制御装置11から通話路装置12に転送されるデータ
は制御情報であり、通話路装置12から中央制御装置1
1に転送されるデータはアンサデータ(ステータス情報
を含む)である。
【0039】この実施例の場合、中央制御装置11は、
任意の語数の制御情報を通話路バス13を介して通話路
装置12へ転送できる。ここで、転送される任意の語数
の制御情報は、その全体が1個の意味がある処理を規定
するものであっても良く、また、1又は2以上の語で規
定された処理を複数含んで任意の語数になっていても良
い。
【0040】上述のように、中央制御装置11から通話
路装置12に転送する制御情報としては、通話路装置1
2からのアンサデータを求めないライト系の制御情報
と、通話路装置12からのアンサデータを求めるリード
系の制御情報とがあり、制御情報の種類によって、転送
シーケンスが多少異なっている。
【0041】図4は、ライト系の制御情報を4語転送す
る場合のシーケンスを示すタイムチャートであり、以
下、この図4に沿って、ライト系制御情報の転送シーケ
ンスを説明する。
【0042】なお、送信を開始する前の状態では、送受
切替信号が受信側となっており、アクセス中の通話路装
置12もないので、特に支障のない信号類はドライブし
ておらず、省力化されている状態にある。
【0043】送信が開始されると中央制御装置11はま
ず、リード/ライト信号をライト側(「0」)として送
受切替信号を送信側(「0」)とする(a点)。ここ
で、第1語目のデータドライブは、ハイインピーダンス
からのものであり、見掛上の遅延時間が大きくなるの
で、その点を考慮した時間に行なう。第1語目の第1ブ
ロックのデータが確実にドライブされる時点を見込ん
で、アドレスストローブ信号(「1」)と送信同期信号
(「0」)とを送出する(b点)。このとき、転送語数
表示信号は第1ブロックを表す「0」を表示する。
【0044】図5は、制御情報を含むオーダの一例を示
すものである。32ビット1語のオーダは、制御情報と
ネームコードNCとから構成されている。4ビットが割
り当てられているネームコードNCは、中央制御装置1
1がアクセスしたい通話路装置12のコード化された番
号を示している。このようなオーダは2分割されてそれ
ぞれ転送ブロックとなる。
【0045】図4に符号S1−0で示すブロックデータ
は、第1番目のオーダの上位16ビット(図5参照)と
そのパリティビットからなるものであり、符号S1−1
で示すブロックデータは、第1番目のオーダの下位16
ビット(図5参照)とそのパリティビットからなるもの
であり、以下、同様である。
【0046】通話路装置12は、送受切替信号が送信側
を指示したものになったのを確認すると、受信準備を行
ない、アドレスストローブ信号が「1」で転送語数表示
信号が「0」で、パリティの正常なデータが送信同期信
号で定義された時間に受信できたときに、ブロックデー
タS1−0に含まれるネームコードNCが、自己に割り
当てられたコード化装置番号と一致するか否かを判定
し、一致していれば、通信リンクを確立させ、以後のシ
ーケンスは中央制御装置11と自装置との間のものと認
識する。一方、不一致の場合や上述の受信条件を満たさ
ない場合には、そのまま読み捨てて次の起動(a点)が
開始されるのを待機する。
【0047】通話路装置12による以上の動作を期待し
て中央制御装置11は、第1語目の第1ブロック目のデ
ータS1−0を送出する(c1 点)。次いで、転送語数
表示信号を「1」にしてオーダの下位16ビットとその
パリティビットとでなる第2ブロック目のデータS1−
1を送出する(d1 点)。
【0048】なお、中央制御装置11は、最少1語の転
送も行なうので、この第2ブロック目のデータの転送が
完結する頃には、少なくともアンサ同期信号を不安定な
状態から安定した状態に確定させておく必要がある。様
々な遅延を含めて、送受切替信号を受信側に設定したと
きには中央制御装置11側でアンサ同期信号のレベルが
確定していれば良い。
【0049】上述のような1語目の転送が終了すると、
アドレスストローブ信号を「0」として、以後のシーケ
ンスで転送先でない他の通話路装置が誤って、2語目以
後のオーダを受信して通信リンク確立に至らないように
する(e点)。複数の通話路装置12が同時に通信リン
クを確立すると、通話路装置12からのドライブが重複
し、データの誤りや、ドライブ極性の相異があれば素子
破壊にも継がるというう不都合が生じる。なお、アドレ
スストローブ信号は1語目の転送期間を通して「1」と
する必要はなく、第1ブロック目にネームコードNCを
含む場合には、少なくとも第1ブロック目の送信期間中
だけ「1」であれば良い。
【0050】第2語目以後のオーダの送信は、アドレス
ストローブ信号を継続して「0」とする点を除き、1語
目と同様にして行なわれる。第2語目のデータ転送も、
第1ブロック目のデータS2−0(c2 点)と第2ブロ
ック目のデータS2−1(d2 点)に分けられて行なわ
れ、それに対応して転送語数表示信号がそれぞれ
「0」、「1」になる。以下、同様に、第3語目及び第
4語目のデータ転送も、第1ブロック目のデータ(c3
点、c4 点)と第2ブロック目のデータ(d3 点、d4
)に分けられて行なわれる。
【0051】通話路装置12は、このようにして連続的
に到来するオーダが正しいものか否かを、パリティチェ
ックや転送語数表示信号の交番チェックなどで判定す
る。
【0052】中央制御装置11は、準備した全オーダを
送出し終えた時点(f点)で、双方向信号である転送語
数表示信号と、データ信号の駆動を止めて、次に通話路
装置12側から駆動してきてもこれら信号が衝突しない
ようにする。そのための時間を確保した後、中央制御装
置11は送受切替信号を受信側とする(g点:
「1」)。
【0053】通信リンクが確立した通話路装置12は唯
一存在するが、そのような通話路装置12は、送受切替
信号が受信側になったことを確認すると転送語数表示信
号とデータ信号とを駆動する(h点)。全オーダを受信
済みの通話路装置12は、オーダの内容を実施した後
に、その処理結果を中央制御装置11に報告する必要が
あるので、そのためのステータス情報を編集して転送語
数表示信号を「0」、ステータス信号を「1」、編集し
たステータス情報STをアンサデータにして、アンサ同
期信号(「0」)を送信する(i点)。ライト系である
ので、オーダに対応したアンサデータは送信しない。
【0054】ステータス情報STを受信した中央制御装
置11は、その応答として送受切替信号を受信側から一
度送信側(「0」)にすることによって、シーケンスの
終了を通知する(k点)。
【0055】通話路装置12は、ステータス情報STを
送出完了した時点(j点)で、ステータス信号を「0」
とした後に、ステータス信号の駆動を止めることがで
き、上記k点に達したことを知ったときには、直ちにデ
ータ信号、アンサ同期信号、ステータス信号、転送語数
表示信号の駆動を止める。
【0056】中央制御装置11による終了通知レベルの
送受切替信号が受信側に戻ることで、転送シーケンスは
終了し、インタフェースは完結する(l点)。
【0057】図6は、リード系の制御情報を3語転送す
る場合のシーケンスを示すタイムチャートであり、以
下、この図6に沿って、リード系制御情報の転送シーケ
ンスを説明する。
【0058】オーダの送出に先立って、送受切替信号を
送信側(「0」)に設定すると共にリード/ライト信号
をリード側(「1」)に設定する(a点)。その後、3
語のオーダを送出して送受切替信号を受信側にするまで
の送信用シーケンスは、ライト系の場合と同一である
(b〜h点)。
【0059】通話路装置12は、通信リンクが確立して
いてオーダ受信が正常に行なわれたら、第1語目のオー
ダから順に処理しつつ、アンサデータを編集して、送受
切替信号が受信側となっているのを確認して順にアンサ
データを返送する。
【0060】通話路装置12は、第1語目のアンサデー
タを16ビットずつ2つのブロックに分割して、第1ブ
ロック目のデータ(パリティビットを含む)R1−0
を、転送語数表示信号を「0」としてアンサ同期信号と
共に送出する(r1 点)。次いで、第2ブロック目のデ
ータR1−1を転送語数表示信号を「1」として、アン
サ同期信号と共に送出する(s1 点)。
【0061】第2語目のアンサデータの送信は、第1語
目のアンサデータの送信が完了するまでに準備できない
場合は、編集が行なわれるまで待合わされ、それを2個
のブロックに分割して転送語数表示信号を「0」として
第1ブロック目のデータR2−0を送出し(r2 点)、
引続き転送語数表示信号を「1」として第2ブロック目
のデータR2−1を送出する(s2 点)。同様にして、
第3語目のアンサデータを送出し、その後、全体の実行
結果をステータス情報STとして編集し、転送語数表示
信号を「0」、ステータス信号を「1」として、編集し
たステータス情報STを送出する(i点)。
【0062】以後の転送終了のシーケンスはライト系の
場合と同様である(j〜l点)。
【0063】以上では、オーダの送出に当たって既に中
央制御装置11に全オーダが準備されているものとし、
遅滞なく連続的にオーダが送出されるように説明した
が、アンサデータの場合と同様に次のオーダの準備が間
に合っていないときは、送信は待合わされる。また、1
つの語を送るのに、第1ブロック目と第2ブロック目と
で間隔が開いていても良いが、通常は語単位でデータを
揃えるので連続して送出される。1個のブロックのデー
タを送出するのにかかる時間は、通話路バス13の電気
的特性に基づいて最適な値を定めれば良い。
【0064】図7は、通話路装置12から中央制御装置
11へ返送されるステータス情報STの構成例を示すも
のである。図8は、ステータス情報STに含まれている
アンサコードの定義例を示すものである。
【0065】ステータス情報STは、図7に示すよう
に、アンサコードとワードカウンタWCとから構成され
る。
【0066】アンサコードは、オーダ群全体の実行結果
などをコード化したものであり、図8に示す例では3ビ
ットコードである。アンサコード「000」、「11
1」はバス異常等で生じることもあって値として信用で
きないので無応答扱いとする。また、アンサコード「0
01」は実行結果が全て正常である場合を表し、アンサ
コード「010」は何らかの原因で今すぐには実行でき
ない状態を表しており、表現を変えれば後で再試行する
ことの要求を表している。アンサコード「011」は、
二重化構成装置等で二重書込みを行なっている場合な
ど、他方の装置側が異常状態になったときを表してい
る。アンサコード「100」は、通話路バス13(イン
タフェース)で生じたエラーの検出を表し、アンサコー
ド「101」は、アンサコードを出力する通話路装置1
2内での異常発生を表し、アンサコード「110」は、
定義されていないオーダを受け取ったときを表してい
る。このような実行結果等のコード化によって、中央制
御装置11側はオーダに対する通話路装置12側での実
行結果の判定を容易に行なうことができる。
【0067】ワードカウンタWCは、そのシーケンスの
中で正常なオーダを連続して何語処理したかを示すもの
である。
【0068】中央制御装置11側は、ライトシーケンス
の場合には、送出したオーダ数とワードカウンタWCと
が一致し、かつ、アンサコードが「001」であった場
合にすべてが正常であったと認識する。また、リードシ
ーケンスの場合には、ライトシーケンスの場合のチェッ
ク項目に加えて、アンサデータの語数(例えば「1」の
転送語数表示信号をカウントしてとらえる)と送信した
オーダ数とが一致しているかをチェックしてその正常性
を確認する。ワードカウンタWCが送信オーダ数と異な
る場合には、エラーの生じた箇所を、そのワードカウン
タWCによって類推できる。
【0069】次に、エラー処理について説明する。エラ
ーは、大きくは、アンサコードに反映できるエラーと、
アンサコードに反映できないエラーとに分類でき、以
下、場合を分けて説明する。
【0070】アンサコードに反映できるエラーは、ステ
ータス情報STによってそれを表示すれば良く、ライト
シーケンスの場合には上述した図4に示すシーケンス手
順で通話路装置12によって表示が実行され、中央制御
装置11はワードカウンタWCでそのエラー箇所とオー
ダの関係を認識することができる。
【0071】一方、リードシーケンスの場合には、本来
はアンサデータの転送を伴うが、アンサデータの転送を
開始する以前にエラーを検出した場合には、アンサデー
タを送出することなくステータス情報STだけを中央制
御装置11に返送するシーケンス(従って、上述の図4
に示すライトシーケンスと等しい)となり、また、アン
サデータの転送開始後にエラーを検出した場合には、上
述した図6に示すリードシーケンスから検出後に係るア
ンサデータの数を語数単位で省略したシーケンスとな
る。
【0072】ステータス情報STは転送ブロックの一部
であり、転送語数表示信号は、受信シーケンス中の全ブ
ロックに対して「0」、「1」の交番となり、ステータ
ス情報STの送出タイミングはこれにより規定される。
【0073】一般的にはエラーはほとんど発生すること
がないので、多数のオーダを送信している途中で生じた
エラーも、オーダを送出完了して送受切替信号を受信側
にした後に、ステータス情報STで報告するようにして
も、全体の処理能力にはほとんど影響を与えない。しか
し、早急にインタフェースを終了させたい場合には、ス
テータス信号とアンサ同期信号を使用して通信終了を催
促するようにすることが好ましく、この場合には、以下
のようにすれば良い。送信シーケンス中で第1語目のオ
ーダの第2ブロック目のデータの終了時点ではステータ
ス信号とアンサ同期信号は確定している(通話路装置1
2においてアクセスし得る状態になっている)ので、通
信終了を催促する場合には、通話路装置12は、2語目
以上のオーダが送信されてきているタイミングで中央制
御装置11にステータス信号とアンサ同期信号とを送信
し、中央制御装置11では送信途中(2語目以上のオー
ダの送信中)においてステータス信号とアンサ同期信号
が送られてきたら、送信を途中放棄して送受切替信号を
受信側としてステータス情報STの送信を促せば良い。
【0074】次に、ステータス情報STのアンサコード
に反映できないエラーに対する処理について説明する。
このような処理は、大きくは2つに分けることができ
る。
【0075】アンサコードに反映できないエラーの1つ
は、ネームコードNCに一致する通話路装置12がない
場合であって応答する装置がないので、一定時間内にス
テータス情報STが返送されない事態が生じる。そこ
で、中央制御装置11に、送受切替信号を受信側にした
ときから計数するタイマを待せ、図9に示すように、タ
イムアウト検出時に送受切替信号を受信側から送信側に
短時間だけ変化させてインタフェースをクリアする。送
受切替信号が受信側から送信側に移行した瞬間に、各通
話路装置12は内部のインタフェース回路部をリセット
してオーダの受信体制を整える。
【0076】アンサコードに反映できない他のエラー
は、受信シーケンス中でアンサデータの転送に誤りが生
じた場合である。中央制御装置11は、パリティチェッ
クによってこのことを認識する。例えば、図10に示す
ように、アンサデータの第1語目の第2ブロック目のデ
ータにパリティエラーが発生すると、中央制御装置11
は速やかに送受切替信号を送信側に一定時間設定した後
再び受信側に戻す。通話路装置12は、送受切替信号が
受信側から送信側に移ったことによりリセットシーケン
スが起動されたことを認識してインタフェースを解放す
る。
【0077】以上のように、アンサコードに反映できな
いエラーの場合を含め、通信シーケンスの強制リセット
を行なうことができる。中央制御装置11は、自分自身
でリセットシーケンスを実行するのでインタフェースを
確実に解放できる。通信シーケンスをリセットするの
は、中央制御装置11で何らかの異常を検出した場合
に、通信先の通話路装置12に異常を通知してインタフ
ェースを解放させるためである。従って、厳密に言え
ば、アンサコードに反映できないエラーの場合以外でも
リセットシーケンスは実行される。例えば、通信中にシ
ステムリセットが到来したときや、中央制御装置11の
動作不良で通信を中止するときなどである。
【0078】上述した図9及び図10は、受信シーケン
スにおいて強制リセットの必要性が生じた場合を示し、
送受切替信号を受信側−送信側−受信側に変化させて通
話路装置12にインタフェースの解放を通知する場合を
示したものである。しかし、上述のように、送信シーケ
ンスにおいて強制リセットの必要性が生じる場合があ
る。この場合には、特には図示していないが、中央制御
装置11は、送信シーケンスを放棄して送受切替信号を
一度受信側にし、通話路装置12側で受信側に切り替わ
ったことが認識できる時間が経過した後、再び送受切替
信号を送信側にする。通話路装置12は、送受切替信号
を監視していて受信側から送信側に変化したことで、今
までの状態をクリアして新たに送信シーケンスの開始に
備えるだけで良く、また、リンク確立中の場合であって
も、リセットシーケンスを検出することは容易なことで
ある。
【0079】以上、実施例による複数データ一括転送制
御方式(中央制御装置11及び通話路装置12間のイン
タフェース制御方式)においては、任意の複数語(1語
を含む)の転送がリードシーケンスとライトシーケンス
とで別個に実行できることを説明した。なお、インタフ
ェースの信号極性やタイミング条件等は自由に設定して
良い。
【0080】また、図1に示したインタフェース上で
は、論理的な転送単位は語であるが、物理的な転送単位
は、データ線の本数で定まるブロックを用いている。オ
ーダやアンサデータは語であるが、ステータス情報は語
の必要はなく上述のようにブロックによって定義でき
る。
【0081】さらに、送信シーケンスや受信シーケンス
内で、転送するブロック間の識別子である転送語数表示
信号は送信及び受信シーケンス内で閉じており、いずれ
も「0」から始まりブロック毎に「1」、「0」が交番
するものであり、これによってデータの重複や抜けを監
視することができる。
【0082】次に、中央制御装置11及び通話路装置1
2間の上述したインタフェースを実現するための、中央
制御装置11内での複数データの転送方法について説明
する。すなわち、マイクロプログラム制御によるプロセ
ッサが行なう複数データの転送方法について説明する。
【0083】図11は、中央制御装置11内の構成を示
すブロック図である。図11において、マイクロプロセ
ッサ(CPU)23には、マイクロプログラムの格納さ
れているマイクロメモリ(μM)25が関連して設けら
れており、また、このマイクロプロセッサ24に係るプ
ロセッサバス21には、メインメモリ(MM)22、各
種入出力装置(IO)25、及び、1又は2以上の通話
路バス制御装置(SPBC)26も接続されている。通
話路バス制御装置26は、通話路バス13にも接続され
ており、プロセッサバス21と通話路バス13とのイン
タフェースを行なうものである。
【0084】プロセッサ23は、ブロック転送命令によ
る通話路装置12に対する、複数データのオーダ群の転
送起動を受けると、マイクロメモリ24内のマイクロプ
ログラム制御により、メインメモリ22からデータを読
み出し、通話路バス13上の転送回数を最少とするため
に、通話路バス13上の最大転送可能語数単位毎に区切
ってブロック化し、通話路バス制御装置26への転送を
開始する。転送ブロックの語数が、定められた最大語数
に満たない場合でも一つの転送ブロックとする。また、
転送語数に関係なく、すなわち通話路バス制御装置26
への1語の転送でも、通話路バス制御装置26や通話路
バス13とのインタフェースを確保するため、以下に示
す識別子を付加して送出する。プロセッサ23は転送ブ
ロック単位毎に、リード系/ライト系の通信種別を示す
IN/OUT表示をデータに付加して通話路バス制御装
置26へバースト転送し、リード系命令の場合には送出
データと同数のアンサデータを受信し、ライト系命令の
場合には1語のアンサデータを受信する。また、データ
送出に当たって、プロセッサ23は、後述するように、
それぞれの転送ブロック内で何語目かを示す語数表示
(wc)を付加し、各転送ブロックの最終データの送出
時にはブロック終了表示(BLE)を付加し、また、最
終転送ブロックの最終データの送出時には転送終了表示
(END)を付加する。
【0085】図12は、プロセッサ23と通話路バス制
御装置26間の通信コマンドの一例を示すものであり、
図12(A)は、プロセッサ23から通話路バス制御装
置26への通信コマンド(下り通信コマンド)を、図1
2(B)は、通話路バス制御装置26からプロセッサ2
3への通信コマンド(上り通信コマンド)を示してい
る。
【0086】両コマンド共に、当然に、送信元装置及び
宛先装置を規定する装置番号を有し、下り通信コマンド
においては、送信元装置番号はプロセッサ23の番号で
あり、宛先番号は通話路バス制御装置26の番号であ
り、上り通信コマンドにおいては、送信元装置番号は通
話路バス制御装置26の番号であり、宛先装置番号はプ
ロセッサ23の番号である。なお、プロセッサ23の装
置番号及び通話路バス制御装置26の装置番号は、中央
制御装置11内で唯一の番号が割当てられている。
【0087】下り通信コマンドは、送信元装置番号、宛
先装置番号、通話路バス制御装置26へ送出するデータ
に加えて、IN/OUT表示、語数表示(wc)、ブロ
ック終了表示(BLE)、転送終了表示(END)を有
する。
【0088】IN/OUT表示は、例えば、通話路装置
12からの各オーダに対するアンサデータが必要なリー
ド系通信時に「1」、各オーダに対するアンサデータは
不要なライト系通信時に「0」に設定されるものであ
る。
【0089】語数表示wcは、転送ブロック内の1語送
出する毎に、0、1、2、3、…とインクリメントされ
るものである。
【0090】ブロック終了表示BLEは、転送ブロック
内の最終データ送出時に「1」、他の順番のデータ送出
時に「0」に設定されるものである。
【0091】転送終了表示ENDは、ブロック転送命令
によるオーダ群の最終オーダであることを示すために、
最終転送ブロックの最終データの送出時に「1」、他の
データの送出時に「0」に設定されるものである。
【0092】上り通信コマンドは、送信元装置番号及び
宛先装置番号に加えて、異常通知表示(NASW)及び
アンサデータを有する。
【0093】異常通知表示NASWは、通話路バス制御
装置26が何らかの異常を検出して送出データの処理が
正常に処理されていないことを認識すると「1」、正常
時に「0」に設定されるものであり、異常をプロセッサ
23へ通知するために設けられている。
【0094】アンサデータは、リード系通信時には送出
データに対する通話路装置12からのアンサデータ(ス
テータス情報を除く)であり、ライト系通信時には無意
味なものである。ライト系通信時のアンサデータはプロ
セッサ23の識別対象となっておらず、プロセッサ23
は、異常通知表示NASWによって通信の正常性を識別
する。
【0095】上り通信コマンド及び下り通信コマンドの
データ部の内容が1語として、2個のブロックに分けら
れて、通話路バス制御装置26及び通話路装置12間で
授受される(図5参照)。
【0096】図13は、6語オーダ群のリード系通信処
理の正常時のシーケンス図であり、1個の転送ブロック
の最大語数が4語の場合である。
【0097】6語のオーダ群に対して、転送ブロックの
最大語数が4語であるので、プロセッサ23は、2回の
ブロック転送を行なう。最初のブロック転送における最
初の下り通信コマンドにおいて、語数表示wcは
「0」、ブロック終了表示BLEは「0」、転送終了表
示ENDは「0」、IN/OUT表示は「1」(IN系
を指示)であり、第2番目及び第3番目のコマンドにお
いては語数表示wcだけが変化し、この転送ブロックの
最終コマンドにおいては語数表示wcが最終値になると
共にブロック終了表示BLEが「1」となる。通話路バ
ス制御装置26は、各通信コマンドの到来間隔Taなど
によって転送の正常性を確認し、ブロック終了表示BL
Eが「1」の通信コマンドを受信すると、上述した図6
に示すようなリードシーケンスを実行する。
【0098】通話路装置12からのアンサデータやステ
ータス情報を受信し、その正常性を確認できた通話路バ
ス制御装置26は、受信したアンサデータを含み異常通
知表示NASWが「0」の4個の上り通信コマンドをプ
ロセッサ23に順次送出する。通話路バス制御装置26
は、上述した転送ブロックの最終下り通信コマンドにお
ける転送終了表示ENDが「0」であったので、アンサ
データを含む最終上り通信コマンドを送出した時点から
内部タイマを起動し、次の転送ブロックの下り通信コマ
ンドの到来までの時間を監視できるようにしておく。
【0099】送信した転送ブロックの下り通信コマンド
数(オーダ数)と等しい数の上り通信コマンド(アンサ
データ)を受信したプロセッサ23は、次の転送ブロッ
クのデータの転送を開始し、この場合、2語の転送ブロ
ックであるので、送出データを含む下り通信コマンドを
2個発行する。この転送ブロックの第2番目の通信コマ
ンドにおいては、ブロック終了表示BLEだけでなく転
送終了表示ENDを「1」とする。
【0100】このような2個のコマンドを受信した通話
路バス制御装置26は、最終上り通信コマンドから次の
転送ブロックの最初の下り通信コマンドまでの時間Tb
や相前後する下り通信コマンド間の時間Ta等によって
コマンドの正常受信を確認し、その後、通話路装置12
との間で上述と同様にして送出データ及びアンサデータ
の授受を行ない、その正常性を確認すると、アンサデー
タを含む2個の上り通信コマンドをプロセッサ23に与
える。なお、この転送ブロックは転送終了表示ENDが
「1」の最終ブロックであるので、通話路バス制御装置
26は監視用タイマの起動などは行なわない。
【0101】以上のようにして、プロセッサ23は通話
路バス制御装置26や通話路バス13を介して通話路装
置12にリード系の制御情報を与えて動作させ、その正
常動作を確認することができる。
【0102】図14は、6語オーダ群のリード系通信処
理の異常時のシーケンス図であり、図13に対照的なも
のである。通話路バス制御装置26は、例えば、第1の
転送ブロックのオーダに対する通話路装置12からのア
ンサデータを受信中に異常を検出すると、他のアンサデ
ータを受信を放棄して、直ちに、異常通知表示NASW
が「1」の上り通信コマンドをプロセッサ23に送信す
ることで異常をプロセッサ23に通知する。
【0103】この図14は、異常時処理の一例であり、
通話路バス制御装置26は、データ受信時に、語数表示
の連続性と最大数のチェックや、各転送ブロック内のオ
ーダ受信間隔Taのチェックや、転送ブロック間の間隔
Tbのチェック等を行ない、連続転送されるデータの正
常性を確認し、異常発生時には、異常通知表示NASW
によってプロセッサ23に通知する。
【0104】図15は、7語オーダ群のライト系通信処
理の正常時のシーケンス図であり、転送ブロックの最大
語数が4語の場合である。
【0105】7語のオーダ群に対して、転送ブロックの
最大語数が4語であるので、プロセッサ23は、2回の
ブロック転送を行なう。最初のブロック転送における最
初の下り通信コマンドにおいて、語数表示wcは
「0」、ブロック終了表示BLEは「0」、転送終了表
示ENDは「0」、IN/OUT表示は「0」(OUT
系を指示)であり、第2番目及び第3番目のコマンドに
おいては語数表示wcだけが変化し、この転送ブロック
の最終コマンドにおいては語数表示wcが最終値になる
と共にブロック終了表示BLEが「1」となる。通話路
バス制御装置26は、各通信コマンドの到来間隔Taな
どによって転送の正常性を確認し、ブロック終了表示B
LEが「1」の通信コマンドを受信すると、上述した図
4に示すようなライトシーケンスを実行する。
【0106】通話路装置12からのステータス情報を受
信し、その正常性を確認できた通話路バス制御装置26
は、異常通知表示NASWが「0」の1個の上り通信コ
マンドをプロセッサ23に送出する。通話路バス制御装
置26は、上述した転送ブロックの最終下り通信コマン
ドにおける転送終了表示ENDが「0」であったので、
上り通信コマンドを送出した時点から内部タイマを起動
し、次の転送ブロックの下り通信コマンドの到来までの
時間を監視できるようにしておく。
【0107】異常通知表示NASWが「0」の上り通信
コマンドを受信したプロセッサ23は、次の転送ブロッ
クのデータの転送を開始し、この場合、3語の転送ブロ
ックであるので、送出データを含む下り通信コマンドを
3個発行する。第3番目の通信コマンドにおいては、ブ
ロック終了表示BLEだけでなく転送終了表示ENDを
「1」とする。
【0108】このような3個のコマンドを受信した通話
路バス制御装置26は、最終上り通信コマンドから次の
転送ブロックの最初の下り通信コマンドまでの時間Tb
や相前後する下り通信コマンド間の時間Ta等によって
コマンドの正常受信を確認し、その後、通話路装置12
との間で上述と同様にして送出データ及びステータス情
報の授受を行ない、その正常性を確認すると、異常通知
表示NASWが「0」の1個の上り通信コマンドをプロ
セッサ23に送出する。なお、この転送ブロックは転送
終了表示ENDが「1」の最終ブロックであるので、通
話路バス制御装置26は監視用タイマの起動などは行な
わない。
【0109】以上のようにして、プロセッサ23は通話
路バス制御装置26や通話路バス13を介して通話路装
置12にライト系の制御情報を与えて動作させ、その正
常動作を確認することができる。
【0110】以上のように、上記実施例においては、通
話路バス13にて、シーケンスの属性を示すリード/ラ
イト信号を設けてライトシーケンスとリードシーケンス
を区別させ、また、オーダの第1語目だけに通信先通話
路装置を示すコード化された情報を含め、この情報を送
出中であることをアドレスストローブ信号によって明ら
かにし、返信情報がステータス情報であることをステー
タス信号によって明らかにし、論理的な転送単位である
語は物理的にはデータ線で決定されるブロックを単位に
転送することとし、ステータス情報はブロック1個で転
送し、転送語数表示信号によって送信又は受信シーケン
スの転送するブロック間の識別を可能とし、送受切替信
号で送信又は受信シーケンスを分け、送信シーケンスで
は連続的にオーダを送信し、ライト系の受信シーケンス
ではステータス情報を、リード系の受信シーケンスでは
送出オーダの語数を最大とするアンサデータとステータ
ス情報とを受信するようにしたので、以下の効果を得る
ことができる。すなわち、任意語数の転送に対応でき、
それによって1語ずつ送信及び受信を繰返す場合に発生
するシーケンスの切替時間や、シーケンスを進めるため
に必要なダミーシーケンスによって発生していた時間的
ロスを解消でき、また、連続転送によってオーダの編集
など、あるいはオーダの受信から実施、アンサデータの
編集などの中央制御装置や各通話路装置内での内部処理
の効率化を計ることができ、総合的な通信処理に要する
時間の大幅な改善を期待できる。
【0111】また、上記実施例によれば、送受切替信号
によるリセットシーケンスを設けたので、異常の発生を
中央制御装置11から通話路装置12へ伝達でき、異常
処理の対応が容易となり、しかも、リセットシーケンス
を通常シーケンスの一部として定義したので、リセット
を確実に行なうことができ、異常からの回復を迅速に実
行でき、全体として信頼性の高いインタフェースを提供
できる。
【0112】さらに、上記実施例によれば、中央制御装
置11内のマイクロプログラム制御によるプロセッサ2
3の複数データの転送を制御するブロック転送命令のマ
イクロプログラムにおいて、命令のリード系/ライト系
を示すIN/OUT表示を付加してオーダを送出するこ
とにより、通話路装置12への転送シーケンスでリード
系/ライト系のシーケンスの区別を可能とし、複数デー
タのオーダ群を通話路バス13上の転送語数単位に区切
り、この転送語数ブロック単位毎に、ブロック内のデー
タ順序を示す語数表示、ブロック内の最終データを示す
ブロック終了表示を付加し、オーダ群の最終データであ
ることを示す転送終了表示を付加して送出することによ
り、プロセッサ23の通信相手の通話路バス制御装置2
6において、語数表示の連続性と最大語数のチェック、
ブロック転送内オーダ間隔や、ブロック転送間隔を監視
を行なうことができて、オーダ群転送の正常性確認が可
能となり、複数データ一括転送の信頼性の高い通信プロ
トコルを提供できる。
【0113】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ものではなく、各種の変形を許容するものである。例え
ば、1語の分割ブロック数や1語のビット数や、転送ブ
ロック内の最大語数等は任意であり、また、1語の構成
やコマンドの構成は所定の情報を含むものであればその
順序等は問わない。
【0114】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、中央制
御装置と通話路装置との間で、高い信頼性をもってかつ
良好な転送効率によって複数データを授受できる複数デ
ータ一括転送制御方式を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の複数データ一括転送制御方式のインタ
フェースを示すブロック図である。
【図2】従来のデータ転送制御方式を示すブロック図で
ある。
【図3】図2の各部タイムチャートである。
【図4】実施例のライトシーケンスを示すタイムチャー
トである。
【図5】実施例の転送する語と分割ブロックとの関係な
どを示す説明図である。
【図6】実施例のリードシーケンスを示すタイムチャー
トである。
【図7】実施例のステータス情報の構成を示す説明図で
ある。
【図8】実施例のアンサコードの割付けを示す説明図で
ある。
【図9】実施例のリセットシーケンス(その1)を示す
タイムチャートである。
【図10】実施例のリセットシーケンス(その2)を示
すタイムチャートである。
【図11】実施例の中央制御装置の詳細構成を示すブロ
ック図である。
【図12】実施例のプロセッサ及び通話路バス制御装置
間で授受されるコマンドの構成を示す説明図である。
【図13】実施例のプロセッサ及び通話路バス制御装置
間のリード系の正常時通信シーケンス図である。
【図14】実施例のプロセッサ及び通話路バス制御装置
間のリード系の異常時通信シーケンス図である。
【図15】実施例のプロセッサ及び通話路バス制御装置
間のライト系の正常時通信シーケンス図である。
【符号の説明】
11…中央制御装置、12…通話路装置、13…通話路
バス、23…プロセッサ、26…通話路バス制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 樫本 義文 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 小林 浩 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央制御装置から通話路バスを介して接
    続される通話路装置にオーダを与え、上記通話路装置か
    ら上記通話路バスを介して上記中央制御装置にオーダに
    対するアンサデータを与えるものであって、上記通話路
    バスが、複数の双方向データ線と、上記中央制御装置か
    らの送信又は受信を示す送受切替信号線と、オーダの送
    受を定義する送信同期信号線と、アンサデータの送信を
    定義するアンサ同期信号線とを有する電子交換機におい
    て、 上記通話路バスは、転送データ間を識別する双方向の転
    送語数表示信号線と、転送シーケンスの属性を示すリー
    ド/ライト信号線と、通信先を示すコード化された情報
    が挿入されたオーダが上記データ線に存在中であること
    を示すアドレスストローブ信号線と、アンサデータが全
    オーダの実施状態を示すステータス情報であることを示
    すステータス信号線とをさらに有し、 論理的な転送単位である語は物理的にデータ線で決定さ
    れるブロックを単位に転送し、ステータス情報は少なく
    とも1個のブロックで転送し、 オーダは、上記送受切替信号を送信側として任意の語数
    を連続的に送信し、その後に送受切替信号を受信側とし
    て送信の終了を示し、 ライトシーケンスの場合には、ステータス信号と共にス
    テータス情報を受信し、リードシーケンスの場合には、
    送出したオーダの語数を最大とするアンサデータと、ス
    テータス信号及びステータス情報とを連続して受信し、 ステータス情報を受信したことによって、送受切替信号
    を送信側として通信シーケンスの終了を示すことを特徴
    とする複数データ一括転送制御方式。
  2. 【請求項2】 上記送受切替信号を受信側から送信側に
    切替えることによって、リセットシーケンスを実施する
    ことを特徴とする請求項1に記載の複数データ一括転送
    制御方式。
  3. 【請求項3】 上記中央制御装置は、ブロック転送命令
    のマイクロプログラム制御に従って転送を行なうプロセ
    ッサと、上記通話路バスとのインタフェースを行なう通
    話路バス制御装置とを備え、 上記プロセッサの転送を制御するマイクロプログラム
    が、 複数データのオーダ群を上記通話路バス上の転送語数単
    位に区切り、この転送語数ブロックをバースト転送によ
    って送受信する機能部と、 ブロック転送内で閉じたデータ順序を示す語数表示と、
    上記ブロック転送単位毎の最終データにブロック終了表
    示を付加して送信する機能部と、 オーダ群の最終オーダであることを示す転送終了表示を
    付加して送信する機能部と、 オーダ群の送出種別を示すIN/OUT表示を付加して
    送信する機能部とを有することを特徴とした請求項1に
    記載の複数データ一括転送制御方式。
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