JPH0633157U - 電子写真プロセス用現像ユニット - Google Patents

電子写真プロセス用現像ユニット

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JPH0633157U
JPH0633157U JP7399992U JP7399992U JPH0633157U JP H0633157 U JPH0633157 U JP H0633157U JP 7399992 U JP7399992 U JP 7399992U JP 7399992 U JP7399992 U JP 7399992U JP H0633157 U JPH0633157 U JP H0633157U
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JP
Japan
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roller
developer
developing
layer thickness
regulating member
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Application number
JP7399992U
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Inventor
明裕 高見
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Kyocera Corp
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Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像容器内下方空間に位置する現像剤槽より
搬送ローラを介して、その上方位置に現像ローラを配置
した現像ユニットにおいて、現像ローラ側への円滑な現
像剤供給を図りつつ搬送ローラと規制部材間の現像剤溜
まりの発生を極力抑制し得る現像ユニットを提供する事
を目的とする。 【構成】 図1及び図2に示すように、ローラ20側に
位置する前記規制ブレード28(第一の層厚規制部材)
の他に、前記搬送ローラ24の下方周面上に、第2の層
厚規制部材27を配設し、該第2の層厚規制部材27の
搬送ローラ24との間のスリット空隙C2 を、第一の層
厚規制部材28と現像ローラ20間のスリット空隙C1
より大、具体的には 1.5C1 ≦C2 ≦3C1 の関係
に設定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は電子写真プロセス用現像ユニットに係り、特に現像容器内下方空間に 位置する現像剤槽より搬送ローラを介して、その上方位置に現像ローラを配置し た現像ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より電子写真プロセスを組込んだプリンタ等において、プリンタの設置ス ペースの省容積化とともに、ワープロやパソコン等の組込みの容易化を図るため に、縦型構造が検討されている。 そしてこの様な縦型構造を取る場合、プロセス手段として最も大きな容積を必 要とする現像ユニットを感光体ドラムの下側に配置するのがレイアウト設計を行 なう上で好ましい。
【0003】 一方2成分現像剤を用いて縦型構造の現像ユニットを構成する場合に、前記両 現像剤の均一な混合とともに、現像ローラ側への円滑な搬送を可能にするために 、図4に示すように、一対の攪拌手段21を配設した現像剤槽(攪拌槽)22を 容器底側に、感光体ドラム1と対面する容器上端側に現像ローラ20を夫々配設 すると共に、前記攪拌手段21と現像ローラ20間に搬送ローラ24を配設する 構成を取り、そして更に前記搬送ローラ24上方の現像ローラ20と対面する位 置、より具体的には現像位置より回転方向上流側の現像ローラ20と対面する側 に、搬送ローラ24より供給された現像剤の層厚規制を行なう規制ブレード28 を配設する構成を取る。 そして特に、前記現像剤に磁性キャリアと非磁性トナーを用いる装置にあって は、前記現像ローラ20と搬送ローラ24に夫々磁極体29、23を内挿してい る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 従って前記従来技術においては、搬送ローラ24の下方に位置する攪拌手段2 1上部付近の現像剤溜まりより搬送ローラ24の磁力により引上げられた現像剤 は、該搬送ローラ24に担持された状態で、現像ローラ20と対面する位置まで 運び上げられた後、前記規制ブレード28により層厚規制された薄膜の現像剤層 を現像ローラ20に形成された状態で現像位置に導かれ、所定の現像が行なわれ る。
【0005】 一方前記規制部材を通過し得なかった残余の現像剤は、現像ローラ20に内包 した磁極体29の磁力によりそのまま落下する事なく、搬送ローラ24と現像ロ ーラ20と規制ブレード28に囲まれた図中Aの部分に溜まり、該現像剤溜まり Aが障害となって搬送ローラ24により引上げられるフレッシュな現像剤が円滑 に規制部材の規制位置まで搬送される事なく、その一部が現像横側に落下してし まうのみならず、前記現像溜まり内で、トナーとキャリアの圧接状態での摺擦が 長期に亙って行なわれる事になり、前記現像溜まり上での摺擦による異音発生に 加えて、キャリア粒子表面へのトナー付着や、キャリアのコート材の剥がれ、キ ャリアの割れ等によるキャリアの劣化を速める可能性がある。
【0006】 本考案はかかる従来技術の欠点に鑑み、現像ローラ側への円滑な現像剤供給を 図りつつ搬送ローラと規制部材間の現像剤溜まりの発生を極力抑制し得る現像ユ ニットを提供する事を目的とする。
【0007】
【課題を解決する為の手段】
本考案のかかる技術的課題を達成するために、図1及び図2に示すように、現 像ローラ20側に位置する前記規制ブレード28(第一の層厚規制部材)の他に 、前記搬送ローラ24の下方周面上に、第2の層厚規制部材27を配設し、該第 2の層厚規制部材27の搬送ローラ24との間のスリット空隙C2 を、第一の層 厚規制部材28と現像ローラ20間のスリット空隙C1 より大に設定した事を特 徴とするものである。 この場合、前記スリット空隙C2 とスリット空隙C1 を 1.5C1 ≦C2 ≦3C1 の関係に設定するのが良い。
【0008】
【作用】
かかる技術手段によれば、搬送ローラ24周面を下から上に移動する現像剤が 第2の規制部材27に層厚規制されて適正量の現像剤のみが、第1の層厚規制部 材28側に供給されるために、前記した現像剤溜まりが生じる事なく、安定した 層厚規制が可能である。 この場合前記現像ユニットを梅雨の時期等で使用すると、高温高湿下で現像剤 の流動性劣化の為に前記スリット空隙C2 をスリット空隙C1 の1.5倍以下に 設定した場合、充分な量の現像剤が第1の層厚規制部材28側に供給されずに、 安定した層厚規制が可能とならない。
【0009】 又逆に前記空隙C2 が3倍以上になると、第2の規制部材27の層厚規制効果 がなく、前記した現像剤溜まりが生じてしまう恐れがある。 尚、前記搬送ローラ24は一つに限定される事なく、複数個上下に配設される 場合もあり、この場合は現像層に最も近い下部搬送ローラ側に前記第2の層厚規 制部材27を配設するのが好ましく、又必要に応じて両者若しくは上部搬送ロー ラ側に配設してもよい。
【0010】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実 施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に特 定的な記載がない限りは、この考案の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく単 なる説明例に過ぎない。 図1乃至図3は本考案の実施例にかかる現像ユニット2を組込んだプリンタの 構成を示す概略図で、その全体レイアウトを簡単に説明するに、1は時計回りに 回転する感光体ドラムで、そのその上面側に転写手段3を配設するとともに、該 ドラム1回転方向に沿ってクリーニングブレード12、イレーサ7、帯電器8、 露光手段9及び現像ローラ20を配設するとともに、該転写位置の接線方向に沿 って記録紙搬送路4を形成し、該搬送路4の上流側より順次給紙カセット(不図 示)、レジストローラ対6、転写位置を挟んで定着ローラ対5を配設してある。
【0011】 そして前記現像ローラ20が組込まれた現像ユニット2は、仕切壁45を介し て図上左方にトナー収納部2Bを、又図上右方に現像剤収納部2Aを夫々ネジに より分割可能に隣接配置し、トナー収納部2Bは、底側を半円状に形成すると共 に、該半円部に第一の攪拌部材41、その上方に第2の攪拌部材42が夫々配設 され、前記第2の攪拌部材42により搬送された現像剤は、仕切壁45の一側に 形成されるポケット部43内に供給可能に構成されている。 そして前記ポケット部43の底側には現像剤収納部2Aと連通する開口46を 設け、該開口46に配した補給ローラ44を介して現像剤収納部2A側に適宜供 給可能に構成している。
【0012】 又現像剤収納部2Aは感光体ドラム1と対面する側部上端を開口し、該開口部 に固定磁石集成体29を内包した現像ローラ20を、又その下方にドラム1軸方 向に延設する磁石体23を内包した円筒状の搬送ローラ24を、更にその下方の 容器底部にW状に形成した攪拌槽22を設け、該攪拌槽22内のR部に夫々攪拌 部材21を配置し、夫々矢印方向に回転可能に配設すると共に、前記開口部28 と対面する容器壁上端に規制ブレード28(第1の層厚規制部材)を取付け、現 像ローラ20上に担持させた現像剤を層厚規制した後、感光体ドラム1の現像位 置側に導くように構成する。
【0013】 尚、前記収納部2Aに収納される現像剤は、磁性キャリアと、非磁性トナーと から構成し、両者が前記搬送ローラ24に担持可能に構成してもよく、又非磁性 キャリアと、絶縁性磁性トナーとから構成し、磁性トナーのみが前記搬送ローラ 24に担持可能に構成してもよい。尚、今回は前者を採用する。
【0014】 一方、現像ローラ20は、固定磁石集成体29を内包するとともに該ローラ2 0を感光体ドラム1と同期して回転可能に構成している。 固定磁石集成体29は図2に示すように主磁極N1 をドラム1最近接位置付近 に配設するとともに、以下順次ローラ回転方向に沿ってS1 、N2 、N3 、S2 の各磁極が順次所定角度偏位させて配設されている。 そして前記磁極N3 は搬送ローラ24と対面する側に配設している。 又搬送ローラ24の磁極体23は、主として回転方向に沿って現像容器底部の 攪拌槽22側より現像ローラ20側に向けてS12、N11、S11の各磁極を配置し 、前記搬送ローラ24及び現像ローラ20を矢印方向に回転させる事により、攪 拌槽22より搬送ローラ24及び現像ローラ20側への現像剤の円滑な搬送が可 能となる。
【0015】 そして本考案は特に、前記磁極S12と磁極N11との間の下方周面上の、軸垂直 線より僅かにN11極側に変位させた位置の接線方向の図上右方向に沿って延在さ せた補助ブレード27(第2の層厚規制部材)を設ける。 前記補助ブレード27は図3に示すように非磁性金属若しくはプラスチック材 で形成され、搬送ローラ24と対面する先端下面側27bをナイフエッジ状に、 又基端側を容器壁面に固設すると共に、前記規制ブレード28の規制位置の垂直 下方に位置する部位にスリット穴27aを開口させ、前記規制ブレード28によ り規制された残余の落下トナーが前記スリット穴27aを介して攪拌槽22側に 円滑に落下可能に構成している。
【0016】 又前記スリット空隙C2 の位置は、搬送ローラ24下側周面で且つ軸垂直線よ りN11極側に僅かに変位した位置、具体的には、 θ1 <90° θ2 <90° に設定している。 θ1 :スリット空隙C1 の垂直線との狭角 θ2 :スリット空隙C2 の垂直線との狭角
【0017】 次に前記補助ブレード27と搬送ローラ24との間のスリット空隙C2 を変化 させながらその最適空隙位置を検討する。 先ず、規制ブレード28と現像ローラ20間のスリット空隙C1 を0.8mm 、N3 極の現像ローラ20上での磁力を450gauss、N11極の搬送ローラ24 上での磁力を400gauss、現像ローラ20と搬送ローラ24間の隙間を1.5 mmとした場合、前記スリット空隙C2 を1.2mmとスリット空隙C1 の1. 5倍以下に設定し、室内温度を30℃及び湿度を90%の高温高湿下で現像ロー ラ20と搬送ローラ24を70rpmで回転させつつ1000枚の現像を行なっ た所、現像剤の流動性劣化の為に、充分な量の現像剤が現像ローラ20側に供給 されず、画像濃度が低下し画像濃度むらが発生した。
【0018】 又前記スリット空隙C2 を2.5mmとスリット空隙C1 の3倍以上に設定し 、1000枚の現像を行なった所、前記現像ローラ20と搬送ローラ24間のA 部分に現像剤溜まりが生じ、キャリア同士のこすれと思われる異音が発生し、且 つ現像ユニットの駆動トルクも増大した。
【0019】 次に前記スリット空隙C2 を1.5mmと2mmとスリット空隙C1 の1.5 〜3倍に設定し、1000枚の現像を行なった所、いずれの場合も前記現像ロー ラ20と搬送ローラ24間のA部分に現像剤溜まりが生じる事なく、又例え生じ ても軽微であり、この結果常に所定量の現像剤が現像ローラ20側に供給され、 画像濃度が低下する事がなかった。又異音発生も駆動トルクの増大もなかった。
【0020】 更に本実施例によれば前記補助ブレード27の規制ブレード28の規制位置の 垂直下方に位置する部位にスリット穴27aが開口してあるために、前記規制ブ レード28により規制された残余の落下現像剤が補助ブレード27上面に沿って スリット空隙C2 側に摺落する事なく、前記スリット穴27aを介して攪拌槽2 2側に円滑に落下し得る為に、補助ブレード27による規制が阻害される事がな い。 尚、前記現像ローラ20で現像後の残余の現像剤及び搬送ローラ24より現像 ローラ20側に吸着されなかった現像剤の一部は夫々現像ローラ20及び搬送ロ ーラ24の背側周面を摺落しながら、そのまま攪拌槽21に回収される。
【0021】
【効果】
以上記載した如く本考案によれば、現像ローラ側への円滑な現像剤供給を図り つつ搬送ローラと規制部材間の現像剤溜まりの発生を極力抑制し得、これにより 異音発生、現像ユニットの駆動トルクの増大、及び現像剤の疲労劣化等につなが ることなく、長期に亙って安定した現像が可能となる。 等の種々の著効を有す。 尚、本考案は非磁性トナーと磁性キャリアからなる二成分現像剤に有効である が、これのみに限定されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る電子写真装置の全体構成
を示す。
【図2】図1の要部拡大図を示す。
【図3】図1に使用する補助ブレードの平面図を示す。
【図4】従来技術にかかる現像ユニットの断面図
【符号の説明】
20 現像ローラ 24 搬送ローラ 21 攪拌槽 22 攪拌部材 27 補助ブレード(第2の層厚規制部材) 28 規制ブレード(第1の層厚規制部材)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像容器内下方空間に位置する現像剤槽
    より搬送ローラを介して、その上方位置に現像ローラを
    配置すると共に、前記現像ローラと対向させて第一の層
    厚規制部材を配設し、前記搬送ローラ側より供給された
    現像剤を層厚規制可能に構成された電子写真プロセス用
    現像ユニットにおいて、 前記搬送ローラの下方周面上に、第二の層厚規制部材を
    配設し、該第二の層厚規制部材の搬送ローラとの間のス
    リット空隙C2 を、第一の層厚規制部材と現像ローラ間
    のスリット空隙C1 より大に設定した事を特徴とする現
    像ユニット
  2. 【請求項2】 前記スリット空隙C2 とスリット空隙C
    1 を 1.5C1 ≦C2 ≦3C1 の関係に設定した事を特徴とする請求項1記載の現像ユ
    ニット
JP7399992U 1992-09-30 1992-09-30 電子写真プロセス用現像ユニット Pending JPH0633157U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014206767A (ja) * 2014-08-04 2014-10-30 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2017191217A (ja) * 2016-04-14 2017-10-19 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 現像装置、およびこれを備えた画像形成装置

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