JPH0349272A - 圧電性磁器組成物 - Google Patents
圧電性磁器組成物Info
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- JPH0349272A JPH0349272A JP1185272A JP18527289A JPH0349272A JP H0349272 A JPH0349272 A JP H0349272A JP 1185272 A JP1185272 A JP 1185272A JP 18527289 A JP18527289 A JP 18527289A JP H0349272 A JPH0349272 A JP H0349272A
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- piezoelectric ceramic
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Links
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Landscapes
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は圧電性磁器組成物、特に、セラミックフィルタ
、セラミック発振子、セラミックディスクリミネータ、
トラップ、表面弾性波素子などの圧電素子の材料として
有用な圧電性磁器組成物に関する。
、セラミック発振子、セラミックディスクリミネータ、
トラップ、表面弾性波素子などの圧電素子の材料として
有用な圧電性磁器組成物に関する。
(従来の技術)
従来、この種の圧電素子の材料としては、PbT +O
*−P bz ro 3系にB i、O,、Cr、03
、MnO2、ZnOなどの添加物を加えて圧電特性を改
善した二成分系、あるいはPbT+O* PbZr0
* pb(Mntz*Nbtzs)、PbTio3−
PbZro、−Pb(Mg+ /!l N btz3)
OJ ナトノ三成分系1iff器組成物が提案され、実
用に供されている。
*−P bz ro 3系にB i、O,、Cr、03
、MnO2、ZnOなどの添加物を加えて圧電特性を改
善した二成分系、あるいはPbT+O* PbZr0
* pb(Mntz*Nbtzs)、PbTio3−
PbZro、−Pb(Mg+ /!l N btz3)
OJ ナトノ三成分系1iff器組成物が提案され、実
用に供されている。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、前記圧電性磁器組成物は、耐熱性、経時
変化及び温度特性等において大きな問題があった。即ち
、従来の圧電性磁器組成物では、その温度が高くなると
、キュリー点よりもlOO°C以上低い温度から徐々に
脱分極が起こり始め、圧電特性が劣化する。このため、
その最大使用温度がキュリー点よりも遥かに低い200
’C付近に限定されるという問題がある。
変化及び温度特性等において大きな問題があった。即ち
、従来の圧電性磁器組成物では、その温度が高くなると
、キュリー点よりもlOO°C以上低い温度から徐々に
脱分極が起こり始め、圧電特性が劣化する。このため、
その最大使用温度がキュリー点よりも遥かに低い200
’C付近に限定されるという問題がある。
他方、近年の電子部品のチップ化に伴い、表面実装可能
な圧電素子、例えば、セラミックフィルタ、セラミック
発振子、ディスクリミネータ、トラップ等が開発されて
いる。従来のリード付き樹脂モールド素子や金属ケース
に封入した素子では、ハンダ付は実装時の素子自体の温
度上昇は金属ケース等によって200 ’C程度に抑制
されるが、チップ化した圧電素子では、ハンダ付けする
際に素子自体が300’C程度の高温にさらされるため
、従来の圧電材料では、脱分極により圧電特性が失われ
、耐熱性において信頼性の高いチップ部品を製造するこ
とは不可能であった。
な圧電素子、例えば、セラミックフィルタ、セラミック
発振子、ディスクリミネータ、トラップ等が開発されて
いる。従来のリード付き樹脂モールド素子や金属ケース
に封入した素子では、ハンダ付は実装時の素子自体の温
度上昇は金属ケース等によって200 ’C程度に抑制
されるが、チップ化した圧電素子では、ハンダ付けする
際に素子自体が300’C程度の高温にさらされるため
、従来の圧電材料では、脱分極により圧電特性が失われ
、耐熱性において信頼性の高いチップ部品を製造するこ
とは不可能であった。
また、従来の圧電材料をセラミック発振子やフィルタ等
に適用した場合、共振周波数の経時変化や共振周波数の
温度係数が大きいため、実用上大きな問題となっている
。
に適用した場合、共振周波数の経時変化や共振周波数の
温度係数が大きいため、実用上大きな問題となっている
。
このような問題を解決するために、P bT i O3
PbZrOa Pb(Yb+ztNb+z*)Os系
(特公昭45−10311号公報)、(Pb、Ba)T
ie、 −PbZrOa Ba(Yb+ztNb+z
t)Os系(特公昭51−25597号公報)からなる
ものが提案されている。このような材料によれば耐熱性
や共振周波数の経時変化について改良されているが、焼
成後の磁器の変形が非常に大きく、実用上問題があった
。
PbZrOa Pb(Yb+ztNb+z*)Os系
(特公昭45−10311号公報)、(Pb、Ba)T
ie、 −PbZrOa Ba(Yb+ztNb+z
t)Os系(特公昭51−25597号公報)からなる
ものが提案されている。このような材料によれば耐熱性
や共振周波数の経時変化について改良されているが、焼
成後の磁器の変形が非常に大きく、実用上問題があった
。
従って、本発明は、耐熱性に優れ、経時変化が小さく、
かつ、温度特性が良好で、しかも磁器の変形の小さい圧
電磁器を得るこ七を技術的課題とするものである。
かつ、温度特性が良好で、しかも磁器の変形の小さい圧
電磁器を得るこ七を技術的課題とするものである。
(課題を解決するための手段)
本発明は、前記課題を解決するための手段として、一般
式 %式% (式中、MeはCa、Sr、Baからなる群から選ばれ
た少なくとも一種を表し、0.95≦a≦1.05.0
、0.01≦b≦0.10.0.20≦α≦0.80(
但し、α=0.50を除く)、0.01≦X≦0,20
.0≦y≦0.70.0,29≦2≦0.99、x+y
+z=1.OOである。)で表される組成を有する圧電
性磁器組成物を提供するものである。
式 %式% (式中、MeはCa、Sr、Baからなる群から選ばれ
た少なくとも一種を表し、0.95≦a≦1.05.0
、0.01≦b≦0.10.0.20≦α≦0.80(
但し、α=0.50を除く)、0.01≦X≦0,20
.0≦y≦0.70.0,29≦2≦0.99、x+y
+z=1.OOである。)で表される組成を有する圧電
性磁器組成物を提供するものである。
(作用)
本発明に係る圧電磁器組成物においては、基本成分であ
るPbZr0.のpbの一部をCa、5rBaからなる
群から選ばれた少なくとも一種で置換することによって
、温度特性を向上させると同時に、そのZrの一部をY
b及びNbで置換することによって耐熱性を向上させ、
それらの相互作用によって経時変化を小さ(するように
したものである。また、必要に応じて、Zrの一部をT
iで置換することによって圧電特性をさらに向上させる
ようにしたものである。
るPbZr0.のpbの一部をCa、5rBaからなる
群から選ばれた少なくとも一種で置換することによって
、温度特性を向上させると同時に、そのZrの一部をY
b及びNbで置換することによって耐熱性を向上させ、
それらの相互作用によって経時変化を小さ(するように
したものである。また、必要に応じて、Zrの一部をT
iで置換することによって圧電特性をさらに向上させる
ようにしたものである。
本発明の圧電磁器組成物の組成範囲の限定理由について
説明すると、一般式に於けるMe、即ち、Ca、Sr、
Baからなる群から選ばれた少なくとも一種は、温度特
性を向上させるために添加されるが、そのモル分率が0
.01未満ではその効果が得られず、0.10を越える
と、耐熱性が低下するので、001〜0.IOの範囲と
した。また、前記組成物を一般式ABO,で表したとき
のAサイト成分のBサイト成分に対するモル比、即ち、
aが0.95未満又は1.05を超えると、焼結性が悪
いので前記範囲とした。
説明すると、一般式に於けるMe、即ち、Ca、Sr、
Baからなる群から選ばれた少なくとも一種は、温度特
性を向上させるために添加されるが、そのモル分率が0
.01未満ではその効果が得られず、0.10を越える
と、耐熱性が低下するので、001〜0.IOの範囲と
した。また、前記組成物を一般式ABO,で表したとき
のAサイト成分のBサイト成分に対するモル比、即ち、
aが0.95未満又は1.05を超えると、焼結性が悪
いので前記範囲とした。
Yb、Nb1−、は耐熱性を向上させるために添加され
るが、そのモル比、即ち、Xが0.01未満では耐熱性
向上の効果が得られず、0.20を超えると、かえって
耐熱性が低下するので前記範囲とした。また、αが0.
20未満又は0.80超では、所望の高い電気機械結合
係数が得られない。なお、αが0.50では焼結して得
られた磁器の変形が大きく、実用上問題がある。
るが、そのモル比、即ち、Xが0.01未満では耐熱性
向上の効果が得られず、0.20を超えると、かえって
耐熱性が低下するので前記範囲とした。また、αが0.
20未満又は0.80超では、所望の高い電気機械結合
係数が得られない。なお、αが0.50では焼結して得
られた磁器の変形が大きく、実用上問題がある。
Tiのモル分率、y、が0.70を超えると、所望の高
い電気機械結合係数か得られないので前記範囲とした。
い電気機械結合係数か得られないので前記範囲とした。
また、Zrのモル分率、2が029未満では、所望の高
い電気機械結合係数が得られないので前記範囲とした。
い電気機械結合係数が得られないので前記範囲とした。
次に、本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。
(実施例)
出発原料としてPbO,SrO,CaO,BaCO3、
T io 、、 Z ro *、Yb、03、NbtO
5を用い、これらを第1表に示す組成になるように秤量
した。この原料粉末をボールミルで湿式混合し、乾燥さ
せた後、700〜900°Cで仮焼し、仮焼粉末を調製
した。この仮焼粉末に有機バインダを適量加えて、湿式
粉砕し、整粒した後、lt/Cm’の圧力で円板状に成
形し、成型体を1000−1250’Cで焼成して直径
20nua、厚さ1+mの磁器円板を得た。
T io 、、 Z ro *、Yb、03、NbtO
5を用い、これらを第1表に示す組成になるように秤量
した。この原料粉末をボールミルで湿式混合し、乾燥さ
せた後、700〜900°Cで仮焼し、仮焼粉末を調製
した。この仮焼粉末に有機バインダを適量加えて、湿式
粉砕し、整粒した後、lt/Cm’の圧力で円板状に成
形し、成型体を1000−1250’Cで焼成して直径
20nua、厚さ1+mの磁器円板を得た。
得られた磁器円板の相対する両表面に、常法により焼き
付は銀電極を形成し、50〜80’Cの絶縁油中で2〜
3kv/++mの直流電圧を30分間印加して分極処理
した。
付は銀電極を形成し、50〜80’Cの絶縁油中で2〜
3kv/++mの直流電圧を30分間印加して分極処理
した。
得られた圧電磁器について、誘電率(εr)、径方向の
電気機械結合係数(kp)、機械的品質係数及び磁器の
変形量を測定した。その結果を第2表に示す。
電気機械結合係数(kp)、機械的品質係数及び磁器の
変形量を測定した。その結果を第2表に示す。
また、比較のため前記実施例で用いた原料と共にMgO
を原料として用い、実施例と同様にしてP b[(Mg
+z3Nbtzs)o、 aaT io、 472 r
o、 46]03からなる組成の圧電磁器を得、この比
較例の試料と本発明に係る試料(番号18)についての
耐熱特性、共振周波数の経時変化率及び共振周波数の温
度特性を測定した。それらの結果を第1図〜第3図に示
す。
を原料として用い、実施例と同様にしてP b[(Mg
+z3Nbtzs)o、 aaT io、 472 r
o、 46]03からなる組成の圧電磁器を得、この比
較例の試料と本発明に係る試料(番号18)についての
耐熱特性、共振周波数の経時変化率及び共振周波数の温
度特性を測定した。それらの結果を第1図〜第3図に示
す。
なお、圧電特性は、インピーダンス測定器により共振周
波数及び反共振周波数を測定し、計算により求めた。ま
た、耐熱温度は、試料を各種温度で3箇月間保持し、k
pの値が初期値に対して90%以上の値を示す温度範囲
の中での最高温度であり、共振周波数の温度係数(TC
)は、次式により与えられる。
波数及び反共振周波数を測定し、計算により求めた。ま
た、耐熱温度は、試料を各種温度で3箇月間保持し、k
pの値が初期値に対して90%以上の値を示す温度範囲
の中での最高温度であり、共振周波数の温度係数(TC
)は、次式により与えられる。
T C= (F rmax−F rmin)/ F r
t。
t。
但し、F rmaxは一20〜+80℃の温度範囲での
共振周波数の最大値、Frm1nは一20〜+80°C
の温度範囲での共振周波数の最小値、F r2oは20
°Cでの共振周波数である。
共振周波数の最大値、Frm1nは一20〜+80°C
の温度範囲での共振周波数の最小値、F r2oは20
°Cでの共振周波数である。
また、共振周波数の温度変化率は次式で与えられる。
共振周波数変化率=[(fr frto)/ frt
oX 100但し、「rtoは20°Cに於ける共振周
波数、frはある温度に於ける共振周波数である。
oX 100但し、「rtoは20°Cに於ける共振周
波数、frはある温度に於ける共振周波数である。
さらに、磁器の変形量は、第4図に示すように、圧電磁
器1を板3の上に置き、板3の上面から圧電磁器1の変
形部2の上面までの距@Tから圧電磁器lの厚みtを減
じた値で示した。
器1を板3の上に置き、板3の上面から圧電磁器1の変
形部2の上面までの距@Tから圧電磁器lの厚みtを減
じた値で示した。
(以 下 余 白)
第1表
94
95
00
05
1.06
1.02
02
1.02
02
02
1.02
1.02
0.05
05
05
0.05
05
601
10
0.11
0.05
05
0.02
0.03
60
60
60
60
60
60
0.60
60
0.60
60
0.60
60
0.10
10
0.10
10
10
0.10
10
0.10
10
0.10
0.10
0.10
0.50
0゜50
50
0.50
50
0.50
50
0.50
5Q
50
50
0.50
40
0.40
40
40
0.40
840
40
40
0.40
40
0.40
40
3
1.02 0.01
0.06
Ba O600,100,500,40a
第1表(続き)
第2表
■、02
1.02
02
1.02
1.02
1、02
1.02
1.02
1.02
■、02
1.02
1.02
0.05
05
0.05
0.05
0.05
0.05
0.05
0.05
0.05
05
05
0.05
0、■9
0.20
0.50
0.80
0.8I
0.0160
0,60
0,60
60
0,60
0、60
0,60
0、fo
0.10
0.10
0.10
0.10
0.00
0.01
0.20
0.21
O910
0,10
0,05
0,500,40
0,500,40
0,50040
0,50040
0,50040
0,500,50
0,490,5Q
O,5G 0.30
Q、50029
0.20 0.7Q
O,300,60
0,750,20
00
250
28O
260
000
200
220
260
300
180
260
190
200
L90
50
200
150
05
62.3
40
G3,5
49.1
22
30
63.2
61、■
63.1
63.4
63.0
6■8
62.5
53.6
61.7
61.0
0.15
0.18
0(6
119
20
20
0,18
0、17
0,18
14
0,15
16
0,15
18
17
19
0,88
210
010
020
100
160
20
150
200
000
00
61,3
41,5
065
63,0
63,8
46,5
59,6
61,0
46,3
40,9
第2表〈続さ)
0.20
16
0.18
19
0.18
17
0.16
0.18
19
0.18
第2表の結果から、本発明に係る圧電磁器組成物は、耐
熱温度が300°C前後と極めて高く、電気機械結合係
数が大きく、l晶度特性に優れ、経時変化が小さ(、し
かも変形mの小さい圧電磁器が得られていることが判る
。
熱温度が300°C前後と極めて高く、電気機械結合係
数が大きく、l晶度特性に優れ、経時変化が小さ(、し
かも変形mの小さい圧電磁器が得られていることが判る
。
また、第1図に破線で示される結果から、従来の圧電磁
器は、キュリー点(約295°C)より遥かに低い20
0 ’C程度の温度で電気機織結合係数(kp)が著し
く低下し始めるのに対し、同図に実線で示され乙本発明
のものはキュリー点が350°C程度と高く、しかもキ
ュリー点近傍の約300°C程度まで電気機械結合係数
の低下が少なく、耐熱性に優れていることが判る。
器は、キュリー点(約295°C)より遥かに低い20
0 ’C程度の温度で電気機織結合係数(kp)が著し
く低下し始めるのに対し、同図に実線で示され乙本発明
のものはキュリー点が350°C程度と高く、しかもキ
ュリー点近傍の約300°C程度まで電気機械結合係数
の低下が少なく、耐熱性に優れていることが判る。
さらに、第2図の結果から判るように、破線で示される
従来のものは0.5%/ time decade程度
の経時変化を示すが、実線で示される本発明のものは、
共振周波数の経時変化が少なく、01%/ T ime
Decade以下の高安定性を示す。また、本発明に
係る圧電磁器組成物は、第3図の結果から明らかなよう
に、共振周波数の温度係数も±30ppm/’C以下と
、高い温度安定性を示す。
従来のものは0.5%/ time decade程度
の経時変化を示すが、実線で示される本発明のものは、
共振周波数の経時変化が少なく、01%/ T ime
Decade以下の高安定性を示す。また、本発明に
係る圧電磁器組成物は、第3図の結果から明らかなよう
に、共振周波数の温度係数も±30ppm/’C以下と
、高い温度安定性を示す。
(発明の効果)
本発明によれば、大きな電気機械結合係数を有し、高い
耐熱性、良好な温度特性および小さな経時変化を合わせ
持つ圧電磁器組成物を得ることができる。また、組成範
囲内で組成を適宜設定することにより電気機械結合係数
が60%以上、誘電率が1000以上の圧電材料か得ら
れる。
耐熱性、良好な温度特性および小さな経時変化を合わせ
持つ圧電磁器組成物を得ることができる。また、組成範
囲内で組成を適宜設定することにより電気機械結合係数
が60%以上、誘電率が1000以上の圧電材料か得ら
れる。
従って、ハンダ付けする際、300°C近い温度に加熱
されても圧電特性の劣化が少ない表面実装可能な小型の
圧電素子を実現できる。
されても圧電特性の劣化が少ない表面実装可能な小型の
圧電素子を実現できる。
また、共振周波数の温度変化や経時変化の小さいため、
温度安定性に優れ経時劣化の少ないセラミック振動子、
セラミックフィルタなどの圧電素子を得ることができる
。
温度安定性に優れ経時劣化の少ないセラミック振動子、
セラミックフィルタなどの圧電素子を得ることができる
。
さらに、本発明によれば、焼成後の圧電磁器の変形量の
小さいものが得られる。
小さいものが得られる。
第1図は本発明に係る圧電磁器組成物と従来のものの耐
熱特性を示す図、第2図及び第3図は、それぞれそれら
の共振周波数の経時変化温度及び温度特性を示す図、第
4図は圧電磁器の変形量を測定するための状態図である
。 特 許 出 願 人 株式会社村田製作所代 理 人
弁理士 青白 葆 ほか1名111 第3図 第2図 温度(0C) e今戸/l(hr)
熱特性を示す図、第2図及び第3図は、それぞれそれら
の共振周波数の経時変化温度及び温度特性を示す図、第
4図は圧電磁器の変形量を測定するための状態図である
。 特 許 出 願 人 株式会社村田製作所代 理 人
弁理士 青白 葆 ほか1名111 第3図 第2図 温度(0C) e今戸/l(hr)
Claims (1)
- (1)一般式: Pb_a_−_bMe_b[(Yb_αNb_1_−_
α)_xTi_yZr_z]O_3(式中、MeはCa
,Sr,Baからなる群から選ばれた少なくとも一種を
表し、0.95≦a≦1.05、0.01≦b≦0.1
0、0.20≦α≦0.80(但し、α=0.50を除
く。)、0.01≦x≦0.20、0≦y≦0.70、
0.29≦z≦0.99、x+y+z=1.00である
。)で表される組成を有する圧電性磁器組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1185272A JPH0349272A (ja) | 1989-07-17 | 1989-07-17 | 圧電性磁器組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1185272A JPH0349272A (ja) | 1989-07-17 | 1989-07-17 | 圧電性磁器組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0349272A true JPH0349272A (ja) | 1991-03-04 |
Family
ID=16167925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1185272A Pending JPH0349272A (ja) | 1989-07-17 | 1989-07-17 | 圧電性磁器組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0349272A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0663700A1 (en) * | 1993-12-27 | 1995-07-19 | TDK Corporation | Piezoelectric ceramic composition |
-
1989
- 1989-07-17 JP JP1185272A patent/JPH0349272A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0663700A1 (en) * | 1993-12-27 | 1995-07-19 | TDK Corporation | Piezoelectric ceramic composition |
US5527481A (en) * | 1993-12-27 | 1996-06-18 | Tdk Corporation | Piezoelectric ceramic composition |
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