JPH06333427A - 圧電磁器組成物 - Google Patents
圧電磁器組成物Info
- Publication number
- JPH06333427A JPH06333427A JP5124206A JP12420693A JPH06333427A JP H06333427 A JPH06333427 A JP H06333427A JP 5124206 A JP5124206 A JP 5124206A JP 12420693 A JP12420693 A JP 12420693A JP H06333427 A JPH06333427 A JP H06333427A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piezoelectric ceramic
- ceramic composition
- composition
- piezoelectric
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000000203 mixture Substances 0.000 title claims abstract description 34
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 title claims abstract description 29
- 229910019653 Mg1/3Nb2/3 Inorganic materials 0.000 abstract 1
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 14
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 14
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 14
- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
- 230000010287 polarization Effects 0.000 description 4
- 238000005476 soldering Methods 0.000 description 4
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 3
- 238000007654 immersion Methods 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 229910000679 solder Inorganic materials 0.000 description 3
- BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N Silver Chemical compound [Ag] BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910010413 TiO 2 Inorganic materials 0.000 description 2
- 229910002056 binary alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 description 2
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 2
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 2
- 239000008187 granular material Substances 0.000 description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 229910052573 porcelain Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 2
- 229920002545 silicone oil Polymers 0.000 description 2
- 229910052709 silver Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000004332 silver Substances 0.000 description 2
- 239000007858 starting material Substances 0.000 description 2
- 239000012856 weighed raw material Substances 0.000 description 2
- 229910015902 Bi 2 O 3 Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910010293 ceramic material Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 239000006104 solid solution Substances 0.000 description 1
- 238000010897 surface acoustic wave method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
- Inorganic Insulating Materials (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電気機械結合係数及び耐熱性が高く、経時変
化の小さい圧電磁器素子を得る。 【構成】 一般式:Pbα[(Mg1/3Nb2/3)a(Y
b1/2Nb1/2)bTiCZrd]O 3(但し、a+b+c+
d=1)で示される圧電磁器組成物の組成を、0.95
≦α≦1.05,0.01≦a≦0.15,0.01≦b≦
0.10,0.30≦c≦0.60,0.25≦d≦0.6
8を満足する基礎組成とする。
化の小さい圧電磁器素子を得る。 【構成】 一般式:Pbα[(Mg1/3Nb2/3)a(Y
b1/2Nb1/2)bTiCZrd]O 3(但し、a+b+c+
d=1)で示される圧電磁器組成物の組成を、0.95
≦α≦1.05,0.01≦a≦0.15,0.01≦b≦
0.10,0.30≦c≦0.60,0.25≦d≦0.6
8を満足する基礎組成とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は圧電磁器組成物、特に、
セラミック発振子、セラミックディスクリミネータ、セ
ラミックフィルタ、弾性表面波素子に好適な圧電磁器組
成物に係る。
セラミック発振子、セラミックディスクリミネータ、セ
ラミックフィルタ、弾性表面波素子に好適な圧電磁器組
成物に係る。
【0002】
【従来の技術】従来の、この種の圧電素子に用いる材料
としては、PbTiO3−PbZrO3の二成分系に、C
r2O3、MnO2、Fe2O3、Bi2O3などを添加する
ことにより圧電特性を改善したもの、あるいは、PbT
iO3−PbZrO3の二成分系に、Pb(Co1/3Nb
2/3 )O3、Pb(Mg1/3Nb2/3)O3、Pb(Mn
1/3Nb2/3)O3、Pb(Ni1/3Nb2/3)O3などを加
え三成分系とし、圧電特性を改善した圧電磁器組成物、
さらに、PbTiO3−PbZrO3−Pb(Yb1/2N
b1/2)O3(特公昭45−10311号公報)などが提
案されている。
としては、PbTiO3−PbZrO3の二成分系に、C
r2O3、MnO2、Fe2O3、Bi2O3などを添加する
ことにより圧電特性を改善したもの、あるいは、PbT
iO3−PbZrO3の二成分系に、Pb(Co1/3Nb
2/3 )O3、Pb(Mg1/3Nb2/3)O3、Pb(Mn
1/3Nb2/3)O3、Pb(Ni1/3Nb2/3)O3などを加
え三成分系とし、圧電特性を改善した圧電磁器組成物、
さらに、PbTiO3−PbZrO3−Pb(Yb1/2N
b1/2)O3(特公昭45−10311号公報)などが提
案されている。
【0003】近年電子装置の小型化に伴い表面実装が盛
んに行われるようになり、それに対応して電子部品のチ
ップ化が進められている。本願発明が係る圧電素子部品
もその例に洩れず、表面実装用の圧電素子チップ部品が
開発されている。従来のセラミック発振子、セラミック
フィルタ等の圧電素子部品はリードタイプの樹脂モール
ド品であり、半田付け温度は200℃以下であったた
め、圧電素子に対する熱の影響はあまり大きな問題では
なかった。しかし、チップ部品の形態を採る圧電素子チ
ップ部品は電子装置に実装する際の半田付け時のリフロ
ー炉において250℃前後の温度にさらされる。
んに行われるようになり、それに対応して電子部品のチ
ップ化が進められている。本願発明が係る圧電素子部品
もその例に洩れず、表面実装用の圧電素子チップ部品が
開発されている。従来のセラミック発振子、セラミック
フィルタ等の圧電素子部品はリードタイプの樹脂モール
ド品であり、半田付け温度は200℃以下であったた
め、圧電素子に対する熱の影響はあまり大きな問題では
なかった。しかし、チップ部品の形態を採る圧電素子チ
ップ部品は電子装置に実装する際の半田付け時のリフロ
ー炉において250℃前後の温度にさらされる。
【0004】前に述べたような組成を有する従来の圧電
磁器組成物は、200℃以上の温度にさらされることは
想定していない。そのため、電子装置に実装する際の半
田付け時のリフロー炉において250℃前後の温度にさ
らされると機械的品質係数(Qm)、電気機械結合係数
(kp)が悪化するため、耐熱性において信頼性の高い
圧電素子チップ部品を得ることはできなかった。
磁器組成物は、200℃以上の温度にさらされることは
想定していない。そのため、電子装置に実装する際の半
田付け時のリフロー炉において250℃前後の温度にさ
らされると機械的品質係数(Qm)、電気機械結合係数
(kp)が悪化するため、耐熱性において信頼性の高い
圧電素子チップ部品を得ることはできなかった。
【0005】また、従来の圧電材料をセラミック発振子
等に用いた場合、素子の経時変化により、共振周波数が
初期の周波数から大きく変動するという問題があった。
等に用いた場合、素子の経時変化により、共振周波数が
初期の周波数から大きく変動するという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本願発明はこれらの問
題を解決することができる圧電磁器組成物、すなわち、
200℃以上の温度にさらされても特性が悪化すること
なく、経時変化の小さい圧電磁器組成物を提供すること
を課題とする。
題を解決することができる圧電磁器組成物、すなわち、
200℃以上の温度にさらされても特性が悪化すること
なく、経時変化の小さい圧電磁器組成物を提供すること
を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために「一般式:Pbα[(Mg1/3Nb2/3)a
(Yb1/2Nb1/2)bTiCZrd]03(但し、a+b+
c+d=1)で示され、0.95≦α≦1.05,0.0
1≦a≦0.15,0.01≦b≦0.10,0.30≦c
≦0.60,0.25≦d≦0.68を満足する基礎組成
を有することを特徴とする圧電磁器組成物」であること
を構成とする発明を提供する。
決するために「一般式:Pbα[(Mg1/3Nb2/3)a
(Yb1/2Nb1/2)bTiCZrd]03(但し、a+b+
c+d=1)で示され、0.95≦α≦1.05,0.0
1≦a≦0.15,0.01≦b≦0.10,0.30≦c
≦0.60,0.25≦d≦0.68を満足する基礎組成
を有することを特徴とする圧電磁器組成物」であること
を構成とする発明を提供する。
【0008】
【作用】本発明の圧電磁器組成物を使用した圧電磁器素
子によれば、高い電気機械結合係数が得らるとともに耐
熱性が改善される。
子によれば、高い電気機械結合係数が得らるとともに耐
熱性が改善される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図及び表を用いて説
明する。
明する。
【表1】
【0010】図1に本発明に係る圧電磁器組成物は以下
に記した工程により製造される。 (1)出発原料としてPbO、MgCO3、Yb2O3、N
b2O3、TiO2、ZrO2を用い、これらを第1表に示
す組成になるように秤量する。 (2)秤量された原料をボールミルで湿式混合する。 (3)湿式混合されたものを乾燥する。 (4)乾燥されたものを750℃〜900℃で仮焼する。 (5)仮焼成されたものをボールミルで湿式粉砕する。 (6)得られた粉末に有機バインダを適量加えて造粒す
る。 (7)造粒されたものを4ton/cm2の圧力で加圧成
形する。 (8)成形体を1130℃〜1250℃で焼結する。 (9)焼結体の両表面に、銀電極を焼付・形成する。 (10)50℃〜120℃のシリコーン油中において2〜
3MV/mの直流電界を1時間印加して分極処理する。
に記した工程により製造される。 (1)出発原料としてPbO、MgCO3、Yb2O3、N
b2O3、TiO2、ZrO2を用い、これらを第1表に示
す組成になるように秤量する。 (2)秤量された原料をボールミルで湿式混合する。 (3)湿式混合されたものを乾燥する。 (4)乾燥されたものを750℃〜900℃で仮焼する。 (5)仮焼成されたものをボールミルで湿式粉砕する。 (6)得られた粉末に有機バインダを適量加えて造粒す
る。 (7)造粒されたものを4ton/cm2の圧力で加圧成
形する。 (8)成形体を1130℃〜1250℃で焼結する。 (9)焼結体の両表面に、銀電極を焼付・形成する。 (10)50℃〜120℃のシリコーン油中において2〜
3MV/mの直流電界を1時間印加して分極処理する。
【0011】このようにして得られた形状が直径14.
3mm、厚さ0.6mmの圧電磁器円板について、密度
(ρ),電気機械結合係数(kp),誘電率(ε)及び
機械的品質係数(Qm)を測定した結果を表1に示す。
3mm、厚さ0.6mmの圧電磁器円板について、密度
(ρ),電気機械結合係数(kp),誘電率(ε)及び
機械的品質係数(Qm)を測定した結果を表1に示す。
【0012】圧電特性は、インピーダンスアナライザー
を用いて、共振・反共振周波数を測定した結果から計算
により求めた。kp変化率は耐熱性の評価方法であり、
250℃の半田槽に円板素子を1分間浸漬させ、その前
後におけるkpの変化を測定した値で、次式で示され
る。 kp変化率(%)=[(kp−kpi)/kpi]×100 ここで、kpiは半田槽浸漬前の電気機械結合係数であ
り、kpは半田槽浸漬1時間後の電気機械結合係数であ
る。
を用いて、共振・反共振周波数を測定した結果から計算
により求めた。kp変化率は耐熱性の評価方法であり、
250℃の半田槽に円板素子を1分間浸漬させ、その前
後におけるkpの変化を測定した値で、次式で示され
る。 kp変化率(%)=[(kp−kpi)/kpi]×100 ここで、kpiは半田槽浸漬前の電気機械結合係数であ
り、kpは半田槽浸漬1時間後の電気機械結合係数であ
る。
【0013】これらの測定結果の評価は電気機械結合係
数(kp)及び電気機械結合係数変化率について行い、
電気機械結合係数については60%以上、電気機械結合
係数変化率については−3%以上のものを良好と判定
し、その他の不良と判定した。
数(kp)及び電気機械結合係数変化率について行い、
電気機械結合係数については60%以上、電気機械結合
係数変化率については−3%以上のものを良好と判定
し、その他の不良と判定した。
【0014】その結果、電気機械結合係数については、
試料1,5,6,9,10,13,14,16,19を
不良と判定し、電気機械結合係数変化率については、試
料1,5,6,9,10,13,14,16,19を不
良と判定した。そして、総合して試料2,3,4,7,
8,11,12,15,17,18を良好と判定した。
試料1,5,6,9,10,13,14,16,19を
不良と判定し、電気機械結合係数変化率については、試
料1,5,6,9,10,13,14,16,19を不
良と判定した。そして、総合して試料2,3,4,7,
8,11,12,15,17,18を良好と判定した。
【0015】この判定結果に基づいて試料の組成範囲を
整理すると、αに関してはα<0.95,1.05<α、
aに関してはa<0.01,0.15<a、bに関しては
b<0.01,0.10<b、cに関してはc<0.3
0,0.60<c、dに関してはd<0.25,0.68
<dの組成範囲のものは不良であり、したがってαに関
しては0.95≦α≦1.05、aに関しては0.01≦
a≦0.15、bに関しては0.01≦b≦0.10、c
に関しては0.30≦c≦0.60、dに関しては0.2
5≦d≦0.68の組成範囲のものは良好である。
整理すると、αに関してはα<0.95,1.05<α、
aに関してはa<0.01,0.15<a、bに関しては
b<0.01,0.10<b、cに関してはc<0.3
0,0.60<c、dに関してはd<0.25,0.68
<dの組成範囲のものは不良であり、したがってαに関
しては0.95≦α≦1.05、aに関しては0.01≦
a≦0.15、bに関しては0.01≦b≦0.10、c
に関しては0.30≦c≦0.60、dに関しては0.2
5≦d≦0.68の組成範囲のものは良好である。
【0016】表1から明らかなように、従来の圧電磁器
組成物では、250℃の半田熱による電気機械結合係数
の変化率が−20%前後であったが、本発明に係る圧電
磁器組成物では、PbTiO3−PbZrO3に第3成
分、第4成分として、(Mg1/3Nb2/3)O3、(Yb
1/2Nb1/2)O3を同時に固溶させることにより、−3
%以下と大幅に改善することができる。
組成物では、250℃の半田熱による電気機械結合係数
の変化率が−20%前後であったが、本発明に係る圧電
磁器組成物では、PbTiO3−PbZrO3に第3成
分、第4成分として、(Mg1/3Nb2/3)O3、(Yb
1/2Nb1/2)O3を同時に固溶させることにより、−3
%以下と大幅に改善することができる。
【0017】本発明の実施例である試料3と従来例の時
間経過に伴う共振周波数の変化を図2に示す。なお、共
振周波数の変化率は、次式で示される。 共振周波変化率(%)=[(fr−fri)/fri]×1
00 ここで、friは初期(分極1時間後)における共振周波
数であり、frは分極後一定時間経過後における共振周
波数である。この図から明らかなように、従来の圧電磁
器組成物に比べ、本発明の圧電磁器組成物は、共振周波
数の変化率が0.1%/Time decade以下と極めて小さな
値にすることができる。しかも、組成比を選ぶことによ
り、電気機械結合係数(kp)が60%以上の優れた圧
電磁器材料を得ることができる。
間経過に伴う共振周波数の変化を図2に示す。なお、共
振周波数の変化率は、次式で示される。 共振周波変化率(%)=[(fr−fri)/fri]×1
00 ここで、friは初期(分極1時間後)における共振周波
数であり、frは分極後一定時間経過後における共振周
波数である。この図から明らかなように、従来の圧電磁
器組成物に比べ、本発明の圧電磁器組成物は、共振周波
数の変化率が0.1%/Time decade以下と極めて小さな
値にすることができる。しかも、組成比を選ぶことによ
り、電気機械結合係数(kp)が60%以上の優れた圧
電磁器材料を得ることができる。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る圧電磁器組成物を用いることにより、電気機械結
合係数(kp)が高く、耐熱性が高く、しかも、経時変
化の極めて小さい圧電磁器素子を得ることができる。従
って、表面実装の際に、250℃前後の温度にさらされ
ても圧電特性の劣化することが少ないチップ部品を作製
することができる。
に係る圧電磁器組成物を用いることにより、電気機械結
合係数(kp)が高く、耐熱性が高く、しかも、経時変
化の極めて小さい圧電磁器素子を得ることができる。従
って、表面実装の際に、250℃前後の温度にさらされ
ても圧電特性の劣化することが少ないチップ部品を作製
することができる。
【図1】本発明の圧電磁器組成物を用いた圧電素子の製
造工程図。
造工程図。
【図2】本発明の圧電磁器組成物と従来例の共振周波数
の経時変化率を示すグラフ。
の経時変化率を示すグラフ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために「一般式:Pbα[(Mg1/3Nb2/3)a
(Yb1/2Nb1/2)bTiCZrd]O 3(但し、a+b+
c+d=1)で示され、0.95≦α≦1.05,0.0
1≦a≦0.15,0.01≦b≦0.10,0.30≦c
≦0.60,0.25≦d≦0.68を満足する基礎組成
を有することを特徴とする圧電磁器組成物」であること
を構成とする発明を提供する。
決するために「一般式:Pbα[(Mg1/3Nb2/3)a
(Yb1/2Nb1/2)bTiCZrd]O 3(但し、a+b+
c+d=1)で示され、0.95≦α≦1.05,0.0
1≦a≦0.15,0.01≦b≦0.10,0.30≦c
≦0.60,0.25≦d≦0.68を満足する基礎組成
を有することを特徴とする圧電磁器組成物」であること
を構成とする発明を提供する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】 図1に本発明に係る圧電磁器組成物は以
下に記した工程により製造される。 (1)出発原料としてPbO、MgCO3、Yb2O3、N
b2O5 、TiO2、ZrO2を用い、これらを第1表に示
す組成になるように秤量する。なお、この表においてa
はMgCO3とNb2O5を1:1のモル比で混合したも
の、bはYb2O3とNb2O5を1:1のモル比で混合し
たものを秤量する。 (2)秤量された原料をボールミルで湿式混合する。 (3)湿式混合されたものを乾燥する。 (4)乾燥されたものを750℃〜900℃で仮焼する。 (5)仮焼成されたものをボールミルで湿式粉砕する。 (6)得られた粉末に有機バインダを適量加えて造粒す
る。 (7)造粒されたものを4ton/cm2の圧力で加圧成
形する。 (8)成形体を1130℃〜1250℃で焼結する。 (9)焼結体の両表面に、銀電極を焼付・形成する。 (10)50℃〜120℃のシリコーン油中において2〜
3MV/mの直流電界を1時間印加して分極処理する。
下に記した工程により製造される。 (1)出発原料としてPbO、MgCO3、Yb2O3、N
b2O5 、TiO2、ZrO2を用い、これらを第1表に示
す組成になるように秤量する。なお、この表においてa
はMgCO3とNb2O5を1:1のモル比で混合したも
の、bはYb2O3とNb2O5を1:1のモル比で混合し
たものを秤量する。 (2)秤量された原料をボールミルで湿式混合する。 (3)湿式混合されたものを乾燥する。 (4)乾燥されたものを750℃〜900℃で仮焼する。 (5)仮焼成されたものをボールミルで湿式粉砕する。 (6)得られた粉末に有機バインダを適量加えて造粒す
る。 (7)造粒されたものを4ton/cm2の圧力で加圧成
形する。 (8)成形体を1130℃〜1250℃で焼結する。 (9)焼結体の両表面に、銀電極を焼付・形成する。 (10)50℃〜120℃のシリコーン油中において2〜
3MV/mの直流電界を1時間印加して分極処理する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 35/49 Z H01L 41/187
Claims (1)
- 【請求項1】 一般式: Pbα[(Mg1/3Nb2/3)a(Yb1/2Nb1/2)bTi
CZrd]03 (但し、a+b+c+d=1)で示され、 0.95≦α≦1.05 0.01≦a≦0.15 0.01≦b≦0.10 0.30≦c≦0.60 0.25≦d≦0.68 であることを特徴とする圧電磁器組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5124206A JP2762012B2 (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | 圧電磁器組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5124206A JP2762012B2 (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | 圧電磁器組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06333427A true JPH06333427A (ja) | 1994-12-02 |
JP2762012B2 JP2762012B2 (ja) | 1998-06-04 |
Family
ID=14879622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5124206A Expired - Fee Related JP2762012B2 (ja) | 1993-05-26 | 1993-05-26 | 圧電磁器組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2762012B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6123867A (en) * | 1997-12-03 | 2000-09-26 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Piezoelectric ceramic composition and piezoelectric device using the same |
US6207070B1 (en) | 1998-08-19 | 2001-03-27 | Tdk Corporation | Composition for piezoelectric ceramics |
-
1993
- 1993-05-26 JP JP5124206A patent/JP2762012B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6123867A (en) * | 1997-12-03 | 2000-09-26 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Piezoelectric ceramic composition and piezoelectric device using the same |
US6207070B1 (en) | 1998-08-19 | 2001-03-27 | Tdk Corporation | Composition for piezoelectric ceramics |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2762012B2 (ja) | 1998-06-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6129886A (en) | Method of preparation of piezoelectric ceramics | |
JP3771756B2 (ja) | 圧電磁器組成物 | |
JPH06333427A (ja) | 圧電磁器組成物 | |
US20020014196A1 (en) | Piezoelectric ceramic material | |
JP2873656B2 (ja) | 圧電磁器組成物 | |
JP3003087B2 (ja) | 圧電磁器組成物 | |
JP3342556B2 (ja) | 圧電磁器組成物 | |
US3546120A (en) | Piezoelectric ceramic compositions | |
JP3342555B2 (ja) | 圧電磁器組成物 | |
JP3588542B2 (ja) | 圧電磁器組成物 | |
JP3097217B2 (ja) | 圧電磁器組成物 | |
JP3097216B2 (ja) | 圧電性磁器組成物 | |
EP0663700A1 (en) | Piezoelectric ceramic composition | |
JPH0517220A (ja) | 圧電性磁器組成物 | |
JPH01242464A (ja) | 圧電性または焦電性セラミックス組成物 | |
JP2910338B2 (ja) | 圧電性磁器組成物 | |
JPH11209176A (ja) | 圧電磁器組成物およびその製造方法 | |
JP3106507B2 (ja) | 圧電性磁器組成物 | |
JP2910339B2 (ja) | 圧電磁器組成物 | |
JPH02303173A (ja) | 圧電性磁器組成物 | |
KR20010029246A (ko) | 압전세라믹 조성물 | |
KR19980082650A (ko) | 고주파용 압전 세라믹 조성물 | |
JPH03215357A (ja) | 圧電性磁器組成物 | |
JPH0349272A (ja) | 圧電性磁器組成物 | |
JPH11100264A (ja) | 圧電磁器組成物およびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980127 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |