JP2001307033A - 非接触icカードリーダ - Google Patents

非接触icカードリーダ

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JP2001307033A
JP2001307033A JP2001033985A JP2001033985A JP2001307033A JP 2001307033 A JP2001307033 A JP 2001307033A JP 2001033985 A JP2001033985 A JP 2001033985A JP 2001033985 A JP2001033985 A JP 2001033985A JP 2001307033 A JP2001307033 A JP 2001307033A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICカード側から送信される信号を受信する
際に正規な受信信号(レスポンスデータ)とノイズとを
的確に識別する。 【解決手段】 所定のしきい値(時間幅)以下の受信信
号をノイズとして除去するノイズ除去回路11と、ノイ
ズ除去回路によりノイズが除去された信号を入力すると
レスポンスデータとしてデコードし、受信バッファ13
へ受信データとして格納するレスポンスデコード回路1
2と、デコード回路12から出力された受信データのエ
ラーの有無を判定するエラー判定回路14と、判定回路
14が前記受信データのデータ長不足によりエラーと判
定すると受信バッファの受信データを消去するデコード
制御回路15とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非接触ICカード
からのデータをリードする非接触ICカードリーダに関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の非接触ICカードリーダは、電
磁結合により非接触ICカードへ電力を供給した後、非
接触ICカードへコマンドを送信し、このコマンドに対
する非接触ICカード側からのレスポンス(応答信号)
を受信すると、非接触ICカードと通信を開始し、非接
触ICカードに対するデータの書き込み及び読み出しを
行うようにしている。
【0003】図6(a)は、非接触ICカードリーダか
ら非接触ICカードへ送信される前記コマンドの送信波
形例であり、また図6(b)はこのコマンドの送信に対
して非接触ICカード側から返送される前記レスポンス
の受信波形例である。これら図6(a),図6(b)に
示す信号波形は、コマンドやレスポンスの変調信号をコ
ンパレータなどにより2値化した信号を表した例(ただ
し、図6(b)はさらに反転して表した例)であり、レ
スポンス信号を受信する前にw(幅)=410nsのピ
ークx1と、w=200nsのピークx2の2個のノイ
ズが存在する例である。
【0004】非接触ICカードリーダにおいて、非接触
ICカード側から返送されるレスポンスを受信する場
合、図6(b),図6(c)に示すような非接触ICカ
ードの負荷変動に基づくノイズや外来ノイズが受信信号
に重畳されてくる場合がある。このようなノイズはレス
ポンスの前に到来するため、非接触ICカードリーダが
誤動作し、レスポンスの受信ができなくなる恐れがあ
る。
【0005】このため、従来は、予めノイズを除去する
ためのしきい値を設定し、レスポンスを受信する前にこ
のしきい値以下のノイズを除去し、さらに除去されない
ピークの数が或る規定値以上であることを確認して受信
するようにしている。即ち、レスポンスの受信前の例え
ば図6(b)の区間Tの間に、図6(c)の拡大図に示
すような2個のノイズx1,x2を受信するような場
合、ノイズを除去するためのしきい値として時間幅w=
400nsが設定されていたとすると、時間幅w=20
0nsを有するノイズx2が除去され、時間幅w=41
0nsのノイズx1は除去されない。さらに、ピーク数
の規定数を2とした場合、除去されないノイズの数は規
定数より少ないため、正規な受信信号とは見なさずにこ
れを無視して次のレスポンスの受信を開始する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
非接触ICカードリーダは、受信信号に先立ち、しきい
値より大きな時間幅を有するノイズが規定数以上到来し
た場合、これが除去できないことから、正規な受信信号
として受信し、その結果、誤動作を招くという課題があ
った。したがって、本発明は、非接触ICカード側から
送信される信号を受信する際に正規な受信信号とノイズ
とを的確に識別し正規な信号のみを受信可能にすること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、電磁結合に基づき電源が供給された
非接触ICカードに対しコマンドを送信するとともに、
前記コマンドの送信に対し非接触ICカードから返送さ
れるレスポンスを受信する非接触ICカードリーダにお
いて、受信した信号の中から所定のしきい値以下の信号
をノイズとして除去する除去回路と、除去回路によりノ
イズが除去された信号を入力するとレスポンスとしてデ
コードするとともに、デコードしたデータを受信データ
として出力するデコード回路と、デコード回路から出力
された受信データのエラーの有無を判定する判定回路
と、判定回路のエラー出力に応じて受信データを無効に
する無効手段とを設けたものである。また、受信した信
号のうち所定のしきい値以上の信号を前記レスポンスの
変調信号として検出する検出回路と、検出回路により検
出された変調信号の数をカウントするカウント回路と、
一定期間の間検出回路の変調信号の無検出を検出すると
カウント回路をリセットする無信号検出回路と、カウン
ト回路のカウント値が所定値に達すると変調信号を入力
しレスポンスとしてデコードするとともに、デコードし
たデータを受信データとして出力する復調回路とを設け
たものである。また、上記の除去回路、デコード回路、
判定回路及び無効手段からなる第1の受信回路と、上記
の検出回路、カウント回路、無信号検出回路及び復調回
路からなる第2の受信回路を設けたものである。また、
デコード回路からの受信データを蓄積する受信バッファ
を設け、かつ判定回路は受信データのエラーの有無に応
じたステータスを出力するとともに、無効手段は判定回
路のエラー出力に応じて受信バッファの受信データを消
去し、判定回路のステータスがエラー無しを示すときの
受信バッファの受信データを前記レスポンスとして受信
するようにしたものである。また、第1及び第2の受信
回路の何れか一方の動作を許可する手段を設けたもので
ある。また、前記しきい値は、予め設定された信号時間
幅である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。図1は本発明に係る非接触ICカードリ
ーダの第1の実施の形態を示すブロック図である。
【0009】一般に、この種の非接触ICカードリーダ
(以下、ICカードリーダという)は電磁結合した非接
触ICカード(図示省略:以下、ICカードという)と
通信を行う場合、ICカードからの信号は、ICカード
リーダから供給する周波数fc=13.56MHzの信
号をサブキャリア(周波数fs=fc/16)でロード
スイッチングすることにより行う。
【0010】ここで、ロードスイッチングする前にIC
カードからのレスポンス信号をマンチェスタ符号化する
タイプAと、BPSKでロードスイッチングするタイプ
Bとがあり、図1に示すICカードリーダはタイプAの
通信方式が適用されるものである。また、後述の図2に
示すICカードリーダはタイプBの通信方式が適用され
るものである。
【0011】また、この種のICカードリーダは電磁結
合されたICカードへ電力を供給した後、ICカードへ
コマンドを送信し、このコマンドに対するICカード側
からのレスポンスを受信すると、ICカードと通信を開
始し、ICカードに対するデータの書き込み及び読み出
しを行うものである。
【0012】タイプAの通信方式が適用されたICカー
ドリーダの2値化処理後の受信部は、図1に示すように
2値化されたICカードからの信号を受信する受信回路
1と、受信回路1で受信したデータEを入力して処理す
るCPU3とからなる。受信回路1は、ICカード側か
らの信号を2値化した受信信号Aの中からノイズを除去
し受信信号Bとして出力するノイズ除去回路11と、ノ
イズ除去回路11の受信信号Bを入力してレスポンスデ
ータをデコード(復調)するレスポンスデコード回路1
2と、レスポンスデコード回路12のデコード出力を受
信データとして蓄積する受信バッファ13と、レスポン
スデコード回路12のデコード出力の正否を判別してス
テータス信号FをCPU3へ出力するとともに前記レス
ポンスデコード回路12のデコード出力がエラーと判定
された場合にエラー検出信号Cを出力するエラー判定回
路14と、エラー判定回路14からのエラー検出信号C
を入力すると、レスポンスデコード回路12,受信バッ
ファ13及びエラー判定回路14をリセットするデコー
ド制御回路15とからなる。
【0013】図3は、前記コマンドの送信に対してIC
カード側から返送されるレスポンスを受信する場合のI
Cカードリーダの各部の受信動作を示すタイムチャート
である。図1のブロック図及び図3のタイムチャートに
したがって本発明の第1の要部動作を説明する。電磁結
合され電源が供給されたICカード側へICカードリー
ダからコマンドを送信すると、ICカードは前述したよ
うにこのコマンドに対するレスポンスをICカードリー
ダへ返送する。
【0014】ここでICカードへコマンドを送信した
後、ICカードリーダ側には前記レスポンスが到来する
前に、図3(a)に示す時点で、ICカードの負荷変
動に起因するノイズや外来ノイズが到来することがあ
る。これらのノイズx1,x2,x3は受信信号Aとし
て受信され、この受信信号A中のノイズx1,x2,x
3は、図1に示すノイズ除去回路11により除去され
る。図3の例では、予め設定されたしきい値(一定時間
幅)より短い時間幅のノイズx2がノイズ除去回路11
によって除去され、ノイズx1,x3の時間幅はしきい
値より長く除去されない例である。こうしたノイズx2
のみが除去された一定時間幅以上のピーク信号幅を有す
る受信信号Bはレスポンスデコード回路12へ送出され
る。
【0015】レスポンスデコード回路12では、ノイズ
除去回路11からの受信信号Bを入力すると、受信信号
Bの中の除去されないノイズx1,x3をデコードして
受信データ(レスポンスデータ)として受信バッファ1
3へ出力し格納させる。一方、エラー判定回路14はレ
スポンスデコード回路12のデコード出力を監視してそ
の出力データが予め通信規約で定めた所定のフレーム構
成に準拠したデータか否かを判別する。ここでは、除去
されないノイズx1,x3がデコードされてデータとし
て出力されているため、エラー判定回路14はデータ長
不足により前記フレーム構成には準拠していないと判断
し、エラーを示すステータスFをCPU3へ出力すると
ともに、図3(c)の時点でエラー検出信号Cをデコ
ード制御回路15へ出力する。
【0016】この場合、CPU3はエラー判定回路14
から出力されるステータスFがエラーとなっていること
から、受信バッファ13内に蓄積されている受信データ
を正規なレスポンスと認識せずその受信データの取り込
みを行わない。そして、ノイズが無くなり或る一定期間
が経過すると受信完了とする。即ち、レスポンスデコー
ド回路12はノイズが無くなった図3(d)に示す時点
で区間信号Dを出力する。この区間信号Dが出力され
ている間に、デコード制御回路15は、ICカード側か
らの正規なレスポンス信号がノイズ除去回路11→レス
ポンスデコード回路12から伝達されると、図3(c)
に示す時点で受信バッファ13内の受信データをクリ
アし、かつエラー判定回路14から出力されているエラ
ーステータスF及びエラー検出信号Cをリセットすると
ともに、レスポンスデコード回路12から出力されてい
る区間信号Dをリセットして、新たにレスポンスの受信
を開始させる。
【0017】このようにして、コマンドを送信してから
レスポンスが送信されてくるまでの間に到来するノイズ
が除去される。その後、ICカード側から返送される、
ノイズ除去回路11を介する一定時間幅以上のピーク信
号幅を有する受信信号Bがレスポンスデコード回路12
によりデコードされる。そして、デコードされたデータ
がレスポンスデータとして受信バッファ13に蓄積さ
れ、CPU3に入力される。これにより、ICカードか
らの前記レスポンスを的確に受信することができる。
【0018】次に図2は、ICカードリーダの第2の実
施の形態を示すブロック図である。このICカードリー
ダは、前述したようにタイプBの通信方式が適用される
ものであり、受信部として、受信回路2とCPU3とが
設けられる。受信回路2は、ピーク検出回路21と、サ
ブキャリアカウント回路22と、無信号検出回路23
と、デコード回路24と、デコード制御回路25と、受
信バッファ26とからなる。
【0019】受信回路2のピーク検出回路21は、受信
信号aの中から一定時間幅以上のピーク信号幅を有する
受信信号をピーク信号bとして検出するものである。ま
た、サブキャリアカウント回路22はピーク検出回路2
1により検出されたピーク信号bの数をサブキャリア数
としてカウントするものである。ここで、サブキャリア
とはキャリア周波数fcが周波数fsで変調されて作ら
れる信号であり、キャリア周波数fcとサブキャリアの
前記周波数fsとは、fc=fs×16の関係にある。
このサブキャリアはタイプBの通信方式のICカードに
限らずタイプAの通信方式のICカードにおいても、前
記レスポンスの変調信号として送信されてくるが、第2
の実施の形態では特にこのサブキャリアの数を図2のサ
ブキャリアカウント回路22によりカウントすることに
より、ICカード側からのレスポンスの的確な受信を可
能にするものである。
【0020】また、図2に示す受信回路2の無信号検出
回路23は、ピーク検出回路21により検出されたピー
ク信号bを監視し、一定期間ピーク信号bが無いことを
監視するものであり、一定時間ピーク信号bの無検出が
継続するとサブキャリアカウント回路22にリセット信
号dを出力しリセットする。また、デコード回路24
は、ピーク検出回路21のピーク信号bをデコード(復
調)してレスポンスデータeとして受信バッファ26へ
出力する。また、デコード制御回路25は、サブキャリ
アカウント回路22のカウント数cが所定値に達する
と、サブキャリアカウント回路22,無信号検出回路2
3及びデコード回路24を制御しICカード側からのレ
スポンスの受信を開始させるものである。
【0021】図4は、図2に示すICカードリーダの各
部の動作を示すタイムチャートである。図2のブロック
図及び図4のタイムチャートにしたがって本発明の第2
の要部動作を説明する。電磁結合され電源が供給された
ICカード側へICカードリーダからコマンドを送信す
ると、ICカードは前述したようにこのコマンドに対す
るレスポンスをICカードリーダへ返送する。
【0022】ICカードへコマンドを送信した後、IC
カードリーダ側には前記レスポンスが到来する前に、図
4(a)に示す時点で、ICカードの負荷変動に起因
するノイズや外来ノイズが到来することがある。これら
のノイズx1,x2,x3,x4,x5は受信信号aと
して受信されるが、受信信号a中のこれらのノイズx1
〜x5は、図2に示すピーク検出回路21によりピーク
信号bとして検出される。図4の例では、予め設定され
たしきい値(図4(a)に示す時間幅w)以下の時間幅
のノイズx4,x5はピーク検出回路21により検出さ
れず、前記時間幅wより長いノイズx1,x2,x3が
図4(b)に示すピーク信号b1,b2,b3として検
出された例である。
【0023】サブキャリアカウント回路22は前述した
ようにピーク検出回路21により検出されたピーク信号
bの数をカウントする。図4の例は、ピーク検出回路2
1によって検出されたノイズx1,x2,x3に対応す
るピーク信号b1,b2,b3をカウントし図4(c)
に示すこのカウント値1,2,3をカウント出力信号c
としてデコード制御回路25へ出力した例である。一
方、無信号検出回路23は前述したようにピーク検出回
路21から出力されるピーク信号bの有無を監視する。
この例では、ピーク検出回路21からノイズx3に対応
するピーク信号b3が出力された後、図4(b)に示す
一定期間tの間に次のピーク信号が検出されないことか
ら、図4(d)の時点でリセット信号dをサブキャリ
アカウント回路22へ出力しそのカウント出力値を図3
(c)に示すように0にする。
【0024】一般に、タイプBの通信方式ではICカー
ドはレスポンスの送信の前に、サブキャリア数を80/
fs以上送出する規定がある。この場合、サブキャリア
カウント回路22のカウント値が80/fs未満で、か
つ無信号検出回路23により一定期間tに亘ってピーク
信号が検出されなければ、ノイズと判定されて除去され
る。このようにしてICカード側から返送されるレスポ
ンスの前に到来するノイズを除去した後、レスポンスの
受信態勢に入る。
【0025】その後、図4(a)の時点から順にIC
カード側からのレスポンスが受信信号aとして受信され
ると、この受信信号aの中から同様にピーク検出回路2
1によりピーク信号bが図4(b)に示すように検出さ
れ、そのピーク信号数がサブキャリア数としてサブキャ
リアカウント回路22により図4(c)に示すようにカ
ウントされる。そしてそのピーク信号数、即ちサブキャ
リア数が前記80/fsに相当する図4(c)のカウン
ト値nに達した時点になると、デコード制御回路25
は、デコード回路24を制御して、以降ピーク検出回路
21により検出された一定時間幅w以上の信号幅を有す
るピーク信号bを順次デコードさせてレスポンスデータ
eとして受信バッファ26へ送出させる。これによりC
PU3はICカードからのレスポンスを正常に受信でき
る。
【0026】図5は、ICカードリーダの他の構成を示
すブロック図であり、前述の受信回路1,2を併設した
ものである。そして、各受信回路1,2をCPU3から
の動作許可信号により同時に動作させるようにする。こ
のように構成した場合、ICカード5から無線ユニット
4を介してタイプAの通信方式に基づく信号を入力する
と、受信回路1は正常に動作し、受信回路2は動作を開
始しない状態となる。また、ICカード5から無線ユニ
ット4を介してタイプBの通信方式に基づく信号を入力
すると、受信回路1はエラーとなり、受信回路2は正常
に動作する。
【0027】CPU3は各受信回路1,2のうち正常に
動作した一方の受信回路からの受信データを入力するこ
とにより、ICカード5の通信方式が不明であっても、
そのICカードからのレスポンス信号を正常なデータと
して受信することができる。さらに、各受信回路1,2
のうち一方の受信回路のみ動作を許可することにより、
タイプA専用のICカードリーダまたはタイプB専用の
ICカードリーダとして設定することもできる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
磁結合に基づき電源が供給されたICカードに対しコマ
ンドを送信するとともに、コマンドの送信に対しICカ
ードから返送されるレスポンスを受信するICカードリ
ーダにおいて、受信した信号の中から所定のしきい値以
下の信号をノイズとして除去する除去回路と、除去回路
によりノイズが除去された信号を入力するとレスポンス
としてデコードするとともに、デコードしたデータを受
信データとして出力するデコード回路と、デコード回路
から出力された受信データのエラーの有無を判定する判
定回路と、無効手段とを設け、無効手段は、判定回路の
エラー出力に応じて受信データを無効にするようにした
ので、ICカード側から送信される信号を受信する際に
この受信信号中のノイズを的確に除去して正規な信号
(レスポンス)のみを受信できる。また、受信信号中の
所定のしきい値以上の信号を前記レスポンスの変調信号
として検出する検出回路と、検出回路により検出された
変調信号の数をカウントするカウント回路と、一定期間
の間検出回路の変調信号の無検出を検出するとカウント
回路をリセットする無信号検出回路と、復調回路とを設
け、復調回路は、カウント回路のカウント値が所定値に
達すると変調信号を入力しレスポンスとしてデコードす
るともに、デコードしたデータを受信データとして出力
するようにしたので、同様にノイズが的確に除去された
正規な信号のみを受信データとして受信できる。
【0029】また、上記の除去回路、デコード回路、判
定回路及び無効手段からなる第1の受信回路と、上記の
検出回路、カウント回路、無信号検出回路及び復調回路
からなる第2の受信回路を設けるようにしたので、タイ
プAまたはタイプBの何れのICカードからのレスポン
ス信号であっても正常に受信できる。また、デコード回
路からの受信データを蓄積する受信バッファを設け、か
つ判定回路は受信データのエラーの有無に応じたステー
タスを出力するとともに、無効手段は判定回路のエラー
出力に応じて受信バッファの受信データを消去し、判定
回路のステータスがエラー無しを示すときの受信バッフ
ァの受信データを前記レスポンスとして受信するように
したので、ノイズが的確に除去された正規な信号のみを
受信データとして受信できる。また、第1及び第2の受
信回路の何れか一方の動作を許可するようにしたので、
ICカードリーダをタイプA専用のカードリーダまたは
タイプB専用のカードリーダとして設定することができ
る。また、前記しきい値を、予め設定された信号の時間
幅としたので、正規な信号かノイズかを簡単な方法で識
別できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る非接触ICカードリーダの第1
の要部構成を示すブロック図である。
【図2】 上記非接触ICカードリーダの第2の要部構
成を示すブロック図である。
【図3】 図1の非接触ICカードリーダの各部の動作
を示すタイムチャートである。
【図4】 図2の非接触ICカードリーダの各部の動作
を示すタイムチャートである。
【図5】 上記非接触ICカードリーダの他の構成を示
すブロック図である。
【図6】 従来の非接触ICカードリーダの各部の動作
を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1,2…受信回路、3…CPU、5…非接触ICカー
ド、11…ノイズ除去回路、12…レスポンスデコード
回路、13,26…受信バッファ、14…エラー判定回
路、15,25…デコード制御回路、21…ピーク検出
回路、22…サブキャリアカウント回路、23…無信号
検出回路、24…デコード回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06K 19/00 N

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁結合に基づき電源が供給された非接
    触ICカードに対しコマンドを送信するとともに、前記
    コマンドの送信に対し前記非接触ICカードから返送さ
    れるレスポンスを受信する非接触ICカードリーダにお
    いて、 受信した信号の中から所定のしきい値以下の信号をノイ
    ズとして除去する除去回路と、 前記除去回路により前記ノイズが除去された信号を入力
    すると前記レスポンスとしてデコードするとともに、デ
    コードしたデータを受信データとして出力するデコード
    回路と、 前記デコード回路から出力された受信データのエラーの
    有無を判定する判定回路と、 前記判定回路のエラー出力に応じて前記受信データを無
    効にする無効手段とを備えたことを特徴とする非接触I
    Cカードリーダ。
  2. 【請求項2】 電磁結合に基づき電源が供給された非接
    触ICカードに対しコマンドを送信するとともに、前記
    コマンドの送信に対し前記非接触ICカードから返送さ
    れるレスポンスを受信する非接触ICカードリーダにお
    いて、 受信した信号の中から所定のしきい値以上の信号を前記
    レスポンスの変調信号として検出する検出回路と、 前記検出回路により検出された前記変調信号の数をカウ
    ントするカウント回路と、 一定期間の間前記検出回路の前記変調信号の無検出を検
    出すると前記カウント回路をリセットする無信号検出回
    路と、 前記カウント回路のカウント値が所定値に達すると前記
    変調信号を入力して前記レスポンスとしてデコードする
    とともに、デコードしたデータを受信データとして出力
    する復調回路とを備えたことを特徴とする非接触ICカ
    ードリーダ。
  3. 【請求項3】 電磁結合に基づき電源が供給された非接
    触ICカードに対しコマンドを送信するとともに、前記
    コマンドの送信に対し前記非接触ICカードから返送さ
    れるレスポンスを受信する非接触ICカードリーダにお
    いて、 受信した信号の中から所定のしきい値以下の信号をノイ
    ズとして除去する除去回路と、前記除去回路により前記
    ノイズが除去された信号を入力すると前記レスポンスと
    してデコードするとともに、デコードしたデータを受信
    データとして出力するデコード回路と、前記デコード回
    路から出力された受信データのエラーの有無を判定する
    判定回路と、前記判定回路のエラー出力に応じて前記受
    信データを無効にする無効手段とからなる第1の受信回
    路と、 受信した信号の中から所定のしきい値以上の信号を前記
    レスポンスの変調信号として検出する検出回路と、前記
    検出回路により検出された前記変調信号の数をカウント
    するカウント回路と、一定期間の間前記検出回路の前記
    変調信号の無検出を検出すると前記カウント回路をリセ
    ットする無信号検出回路と、前記カウント回路のカウン
    ト値が所定値に達すると前記変調信号を入力して前記レ
    スポンスとしてデコードするとともに、デコードしたデ
    ータを受信データとして出力する復調回路とからなる第
    2の受信回路とを備えたことを特徴とする非接触ICカ
    ードリーダ。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項3において、 前記デコード回路からの受信データを蓄積する受信バッ
    ファを備え、かつ前記判定回路は前記受信データのエラ
    ーの有無に応じたステータスを出力するとともに、前記
    無効手段は前記判定回路のエラー出力に応じて前記受信
    バッファの受信データを消去し、前記判定回路のステー
    タスがエラー無しを示すときの前記受信バッファの受信
    データを前記レスポンスとして受信するようにしたこと
    を特徴とする非接触ICカードリーダ。
  5. 【請求項5】 請求項3において、 前記第1及び第2の受信回路の何れか一方の動作を許可
    する手段を備えたことを特徴とする非接触ICカードリ
    ーダ。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5の何れかの請求
    項において、 前記しきい値は、予め設定された信号の時間幅であるこ
    とを特徴とする非接触ICカードリーダ。
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