JPH06334318A - リフローはんだ付け方法 - Google Patents

リフローはんだ付け方法

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JPH06334318A
JPH06334318A JP14442993A JP14442993A JPH06334318A JP H06334318 A JPH06334318 A JP H06334318A JP 14442993 A JP14442993 A JP 14442993A JP 14442993 A JP14442993 A JP 14442993A JP H06334318 A JPH06334318 A JP H06334318A
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JP
Japan
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heat sink
solder
soldering
spring member
reflow
Prior art date
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Pending
Application number
JP14442993A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Nakazawa
祐一 中沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Avionics Co Ltd
Original Assignee
Nippon Avionics Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Avionics Co Ltd filed Critical Nippon Avionics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハイブリッドICなどの電子回路基板をヒー
トシンクなどの板状部材にリフローはんだ付けする方法
において、フロー炉の小型化を可能にし、水平でない接
合面でも接合できるようにする。 【構成】 電子回路基板と板状部材とを相互に近接する
方向へばね部材により加圧した状態でリフローはんだ付
けする。ここに電子回路基板および板状部材の少くとも
一方のはんだ接合面に接合面間隔保持用の突起を形成し
たり、クリームはんだに接合面間隔保持用の微粒子を混
入することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハイブリッドICなど
の電子回路の基板を、ヒートシンクなどの板状部材にク
リームはんだや箔状はんだなどを用いてリフローはんだ
付けする方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ハイブリッドICの基板にヒートシンク
をはんだ付けする際に、クリームはんだや箔状はんだを
用いてリフローはんだ付けする方法が従来より用いられ
ている。この場合はんだ付けする面すなわちはんだ接合
面を水平に保ち、基板またはヒートシンクのいずれか上
方に位置するものの自重を利用して加圧する。
【0003】しかしこのはんだ接合面の面積が大きくな
ると、この基板またはヒートシンクの自重だけでは加圧
力が不十分となり、均一なはんだ接合が困難になる。そ
こでこの時には上方に位置する基板またはヒートシンク
の上に重りを載せている。また接合面の面積が大きくな
るにつれて、この重りも大きくする必要が生じる。
【0004】
【従来技術の問題点】このように重りが大きくなると取
扱いに不便であり、特にコンベア式のリフロー炉を用い
る場合には重りが搬送中に移動しないように重りの位置
決め保持に十分な注意を払う必要が生じる。このため作
業性が悪いという問題が生じる。
【0005】また大きい重りがあるためにリフロー炉を
大型化する必要があり、特にコンベア方式の連続自動は
んだ付け装置では搬送路を広くしなければならず装置が
大型化する。さらにこの重りを用いる方法では接合面を
水平に維持する必要があるため、例えばヒートシンクの
垂直あるいは傾いた面に基板を接合することが不可能あ
るいは非常に困難であった。
【0006】
【発明の目的】本発明はこのような事情に鑑みなされた
ものであり、大きな重りを不要としてはんだ接合の作業
性を良くし、使用するリフロー炉の小型化を可能にし、
水平でない接合面でも接合できるようにするリフローは
んだ付け方法を提供することを目的とする。
【0007】
【発明の構成】本発明によればこの目的は、電子回路基
板を板状部材にリフローはんだ付けする方法において、
前記電子回路基板と板状部材とを相互に近接する方向へ
ばね部材により加圧した状態でリフローはんだ付けする
ことを特徴とするリフローはんだ付け方法により達成さ
れる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す断面図であ
る。この図で符号10は高電力用ハイブリッドICであ
り、その基板12のはんだ接合面14には、必要に応じ
てメタライズ処理などが施され、はんだ付け可能とされ
ている。16は銅合金、アルミニウムあるいはステンレ
ス鋼等の熱伝導性に優れた素材で作られたヒートシンク
であり、これらははんだ付け可能な合金で作られるのが
望ましい。しかしそのはんだ接合面18にはんだ付けを
可能にするための表面処理を施したものでもよい。
【0009】20はクリームはんだであり、基板12と
ヒートシンク16のはんだ接合面14、18間に供給さ
れる。例えば一方のはんだ接合面14または18に予め
一定厚さに塗布される。22はクリップ状のばね部材で
あり、基板12とヒートシンク16とを挟んで両はんだ
接合面14、18間のクリームはんだ20を所定圧力で
加圧するものである。
【0010】このようにばね部材22で挟んだ状態でI
C10およびヒートシンク16はリフロー炉に入れら
れ、加熱される。この結果クリームはんだ20が溶融す
る。その後冷却して凝固させれば、IC10とヒートシ
ンク16とのはんだ付けが完了する。
【0011】リフロー中にばね部材22は常にIC10
とヒートシンク16とを加圧しているから、一方が他方
から浮き上ったりすることなく確実にはんだ付けされ
る。またベルトコンベア等でリフロー炉内を搬送する際
に振動が加っても、IC10とヒートシンク16との相
対位置ずれが発生するおそれがない。
【0012】図2、図3、図4、図5はそれぞれ他の実
施例を示す断面図である。図2に示した実施例では治具
24を用いる。すなわちこの治具24はIC10を位置
決め保持すると共に、この治具24に取付けたばね部材
22Aによりヒートシンク16をIC10に押圧するも
のである。なおこの図2では図1と同一部分に同一符号
を付し、その説明を繰り返えさない。
【0013】この実施例によれば、治具24に保持した
状態でIC10およびヒートシンク16を取扱うことが
でき、取扱い易くなる。
【0014】図3の実施例はヒートシンク16Aのはん
だ接合面18Aに複数の突起26を設けたものである。
これらの突起26は、IC10とヒートシンク16Aと
の間隔を一定に保つためのものである。すなわちばね部
材22、22Aによる加圧力を大きくすれば、はんだ接
合面14、18(18A)同志のはんだ付けが一層確実
になるが、反対にはんだ接合面14、18(18A)間
の溶融はんだが周囲へ流出して両接合面14、18(1
8A)間に介在するはんだ量が不足することがあり得
る。
【0015】この図3の実施例によれば突起26が両は
んだ接合面14、18(18A)間の間隔寸法を突起2
6の高さに維持することができる。この結果ばね部材2
2、22Aのばね力を十分に強く設定して、ハンダ付け
の信頼性を高くすることができる。なおこの突起26は
ヒートシンク16A側に代えてIC10の基板12側に
設けたり、両方に設けてもよい。
【0016】図4の実施例は図3の実施例における突起
26に代えて、一定粒径の微粒子28を混入したクリー
ムはんだ22Aを用いるものである。従ってばね部材2
2Aによりヒートシンク16をIC10に加圧しても、
両者のはんだ接合面14、18間にはこの微粒子28の
粒径に相当する間隙が確保される。
【0017】図5の実施例のヒートシンク16Bは、傾
きが異なるはんだ接合面18A、18Bを持つ。従って
これらの接合面18A、18Bに接合されるIC10
A、10Bは、その一方を水平にすると他方が傾くこと
になる。しかし各IC10A、10Bはそれぞればね部
材22B、22Cによりヒートシンク16Bのはんだ接
合面18A、18Bに別々に押圧されているから、両I
C10A、10Bはリフロー中も確実に押圧される。
【0018】以上の各実施例は、IC10(10A、1
0B)をヒートシンク16(16A、16B)にはんだ
接合するものであるが、本発明はこれに限られるもので
はない。例えばIC同志を背中合せに接合して高密度化
する場合などにも適用できる。またばね部材は、このI
C10に対して1個だけでなく複数個同時に使用しても
よい。以上の実施例ではクリームはんだ20、20Aを
用いているが、本発明はこれに限られない。例えばはん
だを薄板状あるいは箔状に形成し、これを適切な形状に
切ると共にその両面に塗ったフラックスによって電子回
路基板を板状部材に仮止めし、リフローするものであっ
てもよい。
【0019】
【発明の効果】請求項1の発明は、電子回路基板を板状
部材にリフローはんだ付けする場合に、両者をばね部材
で加圧するものであるから、大きな重りを用いる必要が
なくなり作業性が良い。また重りのように搬送中に移動
するおそれがないのではんだ付けの信頼性も良い。
【0020】さらに重りに比べてばね部材は十分小さく
することができるから、リフロー炉も小さくできる。特
に接合面が傾いていてもばね部材により常に一定の圧力
を加えることができるから、傾いた接合面のはんだ付け
にも適用できる。
【0021】ここに電子回路基板をハイブリッドICと
し、板状部材をヒートシンクとすることができる(請求
項2)。また少くとも一方のはんだ接合面に間隔保持用
の突起を設けておいたり(請求項3)、クリームはんだ
に接合面間隔保持用の微粒子を混入しておけば(請求項
4)、ばね部材のばね力を十分に強く設定しても接合面
間隔を常に一定に保持でき、はんだ付け信頼性を高くす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図
【図2】本発明の他の実施例の断面図
【図3】本発明の他の実施例の断面図
【図4】本発明の他の実施例の断面図
【図5】本発明の他の実施例の断面図
【符号の説明】
10、10A、10B 電子回路としてのハイブリッド
IC 12 基板 14、14A、14B はんだ接合面 16、16A、16B 板状部材としてのヒートシンク 18、18A、18B はんだ接合面 20、20A クリームはんだ 22、22A、22B ばね部材 26 突起 28 微粒子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子回路基板を板状部材にリフローはん
    だ付けする方法において、前記電子回路基板と板状部材
    とを相互に近接する方向へばね部材により加圧した状態
    でリフローはんだ付けすることを特徴とするリフローは
    んだ付け方法。
  2. 【請求項2】 前記電子回路基板はハイブリッドICで
    あり、板状部材はヒートシンクである請求項1のリフロ
    ーはんだ付け方法。
  3. 【請求項3】 前記電子回路基板および板状部材の少く
    とも一方のはんだ接合面には、接合面間隔保持用の突起
    が形成されている請求項1のリフローはんだ付け方法。
  4. 【請求項4】 前記電子回路基板はクリームはんだを介
    して板状部材にリフローはんだ付けされ、前記クリーム
    はんだには接合面間隔保持用の微粒子が混入されている
    請求項1のリフローはんだ付け方法。
JP14442993A 1993-05-25 1993-05-25 リフローはんだ付け方法 Pending JPH06334318A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010114257A (ja) * 2008-11-06 2010-05-20 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置及びその製造方法
JP2011009410A (ja) * 2009-06-25 2011-01-13 Mitsubishi Electric Corp 半導体モジュール
JP2011134949A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置

Cited By (3)

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JP2010114257A (ja) * 2008-11-06 2010-05-20 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置及びその製造方法
JP2011009410A (ja) * 2009-06-25 2011-01-13 Mitsubishi Electric Corp 半導体モジュール
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