JPH0633503Y2 - 表示用シート - Google Patents

表示用シート

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JPH0633503Y2
JPH0633503Y2 JP1988115922U JP11592288U JPH0633503Y2 JP H0633503 Y2 JPH0633503 Y2 JP H0633503Y2 JP 1988115922 U JP1988115922 U JP 1988115922U JP 11592288 U JP11592288 U JP 11592288U JP H0633503 Y2 JPH0633503 Y2 JP H0633503Y2
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JP
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sheet
light
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adhesive tape
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厚 山田
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Koito Manufacturing Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車に取付けられる内照式マークランプ,
オーナーズマークランプ等の表示装置に使用して好適な
表示用シートに関する。
〔従来の技術〕
最近の自動車においてはユーザーの趣向上等の要請から
車体のマークやユーザーが決めた独自の名称,記号,数
字等(以下総称して文字等という)を内照表示する表示
装置が取付けられている。第9図および第10図は自動車
に取付けられている内照式オーナーズマークランプの従
来例を示すもので、1は透明樹脂からなる表示板、2は
表示板1の裏面に凹設された表示部で、この表示部2以
外の裏面は黒色塗料,印刷等による遮光膜層3によつて
被覆され、不透光部4を形成している。5は表示板1の
後方より前記表示部2をバツク照明する光源である。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、このような従来のオーナーズマークランプに
おいては表示板1が射出成形によつて形成されているた
め高価で、しかも表示板の種類に限りがあるためユーザ
ーの好みにより表示板1を自由に選択することができな
いという問題があつた。
そこで、光不透過シートに文字等を切り抜いて表示板と
することも考えられるが、その場合には文字等の線によ
つて囲まれた島部分(例:数字の0の線の内側部分)が
切り抜かれてしまうため、デザイン的に制約を受ける。
したがつて、本考案は上述したような問題を解決し、簡
単な構成で、ユーザーが自由のデザイン,好みの文字等
を自由に表示し得るようにした表示用シートを提供する
ことを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記目的を達成するために、粘着糊と熱接着テ
ープを介して積層配置され加熱接着される透光性シート
と光不透過シートとからなり、前記光不透過シートの表
面にはデザインガイド用格子縞が表示されると共に前記
透光性シートの接合面にまで達する文字等が切抜き形成
されるものである。
〔作用〕
本考案において表示用シートは透光性シートと光不透過
シートによる2層構造をなしているので不透過シートに
島部分を有する文字等を切抜き形成しても、島部分は透
光性シートに接着され、取れたりしない。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
第1図は本考案に係る表示用シートの一実施例を示す斜
視図、第2図は断面図である。これらの図において、表
示用シート10は粘着糊11と熱接着テープ12を介して積層
配置された透光性シート13と、光不透過シート14とで構
成され、その上下端縁には位置決め用の切欠凹部15が形
成されている。
前記透光性シート13は、厚さ0.3mm程度の透明なポリエ
ステルまたはポリカーボネートシートによつて形成され
るが、これに限らず乳白色等の拡散効果のあるシートあ
るいは適宜色に着色された透光性シートであつてもよ
く、さらには内部にすだれ状の着色ルーバーシートを組
込んだ遮光性シート(例:特願昭61-254675号)であつ
てもよい。
前記光不透過シート14は、厚さ0.1mm程度の黒色ポリエ
ステルシート,紙等で形成され、その表面が艶消処理さ
れ、かつデザインガイド用の格子縞16と、上下方向を示
す矢印および文字17が黒色艶有インクによつて印刷表示
されている。
前記粘着糊11は仮固定用で、透光性シート13に塗布され
ている。
前記熱接着テープ12は両面接着テープからなり、光不透
過シート14に貼り付けられている。
この場合、第3図に示すように透光性シート13と光不透
過シート14に粘着糊11A,11Bをそれぞれ塗布し、その間
に熱接着テープ12を介在させてもよい。但し、この場合
は後述する文字部分を剥す際、熱接着テープ12が光不透
過シート14側に付着し同時に剥れるようにするため、粘
着糊11Aの接着強度を粘着糊11Bよりも強くすることが望
ましい。
このような構成からなる表示用シート10を表示装置に組
込み使用する場合は、自分の好みの文字,マーク,絵柄
等、例えば「JA2FYO」の文字18を格子縞16をガイドして
鉛筆等の筆記具で書く。この場合、光不透過シート14は
艶消処理されているので、文字18を書き易くし、また外
光反射を少なくするため、昼間の見え方を良好にする。
前記格子縞16は一定間隔であるため、文字18をデザイン
し易く、また外側の線が照明可能範囲を表示している。
文字18の表示方法としては筆記具に限らず、文字,マー
ク等を複写機で所望の大きさに縮小もしくは拡大し、そ
のコピーを光不透過シート14上に接着テープ等で仮止め
するようにしてもよい。
次に、カツター20により文字18の輪郭線に沿つて切れ目
を入れる。この時の切れ目の深さは、熱接着デープ12を
完全に切り取れ、透光性シート13の接合面、すなわち粘
着糊11が塗布されている面にまで達する深さとされる。
そして、光不透過シート14の文字部分18をその切れ目に
沿つて剥すと、該文字部分に対応する熱接着テープ12も
剥れて透光性シート13が露呈し、透光性の表示部12を形
成する。この場合、粘着糊11は表示部21に残らないよ
う、接着強度の弱いものが使用され、光不透過シート14
を仮固定し得る程度の強さであればよい。また、付着防
止のため透光性シート13の接合面に透明なシリコンコー
ティングを行い、熱接着テープ12を剥れやすくしてもよ
い。文字18内の島部分19は、熱接着テープ12と粘着糊11
により透光性シート13に仮固定されているため、剥され
ることはない。すべての文字18を剥した後、アイロンで
表示用シート10を加熱加圧することにより、粘着糊11と
熱接着テープ12により透光性シート13と光不透過シート
14とを一体的に接合し、もつて表示用シート10の製作を
終了する。
第4図〜第8図は本考案に係る表示用シート10を内照式
オーナーズマークランプに適用した場合の一実施例を示
すもので、第4図は分解斜視図、第5図は第4図V−V
線拡大断面図、第6図は第5図VI-VI線拡大断面図、第
7図は第5図VII−VII線拡大断面図、第8図は自動車の
要部斜視図である。これらの図において、オーナーズマ
ークランプ30は、左右方向に長い浅箱形のケース31と、
このケース31の前面開口部32を被うカバー33とを備え、
これらケース31およびカバー33間に形成された密閉空間
内に左右一対の光源34A,34Bと、導光体35と、表示用シ
ート10(10A,10B)等を収納配置して構成したものであ
る。
前記光源34A,34Bは白熱管球バルブからなり、ソケツト3
7A,37Bによつてそれぞれ保持されている。ソケツト37A,
37Bはゴム製で、前記ケース31の内部側端にそれぞれか
しめ固定されたプリント基板38上にピン39(第6図)等
によつて固定されている。そして、光源34Bのリード線4
0a,40bは第6図に示すように前記ソケツト37Bに設けた
リード線挿通孔41にそれぞれ挿通され、その先端が前記
プリント基板38の電気回路を介して外部コード42(第5
図)に接続されている。前記ソケツト37Bの前面には光
源34Bの導光体35とは反対側の周面を保持する略半円形
の保持部43(第5図)が一体に設けられており、その内
周面は光源34Bから出た導光体35方向に反射させる反射
面を形成している。なお、光源34Aおよびソケット37Aに
ついても上述した光源34B,ケケツト37Bと同様に構成さ
れているため、その説明を省略する。
前記導光体35は前記一対の光源34A,34B間に配設される
もので、表面が平坦面をなし、裏面が略V字状に折曲さ
れることにより第5図に示すように左右両端部の板厚が
最も厚く、中央部に向うにしたがつて徐々に薄くなるよ
うに形成され、また両側端面には半円形の溝からなる入
光部44が前記各光源34A,34Bにそれぞれ対応して形成さ
れ、さらに裏面には小さなV字状凹部からなる無数の点
刻45が形成されている。点刻45は各入光部44から導光体
35内に入射した各光源34A,34Bからの光を前方に反射さ
せるもので、前記入光部44より導光体35の裏面中央に至
るにしたがつて点刻密度が徐々に増大し、単位面積当り
の照射量が各部一定になるようにしている。そして、導
光体35はその上下端縁にそれぞれ突設された複数個のね
じ取付部46を有し、これらのねじ取付部46が前記ケース
31の内面に突設した導光体固定部48に止めねじ47によつ
て固定されている。
前記表示用シート10は第1図〜第3図に示したもので、
表示文字の異なる例えば2つのシート10A,10Bで構成さ
れ、そのいずれか一方が前記ケース31内に選択的に組込
まれ、前記カバー33と前記導光体35とで挾持される。そ
の際、表示用シート10は切欠凹部15をケース31の内壁面
に突設した係合突起50に係合させることで、位置決めさ
れる。
前記カバー33の前面中央部には左右方向に長い表示窓54
が開設されており、この表示窓54をフイルタ55によつて
被つている。フイルタ55は高級感を増大させるためのも
ので、半透過性のフクリル樹脂等によつて形成されてい
るが、必要に応じて適宜色に着色されたものであつても
よい。そして、カバー33は第6図に示すように弾性係合
片57と係合凹部58との係合および左右一対のタツピング
ねじ59により前記ケース31の前面開口部に一体的に係合
固定される。なお、表示用シート10を交換する場合は、
タツピングねじ59を外してカバー33をケース31から外
し、シート交換を行えばよい。
このような構成からなるオーナーズマークランプ30は一
対の止めねじ60(第4図)により第8図に示すように自
動車のリアトレイ上に設置され、夜間時に光源34A,34B
を点灯して表示用シート10の表示部21を後方より照明す
ると、後続車ドライバや歩行者等に自車をアピールする
ことができる。また、表示部21の文字に飽きたら表示用
シート10Aと10Bを交換することで気分の一新をはかるこ
とができ、しかも表示用シート10は薄くて安価に入手で
き、その上前述した通り文字等をユーザーが自由にデザ
インすることができる利点を有している。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案に係る表示用シートは、透光
性シートと光不透過シートを粘着糊と熱接着テープを介
して積層し、光不透過シートに文字等を切抜き形成する
ようにしたので、ユーザーが自分の好きな文字,記号,
図形等を自由にデザインすることができ、また文字等の
島部分が切り抜かれる虞れがなく、文字等のデザイン的
自由度が増大する。また、光不透過シートの表面にデザ
インガイド用の格子縞を表示しているので、文字等のデ
ザインを容易にし、しかもデザインガイド用格子縞はカ
ット線と異なり漏光がなく、昼,夜を問わずデザインガ
イド用格子縞を目立たなくすることができ、その上熱接
着テープによって透光性シートと光不透過シートを接合
しているので、剥がれる心配が少なく、耐久性を向上さ
せることができるなど、その実用上の効果は非常に大
で、オーナーズマークランプ等の表示板として使用して
好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る表示用シートの一実施例を示す斜
視図、第2図は断面図、第3図は本考案の他の実施例を
示す断面図、第4図〜第8図は本考案に係る表示用シー
トを内照式オーナーズマークランプに適用した場合の一
実施例を示すもので、第4図は分解斜視図、第5図は第
4図V-V線拡大断面図、第6図は第5図VI-VI線拡大断面
図、第7図は第5図VII-VII線拡大断面図、第8図は自
動車の要部斜視図、第9図は従来のオーナーズマークラ
ンプの表示板の斜視図、第10図は同表示板の要部拡大断
面図である。 10……表示用シート、11……粘着糊、12……熱接着テー
プ、13……透光性シート、14……光不透過シート、16…
…デザインガイド用格子縞、18……文字、21……表示
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】粘着糊と熱接着テープを介して積層配置さ
    れ加熱接着される透光性シートと光不透過シートとから
    なり、前記光不透過シートの表面にはデザインガイド用
    格子縞が表示されると共に前記透光性シートの接合面に
    まで達する文字等が切抜き形成されることを特徴とする
    表示用シート。
JP1988115922U 1988-09-05 1988-09-05 表示用シート Expired - Lifetime JPH0633503Y2 (ja)

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JP1988115922U JPH0633503Y2 (ja) 1988-09-05 1988-09-05 表示用シート

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JPH0236885U JPH0236885U (ja) 1990-03-09
JPH0633503Y2 true JPH0633503Y2 (ja) 1994-08-31

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5642268A (en) * 1979-09-14 1981-04-20 Matsushita Electric Works Ltd Producing display panel
JPH0222341Y2 (ja) * 1986-03-26 1990-06-15
JPH07107194B2 (ja) * 1986-06-12 1995-11-15 筒中プラスチツク工業株式会社 鏡面部と透光部を有する表示・装飾用合成樹脂板の製造法

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