JPH06333097A - メモリカード用リードライト装置 - Google Patents

メモリカード用リードライト装置

Info

Publication number
JPH06333097A
JPH06333097A JP3255322A JP25532291A JPH06333097A JP H06333097 A JPH06333097 A JP H06333097A JP 3255322 A JP3255322 A JP 3255322A JP 25532291 A JP25532291 A JP 25532291A JP H06333097 A JPH06333097 A JP H06333097A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
read
signal transmission
memory card
card
reception
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3255322A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Oishi
実 大石
Yoichi Goto
洋一 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP3255322A priority Critical patent/JPH06333097A/ja
Publication of JPH06333097A publication Critical patent/JPH06333097A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Communication Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】多数枚の非接触式メモリカードのデータを、操
作性良く且つ短時間に読出し書込みできるようにする。 【構成】多数枚のメモリカード1-1…1-nを挿入可能な
挿入口を設け、各挿入口に装置側アンテナ13-1…13
-n及びカード検出器14-1…14-nを夫々、個別に設け
る。アンテナ13-1…13-nは、挿入されたカード1-1
…1-nのカード側アンテナ2-1…2-nに近接位置とす
る。アンテナ13-1…13-nは切換回路15に接続し、
切換回路15を送受信回路16を介して演算処理装置1
7に接続する。検出器14-1…14-nは検出回路18に
接続し、検出回路18をエンコーダ・デコーダ回路19
を介して演算処理装置17に接続。検出器14で感知し
たカード挿入情報を検出回路18で信号化し、エンコー
ダ回路19で所定ビット数の信号に符号化。演算処理装
置17の指令の基に、デコーダ回路19が切換回路15
を切り換えさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、データを記憶可能な
メモリカードに対してデータを非接触で読出し及び書込
み可能なリードライト装置に係り、とくに、一度に複数
枚のメモリカードを処理できるようにしたメモリカード
用リードライト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のメモリカードシステムにおいて
は、図5に示すように、メモリカードとリードライト装
置を1対1で使用しているものがある。つまり、図5に
示したメモリカードシステムは、メモリカード91に対
するデータの読出し書込みを、電波を信号伝達媒体とし
て行う非接触方式であり、1台のリードライト装置92
は1枚のメモリカード91を読出し書込みできるように
なっている。リードライト装置92には、図示の如く、
カード挿入口92aが設けられ、この挿入口92aに送
受信アンテナを内蔵した1枚のメモリカード91が挿入
される。またリードライト装置92における、挿入され
たカード91のアンテナに近接・対向する位置には、装
置側の送受信アンテナが設置されており、そのアンテナ
がリードライト回路に接続されている。このため、リー
ドライト回路は信号が変調された電波を両方の非接触の
アンテナを介して送受信し、メモリカード91に対しデ
ータを読出し書込みできるようになっている。
【0003】この図5に示したリードライト装置92が
一度に処理できるメモリカードは1枚であるため、複数
枚のメモリカードを処理しようとすると、複数枚のメモ
リカードを1台又は複数台のリードライト装置を使って
順番に又は並列に処理することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、大量の複数枚のメモリカードを1台又は少数
のリードライト装置で処理する場合、カードを交換しな
がらのシリアルな処理になるため、処理時間が長くなっ
てしまう。また、複数台のリードライト装置を備えて処
理する場合、処理時間は短縮されるが、その数量が多く
なるほど、システム全体が大形化且つ複雑化するととも
に、1台当たりの装置コストが高いため、全体としても
高価になる。
【0005】とくに、近年、メモリカードが様々な分野
で使用されるに伴って、必要な記憶容量も大きくなって
いることから、カード1枚当たりの書込み及び読込みに
要する時間も増大している。この結果、複数枚のメモリ
カードを処理するとき、上述した不都合は益々顕著にな
ってきている。
【0006】この発明は、上記不都合を改善するために
なされたもので、複数枚のメモリカードに対する書込み
読出しを短時間に効率良く処理できるとともに、カード
枚数分のリードライト装置を個別に用意する場合に比べ
て、小形且つ低価格なリードライト装置を提供すること
を、その目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明では、空間を伝搬する信号伝達媒体の送受
信が可能な第1の信号送受手段を内蔵し、この第1の信
号送受手段を介してデータの書込み読出しが可能なメモ
リカードを扱う装置であって、上記メモリカードを挿入
可能な挿入口と、この挿入口に挿入された上記メモリカ
ードの第1の信号送受手段に近接した位置に設けられ且
つ上記第1の信号送受手段との間で非接触の信号送受信
が可能な第2の信号送受手段と、この第2の信号送受手
段に接続され且つ上記メモリカードに対してデータの読
出し書込みを行うリードライト手段とを備えたメモリカ
ード用リードライト装置において、上記挿入口を複数設
置し、この複数の挿入口に対して上記第2の信号送受手
段を個別に設置すると共に、この複数の第2の信号送受
手段と上記リードライト手段との間に介挿され且つ指令
された第2の信号送受手段のみを上記リードライト手段
に切換接続する切換手段と、上記メモリカードが挿入口
に挿入された状態を個別に検出可能な検出手段と、この
検出手段の検出情報に基づいて上記複数の挿入口へのカ
ードメモリの挿入、非挿入を個々に判断する判断手段
と、この判断手段がメモリカードの挿入状態を判断した
挿入口の上記第2の信号送受手段のみを上記リードライ
ト手段に切り換える指令を上記切換手段に与える切換制
御手段とを備えた。
【0008】とくに、請求項2記載の発明では、前記信
号伝達媒体は電波とし、前記第1、第2の信号送受手段
は電波送受用のアンテナとしている。
【0009】とくに、請求項3記載の発明では、前記信
号伝達媒体は磁力線とし、前記第1、第2の信号送受手
段はコイルとしている。
【0010】とくに、請求項4記載の発明では、前記信
号伝達媒体は赤外線とし、前記第1、第2の信号送受手
段は夫々、発光ダイオードとフォトトランジスタの組合
せで構成している。
【0011】
【作用】リードライト装置の任意の挿入口にメモリカー
ドを挿入すると、この挿入が検出手段によって検出さ
れ、その検出情報が判断手段に送られる。判断手段で
は、送られてきた情報に基づき、メモリカードの挿入状
態、非挿入状態が判断され、その判断情報が切換制御手
段に送られる。切換制御手段は、送られてきた判断情報
を基に、切換手段の内のカード挿入状態にある挿入口の
第2の信号送受手段のみをリードライト手段に切り換え
る。つまり、カード挿入状態にある挿入口の第2の信号
送受手段のみが切換手段を介してリードライト手段に電
気的に接続されると共に、装置側の第2の信号送受手段
とカード側の第1の信号送受手段が非接触で送受信可能
になっている。このため、リードライト手段はその第
2、第1の信号送受手段を介して、挿入状態にあるメモ
リカードに対し、データを書込み読出しできる。
【0012】このメモリカードへのアクセスは、挿入さ
れるメモリカードが複数枚であっても同じである。この
結果、メモリカードが複数枚の場合でも、それらのカー
ドを夫々の挿入口に一度に挿入し、リードライト手段か
らバッチ処理可能になるから、処理時間も短くて済むと
共に、複数台の装置を個別に用意する場合に比べて、低
コストであり及び小形化される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図4に基づ
き説明する。
【0014】図1において、符号1-1…1-nは複数枚
(n枚)のメモリカードを示す。このメモリカード1-1
…1-nは、信号伝達媒体としての電波を送受信可能であ
って、第1の信号送受手段として機能するアンテナ2-1
…2-n(以下、カード側アンテナという)を夫々内蔵し
ており、このカード側アンテナ2-1…2-nを通して内蔵
の演算処理装置(MPU)を起動し、内蔵メモリ回路に
アクセスできるようになっている。
【0015】このn枚のメモリカード1-1…1-nは、デ
ータの読込み書込みを行うために、1台のリードライト
装置10に一度に挿入可能になっている。すなわち、リ
ードライト装置10は、図2に示すように、ボックス状
のケーシング11の正面にn個の挿入口12-1…12-n
(ホルダとも言う)が形成されており、この挿入口12
-1…12-nにメモリカード1-1…1-nを個別に出し入れ
可能になっている。
【0016】リードライト装置10の内部には、上記挿
入口12-1…12-nに近接して、電波送受信用のアンテ
ナ13-1…13-n(以下、装置側アンテナという)とカ
ード検出器14-1…14-nが各々配設されている(図1
参照)。装置側アンテナ13-1…13-nは発明の第2の
信号送受手段に相当する。カード検出器14-1…14-n
はここではフォトセンサで形成され、カード挿入状態で
はカードからの反射光によってオンとなり、カード非挿
入状態では反射光は無く、オフとなる。
【0017】リードライト装置10はまた、上記装置側
アンテナ13-1…13-n及びカード検出器14-1…14
-nのほか、図1に示す如く、切換手段としてのアンテナ
切換回路15、送受信回路16、演算処理装置(MP
U)17、検出回路18、及びエンコーダ・デコーダ回
路19を備えている。ここで、カード検出器14-1…1
4-n、検出回路18、及びエンコーダ回路が発明の検出
手段に相当する。
【0018】アンテナ切換回路15は、nチャンネルの
電子スイッチであり、その各スイッチの一端が装置側ア
ンテナ13-1…13-nに各々接続され、他端が共通端と
なって単一の送受信回路16に接続されている。さら
に、このアンテナ切換回路15の各電子スイッチは、エ
ンコーダ・デコーダ回路19から後述するように供給さ
れる切換制御信号CSを受けて切り替わり、装置側アン
テナ13-1…13-nの内の所望のアンテナ(一つ又は複
数)を順次、送受信回路16に切換可能に形成されてい
る。
【0019】送受信回路16は、演算処理装置17から
供給されるデータに基づき変調した高周波信号(中波)
をアンテナ切換回路15に出力可能であると共に、その
アンテナ切換回路15から送られてくる高周波信号を復
調して、その復調信号を演算処理装置17に供給可能に
なっている。演算処理装置17は、入出力回路、メモ
リ、演算回路などを内蔵すると共に、インターフェイス
回路20を介してホストコンピュータ21に接続されて
いる。このため、演算処理装置17は、ホストコンピュ
ータからのアクセス指令に呼応して、後述する図3及び
図4記載の処理を実行可能になっている。
【0020】さらに、検出回路18は図示の如く、カー
ド検出器14-1…14-n及びエンコーダ・デコーダ回路
19に接続されており、カード検出器14-1(…14-
n)の検出信号DS…DSを論理Hレベル又は論理Lレ
ベルの信号BS…BSに変換する回路をnチャンネル
分、備えている。エンコーダ・デコーダ回路19は、演
算処理装置17の指令に応じてエンコーダ回路又はデコ
ーダ回路として作動するものである。つまり、エンコー
ド時には、カード検出器14-1…14-nが出力した、n
個の論理レベル信号BSを所定ビット数の2値信号EC
に符号化し、演算処理装置17に供給する。反対にデコ
ード時には、演算処理装置17からの所定ビット数の2
値信号DCを復号化し、装置側アンテナ13-1…13-n
(即ち挿入口12-1…12-nと等価)を送受信回路16
に切り換えるための切換制御信号CSをアンテナ切換回
路15に供給可能になっている。
【0021】次に、この実施例の動作を説明する。
【0022】最初に、カード検出の部分動作を説明す
る。いま、メモリカード1-1…1-nにはカードの使い方
として、固有のカード番号(ID番号などの固有の識別
コードでは無い)が付与されており、メモリカード1-1
…1-nは常に予め指定された挿入口12-1…12-nに各
々挿入される。仮に、メモリカード1-1,1-2がその指
定位置である挿入口12-1,12-2に各々挿入されてい
る場合、対応するカード検出器14-1,14-2のみがカ
ードからの反射光を検出する。この反射光を得る検出状
態は、それらのカード1-1,1-2が挿入されている限
り、定常的に継続する。このため、検出回路18は、挿
入口12-1,12-2に対応したチャンネルの出力信号B
S,BSのみを論理Hレベルとし、その他の出力信号を
BS…BSを論理Lレベルに設定している。
【0023】反対に、この2枚のカード挿入状態から、
一方のメモリカード1-2を挿入口12-2から抜いたとす
ると、これに対向しているカード検出器14-2は、カー
ドからの反射光は無くなる。これにより、カード検出器
14-2は検出信号DSを出力できないから、検出回路1
8は挿入口12-2に対応したチャンネルの出力信号BS
のみを論理Hレベルとし、その他の出力信号をBS…B
Sを全て論理Lレベルに設定している。なお、上述した
カード検知動作はn枚のメモリカード1-1…1-nの個々
について同じである。
【0024】続いて、演算処理装置17の処理の一例を
図3、4に基づき説明する。
【0025】図3の処理は装置起動後、後述する図4の
処理を含むメインプログラム実行中に、一定時間(例え
ば数十msec)毎のタイマ割込処理で実施されるもので、
メモリカード1-1…1-nのリードライト装置10に対す
る挿入状態を把握することを目的としている。
【0026】図3のステップ30において、演算処理装
置17はエンコーダ・デコーダ回路19にエンコード指
令を送る。これにより、エンコード・デコード回路19
はエンコード回路として機能し、検出回路18から前述
の如く設定している信号BS…BSに基づき、カード挿
入、非挿入に対応した符号化信号ECを生成し、出力す
る。そこで、演算処理装置17は、図3のステップ31
においてその符号化信号ECを入力し、ステップ32に
おいて符号化信号ECに基づき、どの挿入口12-1…1
2-nにメモリカード1-1…1-nが挿入されているか否か
を判定する。次いで、ステップ33で、演算処理装置1
7は前回のタイマ割込み時における判定データを、今回
の新規の判定データに置き換え、記憶する。
【0027】以上の処理は一定タイミング毎に繰り返さ
れているため、演算処理装置17は常に最新のカード挿
入状態をほぼリアルタイムで把握している。
【0028】さらに、図4の処理はメインプログラムと
して処理される、データ書込み読出しに関するものであ
る。
【0029】演算処理装置17は、図4のステップ40
にてホストコンピュータ21からのアクセス指令の読込
みを試み、次いでステップ41でアクセス指令が出され
ているか否かを判断する。この判断でNOの場合は、そ
のアクセス指令が実際に出されるまで待機するが、YE
Sの場合、ステップ42に移行する。ステップ42で
は、その指令がデータ読出しか、書込みかが判断され
る。この判断にて「読出し」となる場合は、メモリカー
ド1-1…1-nの記憶データを読み出す場合であるとし
て、以下のステップ43〜53の処理が実行される。
【0030】このデータ読出しを説明する。ステップ4
3において、演算処理装置17は読み出したいメモリカ
ード1-1(…1-n)はどれか、即ちどの挿入口12-1
(…12-n)のメモリカード1-1(…1-n)を読み出し
たいかを解析する。次いで、ステップ44に移行し、演
算処理装置17は、メモリの所定領域に前述した図3の
処理によって記憶されている、カード挿入状態の最新デ
ータをワークエリアに読み出す。次いで、ステップ45
にて、ステップ43、44の解析情報及び読出情報か
ら、指定のメモリカード1-1(…1-n)が全部、挿入さ
れているか否かを判断する。
【0031】このステップ45の判断でYESの場合、
ステップ46〜49の処理を繰り返し、指定メモリカー
ド1-1(…1-n)の記憶データを読み出す。詳しくは、
ステップ46では、アンテナ切換回路15において指定
メモリカード1-1(…1-n)に対応した挿入口12-1
(…12-n)の装置側アンテナ13-1(…13-n)が順
番に送受信回路16に切り換えられるように、指令信号
DCがデコーダ回路19に与えられる。これにより、デ
コーダ回路19から指令信号DCに対応した切換制御信
号CSが出力され、装置側アンテナ13-1(…13-n)
が指令順に送受信回路16に切り換えられ、接続され
る。このとき、演算処理装置17は、その処理をステッ
プ47に移行させており、一定時間待機する。この待機
は、アンテナ切換回路15の切換の立上がり時間を考慮
し、その後の読出しを確実にするためである。
【0032】次いで、ステップ48では、ステップ46
の指令により切り換えられているメモリカード1-1(…
1-n)の記憶データが読み出される。この読出しは、カ
ード側アンテナ2-1(…2-n)及び装置側アンテナ13
-1(…13-n)を介して非接触で伝達された高周波信号
を送受信回路16で処理させ、その処理データを読み込
むことで実行される。次いで、ステップ49では、ステ
ップ43で指定されたメモリカード1-1(…1-n)に対
して、全部の読出しが終わったか否かが判断され、未だ
終わっていな場合はステップ46に戻される。
【0033】ステップ49で全部の読出しが終わってい
ると判断されたときは、ステップ50にて読出しデータ
を解析し、さらにステップ51でその解析データをホス
トコンピュータ21に出力する。
【0034】さらに、上記ステップ45の判断におい
て、NOの場合(即ち、読出しを希望するカードが全部
挿入されていない場合)は、ステップ52に移行して、
その旨を表示し、挿入を催促する。その催促期間とし
て、ステップ53で一定時間待機し、再びステップ44
の判断を試み、上述した処理を繰り返す。なお、この希
望カードが全部挿入されていない場合の処理は、ステッ
プ52、53の処理に限定されることなく、例えば、読
出し処理を中止してしまったり、挿入されているメモリ
カードに対して取り敢えず読出しを行っておく等の変形
が可能である。
【0035】一方、上記ステップ42において「書込
み」であると判断されたときは、図示のステップ63〜
69,70,71の処理を行う。この内、ステップ63
〜67の処理は上記ステップ43〜47と同じであり、
ステップ70,71はステップ52,53と同じであ
る。またステップ68では演算処理装置17はステップ
66の指令により切り換えられているメモリカード1-1
(…1-n)にデータが書込まれる。この書込みは、アン
テナ切換回路15、装置側アンテナ13-1(…13-n)
及びカード側アンテナ2-1(…2-n)を介して高周波信
号を非接触で伝達させることにより行われる。次いで、
ステップ69では、ステップ63で指定されたメモリカ
ード1-1(…1-n)に対して、全部の書き込み終わった
か否かが判断され、未だ終わっていな場合はステップ6
6に戻され、順次、書き込まれる。
【0036】ここで、図3の処理及び図4のステップ4
4、45、64、65の処理が発明の判断手段に対応
し、図4のステップ46、66の処理及びデコーダ回路
が発明の切換制御手段を形成している。また、図4のス
テップ44〜46,64〜66を除く処理及び送受信回
路16がリードライト手段を形成している。
【0037】以上のようにして、メモリカード1-1…1
-nの挿入状態が常にリアルタイムで検出されている。そ
こで、ホストコンピュータ21がそのメモリカード1-1
…1-nへのデータアクセスを希望する場合は、そのカー
ド挿入状態に基づき、アンテナ切換回路15の各チャン
ネルが順次切り換えられる。これにより、挿入されてい
るメモリカード1-1(…1-n)が、カード側アンテナ2
-1(…2-n)及び装置側アンテナ13-1(…13-n)、
カード側アンテナ2-1(…2-n)及びアンテナ切換回路
15の各チャンネルを介して送受信回路16に接続さ
れ、順次、読出し又は書込みが行われる。
【0038】このため、この実施例のメモリカードシス
テムは、例えば、多数の車両を配して荷物を運送する運
送業者がその運行管理を行う場合などに好適となる。各
運転手は、運送中に生じたデータを車載機によって入力
しておき、仕事終了時に上述したリードライト装置10
の指定された挿入口12-1…12-nに挿入しておく。そ
して、事務部門のオペレータが所定時刻に、挿入されて
いる多数のメモリカード1-1…1-nの記憶データを、バ
ッチ処理で順次読み出してプリントアウトでき、さら
に、明日の運行データを同様にバッチ処理で順次書き込
める。
【0039】この結果、固有の識別コード(IDなど)
を持たない多数のメモリカード1-1…1-nのデータに対
して、バッチ処理により一度にアクセスすることができ
るから、従来のようにメモリカードを順番に抜き差しす
る手間も省け、操作性が格段に向上するとともに、トー
タルの処理時間も格段に短縮される。この利点は、カー
ド1枚当たりの記憶容量が大きいほど有利になる。ま
た、この実施例のリードライト装置10を製造するに際
して、比較的簡単な回路であり、また送受信回路側の機
構は従来と同様に1チャンネルで済むから、従来のよう
に、リードライト装置をメモリカードの枚数に応じて用
意する場合に比べて、製造コストも低く抑えることがで
きる。さらに、複数のリードライト装置を用意してホス
トコンピュータに接続する場合のような、システム全体
の複雑化も排除できる。一方、バッチ処理の順番は、ホ
ストコンピュータ21のアプリケーションプログラムに
よって任意に指定でき、また、容易に変更できる。
【0040】なお、上記実施例は、信号伝達媒体として
電波を用い、信号送受手段としてアンテナを用いる非接
触方式にしたが、この発明はこれに限定されるものでは
ない。例えば、カード側、装置側の信号送受手段として
コイルを用い、アクセスデータを変調して空間を伝達さ
せる信号伝達媒体として磁力線にしてもよい。また、信
号送受手段の夫々に発光ダイオード、フォトトランジス
タの組を用い、赤外線を信号伝達媒体にしてもよい。さ
らに、信号伝達媒体として超音波も使用可能である。
【0041】また、この発明は非接触方式に適用するも
のとしたが、コネクタとピンを使ってメモリカードとリ
ードライト装置を接触状態で接続(抜き差し可能)する
方式にも適用可能である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のリード
ライト装置は、複数枚のメモリカードを個々に挿入可能
な挿入口を設け、この挿入口に挿入されたメモリカード
の第1の信号送受手段(電波用のアンテナ、電磁誘導用
のコイル、赤外線送受用の発光ダイオード及びフォトト
ランジスタの組など:第2の信号送受手段も同じ)に近
接する位置に第2の信号送受手段を個々に配設するとと
もに、この複数の第2の信号送受手段を切換手段を介し
て単独のリードライト手段に接続する一方で、メモリカ
ードの挿入口への挿入、非挿入状態を検出・判断し、挿
入状態にある挿入口の第2の信号送受手段のみを切換手
段を介してリードライト手段に接続するようにした。こ
のため、従来のメモリカード1枚用のリードライト装置
に比べて、多数枚のメモリカードのデータをバッチ処理
で読出し書込みでき、操作性を格段に向上させるととも
に、処理時間を大幅に短縮でき、さらには製造コストも
低く抑え、システム全体を簡素化できるというメモリカ
ード用リードライト装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るリードライト装置の
ブロック図。
【図2】リードライト装置の一例を示す外観図。
【図3】演算処理装置のカード挿入状態の検出例を示す
概略フローチャート。
【図4】演算処理装置のデータアクセスの一例を示す概
略フローチャート。
【図5】従来のリードライト装置の一例を示す外観図。
【符号の説明】
1 メモリカード 2 カード側アンテナ 10 リードライト装置 12 挿入口 13 装置側アンテナ 14 カード検出器 15 アンテナ切換回路 16 送受信回路 17 演算処理装置 18 検出回路 19 エンコーダ・デコーダ回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空間を伝搬する信号伝達媒体の送受信が
    可能な第1の信号送受手段を内蔵し、この第1の信号送
    受手段を介してデータの書込み読出しが可能なメモリカ
    ードを扱う装置であって、上記メモリカードを挿入可能
    な挿入口と、この挿入口に挿入された上記メモリカード
    の第1の信号送受手段に近接した位置に設けられ且つ上
    記第1の信号送受手段との間で非接触の信号送受信が可
    能な第2の信号送受手段と、この第2の信号送受手段に
    接続され且つ上記メモリカードに対してデータの読出し
    書込みを行うリードライト手段とを備えたメモリカード
    用リードライト装置において、上記挿入口を複数設置
    し、この複数の挿入口に対して上記第2の信号送受手段
    を個別に設置すると共に、この複数の第2の信号送受手
    段と上記リードライト手段との間に介挿され且つ指令さ
    れた第2の信号送受手段のみを上記リードライト手段に
    切換接続する切換手段と、上記メモリカードが挿入口に
    挿入された状態を個別に検出可能な検出手段と、この検
    出手段の検出情報に基づいて上記複数の挿入口へのカー
    ドメモリの挿入、非挿入を個々に判断する判断手段と、
    この判断手段がメモリカードの挿入状態を判断した挿入
    口の上記第2の信号送受手段のみを上記リードライト手
    段に切り換える指令を上記切換手段に与える切換制御手
    段とを備えたことを特徴とするメモリカード用リードラ
    イト装置。
  2. 【請求項2】 前記信号伝達媒体は電波であり、前記第
    1、第2の信号送受手段は電波送受用のアンテナである
    請求項1記載のメモリカード用リードライト装置。
  3. 【請求項3】 前記信号伝達媒体は磁力線であり、前記
    第1、第2の信号送受手段はコイルである請求項1記載
    のメモリカード用リードライト装置。
  4. 【請求項4】 前記信号伝達媒体は赤外線であり、前記
    第1、第2の信号送受手段は夫々、発光ダイオードとフ
    ォトトランジスタの組合せで構成された請求項1記載の
    メモリカード用リードライト装置。
JP3255322A 1991-10-02 1991-10-02 メモリカード用リードライト装置 Pending JPH06333097A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3255322A JPH06333097A (ja) 1991-10-02 1991-10-02 メモリカード用リードライト装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3255322A JPH06333097A (ja) 1991-10-02 1991-10-02 メモリカード用リードライト装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06333097A true JPH06333097A (ja) 1994-12-02

Family

ID=17277173

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3255322A Pending JPH06333097A (ja) 1991-10-02 1991-10-02 メモリカード用リードライト装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06333097A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001095244A1 (fr) * 2000-06-09 2001-12-13 Sony Corporation Dispositif de reproduction et/ou d'enregistrement de cartes a circuit integre
US6493787B1 (en) 1999-03-12 2002-12-10 Sony Corporation Device, system and method for accessing plate-shaped memory
EP1376592A3 (en) * 2002-06-27 2006-04-05 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Recording medium holder and electronic card system
JP2008538245A (ja) * 2005-03-03 2008-10-16 ヴュー テクノロジー,インコーポレイテッド インテリジェントネットワーク及びrfid信号ルータを用いる装置及び方法
JP2022536433A (ja) * 2019-10-01 2022-08-17 アッサ アブロイ アーベー 複数の高精度な測距アプリケーションのための接続およびサービス検出

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6493787B1 (en) 1999-03-12 2002-12-10 Sony Corporation Device, system and method for accessing plate-shaped memory
WO2001095244A1 (fr) * 2000-06-09 2001-12-13 Sony Corporation Dispositif de reproduction et/ou d'enregistrement de cartes a circuit integre
GB2369223A (en) * 2000-06-09 2002-05-22 Sony Corp IC card recording and/or reproducing device
EP1376592A3 (en) * 2002-06-27 2006-04-05 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Recording medium holder and electronic card system
US7093049B2 (en) 2002-06-27 2006-08-15 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Recording medium holder having one or more recording mediums
US7203784B2 (en) 2002-06-27 2007-04-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Recording medium holder having one or more recording mediums
JP2008538245A (ja) * 2005-03-03 2008-10-16 ヴュー テクノロジー,インコーポレイテッド インテリジェントネットワーク及びrfid信号ルータを用いる装置及び方法
JP2022536433A (ja) * 2019-10-01 2022-08-17 アッサ アブロイ アーベー 複数の高精度な測距アプリケーションのための接続およびサービス検出

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0727759B1 (en) IC card reader/writer
TW437250B (en) Recognition system and recognition method for non-contact IC cards
KR910007034B1 (ko) 휴대가능전자장치의 데이터처리방법
US7461788B2 (en) Information reading apparatus and information reading system
US20110183635A1 (en) Contactless integrated circuit card with real-time protocol switching function and card system including the same
US8444054B2 (en) Information access system and method for accessing information in contactless information storage devices
CA2093267A1 (en) System of contact free data exchange between a terminal and a modular portable set
JPH06333097A (ja) メモリカード用リードライト装置
JPH0746378B2 (ja) Icカード
JP2845095B2 (ja) Icカードシステム
JP2004227315A (ja) 非接触icカードリーダライタ装置
JP2001143023A (ja) 非接触式icカードリーダライタ
JPH0581485A (ja) 非接触記録媒体発行機
JP2680001B2 (ja) Icカード用リーダライタの受信系検波方式
JP2993008B2 (ja) 物品識別システム
JPH06111085A (ja) 非接触記憶媒体
JP3007925B2 (ja) 非接触式携帯用記憶媒体処理システム
JPH04344993A (ja) 非接触型icカード
JP2629875B2 (ja) 無線アダプタ
KR20010016697A (ko) 카드리더기
JP2738435B2 (ja) プリントデータ処理装置
JP2734784B2 (ja) マルチコントロール式バーコードリーダ
JPH0772891B2 (ja) データ伝送方法
JP2001307033A (ja) 非接触icカードリーダ
JP2002366906A (ja) 携帯可能情報処理装置の非接触通信方法