JPH0633208Y2 - プラスチック中空体の支持構造 - Google Patents

プラスチック中空体の支持構造

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JPH0633208Y2
JPH0633208Y2 JP965589U JP965589U JPH0633208Y2 JP H0633208 Y2 JPH0633208 Y2 JP H0633208Y2 JP 965589 U JP965589 U JP 965589U JP 965589 U JP965589 U JP 965589U JP H0633208 Y2 JPH0633208 Y2 JP H0633208Y2
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JP
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shaft
wall
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concave portion
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JP965589U
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JPH02101111U (ja
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俊幸 柏木
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Kyoraku Co Ltd
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Kyoraku Co Ltd
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  • Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)
  • Furniture Connections (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、プラスチック中空体からなるテーブルやデス
クの天板、各種パネルまたはケース壁等に、脚体その他
の軸支持部材を軸支持するプラスチック中空体の支持構
造に関するものである。
[従来の技術] 従来、硬質のプラスチックで構成された中空体の天板を
備えたテーブルやデスク等において、天板に側板あるい
は脚体を軸支持する構造としては、第4図に示すよう
に、中空体の天板aの側面壁にドリル等で軸孔bをあけ
て、この軸孔bに側板あるいは脚体c側の軸dを嵌合し
たものや、第5図に示すように、軸受金具eを天板aの
ブロー成形時にインサートし、その後に軸孔bをあけて
側板あるいは脚体c側の軸dを嵌合したものがある。
[考案が解決しようとする課題] ところで、第4図に示すように、中空体の天板aに軸孔
bをあけたものでは、軸支持部が軸孔bの端面のみであ
って、その部分に応力が集中するので、軸支持部の強度
が低いうえ耐久性に劣る欠点がある。また、第5図に示
すものにあっても、軸受金具eの軸孔bの端面ないしは
軸受金具eのインサート部分に応力が集中するので、同
様に軸支持部の強度が低いうえ耐久性に劣る欠点があ
る。
本考案は、このような従来のものにおける欠点に鑑み、
プラスチックの中空体に脚体その他の軸支持部材を軸支
持する構造において、軸を支持する軸受部材を、軸の軸
芯と平行する中空体の面で受け止めることにより、軸に
作用する応力を中空体の一部に集中しないように分散さ
せ、もって、応力の集中に起因する亀裂をなくして、耐
久性の向上を図ることができると共に、軸支持部に強く
作用する軸芯と直交する方向の応力、いわゆるブレ方向
の応力に対する強度に特に優れたプラスチック中空体の
支持構造を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、その目的を達成するための技術的手段とし
て、次のとおり構成した。
すなわち、その構成は、表壁と裏壁とが間隔をおいて対
向するプラスチックの中空体に軸受部材を介して軸支持
部材を軸支持する構造において、中空体の裏壁または表
壁の一方の壁にそれと対向する壁と平行な平面状の支持
面を有する凹陥部を形成すると共に、凹陥部の支持面に
対する当接面と中空体の凹陥部が形成された一方の壁に
対する当接面とこれら両当接面とをつなぐ面に軸受部を
有する屈曲状の軸受部材を設け、上記軸受部材を凹陥部
の支持面と中空体の凹陥部が形成された一方の壁とにわ
たって装着し、軸受部材の両当接面をつなぐ面の軸受部
に、軸支持部材を凹陥部の支持面および中空体の凹陥部
が形成された一方の壁と平行に軸支持したことを特徴と
するプラスチック中空体の支持構造としたものである。
[作用] 本考案に係るプラスチック中空体の支持構造において
は、中空体に脚体その他の軸支持部材を軸支持する軸の
軸受部材が軸芯と平行な面で中空体に支持されるので、
軸から軸受部材に作用する応力が中空体の面で分散して
受け止められ、応力の集中が避けられる。このため、軸
支持部に亀裂が生じることがなく、その強度が著しく高
くなる。特に、軸芯と直交する方向の応力は、軸芯と平
行な中空体の面で支持されるので、その方向の強度が向
上する。
[実施例] 本考案の一実施例を図面について説明する。
第1図ないし第3図において、1はテーブルの天板であ
って、この天板1はブロー成形によって構成されたプラ
スチックの中空体からなるものである。上記天板1に
は、その両側部に脚体2が軸3によって軸支持されてい
て、テーブルが構成されている。すなわち、天板1を構
成する一壁面の裏壁4には、その裏壁4の一部を中空部
5側に凹ませて表壁10と平行な支持面6を有する凹陥部
7が形成され、支持面6と裏壁4間の傾斜壁面8には軸
3より大径の軸挿通孔9があけられている。上記支持面
6を構成する部分は、中空体を構成する表壁10に近接さ
せて端部を溶着一体化してなる薄板状部11が形成されて
いる。12は軸受部材であって、この軸受部材12は、表壁
10と平行な支持面6に密接支持される当接面13、傾斜壁
面8に当接する傾斜面14および凹陥部7に連なる裏壁4
の部分に密接支持される当接面15を一連に屈曲形成して
なる形状のものであり、当接面13の端部は薄板状部11の
端部に挟着させる挟着部16となっている。上記凹陥部7
に連なる裏壁4の部分は浅い凹部17となっており、この
凹部17にはナット18がブロー成形時にインサートされて
いて、軸受部材12の支持面15にはナット18に対応するネ
ジ孔19があけられている。さらに、浅い凹部17の内端に
は係止凹部20が形成されており、軸受部材12の当接面15
には係止凹部20に係合させる係合突起21が形成されてい
る。軸受部材12の傾斜壁面8に密接する傾斜面14には軸
受部22が膨出形成されており、軸受部22は垂直面となっ
ている。23はその軸孔であり、前記のように、脚体2を
軸支持する軸3が挿入支持されている。24は止めネジで
ある。なお、軸受部材12は、第3図に示すように、スラ
イド状態で抜き差し自在に嵌合装着されるものである。
以上のように構成されたプラスチック中空体の支持構造
において、中空体1に軸受部材12を装着するには、第3
図に示すように、軸受部材12を中空体1の薄板状部11の
端部から差込み、この挟着部16を薄板状部11の端部に係
合し、かつ浅い凹部17の係止孔20に突起21を係合して装
着状態にしたうえ、止めネジ24をネジ孔19からナット18
にねじ込んで固定する。そして、軸受部材12の軸孔23に
脚体2を軸支持する軸3を挿入支持する。
このように、軸支持された軸3は、第2図に示すよう
に、一方の中空体1の凹陥部7の支持面6よ裏壁4とで
支持された軸受部材12を介して支持されるので、軸3か
ら軸受部材12に作用する応力が中空体1の面で分散して
受け止められ、応力の集中が避けられる。このため、軸
支持部に亀裂が生じることがなく、その強度が著しく高
くなる。特に、軸3の軸芯と直交する方向の応力、いわ
ゆるブレ方向の応力は、軸3の軸芯と平行な凹陥部7の
支持面6および中空体1の裏壁4で受け止められるの
で、その方向の強度が大きく向上する。
[考案の効果] 本考案によれば、軸を支持する軸受部材を、軸の軸芯と
平行する中空体の面で受け止めて、軸に作用する応力を
中空体の一部に集中しないように分散させ、もって、応
力の集中に起因する亀裂をなくして、耐久性の向上を図
ることができると共に、軸支持部に強く作用する軸芯と
直交する方向の応力、いわゆるブレ方向の応力に対する
強度の向上に特に優れた効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示し、第1図
はテーブルの要部を一部破断して示す背面図、第2図は
同上その一部の縦断側面図、第3図は同上斜視図であ
る。 第4図および第5図はそれぞれ従来例を示すテーブルの
天板の縦断正面図である。 1…中空体の天板、2…脚体、3…軸、4…裏壁、5…
中空部、6…支持面、7…凹陥部、10…表壁、11…薄板
状部、12…軸受部材、13…当接面、15…当接面、22…軸
受部、23…軸孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】表壁と裏壁とが間隔をおいて対向するプラ
    スチックの中空体に軸受部材を介して軸支持部材を軸支
    持する構造において、中空体の裏壁または表壁の一方の
    壁にそれと対向する壁と平行な平面状の支持面を有する
    凹陥部を形成すると共に、凹陥部の支持面に対する当接
    面と中空体の凹陥部が形成された一方の壁に対する当接
    面とこれら両当接面とをつなぐ面に軸受部を有する屈曲
    状の軸受部材を設け、上記軸受部材を凹陥部の支持面と
    中空体の凹陥部が形成された一方の壁とにわたって装着
    し、軸受部材の両当接面をつなぐ面の軸受部に、軸支持
    部材を凹陥部の支持面および中空体の凹陥部が形成され
    た一方の壁と平行に軸支持したことを特徴とするプラス
    チック中空体の支持構造。
JP965589U 1989-01-30 1989-01-30 プラスチック中空体の支持構造 Expired - Lifetime JPH0633208Y2 (ja)

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JPH02101111U JPH02101111U (ja) 1990-08-13
JPH0633208Y2 true JPH0633208Y2 (ja) 1994-08-31

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