JPH06334522A - A/d変換器の基準電圧調整方法及び装置 - Google Patents
A/d変換器の基準電圧調整方法及び装置Info
- Publication number
- JPH06334522A JPH06334522A JP5114450A JP11445093A JPH06334522A JP H06334522 A JPH06334522 A JP H06334522A JP 5114450 A JP5114450 A JP 5114450A JP 11445093 A JP11445093 A JP 11445093A JP H06334522 A JPH06334522 A JP H06334522A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reference voltage
- converter
- level
- digital signal
- circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Picture Signal Circuits (AREA)
- Analogue/Digital Conversion (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】A/D変換器に設定する上限、下限基準電圧の
値をユーザ自身が特別な装置を必要とせずに容易に最適
に調整することができ、また、ブランキングペデスタル
を有するアナログビデオ信号であっても、本来の階調部
分だけを最適にA/D変換する。 【構成】黒レベル及び白レベルを有するアナログビデオ
信号が入力されるA/D変換器4の下限、上限基準電圧
を設定する下限、上限基準電圧調整回路10、12と、
A/D変換器4からのデジタル信号出力をフィードバッ
クし、デジタル信号出力のレベルが黒レベル、又は白レ
ベルに変化する変化時点を検出して検出信号を出力する
A/D出力チェック回路14と、検出信号に応じて、変
化時点の上限、下限基準電圧を調整された上限、下限基
準電圧値として上限、下限基準電圧調整回路に供給する
基準電圧調整制御回路16とを備えるように構成する。
値をユーザ自身が特別な装置を必要とせずに容易に最適
に調整することができ、また、ブランキングペデスタル
を有するアナログビデオ信号であっても、本来の階調部
分だけを最適にA/D変換する。 【構成】黒レベル及び白レベルを有するアナログビデオ
信号が入力されるA/D変換器4の下限、上限基準電圧
を設定する下限、上限基準電圧調整回路10、12と、
A/D変換器4からのデジタル信号出力をフィードバッ
クし、デジタル信号出力のレベルが黒レベル、又は白レ
ベルに変化する変化時点を検出して検出信号を出力する
A/D出力チェック回路14と、検出信号に応じて、変
化時点の上限、下限基準電圧を調整された上限、下限基
準電圧値として上限、下限基準電圧調整回路に供給する
基準電圧調整制御回路16とを備えるように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、A/D変換変換器の基
準電圧調整方法及び装置に係り、特に、アナログビデオ
信号をデジタル信号に変換するA/D変換器に設定すべ
き上限及び下限基準電圧を自動調整するA/D変換噐の
基準電圧調整方法及び装置に関する。
準電圧調整方法及び装置に係り、特に、アナログビデオ
信号をデジタル信号に変換するA/D変換器に設定すべ
き上限及び下限基準電圧を自動調整するA/D変換噐の
基準電圧調整方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、パーソナルコンピュータ(P
C)等の表示部には、PCからのアナログビデオ信号で
表示駆動されるCRT等が用いられてきたが、近年、デ
ジタル信号で表示駆動される液晶表示装置等を表示部に
用いる要求が生じてきた。
C)等の表示部には、PCからのアナログビデオ信号で
表示駆動されるCRT等が用いられてきたが、近年、デ
ジタル信号で表示駆動される液晶表示装置等を表示部に
用いる要求が生じてきた。
【0003】そのため、PCのアナログビデオ信号をA
/D変換器によりデジタル信号に変換し、このデジタル
信号により液晶表示装置を表示させるためのA/D変換
器の基準電圧調整方法及び装置が必要となる。従来のA
/D変換器の基準電圧調整方法及び装置を図8乃至図1
1を用いて説明する。まず、PCのアナログビデオ信号
をデジタル信号に変換するA/D変換装置を図8を用い
て説明する。PCからのアナログビデオ信号が入力する
クランプ回路2にクランプタイミング回路6が接続さ
れ、クランプタイミング回路6からクランプ回路2にク
ランプパルス(CLP)が供給されるようになってい
る。さらに、クランプ回路2にはクランプレベル回路8
が接続され、所定のクランプレベルをクランプ回路2に
設定するようになっている。
/D変換器によりデジタル信号に変換し、このデジタル
信号により液晶表示装置を表示させるためのA/D変換
器の基準電圧調整方法及び装置が必要となる。従来のA
/D変換器の基準電圧調整方法及び装置を図8乃至図1
1を用いて説明する。まず、PCのアナログビデオ信号
をデジタル信号に変換するA/D変換装置を図8を用い
て説明する。PCからのアナログビデオ信号が入力する
クランプ回路2にクランプタイミング回路6が接続さ
れ、クランプタイミング回路6からクランプ回路2にク
ランプパルス(CLP)が供給されるようになってい
る。さらに、クランプ回路2にはクランプレベル回路8
が接続され、所定のクランプレベルをクランプ回路2に
設定するようになっている。
【0004】クランプ回路2の出力はA/D変換器4に
接続されている。A/D変換器4には、A/D変換器の
ダイナミックレンジを決定する下限基準電圧(VRB)
回路100及び上限基準電圧(VRT)回路102が接
続されている。上限基準電圧回路102にはVRTの電
圧値を調整する上限基準電圧調整回路104が接続され
ている。
接続されている。A/D変換器4には、A/D変換器の
ダイナミックレンジを決定する下限基準電圧(VRB)
回路100及び上限基準電圧(VRT)回路102が接
続されている。上限基準電圧回路102にはVRTの電
圧値を調整する上限基準電圧調整回路104が接続され
ている。
【0005】カラー表示をさせる場合には、クランプタ
イミング回路6、クランプレベル回路8、及び下限基準
電圧回路100は共通に用いられるが、クランプ回路
2、A/D変換器4、上限基準電圧回路102、及び上
限基準電圧調整回路104は、R、G、Bそれぞれ別個
にに設ける必要がある。
イミング回路6、クランプレベル回路8、及び下限基準
電圧回路100は共通に用いられるが、クランプ回路
2、A/D変換器4、上限基準電圧回路102、及び上
限基準電圧調整回路104は、R、G、Bそれぞれ別個
にに設ける必要がある。
【0006】次に、従来のA/D変換器の基準電圧調整
方法について説明する。図9はPCで一般的に発生させ
るアナログビデオ信号の電圧レベルを示している。黒レ
ベルはブランクレベルに一致し、その電圧値は0Vであ
り、白レベルにおける電圧値は0.7Vである。この図
9に示すようなアナログビデオ信号を図8に示す従来の
A/D変換回路を用いてデジタル信号に変換する方法を
以下に説明する。まず、図9に示すアナログビデオ信号
がクランプ回路2に入力される。クランプタイミング回
路6は、図10(a)に示すようにアナログビデオ信号
がブランク期間(垂直/水平帰線区間)に同期してクラ
ンプパルス(CLP)をアクティブにする。また、図1
0(b)に示すように、クランプ回路2は、CLPがア
クティブである間にビデオ信号の電圧レベルをクランプ
レベル回路8で決定されるクランプレベルにクランプす
る。
方法について説明する。図9はPCで一般的に発生させ
るアナログビデオ信号の電圧レベルを示している。黒レ
ベルはブランクレベルに一致し、その電圧値は0Vであ
り、白レベルにおける電圧値は0.7Vである。この図
9に示すようなアナログビデオ信号を図8に示す従来の
A/D変換回路を用いてデジタル信号に変換する方法を
以下に説明する。まず、図9に示すアナログビデオ信号
がクランプ回路2に入力される。クランプタイミング回
路6は、図10(a)に示すようにアナログビデオ信号
がブランク期間(垂直/水平帰線区間)に同期してクラ
ンプパルス(CLP)をアクティブにする。また、図1
0(b)に示すように、クランプ回路2は、CLPがア
クティブである間にビデオ信号の電圧レベルをクランプ
レベル回路8で決定されるクランプレベルにクランプす
る。
【0007】クランプされたアナログビデオ信号をA/
D変換する際のA/D変換器4のしきい値の決定方法を
図11を用いて説明する。A/D変換器のオフセットは
無視して考えるものとする。下限基準電圧回路100か
らA/D変換器4に設定される下限基準電圧(VRB)
の電圧レベルは、クランプレベル(黒レベル)より約1
/2LSBレベルだけ低い電圧レベルになるように予め
固定されて設定されている。ここで1LSBは、A/D
変換器4の各しきい値間の幅であり、1LSB=(VR
T−VRB)/(A/D変換器4の分解能)である。
D変換する際のA/D変換器4のしきい値の決定方法を
図11を用いて説明する。A/D変換器のオフセットは
無視して考えるものとする。下限基準電圧回路100か
らA/D変換器4に設定される下限基準電圧(VRB)
の電圧レベルは、クランプレベル(黒レベル)より約1
/2LSBレベルだけ低い電圧レベルになるように予め
固定されて設定されている。ここで1LSBは、A/D
変換器4の各しきい値間の幅であり、1LSB=(VR
T−VRB)/(A/D変換器4の分解能)である。
【0008】ユーザ若しくは調整者は、所定のテストパ
ターンを表示させるアナログビデオ信号をPCから出力
させてA/D変換器4に入力し、A/D変換器4でA/
D変換したデジタル信号を液晶表示装置(図示せず)に
入力して表示画面上に所定のテストパターンを表示させ
る。次に、ユーザ若しくは調整者は、液晶表示装置上の
表示画面を見ながら、テストパターンの白レベル、及び
白レベルから黒レベルに至るまでの各階調が最適になる
ように、即ちA/D変換器4のデジタル信号出力が最適
になるように、上限基準電圧調整回路104を調整して
A/D変換器4に設定する上限基準電圧(VRT)を変
更する。VRTが白レベルより約1/2LSBだけ高い
電圧レベルになる位置が最適値である。
ターンを表示させるアナログビデオ信号をPCから出力
させてA/D変換器4に入力し、A/D変換器4でA/
D変換したデジタル信号を液晶表示装置(図示せず)に
入力して表示画面上に所定のテストパターンを表示させ
る。次に、ユーザ若しくは調整者は、液晶表示装置上の
表示画面を見ながら、テストパターンの白レベル、及び
白レベルから黒レベルに至るまでの各階調が最適になる
ように、即ちA/D変換器4のデジタル信号出力が最適
になるように、上限基準電圧調整回路104を調整して
A/D変換器4に設定する上限基準電圧(VRT)を変
更する。VRTが白レベルより約1/2LSBだけ高い
電圧レベルになる位置が最適値である。
【0009】このとき、ビデオ信号の振幅はPCにより
僅かながらばらつきを有しており、また、カラー表示の
場合R、G、B各色によっても振幅のばらつきが生じる
ため、R、G、B各々独立してVRTの調整をする必要
がある。理想的な調整がユーザ若しくは調整者により行
われることにより、A/D変換器4には適切なVRT及
びVRBが設定される。このVRT及びVRBを基準に
してA/D変換器4の分解能の各レベルのしきい値が決
定され、入力されたアナログビデオ信号は各しきい値で
比較されてサンプリングされデジタル化される。図11
に示したものは、黒レベルでデジタルデータ出力が0、
白レベルで63となる6ビットの分解能を有するA/D
変換器4を用いた場合である。
僅かながらばらつきを有しており、また、カラー表示の
場合R、G、B各色によっても振幅のばらつきが生じる
ため、R、G、B各々独立してVRTの調整をする必要
がある。理想的な調整がユーザ若しくは調整者により行
われることにより、A/D変換器4には適切なVRT及
びVRBが設定される。このVRT及びVRBを基準に
してA/D変換器4の分解能の各レベルのしきい値が決
定され、入力されたアナログビデオ信号は各しきい値で
比較されてサンプリングされデジタル化される。図11
に示したものは、黒レベルでデジタルデータ出力が0、
白レベルで63となる6ビットの分解能を有するA/D
変換器4を用いた場合である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来のA/D変
換器の基準電圧調整方法及び装置では、ユーザ自身がV
RTを調整する際に、通常オシロスコープ等の特別な装
置を使用することができないので、液晶表示装置に表示
された表示画像を見ながら調整を行うことになる。しか
し、液晶表示装置は多色化が進みR、G、B夫々の色の
階調が増えてきているため、表示画像を見ながらの調整
は非常に難しい作業となるという問題が生じる。また、
調整するユーザによって調整値にばらつきが生じ、最適
な状態に合わせ込めるとは限らないという問題も生じ
る。
換器の基準電圧調整方法及び装置では、ユーザ自身がV
RTを調整する際に、通常オシロスコープ等の特別な装
置を使用することができないので、液晶表示装置に表示
された表示画像を見ながら調整を行うことになる。しか
し、液晶表示装置は多色化が進みR、G、B夫々の色の
階調が増えてきているため、表示画像を見ながらの調整
は非常に難しい作業となるという問題が生じる。また、
調整するユーザによって調整値にばらつきが生じ、最適
な状態に合わせ込めるとは限らないという問題も生じ
る。
【0011】またさらに、図12に示すように、PCや
ディスプレイアダプタの中には、アナログビデオ信号
が、ブランクレベルと黒レベルの電圧レベルが異なるブ
ランキングペデスタルを有するものも存在する。図12
に示すようなブランキングペデスタルを有するアナログ
ビデオ信号を従来のビデオ信号A/D変換装置でA/D
変換すると、クランプレベルがブランクレベルに固定さ
れているので、ブランキングペデステルの領域もA/D
変換の範囲に含まれてしまい、本来の階調部分である黒
レベルから白レベルの範囲だけを広いダイナミックレン
ジで正しくA/D変換することができないという問題も
生じる。
ディスプレイアダプタの中には、アナログビデオ信号
が、ブランクレベルと黒レベルの電圧レベルが異なるブ
ランキングペデスタルを有するものも存在する。図12
に示すようなブランキングペデスタルを有するアナログ
ビデオ信号を従来のビデオ信号A/D変換装置でA/D
変換すると、クランプレベルがブランクレベルに固定さ
れているので、ブランキングペデステルの領域もA/D
変換の範囲に含まれてしまい、本来の階調部分である黒
レベルから白レベルの範囲だけを広いダイナミックレン
ジで正しくA/D変換することができないという問題も
生じる。
【0012】本発明は、上述の従来の技術の問題を除く
ためになされたものであって、その目的とするところ
は、A/D変換器に設定する上限、下限基準電圧(VR
T、VRB)の値をユーザ自身が特別な装置を必要とせ
ずに容易に最適に調整することができるA/D変換器の
基準電圧調整方法及び装置を提供することにある。
ためになされたものであって、その目的とするところ
は、A/D変換器に設定する上限、下限基準電圧(VR
T、VRB)の値をユーザ自身が特別な装置を必要とせ
ずに容易に最適に調整することができるA/D変換器の
基準電圧調整方法及び装置を提供することにある。
【0013】また、他の目的は、ブランキングペデスタ
ルを有するアナログビデオ信号であっても、本来の階調
部分だけを最適にA/D変換することができるA/D変
換器の基準電圧調整方法及び装置を提供することにあ
る。
ルを有するアナログビデオ信号であっても、本来の階調
部分だけを最適にA/D変換することができるA/D変
換器の基準電圧調整方法及び装置を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的は、黒レベル及
び白レベルを有するアナログビデオ信号をA/D変換器
に入力し、前記A/D変換器の下限基準電圧、及び上限
基準電圧を調整するA/D変換器の基準電圧調整方法に
おいて、前記下限基準電圧を徐々に変更させながら前記
A/D変換器のデジタル信号出力をフィードバックし、
前記デジタル信号出力が黒レベルに対して変化する時点
を判断するステップと、前記上限基準電圧を徐々に変更
させながら前記A/D変換器のデジタル信号出力をフィ
ードバックし、前記デジタル信号出力が白レベルに対し
て変化する時点を判断するステップと、前記デジタル信
号出力が黒レベルに対して変化する時点の下限基準電圧
値を調整された下限基準電圧値として前記A/D変換器
に設定し、前記デジタル信号出力が白レベルに対して変
化する時点の上限基準電圧値を調整された上限基準電圧
値として前記A/D変換器に設定するステップとを備え
たことを特徴とするA/D変換器の基準電圧調整方法に
よって達成される。
び白レベルを有するアナログビデオ信号をA/D変換器
に入力し、前記A/D変換器の下限基準電圧、及び上限
基準電圧を調整するA/D変換器の基準電圧調整方法に
おいて、前記下限基準電圧を徐々に変更させながら前記
A/D変換器のデジタル信号出力をフィードバックし、
前記デジタル信号出力が黒レベルに対して変化する時点
を判断するステップと、前記上限基準電圧を徐々に変更
させながら前記A/D変換器のデジタル信号出力をフィ
ードバックし、前記デジタル信号出力が白レベルに対し
て変化する時点を判断するステップと、前記デジタル信
号出力が黒レベルに対して変化する時点の下限基準電圧
値を調整された下限基準電圧値として前記A/D変換器
に設定し、前記デジタル信号出力が白レベルに対して変
化する時点の上限基準電圧値を調整された上限基準電圧
値として前記A/D変換器に設定するステップとを備え
たことを特徴とするA/D変換器の基準電圧調整方法に
よって達成される。
【0015】また、上記目的は、アナログビデオ信号を
デジタル信号に変換するA/D変換器の下限基準電圧、
及び上限基準電圧をそれぞれ調整可能範囲の最下限レベ
ル及び最上限レベルに設定するステップと、黒レベル及
び白レベルを有するアナログビデオ信号を前記A/D変
換器に入力するステップと、前記下限基準電圧を徐々に
上昇させながら前記A/D変換器のデジタル信号出力を
フィードバックし、前記デジタル信号出力が黒レベルに
変化する時点を判断するステップと、前記上限基準電圧
を徐々に降下させながら前記A/D変換器のデジタル信
号出力をフィードバックし、前記デジタル信号出力が白
レベルに変化する時点を判断するステップと、前記デジ
タル信号出力が黒レベルに変化する時点の下限基準電圧
値を調整された下限基準電圧値として前記A/D変換器
に設定し、前記デジタル信号出力が白レベルに変化する
時点の上限基準電圧値を調整された上限基準電圧値とし
て前記A/D変換器に設定するステップとを備えたこと
を特徴とするA/D変換器の基準電圧調整方法によって
達成される。
デジタル信号に変換するA/D変換器の下限基準電圧、
及び上限基準電圧をそれぞれ調整可能範囲の最下限レベ
ル及び最上限レベルに設定するステップと、黒レベル及
び白レベルを有するアナログビデオ信号を前記A/D変
換器に入力するステップと、前記下限基準電圧を徐々に
上昇させながら前記A/D変換器のデジタル信号出力を
フィードバックし、前記デジタル信号出力が黒レベルに
変化する時点を判断するステップと、前記上限基準電圧
を徐々に降下させながら前記A/D変換器のデジタル信
号出力をフィードバックし、前記デジタル信号出力が白
レベルに変化する時点を判断するステップと、前記デジ
タル信号出力が黒レベルに変化する時点の下限基準電圧
値を調整された下限基準電圧値として前記A/D変換器
に設定し、前記デジタル信号出力が白レベルに変化する
時点の上限基準電圧値を調整された上限基準電圧値とし
て前記A/D変換器に設定するステップとを備えたこと
を特徴とするA/D変換器の基準電圧調整方法によって
達成される。
【0016】またさらに、上記目的は、調整用の黒レベ
ル及び白レベルを有するアナログビデオ信号が入力され
るA/D変換器と、前記A/D変換器に上限、下限基準
電圧を設定する上限、下限基準電圧調整回路と、前記A
/D変換器からのデジタル信号出力をフィードバック
し、前記デジタル信号出力のレベルが黒レベル、又は白
レベルに変化する変化時点を検出して検出信号を出力す
るA/D出力チェック回路と、前記検出信号に応じて、
前記変化時点の上限、下限基準電圧を調整された上限、
下限基準電圧値として前記上限、下限基準電圧調整回路
に供給する基準電圧調整制御回路とを備えたことを特徴
とするA/D変換器の基準電圧調整装置によって達成さ
れる。
ル及び白レベルを有するアナログビデオ信号が入力され
るA/D変換器と、前記A/D変換器に上限、下限基準
電圧を設定する上限、下限基準電圧調整回路と、前記A
/D変換器からのデジタル信号出力をフィードバック
し、前記デジタル信号出力のレベルが黒レベル、又は白
レベルに変化する変化時点を検出して検出信号を出力す
るA/D出力チェック回路と、前記検出信号に応じて、
前記変化時点の上限、下限基準電圧を調整された上限、
下限基準電圧値として前記上限、下限基準電圧調整回路
に供給する基準電圧調整制御回路とを備えたことを特徴
とするA/D変換器の基準電圧調整装置によって達成さ
れる。
【0017】
【作用】本発明によれば、上限、下限基準電圧を徐々に
下降、上昇させながらA/D変換器のデジタル信号出力
をフィードバックし、デジタル信号出力のレベルが白、
又は黒レベルに対して変化する時点を判断することがで
きるので、A/D変換器に設定するVRT、VRBの値
をユーザ自身が特別な装置を必要とせずに容易に最適に
調整することができるようになる。また、ブランキング
ペデスタルを有するアナログビデオ信号であっても、本
来の階調部分だけを最適にA/D変換することができる
ようになる。
下降、上昇させながらA/D変換器のデジタル信号出力
をフィードバックし、デジタル信号出力のレベルが白、
又は黒レベルに対して変化する時点を判断することがで
きるので、A/D変換器に設定するVRT、VRBの値
をユーザ自身が特別な装置を必要とせずに容易に最適に
調整することができるようになる。また、ブランキング
ペデスタルを有するアナログビデオ信号であっても、本
来の階調部分だけを最適にA/D変換することができる
ようになる。
【0018】
【実施例】本発明の一実施例によるA/D変換器の基準
電圧調整方法及び装置を図1乃至図7を用いて説明す
る。まず、本実施例のA/D変換器の基準電圧調整装置
を図1を用いて説明する。PCからのアナログビデオ信
号が入力するクランプ回路2にクランプタイミング回路
6が接続され、クランプタイミング回路6からクランプ
回路2にクランプパルス(CLP)が供給されるように
なっている。さらに、クランプ回路2にはクランプレベ
ル回路8が接続され、所定のクランプレベルをクランプ
回路2に供給するようになっている。クランプ回路2の
出力はA/D変換器4に接続されている。本実施例では
A/D変換器4の分解能は6ビットとしている。以上の
構成部分については、従来の装置と同様である。
電圧調整方法及び装置を図1乃至図7を用いて説明す
る。まず、本実施例のA/D変換器の基準電圧調整装置
を図1を用いて説明する。PCからのアナログビデオ信
号が入力するクランプ回路2にクランプタイミング回路
6が接続され、クランプタイミング回路6からクランプ
回路2にクランプパルス(CLP)が供給されるように
なっている。さらに、クランプ回路2にはクランプレベ
ル回路8が接続され、所定のクランプレベルをクランプ
回路2に供給するようになっている。クランプ回路2の
出力はA/D変換器4に接続されている。本実施例では
A/D変換器4の分解能は6ビットとしている。以上の
構成部分については、従来の装置と同様である。
【0019】A/D変換器4には、A/D変換器4のダ
イナミックレンジを決定する下限基準電圧(VRB)調
整回路10及び上限基準電圧(VRT)調整回路12が
接続されている。両基準電圧調整回路10、12には、
それぞれの基準電圧を調整制御するVRT、VRB調整
制御回路16が接続されている。
イナミックレンジを決定する下限基準電圧(VRB)調
整回路10及び上限基準電圧(VRT)調整回路12が
接続されている。両基準電圧調整回路10、12には、
それぞれの基準電圧を調整制御するVRT、VRB調整
制御回路16が接続されている。
【0020】下限基準電圧(VRB)調整回路10及び
上限基準電圧(VRT)調整回路12の具体的な回路を
図2に示す。下限基準電圧(VRB)調整回路10及び
上限基準電圧(VRT)調整回路12は、VRT、VR
B調整制御回路16より送られてくるデジタル信号をD
/A変換器22によりアナログ信号に変換してから電流
増幅回路24により増幅してVRT、VRBとしてA/
D変換器4に入力するようになっている。
上限基準電圧(VRT)調整回路12の具体的な回路を
図2に示す。下限基準電圧(VRB)調整回路10及び
上限基準電圧(VRT)調整回路12は、VRT、VR
B調整制御回路16より送られてくるデジタル信号をD
/A変換器22によりアナログ信号に変換してから電流
増幅回路24により増幅してVRT、VRBとしてA/
D変換器4に入力するようになっている。
【0021】再び図1にもどり、VRT、VRB調整制
御回路16には、調整が完了しA/D変換器4に設定す
べきVRT、VRBの値が記憶されるVRT、VRB値
保存回路18が接続されている。また、VRT、VRB
調整制御回路16には、ユーザ若しくは調整者がA/D
変換器4の基準電圧の調整を行う際に用いる基準電圧調
整開始スイッチ20が設けられている。
御回路16には、調整が完了しA/D変換器4に設定す
べきVRT、VRBの値が記憶されるVRT、VRB値
保存回路18が接続されている。また、VRT、VRB
調整制御回路16には、ユーザ若しくは調整者がA/D
変換器4の基準電圧の調整を行う際に用いる基準電圧調
整開始スイッチ20が設けられている。
【0022】また、VRT、VRB調整制御回路16に
は、A/D変換器4の出力信号がフィードバックされる
A/D出力チェック回路14が接続されている。図1の
破線で囲まれた基準電圧制御部30の構成を図6を用い
てより詳細に説明する。VRT、VRB調整制御回路1
6の構成は、大別するとシーケンサ部32、演算部3
4、レジスタ部36、及びD/A変換器22とのインタ
フェース部38から成り立っている。まずシーケンサ部
32の構成について説明する。水平同期信号Hsが入力
される分周器40が、カウンタ42に接続されている。
カウンタ42のキャリーは、基準電圧調整用のシーケン
スを制御するシーケンサ44に入力されるようになって
いる。カウンタ42及びシーケンサ44には基準電圧調
整開始スイッチ20からの基準電圧調整要求が入力され
るようになっている。基準電圧調整要求があると、カウ
ンタ42及びシーケンサ44はリセットされる。シーケ
ンサ44による制御シーケンスは、VRB粗調整、VR
T粗調整、VRB微調整、VRT微調整であるが、これ
らの動作については後に詳述する。
は、A/D変換器4の出力信号がフィードバックされる
A/D出力チェック回路14が接続されている。図1の
破線で囲まれた基準電圧制御部30の構成を図6を用い
てより詳細に説明する。VRT、VRB調整制御回路1
6の構成は、大別するとシーケンサ部32、演算部3
4、レジスタ部36、及びD/A変換器22とのインタ
フェース部38から成り立っている。まずシーケンサ部
32の構成について説明する。水平同期信号Hsが入力
される分周器40が、カウンタ42に接続されている。
カウンタ42のキャリーは、基準電圧調整用のシーケン
スを制御するシーケンサ44に入力されるようになって
いる。カウンタ42及びシーケンサ44には基準電圧調
整開始スイッチ20からの基準電圧調整要求が入力され
るようになっている。基準電圧調整要求があると、カウ
ンタ42及びシーケンサ44はリセットされる。シーケ
ンサ44による制御シーケンスは、VRB粗調整、VR
T粗調整、VRB微調整、VRT微調整であるが、これ
らの動作については後に詳述する。
【0023】次に、演算部34の構成について説明す
る。シーケンサ部32のカウンタ42の下位6ビットの
出力が排他的論理和(XOR)回路46に入力するよう
になっている。XOR回路46は、シーケンス・ステー
トが下限基準電圧VRBの調整の状態にある場合には、
カウンタ42の出力を反転させるために用いられる。X
OR回路46の出力は、演算器50に入力される。シー
ケンス・ステートが上限又は下限基準電圧の微調整の状
態にある場合には論理和(OR)回路54の出力と上限
又は下限基準電圧レジスタ58、60のいずれかの8ビ
ット出力を選択する選択回路56の出力とによる論理積
(AND)回路52の出力も演算器50に入力されるよ
うになっている。演算器50の出力はD/A変換器22
へのインタフェース38を介して下限又は上限基準電圧
調整回路10、12のいずれかのD/A変換器22に入
力される。
る。シーケンサ部32のカウンタ42の下位6ビットの
出力が排他的論理和(XOR)回路46に入力するよう
になっている。XOR回路46は、シーケンス・ステー
トが下限基準電圧VRBの調整の状態にある場合には、
カウンタ42の出力を反転させるために用いられる。X
OR回路46の出力は、演算器50に入力される。シー
ケンス・ステートが上限又は下限基準電圧の微調整の状
態にある場合には論理和(OR)回路54の出力と上限
又は下限基準電圧レジスタ58、60のいずれかの8ビ
ット出力を選択する選択回路56の出力とによる論理積
(AND)回路52の出力も演算器50に入力されるよ
うになっている。演算器50の出力はD/A変換器22
へのインタフェース38を介して下限又は上限基準電圧
調整回路10、12のいずれかのD/A変換器22に入
力される。
【0024】次に、A/D出力チェック回路14につい
てより詳細に説明する。A/D変換器4からフィードバ
ックされたデジタル信号は判断回路72に入力される。
判断回路72では、VRBの調整時にあってはフィード
バックされたデジタル信号が白レベルであるかどうかを
判断し、VRTの調整時にあってはデジタル信号が黒レ
ベルであるかどうかを判断するようになっている。デジ
タル信号が白レベル或は黒レベルであると判断されると
判断回路72から微分回路76に信号が出力され、微分
回路76は、デジタル信号が白レベル又は黒レベルに変
化した時点を知らせる検出信号をレジスタ部36のテン
ポラリ・レジスタ70に出力する。検出信号が入力され
ると、テンポラリ・レジスタ70の内容は更新するよう
になっている。このように、A/D出力チェック回路1
4は、A/D変換器4の出力であるデジタル信号をフィ
ードバックしてA/D変換器4の出力をチェックし、A
/D変換器4の出力が0に変化するポイント(黒レベ
ル)、或はMAX値に変化するポイント(白レベル)を
検出するために用いられる。
てより詳細に説明する。A/D変換器4からフィードバ
ックされたデジタル信号は判断回路72に入力される。
判断回路72では、VRBの調整時にあってはフィード
バックされたデジタル信号が白レベルであるかどうかを
判断し、VRTの調整時にあってはデジタル信号が黒レ
ベルであるかどうかを判断するようになっている。デジ
タル信号が白レベル或は黒レベルであると判断されると
判断回路72から微分回路76に信号が出力され、微分
回路76は、デジタル信号が白レベル又は黒レベルに変
化した時点を知らせる検出信号をレジスタ部36のテン
ポラリ・レジスタ70に出力する。検出信号が入力され
ると、テンポラリ・レジスタ70の内容は更新するよう
になっている。このように、A/D出力チェック回路1
4は、A/D変換器4の出力であるデジタル信号をフィ
ードバックしてA/D変換器4の出力をチェックし、A
/D変換器4の出力が0に変化するポイント(黒レベ
ル)、或はMAX値に変化するポイント(白レベル)を
検出するために用いられる。
【0025】次に、レジスタ部36の構成について説明
する。テンポラリ・レジスタ70には、A/D出力チェ
ック回路14からの検出信号(更新信号)が入力される
毎に演算部34の演算器50の出力が入力されるように
なっている。テンポラリ・レジスタ70は、上限基準電
圧(VRT)レジスタ58、及び下限基準電圧(VR
B)レジスタ60に接続されている。カウンタ42のキ
ャリー及び上限基準電圧調整のシーケンスが入力するO
R回路64の出力がAND回路62に入力されるとテン
ポラリ・レジスタ70の内容がVRTレジスタ58に書
き込まれる。同様に、カウンタ42のキャリー及び下限
基準電圧調整のシーケンスが入力するOR回路68の出
力がAND回路66に入力されるとテンポラリ・レジス
タ70の内容がVRBレジスタ60に書き込まれるよう
になっている。VRT、又はVRBレジスタ58、60
の出力は選択回路56に接続されている。
する。テンポラリ・レジスタ70には、A/D出力チェ
ック回路14からの検出信号(更新信号)が入力される
毎に演算部34の演算器50の出力が入力されるように
なっている。テンポラリ・レジスタ70は、上限基準電
圧(VRT)レジスタ58、及び下限基準電圧(VR
B)レジスタ60に接続されている。カウンタ42のキ
ャリー及び上限基準電圧調整のシーケンスが入力するO
R回路64の出力がAND回路62に入力されるとテン
ポラリ・レジスタ70の内容がVRTレジスタ58に書
き込まれる。同様に、カウンタ42のキャリー及び下限
基準電圧調整のシーケンスが入力するOR回路68の出
力がAND回路66に入力されるとテンポラリ・レジス
タ70の内容がVRBレジスタ60に書き込まれるよう
になっている。VRT、又はVRBレジスタ58、60
の出力は選択回路56に接続されている。
【0026】基準電圧の調整が完了すると、VRT、及
びVRBレジスタ58、60の内容はVRT、VRB値
保存回路18のEEPROMインタフェース78を介し
てEEPROM80に記憶される。なお、カラー表示の
場合には、クランプ回路2、A/D変換器4、及び上限
基準電圧調整回路12は、R、G、Bそれぞれに必要で
ある。下限基準電圧側は、ブランキングペデステルの高
さが全体のビデオ振幅と比べてR、G、B間のばらつき
が少ないので下限基準電圧調整回路10は共通に用いら
れる。
びVRBレジスタ58、60の内容はVRT、VRB値
保存回路18のEEPROMインタフェース78を介し
てEEPROM80に記憶される。なお、カラー表示の
場合には、クランプ回路2、A/D変換器4、及び上限
基準電圧調整回路12は、R、G、Bそれぞれに必要で
ある。下限基準電圧側は、ブランキングペデステルの高
さが全体のビデオ振幅と比べてR、G、B間のばらつき
が少ないので下限基準電圧調整回路10は共通に用いら
れる。
【0027】次に本実施例によるA/D変換器の基準電
圧調整方法について説明する。まず、ユーザ若しくは調
整者は、A/D変換器4の基準電圧調整用画面として、
例えば図3に示すような、画面上の左半分が黒で右半分
が白となるようなアナログビデオ信号をPCから出力す
る。このアナログビデオ信号の1ライン分のアナログビ
デオ波形は図4に示すような、ブランキングペデスタル
を有する信号である。
圧調整方法について説明する。まず、ユーザ若しくは調
整者は、A/D変換器4の基準電圧調整用画面として、
例えば図3に示すような、画面上の左半分が黒で右半分
が白となるようなアナログビデオ信号をPCから出力す
る。このアナログビデオ信号の1ライン分のアナログビ
デオ波形は図4に示すような、ブランキングペデスタル
を有する信号である。
【0028】入力されたアナログビデオ信号には、図1
のクランプ回路2により、アナログビデオ信号のブラン
ク期間のブランクレベルを基準としてクランプレベルが
設定される。基準電圧調整開始スイッチ20をセットす
ることにより、基準電圧調整リクエスト信号がVRT、
VRB調整制御回路16へ送られ、A/D変換器4の基
準電圧の調整が開始される。
のクランプ回路2により、アナログビデオ信号のブラン
ク期間のブランクレベルを基準としてクランプレベルが
設定される。基準電圧調整開始スイッチ20をセットす
ることにより、基準電圧調整リクエスト信号がVRT、
VRB調整制御回路16へ送られ、A/D変換器4の基
準電圧の調整が開始される。
【0029】基準電圧調整の概略を図5を用いて説明す
る。まず、VRT、VRB調整制御回路16は、下限基
準電圧(VRB)調整回路10に対してVRB値を調整
可能範囲の最下限側に設定する。また、上限基準電圧
(VRT)調整回路12にはVRT値を調整可能範囲の
最上限側に設定する。
る。まず、VRT、VRB調整制御回路16は、下限基
準電圧(VRB)調整回路10に対してVRB値を調整
可能範囲の最下限側に設定する。また、上限基準電圧
(VRT)調整回路12にはVRT値を調整可能範囲の
最上限側に設定する。
【0030】次にVRT、VRB調整制御回路16は、
VRB調整回路10内のD/A変換器22のレベルを徐
々に上昇させることにより、VRB調整可能範囲の上限
側に向かってVTBの電圧レベルを徐々に上昇させてい
く。その際A/D出力チェック回路14は、図3に示す
画面左側の黒画面の位置でのA/D変換器4のデジタル
出力が0に変化する時点をVRT、VRB調整制御回路
16に知らせる。VRT、VRB調整制御回路16は、
その時点におけるVRBの値を「VRB粗調整」として
A/D変換器4に設定する。
VRB調整回路10内のD/A変換器22のレベルを徐
々に上昇させることにより、VRB調整可能範囲の上限
側に向かってVTBの電圧レベルを徐々に上昇させてい
く。その際A/D出力チェック回路14は、図3に示す
画面左側の黒画面の位置でのA/D変換器4のデジタル
出力が0に変化する時点をVRT、VRB調整制御回路
16に知らせる。VRT、VRB調整制御回路16は、
その時点におけるVRBの値を「VRB粗調整」として
A/D変換器4に設定する。
【0031】次にVRT、VRB調整制御回路16は、
VRTの値をVRT調整可能範囲の下限側のレベルまで
徐々に降下させていく。A/D出力チェック回路14
は、図3に示す画面右側の白画面の位置でのA/D変換
器4の出力が最大値3Fになる時点をVRT、VRB調
整制御回路16に知らせる。VRT、VRB調整制御回
路16は、その時点におけるVRTの値を「VRT粗調
整」としてA/D変換器4に設定する。
VRTの値をVRT調整可能範囲の下限側のレベルまで
徐々に降下させていく。A/D出力チェック回路14
は、図3に示す画面右側の白画面の位置でのA/D変換
器4の出力が最大値3Fになる時点をVRT、VRB調
整制御回路16に知らせる。VRT、VRB調整制御回
路16は、その時点におけるVRTの値を「VRT粗調
整」としてA/D変換器4に設定する。
【0032】次に、VRT、VRB調整制御回路16
は、「VRB粗調整」で設定したVRBの値を粗調整に
より含まれている誤差分を考慮して数LSB分減じてか
ら、再び、VRB調整可能範囲の上限側に向かってVR
Bのレベルを徐々に微量ずつ上昇させて「VRB微調
整」を行う。その際A/D出力チェック回路14は、図
3に示す画面左側の黒画面の位置でのA/D変換器4の
デジタル出力が0に変化する時点をVRT、VRB調整
制御回路16に知らせ、VRT、VRB調整制御回路1
6は、その時点におけるVRBの値を「VRB微調整」
としてA/D変換器に設定する。
は、「VRB粗調整」で設定したVRBの値を粗調整に
より含まれている誤差分を考慮して数LSB分減じてか
ら、再び、VRB調整可能範囲の上限側に向かってVR
Bのレベルを徐々に微量ずつ上昇させて「VRB微調
整」を行う。その際A/D出力チェック回路14は、図
3に示す画面左側の黒画面の位置でのA/D変換器4の
デジタル出力が0に変化する時点をVRT、VRB調整
制御回路16に知らせ、VRT、VRB調整制御回路1
6は、その時点におけるVRBの値を「VRB微調整」
としてA/D変換器に設定する。
【0033】次に、VRT、VRB調整制御回路16
は、設定したVRTの値を1LSB分だけ加えてからV
RTの値をVRT調整可能範囲の下限側のレベルまで徐
々に微量ずつ下げて「VRT微調整」を行う。A/D出
力チェック回路14は、図3に示す画面右側の白画面の
位置でのA/D変換器4の出力が最大値3Fになる時点
をVRT、VRB調整制御回路16に知らせる。VR
T、VRB調整制御回路16は、その時点におけるVR
Tの値を「VRT微調整」としてA/D変換器4に設定
する。この調整はカラーの場合には、R、G、Bそれぞ
れに対して行い、各R、G、BのVRT値を決定する。
は、設定したVRTの値を1LSB分だけ加えてからV
RTの値をVRT調整可能範囲の下限側のレベルまで徐
々に微量ずつ下げて「VRT微調整」を行う。A/D出
力チェック回路14は、図3に示す画面右側の白画面の
位置でのA/D変換器4の出力が最大値3Fになる時点
をVRT、VRB調整制御回路16に知らせる。VR
T、VRB調整制御回路16は、その時点におけるVR
Tの値を「VRT微調整」としてA/D変換器4に設定
する。この調整はカラーの場合には、R、G、Bそれぞ
れに対して行い、各R、G、BのVRT値を決定する。
【0034】VRT、VRB調整制御回路16は、決定
されたVRT、VRB値をVRT、VRB値保存回路1
8へ保存し、A/D変換器4の基準電圧調整を終了す
る。次回の電源オンからはVRT、VRB調整制御回路
16は、VRT、VRB値保存回路18からVRT、V
RB値を取りだし、上限、下限基準電圧調整回路10、
12に与える。上限、下限基準電圧調整回路10、12
は、A/D変換器4にVRT、VRBを設定する。
されたVRT、VRB値をVRT、VRB値保存回路1
8へ保存し、A/D変換器4の基準電圧調整を終了す
る。次回の電源オンからはVRT、VRB調整制御回路
16は、VRT、VRB値保存回路18からVRT、V
RB値を取りだし、上限、下限基準電圧調整回路10、
12に与える。上限、下限基準電圧調整回路10、12
は、A/D変換器4にVRT、VRBを設定する。
【0035】このようにVRBの調整を「粗調整」及び
「微調整」の少なくとも2回実行するのは以下の理由に
よる。A/D変換器4内部で設定されるしきい値はVR
T値とVRB値間の幅を等分割して決定される。最初の
調整である「VRB粗調整」時には、VRTが最上限の
レベルに設定されているため、A/D変換器4内部で設
定されるしきい値の幅(1LSB)が相対的に大きくな
っている。従って「VRT粗調整」によりVRTの値を
より適切な値にまで調整した後に再度同様な手順で「V
RB微調整」及び「VRT微調整」を行うのである。こ
の微調整は必要であれば複数回繰り返して行ってもよ
い。
「微調整」の少なくとも2回実行するのは以下の理由に
よる。A/D変換器4内部で設定されるしきい値はVR
T値とVRB値間の幅を等分割して決定される。最初の
調整である「VRB粗調整」時には、VRTが最上限の
レベルに設定されているため、A/D変換器4内部で設
定されるしきい値の幅(1LSB)が相対的に大きくな
っている。従って「VRT粗調整」によりVRTの値を
より適切な値にまで調整した後に再度同様な手順で「V
RB微調整」及び「VRT微調整」を行うのである。こ
の微調整は必要であれば複数回繰り返して行ってもよ
い。
【0036】本実施例においては、VRB調整回路10
がR、G、B共通であるので、「VRT粗調整」で設定
するVRTの値はR、G、B のいずれか1つについて
だけ行えばよい。VRTの粗調整は、VRBを決定する
ために行われるのでR、G、Bの3色を全て調整する必
要は生じない。
がR、G、B共通であるので、「VRT粗調整」で設定
するVRTの値はR、G、B のいずれか1つについて
だけ行えばよい。VRTの粗調整は、VRBを決定する
ために行われるのでR、G、Bの3色を全て調整する必
要は生じない。
【0037】次に、本実施例のA/D変換器の基準電圧
調整方法における図1の基準電圧制御部30の動作を図
6及び図7を用いて説明する。図7は本実施例によるA
/D変換器の基準電圧調整方法における基準電圧制御部
30の動作を示すフローチャートである。
調整方法における図1の基準電圧制御部30の動作を図
6及び図7を用いて説明する。図7は本実施例によるA
/D変換器の基準電圧調整方法における基準電圧制御部
30の動作を示すフローチャートである。
【0038】基準電圧調整開始スイッチ20からの基準
電圧調整要求が入力されると、基準電圧の調整が開始さ
れる(ステップS1)。水平同期信号Hsが入力される
分周器40からカウンタ42及びシーケンサ44にリセ
ット信号が入力されるとカウンタ42がクリアされ、シ
ーケンサ44がセットされる(ステップS2)。カウン
タ42は、VRTを調整する場合はカウントアップさ
せ、VRBを調整する場合にはカウントダウンさせる必
要があるので、ステップS3でシーケンスがVRBの調
整の場合にはカウンタ42の出力を反転させる(ステッ
プS4)。
電圧調整要求が入力されると、基準電圧の調整が開始さ
れる(ステップS1)。水平同期信号Hsが入力される
分周器40からカウンタ42及びシーケンサ44にリセ
ット信号が入力されるとカウンタ42がクリアされ、シ
ーケンサ44がセットされる(ステップS2)。カウン
タ42は、VRTを調整する場合はカウントアップさ
せ、VRBを調整する場合にはカウントダウンさせる必
要があるので、ステップS3でシーケンスがVRBの調
整の場合にはカウンタ42の出力を反転させる(ステッ
プS4)。
【0039】次に、「粗調整」及び「微調整」に応じて
D/A変換器22に出力する電圧値を計算し(ステップ
S5)、下限、又は上限基準電圧調整回路10、12の
D/A変換器22に値を出力する(ステップS6)。下
限、又は上限基準電圧調整回路10、12の出力がA/
D変換器4に入力されてA/D変換器4のVRT、VR
Bが設定される。入力されたアナログビデオ信号をA/
D変換したA/D変換器4のデジタル出力をフィードバ
ックしてA/D出力チェック回路14に入力し、VRB
調整の場合にはデジタル出力値が0以外の値から0に変
化した時点、VRT調整の場合には3F以外の値から3
Fに変化した時点でのD/A変換器22に書き込んだ値
をテンポラリ・レジスタ70に保存する(ステップS7
(1)、ステップS8)。
D/A変換器22に出力する電圧値を計算し(ステップ
S5)、下限、又は上限基準電圧調整回路10、12の
D/A変換器22に値を出力する(ステップS6)。下
限、又は上限基準電圧調整回路10、12の出力がA/
D変換器4に入力されてA/D変換器4のVRT、VR
Bが設定される。入力されたアナログビデオ信号をA/
D変換したA/D変換器4のデジタル出力をフィードバ
ックしてA/D出力チェック回路14に入力し、VRB
調整の場合にはデジタル出力値が0以外の値から0に変
化した時点、VRT調整の場合には3F以外の値から3
Fに変化した時点でのD/A変換器22に書き込んだ値
をテンポラリ・レジスタ70に保存する(ステップS7
(1)、ステップS8)。
【0040】ステップS9において分周器40のタイミ
ングに合わせてカウンタ42をカウントアップする。カ
ウンタ42にキャリーが生じたかどうかを判断し、キャ
リーが生じなければステップS3に戻って同様の動作を
繰り返す(ステップS10)。ステップS10でキャリ
ーが生じたら、テンポラリ・レジスタ70の値をVR
T、又はVRBレジスタ58,60のいずれかに保存す
る。次に、基準電圧調整のシーケンスを次のステートに
進め(ステップS12)、基準電圧調整が終了するまで
ステップS3に戻って調整を行う(ステップS13)。
ングに合わせてカウンタ42をカウントアップする。カ
ウンタ42にキャリーが生じたかどうかを判断し、キャ
リーが生じなければステップS3に戻って同様の動作を
繰り返す(ステップS10)。ステップS10でキャリ
ーが生じたら、テンポラリ・レジスタ70の値をVR
T、又はVRBレジスタ58,60のいずれかに保存す
る。次に、基準電圧調整のシーケンスを次のステートに
進め(ステップS12)、基準電圧調整が終了するまで
ステップS3に戻って調整を行う(ステップS13)。
【0041】このように、本実施例のA/D変換器の基
準電圧調整方法によれば、A/D変換器のデジタル出力
をフィードバックさせることにより、自動的に基準電圧
を調整する回路を設けたので、ビデオ信号のブランキン
グペデスタルの有無にかかわらず、最適のVRT、VR
BをA/D変換器4に設定することができるようにな
る。即ち、VRTを従来同様に設定することができると
ともに、VRBをブランキングペデスタルに無関係に調
整できるようになる。これにより、クランプレベルに固
定されたビデオ信号に対して最適のVRT、VRBをA
/D変換器に設定することができるようになる。
準電圧調整方法によれば、A/D変換器のデジタル出力
をフィードバックさせることにより、自動的に基準電圧
を調整する回路を設けたので、ビデオ信号のブランキン
グペデスタルの有無にかかわらず、最適のVRT、VR
BをA/D変換器4に設定することができるようにな
る。即ち、VRTを従来同様に設定することができると
ともに、VRBをブランキングペデスタルに無関係に調
整できるようになる。これにより、クランプレベルに固
定されたビデオ信号に対して最適のVRT、VRBをA
/D変換器に設定することができるようになる。
【0042】また、調整したVRT、VRB値は、VR
T、VRB値保存回路に保存するようにしたので、電源
オンのつどロードして、最適な基準電圧値を常に容易に
A/D変換器に設定することができるようになる。
T、VRB値保存回路に保存するようにしたので、電源
オンのつどロードして、最適な基準電圧値を常に容易に
A/D変換器に設定することができるようになる。
【0043】本発明は、上記実施例に限らず種々の変形
が可能である。上記実施例において、A/D変換器の下
限基準電圧を調整可能範囲の最下限レベルに設定し、上
限基準電圧を調整可能範囲の最上限レベルに設定してか
ら、両基準電圧間の幅を狭めるようにして基準電圧の調
整を行ったが、本発明はこれに限られることなく、例え
ば、下限基準電圧を調整可能範囲の最上限レベルに設定
し、上限基準電圧を調整可能範囲の最下限レベルに設定
して、両基準電圧間の幅を広げるようにして調整を行う
ことももちろん可能である。また、下限基準電圧を調整
可能範囲の最下限レベルに設定し、上限基準電圧も調整
可能範囲の最下限レベルに設定してから調整すること、
或は下限基準電圧を調整可能範囲の最上限レベルに設定
し、上限基準電圧も調整可能範囲の最上限レベルに設定
してから調整を行うことも可能である。
が可能である。上記実施例において、A/D変換器の下
限基準電圧を調整可能範囲の最下限レベルに設定し、上
限基準電圧を調整可能範囲の最上限レベルに設定してか
ら、両基準電圧間の幅を狭めるようにして基準電圧の調
整を行ったが、本発明はこれに限られることなく、例え
ば、下限基準電圧を調整可能範囲の最上限レベルに設定
し、上限基準電圧を調整可能範囲の最下限レベルに設定
して、両基準電圧間の幅を広げるようにして調整を行う
ことももちろん可能である。また、下限基準電圧を調整
可能範囲の最下限レベルに設定し、上限基準電圧も調整
可能範囲の最下限レベルに設定してから調整すること、
或は下限基準電圧を調整可能範囲の最上限レベルに設定
し、上限基準電圧も調整可能範囲の最上限レベルに設定
してから調整を行うことも可能である。
【0044】また、上記実施例においては、分解能が6
ビットのA/D変換器を用いたが、他の異なる分解能を
有するA/D変換器に本発明を適用することはもちろん
可能である。またさらに、上記実施例においては、下限
基準電圧調整回路10は、R、G、B共通としたが、
R、G、Bそれぞれに独立に設けるようにすることもも
ちろん可能である。
ビットのA/D変換器を用いたが、他の異なる分解能を
有するA/D変換器に本発明を適用することはもちろん
可能である。またさらに、上記実施例においては、下限
基準電圧調整回路10は、R、G、B共通としたが、
R、G、Bそれぞれに独立に設けるようにすることもも
ちろん可能である。
【0045】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、ユーザ自
身が個々に使用しているシステム(PC)毎に上限、下
限基準電圧の調整ができるようになる。また、調整が自
動化されたことにより、実際に接続されているビデオ信
号源に合わせて、上限及び下限基準電圧の両方を簡単に
調整できるようになる。さらに、ブランキングペデスタ
ルの有無にかかわらず、ビデオ信号に対して最適のA/
D変換を行うことができるようになる。
身が個々に使用しているシステム(PC)毎に上限、下
限基準電圧の調整ができるようになる。また、調整が自
動化されたことにより、実際に接続されているビデオ信
号源に合わせて、上限及び下限基準電圧の両方を簡単に
調整できるようになる。さらに、ブランキングペデスタ
ルの有無にかかわらず、ビデオ信号に対して最適のA/
D変換を行うことができるようになる。
【図1】本発明の一実施例によるA/D変換器の基準電
圧調整装置を示す図である。
圧調整装置を示す図である。
【図2】下限、上限基準電圧調整回路10、12を示す
図である。
図である。
【図3】液晶表示装置に表示されるべき画面を示す図で
ある。
ある。
【図4】本実施例に用いたアナログビデオ波形を示す図
である。
である。
【図5】VRB、VRTの調整方法を説明する図であ
る。
る。
【図6】本実施例のA/D変換器の基準電圧調整方法に
おける基準電圧制御部30を説明する図である。
おける基準電圧制御部30を説明する図である。
【図7】本実施例によるA/D変換器の基準電圧調整方
法における基準電圧制御部30の動作フローを示す図で
ある。
法における基準電圧制御部30の動作フローを示す図で
ある。
【図8】従来のA/D変換器の基準電圧調整装置を示す
図である。
図である。
【図9】アナログビデオ信号の電圧レベルを示す図であ
る。
る。
【図10】アナログビデオ信号の電圧レベルを示す図で
ある。
ある。
【図11】クランプされたアナログビデオ信号をA/D
変換する際のしきい値の決定方法を説明する図である。
変換する際のしきい値の決定方法を説明する図である。
【図12】ブランキングペデスタルを有するアナログビ
デオ信号を示す図である。
デオ信号を示す図である。
2…クランプ回路 4…A/D変換器 6…クランプタイミング回路 8…クランプレベル回路 10…下限基準電圧調整回路 12…上限基準電圧調整回路 14…A/D出力チェック回路 16…VRT、VRB調整制御回路 18…VRT、VRB値保存回路 20…基準電圧調整開始スイッチ 22…D/A変換器 24…電流増幅回路 30…基準電圧制御部 32…シーケンサ部 34…演算部 36…レジスタ部 38…D/Aインタフェース部 40…分周器 42…カウンタ 44…シーケンサ 46…XOR回路 48…OR回路 50…演算器 52…AND回路 54…OR回路 56…選択回路 58…上限基準電圧レジスタ 60…下限基準電圧レジスタ 62…AND回路 64…OR回路 66…AND回路 68…OR回路 70…テンポラリ・レジスタ 72…判断回路 76…微分回路 78…EEPROMインタフェース 80…EEPROM 100…下限基準電圧回路 102…上限基準電圧回路 104…上限基準電圧調整回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 晃司 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内 (72)発明者 早田 真幸 神奈川県大和市下鶴間1623番地14 日本ア イ・ビー・エム株式会社 大和事業所内
Claims (3)
- 【請求項1】黒レベル及び白レベルを有するアナログビ
デオ信号をA/D変換器に入力し、前記A/D変換器の
下限基準電圧、及び上限基準電圧を調整するA/D変換
器の基準電圧調整方法において、 前記下限基準電圧を徐々に変更させながら前記A/D変
換器のデジタル信号出力をフィードバックし、前記デジ
タル信号出力が黒レベルに対して変化する時点を判断す
るステップと、 前記上限基準電圧を徐々に変更させながら前記A/D変
換器のデジタル信号出力をフィードバックし、前記デジ
タル信号出力が白レベルに対して変化する時点を判断す
るステップと、 前記デジタル信号出力が黒レベルに対して変化する時点
の下限基準電圧値を調整された下限基準電圧値として前
記A/D変換器に設定し、前記デジタル信号出力が白レ
ベルに対して変化する時点の上限基準電圧値を調整され
た上限基準電圧値として前記A/D変換器に設定するス
テップとを備えたことを特徴とするA/D変換器の基準
電圧調整方法。 - 【請求項2】アナログビデオ信号をデジタル信号に変換
するA/D変換器の下限基準電圧、及び上限基準電圧を
それぞれ調整可能範囲の最下限レベル及び最上限レベル
に設定するステップと、 黒レベル及び白レベルを有するアナログビデオ信号を前
記A/D変換器に入力するステップと、 前記下限基準電圧を徐々に上昇させながら前記A/D変
換器のデジタル信号出力をフィードバックし、前記デジ
タル信号出力が黒レベルに変化する時点を判断するステ
ップと、 前記上限基準電圧を徐々に降下させながら前記A/D変
換器のデジタル信号出力をフィードバックし、前記デジ
タル信号出力が白レベルに変化する時点を判断するステ
ップと、 前記デジタル信号出力が黒レベルに変化する時点の下限
基準電圧値を調整された下限基準電圧値として前記A/
D変換器に設定し、前記デジタル信号出力が白レベルに
変化する時点の上限基準電圧値を調整された上限基準電
圧値として前記A/D変換器に設定するステップとを備
えたことを特徴とするA/D変換器の基準電圧調整方
法。 - 【請求項3】調整用の黒レベル及び白レベルを有するア
ナログビデオ信号が入力されるA/D変換器と、 前記A/D変換器に上限、下限基準電圧を設定する上
限、下限基準電圧調整回路と、 前記A/D変換器からのデジタル信号出力をフィードバ
ックし、前記デジタル信号出力のレベルが黒レベル、又
は白レベルに変化する変化時点を検出して検出信号を出
力するA/D出力チェック回路と、 前記検出信号に応じて、前記変化時点の上限、下限基準
電圧を調整された上限、下限基準電圧値として前記上
限、下限基準電圧調整回路に供給する基準電圧調整制御
回路とを備えたことを特徴とするA/D変換器の基準電
圧調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5114450A JPH06334522A (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | A/d変換器の基準電圧調整方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5114450A JPH06334522A (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | A/d変換器の基準電圧調整方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06334522A true JPH06334522A (ja) | 1994-12-02 |
Family
ID=14638041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5114450A Pending JPH06334522A (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | A/d変換器の基準電圧調整方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06334522A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004021168A (ja) * | 2002-06-20 | 2004-01-22 | Seiko Epson Corp | 画像表示装置および画像処理装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5215684A (en) * | 1975-07-23 | 1977-02-05 | Mitsubishi Rayon Co | Method of dying aromatic polyamide fiber method of dyeing aromatic polyamide fiber |
JPS63257330A (ja) * | 1987-03-28 | 1988-10-25 | ドイチエ・トムソン‐ブラント・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシュレンクテル・ハフツング | 各種レベルを有する信号のa/d変換回路装置 |
JPH02309784A (ja) * | 1989-05-24 | 1990-12-25 | Shinko Electric Co Ltd | ビデオ信号処理回路 |
-
1993
- 1993-05-17 JP JP5114450A patent/JPH06334522A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5215684A (en) * | 1975-07-23 | 1977-02-05 | Mitsubishi Rayon Co | Method of dying aromatic polyamide fiber method of dyeing aromatic polyamide fiber |
JPS63257330A (ja) * | 1987-03-28 | 1988-10-25 | ドイチエ・トムソン‐ブラント・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシュレンクテル・ハフツング | 各種レベルを有する信号のa/d変換回路装置 |
JPH02309784A (ja) * | 1989-05-24 | 1990-12-25 | Shinko Electric Co Ltd | ビデオ信号処理回路 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004021168A (ja) * | 2002-06-20 | 2004-01-22 | Seiko Epson Corp | 画像表示装置および画像処理装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6285344B1 (en) | Automatic adjustment of color balance and other display parameters in digital displays | |
US5382984A (en) | Digital convergence correction apparatus for color television receiver with cursor on screen | |
US20020126139A1 (en) | Display device | |
EP0474420A2 (en) | Image correction apparatus | |
US6256010B1 (en) | Dynamic correction of LCD gamma curve | |
JPH09218670A (ja) | 表示モード判別機能付き表示装置および表示モード判別方法 | |
US6515676B1 (en) | Analog interface display apparatus with color display control | |
US6795091B2 (en) | Display apparatus and method for gamma correcting a video signal therein | |
KR100251151B1 (ko) | 디스플레이소자의비선형특성보정장치및그보정방법 | |
ITMI961909A1 (it) | Apparecchiatura per la regolazione automatica di impianto video e procedimento per essa | |
TW525109B (en) | A method adjusting gain and offset values for a liquid crystal display | |
JPH06334522A (ja) | A/d変換器の基準電圧調整方法及び装置 | |
US5671021A (en) | Image monitoring apparatus having a common interface for commands and input signals and monitor driver therefor | |
KR100688748B1 (ko) | 비트 축소 장치 | |
JP2807569B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
JP3449888B2 (ja) | アナログインタフェース液晶表示装置 | |
JP2000181407A (ja) | 液晶表示装置 | |
KR100308259B1 (ko) | 디지탈콘버젼스보정장치 | |
JP3412904B2 (ja) | 画像処理装置及び方法 | |
US5742275A (en) | Apparatus and method for displaying a signal waveform | |
JPH0572986A (ja) | マルチモードタイプのcrtデイスプレイモニタの自動調整回路 | |
JPH11212514A (ja) | 表示装置 | |
JPH10232655A (ja) | Lcd画面調整方式 | |
JPH04301680A (ja) | 液晶ディスプレイの出力補正回路 | |
JP2001142448A (ja) | 表示装置 |